fc2ブログ

フェイブルマンズ

フェイブルマンズ  (2022年/151分/アメリカ)

2022年製作/151分/PG12/アメリカ
原題:The Fabelmans
スタッフ・キャスト
監督
スティーブン・スピルバーグ
製作
クリスティ・マコスコ・クリーガー スティーブン・スピルバーグ トニー・クシュナー
製作総指揮
カーラ・ライジ ジョシュ・マクラグレン
脚本
スティーブン・スピルバーグ トニー・クシュナー
撮影
ヤヌス・カミンスキー
美術
リック・カーター
衣装
マーク・ブリッジス
編集
マイケル・カーン サラ・ブロシャー
音楽
ジョン・ウィリアムズ
出演者
ミシェル・ウィリアムズ (ミッツィ・フェイブルマン)
ポール・ダノ    (バート・フェイブルマン)
セス・ローゲン   (ペニー・ローウィ)
ガブリエル・ラベル (サミー・フェイブルマン)
ジャド・ハーシュ  (ボリス伯父さん)
ジュリア・バターズ  (レジー・フェイブルマン)
キーリー・カルステン (ナタリー・フェイブルマン)
ジーニー・バーリン  (ハダサー・フェイブルマン)
ロビン・バートレット   (ティナ・シルドラウト)
クロエ・イースト   (モニカ)
サム・レヒナー   (ローガン)
オークス・フェグリー (チャド)
第95回 アカデミー賞(2023年)
ノミネート
作品賞
監督賞 スティーブン・スピルバーグ
主演女優賞 ミシェル・ウィリアムズ
助演男優賞 ジャド・ハーシュ
脚本賞 スティーブン・スピルバーグ トニー・クシュナー
美術賞
作曲賞 ジョン・ウィリアムズ
第80回 ゴールデングローブ賞(2023年)
受賞
最優秀作品賞(ドラマ)
最優秀監督賞 スティーブン・スピルバーグ
ノミネート
最優秀主演女優賞(ドラマ) ミシェル・ウィリアムズ
最優秀脚本賞 スティーブン・スピルバーグ トニー・クシュナー
最優秀作曲賞 ジョン・ウィリアムズ

(映画comより引用)

初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になった少年サミー・フェイブルマンは、母親から8ミリカメラをプレゼントされる。
サミーは、夢を求めながら、様々な人との出会いの中で、成長していくのだが


感想

スティーブン・スピルバーグ監督の自伝的映画。予備知識なかったので
フェイブルマンズ・・・って、なんのことだろうって、観る前から思っていたんですけれど
主人公が、サミー・フェイブルマンということで、なるほど・・・そういうことかって、途中から納得しました。
幼少期から映画の仕事を得るまでの、数十年間を様々なエピソードをもって語っていくヒューマンドラマでした。
スピルバーク監督のことなんだ・・・っていうのは、常に頭から離れないでいたので
こういう幼少期を送って、この家族だからこそ、今の監督の姿があるのね・・っていうのを、映画全体から
感じ取ることが出来ました。また、この体験があの映画にも反映している?そういえば、こんな題材の映画も作っていたよね
と、そんなに多く作品をみているわけではない自分だけれど、ついつい自分の映画歴史も振り返ってしまうような
感覚もときどき、ありました。

私も幼少期に映画を初めて見た時、それはそれでいろんな思いを感じたことはあったけれど、
俳優になりたいとか、作り手になりたいといか、そう言う発想はなかったのよね。
でも、将来監督になるっていう人は、幼少期から、もう発想が違うというか、感性がやっぱり違うんだなって
思いました。
冒頭の幼児期の、きらきらしたお目目が可愛かったです。
あんなにビビっていた感じだったのに(怖がりみたい・・(笑))
映画始まったら、もう好き好き光線でていて、帰り際、言葉も出なくなって、とっても、可愛いかったです。
観た映画の中の列車衝突場面が目に焼き付いてしまって(地上最大のショウ・・っていう映画でしたね、未見ですが)、それをどうにかして再現したい、フイルムに残したいというサミー少年。その夢を、早速、お母さんのミッツィは叶えてあげるんですよね。

サミー少年のお母さんとお父さん。
ミッツィ・フェイブルマン、バート・フェイブルマン。まあ、仲良しな夫婦(と、前半は思っていました)
ミッツィは、ピアニストの才能があったけれど、どうも結婚と同時にあきらめた模様。子育て中心で、家族に愛を注いでいるって
いう雰囲気でしたが、芸術家ゆえ、感性も豊かであるけれど、精神的にもダメージ受けやすいタイプ。自分の感情にも正直なんだろうねえ。
対して、バートは、技術者畑の人であって、現実的で、優しくて、包容力あり・・・って感じかな。
まあ、正反対なタイプだったけれど、そういう夫婦は沢山いるものね。そして二人とも子供を愛している・・・

当然、映画的な脚色もあるので、エピソードの大筋は記憶の一部ではあるけれど
やっぱり、映画的な見せ所という風な演出はあるんでしょうね
母親の気持ちが他にいっているっていうのをサミーがはっきり認識した場面はとても映画的だったなあ~~
フィルム編集で気付くって、映画に携わるものならではだけれど、それって、すごっく残酷で衝撃的な形でもあるわけで。
自分の好きなものが、知ってはいけない、どす黒いものを暴き出したんだもんね。
もうサミーの心境考えたら、心が痛くて仕方なかったです。
また、ミッツィがね、憎めないというか、そもそも夫を、家族を裏切っているわけだから、ひどい親ってことではあるんだけれど
そう感じさせないキャラ設定になっていて(でも、家族は愛しているのよね~~)、あまり責め立てたくならない感じなんですよ。
夫も大切だけど、彼、ペニー(夫の友達でもあるね)とも、離れたくない。ペニーも愛しているってことかねえ~~

夫バートは、私の話を黙って聞いてくれる、彼、ペニーは、私を笑わせてくれるって・・・二人の男性に大事にされて
ホント、贅沢なお母様よ・・・。
けっして、ドロドロの愛憎劇になっていなくて、結果として家庭崩壊はしてしまうんだけれど、ある意味、奇麗なお別れとして
描かれていました。まあ、映画ですので、実際はもっと違う状態だとは思いますけど。
ベニーおじさんも、サミーに優しいのも、これもねえ~~~不倫相手なのにどうよって感じでもあります(笑)


とまあ、そんな家庭環境であったものの、
サミーの映画作りへの思いは常に変わらず、転勤した場所場所で(父親の仕事上)
いろんなジャンルのものに挑戦し、新しいアイディアも取り入れて、自主映画を撮り続けていきます。
それゆえ、作品の中では、自分が撮った映画を、皆に上映するっていう場面が、何回も出てくるわけです。
それは、内輪の人たちだけの上映だけれど、おお~~~と皆に言わせるものを作り上げているわけですから、
やっぱり、才能が見え隠れしているってことですよね。

でもよく考えれば、趣味としての映画を作ることができたわけですし、そのために、人を集めたりすることも
できていたわけですから、生活としては、裕福で、周りに支えられていた恵まれた環境であったとも
いえるのかなって思います。

サミーの高校時代。
ユダヤ人ということでいじめも経験するのですが、同時に初めての恋人もできたりして(モニカっていう、キリスト教を崇拝している子なんだけれど、可愛らしかったよ)苦もあったけど楽もあり・・の、青春時代を経験します。
アメリカ学園ものによくある、プロムのダンスパーティーも出てきたりして、なんだか、懐かしいシーンでも
ありました、アメリカ青春映画にはかかせない、パーティーですもの。
そして、学園のモテ男で、でもいじめっ子のいや~~な奴、ローガンも、私が観たこの時代を描いた青春映画によく出てくるような
アメリカンボーイでそこも、笑えてきます。
その学園生活の最後でも、サミーは、卒業記念のビデオを撮って上映するっていう大役を任されるわけですが
それも、観客が観たいものを見せる、彼独自の手腕が光っていました。
たぶん、普通人がホームビデオとったらこんなに感動するようなつくりになっていなかったでしょう。
そのあとの、ローガンとの会話も印象的です。まさに、実像を超えた部分の演出力。
ローガンの怒りも分かるような気もします。レッテル貼られるのも苦しいものね~~
でも映画ってそういうことも、出来ちゃうってことですよね

前半で
疎遠になっていた、サミーのおじさんが⇒(このおじさんは、芸術畑の人みたいね)
「芸術はお前の心を傷つけ、孤独にし、・・・云々~~」と予言じみたことを言っていたけど
まさに、映画を撮ることで、孤独な思いも感じてきたことでしょう

ラストで有名なジョン・フォード監督との対面(演じているのは、リンチ監督・・・すご~~)
そして哲学的なセリフ
水平線の上、下の話でした。
粋な会話でもありました。これからサミーの映画人生が豊かになっていくような、印象的なシーンで
締められていました。

リアと
アーノルドに捧げる

これは、スティーブン・スピルバーグ監督の親への感謝の言葉でもあったと思うし
それゆえ、映画自体も、個人的な思いが強い作品でもありましたけれど、
でもそれを受けて、私も、自分自身を見つめなおしてみたくなりました。
まだ人生振り返るには早い年代だとは思いますど(笑)
もちろん、私は監督でも、有名人でなく、ものすごく成功したとかそういう人ではないけれど
やっぱり親の影響で今の自分があるわけですから。観た人すべても、そう・・・。
皆、同じく、親には感謝にほかならないっな~~って、映画本筋とは違った部分でそんな気持ちも沸いてきたりしました。


ところで、
ミシェル・ウィリアムズもとっても良かったのですが私は
ポール・ダノも、素敵だって思いました。
もう、立派に父親になっていて・・・ねえ。
私の中ではいつも、危険人物にしか思えなかったのに(笑)
とっても心優しい男を演じていて、それだけでも
ダノ、あなたも、つらかったね…って叫びそうになってしまいました
絶体、奥さんの心変わり気付いていたよね?

640 feiburumannzu


(映画comより画像引用)

スポンサーサイト



バビロン

バビロン  (2022年、189分、アメリカ)
原題:Babylon
監督
デイミアン・チャゼル
製作
マーク・プラット マシュー・プルーフ オリビア・ハミルトン
製作総指揮
マイケル・ビューグ トビー・マグワイア ウィク・ゴッドフリー ヘレン・エスタブルック アダム・シーゲル ジェイソン・クロス デイブ・キャプラン
脚本
デイミアン・チャゼル
撮影
リヌス・サンドグレン
美術
フローレンシア・マーティン
衣装
メアリー・ゾフレス
編集
トム・クロス
音楽
ジャスティン・ハーウィッツ

出演

ブラッド・ピット(ジャック・コンラッド)
マーゴット・ロビー(ネリー・ラロイ)
ディエゴ・カルバ(マニー・トレス)
ジーン・スマート(エリノア・セント・ジョン)
ジョバン・アデポ(シドニー・パーマー)
リー・ジュン・リー(レディ・フェイ・ジュー)
トビー・マグワイア(ジェームズ・マッケイ)
オリビア・ハミルトン
P・J・バーン
ルーカス・ハース
マックス・ミンゲラ
ローリー・スコーベル
キャサリン・ウォーターストン
フリー
ジェフ・ガーリン
エリック・ロバーツ
イーサン・サプリー
サマラ・ウィービング
オリビア・ワイルド

1920年代.
夢を抱いてハリウッドにやってきた青年マニー。
そこで出会った、女優志望のネリー。
スターの座にいるジャック。
パーティーをきかっけに、スターの座を昇っていくネリー、そして、ジャックの付き人のようになるマニー。
時代はトーキー映画へと向かっていき、3人の運命も変化していく。


感想

雪情報の中の、初日鑑賞。上映時間3時間9分。トイレ行きたかったのもあるけど→ドリンク飲んじゃったからね(笑)
珍しく、長いかも・・・って思った映画でした。
刺激的な場面が多かったので、退屈ってわけでもなかったけれど、
なんだろう・・・ストーリーとしては、うん?って思うこと多かったです。
ここでどうしてこんなもの見せられる?っていう場面もすこしあって
それゆえの、長いっていう印象。

サイレントからトーキーに向かっていく中での
映画界の様子みたいなものは、よくわかったし、その流れの中での
それぞれの、栄枯盛衰が、あったわけだけど登場人物たちの
気持ちに寄り添える部分が少なかったのが痛かったです。もちろん、栄光を極めていた人たち、もてはやされた人たちが
忘れ去られ、悲惨な末路を迎えるという点では、痛ましさを覚えるけれど、
それでも淡々とした感じでの受け止め方。そっか・・みたいな(笑)

人物についてはあっさり感、薄い描かれ方だったので、自分の感情が揺さぶられなかったんですよね。
私は3人がメインと思っていましが、ふたを開ければ、結構、絡んでくる人物たちもいて

ブラッド・ピット扮する、ジャック
マーゴット・ロビー扮する、ネリー・ラロイ
ディエゴ・カルバ扮する、マニー・トレスの 他にも、

ジョバン・アデポ扮する、シドニー・パーマー  ⇒ 黒人のジャズ・トランペット奏者
リー・ジュン・リー扮する、レディ・フェイ・ジュー  ⇒中国系の歌手,字幕の仕事もやってたね

この二人も、時代変化に伴って、いろいろな苦労を強いられていたみたいでした。
印象としては群像劇じゃない?って感じました。(2人の出演比率は低いけど)
登場人物が多い分、あれもこれもと
いろんなエピソードを詰め込んでいるので、散漫さ感じちゃうのよね。ぶつ切り感もあったしね。

マニーとネリーについては、マニーが冒頭のあの短いパーティーですぐに好きっていい、
(マーゴット・ロビー、薬でいちゃってのノリノリ状態な姿で強烈なんだけど、一目ぼれか・・って思ったし、
まあ、それはそれでいいけど)
後半で、急に、愛している、結婚しようっていう展開になってしまうのは、え、そんなに思ってた?と思わずにはいられかったかなあ。
夢を追う同士みたいな関係かなっていうレベルにしか感じていなかったのに、急にリアルな生活の話になって、キュンキュンどころかビックリ。


ジャスティン・ハーウィッツの音楽はとても良くって
マーゴット・ロビー登場のときに流れる
トランペットの響き。あれは良かったし、観終わった後なんども聞いてしまったので、お気に入りにもなっています
逆に音楽によって、助けられたところは多かったと思うのよね。ストーリーより音楽。
あと、ラ・ラ・ランドでも流れた、カップル二人のときの、音楽(同じメロディーライン?)も良かったなあ・・

トーキーに移ってから
ジャーナリストが、時代に乗り切れないブラピに語る言葉、それを受け止めるブラピ、哀愁漂う彼の姿は
映画の中で印象的シーンでもありました。いや、ブラピ、まだまだいけるよ・・(笑)

この映画、
タイトル出る前の、パーティーシーン。これが、この映画で語られるシーンの代表でもあるわけだけど、
やはりすさまじい、乱痴気騒ぎです。ラ・ラ・ランドのロマンチックさを求めていたらここで、たぶん、一歩
引く人もいると、おもうのよね

あれもこれも、何でもござれの、映像が繰り広げられていました。(笑)、
ぼかしもあったねえ~~、
人々のパワーに圧倒されて、もう、
何も考えられず見ていたかなあー。
マーゴット・ロビーの服装は、もういっそう裸でも?っていうくらい、ギリギリの線をせめていて
いろんな意味で見ごたえは、ありました。  踊りも、ノリノリよねえ~~
そういうパーティーを連日行っていたということなんだから、しょうがないし…爆、と思っていたので
ここでは嫌悪感はなしでした。驚いたけど(笑)

むしろ、別の部分、<、ここでどうしてこんなもの見せられる?っていう場面もすこしあって
>で、イマイチ受け付けなかったところがありました。

これは、思いつくままに書くと、

〇始まり5分の象のばきゅ~~ん、べちゃ~~んの、排泄シーン⇒これは、パーティー場面より、嫌悪感。そもそも。必要?
〇社交界でのロビーの、どひゃ~~んの、嘔吐物⇒これもねえ、ロビーのあばずれ感はわかるけど、ここまでやる?
そもそも、あんな派手にやられて不快感。
〇蛇との格闘、中国女性とのキス、毒の吸い取り、ブラビは、はねられという一連の流れ⇒え、なぜ蛇との対戦?よくわからん、笑うとこ?かもしれないけれど、笑えないし。どういう気持ちでみていいかわからないし。

〇終盤、トビーが、マニーたちを見世物小屋へ案内、ネズミを食べる巨人⇒え、ただただ、気持ち悪いんです・・・なぜ
                                            
 こんな場面が、最後の最後に、これみせられるの?
と、まあ、そういうところがね、受け付けませんでした。


ラストは
走馬灯のように、映像シーンが映り込んで、おや、ターミネーターもあるね・・・・・と発見。
ただここ
泣けなかったな~~~~。ちかちかする、映像もあり。
映画は素晴らしいと思っているし、映画は好きだし、
そこに刻まれている人々の思いも、十分感じてはいるけれど、マニーと一緒になって、ここで、感動したり
泣くことはなかったです。

とはいうものの、エンドロール音楽の魔力で、なぜか、高揚感はます、不思議な映画でした。(最後までトイレ行かずに聞いたよ・・・)

ちなみに
ラ・ラ・ランドは私、サントラ、スコア版持っています。
よって映画の内容は別にして、この映画のサントラは欲しいな。好き。
babironn gazou


映画.comより画像 引用

ファーザー

ファーザー   (2020年、97分、イギリス・フランス合作)
原題:The Father

ロンドンで暮らす81歳のアンソニー。
彼は認知症を患っており、記憶が薄れ始めていた
そんなとき、娘アンから、新しい恋人とパリで暮らすと告げられる

監督
フロリアン・ゼレール
製作
デビッド・パーフィット ジャン=ルイ・リビ クリストフ・スパドーヌ サイモン・フレンド
製作総指揮
エロイーズ・スパドーネ アレッサンドロ・マウチェリ ローレン・ダーク オリー・マッデン ダニエル・バトセック ティム・ハスラム ヒューゴ・グランバー ポール・グラインディ
原作
フロリアン・ゼレール
脚本
クリストファー・ハンプトン フロリアン・ゼレール
撮影
ベン・スミサード
美術
ピーター・フランシス
衣装
アナ・メアリー・スコット・ロビンズ
編集
ヨルゴス・ランプリノス
音楽
ルドビコ・エイナウディ
出演
アンソニー・ホプキンス(アンソニー)
オリビア・コールマン(アン)
マーク・ゲイティス(男)
イモージェン・プーツ(ローラ)
ルーファス・シーウェル(ポール)
オリビア・ウィリアムズ(女)
アイーシャー・ダルカール(サライ医師)


第93回 アカデミー賞(2021年)
受賞
主演男優賞 アンソニー・ホプキンス


感想

認知症である主人公の視点から描かれた映画・・ということは知っていたので
正直見るのを迷っていたのですが、GYAOも終了ということだし
この機会に鑑賞しました。

あ~~やめれば良かった・・・と後悔するほど、メンタルやられてしまいました。
それほど、生々しい映画だったなあ・・・っていう印象です。
もっと、客観的な立場で、鑑賞できた自分(過去の自分)に戻してよ・・・って感じです。

もうね、思い溢れちゃってね~~自分に世界観を引き寄せすぎてしまったかなあ。
切なくて切なくて…苦しくて・・・という思いしか湧いてこなかったのですよ。
後半はもう、号泣、でした。

とにかく、生々しいんだもん。アンソニー・ホプキンスもレクター博士の面影もないほど
老人老人・・していたし。
私の方が、映画の中か、現実経験かわからなくなってしまいました(笑)

感動を覚えるような、劇的なラストが用意されているわけでもなく
ただただ、現実をばこ~~んと、突きつけられるわけですよ…この映画。
そういう意味では
後味は、めちゃ、悪いです。
だからといって、希望を持てるような展開には、もはや、できないですよね~~。この話の流れ的には。
だって今、この病気は、治らないのだから。
なってしまったら結局、こういうこと(映画のラストのような)が、待ち受けているっていうことだから。


最終的に、
娘のアンは、父親のアンソニーを施設に預けて
恋人とパリでの生活を選びます。
たぶん、アンが一緒に暮らしたとしても、アンソニー自身の、病状は悪くなる一方なので
より一層、アンの負担は増すばかりだったと思うしね。
アンにも、人生の幸せをつかむ権利はあると思うので、仕方ないことだとは思います。
が、なにせ、アンソニーが泣くんだもん・・終盤。
アンを求めるし・・・
そして、ママを求めるし・・・。
そんなの見ていたら、アン、助けてやって~~って思ちゃう。
死ぬまで傍にいてやってよ・・って思ってしまいます。
でも、アンソニーは、アンの顔も、自分という存在ももはや
何もかも、忘れてしまうようなレベルに入り込んでいるわけですよね?
いや~~残酷。


現実と過去と、それに、幻覚が入り混じった、構成なので
わかりにくいというところは、あります。きっとこれ、予備情報なしでみたら、より一層混乱したかもしれませんね。
どういう映画なんだろうって・・・。
そもそも、わかりにくいってことに、意味がある映画だもんね。


例えば↑こういう手法で、死ぬ間際にみた夢とか、二重人格の人の精神的な世界とか、
そういう映画は過去にもたくさんありましたよね。
その手の映画の場合、それを検証する作業・・・これはこういうことで、こうなのね・・・という作業は
謎解きの楽しみもあって、面白いかも・・・という表現はぴったりだと思うのですが。
この映画に関しては、そもそも、病気である・・・っていう前提での混乱ですし、(まあ、二重人格も、病気であるわけですけど
ちょっとそれとは、感覚が違うかな・・、認知に関しては老いることで発生する病気の一種であるから・・・)
なにより、実生活において、身近な病気でもあるから、
謎解きをするっていうことは、恐ろしさ&恐怖を感じてしまうという感覚でもあるんじゃあないかなって思いました。

映画としては、今までにない世界観ですし、
短い時間の中で
主人公そして娘の心の葛藤を、細やかに表現している作品だったなって思いました。

ちなみに
アンソニーが殴られるシーンがあるのですが
あれは、誰がやったのかは、わかりませんが
やられた事実というのは、本当だと思っています。
意外と、悪い記憶って残る部分はあるから。

アンが、アンソニーが寝ているとき、殺そうとしたシーンや
涙ぐんでいるシーンも、みていて、苦しかったな~~。そういう心境はとても理解できるし。


壊れていくアンソニー自身が不安でどうしようもないというのは
よくわかったのですが、もっともっと、現実的には厳しいものがあるんだよ・・・・・・・と思ってしまう
自分が悲しいかな。


希望もなくってと、いいましたけれど、
最後の看護人のキャサリンでしたっけ?とっても優しかったですよね。
お散歩しましょう~~~って。優しく包み込むような感じで。
それだけでも慰めにはなったかな・・・

オペラ音楽もとっても印象的でした。
ルーファス・シーウェルって怖いよね・・・やっぱりあの目がねえ~~(笑)

あ、フラット・・・って家っていうことなんですね。
家にはこだわりますよね。


そうそう、
アンソニー・ホプキンスの悪役の新作映画
27日から公開だったかな。その予告見たらもはや
しっかり・・・悪人(笑)そこに老人のかけらもないよ。
役者ってすごいわ

main fa-za-

(シネマトゥデイより画像引用)


ペイン 魂の叫び

ペイン 魂の叫び(2011  アメリカ)


<小説家のヘンリーは公私ともに充実、その幸せを実感していた。だが、ここ6カ月ほど同じ悪夢にうなされ続けていた。それは真夜中、家に侵入した男に突然襲われ、意識が遠のく中、ナイフで何度も刺されるというものだった。予想外の結末に驚愕するサスペンス・スリラー!>

アマゾンより、あらすじ、引用


監督 ロバート・セレスティーノ
出演 リック・ゴメス, フランク・ジョン・ヒューズ, ブライアン・クランストン


感想

GYAOにて視聴。
ほぼ、ネタバレ。


こういう作品を選んでいしまう、私を、どうぞ叱ってくださいな♪
サスペンス。スリラーではないね。
この手のお話は、本当によくありますねえ。
だから中盤で、だいたいの、落としどころは読めてしまう。
でもわかっていても、どうしても見ちゃう。
そして、泣いてしまうわ・・・・(だって思い出の兄ちゃんが優しくって、頼もしくって素敵)。まあ、どんよりですけど、ね。

<木の葉は、信念を持って枝から離れる。そして堂々と地面に落ちる>

これさあ、そっちに行くまでの心の整理ってこと?潔く落ちろと。
いや~~~怖いわ。もし6か月もそんな思いで日々、いるなんて。

でもさあ、最愛のお兄さんに、導かれたってこと,。それは救いになったのかな・・・
でも6か月かあ・・・・。ず~~~と。苦しみながらだと思うと、どんより・・・よ。

以下、他の作品も触れる・・・・ので、読みたくない人はスルー。

その昔、この手の作品「シエスタ」大好きだったのよね
そのあとは「ジェイコブライダー 」とかもね。

若いときは、面白いね~~~こういうの、って大好きで見ていたけど
この年(50オーバー)になると、そっち系の世界が身近になりすぎて、まあ、どんよりよ⇒くどいくらいに言っている。


今回は短い上映だし、わりとシンプルな、ストーリーになっているので、見やすかったけど
面白味?はなかったかもしれないかな。登場人物も少ないしね。
後半は、お兄さんが牧師さんのような感じで、とっても丁寧に今までのことを説明していくれるからねえ。
従うしかないよなあ。もうなあ・・・・あ。
あと題名がね、どんより感を、もっと深くしちゃうよ。
痛い…って印象も、あっち系の世界に、先入観として持ちたくないよ・・・だって痛くて苦しいなんてさあ・・・
やだよ


まあ、そういう映画でした。。ふ~~~~う。
気晴らしに音楽でもきこう~~~(笑)

パラサイト 半地下の家族

パラサイト 半地下の家族( 2019  韓国)
PARASITE

 「殺人の追憶」「グエムル -漢江の怪物-」のポン・ジュノ監督が、豪邸に暮らす裕福な家族と出会った極貧家族が繰り広げる過激な生き残り計画の行方を描き、みごとカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いた衝撃のエンタテインメント・ブラック・コメディ。偶然舞い込んだ千載一遇のチャンスを活かすべく、徐々に豪邸に浸食していく一家の必死にして滑稽な姿を、ユーモラスかつ予測不能の展開で描き出していく。主演はポン・ジュノ監督とは4度目のタッグとなる「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」のソン・ガンホ。共演にチェ・ウシク、パク・ソダム、チャン・ヘジン、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン。
 失業中の父親キム・ギテクとその妻チュンスク、そして大学受験に失敗続きの息子ギウと美大を目指す娘のギジョンの4人が暮らしているのは半地下の薄暗い貧乏アパート。しがない内職で糊口を凌ぐ日々だったが、ある日ギウのもとに家庭教師の話が舞い込む。エリート大学生の友人から留学中の代役を頼まれたのだ。さっそくギウは経歴を偽り、IT企業の社長パク・ドンイクとその家族が暮らす高台の大豪邸へとやって来る。すぐに家族の信頼を得たギウは、今度は言葉巧みに妹のギジョンを美術の家庭教師として家族に紹介し、パク家に招き入れることに成功する。こうして少しずつパク家の中に自分たちの居場所を確保していくキム一家だったが…。
監督
ポン・ジュノ
脚本
ポン・ジュノ
ハン・チンウォン
撮影
ホン・ギョンピョ
プロダクションデザイン
イ・ハジュン
編集
ヤン・チンモ
音楽
チョン・ジェイル
出演
ソン・ガンホ(キム・ギテク・父)
イ・ソンギュン(パク・ドンイク・社長)
チャン•ヘジン(キム•チュンスク・母)
チェ•ウシク(キム•ギウ・息子)
パク・ソダム(キム・ギジョン・娘)
イ・ジョンウン(お手伝い・ムングァン)
チョ•ヨジョン(パク•ヨンギョ・社長の奥様)
チョン・ジソ(パク・ダヘ・社長の娘)
チョン・ヒョンジュン(パク・ダソン・社長の息子)
パク•ソジュン(ギウの友人)


<allcinemaより引用>

感想

いろいろある毎日ですが、だからこそ、タイミング合えば行きたい・・と思っていて。
劇場、行ってきました。(3月、記)

予備知識なかったので、面白く鑑賞できました。まったく予想できない展開を味わえて良かった~~
ネタバレ読んでいなくてよかった~~
アカデミー賞も納得の一本。
脚本が素晴らしかったですね。伏線もいろいろはってあり、それが後半に見事に回収されているところも
すっきり感ありました。なるほど~~そういうことだったか。
前半は、コメディタッチ部分も多かったので、見やすくて、結構クスクスしてしまいました。
でも、きちんと、シリアスなテーマも盛り込まれており、意外と社会派ストーリー。韓国の貧富の差はよくドラマでもみていましたが
この映画で半地下という住宅の存在を知り、深刻さひしひし感じました。
ミステリーもあり、後半は、バイオレンスにもなり、どんどんジャンル変化していくところも見事でしたね。
確かにラストは、おぞましい事件が起こるのですが、見終わったあとに、どんよりという気分にはならず
希望を感じるような(いつかは、きっと・・・だよね・・と)ものは、感じました。私はむさしさは感じなかったけど。
現実は厳しくても、息子や、奥さんにとっては、頑張ろう~~という、生きる気力にはなっていくだろうと思うからねえ
また、家庭教師の仕事を譲ってあげた、青年はこの事件知ったあと、どうなったのかな、夫を失った妻や娘、息子はどうなったのかな
あの小さなインディアン好き息子は、復讐なんて企ているのかな~~と、想像駆り立てられました。


一応韓ドラよくみているので俳優人についてふれると。

ソン・ガンホ・・・・
やっぱりすごいよね、
最終的に彼が最後持っていったね‥‥見せ場・・という印象。
前半はうだつがあがらない、おじさんって感じだったけど(温厚)、後半からの、爆発しちゃうまでの
心理状態がうまかったな~。金持ち社長夫婦が、ソファーベットで
いちゃついているときに、においの話をしていたけど、あのあたりから、ムムム~~~ってきてたんでしょうね。
イ・ソンギュン・・・・
コーヒープリンスの(すみません、古いドラマで)、ハンソン兄さんではないですか。
わからなかったよ・・いやらしくって(笑)。いや~~~声が相変わらず素敵
キム・ギウ・・・・最後の金持ちになって迎えに行くシーン(想像)、かっこよかったね、正装した姿がねえ~~(笑)
パク・ソダム・・・・
ねえ、彼女、存在感もあって可愛かったんだけど、トッケビの(これも、ドラマね)、キム・ゴウンちゃんに
似ていますよね。そう思って検索したらみんな言っていた(笑)、だって似ているもん
チョン・ジソ・・・家政婦さん、彼女前半と後半、別人~~やっぱり髪型、服装で変わる?


物語は
あの金持ち夫婦がキャンプに行く場面からがらりと、変わってきましたよね
家政婦さんを、受け入れてしまったあたりからね
あそこはまったく想像できなかった展開ですよね。家政婦やめさせられて、もう終わりかとおもっていたもの。
あの人、キーパーソンだったわね。
ソン・ガンホ家族はみんな仕事にあぶれていて、貧乏だったけれど
こうやって、パラサイトしていく家族に取り入るためには、ここぞという才能発揮ができてすごいですよね。息子もなんなく家庭教師務められるし娘も、パソコン能力高いし、おとうさんも、運転能力、ベンツなのに卒なくこなせて、あっぱれでしたよ。
最大にすごいのは、おかあさんよ。あの8分しかないのに、手早く料理する手際の良さ、すんばらしい・・・(笑)
社長所有車は、ベンツとミニだったね・・・高台の大きな家。
悲劇がおきてしまっていたけど
この2組の家族ってそれぞれが、幸せな家庭生活を今まで送ってきていたわけですよね。
仲もいいし。
お互いに、それぞれの領域に足を踏み入れなければこんなことにはならなかったけど
そもそも、線引きがあるっていう社会がやっぱりいけないのかな・・・
でも、どこもそういうことあるから・・・そこが痛いところよね。

ボーダー 二つの世界

ボーダー 二つの世界(2018)
GRANS
BORDER
メディア 映画
上映時間 110分
製作国 スウェーデン/デンマーク
監督: アリ・アッバシ
製作: ニナ・ビスゴード
ピオドール・グスタフソン
ペトラ・ヨンソン
原作: ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
『ボーダー 二つの世界』(早川書房刊)
脚本: アリ・アッバシ
イサベラ・エクルーフ
ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
撮影: ナディーム・カールセン
プロダクションデ
ザイン: フリーダ・ホアス
衣装デザイン: エルサ・フィッシャー
編集: オリヴィア・ニーアガート=ホルム
アナス・シュコフ
音楽: クリストファー・ベリ
マーティン・ディルコフ
出演: エヴァ・メランデル ティーナ
エーロ・ミロノフ ヴォーレ
ステーン・リュングレン
ヨルゲン・トゥーソン
アン・ペトレン
シェル・ウィレルムセン

 「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作者ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの同名短編小説を映画化したスウェーデン/デンマーク合作のダークファンタジー・スリラー。醜い容貌ゆえに孤独な人生を送りながらも、特殊な嗅覚を活かして税関業務で働くヒロインが辿る衝撃の運命を、予測不能の展開でミステリアスに描き出す。主演はスウェーデンの実力派女優エヴァ・メランデル。共演にエーロ・ミロノフ。監督はスウェーデン在住のイラン移民で本作が長編2作目となるアリ・アッバシ。カンヌ国際映画祭<ある視点部門>グランプリ受賞やアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞ノミネートなど世界的に高い評価を受けた。
 スウェーデンの税関で働くティーナには、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける特殊な才能があり、入国審査で欠かせない貴重な人材として活躍していた。しかし、あまりにも醜い容貌をしていたため、同棲相手はいるものの、誰とも心通わせず、孤独な人生を送っていた。そんなある日、ティーナは自分と同じような容貌の旅行者ヴォーレと出会う。本能的な何かを感じ、やがて彼に自宅の離れを宿泊先として提供するティーナだったが…。


感想

今まで見たことのない映像&ストーリーをありがとう・・・ということで
とっても、インパクトある作品だったな~~というのが正直な感想です。
しっかりとしたメッセージ性も含まれている作品ですが、受け付けにくい人もいるかな~~~と思いました。
予告見る限り、容姿にコンプレックスありの主人公が、いろいろあって、素敵な恋をしていくのかしらと
思ってしまいがちなのに、まさかまさかだもん・・・・(笑)

よく考えてみれば
< 「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作者ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの同名短編小説を映画化した>
ということですから、普通の映画とはまったく違うのは当たり前ですよね
エリより、大人向けになったというか…笑


ネタばれ

人間世界すべてにおいて、大きく線引きしているものがたくさんあるけれど
その線って実はあいまいだなと思えてくるし、意味あることかな・・って思ってしまいました。
あくまでもどの基準でみるかで変わってきますよね
美人、醜いっていうのもどういう基準?ってことでしょう。
主人公たちの世界では、その容姿が当たり前であり
それが醜いっていうのは人間の価値観だけの判断ですし。その人間の中でも個人差また、あるだろうし。
虫を好んで食べるのも、人間でなく、彼らの種族であれば、当たり前だし
気持ち悪いという発想は人間だからそう思うのであって(食べる人もいるだろうが・・・)
普通のことでもあったわけですしね。
性行為に関しても、そう。人間だって個々、他から見たら、うわ~という場合もあるし
彼ら種族ならばそれが一般的ならば普通に受け入れられる世界観。
男女という線引きについても、そういう扱い方(映画での主人公たち)かと目からうろこだったけど、
人間社会は変にこだわりすぎているな・・・と一瞬思ってしまったり。
善悪については、なにをもっての、決めつけになるのかなと、考えてみたくなります。
という風に、
結構深いメッセージ込められていて、なるほどな・・・ということばかりでした。


ありのままの
姿見せるのよ・・・と
アナ雪のような変化していく主人公でした。
自分が感じていた違和感は、こういうことだったんだと、納得できる答えを得られ
心の自由を手にした主人公が、うれしそうには森を走りまわる姿や、水遊びする姿をみていると
こちらまで、豊かな気持ちになってきます。
ああ~~~、良かったな・・って素直に思えてきました。
そこに至る過程で
確かに、驚くべきことは多かったけれど、それでも笑顔をみることができるのは、やっぱりうれしかったです

ティーナはラスト
どう進んでいくのか気になりますね。ヴォーレと歩む道を選択しなかったのは
育ってきた環境にもよるものなのかな
ティーナは人間社会に順応して生きてきた感じがしますものね。
違和感を持ちながらも、一般人と同じく暮らしもしていたし、能力を生かして、職場でも十分良い働きをしていたみたいですものね
だから、最終的に、違った人生になっていったのでしょうが。
でもあのラストで、どう歩んでいくのかな。

特殊メイク凄かったですね
女優さんの素顔も見ましたが、想像できませんでした。
北欧ならではの独自性が光っていて
他にはない個性的な作品。あの森や泉をみていると、ハードな物語だったとしても
癒されます。ひんやりしていて、精神が落ちつきそうです。
今回
劇場、ラスト2席のうちの1席確保で、一番前でした・・
ちょっと首が疲れたけれど、真ん前、大画面で、より一層、映画は脳裏に焼き付きました(笑)
ノーカット無修正で公開されたのは、良かったですね。



バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016)
BATMAN v SUPERMAN: DAWN OF JUSTICE
上映時間 152分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2016/03/25
監督: ザック・スナイダー
製作: チャールズ・ローヴェン
デボラ・スナイダー
製作総指揮: クリストファー・ノーラン
エマ・トーマス
ウェスリー・カラー
ジェフ・ジョンズ
デヴィッド・S・ゴイヤー
キャラクター創造: ボブ・ケイン
ビル・フィンガー
ジェリー・シーゲル
ジョー・シャスター
脚本: クリス・テリオ
デヴィッド・S・ゴイヤー
撮影: ラリー・フォン
視覚効果監修: ジョン・“DJ”・デジャルダン
プロダクションデ
ザイン: パトリック・タトポロス
衣装デザイン: マイケル・ウィルキンソン
編集: デヴィッド・ブレナー
音楽: ハンス・ジマー
ジャンキー・XL
出演: ベン・アフレック ブルース・ウェイン/バットマン
ヘンリー・カヴィル クラーク・ケント/スーパーマン
エイミー・アダムス ロイス・レイン
ジェシー・アイゼンバーグ レックス・ルーサー
ダイアン・レイン マーサ・ケント
ローレンス・フィッシュバーン ペリー・ホワイト
ジェレミー・アイアンズ アルフレッド
ホリー・ハンター フィンチ上院議員
ガル・ガドット ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン
スクート・マクネイリー
カラン・マルヴェイ
タオ・オカモト マーシー・グレイブス
ブランドン・スピンク ブルース・ウェイン(少年時代)
マイケル・キャシディ ジミー・オルセン
ハリー・レニックス
ローレン・コーハン マーサ・ウェイン
ジェフリー・ディーン・モーガン トーマス・ウェイン
ケヴィン・コスナー ジョナサン・ケント
マイケル・シャノン ゾッド将軍
ジョー・モートン サイラス・ストーン
レイ・フィッシャー ビクター・“ヴィク”・ストーン/サイボーグ
エズラ・ミラー バレリー・アレン/フラッシュ
ジェイソン・モモア アーサー・カリー/アクアマン
レベッカ・ブラー ジェニー
セバスチャン・ソッツィ
ジョセフ・クランフォード

 DCコミックスが誇る2大スーパー・ヒーロー、バットマンとスーパーマンがスクリーンで激突する夢の企画が実現したSFアクション大作。スーパーマン役は前作「マン・オブ・スティール」に続いてヘンリー・カヴィル。一方、バットマン役には「アルゴ」「ゴーン・ガール」のベン・アフレック。共演にエイミー・アダムス、ジェシー・アイゼンバーグ、ガル・ガドット。監督は「300 <スリーハンドレッド>」「ウォッチメン」「マン・オブ・スティール」のザック・スナイダー。
 メトロポリスで新聞記者として働く真面目な青年クラーク・ケント。しかし、その正体はスーパーパワーを秘めたクリプトン星人だった。第二の故郷・地球でスーパーマンとして幾度となく人類の危機を救ってきた彼だったが、その超人的なパワーが皮肉にも潜在的な人類最大の脅威ともなっていく。そんな状況に危機感を抱くのが、莫大な資産と強靱な肉体を武器に、闇の騎士バットマンとなりゴッサム・シティの平和を守ってきた大富豪のプレイボーイ、ブルース・ウェイン。やがてスーパーマンとバットマンの対立が決定的となる中、恐るべき陰謀が秘かに進行していくのだったが…。
<allcinema より引用>

感想

TVで放映されていたので鑑賞・
カットはされているだろうなとはわかっていても
それ抜きにしても、面白くなかった・・・(笑)
「マン・オブ・スティール」は未見だったけど、スーパーマンがスティールでどう活躍したかは
あらすじで読んでいたので、なんとなくは、この映画にもついてはいけたけど。
でも・・・
なんかねえ~~
後半の戦いも延々と・・続き
スケール大きくはあったけれど、おおきければ、いいってもんじゃあないし・・・・(笑)
ワンダーウーマン?なの?あれって。
なんだか急に参加で、人が増えればいいってわけじゃあないし…笑
挙句
スーパーマン死んじゃったし・・いや、死んだように見えたし・・・。
この次の作品もあるんだっけ?ジャスティスリーグだっけ?
う~~ん、
たぶん、見ないと思う。見る機会があったとしても、好みではないので
面白いとは言わないと思う・・・自分(笑)
どうも
こう・・主人公レベルの人が、いっぱい出て
ざわざわした感じの映画は苦手・・・
これは好みの問題よね
疲れちゃうよ・・


あと
バットマンと
スーパーマンの母親の名前が同じって。
それが、きかっけで、仲直り?
だったの?
あんなにバットマン、攻撃的だったのに。
よくわからなかったです。

バットマンはノーラン作品で、いいかな
スーパーマンの
お姿、容姿は嫌いじゃアないです(笑)

ブリグズビー・ベア(2017)

ブリグズビー・ベア(2017)
BRIGSBY BEAR
上映時間 97分
製作国 アメリカ
監督: デイヴ・マッカリー
製作: マーク・ロバーツ
アル・ディ
フィル・ロード
クリストファー・ミラー
ウィル・アレグラ
アンディ・サムバーグ
ヨーマ・タコンヌ
アキヴァ・シェイファー
ビリー・ローゼンバーグ
製作総指揮: P・ジェニファー・デイナ
ロス・ジェイコブソン
フィル・ホールティング
原案: カイル・ムーニー
脚本: ケヴィン・コステロ
カイル・ムーニー
撮影: クリスチャン・スプレンガー
プロダクションデ
ザイン: ブランドン・トナー=コノリー
衣装デザイン: セーラ・メイ・バートン
編集: ジェイコブ・クレイクロフト
音楽: デヴィッド・ウィンゴ
音楽監修: キアー・レーマン

出演: カイル・ムーニー ジェームス
クレア・デインズ エミリー
マーク・ハミル テッド
グレッグ・キニア ヴォーゲル刑事
アンディ・サムバーグ エリック
マット・ウォルシュ グレッグ
ミカエラ・ワトキンス ルイーズ
ジェーン・アダムス エイプリル
ライアン・シンプキンス オーブリー
ホルヘ・レンデボルグ・Jr スペンサー
アレクサ・デミー メリディス
ベック・ベネット バンダー刑事
ケイト・リン・シール アリエル

 アメリカの人気バラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」で活躍するコメディ・ユニット“GOOD NEIGHBOR”のメンバー、カイル・ムーニーが脚本・主演を務め、同じくメンバーの一人、デイヴ・マッカリーが監督を務めた異色のハートウォーミング・ドラマ。赤ちゃんの時に誘拐され、外の世界を知らずに育ち、大人になって突然解放された青年が、初めての世界に戸惑いつつも、周囲の優しさに支えられてある願いを叶えるべく奮闘していく姿を心温まるタッチで描き出す。共演はクレア・デインズ、マーク・ハミル、グレッグ・キニア。
 両親と小さなシェルターの中で平和に暮らしてきた25歳の青年ジェームス。彼の楽しみは、子どもの頃から毎週ポストに届く教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」を見ること。ところがある日、警察が来て、両親だと思っていた2人が、赤ちゃんだった彼を誘拐した犯人だと判明する。突然外の世界に連れ出され、本当の両親と高校生の妹と一緒に暮らすことになったジェームス。何もかもが初めてで、戸惑うばかりだったが、何よりもショックだったのは大好きだった「ブリグズビー・ベア」が、偽の両親によってつくられていたため、2人の逮捕によって新作が見られなくなってしまったこと。その事実をどうしても受け入れられず、自ら「ブリグズビー・ベア」の映画版をつくり、シリーズを完結させると決意するジェームスだったが…。
<allcinemaより引用>



感想

かなり評判がよいと聞いていた作品。
DVDになったら絶対見たいとおもっていたのよね~~。
ベスト入れている方も多い作品だったしね。

ハードルを上げ過ぎた分、
正直私は、そこまでの・・・という感想です。
メッセージ性も
わかるし、その世界観も面白いとは思いました。
多くの方の絶賛感想も、なるほど・・・と理解。
でも
唯一、どうしてもというのが
監禁したあとのその後・・・だから

普通のマークハミルみるのは
久々。

このマークハミルが誘拐犯のパパ。

監禁がきかっけであり
それが主人公の人生を変えてしまったわけだけど。
そこについては何も触れずに
逆にその
流れがどうにも気になって。
どうしても絶賛までにはいかなかったのです。

キャラの熊は独特で
可愛い?って感じでもないけど
好きな人には好きなキャラになりえるのでは。
私はやっぱり
可愛い?か~~~って思ちゃう(笑)

以上(笑)

brigsbybear bea

バーニング 劇場版(2018)

バーニング 劇場版(2018)
BURNING
上映時間 148分
製作国 韓国
監督: イ・チャンドン
原作: 村上春樹
『納屋を焼く』
脚本: イ・チャンドン
オ・チョンミ
撮影: ホン・ギョンピョ
音楽: モグ

出演: ユ・アイン イ・ジョンス
スティーヴン・ユァン ベン
チョン・ジョンソ シン・ヘミ

 村上春樹の短編『納屋を焼く』を「シークレット・サンシャイン」「ポエトリー アグネスの詩(うた)」の韓国の名匠イ・チャンドン監督が舞台を現代の韓国に移して映画化したミステリー・ドラマ。作家志望の田舎の青年が、偶然再会した幼なじみと彼女が連れてきた都会のイケメン男性と織りなす不思議な交流の行方を、美しく幻想的な映像とともにミステリアスな筆致で描き出す。主演は「ワンドゥギ」「ベテラン」のユ・アイン、共演に新人のチョン・ジョンソとTV「ウォーキング・デッド」のスティーヴン・ユァン。
 小説家を目指しながらアルバイト生活を送るイ・ジョンスは、街で幼なじみのシン・ヘミと偶然の再会を果たす。するとアフリカ旅行に行くというヘミに、留守の間、彼女が飼っている猫にエサをあげてほしいと頼まれる。ある問題で実家暮らしを余儀なくされたジョンスは、ヘミのアパートに通い、姿を見せない猫にエサをあげ続ける。半月後、ヘミがようやく帰国することになり、空港へ迎えに行くと、アフリカで出会ったという謎めいた男性ベンをいきなり紹介され、戸惑いを覚えるジョンスだったが…。

<allcinemaより引用>

感想

年末にNHKでも短縮版、放映されていたとか。
観ていません。
村上さんの原作も未読。
知っていたのは監督とユ・アインだけかな…笑
コロ~~♪(わかる人にはわかる…笑)


想像力掻き立てられるストーリー展開で
非常に面白かったです。
長い映画でしたが長さは気にならず。

久々に再会した女友達ヘミ。
整形したという彼女に、イ・ジョンスは最初ピンとこない。
それでも、近況報告をしながら、昔のヘミの面影を思い出す。
やがて、ヘミの自宅に誘われるイ・ジョンス。
旅行にいくので猫の世話をしてほしいと・・。
猫の名前は「ボイル」
しかし、その猫の姿は一向にみえない・・

ヘミはパントマイムを習っているという。
目の前でみかんをおいしそうに食べるヘミ。

<そこにミカンがあると思うことではなくて、そこにミカンがないことを忘れること>

ヘミと関係をもったイ・ジョンス。
ヘミの気持ちはわからない。
予定通りアフリカ旅行に行くヘミ。
帰国を待ちわびるイ・ジョンス。
その間も、猫のえさやりのために、ヘミ自宅を訪れるが、やはり猫は姿を見せない。

久しぶりのヘミからの電話。
ヘミが帰国・・・・だ♪

しかし、ヘミは一人の男を伴って帰国した。
旅先で出会った、裕福そうな男、ベン。

ベンに、仕事はと尋ねると、遊びが仕事と。
高級車も所有している。高級なマンションに住んでいる。
対して自分は、トラック所有で、昔ながらの田舎の家だ。
イ・ジョンスにとっては複雑な心境だ。
自分は、定職すらついていない状態。
ハイソな暮らしのベンに
苛立ちしか覚えないはずだ。

なんで、こんな格差があるのか・・・・・
彼に比べると、自分がなんて無力だと感じてしまう、きっと。
劣等感。
そして、嫉妬という感情。
イ・ジョンスはヘミを大切に思っているのに
ヘミはどうも、ベンに惹かれてる様子。
料理がうまく、大勢のお気楽な友達もいるベン。
ヘミに、望む世界を見せてくれるだろう男
かなわないよね・・・イ・ジョンス。

そんな3人の奇妙な関係が中盤までわりと淡々と続くので
地味と言ったら地味なストーリーではあるものの、
主人公の、微妙な感情の揺れが、言葉少ない中、顔つき、仕草からバシバシつたわってくるので
見入ってしまいました。
ベンという男が
憎たらしいくらい、スマートな男でね。
格差がなくとも、イラっときてしまう存在でした(笑)

後半からは一気にミステリームードに。
いままでが淡々としていた分、
急にドキドキするような妙な胸騒ぎを覚えてくる展開になります。

ヘミがいなくなる前、
ベンを含む3人で、イ・ジョンスの自宅で会ったのです。
大麻を吸いながら、何気ない会話をした3人。

「僕はどきどき、ビニールハウスを燃やします」


ヘミがいなくなり
イ・ジョンスは、ベンに疑いを抱きます。

ビニールハウス燃やすという行為、いったいどういう意味なのだろう。
ヘミがいなくなったってことと関係はあるのか。

ヘミはどこにいってしまったのか。
もしかして
ビニールハウスを燃やす=ヘミの失踪
なのではないか。


映画は明確な答えを用意していないので
正直悶々としたものが残ることは残るのですが
それでも、わからない部分があったとしても
主人公の閉塞感や
韓国の社会事情も垣間見れて
見ごたえがとってもありました。


ヘミはそもそも存在した女性なのか
井戸はあったのか。
猫は存在していたのか。
どこまでが現実でどこまでが架空なのか
フォークナーも読んだことなく、
映画での、意味深な数々の言葉、物も
はっきり、こういうことだね・・・・・・と説明できなかったりするけれど
この何とも言えない物語りは癖になってしまう・・・面白さ。
退屈ではなかったのです。

ラストはドラマ版とは違うとか。
衝撃的ではあったけど、
そうなるだろうな・・・と思ったところもあり。
あの状況なら
あの、主人公だったら
きっとそんな心境に陥ってしまうだろう・・・。

中盤のヘミの突然の踊りは
官能的。ここもよくわかりはしないけど(笑)
開放的な自分にそりゃあ、なるかもな・・・・と思ったり。
綺麗でした。

36c073ef9e97a1d6 ba-ninngu

ヘレディタリー/継承

ヘレディタリー/継承(2018)
HEREDITARY
映画
上映時間 127分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ファントム・フィルム)
初公開年月 2018/11/30
ジャンル ホラー
映倫 PG12
完璧な悪夢
I監督: アリ・アスター
製作: ケヴィン・フレイクス
ラース・クヌードセン
バディ・パトリック
製作総指揮: ライアン・クレストン
ジョナサン・ガードナー
トニ・コレット
ガブリエル・バーン
脚本: アリ・アスター
撮影: パヴェウ・ポゴジェルスキ
プロダクションデ
ザイン: グレイス・ユン
衣装デザイン: オルガ・ミル
編集: ジェニファー・レイム
ルシアン・ジョンストン
音楽: コリン・ステットソン
音楽監修: ジョー・ラッジ

出演: トニ・コレット アニー・グラハム
アレックス・ウォルフ ピーター・グラハム
ミリー・シャピロ チャーリー・グラハム
アン・ダウド ジョーン
ガブリエル・バーン スティーブ・グラハム


 サンダンス映画祭で絶賛され、低予算ながら全米でスマッシュ・ヒットを記録した衝撃のホラー・サスペンス。グラハム家を支配してきた祖母の他界をきっかけに、忌まわしき“何か”を受け継いでしまった家族を待ち受ける戦慄の運命を、緻密な脚本と俳優陣の迫真の演技で描き出していく。主演はトニ・コレット、共演にガブリエル・バーン、アレックス・ウォルフ、ミリー・シャピロ、アン・ダウド。監督は本作が長編デビューとなるアリ・アスター。
 グラハム家の祖母エレンが亡くなり、娘のアニーは夫のスティーブに支えられ無事に葬儀を終える。夫婦には高校生の息子ピーターと13歳の娘チャーリーがいたが、チャーリーは次第に異常な行動をとり始める。そんなある日、ピーターがパーティに行くことになり、アニーはチャーリーも連れていくことを条件にこれを許可するのだったが…。

<allcinemaより引用>


感想

普段ホラー映画はほとんど劇場でみないのですが。
A24配給だし(前回のゴーストもそうだったから)、
めちゃめちゃ、怖い怖い、数十年に一度の映画だと、宣伝されているし⇒そこまでいうのならどうよ・・・と。
そして、
怖いと言っても映画じゃん、私も、挑戦できるかもしれない・・
乗り超えた先に、何かがあるかもしれない・・・・と
なんだか、そんな気分になりまして、行きました(笑)

結論からして、
怖いか~~~?でした。

終始、不穏な雰囲気で、じわじわ・・とくる感じは、
良かったんじゃない・・と思うのですが、
後半の落としどころが、
日本人にはピン!!と来ないんじゃあないかな・・・って思いました。
ああいうのを怖いと思う感覚が日本人にはないと思うから。多くの人は。

<以下いろいろネタバレ>


霊媒師とか
悪魔とか

馴染みがない世界だしね。
もちろん、それでも面白いホラーはあるんだけど、
他の作品に比べて
そこまで、すごいとは思わなかったです(ホラー初心者なので、好みもありますが)

冒頭は興味深かったです。
ドールハウスがクローズUPされて、
そこから、現実の世界に入っていく流れがとっても素敵。
なんだか、すでに気持ち悪いし(笑)

トニ・コレット 扮する、アニー・グラハムが仕事?、ドールハウス作成者なわけですね。
死んだ母親の入院場面なんかも、綿密につくちゃう。気持ち悪いよ・・・リアルで。

このグラハム家。
祖母エレンがなくなります。
母親とは良い関係ではなかったみたい。秘密主義で。

それから、奇妙なこと次々と起りだすグラハム家。

題名の継承・・・・という言葉どおり、
この一家は、何かを受け継いだというわけですね。

転機になるのは、
ミリー・シャピロ 扮するチャーリー・グラハムの不幸な事故かな。

これ、すごかったねえ。
淡々としていたけど、実にグロい・・・でも大丈夫なレベル。
息子が、自分に
「大丈夫だ・・・大丈夫だ・・・・」といい聞かせる場面。
なんだか複雑な心境になってしまいましたよ。
トニ・コレットの泣き叫ぶ声も、声だけで、姿は映らなかったんだけれど、
すさまじくって、耳にこびりつくわ。そりゃ・・・あんなの見たら気が変になりますよね。
首もろ画像だったけど、ちょっとよくわからなかったから、大丈夫だねレベルとしたわけ。
私は、ハエの音が嫌でね・・・その音の部分で嫌悪感があったかな。

亡くなったチャーリーのお兄さんがピーター。
ちょっと、ムロツヨシみたいな髪形の息子で、全然バーン様の子どもにはみえない・・・・(笑)
チャーリーが亡くなり、
ピーターの周辺にも異常な出来事が。

これ、
ホラー関係なくね、
こういう事態の中で、家族として、その後生活していくのって、
非常に大変だろうな・・・
て思いながらみていました。
妹が事故で亡くなる
でもその原因は兄。
母親、父親はその息子を受け入れられるか・・・・・ってことだものね。

まあ・・・それはメインではないからよしとして・・・。
その後、新たに、 トニ・コレット にまとわりついてくる
おばさんが出現してくるのよね。
そこから一気に霊媒師の世界へ・・
絶対このおばさん、怪しいと思ったのよ~~~

まあ、そのあとは映画で・・・
以後、怒涛の展開かな。

祖母
リーは、生前、悪魔であるペイモンを崇拝していたみたいですね。
しかし、
ペイモン?って?ですよ。
映画の中でちょっと説明はあったのだけど
わかりづらかったなあ・・。突然そんなこと言われても。


とういうことで
あとから調べました

<ペイモンとは、
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パイモンまたはペイモン(Paymon, Paimon)は、ヨーロッパの伝承あるいは悪魔学に登場する悪魔の1体。悪魔や精霊に関して記述した文献や、魔術に関して記したグリモワールと呼ばれる書物などにその名が見られる。 >


なるほど~~。
悪魔について知識がある人は皆、知っていることなのかな?

でも、これ、知らないとやっぱり
ラストの意味はよくわからないんじゃあないのかあと思います。
わけわからないでみると
怖さより笑えてきます。
シュールで。

ラスト音楽も明るい感じだし。


結局悪魔としては
目的達成で
めでたしめでたし・・・ということなんでしょうね

怖いのっていえば何かな・・
トニ・コレット が
獣みたいに
異様に早く動く姿とか
やっぱり、あれ、ラストで、自ら、首を、ひも?糸?いや、針金?みたいなもので
ぎこぎこ、落とそうとしている姿かな?
突然現れるから
やっぱり、怖いですよね。叫び声は出なかったけど、映像的に(笑)あんなのみたら
ちょっとは引きづります。

トニ・コレット が
すごい・・・・演技が凄い
顔が怖い
まけずに、おこちゃま、妹チャーリーもよくこんな子見つけてきたネ・・レベルに怖いお顔。

それがこの映画の一番の見どころかな。

個人的には
渋いバーン様を観ることができて良かったです。

バーン様、大好き映画
シエスタからのお付き合い
久々だったけど、いい具合に年取っていたね

あと・・

あの舌打ちね、
劇場でもし近くの人が突然やりだしたら
それこそ、怖かっただろうな・・・・・あ。
なんだか、やってみたくなる雰囲気なのよね。
いい音していたから
絶対やりたくなる・・・(笑)
DtVKpFuUUAI1qMK hedhitai-keihsou
プロフィール

みみこ

  • Author:みみこ
  • レイフ・ファインズ好き
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク