怪物
怪物 (2023 125分、日本)
監督
是枝裕和
脚本
坂元裕二
製作
市川南 依田巽 大多亮 潮田一 是枝裕和
エグゼクティブプロデューサー
臼井央
企画
川村元気 山田兼司
プロデュース
川村元気 山田兼司
プロデューサー
伴瀬萌 伊藤太一 田口聖
ラインプロデューサー
渡辺栄二
撮影
近藤龍人
音楽
坂本龍一
安藤サクラ (早織)安藤サクラ
永山瑛太 (保利)永山瑛太
黒川想矢 (湊)黒川想矢
柊木陽太 (依里)
高畑充希 (広奈)
角田晃広 (正田)
中村獅童 (清高)
田中裕子 (伏見)
受賞歴
第76回 カンヌ国際映画祭(2023年)
感想
台風の中、公開初日、観てきました。大嵐の日の映画館が多いです・・・・(笑)
カンヌで公開された作品ということは知っていたけれど
その後の、賞の受賞とか(何の賞か、把握していなかった)
最近の予告とか・・・・まったく、ふれることなくての、鑑賞突入。それゆえ、まっさらな状態で受け入れたので
どっぷりつかることが出来ました。
この作品、
予備知識なく見たほうが絶対いいと思います。あの賞の意味合いも、知らない方が絶対いいです。
春先の「怪物誰だ~~~」の声がかぶる短い予告だけは、みていたのですが
あの予告から、おお~~~こういう展開のお話に行くのかと感心しました。想像できなかったな~~
物語は、
シングルマザーの安藤サクラ扮する、早織
子どもの担任の瑛太扮する、保利、
子どもたち、湊(早織の息子)&星川君
この3つの視点から、構成されます。
このような視点が違うことによって、真実が違って見えてくるっていうのは(羅生門よね~~)
映画の世界でも本の世界でも、何度かみたことがあるのですが、こういう手法
そもそも、、自分的には好みなわけでして、ストーリー的にとても面白かったです。
当然同じシーンが3回ぐらい映し出されますが、気になりません。混乱もしないと思われます。
ビル火事を注意してみていると、時系列が
分かりやすいでしょう。
見た光景が視点によって、それぞれ違ってくれば、真実って何?っていう思いが、鑑賞者としては、気になって
気になって仕方なくなってくるわけで、惹きつけられて来ますよね。
言葉にしても、目の前の出来事にしても、受け取る側がどう理解するかによって全然違ってくるのはよくあること。
悪意を持ってみればその人は悪人だし、好意的にとらえて相手を見ればその人は、善意の人となるかもしれない。
みたいものをみたいように、みてしまう・・・・それが人間だし。
そして世の中はそういう、ことであふれているわけですよね。
それにくわえて、この物語は、もう一つ重要な要素をもっていて
そこがやはり、言いようのない感情の揺れを引き起こす作品となっていたのかな~~~と思います。
私もちょっと
感想としてああだこうだ・・・・と書きづらく、(言葉にできないというかねえ~~)
ネタバレのことは何一つ今回は書かないけれど。
とっても感情を揺さぶられる作品だったということです。
子どもたちがとても愛おしくて、
観ていて胸が苦しくなることが多かったです。最後の方ね。
男の子の子育てって難しいよね~~
是非多くの人に見てもらいたい今年を代表する作品になるんじゃあないのかな・・・・って思いました。
とっても良かったです。
この作品、脚本は坂元さん。
最近の、「花束みたいな~~」は未見ですが
ドラマでの、「最高の離婚」や「カルテット」での、言葉のチョイスや、ストーリー展開がとても好きでした。
映画でも、
校長室での、教師と保護者との会話など、非常にたくみといいますか・・・。
あるあるだな~~っと思わせる空気感が、凄かったです。
出演者も素晴らしかったですねえ~~。
まず、子どもたち。メインの2人の男の子もそうですが
すべての子供たちがみ~~んな自然の演技で。演技って感じがしないほどの自然さです。
監督の作品はいつも子供たちが、自然体なんですよね。
安藤サクラは完全に母親だったし・・・。
つい最近、彼女主演のドラマをみていたので、生まれ変わりとかそういう言葉を聞くたびに
ドラマのイメージがでてきて困りました(笑)、野呂佳代さんも同じく出演しているんだもの(笑)
安藤サクラが、クリーニング店勤務というのも、坂元さん脚本の作品で、多くないですか?
「最高の離婚」でも、尾野真千子さんはクリーニング店勤務だったし。
そして坂元さんの作品でよく見かける、瑛太
瑛太も最近「あなたがしてくれなくても」のドラマで毎回見ているのですが
こういう、ふわ~~と何考えているかわからない人間の役はぴか一ですね。
瑛太上手い・・・(笑)
そして田中裕子・・・存在感ありましたね。
怖かったです。こちらも、心の内がわかりにくいのですが。
スーパーでの行動とか、怖かったな~~~
坂本龍一さんの音楽を聴きながら
子どもたちの生き生きとした姿をみながら
泣きたくなるようなそんな映画でした。
今の時代だからこそ、作られる作品なのかなって思いました。
監督
是枝裕和
脚本
坂元裕二
製作
市川南 依田巽 大多亮 潮田一 是枝裕和
エグゼクティブプロデューサー
臼井央
企画
川村元気 山田兼司
プロデュース
川村元気 山田兼司
プロデューサー
伴瀬萌 伊藤太一 田口聖
ラインプロデューサー
渡辺栄二
撮影
近藤龍人
音楽
坂本龍一
安藤サクラ (早織)安藤サクラ
永山瑛太 (保利)永山瑛太
黒川想矢 (湊)黒川想矢
柊木陽太 (依里)
高畑充希 (広奈)
角田晃広 (正田)
中村獅童 (清高)
田中裕子 (伏見)
受賞歴
第76回 カンヌ国際映画祭(2023年)
感想
台風の中、公開初日、観てきました。大嵐の日の映画館が多いです・・・・(笑)
カンヌで公開された作品ということは知っていたけれど
その後の、賞の受賞とか(何の賞か、把握していなかった)
最近の予告とか・・・・まったく、ふれることなくての、鑑賞突入。それゆえ、まっさらな状態で受け入れたので
どっぷりつかることが出来ました。
この作品、
予備知識なく見たほうが絶対いいと思います。あの賞の意味合いも、知らない方が絶対いいです。
春先の「怪物誰だ~~~」の声がかぶる短い予告だけは、みていたのですが
あの予告から、おお~~~こういう展開のお話に行くのかと感心しました。想像できなかったな~~
物語は、
シングルマザーの安藤サクラ扮する、早織
子どもの担任の瑛太扮する、保利、
子どもたち、湊(早織の息子)&星川君
この3つの視点から、構成されます。
このような視点が違うことによって、真実が違って見えてくるっていうのは(羅生門よね~~)
映画の世界でも本の世界でも、何度かみたことがあるのですが、こういう手法
そもそも、、自分的には好みなわけでして、ストーリー的にとても面白かったです。
当然同じシーンが3回ぐらい映し出されますが、気になりません。混乱もしないと思われます。
ビル火事を注意してみていると、時系列が
分かりやすいでしょう。
見た光景が視点によって、それぞれ違ってくれば、真実って何?っていう思いが、鑑賞者としては、気になって
気になって仕方なくなってくるわけで、惹きつけられて来ますよね。
言葉にしても、目の前の出来事にしても、受け取る側がどう理解するかによって全然違ってくるのはよくあること。
悪意を持ってみればその人は悪人だし、好意的にとらえて相手を見ればその人は、善意の人となるかもしれない。
みたいものをみたいように、みてしまう・・・・それが人間だし。
そして世の中はそういう、ことであふれているわけですよね。
それにくわえて、この物語は、もう一つ重要な要素をもっていて
そこがやはり、言いようのない感情の揺れを引き起こす作品となっていたのかな~~~と思います。
私もちょっと
感想としてああだこうだ・・・・と書きづらく、(言葉にできないというかねえ~~)
ネタバレのことは何一つ今回は書かないけれど。
とっても感情を揺さぶられる作品だったということです。
子どもたちがとても愛おしくて、
観ていて胸が苦しくなることが多かったです。最後の方ね。
男の子の子育てって難しいよね~~
是非多くの人に見てもらいたい今年を代表する作品になるんじゃあないのかな・・・・って思いました。
とっても良かったです。
この作品、脚本は坂元さん。
最近の、「花束みたいな~~」は未見ですが
ドラマでの、「最高の離婚」や「カルテット」での、言葉のチョイスや、ストーリー展開がとても好きでした。
映画でも、
校長室での、教師と保護者との会話など、非常にたくみといいますか・・・。
あるあるだな~~っと思わせる空気感が、凄かったです。
出演者も素晴らしかったですねえ~~。
まず、子どもたち。メインの2人の男の子もそうですが
すべての子供たちがみ~~んな自然の演技で。演技って感じがしないほどの自然さです。
監督の作品はいつも子供たちが、自然体なんですよね。
安藤サクラは完全に母親だったし・・・。
つい最近、彼女主演のドラマをみていたので、生まれ変わりとかそういう言葉を聞くたびに
ドラマのイメージがでてきて困りました(笑)、野呂佳代さんも同じく出演しているんだもの(笑)
安藤サクラが、クリーニング店勤務というのも、坂元さん脚本の作品で、多くないですか?
「最高の離婚」でも、尾野真千子さんはクリーニング店勤務だったし。
そして坂元さんの作品でよく見かける、瑛太
瑛太も最近「あなたがしてくれなくても」のドラマで毎回見ているのですが
こういう、ふわ~~と何考えているかわからない人間の役はぴか一ですね。
瑛太上手い・・・(笑)
そして田中裕子・・・存在感ありましたね。
怖かったです。こちらも、心の内がわかりにくいのですが。
スーパーでの行動とか、怖かったな~~~
坂本龍一さんの音楽を聴きながら
子どもたちの生き生きとした姿をみながら
泣きたくなるようなそんな映画でした。
今の時代だからこそ、作られる作品なのかなって思いました。
スポンサーサイト