いつも、ありがとうございます。
コメントもありがとうございます。
瞳さん、真紅さんlatifaさん、本当にありがとうございます。温かい言葉かけていただいて
感謝してます。
親が急遽入院になりまして、しばらく、こちら
お休みします。入院の親プラス、もう一人の親も
つきっきりでないと、という状態で、どうにもこうにも、です。
心に余裕できたら、戻ってきたいとおもいます。
個別返信できなくて、ごめんなさいねー
東京暮らししてますので、余裕なくって。
寒くなりますので皆様、体調、気を付けて過ごしてください。
また、近いうちに、またねー、
本の感想だけ昔のやつだけ、アップしておきます。
余裕あるときにかいた分。
みみこ
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最後の祈り 著 薬丸 岳
あらすじ
東京に住む保阪宗佑は、娘を暴漢に殺された。妊娠中だった娘を含む四人を惨殺し、死刑判決に「サンキュー」と高笑いした犯人。牧師である宗佑は、受刑者の精神的救済をする教誨師として犯人と対面できないかと模索する。今までは人を救うために祈ってきたのに、犯人を地獄へ突き落としたい。煩悶する宗佑と、罪の意識のかけらもない犯人。死刑執行の日が迫るなか、二人の対話が始まる。
(アマゾンよりあらすじ引用)
感想
重い~~重い~~~。
ちなみにこの感想を「死刑に至る病」の冒頭をみながら、書いているという自分。もはや、熱でおかしくなっているね~~
病んでいるときにこの本だし。
まず、この本で起こる事件
ものすごく残酷。これが事件関係者肉親だったら、自分は無理。
犯人を許すとか、そう言う感情には至らないね・・・
お話は、殺された娘の父親が教誨師として犯人と対面できないかと考えて、接触を試みるということ。
きっとそれが最高の復讐となると考えたから。犯人は生きる希望もなく、死んでもいいと思い、罪の意識もない。
そういう人間にあ~~~もっと生きていたかった、死にたくない・・・と言わせるというのが
ある意味、復讐と考えたってことよね。あとは、最後の最後決定的な言葉を、突きつけるとか
そういう発想が、すごい、
着眼点が、物語としての。実際にはそんなこと、無理かなって思うけどね。
いつ死刑が執行されるか、わからないのに、何年もそんな仕事やるなんて。まして、犯行の状況も
本人からリアルにきかされるなんて。耐えられないよね、精神的に。
物語は、この死刑囚の石原以外にも、保阪宗佑が教誨師として携わる人がいるのでその人たちとの関わり。
あと同僚の苦悩とか(死刑執行する仕事なので)あり
まあ~~読ませます~~~
前作同様、犯人には、恵まれない生活環境があるわけだけど、それが殺人していいとは理由づけには
絶体ならないと思います。
死刑という制度
命を奪うということ
宗教的な意味
と、いろいろ考えさせられる物語でした。
2回ほどでてくる、死刑執行場面の描写ですが
ダンサー・イン・ザ・ダーク
例の場面(ラストの、ね)
が、頭に浮かんで浮かんで・・・いや~~~結構しんどかったですね
あっという間に10月です。
月一blogになりそうです。
前期ドラマはすべて面白かったな~~
もう感想を書くエネルギーは残ってないので書かないけど、結構みてました。
途中でやめたのもあったけど・・・。
心残りは、野島伸司さんの新作ドラマ、見なかったことかな・・・曜日的に、手が出なかったです。いつか見れたらいいな
今期は、
「時をかけるな、恋人たち」 →ヨーロッパ企画・上田誠のオリジナル脚本で
吉岡里帆と、永山瑛太
これ、おもしろいよ~~瑛太最高だよ(笑)、上田さんの脚本映画、「リバー流れないでよ」も話題だったから
見たかったんだよね
とにかく
さくっとみれるので、楽
あとは
多部ちゃんを含め4人の主演の
「いちばんすきな花]
これも、会話を楽しみながらみることができるので、すき
藤井さんの主題歌も良いよね
今期は時間もないのでこの程度。あ・・・きのう何食べた?は、見始めてないけどこれも見るつもり。
ちょっと時間もなくてね。
8月に続いて数日前から発熱中、咳も喉痛みもあるけど、コロナ&インフルでなし
それはそれで良かったけど、咳が残ってね・・・風邪なのに。
免疫力がきっと落ちていると推測。わかっているけど、しかたないのよね・・・
いかないとやらないといけないことが多くって。ちょっとハードにしているので。
愚痴blogにならないように、心がけ。いつか元の映画を楽しめるブログに戻れるのか、そのままリタイアで
消えちゃうのかな・・・・・(笑)と、日々迷いどころで
踏ん張っているところです・・・(笑)往生際わるいよね・・・・(笑)
ではでは
まだまだ暑い日が続きますが、あっという間に9月になってしまいましたね。と、もうすぐ終わりになりそうですが。
相変わらず映画は、みれてない状態。たま~~に地上波での作品をみたりしていますが、サブスク加入していないので
面白い作品はなかなか出会えません(笑)、加入すれば?なんだけど、まだしっかり見れる余裕(時間)なしなので、やめています。
夏の思い出を・・・。
<河口湖 音楽と森の美術館>に行きました 8月末。

→オルガンホール。この自動オルガンが圧巻です。大きな音でなります、動きます
そして、サンドアートコンサートというのも聞きました
バイオリン&ピアノで音楽が生演奏される中、サンドアートで竹取物語が繰り広げられます
初めて見た、サンドアート。素晴らしいです

→コンサートホールです。自動演奏楽器コンサートと、自動演奏楽器とオペラ歌手の共演のコンサート
ともに20分ぐらいをききました。オペラは、フィガロの結婚とフニクリ・フニクラ。
タイタニック号に搭載予定だった自動演奏楽器というのが置いてありました

これも自動演奏楽器。素晴らしいです

→カリヨン広場。噴水ショーです。時間になると噴水が・・・。カラクリ人形の指揮です。上の建物から、現れます。
素敵です。
癒されました
伊豆のオリゴール館も含めて
オルゴールが好きなので、何回か行ってます(河口湖は初めて・・・伊豆が多い)
でも伊豆って、18日に閉館なのね
残念
28年も続いていたのに。そういえば、箱根の、星の王子様ミュージアムも、行こう行こうと思っているうちに
閉館となってしまいましたね
色々残念
さあ・・・秋もいろいろ頑張らないとな~~~
~~~頑張ります
ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作/164分/G/アメリカ)
原題:Mission: Impossible - Dead Reckoning Part One
監督
クリストファー・マッカリー
製作
トム・クルーズ クリストファー・マッカリー
製作総指揮
デビッド・エリソン ダナ・ゴールドバーグ ドン・グレンジャー トミー・ゴームリー
原作
ブルース・ゲラー
脚本
クリストファー・マッカリー エリック・ジェンドレセン
撮影
フレイザー・タガート
美術
ゲイリー・フリーマン
衣装
ジル・テイラー
編集
エディ・ハミルトン
音楽
ローン・バルフェ
テーマ曲
ラロ・シフリン
トム・クルーズ(イーサン・ハント)
ヘンリー・アトウェル(グレース)
ビング・レイムス(ルーサー・スティッケル)
サイモン・ペッグ(ベンジー・ダン)
レベッカ・ファーガソン(イルサ・ファウスト)
バネッサ・カービー(ホワイト・ウィドウ)(アラナ・ミツソポリス)
イーサイ・モラレス(ガブリエル)
ポム・クレメンティエフ(パリス)
マリエラ・ガリガ
「ミッション:インポッシブル」シリーズの第7作。
IMFのエージェント、イーサン・ハントに、新たなミッションが課される。それは、全人類を脅かす新兵器を悪の手に渡る前に見つけ出すというものだった。しかし、そんなイーサンに、IMF所属以前の彼の過去を知るある男が迫り、世界各地で命を懸けた攻防を繰り広げることになる。
(映画、COMよりあらすじ引用)
感想
「トップガン:マーヴェリック」鑑賞時にみたこの映画の予告。次回もトムに会いたいな・・・と誓ったのよね~~
最近、病院付添いが多くて、行ったり来たりも多くて、病気絡みなので凹むこと多くて、だから過労で自分が歯、痛くなっているんだけれど、
そこはやはりパワーをもらわないとと・・・(笑)頑張ったよ。
で、映画の中で、トムが(61歳だよね・・・みえないよ・・・動いているときは。)
お相手の彼女に(今回はグレースね)
「大丈夫だ・・俺を信じて、待っていろ・・・必ず到着する」(正確な言葉は忘れたけど・・列車内のミッションね)
「俺はあちらに飛び移るから、信じて待っていろ。助けるから」(これも正確な言葉は忘れたけど、崩壊する列車内でね・・・)
とにかく、トムが・・・大丈夫~~~俺がいる・・・っていうたびに(まあ、グレースに言っているわけだけど・・・・(笑))
うんうん・・・私にも、言っているよね?、うんうん・・・頑張るよ・・・・と、なんとなくパワーもらった次第です(爆)
なんたって、ミッション:インポッシブル・・・だもんね・・・・不可能なミッション・・・やりとげるんだもん・・・勇気もらえるよ・・・
今回上映時間164分。それもPART ONE(なんでよ~~)長いかなと思ったけれど、場面移り変わりも早くて、アクションも多かったので意外とあっという間(しかし、アクション多すぎ感もあります・・・・お腹いっぱい)
PART TWOまで、内容覚えているかってそこが心配だったけど、鍵争奪戦ってことで
(細部忘れても。。OKだね)まあ、大丈夫でしょう。
しかし、敵もAI相手ということで、時代ともに、新たな題材が入れ込まれていくのね~~
今回は女性陣の活躍も目立っていたね
①グレース →
ヘンリー・アトウェル→
最初ねちょっとイライラしたの。だってトムの邪魔ばかり。フィアットも途中で乗り捨てて
トム、線路に置き去りだし。結局ヒロインは交代ってことよね、参加するのよね
チームに。
②イルサ→
レベッカ・ファーガソン→
ねえ~唯一のショックはイルサの、あの展開よ。
③ホワイト・ウィドウ、アラナ・ミツソポリス→
バネッサ・カービー→
名前は覚えられないんだけど、顔は印象に残るよね
あの化粧・・・印象深いよ・・・あの目(笑)
④パリス →
ポム・クレメンティエフ →
敵ガブリエル側の、戦闘マシーンみたいなめちゃくちゃ、強い女性。
カーアクションシーンは迫力あったな・・・なんか途中、刀とか出していなかった?
最後にイーサン助けて、なくなってしまったのは残念ね
いろんな女性が出てきて目の保養。
やっぱり一番は、レベッカ・ファーガソン。好きだったんだけどな~~~
続いて
本作のアクション見どころ。いっぱいありすぎて(笑)
やっぱり予告編で有名な
山の断崖絶壁からバイクを走らせ、渓谷に落下。
途中でパラシュートがひらいて、走っている列車に飛び込む・・・。
いや~~予告で見たから知っていたけど、すごいわ。これ、最初トムさん、え・・ここから?まじ?
ベンジー~~って驚いて反応していたのは、笑いをとる感じなのかな?
ちょっとこれ、おいおい・・・・と思うよね。そこで過去のシーンで確か、女性の姿とか写ったような気がするけれど
よし・・・みんなのために、飛び降りるか…って決意したってことかな。いやいや…無理でしょう~~怖いよ
これ、確か相当の準備したときいているので
これだけでも大画面で見る価値ありです
本当にトム・・すごいです
次・・・
★ローマでのカーチェイス。
クルマでのアクションって、いろんな映画でたくさんみているので
目新しさはなかったけれど、やっぱりカーアクションはドキドキです
運転のうまさに驚愕。というか、死んじゃうよ・・・・これ。
手錠はめているし。フィアットをうまく運転できなかったりするシーンなど、これも笑いを狙っているのかな・・・・
可愛いクルマだよね
★ 走っている列車の上で戦うシーン
あ~~これも、前に見たことある印象だけれど、ドキドキだったな
あ~~~トンネルだよ・・・頭、頭って、声かけたくなるわ~~
★前半の会議しているときに、侵入するシーン。トムが、変装するシーンね。
やっぱり、このシリーズは、おお~~~この人に変装していたんかい!!騙された~~意外~~っていう
そういう、どっきり感みたいなものも、好きなので、みせてくれて、ありがとう・・・・でした
なぜか、このシリーズは
なんだかんだいって、すべて制覇しているので、パート2も、都合付けば行きたいです。
最近007とごっちゃになっていて・・・え~~とレイフもいるんだっけ?っという感覚でいました
いないよね・・・(笑)
トムの来日は今回なかったけれど、インタビューが冒頭にあって、映画館でみてね・・・・って。
楽しかったです。
映画館行けて良かったな
暑い~~~
暑いな~~
歯も痛いし、憂鬱感マックス~~
今期はドラマをチェック・・
映画は、見に行けない・・・、
・「シッコウ!! 犬と私と執行官」 →初回からみたかな。面白い・・・・お仕事ドラマ
・「真夏のシンデレラ」→暑いから海を見ている・・・・それだけ。突っ込みどころ多い。が、水上君は好き。
・「こっち向いてよ向井くん」→、赤楚衛二・・・人気上昇よね。チェリまほ、ドラマはこの間チェック。いまさら、だけど・・(笑)
・「ハヤブサ消防団」→中村倫也、主演ね。横溝正史みたい・・・・これも、暑いので、涼しげな田舎町をみている
・「トリリオンゲーム」→目黒蓮、主演。途中から・・・。次は見ないかも
・「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」→くら~~い(笑)、芦田愛菜の長いセリフにビックリ
・「VIVANT」→堺雅人主演。出演者豪華、スケール大きい・・・そして、ニノが・・・・(笑)。
あと、CODE、願いの代償・・・初回面白かった・・・次、時間なく見るタイミング・・・逃した
そのうち、途中挫折が多くなると思う・・・
あと、旧作で
まざーとか、後妻業とか鑑賞。
後妻業は、歌のため・・・(笑)
行方不明になっていたサンズがみつかったよね
この間。
あ~~~そうなんだ。。。って思った、寂しいな・・・私も、終わったなって気分。
ハリソンの新作の宣伝のために、この間、インディージョーンズ・・シリーズやっていたので
再見
ハリソン、若かった・・・
新作のハリソンは80代よね・・・頑張ってはいるけど、若さはな・・・
80年代の映画はやっぱり面白いよ・・・あの時代の冒険活劇・・・懐かしくって涙でそうよね・・・
法廷遊戯 著 五十嵐律人
法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義と織本美鈴。二人の過去を告発する差出人不明の手紙をきっかけに不可解な事件が続く。清義が相談を持ち掛けたのは、異端の天才ロースクール生・結城馨。真相を追う三人だったが、それぞれの道は思わぬ方向に分岐して――?
第62回メフィスト賞を受賞
(アマゾンよりあらすじ、引用)
感想
薬丸さんの作品の前に読んでいたのですが、忙しくUPできませんでした。
まず、初めての作家さん、経歴をみたのですが、弁護士さんなんですね
他の作品も法律にまつわるお話が多かったです。
機会あれば、読んでいきたいです。
ちなみに、私は裁判傍聴を数回したことがあるのですが、
そういう部分に興味ある人はより一層、面白く読める作品だと思います。
が、前半は、専門用語もあったり、ちょっと読みづらい所もあったかな~~
難解ではないと、ネットの感想にはあったけれど、第一部のゲームの部分が、入り込みづらかったです(笑)
慣れていないもんで・・・・(笑)
どうも漫画もでているそうなので、そちらも併せて読んでみるといいのかも。
あと、この本を手に取ったのは、映画化されるということと、キンプリの人が出演ということで
ファンでないけれど、どれどれ~~ということで選びました。
他にも出演者豪華だし、大森さんもでてくるし~~(笑)
登場人物は
久我清義(くがきよよし)。織本美鈴(おりもとみれい)
ロースクールで皆から天才と呼ばれていた、結城馨(ゆうきかおる)
この3人がメイン
そして、久我と織本には、ロースクールを目指す前に、人には言えない秘密があったという流れ。
第一部では
ロースクール時代。
「無辜(むこ)ゲーム」と呼ばれる裁判を模した変わった遊びについて・・・
第二部、「法廷遊戯」は、
ロースクールを卒業してから起こる殺人事件について
3人のうち、ひとりが命を失い、ひとりは事件の被告人となり、ひとりはその被告人の弁護人となる
そういうストーリー展開です。
映画前なのでネタバレはせず。
本を読みながら、
某映画を思い出しました。
「ライフ・オブ・デビットゲイル」ですね。
面白かったです。
法律の在り方について考えさせられました
サスペンスでもあり、青春物語のようでもありましたね
罪の境界 著 薬丸 岳
「約束は守った……伝えてほしい……」
それが、無差別通り魔事件の被害者となった飯山晃弘の最期の言葉だった。
自らも重症を負った明香里だったが、身代わりとなって死んでしまった飯山の言葉を伝えるために、彼の人生を辿り始める。この言葉は誰に向けたものだったのか、約束とは何なのか。
(amazon よりあらすじ引用)
感想
今回も、惹きつけられるストーリー展開で一気読みです。
現実の起こった事件を思い起こさせるような展開。
恵まれない家庭環境
育児放棄
虐待。
現代が抱えている問題を、これでもか~~と表に出してきて
いろいろ考えさせられました。
通り魔事件の被害者となった女性(明香里)とその婚約者(出版社勤務)
通り魔事件の犯人(確か、明香里と同世代、若い男ね)
その犯人の過去をノンフィクションとして本にしようと考えている、ジャーナリスト
このジャーナリストは(といっても、雑誌に風俗の記事を載せている男で、事件の取材に関しては今回、初めての試み)
実は犯人と同じく、悲惨な環境で幼少期を送ってきたことから
犯人に対して、興味もあったもよう。
そしてなんと、この、ジャーナリストは、自分母親を、10代の頃に、殺害した過去があったという、衝撃な展開。
通り魔で身を挺して、女性を助けた男性は死亡したわけだけど、
この男性が最後に残したことば→、あらすじに書いてあるとおり・・・
この言葉に、ひかれて、被害者の明香里が、命の恩人の過去を、探る・・・というストーリーも入り込んできます。
↑
ざ~~と書いたように、一つの事件からいろんな人物が絡み合って、平行して、ストーリーが進んでいくので
映画を見ているような、感じで、面白いって言ったらおかしいですけれど、、鮮明に場面が、頭に浮かんでくようなかんじなんですよね
被害者の女性の心の傷&体の傷、が実に生生しくって、読んでいてつらいこと多かったです
家族にあたったり、婚約者とも一線をひいたりする姿は、痛々しいです
でも、きっと、そこまで追い詰められてしまうだろうな・・・・って思います
幸せそうな友達をみたら、心も荒むでしょう。
対して、犯人の過去。
ジャーナリストの過去。
飯山(女性を助けて死んだ男ね)の過去。
この3人は、かなり複雑な過去。
生活のレベル的にも、被害者側は(婚約者も含めて)何不自由なく、暮らしてきた、裕福な環境って感じでした。
対して、上記3人はやはり、家庭環境に苦しめられたって感じです。
もちろん、だからといって、それを理由になにしてもかまわないってことはないはず
人を殺した時点で人ではなくなる。
罪の境界・・・
この言葉はラストにでてくるのですが、考えさせられます。
やはり、人ではないのですよ・・・・そこが一番大事なことなのかなって思いました
最後
婚約者と幸せになって良かった・・・
良くあきらめずに、支えたよ
飯山を探す過程で、行きつけの飲み屋を巡るんですが。
ひどい扱いをされたこともあって、きついなって思いました。
小説なので、実際、助けられた人の過去を、いろんな場所に行って
探るって行為は、探偵でもないのに、難しいのではないか・・・、都合よく、知っている人に出会うなんて・・・って
思わなくはないのですが、これは映画的な部分、ドラマでも部分でもよくあることだと思うし。
でも、そう言う流れじゃないと、小説として成立しないものね==
過去はわかりませんでした…約束の意味もわかりませんでした・・・では、ねえ~~~。
きちんと、約束の言葉も意味も分かるラストになっているので
すっきり感はありました。
明香里が、保護していたトム・・・って男の子
施設にいっても、幸せになってほしいな~~それでも母親を嫌いになっていないところが(トムの母親は犯罪で捕まった)
悲しかったです。母親への思いは強いよね、虐待されていても
新作もまたでたようなので
読むのを楽しみに待ちたいと思います
怪物 (2023 125分、日本)
監督
是枝裕和
脚本
坂元裕二
製作
市川南 依田巽 大多亮 潮田一 是枝裕和
エグゼクティブプロデューサー
臼井央
企画
川村元気 山田兼司
プロデュース
川村元気 山田兼司
プロデューサー
伴瀬萌 伊藤太一 田口聖
ラインプロデューサー
渡辺栄二
撮影
近藤龍人
音楽
坂本龍一
安藤サクラ (早織)安藤サクラ
永山瑛太 (保利)永山瑛太
黒川想矢 (湊)黒川想矢
柊木陽太 (依里)
高畑充希 (広奈)
角田晃広 (正田)
中村獅童 (清高)
田中裕子 (伏見)
受賞歴
第76回 カンヌ国際映画祭(2023年)
感想
台風の中、公開初日、観てきました。大嵐の日の映画館が多いです・・・・(笑)
カンヌで公開された作品ということは知っていたけれど
その後の、賞の受賞とか(何の賞か、把握していなかった)
最近の予告とか・・・・まったく、ふれることなくての、鑑賞突入。それゆえ、まっさらな状態で受け入れたので
どっぷりつかることが出来ました。
この作品、
予備知識なく見たほうが絶対いいと思います。あの賞の意味合いも、知らない方が絶対いいです。
春先の「怪物誰だ~~~」の声がかぶる短い予告だけは、みていたのですが
あの予告から、おお~~~こういう展開のお話に行くのかと感心しました。想像できなかったな~~
物語は、
シングルマザーの安藤サクラ扮する、早織
子どもの担任の瑛太扮する、保利、
子どもたち、湊(早織の息子)&星川君
この3つの視点から、構成されます。
このような視点が違うことによって、真実が違って見えてくるっていうのは(羅生門よね~~)
映画の世界でも本の世界でも、何度かみたことがあるのですが、こういう手法
そもそも、、自分的には好みなわけでして、ストーリー的にとても面白かったです。
当然同じシーンが3回ぐらい映し出されますが、気になりません。混乱もしないと思われます。
ビル火事を注意してみていると、時系列が
分かりやすいでしょう。
見た光景が視点によって、それぞれ違ってくれば、真実って何?っていう思いが、鑑賞者としては、気になって
気になって仕方なくなってくるわけで、惹きつけられて来ますよね。
言葉にしても、目の前の出来事にしても、受け取る側がどう理解するかによって全然違ってくるのはよくあること。
悪意を持ってみればその人は悪人だし、好意的にとらえて相手を見ればその人は、善意の人となるかもしれない。
みたいものをみたいように、みてしまう・・・・それが人間だし。
そして世の中はそういう、ことであふれているわけですよね。
それにくわえて、この物語は、もう一つ重要な要素をもっていて
そこがやはり、言いようのない感情の揺れを引き起こす作品となっていたのかな~~~と思います。
私もちょっと
感想としてああだこうだ・・・・と書きづらく、(言葉にできないというかねえ~~)
ネタバレのことは何一つ今回は書かないけれど。
とっても感情を揺さぶられる作品だったということです。
子どもたちがとても愛おしくて、
観ていて胸が苦しくなることが多かったです。最後の方ね。
男の子の子育てって難しいよね~~
是非多くの人に見てもらいたい今年を代表する作品になるんじゃあないのかな・・・・って思いました。
とっても良かったです。
この作品、脚本は坂元さん。
最近の、「花束みたいな~~」は未見ですが
ドラマでの、「最高の離婚」や「カルテット」での、言葉のチョイスや、ストーリー展開がとても好きでした。
映画でも、
校長室での、教師と保護者との会話など、非常にたくみといいますか・・・。
あるあるだな~~っと思わせる空気感が、凄かったです。
出演者も素晴らしかったですねえ~~。
まず、子どもたち。メインの2人の男の子もそうですが
すべての子供たちがみ~~んな自然の演技で。演技って感じがしないほどの自然さです。
監督の作品はいつも子供たちが、自然体なんですよね。
安藤サクラは完全に母親だったし・・・。
つい最近、彼女主演のドラマをみていたので、生まれ変わりとかそういう言葉を聞くたびに
ドラマのイメージがでてきて困りました(笑)、野呂佳代さんも同じく出演しているんだもの(笑)
安藤サクラが、クリーニング店勤務というのも、坂元さん脚本の作品で、多くないですか?
「最高の離婚」でも、尾野真千子さんはクリーニング店勤務だったし。
そして坂元さんの作品でよく見かける、瑛太
瑛太も最近「あなたがしてくれなくても」のドラマで毎回見ているのですが
こういう、ふわ~~と何考えているかわからない人間の役はぴか一ですね。
瑛太上手い・・・(笑)
そして田中裕子・・・存在感ありましたね。
怖かったです。こちらも、心の内がわかりにくいのですが。
スーパーでの行動とか、怖かったな~~~
坂本龍一さんの音楽を聴きながら
子どもたちの生き生きとした姿をみながら
泣きたくなるようなそんな映画でした。
今の時代だからこそ、作られる作品なのかなって思いました。
スイート・マイホーム 著 神津凛子
舞台は長野。
スポーツインストラクターの賢二は、妻と子供サチの3人家族。
1台のエアコンで家中を暖められる「まほうの家」を購入する。
ところが、その家に引っ越した直後から奇妙な現象が起こり始める。
我が家を凝視したまま動かない友人の子ども。
地下室で何かに捕まり泣き叫ぶ娘。やがて、賢二の不倫相手、住宅メーカーのマネージャーが、怪死を遂げる……。
第13回小説現代長編新人賞受賞作。
(アマゾンより、あらすじ引用)
感想
斎藤工の監督作品として秋に公開ときき、早速原作読みました。
サスペンスホラー?
原作はとても、読みやすかったです。
最初は、貞子みたいな、心霊分野なのかな~~って思っていたのですが
そうではなく。
結局、怖いのは人間って結論になるお話です。
映像でどうなるのかな~~。
怖さを感じる映像って、いろいろあるからね~~期待してます。
三章構成。序文があります。読み終わった後、あ~~~だからこその、
この序文なんだな~~って感じます。
ここだけで、ラストを想像できる人は、さすがだな~~~・それでも察しのいい人は、いっぱいいる?(笑)
主人公はスポーツインストラクターの賢二・
めちゃ、イケメンだそうです・・・(笑)
いや~~~ここまで顔がいいって表現されていると、映像化した時、どんな人がって
気になってしまいますよね~~(→映画は窪田正孝 ですが。ちょ~~と、原作とイメージは違うかな~~。
そもそも賢二、不倫する男だし。窪田君、不倫は似合わないよ~~(笑))
怪しげな住宅メーカ、。甘利。
不倫相手の友梨恵。
この二人が、不審死を遂げることから、犯人は誰?ということが主流になってストーリーが進んでいくのですが
主人公の精神を病んでいる兄、聡、妻のひとみ、それぞれ、あやしい?どうなの?
というミスリードもあって、謎めいていきます。
そもそも家に誰かいる?長い髪って?っていう、そちらの方の謎も気になるし。
やたら、精神病んでいる人が多い雰囲気。
そもそも、まともな思考では、こんな行動には出ないわけで、そうなると
精神病んでいるっていうところになるのかなあ。
ネタバレ。
彼女もね~~やはり思春期に、父親を亡くして、それから性的被害にもあって
そのあたりから、じわじわ精神病んでいったってことよね~~
婚約者の死もある意味、彼女の仕業だよね。
理想の家族の夢がゆえの。子供が一人、それも女っていうのが、理想なのかな。
男の子ではないのね。理想は女の子なのね
そして、過去の出来事。賢二の家族の問題ね
暴力的な父親の存在。
父親がいまだ失踪のままで事件性なしと思われているところや、彼女が産み落とした子供?これが
どう扱われたのか、そもそも事件性にならないのか?とか
突っ込みどころはあったけれど、そこはあまりこだわらない方がいいのかもね。
たぶんこの小説、ラストのラストが、おぞましいってことなんだよね?
うんうん、おぞましいよ・・・。まったく罪のない、ユキ・・・。そこまでやらなくてもと思うけど。
後味悪いというか、可哀想という感想。
なにもかも、
賢二だろうが・・・・・。父親のことも忘れちゃっているし。お兄ちゃんの病も、あれじゃあ・・おかしくなって当然でしょう~~
ものすごく怖いという感じではなかったけれど、面白く読むことが出来ました。
話はそれるけど・・・。
ちょうど今(8日の午後鑑賞・・)
テレ東で「ゆりかごを揺らす手」を鑑賞中。
こちらは、どこかに隠れて家族を襲う犯人ではなく(笑)、しっかり
姿を現して、ぐいぐい、住んでいる家族を追い詰めていくっていうお話。復讐っていうお話であるからね→面白い映画ヨ。
この小説は復讐ではなく、理想の家、家族を求めているからこその、それに、合わないことへの
不満?っていう感じでの行動。
でも共通点は
犯人、いちゃっているよ~~~ってことだね・・・・
作家さんは、
お初でした。また読んでみようかな