誰のせいでもない

誰のせいでもない(2015)
EVERY THING WILL BE FINE
上映時間 118分
製作国 ドイツ/カナダ/フランス/スウェーデン/ノルウェー
監督: ヴィム・ヴェンダース
製作: ジャン=ピエロ・リンゲル
製作総指揮: ジェレミー・トーマス
フサイン・アルマシ
エアヴィン・M・シュミット
ヴィンス・ジョリヴェット
脚本: ビョルン・オラフ・ヨハンセン
撮影: ブノワ・デビエ
プロダクションデ
ザイン: エマニュエル・フレシェット
衣装デザイン: ソフィー・ルフェーヴル
編集: トニ・フロッシュハマー
音楽: アレクサンドル・デスプラ

出演: ジェームズ・フランコ トマス
シャルロット・ゲンズブール ケイト
マリ=ジョゼ・クローズ アン
ロバート・ネイラー
パトリック・ボーショー
ピーター・ストーメア
ジュリア・セーラ・ストーン
ジャック・フルトン
レイチェル・マクアダムス サラ

 「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」のヴィム・ヴェンダース監督が、一つの事故によって人生が変わってしまった主人公の心の軌跡を3Dで描き出した異色ドラマ。主演は「127時間」「オズ はじまりの戦い」のジェームズ・フランコ。共演にシャルロット・ゲンズブール、レイチェル・マクアダムス、マリ=ジョゼ・クローズ。
 カナダ、モントリオール郊外。作家のトマスが夕暮れの雪道を車で走っていると、突然、丘からソリが滑り降りてくる。慌ててブレーキをかけ、車から飛び出すと、幼い少年が呆然と座り込んでいた。幸いにもケガはしていないようで、車をその場に残し、彼を家まで送り届ける。すると出迎えた母親は、弟がいないことに気づき半狂乱となる。ほどなく弟は、車の下で亡くなっているのが発見される。罪悪感に苛まれたトマスは、恋人サラとの関係も壊れてしまう。心に大きな傷を抱えながらも、書き続けることで自らの責任と向き合おうとするトマス。やがて月日は流れ、作家として成功を収め、編集者のアンとその娘ミナと新たな生活を始めようとしていたトマスだったが…。

<allcinema より引用>

感想

地味映画として紹介された一本。いつもありがとうございます。

地味映画ということで当然淡々としたストーリー。

まず、フランコ。私の中では非常にお久しぶり感がありました。
あまりにも久々だったので、こんな雰囲気だったけ?と驚きさえ、感じました。

物語初めに事故が起きます。
映画の内容はざっと聞いてはいたのですけど、詳細はまったく知らず。
予告編もみていなかったので、いろいろショッキングな部分はありました。
事故に関してです。
主人公と同じような流れで受け止めてしまっていたのですよね。

つまりですね・・・。
フランコが
急ブレーキをかけ、車が止まったところに子供。
あ・・・生きていた、良かった・・
フランコとともに安堵。
子供ひきそうだったけれど、事故に合わずにすんだのね・・・
ここからドラマが始まるのね。でも大したことなかったから良かったじゃない。
フランコが事故にあった子供とともにお家に向かう。
母親
シャルロットにあって、
いや~~、危なかったですけれど、オタクのお子さん無事でした、

そのあとの

シャルロットの一言。

弟のニコラスはどこ
え~~~~
が~~~~ん。

ダメだ・・・・・。これは悲惨。
そこから私の気持ちはもうどんよりでした。
まるで自分が罪をおかしたような気分。


映画はその後
数年にわたっての主人公と彼にまつわる人々の生活が描かれます
それは実に淡々でして・・・・・。
弟君がなくなったのはわかるけれど、具体的な描写はなし。
泣きわめくような修羅場はとくになし。
劇的な展開はとくにないですが
やはり生活の変化はそれぞれにはありました。
当然ですよね。
これだけのことがあれば、人生観も変わってしまうはずですよね。
フランコが作家として大成していくのは
やはりこの事件がきかっけだと思いましたし
恋人と別れてしまったのも、この事件の影響あったのかもしれません。(前から微妙ではありましたが)
いや、恋人との関係は事件がなくても終わっていたのかもしれませんね~~

不可抗力の事故。
誰が悪いわけでもない・・・
そう物語では皆が言っていましたが
責任の所在がどこかわからないほど
その事故に関わった人間にとって
つらいことはないのではとも思いました。
しかし、世の中、意図しないで人を傷つけてしまう事例はどこでも転がっているし
傷つけられてしまう側にまわってしまうことだって
いつ何時あるかわかりません。

そしてその場合どうやって人は心の傷を癒していくのか。
難しいですよね

映画は想像力を働かす部分も多くて
わかりやすい映画にはなっていないように感じました。

フランコは
物を書くことで自分が経験した出来事を
乗り越えていこうとしたのかもしれません。
むしろ、それしか、自分が救われる道はないと考えたのかもしれませんね。

こういった事件がおきてからの人々の変化を描く作品は
よくありますけれど
いままではなかった感覚で描いた映画だったように感じて
理解難しいなと思う部分もありました。
観客の解釈に委ねる部分も多い作品でしたから。

具体的には
フランコ
とシャルロットの
心の揺れ動きには
寄り添うのが、難しいな・・・と思う部分が多々ありました。

とくに
シャルロットがフランコを夜に呼び出すシーン
う~~んと思いながら観ていました。
暖炉を囲んで語らい
膝枕で寝る・・・
できるのだろうか…数年たっての関係ではあるものの。
自分はちょっとできないな・・・と。
事故の当事者に対して。
人間としてなかなかハードルは高いことですよね、心を通わすのは。
同じ事件の被害者同士ならまだしも
お互い反対の立場の場合、複雑な心境は数年たとうが、拭えない気がします。

逆に
フランコにまつわる女性
後のパートナー、マリ=ジョゼ・クローズ扮する アンや
元彼女の レイチェル・マクアダムス扮するサラの
立ち位置については
充分共感はもてました。


数年後にあったレイチェルが
フランコにビンタを与えるシーンでは
ああ~~~そうだよな、それは当然だよな
ともっとも大きな頷きはありました。


シャルロットはとても信仰深い女性で
フランコは作家であるという設定だったゆえか
どこか、感情に控えめな部分が多かったように思います。

いろいろと
鑑賞しながら複雑な心境を覚えたのは
事実ですが
ラスト、
残されたシャルロットの息子が大きくなって会いに来た場面では
少し気持ちが楽になった気もしました。

シャルロットの息子にとっては
肩車の記憶、かなりの印象が強かったのでしょうね。


最初から最後まで
ず~~と静かな静かな映画でした。
心情を丁寧に追った作品であり
映像も音楽もとても上品で
素敵な小説を読んでいるような気分になりました。
ただ上記でも書いたように
理解できない感情もあったことは事実。
すべてにおいて共感できるとは言い難かったです。


でも
人ぞれぞれの感情だから
同じでないからといって
否定するべきではないのかもしれません。
不幸があって
それをどう感情整理をしていき、
前に進むのかは
人それぞれだもの。
言えることは、
日々迷い悩みながらも
みんな前を向いていきていかなければいけないってこと。
それが生きている人の義務だと思うしね。
映画はフランコの
アップで
終わるのですが
そのお顔を見ながら
まあ・・・上のようなことを
つらつらと思いました。

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ロスト・エモーション

ロスト・エモーション(2015)
EQUALS
上映時間 102分
製作国 アメリカ
監督: ドレイク・ドレマス
製作: マイケル・シェイファー
マイケル・プルス
アン・ロアク
ジェイ・スターン
チップ・ディギンス
製作総指揮: リドリー・スコット
ラッセル・レヴィン
イ・ジェウ
チェ・ピョンホ
原案: ドレイク・ドレマス
脚本: ネイサン・パーカー
撮影: ジョン・ガレセリアン
プロダクションデ
ザイン: ティノ・シェードラー
ケイティ・バイロン
衣装デザイン: アビー・オサリヴァン
アラーナ・モーシェッド
編集: ジョナサン・アルバーツ
音楽: サッシャ・リング
ダスティン・オハロラン
音楽監修: ティファニー・アンダーズ

出演: ニコラス・ホルト サイラス
クリステン・スチュワート ニア
ジャッキー・ウィーヴァー ベス
ガイ・ピアース ジョナス
トビー・ハス
デヴィッド・セルビー
ケイト・リン・シール
レベッカ・ヘイズルウッド
テオ・ヨー
オーロラ・ペリノー
スコット・ローレンス
ベル・パウリー

<allcinemaより  引用>

感想

巷の評価はイマイチみたいですけれど
私は好きな世界観でした。
SFといいながら
恋愛映画色が強かったのも、理由かも。

ニコラス・ホルト 君素敵だったもの。
今までは素顔がよくわからない作品ばかり
だったから(私がそういうのばかり見ていた)
今回素顔たっぷりみることができてちょっと満足
苦悩顔も良かった(笑)
純粋に
こういう映画見ると
感情豊かな生活ってやっぱり必要。
理性も閉じ込めすぎるとストレスにはなるかなって。
好きなら好きだものね。

またこうやって
人目を避けよう…的な恋愛は
もう
倍増しで熱くなるんだよね・・・・(笑)

ラストは
ロボトミー手術のようなものを選択しちゃったホルト君と
旅立つ彼女。

愛していたのは昨日までの自分であって
もう
君には感情がないって・・・
真顔で言われたら
泣いちゃうよね・・・


でも映画とはずれるけど
大好きな2人同士でも
相手の感情がなくなってすれ違いになっていくカップルって
よくありますよね~~
そういう事例は
こういう映画のような感じで
相手は
きっと変な手術されて
感情がうしなわれていったんだな・・・って考え
ることもできるな・・・
そうしないとやりきれないよね・・・なんて思ったりもしました。

映画ラストに向けては

薬で制御された恋愛感情は再び
よみがえることができるのか
愛は科学に勝つのか

そういうテーマも考えましたが
どうでしょうね~~

他の映画
ニコルソンの
カッコーを思い出したり(洗脳されちゃうところ)
ガタカや
アイランドなどの
他のSF作品も思い出したりと
既成感はありありだったけれど、
それも良しと。

真っ白な世界っていうのも
インパクトあって良かったです。

また
日本の建築物が使われてるってことでも
興味深かったです。

男女の恋愛感情がなくなっての
男、女って
夫婦間では
実際
いっぱいいるんだけどね・・・

rosotoemo-shonn 映画

ドント・ブリーズ

ドント・ブリーズ(2016)
DON'T BREATHE
上映時間 88分
製作国 アメリカ
監督: フェデ・アルバレス
製作: サム・ライミ
ロブ・タパート
フェデ・アルバレス
製作総指揮: ネイサン・カヘイン
ジョー・ドレイク
エリン・ウェスターマン
J・R・ヤング
マシュー・ハート
脚本: フェデ・アルバレス
ロド・サヤゲス
撮影: ペドロ・ルケ
プロダクションデ
ザイン: ネイマン・マーシャル
衣装デザイン: カルロス・ロサリオ
編集: エリック・L・ビーソン
ルイーズ・フォード
音楽: ロケ・バニョス

出演: ジェーン・レヴィ ロッキー
ディラン・ミネット アレックス
ダニエル・ゾヴァット マニー
スティーヴン・ラング 盲目の老人
 リメイク版「死霊のはらわた」のフェデ・アルバレス監督が再びサム・ライミ製作の下で撮り上げた戦慄のサスペンス・スリラー。盲目の老人の家に盗みに入った若者3人が、相手の思わぬ反撃に遭い、逃げ道を塞がれた真っ暗闇の家の中で想像を絶する恐怖に見舞われるさまを緊張感あふれる筆致で描き出す。出演は若者3人に「死霊のはらわた」のジェーン・レヴィ、「プリズナーズ」のディラン・ミネット、「イット・フォローズ」のダニエル・ゾヴァット。彼らを恐怖のどん底に突き落とす盲目の老人に「アバター」のスティーヴン・ラング。
 長引く不況ですっかり荒廃した街デトロイトで、少女ロッキーと恋人のマニー、友人のアレックスの3人は重罪にならない程度の空き巣を繰り返していた。自堕落な親を見限り、幼い妹を連れてここを出て行こうと考えていたロッキーにはまとまった金が必要だったが、そこへマニーがある強盗話を持ちかけてきた。ターゲットは孤独な盲目の老人で、娘を事故で失った彼は、賠償で得た大金を自宅の地下室に隠し持っているらしいというのだった。最初は嫌がっていたアレックスも加わり、真夜中の老人宅に侵入した3人だったが、すぐに彼らは自分たちが相手にしている男が、単なる目の見えない無力な老人ではないことを悟るのだった…。

<allcinema  より引用>

感想

レンタルしていたDVDに入っていた予告が面白そうだったので鑑賞。

老人宅に泥棒として忍び込む⇒老人、盲目⇒ラッキー、盗みは楽勝ね⇒おお~~目が見えないのに、めちゃめちゃ強い、

このギャップ。
この意外性が面白いのですよね。
アイディアの勝利かな。

お家のテレビでみたのですが
結構暗めのシーンが続くので、ちょっと見づらい部分はありました。

恐ろしい目に合うのは
この泥棒たちなんですけれど
私、この泥棒たちに、可哀想・・・って思う気持ちが全然わかなくって。
むしろ、老人のほうに味方したくなりました。
だって、悪いのはそもそも泥棒達じゃない?
彼らは
少女ロッキー
恋人のマニー
友人のアレックス

私ロッキー嫌だったな(笑)
恋人マニーは早々と殺されてしまい(老人にね)
後半まではアレックスとともにロッキーは行動。
アレックスはそもそも
銃をもってこの老人宅に忍び込むのは反対だったのよね。
でもロッキーに言われてしぶしぶ。
泥棒する目的も
なんだか自分勝手じゃない?
家を出たいからって
弱い状態の(実際は強かったが)
老人を狙うっていうのがいやらしいよ。
だから
彼らが老人に逆襲されるのは自業自得だと思っている部分はありました。

まあ、
老人も過激と言えば過激だけど。
娘を事故で失って
ちょっとねじ曲がってしまったのかなと考えれば
そんなに悪い人には思えなくってね。

ただ老人
途中から変態チックになるので((笑)

ロッキーを監禁。
娘を失った代わりに子供が欲しい
だから自分の子供を産んでほしい・・・
ええ~~~~。
お前に子供を産んでもらうと・・・
ええ~~~~。
凄い発想のじいさん。
でも
~~~レイプにならないところがやや安堵(笑)
別の方法があるんだけれど
ちょっと気持ちはわるいよね・・・あの行為(映画鑑賞でどうぞ・・・・)

後半は
アレックスもいなくなり
ロッキーと老人のバトル


逃げ出したかと思えば
引き戻されたり。

ちょっとしつこいけど(笑)

最後はなんとか無事に解決。
そしてちょっとしたオチあり。

もともと短い映画だから
突っ込みどころがあってもあまりきにならなかったかな。

アイディア勝負の作品って感じでした。

老人それにしても
強かったな~~
座頭市みたい

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キセキ -あの日のソビト

キセキ -あの日のソビト-(2017)
製作国 日本
監督: 兼重淳
製作: 松井智
村松秀信
木下直哉
木原康博
町田晋
市村友一
寺島ヨシキ
牧和男
プロデューサー: 小池賢太郎
アソシエイトプロ
デューサー: 飯田雅裕
千木良卓也
平石明弘
共同プロデューサ
ー: 丸山文成
柳迫成彦
協力プロデューサ
ー: 田口聖
脚本: 斉藤ひろし
撮影: 向後光徳
美術: 布部雅人
衣裳: 下田梨来
編集: 小原聡子
キャスティング: 田端利江
音楽: GReeeeN
音楽プロデューサ
ー: JIN
主題歌: GReeeeN
『ソビト』
スクリプター: 押田智子
ヘアメイク: 知野香那子
照明: 斉藤徹
装飾: 斉藤暁生
録音: 吉田憲義
助監督: 森本晶一
劇伴: 大野宏明

出演: 松坂桃李 ジン
菅田将暉 ヒデ
忽那汐里 理香
平祐奈 結衣
横浜流星 ナビ
成田凌 クニ
杉野遥亮 ソウ
早織 ふみ
奥野瑛太 トシオ
野間口徹 売野
麻生祐未 珠美
小林薫 誠一

 素顔を隠して活動を続ける人気4人組アーティスト、GReeeeNのデビュー秘話を松坂桃李と菅田将暉の主演で映画化した青春ストーリー。共演は忽那汐里、平祐奈、麻生祐未、小林薫。監督は「ちーちゃんは悠久の向こう」「腐女子彼女。」の兼重淳。
 厳格な医師を父に持つ兄弟、ジンとヒデ。兄ジンはメタルバンド“ハイスピード”のボーカルとして活動し、弟ヒデは医大を目指して受験勉強に励んでいた。その後ジンは父の反対を押し切り家を飛び出してバンド活動を続け、一浪したヒデは自らの学力に限界を感じて目標を歯科大に変えてみごと合格する。そんな中、ジンのバンドが解散状態となる一方、ヒデは仲間と共にバンド活動に目覚める。ある日、ヒデからアレンジを頼まれたジンはその才能を確信し、裏方として弟たちの音楽をサポートしていく。そして、いよいよヒデたちのデビューが現実味を帯びてくるのだったが…。

<allcinemaより引用>


感想

出演者に惹かれての鑑賞((´∀`))

桃李君のヘビメタ歌声も菅田君の素直な歌声も
ともに良かったです。
もっとききたかったな。

物語はGReeeeNのデビュー秘話ということで
大筋は想像通りでした。
映画は
いろいろ脚色しているんでしょうね。
彼女との出会いエピソードとか
病院の患者さんのエピソードとか・・・。


個人的には
医大生になってからのグループ結成の
部分や、メンバー一人一人のエピももう少しあってもとは思いましたが。
逆に彼女エピは別になくても・・・・とか(笑)。
ほとんど兄弟&父親の関係メインで構成されていましたね。
時間軸も順番通りなので
非常にわかりやすいというか
逆にいえば、ほとんど先が見えてしまうというか・・・。
ちょっとひねって回想型でもよいかも。


あと医学生時代の勉強と音楽とのバランス&葛藤。
これ
一回やめる
でもやっぱり活動するという
流れになっていましたが
扱いが軽くて。
そんな簡単でもなかったろうに・・・・
いやいや、実際、いろいろあったのではないのかな・・・などと
想像力が働きました。
医学生さんも忙しいですものね。


でも
若いエネルギーが感じられ
やっぱり音楽って良いなと感じさせる一本でした。

kiseki touri

ハングリー・ハーツ

ハングリー・ハーツ(2014)
HUNGRY HEARTS
上映時間 109分
製作国 イタリア
監督: サヴェリオ・コスタンツォ
製作: マリオ・ジャナーニ
ロレンツォ・ミエーリ
製作総指揮: リカルド・ネリ
ルイス・ティスネ
オリヴィア・スレイテル
クリストファー・マーシュ
原作: マルコ・フランツォーゾ
脚本: サヴェリオ・コスタンツォ
撮影: ファビオ・チャンケッティ
プロダクションデ
ザイン: エイミー・ウィリアムズ
衣装デザイン: アントネッラ・カナロッツィ
編集: フランチェスカ・カルヴェリ
音楽: ニコラ・ピオヴァーニ

出演: アダム・ドライヴァー
アルバ・ロルヴァケル
ロバータ・マクスウェル
アル・ローフェ
ジェイク・ウェバー
デヴィッド・アーロン・ベイカー
ナタリー・ゴールド
ヴィクター・ウィリアムズ


<allcinemaより引用>
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」でブレイクしたアダム・ドライヴァーが2014年に主演したイタリア映画で、相手役のアルバ・ロルヴァケルとともにヴェネチア国際映画祭の男優賞と女優賞をW受賞したサスペンス・ドラマ。監督はイタリアの俊英サヴェリオ・コスタンツォ。ニューヨークで運命的に出会ったジュードとミナは、熱烈な恋愛の末に結婚し、可愛い男の子を授かる。幸せを謳歌するはずが、ミナは息子を大切に育てようとするあまり度を超して神経質になっていき…。



感想

興味深い映画でした。
冒頭は2人の出会いから。

これが面白くてね~~(笑)
お店のトイレに閉じ込められてしまうのが出会い。
アダム・ドライヴァーが個室トイレからが出てきた人
アルバ・ロルヴァケル がトイレの外で待っていた人。
大元の部屋のトイレが開かなかったわけよね。
ア ダム・ドライヴァーがお腹壊してトイレ入っていたものだから
お部屋は臭いがきついの。
アダムはゴメンと謝るし、 アルバ・ロルヴァケル は、臭い臭いって、つぶやくし
なんだか恋愛物語としてはコメディタッチの出会い描写で、そういう意味では
非常に面白かったです。そして付き合うのか・・・・・笑
すべてというか、最悪の状態知っているから、付き合いやすいのかな。
私がトイレ住人だったら恥ずかしいな~~~そういうの、なんだか。

まあ、出会いはそんな感じ。
結婚まではトントン拍子。出来ちゃった結婚みたいな形は後先考えないで嫌だな・・・とは
思ったけれど、今時はそういう形もありかな。結婚式のBGMがフラッシュダンスのテーマ曲
懐かしかったです。

物語のメインはそのあと・・。

奥さんの アルバ・ロルヴァケル が、菜食主義で、医者を信じない方でね。
妊娠中もそうだけれど、子育てでもそう。
離乳食、肉類は子どもに食べさせていないわけ。
母乳も4カ月で終わってしまったというから子どもは栄養が行き届いていないわけね。

生まれてから外にも出さない。
外界の空気が悪いからという考え。
奥さん人一倍子供を可愛がっている。
旦那さんも好き。
でも子育てに対しては、ポリシーがあるから、旦那さんの助言は一切うけないで
自己流を通そうとしている・・・


これは困った問題だわと鑑賞しながら思いました。
虐待とはちょっと違うような・・・。
子どもにご飯を与えないというわけではない。
子どもに人一倍愛情そそいでいるゆえの、行為だから。
でも普通感覚でみれば、虐待に等しいわけですよ。
子どもは栄養失調なわけだからね。


いろいろ夫婦間で葛藤があった結果
夫の母親も巻き込んでの最悪の結果。

救いがあるとしたら
最後の最後の
数年たったあとの
シーンかな。

アダムには頑張ってほしいです。

結婚生活って
いろいろあるんだな・・・といまさらながら
しみじみと感じた映画です
好きだけではうまくいかないよね

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シークレット・オブ・モンスター

シークレット・オブ・モンスター(2015)
THE CHILDHOOD OF A LEADER
上映時間 116分
製作国 イギリス/ハンガリー/フランス

監督: ブラディ・コーベット
製作: クリス・コーエン
ロン・カーティス
アントワーヌ・ドゥ・クレルモン=トネ
ール
製作総指揮: マシュー・パーニシアロウ
マイケル・シャーマン
アーロン・L・ギルバート
クレイトン・スミス
パット・マーリー
リー・ストーン
ブライアン・ヤング
メーガン・ウィン
モナ・ファストヴォールド
脚本: ブラディ・コーベット
モナ・ファストヴォールド
撮影: ロル・クロウリー
プロダクションデ
ザイン: ジャン=ヴァンサン・ピュゾ
衣装デザイン: アンドレア・フレッシュ
編集: ダーヴィド・ヤンチョ
音楽: スコット・ウォーカー

出演: トム・スウィート
ベレニス・ベジョ
リーアム・カニンガム
ヨランド・モロー
ステイシー・マーティン
ジャック・ブーデ
ロバート・パティンソン

 後にヒトラーを彷彿とさせる独裁者へと成長していく男の少年時代に焦点を当て、癇癪持ちの少年と周囲の大人たちが織りなす狂気を孕んだ不条理な日常を描いたドラマ。少年役は本作が映画デビューとなるトム・スウィート。共演にベレニス・ベジョ、リーアム・カニンガム。監督は「ファニーゲーム U.S.A.」や「メランコリア」など俳優として活躍するブラディ・コーベット。これが記念すべき長編監督デビューとなる。
 第一次世界大戦末期の1918年。ヴェルサイユ条約締結を目的にフランスに送り込まれたアメリカ政府高官。同伴の家族は、信仰篤いドイツ人の妻と少女と見まがうほど美しい息子。父親は仕事に追われ、少年は母親と多くの時間を過ごしていた。しかし、少年はしばしば癇癪を起こして大人たちを当惑させる。やがてその無分別な行動は際限なくエスカレートしていくのだったが…。

<allcinemaより引用>


感想

予告編をみて非常に惹かれました。

が・・・期待したほどではなかったのがちょっと残念でした。

もっと独裁者になるべき要因のわかりやすさがあっても良かったと思いました。
淡々としている分、物足りなさが残ったのですよね。
後に独裁者・・・というからにはもっと
ガツンと言うエピソードが欲しかったのかも。
実際、
のちに独裁者になるからといって、そんなに強烈なエピソードなんて
持っていない人のほうが多いかもしれないけれど、
映画としてはこれ実話ではないみたいだし、
イメージしている人はいるけれど、ある意味完全に架空な人物ならば
もっと面白いエピソードを入れ込むことだって、全然OKだと思いましたね。

あと、↑のように期待してしまうのは
映画の雰囲気のせいでもあるのよね。
もうオーメンぽいんだもの・・・笑
人が歩いていたりする
何気ないシーンでも
もう神経ゆさぶるような不愉快な音楽が流れてくるんですよね。
胸騒ぎ感じるようなメロディー。
これはオーメンの時も感じた感覚だから
ちょっとそういうものを、意識してしまうのは無理ないと思います。

聞いてみてくださいな。
音楽と映像はとっても良いのです。
だからこそ
もったいない・・・

普通のご家庭でもこの程度の子供はいるんじゃないのという
感じ
そりゃあ・・反抗するわがまま息子はいっぱいいるでしょう・・

最後に実はこうなりました・・・・的な映像は
出てくるので、
そうか・・・・独裁者になったかということはわかります。
まあ、それは最初からわかっていたから
その部分での驚きはないけれど
強いて言えば、

あ・・・この子
私生児だったんだ(この映画、チャプターつきで、その都度、小見出しがついているのだけど
最終章に、私生児ブレスコット・・・ってあったものね~~)

という部分が驚きですかね。

ちなみに
冒頭で出てきた
おひげのおじさんと成長した時の顔が同じ
だったので
不倫相手はこのおじさんで決定ですね
でもブレスコット、幼少期はあんなに可愛かったのに
大人になったら髪もなくなって・・・
なんだか、悲しいです。

幼少期から
女の子に間違われることが多くて
そのたびにむっとしていて
かなりのナルシストだな・・・とは思っていたけれど
それがあんなに変わってしまうとは
それこそ
何があったか映画で描かれない
その後が知りたかったな~~


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マンチェスター・バイ・ザ・シー

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016)
MANCHESTER BY THE SEA
上映時間 137分
製作国 アメリカ
監督: ケネス・ロナーガン
製作: キンバリー・スチュワード
マット・デイモン
クリス・ムーア
ローレン・ベック
ケヴィン・J・ウォルシュ
製作総指揮: ジョシュ・ゴッドフリー
ジョン・クラシンスキー
デクラン・ボールドウィン
ビル・ミリオーレ
脚本: ケネス・ロナーガン
撮影: ジョディ・リー・ライプス
プロダクションデ
ザイン: ルース・デ・ヨンク
衣装デザイン: メリッサ・トス
編集: ジェニファー・レイム
音楽: レスリー・バーバー
音楽監修: リンダ・コーエン

出演: ケイシー・アフレック リー・チャンドラー
ミシェル・ウィリアムズ ランディ
カイル・チャンドラー ジョー・チャンドラー
グレッチェン・モル エリーズ・チャンドラー
ルーカス・ヘッジズ パトリック
ベン・オブライエン パトリック(幼少時代)
テイト・ドノヴァン
スティーヴン・マッキンリー・ヘンダー
ソン
C・J・ウィルソン ジョージ
カーラ・ヘイワード シルヴィー
ヘザー・バーンズ ジル
エリカ・マクダーモット
マシュー・ブロデリック ジェフリー
ジョシュ・ハミルトン
アンナ・バリシニコフ サンディ
クインシー・タイラー・バーンスタイン
ミッシー・ヤガー
スーザン・プルファー
ルイボ・チアン ベセニー
ジェイミー・テニール
リアム・マクニール
ケネス・ロナーガン


 「ジェシー・ジェームズの暗殺」「ゴーン・ベイビー・ゴーン」のケイシー・アフレックが心に深い傷を抱えた主人公を好演し、アカデミー主演男優賞をはじめ主要映画賞を総なめするなど各方面から絶賛された感動のヒューマン・ドラマ。ある悲劇をきっかけに故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに背を向けて生きてきた孤独な男が、兄の突然の死で帰郷を余儀なくされ、過去の悲劇と向き合わざるを得なくなる悲痛な姿を、ほのかなユーモアを織り交ぜつつ切なくも優しいタッチで綴る。共演はミシェル・ウィリアムズ、カイル・チャンドラー、ルーカス・ヘッジズ。監督は「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」「マーガレット」のケネス・ロナーガン。
 アメリカのボストン郊外でアパートの便利屋をして孤独に生きる男リー。兄ジョーの突然の死を受けてボストンのさらに北の港町マンチェスター・バイ・ザ・シーへと帰郷する。そしてジョーの遺言を預かった弁護士から、彼の遺児でリーにとっては甥にあたる16歳の少年パトリックの後見人に指名されていることを告げられる。戸惑いを隠せないリー。仕方なくパトリックにボストンで一緒に暮らそうと提案するが、友だちも恋人もいるからここを離れることはできないと激しく拒絶され途方に暮れてしまう。なぜならばリーには、この町で暮らすにはあまりにも辛すぎる過去があったのだが…。
<allcinemaより引用>


感想

リベンジで観に行きました。

終始、淡々とした流れではありましたが
語らずともみえてくるものが、映画の中にはたくさんあって
静かな感動をもたらしてくれた作品でした。
素晴らしかったです。
脚本・演出・俳優陣と、どれもクオリティーが髙かったですね。

失意のそこにある主人公が他者との交わりで
変わったもの、変わらなかったもの・・・
そんなことを描いたように思いましたが
よくある、結末でなかったことが
評価高くしているのかもしれません。
非常に現実的というか、実際はそうであろうなとしみじみ感じます。
感動させてやろうというあざとさがまったくなく、
きちんきちんと丁寧に心の機微を拾い上げて
描いている点が好印象です。
そんなに簡単にうまくまとまる人生になんてありえないでしょう。
痛みは痛みとして永遠に残るのだから。
でも変わったものがなにかあるのならば、それだけでも生きていくことに希望がもてそうな気がするのです。


映画は
ユーモアーもときおり、散りばめていたので(主に、甥のシーン)
長めの映画でしたが、間延びすることなくの鑑賞でした。

(それが息抜きにもなっていたのかな・・・)
もちろん、つらい描写もありますがそれがすべてではなかったのは、良かったです。

観終わったあとより、
思い返して、今この時、感想を書いているときのほうが、ジワジワ・・・ときてしまう
そんなタイプの作品でしたね。


主人公は
ボストンに住む便利屋のリー。言葉少なく、愛想もなく、ただ与えられた仕事をこなすだけ。
他人に対して興味なく、関わろうとしないそんな性質が見受けられる主人公。
そんな彼のもとに、故郷に住む兄が倒れたという知らせが舞い込みます。
やむなく、離れていた故郷、マンチャスターに戻ってくるリー。

冒頭から、過去のシーンと思われるものが、多々入り込んできます。
わかりやすい場面展開ではなく、ああ・・これは過去ねと気が付くと出てくる感じ。
今、現在のリーが、す~~と脳裏に浮かんだ過去が、そのまま、私たち観客に伝わってくるといった印象です。
病院にたどり着いて、兄の死の事実を聞かされると
思い出すのは、兄の病状告知の病院場面とか。

そうやって、小出しにされていく過去の映像を見ながら
主人公が抱えている心の傷がだんだんと明らかになっていくという構成でした。
なんだろう・・・どうなんだろうという・・・不安に満ちた要素が次第に増していくので
否応なしに、その淡々とした雰囲気の中でも、のめり込んでみていってしまうのですね。
早い段階で、3人の子供と幸せそうな生活が映し出されるので(リーも現在と違い、明るく屈託がない)
今と比較して、ああ・・・これは、かなり重い事実を背負っているんだな・・・という予感はちょっと感じてしまったのですが。


兄は遺言を残していました。
余命は知っていたので準備はしていたようですね。
それは、リーが16歳の甥パトリックの後見人になること。
その事実を聞かされた時
彼の過去が・・・・はっきりわかりました。
過去にフラッシュバック・・・


 正直つらかったです。これは。
ある程度の重さはあるとは思っていましたが
過失で子供三人っという、この衝撃的な・・・出来事は。

アルビノーニのアダージョが全編に流れる中の、事故前後のシーンでは
思わず、胸をふるわせてしまいました。
痛いくらいで・・・。
あ~~きついな・・・・・と。


16歳の甥と主人公の関係。男同士って、こういう言葉にしがたい関係って
出てくると思うんですよね。こういう状況下でなくとも。
女性と違って、感情表現がまた違った感じになるのでは。
うちは女系家族なのでわかりませんが
やっぱり男同士っておしゃべりではありえないと思っているので。
幼少期は無邪気に遊び合ったりしていた2人でしたけれど
思春期ともなるとなかなか難しい・・・
微妙な距離感。
わかるな~~と思いました。
そして、
甥は、若いな…とも思いました。若さゆえの奔放さというか世渡りと上手さというか。
親の死、友達との接し方、
こういうタイプの子はいるだろうな・・・と思わせました。
親の死に立ち会う時も、ああ~~そういう感じになるだろうなと感じましたし。

でもやっぱり、子供だな・・・と思う部分もいくつかあって。(冷蔵庫場面)
おじさんに対する思いや母親に対する思いも
心の中ではいろいろ感じていたと思います。
そこらへんが非常に上手に表現されていて
俳優さん、さすがだな~~と思いました。

元妻は、
すでに結婚して子供も出来ていました。
新しい人生を歩んでいるかに見えていましたね。
でも
抱えているものはいくつかあったように感じて
彼女も彼女なりに過ぎてきた年月苦しかったのかなと思いました。
彼女はこの町にとどまっていましたからね。


後半
ミシェル・ウィリアムズ扮する元妻 ランディと
リーが
偶然町で出会ってしまうシーンがありますが
圧巻でした。ミシェル・ウィリアムズ、この部分だけでも
ひきつけるものがありました。
若い頃に比べて(映画の中での若いころのシーンということ)
落ち着いた印象のたたずまいと髪形ではありましたが
堰を切って話し出す言葉には、やっぱり長年抱えてきた苦しみを感じました。
それを受け止めたいけど受け止めきれない
リーの心。この町はきついだろうな・・・・と思いました。やっぱり。
だからあの
甥に素直に気持ちをぶつけたところでは、そうだよな・・・とも素直に思いました。
それでよかったと。

故郷に帰って、得たものも確かにあったはず。
ラストの船でのリーの笑顔をみて
気持ちが少しでも楽になった部分はどこかにあったはずだと信じたいです。

これから甥とどういう関係を築いていくのか。
つかず離れずか。
でも甥を見ていると
どこかリーに似た部分を感じずにはいられません。
リーも昔はきっと調子よい10代を送っていたはずです。
お兄さんはなんか真面目そうだったし。
だから離れていてもきっと良い関係は築けそう。

部屋にはきっと
誰かを迎えるべく
今度は家具もそろえるのでは。


上手くつながらないキャッチボールシーンや
リーが部屋で大事に飾っている3つの写真たてを
パトリックがじ~~と見つめているシーンとか。
細かい部分の演出がすごかったです。
また、人口の少ない、港町、凍える風景が、主人公の心情を如実に表していて
効果的でした。


ケネス・ロナーガンの本作は長編3作目。
長編1作目の「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」はだいぶ前に観ているのですが
あれも良かったです。何気ない日常を上手にすくっていますね。
マシュー・ブロデリック 、今回も出演。お兄さんの元妻の婚約者でした。なつかしいお顔・・

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淵に立つ

淵に立つ(2016)
HARMONIUM
上映時間 119分
製作国 日本/フランス
監督: 深田晃司
エグゼクティブプ
ロデューサー: 福嶋更一郎
大山義人
プロデューサー: 新村裕
澤田正道
ラインプロデュー
サー: 南陽
制作プロデューサ
ー: 戸山剛
脚本: 深田晃司
撮影: 根岸憲一
美術: 鈴木健介
編集: 深田晃司
音楽: 小野川浩幸
主題歌: HARUHI
『Lullaby』
サウンドデザイナ
ー: オリヴィエ・ゴワナール
スタイリスト: 村島恵子
ヘアメイク: 菅原美和子
効果: 吉方淳二
照明: 高村智
録音: 吉方淳二
助監督: 山門朔
編集コンサルタン
ト: ジュリア・グレゴリー

出演: 浅野忠信 八坂草太郎
筒井真理子 鈴岡章江
太賀 山上孝司
三浦貴大 設楽篤
篠川桃音 鈴岡蛍
真広佳奈 鈴岡蛍(8年後)
古舘寛治 鈴岡利雄


<allcinemaより引用>
 「歓待」「ほとりの朔子」の深田晃司監督が、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞した衝撃の家族ドラマ。ごく平凡に見えた家族が、一人の謎めいた男の登場で徐々に秘められた心の闇をあぶり出され、崩壊へと向かっていく悲劇の顛末を、ミステリアスな筆致で不穏かつ緊張感いっぱいに描き出す。出演は家族を翻弄する謎の男に「私の男」「岸辺の旅」の浅野忠信、次第に日常を狂わされていく夫婦に「歓待」の古舘寛治と「リトル・マエストラ」の筒井真理子。
 郊外で小さな金属加工工場を営む鈴岡利雄と妻で敬虔なクリスチャンの章江は、10歳になる娘の蛍と家族3人で平穏な毎日を送っていた。ところがある日、利雄の古い友人の八坂草太郎が現われると、利雄は章江に断りもなく、最近出所したばかりだという彼を雇い入れ、自宅の空き部屋に住まわせてしまう。最初は当惑していた章江も、礼儀正しく、蛍のオルガン練習も手伝ってくれる八坂に次第に好感を抱くようになっていくが…。


感想

どんより~~~。

まったくもって内容知らなかったので余計、こたえました。
サスペンスだったのですね。
それも知らなくもっと柔らかい感じの映画だと思っていました。
そりゃあ、あの浅野さんに
胡散臭さ(非常に礼儀正しく、見た目も優しそう・・・)
は薄々感じていましたけれど。

八坂(浅野さんね)が
河原で一瞬
あん?お前・・・みたいな
暴言を利雄にかけた瞬間、こわ~~~と身震いしました。
やっぱり仮面かぶっていたのか。
あの規則だたしいさまは、刑務所帰りだとは気付くけれど、あんな一瞬で裏の顔がでるなんて。
人間怖い。
そしてもっと怖いのが
利雄が八坂の共犯者だったなんて。
え~~~この寡黙で、なんだかすべてにおいて無頓着な男が
罪を犯していたなんて、それこそ、怖いな・・・・と思いました。

長い間
隠していて、結婚もしたってことでしょう。

苦しくなかったのかな。
でも奥さんが事実を知った時
利雄は、俺は足をもっただけで
殺してはいない・・・なんてしら~~~と話しているから
犯した過去の罪の重さに耐えられないという思いはなかったのかもね。
そうだったら余計怖い人じゃん。
ただ奥さんに真実知られることだけがいやだったってことなんでしょ・・
夫、いやだよ

結婚したとしても
夫のすべてまでは理解できていないし
当然過去まではすべては知らなくて当然だけれど
家族になってから
いろんなことが浮き出てきたら
そりゃあ…怖くて生活できなくなるよね。
前に観たギフトの夫と同じだね


八坂と奥さんの章江さんが
近づいていく過程はものすごいドキドキ。
そうなるな~~~的な雰囲気がぷんぷんしていました。
浅野さんがもう、うまいんだな~~~、奥さん役の筒井さんの色気も。

河原での皆と離れての、2人のラブシーン?は
昼顔もびっくりな展開になるのかもと思わせました。


が・・・そんな簡単な映画ではなかったのですね。

後半の展開には衝撃です。
蛍~~~
8年たってからの
この家族の変化には、なんて言葉をかけてよいやらで。

後半、八坂の息子の太賀、演じる 山上孝司登場してきますが、
大賀さんから漂うあのマイペース感は
真相を知った夫婦にとってはイラっとすること間違いないですよね。
孝司、には罪はないけれど、やっぱり、一緒にはいたくないですよね。
八坂の息子だって知った利雄が
孝司を突然、ビンタしましたけれど、まあ、口より先に手が出る気持ちは
わからなくはないです。
孝司にとっては、理由わからず、とまどうばかりですけれどね。

そういえば、
この映画
ほおをたたくシーンがいくつかでてきましたね。
言い表せないような感情をもつと、自分で自分をたたきたくもなってしまうのかも。

ラスト

実は嫌いなんですよ。

あれじゃあ、救いがないから。
救いってじゃあ、前向きに生きろ…的に描けば納得かっていうわけでもないのですけどね。
あそこまで追い込まなくてもと感じたのですよ。
蛍にとっては、振り回されただけの人生になってしまうではと思えてきちゃって。

章江 はキリスト教徒でしたけれど、
そうならなおさら、短絡的な行動はしてほしくなかったと思います。

殺人とまではいかなくても
人生送るうえで
何らかの罪って、誰しも
もってしまっているかも。
それらを
受け入れて生きるのは簡単ではないけれど、
それでも
あのラストはどうしてもねえ・・。

欲もあり罪もあり
とっても深くて理解しがたい人間が
やっぱり一番怖いです。
神を信じていても
迷わされてしまうんですよ、
その弱さも人間だからなのかな・・・・と。
まあ、突き詰めると自分も生きにくくなってしまいそうでやめます・・・(笑)


浅野さんの白の服からの赤のシャツ・・・・
インパクトありました。
よく分からない人はやっぱり怖いですよ

fuchinitatu gazou

胸騒ぎのシチリア

胸騒ぎのシチリア(2015)
A BIGGER SPLASH
上映時間 125分
製作国 イタリア/フランス
監督: ルカ・グァダニーノ
製作: マイケル・コスティガン
ルカ・グァダニーノ
製作総指揮: マルコ・モラビート
デヴィッド・カイガニック
オリヴィエ・クールソン
ロン・ハルパーン
原作: アラン・パジェ
原案: アラン・パジェ
脚本: デヴィッド・カイガニック
オリジナル脚本: ジャック・ドレー
ジャン=クロード・カリエール
撮影: ヨリック・ル・ソー
プロダクションデ
ザイン: マリア・ジャーコヴィク
衣装デザイン: ジュリア・ピエルサンティ
編集: ヴァルテル・ファサーノ

出演: レイフ・ファインズ ハリー
ダコタ・ジョンソン ペン
マティアス・スーナールツ ポール
ティルダ・スウィントン マリアン
オーロール・クレマン


 1968年のフランス映画「太陽が知っている」をティルダ・スウィントン、レイフ・ファインズ、ダコタ・ジョンソン、マティアス・スーナールツの共演でリメイクしたミステリー。恋人とシチリアの孤島にバカンスやってきた人気歌手の前にかつての恋人が娘を連れて現われ、やがて愛憎渦巻く人間模様が思いも寄らぬ事件を引き起こすさま描く。監督は「ミラノ、愛に生きる」のルカ・グァダニーノ。
 声帯の手術を受けた世界的なロックスターのマリアンは、静養のため年下の恋人ポールを連れてシチリアのパンテッレリーア島へバカンスにやって来る。2人で静かに過ごそうとしていたマリアンだったが、元彼でカリスマ音楽プロデューサーのハリーがセクシーな娘ペンを伴い、強引に押しかけてくる。エネルギッシュに歌い踊り、ひたすら騒々しいハリーにすっかりペースを乱されるマリアン。そんなハリーの狙いはマリアンとの復縁だった。一方、どこか掴み所のないペンも、好奇心の赴くままにポールへと接近していくが…。

<allccinemaより引用>

感想

↑の配役ゆえ
絶対みようと思っていました・・・笑

レイフファンならみましょう~~⇒期待以上の新タイプレイフが・・・笑
マティアス・スーナールファンならみましょう~~⇒期待通りの素敵さ
ダコタ・ジョンソンファンなら、みましょう~~⇒期待通りの裸体
ティルダ・スウィントン好きならならみましょう~~⇒女性でも惚れるカッコよさ


そんな感じですね・・・笑

前半は昔の恋人出現で
揺れ動く現在の恋人たち・・・といういう大人の恋愛劇。

後半はなぜかサスペンス?殺人事件が起こります。


う~~ん、ファンだから最後まで観ることができるという感じでした。
前半の内容、そこまで惹かれるものではなかったです。
後半に関しては、なぜそんなこと描いたのかも疑問だし。
そもそも必要だったの?後始末もうやむやだしね。
後半の事件が、あの程度の扱いなら
あれじゃあ、レイフが
浮かばれないよと個人的に思いました(レイフが死んじゃうんだけどね)
一層、三角関係、四角関係オンリーで、描いてもらえても良かったかも。
ああいう事件が起こらなくてね。

でも
配役がとにかく、自分好みだったので
内容はともかく満足です☆

やたら裸になるレイフ・・(まあ、わりと脱ぎは過去も多いんだけど、今回はやたら多め・・笑)
上半身はよく脱いでいたけど
<バカンスだから・・ハメはずしていたり
プールで泳ぐシーンが多いのよね。>
全裸もあったり・・・・して
無駄に脱ぎ過ぎではと心配も・・・笑


歌のシーンあり。
ダンスもあり。

なにせ
音楽プロデューサーだしね。

一方の
マティアス・スーナールツは寡黙。
男は、こういう系統の方が、個人的には好みなんだけれど、
今回ははっちゃけているのがレイフだから
無視できないのです。
それに
あんなに適当な感じな男でも
なんていうか…憎めないというか
たぶん、彼が元恋人で(自分のね)
迫って来たらやっぱり拒めないと思うし。

それに、無理に気持ちを推しつけようとしないところも
ちょっと
いや、
やっぱり好き。

今回
レイフ饒舌
それもありよね。
いろんなキャラ演じられるのも
また俳優さんの魅力のひつとではありますよね。


ああ~~~
年下男と
レイフと
2人に言い寄られる
ティルダ・スウィントンが羨ましいです。

shiriria munasawagiyo

ドクター・ストレンジ

ドクター・ストレンジ(2016)
DOCTOR STRANGE
115分
アメリカ
監督:
スコット・デリクソン
製作:
ケヴィン・ファイギ
製作総指揮:
ルイス・デスポジート
チャールズ・ニューワース
スタン・リー
ヴィクトリア・アロンソ
スティーヴン・ブルサード
原案:
ジョン・スペイツ
スコット・デリクソン
C・ロバート・カーギル
脚本:
スコット・デリクソン
C・ロバート・カーギル
撮影:
ベン・デイヴィス
視覚効果監修:
ステファン・セレッティ
プロダクションデ
ザイン:
チャールズ・ウッド
衣装デザイン:
アレックス・バーン
編集:
ワイアット・スミス
サブリナ・プリスコ
音楽:
マイケル・ジアッキノ
音楽監修:
デイヴ・ジョーダン
出演:
ベネディクト・カンバーバッチ
ドクター・ストレンジ
キウェテル・イジョフォー
モルド
レイチェル・マクアダムス
クリスティーン・パーマー
ベネディクト・ウォン
ウォン
マイケル・スタールバーグ
ニコデマス・ウエスト
ベンジャミン・ブラット
ジョナサン・パングボーン
スコット・アドキンス
ルシアン/ストロング・ゼロッツ
マッツ・ミケルセン
カエシリウス
ティルダ・スウィントン
エンシェント・ワン
リンダ・ルイーズ・デュアン
マーク・アンソニー・ブライトン
パット・キアナン
ザラ・フィシアン
アラー・サフィ
カトリーナ・ダーデン
スタン・リー
(クレジットなし)
クリス・ヘムズワース


 事故ですべてを失った天才外科医が、魔術師のもとで修行を積み、スーパーヒーロー“ドクター・ストレンジ”として活躍するマーベルの異色ヒーローを、「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」「SHERLOCK/シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチ主演で映画化したアクション・アドベンチャー大作。共演はティルダ・スウィントン、レイチェル・マクアダムス、キウェテル・イジョフォー、マッツ・ミケルセン。監督は「フッテージ」「NY心霊捜査官」のスコット・デリクソン。
 ニューヨークの病院で働く天才外科医、スティーヴン・ストレンジ。ある日交通事故に遭い、両手に外科医としては致命的な負傷をしてしまう。一瞬にしてその輝かしいキャリアを失った彼は、あらゆる治療法を試し、最後にカトマンズの修行場カマー・タージに辿り着く。そこで神秘の力を操る指導者エンシェント・ワンと巡り会った彼は、未知なる世界を目の当たりにして衝撃を受け、ワンに弟子入りする。そして過酷な修行の末に魔術師として生まれ変わったストレンジ。そんな彼の前に魔術の力で世界を破滅に導こうとする闇の魔術師カエシリウスが現われ、人類の存亡をかけた戦いの渦に巻き込まれていくストレンジだったが…。

<allcinemaより引用>
    
感想

マーベルの作品ってあんまり劇場でもレンタルでもみていなくて・・・・。
たまにTVで鑑賞する程度なので、今作にもそんなに強い思いはなかったのですが
出演者が面白そうだったのでレンタルしてみました。


この世界観が正直、よくわからなかった(笑)けれど、
映像のすごさと役者の魅力で最後まで鑑賞できました。
でも、ラストの、大ボス?との決着は拍子抜けだったかな。
もっと爽快な結末にしてほしかったです。

この映画を観終わったら、主人公のまねがしたくなって(笑)
あの、
手をこう~~やって
ぐるっとやるやつ(笑)?私だけ?(笑)
あの動作、面白かったな。

事故で手が負傷し、輝かしい医者人生に戻れなくなった
主人公・・という導入部分は興味深かったです。
傲慢で自信家の役がベネディクト・カンバーバッチお似合い。
そんな方でも、嫌な印象はなかったです。
手の障害を克服すべく、西洋の医学でなく、東洋の魔術に頼ろうと
カトマンズへ。これ、ベストキッドみたいな修行の世界になるのね…(笑)
その修行上の師がティルダ・スウィントン扮する、エンシェント・ワン。
三蔵法師みたいな容貌。驚きでした。この前に「胸騒ぎのシチリア」見たばかりだったので。
なんでもやるのね、ティルダ・スウィントン。
そして、しっかり、似合ってしまうところがすごい。神秘的なところありますものね~~

そして修行していく中で闇の魔術師カエシリウスの存在をしり、戦いの道へ。
カエシリウスは、悪に目覚めたということで
これまた「スターウォーズ」的な流れなのですね。
この適役が
マッツ・ミケルセン。
これは知っていたのでぜひ観たかったの・・・・。
そしてパンダみたいなその容貌に、ほえ~~~と思いながら(笑)
立ち振る舞いの素敵さを堪能。悪役だけど、こちらも良いです。
走ってばかりだけど、姿が素敵でした。

↑の2人の戦いが主で
あとは映像がとにかく凄いという印象かな。

これ
劇場だと、わ~~~という遊園地的な気分になるのでは。

なにせ
建物、上下、逆さまになったり
➡インセプションが派手になった感じ

突然
宇宙いったり
光が炸裂したり。

もうどこ走っているのか
どこで戦っているのか
ぐじゃぐじゃで、すごかったもの(疲れた・・・)

それで
あのよくわからない大ボス・・・・(笑)

でも、息抜きにはよい映画でした。

元恋人のレイチェルが可哀想だったわ
突然現れてすぐさま手術して・・・って唐突すぎるでしょ。
そして
幽体離脱もあって、もう、本当、よくわからなかったです。

ところどころ
コメディ的な部分も感じられ、戦いに余裕ありなのか~~と突っ込みたくなりました。
幽体離脱した時の恋人のリアクションとか
動き出すマントの存在とか
悪役を動かないようにしちゃうシーンとか
なにかと
笑いを意識したようで・・
でも遊び心だと解釈して
一人でへへっへ~~~と言っていましたけど(一人だとこういう映画は淋しいね、騒いでみたいわ


続編あるような終わり方で
次回の悪役が気になったりしますね。

dokuta-sitorennji 640
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  • Author:みみこ
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