世にも奇妙な君物語   著  朝井リョウ

世にも奇妙な君物語

著  朝井リョウ

1 シェアハウさない
2 リア充裁判
3 立て! 金次郎
4 13.5文字しか集中して読めな
5 脇役バトルロワイアル

感想

朝井さん~~
また今までとは違った題材で
楽しく読ませていただきましたよ。

リア充裁判・・・これがいいかな…個人的に。

最後の5話まで読んで
ああ・・そうなの・・・って思うことが出てくる感じですかね。
脇役って
あ・・・あの人じゃない?と想像できたのも
面白かったです。

今風の世界を上手に取り込んでいますね
まだまだ
新しいアイディアがでてきそうですね

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武道館   著 朝井リョウ

武道館   著 朝井リョウ


6人組アイドルグループ「NEXT YOU」
結成1周年でダブルセンターの1人が卒業する。
高校生の愛子を含め
残る5人は今後の活動を見つめなおしながら
武道館ライブに向かっていく。


 
感想

朝井さん今回も女性たちの心情を丁寧に描くのがうまいわ。
アイドルたちの心境って
自分がアイドルでもないし
本当のところどういう心の葛藤があるのか計り知れないものがあるけど
小説を読みながら、
なるほど・・・そうかもしれないな・・・なんて思うところも多々ありました。
実際のところ、もっと単純な思考の人もいっぱいいるだろうから皆がこんなに真剣に
悩んでいるとは思わないけど。
愛子は特別だと思えるし。

でも小説の中の、愛子や碧(あおい)気持ちは十分理解できたかな。
身近な女の子と同じだって。
純粋な少女の気持ち
ただ、踊りたい、歌いたいという気持ちが
アイドルという皆に崇められる職業になると
大人の事情というのかな・・・そういうものに
囲まれちゃって身動きできない状態になってしまい
本来の自分を見失ってしまうという苦しさは
読んでいて切なかったもの。

ラスト
同窓会という形で
自分の足で人生を選び取った彼女たちの姿を知ることができて
温かい気持ちになりました。


前回のスペードの3で、宝塚の話があったけど
その延長線上の作品のように感じました。


朝井さん
題材的にはいろいろなものに挑戦しているな…って感じます
現代という社会を丁寧に切り取っている感じ。
お仕事も辞められて今後は作家一本なんですよね
デビュー10周年ということで
今後も期待しています。
いつか、もっと大人の主人公の小説を読みたいなと思っていますが
まだ若いから、まだまだ機会はないかな

<正しい選択なんてこの世にない。たぶん、正しかった選択、しか、ないんだよ>

これ
とっても素敵な言葉
この小説の中で一番響きました

budoukann asai gazou

時をかけるゆとり   著  朝井  リョウ

時をかけるゆとり   著  朝井  リョウ

「学生時代にやらなくてもいい20のこと」
を改題してプラス3篇追加したエッセイ集。

感想

学生時代~~は読んでいるので
追加分だけ読みましたけど
やっぱり面白いわ。

お尻の話とか
面接話とか。

下の話でも下品に感じなくって
あるある・・・という感覚に浸れて、なぜかほほえましく思っちゃう。

学生時代
充実していたんだろうね

そして今も
前向きにやっているんだろうね。

読書で笑うってことはあまり私はないんだけど
今回は
声出して笑ったわ

気持ちが明るくなるね~~
若いっていいな・・・とも思うけど…笑

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スペードの3   著  朝井  リョウ

スペードの3   著  朝井  リョウ


第1章 スペードの3
第2章 ハートの2
第3章 ダイヤのエース



第一章の主人公は美知代

ミュージカル女優、つかさのファンクラブ「ファミリア」。
中心人物は
美知代。彼女は、小学校の時、優等生、学級委員を任されていた。
そのときの、過去の自分が忘れられないのか
社会人になっても、皆から慕われ、自分が何でも仕切るようなそういう女性となっていた。

ある日、美知代の小学校時代のクラスメイトが「ファミリア」に加盟.
その子は一体誰なのか

第2章の主人公は、美知代に憧れを抱く、地味で冴えないむつ美。
第3章の主人公は女優つかさ。




感想


主人公はどれも女性。
女性の心理が、実に細やかに描かれていて
うんうん、わかるな~~って思う所多々。
それも、人に知られたくないような、複雑な女性心理ばかり。
本当に朝井さん、男?って疑っちゃうくらい、女性の内面がよくわかっていらしゃるような・・・
それだけでも驚きです


物語はミステリータッチにもなっており
え・・・あの小学校の同級生って
彼女だったの・・・とわかったときはびっくり。
ミスリードされていましたね。
第一章は
トランプが上手に使われていましたね~~

小学校時代の様子がとてもリアルで
こういう子いるよね・・・・と思って読んでいました


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桐島、部活やめるってよ   著  朝井  リョウ

桐島、部活やめるってよ   著  朝井  リョウ



第22回(2009年) 小説すばる新人賞受賞 作
バレー部の桐島が突然部活をやめた。
野球部、バレー部、ブラスバンド部、女子ソフトボール部、映画部。
彼らそれぞれの思いは・・・。





感想



映画は未見。そのうち観ます。
朝井さんのデビュー作の本を最後に読んだという・・
順番通りではない読書です。
やっぱり面白いな~~
群像劇で様々な視点から描くっていうパターンはず~~と続いているのね。


神木君が演じたのは映画部の箇所ですよね

よ~~し、確認するぞ。


高校生の部活動。
上と下。
地味と派手。
高校生もいろんなしがらみがあるんだよね・・・


私は目立たない高校生だったからな。
ところどころ、わかる気持ちがあるよ。


再婚して新たにできた母親とその連れ子の話・・
せつなかった・・
カレーとハヤシライス、選択に悩む気持ち・・複雑だよね。



それにしても
女子高校生心理
うまいよね・・・

怖いくらい・・・・笑

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学生時代にやらなくてもいい20のこと   著  朝井  リョウ

学生生時代にやらなくてもいい20のこと   著  朝井リョウ




初エッセイ集。



感想


面白すぎた・・・・・笑
小難しいことはなにもなし・・。
学生ののり・・そのままで
身近に感じやすかったです。
本当に?な~~んていう話も多々あり。
そもそも、早稲田の方のノリ・・・ってこんな感じじゃないのかと
先入観で思ってしまっているんだけど
実際どうなんでしょう。人それぞれではあるけど、エネルギッシュな方が多いよね
エッセイは
内容書いてしまうと
面白さも半減するので、実際手にとってどうぞ・・・。
気楽な気分で読めるので
非常に楽しかったわ。
作者の、本のイメージとはまた違った一面が見られること間違いなし。



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少女は卒業しない   著  朝井  リョウ

少女は卒業しない   著  朝井  リョウ





感想


桐島~~も映画化され
乗りに乗っている作家さんじゃないかと思われます。
映画をチェックできなかったのは残念。




本書は
卒業式の翌日に校舎が取り壊されることが決まっている
ある県立高校の、その卒業式の一日の物語です。

7人の視点で
それぞれ物語が進んでいきます。



「エンドロールが始まる」
「屋上は青」
「在校生代表」
「寺田の足の甲はキャベツ」
「四拍子をもう一度」
「ふたりの背景」
「夜明けの中心」

どれも、女性心理が描かれていますが
それを書いているのが
男性と言うのがすごいところ。
男性の方でもここまで書けるんだ・・というのが驚き。
少なくとも
昔は高校生だった頃があったので
時代は変われども
理解できる私。
そうそう・・・そうだよね・・・と共感できました。


好きな作品は
「ふたりの風景」
ピュアな正道君のキャラが印象的。
この中で描かれる女性同士の人間関係が嫌だったな。
よくあるといえば、よくある感情なんだけど、
それがそのまま的確に描かれているところが同じ女性として悲しくもあり。
女性って妬みとか、ひがみ・・・って、どうしてもあるんだよね
「在校生代表」は、卒業式の舞台で告白するという、凄い展開で
ちょっと現実離れしすぎているかな・・・と思いました。
思いは伝わったけどね。
また
「夜明けの中心」は
目の前でああいう事件が起きてしまうと
かなりの心の傷になりはしないかと・・心配が先だってしまいました。
悲しい話


全体的に
青春のエネルギーを感じさせる
良い作品でした。
卒業を迎えるといろいろ思うことはあるよね・・



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もういちど生まれる   著  朝井  リョウ

もういちど生まれる    著  朝井  リョウ


「ひーちゃんは線香花火」
「燃えるスカートのあの子」
「僕は魔法が使えない」
「もういちど生まれる」
「破りたかったもののすべて」



の5編。



感想

最近気に入って読んでいる朝井さん。


それぞれ独立したお話が5つありましたけれど、
どこかで少しづつつながっている、そういう人間関係でした。


つまり、ある作品ではサブキャラだった人が
次の作品ではメインキャラになっている・・そういうことです。

共通点はすべて20歳前の男女であるということ。
将来に悩んだり恋に悩んだり・・・
それは、20だからこその、悩みでもあるわけで・・・。
これはその年代が読んだ方がより共感できるのかもしれませんね。

私はかなり昔になってしまったので、
そういう感覚もあったな・・・と記憶を呼び起こして読んでいました。



作者も若いということで、
今時の大学生のノリ・・・.
リアルなんでしょうね。
会話の流れなんかも・・・・。
勉強させてもらった感じ・・・。


一番好きな話は
「もういちど生まれる」かな。
双子であるゆえの、悩み。予備校の先生に恋をする主人公。
最後の締め・・・・・感動してしまったよ。
「星やどり・・」にも似たような設定があったな・・・と
思い出したり。

表紙の写真は
このお話のあるシーンだと確信。



作者は若いのに精力的に新作出してすごいな。


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星やどりの声   著  朝井リョウ

星やどりの声   著  朝井リョウ



海辺の小さな街のある喫茶店「星やどり」。
その店を経営する家族の物語。





感想


『桐島、部活やめるってよ』『チア男子!!』の作者の、3作目作品。
ちなみに、私はこの3作目が初読みとなります。

朝井さんといえば・・
大学2年の20歳で新人賞を受賞しデビューした方ですよね。
現役の早稲田の学生さん☆。
若い世代の作家さんだったのでなかなか手を出せずにいましたが
今回は家族小説ということで、年齢が上な私でも楽しめるかなと挑戦。

いや・・・良かったです。
是非是非皆さん、読んでみてくださいな。
家族っていいな・・・って心底思える
優しさにあふれたお話なんですよ。
こういう作品を、若いそれも男性の方がテーマにすることに
感激してしまいました。
こういう感性、大切にしてもらいたいな。


物語は6章からなる連作短編集です。

早坂家は、三男三女の6人兄弟。
父親は4年前に亡くなり、母親が父親の残した海辺の喫茶店「星やどり」を経営している・・・。
この星やどり・・という名の喫茶店は
とっても素敵なお店。

星が見える天窓
ブランコになっている座席
お料理でて特筆すべきは
ビーフシチュー~~


近くにあれば、絶対足を運んでしまいそうなお店です。

子供たちが、それぞれ、年代も性別も違うし、また性格も違うので
様々な悩みを抱えています。


宝石店で働くしっかり者の26歳の、長女、琴美
大学4年生で彼女なしの長男、光彦。
高3の双子の姉小春。
同じく高3、双子の妹るり。
高1の凌馬。
小6の真歩。
そして、母、律子。
亡くなってしまった父親、星則。


それぞれの視点で物語が語られるという形式は
他の作品でもよく見かけられますよね。
椰月さんの「るり姉」なんかも、そうでしたよね.

大学生の光彦は、作者とかぶる分、リアルな姿が描きやすいだろうと思うものの、
高校生の姉妹や
一番上の琴美に関してはしっかり・・女性の心理なのに
きちんと描かれていて驚き~~
女性の読者が読んでいても、違和感なく入り込めるのはさすがだな・・・と思いました。


作者も力を入れたという最終章、琴美さんの告白場面。
泣けました・・・

私は
父親が入院する前、子供たちが寝ているときに
一人ひとりに声をかけるシーンにウルウル。
一人、黙って聞いていた琴美にもウルウル。


父親の思いがわかる分
無理して頑張ってきたんじゃないのかな・・・と思うと
泣けてきます。
知らず知らずのうちに重荷になっていったんだろうな・・・。



それを理解していた母親。


うすうす事情を感じていた兄弟。



生まれ育った環境はとても大切にしたいよね。
思い出と共に。
笑い、泣き、苦しみ、
いろんな場面を見聞きしている家族というものは
どんなものにも代えがたい、大切なものだと思う
でも、子供たちはいつかは一人立ちをしなくてはならない・・
自分たちもまた
新たな家族を作り上げるという役目も担っているのだから・・・
同じ環境で育ってきた兄弟たちなら
心にもっている思いは共通なものに違いない
だからそれを、
新たにつなげていけばいいってことだけ・・・



あ~~~なんて優しい小説なんでしょう。


今後も活躍楽しみにしております。
ちなみに
本の中で使われている写真は
鎌倉・江ノ電風景だと思われますが・違うかな?
そんなイメージを想像しながら
読んでおりました。






ほしやどり
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