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聖なる犯罪者 

聖なる犯罪者   (2019年、115分、ポーランド/フランス・合作)原題:Boze Cialo



監督
ヤン・コマサ
製作
レシェク・ボヅァク アネタ・ヒッキンボータム
脚本
マテウシュ・パツェビチュ
撮影
ピョートル・ソボチンスキ・Jr.
美術
マレク・サビエルハ
衣装
ドロタ・ロクエプロ
編集
プシェミスワフ・フルシチェレフスキ
音楽
エフゲニー&サーシャ・ガルペリン

バルトシュ・ビィエレニア(ダニエル)
アレクサンドラ・コニェチュナ(リディア)
エリーザ・リチェムブル(マルタ)
トマシュ・ジェンテク(ピンチェル)
レシュク・リホタ(バルケビッチ)
ルカース・シムラット(トマシュ)

第92回 アカデミー賞(2020年)
ノミネート
国際長編映画賞


少年院に服役中のダニエル.
仮釈放が近くなり、司祭に、聖職につきたいと申し出るが犯罪歴があるものはダメだと却下される
結局、田舎の製造所で働くということになるのだが、そこに向かう途中で立ち寄った村で
司祭と間違えられてしまう。戸惑いながらも、司祭の仕事をこなすようになるダニエルだが


感想   

GYAOでの視聴。
考えさせられた映画で、とても良かったです。
無料でこんな良作、観られるなんてお得・・・(笑)

題名通りのストーリーなんだけれど、とにかく深かったです。
偽った本人が更生して、皆に崇められて、皆がハッピー、ありがとう☆、みたいな、感動路線になっていないところも好印象
予想外の展開でした

一言でいえば暗いです。じめーとした雰囲気なんですよ。
グレーかかった風景も観る人をどんよりさせるんですよねえ

まず、ポスターでもわかるけど、主演の彼が怖いです・・・(笑)
みるからに、なんかやってない?くすりやってんだろう?みたいな、人相でもう・・・。
若いときのクリストファーウォーケン が、病気になってやつれた感じです

彼は少年院にいるんだけれど、そろそろ仮出所の日。
実は彼、少年院で説法してくれる、司祭に憧れを感じていたんですね。あ~~いう風になりたいな~~って。
で、仮釈放で行き先が決まっていたにも関わらず、立ち寄った教会で司祭と間違えられたことがきかっけに
あれよあれよのうちに、その地域の新任司祭として働くことに・・・。

信仰ってなんなんだろうね・・・。私は特定の宗教を信じている人でないので
何とも言えないけど、人は何かにすがりたくなることもあるし、誰かに助言もらいたいときもあるはず。
だから宗教っていう存在があるわけだけれど、それを伝える、神との間の伝道者たるもの、司祭が
どれほどの人物かっていうのは、そこは難しいですよね
そもそも、その人は神様ではないのだから。人間なのだから。
あと、やっぱり見た目から入るっていうのもあるので医者の制服着ていたらお医者様、警官の服着ていたら警察官
という感じで、司祭の服を身に着けていれば、多少物足りない感じでも、司祭ですものね・・・って
思えてきてしまうものかもしれませんね。


ダニエル・・・けっして少年院でも、品行方正ではないの。でも信仰に関してだけは、忠実。
神学校にも行きたいっていう夢もある。でもどうやら、犯罪歴がある人はダメみたいなのよね
といいながら仮釈放されて、すぐに、酒も女もやっちゃているじゃん・・・・(笑)
(トップガンの愛は吐息のように~~が遊んでいるクラブで流れていたねえ・・・)

神学校に行きたい?神学校にいけないから生活変えないのかな?自分を変えたいという思いから、神学校にいきたいのかな
でも、偽司祭になってからも、一所懸命村人に尽くそうとした姿は
それは本物だったと思うし、自分の言葉で一生懸命教えを伝えようとしている場面を見ると
過去の罪が思わず消えてしまうくらいの感じにも、思えてきてしまいます。
でも見ている中でいつばれる?大丈夫か?っていうひやひや感はありました。
大勢の前でお話なんてできるの?って心配もしていたのですが、好きこそものの上手なれ‥って感じで
案外と、うま~~くお話できていて驚きもしました。
でも、過去に罪を犯したっていう事実は事実だしね~~過去は消えないし。



ダニエルって、信仰については真摯なのに
酒も薬もたばこも、女も、我慢するって感じでもなかったようなのよね。それは司祭の仕事をしていても同じ
村の若い女のことも、関係持ってしまっていたし・・。
でも、じゃあ、司祭って本当にそこまで禁欲な生活しているの?っていわれれば
ダニエルが、偽司祭になった、村の、老司祭も、アル中で病気になっているっていうことだから
結局完璧な人間なんてそりゃあ、いないのかなって思ったりもしますが。
要は、そこの、線引きが難しい所でしょうね
規則みたいなものがあるのならそれはそれでだめだろうし・・・。


ダニエルが偽司祭として働く、村では、とある事件が過去に起こっているのです。
交通事故で、7人の村の人が死んでいるけれど、お葬式もしてもらえないみたい人がいて。
その人のせいで、みんなが死んだと思っているから、村人たちもその人の奥さんを村八分にしているわけね。
1対6の交通事故。
でもそのおじさん運転手はお酒を飲んでいなくって、飲んで騒いでいたのは、他の人たち6人。
これはもうどっちが悪いっていうのは明確ではない感じ・・・
ダニエルは
村八分にしていた、村人たちにも声をあげるし、葬式はだそうと、先頭に立って試みていくの。

たぶん、今までの司祭ならこんなことはしなかったはず。見て見ぬって感じ。

そういうことをするダニエルは、もしかしたら、根はいい人なの?って思ってしまうんだけれど。
本当に悪いやつなら、もっと適当に仕事をやるでしょう。


後半、自分の身元が仲間の密告で(昔の仲間に偽司祭の姿をみられた)
少年院にいたときの司祭にばれてしまって・・・・。
追い詰められた彼は
村人へのミサのとき、自分をさらけ出してしまうのうのよね・・上半身脱いで、刺青をみせる・・・
ここ、ドキドキしました・・・
あ~~~ばらしちゃうのね・・・って。

そして衝撃的なラスト
少年院に戻った彼を待ち受けていたのは
殺した相手の兄の復讐攻撃。暴力です

殴り合いは怖かったな~~~あ~~司祭として穏やかに語っていた彼だったけれど、暴力の世界に戻されたら
やっぱりそれは暴力で立ち向かってしまうのね。
ギラギラした闘志しかみえなかったです
それでも彼は、司祭の仕事もできた子なんですよね~~

人は二面性がありますよね・・・…誰でも。
置かれた環境で、置かれた自分になってしまうのかも

どちらにこれから転んでいくのかは彼次第

なかなか難しいですよね

seinaruhannzaisha 640

(映画Comより画像引用)
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ザ・メニュー

ザ・メニュー  (The Menu)
2022年製作/107分/R15+/アメリカ


監督
マーク・マイロッド
製作
アダム・マッケイ
ベッツィ・コック
ウィル・フェレル
製作総指揮
マイケル・スレッド
セス・リース
ウィル・トレイシー
脚本
セス・リース
ウィル・トレイシー
撮影
ピーター・デミング
プロダクションデザイン
イーサン・トーマン
衣装デザイン
エイミー・ウェストコット
編集
クリストファー・テレフセン
音楽
コリン・ステットソン
出演
レイフ・ファインズ
(スローヴィク)
アニャ・テイラー=ジョイ
(マーゴ)
ニコラス・ホルト
(タイラー)
ホン・チャウ
ジャネット・マクティア
ジュディス・ライト
ジョン・レグイザモ

太平洋岸の孤島を訪れた若いカップル、マーゴとタイラー。2人のお目当てはなかなか予約が取れないことで知られる有名シェフ、スローヴィクが仕切る超高級レストラン“ホーソン”。今夜ここで、選び抜かれたセレブな客だけが味わうことを許された、究極のフルコースが振舞われようとしていた。やがて出てきた料理に感動するタイラーとは対照的に、どことなく違和感を抱き始めるマーゴ

(allcinemaよりあらずじ引用)


感想

レイフ・ファインズ好き。
ということで、彼の映画ということで観に行きました。初日だよん★。最近スルーばかりしていたからね。
しかし、レイフ目当てって、それ、マニアックだよね~~きっと(笑)
どっちかということ、アニヤ・テイラー=ジョイ、目当てって感じの人が多かったかもしれないよね。

終盤、アップも多くて、目の青さに引き込まれそうだったよ。
あと、パン!!・・・という、手をたたいて、場を静めるあの独特な感じも、身が引き締まる思いだったわ。
座禅で肩をうたれるような、感覚よね~~

フルコース料理の、一品、一品の、なが~~い説明も、あの特徴的なレイフの口調で、きいていると
そりゃあ、まあ、楽しかったよ…個人的には。

映画はホラー?というジャンルかどうかは、微妙だったけど。そこまでグロイ感じはなかったかな。
ブラックユーモアーの入った、社会風刺的な映画だったということかな。
だから、予告見て、がっちりホラーテイストを、予想していた人には、ちょっとガッカリかもしれないよね。
正直、私もあの予告から、
注文の多い料理店的な流れ→、招待した客が、料理の材料になっちゃうんじゃあないの?だって、予告編で
逃げ惑う、男性客が映り込んでいたから。相当恐ろしい、展開が繰り広げられるのでは===って
覚悟を決めていたもん

まあ、そっち系の(過激ホラー系)映画でなかったゆえ、安心感をもって楽しむことはできたので良かったです。
料理をメインにした、
今までにない見たことのない設定で、興味深かったです。(料理題材の映画って、「ディナーラッシュ」とか「マーサの幸せレシピ」とか
色々見ているけど、全然違うものね。豪華な料理だけど、食欲わいてこない映画だったもん、これは(笑))

アニャ・テイラー=ジョイは、登場からしてレザージャケットを羽織って、タバコをふかして、と、カッコイイ感じ。
それをたしなめる(タバコはは味覚を狂わすと蘊蓄をたれる、ニコラス・ホルト・・・(笑))

この、ニコラス・ホルト演じるタイラーが、いや~~~な感じでね。
まあ、うざい・・いちいち。うるさいし。
だいたい、当初連れて行く予定だったのは、別の彼女だったみたいで。
アニャちゃんは、代打だった模様。

孤島のホテルの案内人は、ホン・チャウ演じるエルサ。
「ホーソン」に招かれたお客たち。

アニャちゃん演じる、マーゴ。
ニコラス演じる、タイラー。  この二人のカップルね。

リリアンとテッド→料理評論家・・
高齢の夫婦→ 金持ちそう。過去にも、このホーソンで、料理を食べている。が、料理名も覚えていない・・・
          夫の方は、アニャちゃんと顔見知り?

怪しげな男たち3人→ レストラン「ホーソーン」の、オーナー関連の知り合い?

映画スターとその彼女→この映画スター、落ち目気味ね。ジョン・レグイザモが演じていたけど・・・・(笑)お久しぶり


レイフ演じる、スローヴィク→「ホーソーン」の、オーナーシェフ


スローヴィクは、客たちを、どういう理由で、招待したのか
どういう恨みがあって、復讐を試みようとしているのか→そんなことで恨まれる?っていう理由もあったけど。

ちょ~~と、わかりづらく、また、この客たちそれぞれの事情?も
映画の中での、彼らの会話の中で想像することしかできないので
やや、モヤモヤはします。想像力を働かせて・・・という感じかな。
エピソードが詳しくないので、感情移入はしずらいです。スローヴィクの母親も会場にいたけど、
その意味もよくわかんなかったしね。意味わかんないけど、不気味・・(笑)


次から次へと料理が運ばれる。
最初はいいんだけど

パン皿にパンがない状態とか→ソースを味わえ?ってこと。寂しい~~(笑)

お客たちのプライベートが描かれた、トルティーヤ → こんな絵柄見ながら食べたくないよ(笑)

と、どんどん、おかしな方向に==

まあ、最初に驚いたのは
第二シェフの・・・・あの出来事だね・・
ビックリ~~でも、あれ、シェフの催眠術?洗脳?よくわからない…行動だったよね

最後にはオチもちゃ~~んと用意はされていて。
どう、チーズバーガーが、絡んでくるのか、そこはお楽しみ・・というわけですね。


デザートのシーンは→スモア★  クラッカーの間にマシュマロを焼いてチョコと挟んで食べる料理なんだってね
怖いけど、ちょっと笑いもあるよね。
マシュマロとチョコをあんなふうに・・・ププ・・・・・・。全然食べたくないデザートだけど・・・・(何度も言っている)


作る人も食べる人も
良い人間関係を持ち
傲慢さもなく謙虚に。
感謝をし、食に関して至福の時間をもつことが大事だと感じた映画でした

レイフ、シェフも、なりたての頃は、志も高く、キラキラ輝いていたんだろうな~~
若いころの写真も素敵。

wiga zamenyu-

(シネマトゥデイより画像を引用)

情愛中毒

情愛中毒 (2014 韓国)

監督:キム・デウ
出演:ソン・スンホン | イム・ジヨン | チョ・ヨジョン


 韓国のエリート軍人が、部下の妻との禁断の恋に溺れていく官能ドラマ。主演は「ゴースト もういちど抱きしめたい」のソン・スンホンと、本作の体当たり演技が高く評価された新星イム・ジヨン。監督は「恋の罠」「春香秘伝 The Servant」のキム・デウ。ベトナム戦争が終盤に差し掛かった1969年。ベトナムから帰還したキム・ジンピョン大佐は、上官の娘と結婚し、エリート街道を歩んでいた。しかし、秘かに戦争の後遺症にも悩まされていた。そんなある日、彼が暮らす軍官舎に、彼を慕う部下のキョン・ウジンとその妻ガフンが越してくる。官舎の妻たちの中でも異質な雰囲気を放つガフンに心惹かれていくジンピョン。ガフンも夫との間に愛はなく、ジンピョンとの距離を縮めていく。やがて2人は、人目を忍び逢瀬を重ねるようになるが…。


<allcinemaより、引用>


感想


GYAOで鑑賞。
不倫の果ての悲劇といった感じで、とくに目新しいストーリーでもなし。
スンホンのファンというわけでもないけれど、ファンの人は、なかなか複雑な印象をもつかもなと
思ったりしました。
結構大胆なシーンも多し。そして長いし・・・(笑)

あまりにも一途な主人公の彼に
憐れみを感じたなあ。まるで中学生のようで。いや、これは見方によってはせつないってことかな。
いくらなんでも寝ても覚めても、苦しいくらいに相手を思っているって・・・すごいわ。
久々にすごいわ・・・。

後半、
「すべてを捨てるほどあなたを愛していない」と言ったガフン(お相手の彼女ね)

いや~~~これ、ひどすぎ。
彼のほうはねえ、腕に彼女の名前まで掘っていたのにね~~(最後にわかる)

悲劇的なお話だから、これはこれでしょうがないし
そもそも不倫だから、終わりは必ずあろうかと思うけど。
すぱっと、わりきれる、彼女は凄かった・・・(笑)
あと、どうみても流れ的に彼女
誘っているでしょ?と思ったので、女側の気持ちはよくわからなかったなあ・・・
こういう作品て、他の人の感想を読むといろいろな発見ができて興味深いです
その人の恋愛観がでていて、参考になるわ

ローズが流れるエンドロールが素敵でした

ジョーカー(2019)

ジョーカー(2019)
JOKER
メディア 映画
上映時間 122分
製作国 アメリカ
監督: トッド・フィリップス
製作: トッド・フィリップス
ブラッドリー・クーパー
エマ・ティリンジャー・コスコフ
製作総指揮: マイケル・E・ウスラン
ウォルター・ハマダ
アーロン・L・ギルバート
ジョセフ・ガーナー
リチャード・バラッタ
ブルース・バーマン
脚本: トッド・フィリップス
スコット・シルヴァー
撮影: ローレンス・シャー
プロダクションデ
ザイン: マーク・フリードバーグ
衣装デザイン: マーク・ブリッジス
編集: ジェフ・グロス
音楽: ヒルドゥル・グーナドッティル
音楽監修: ランドール・ポスター
ジョージ・ドレイコリアス
出演: ホアキン・フェニックス アーサー・フレック
ロバート・デ・ニーロ マレー・フランクリン
ザジー・ビーツ ソフィー・デュモンド
フランセス・コンロイ ペニー・フレック
マーク・マロン
ビル・キャンプ
グレン・フレシュラー
シェー・ウィガム
ブレット・カレン
ダグラス・ホッジ
ジョシュ・パイス

 いわゆるアメコミが原作の作品としては史上初となるヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞の快挙を果たした衝撃のサスペンス・ドラマ。DCコミックスのバットマンに登場する最強最悪の悪役“ジョーカー”に焦点を当て、コメディアンを夢みる心優しい男アーサー・フレックが、いかにして社会から切り捨てられ、狂気の怪物へと変貌を遂げていったのか、その哀しくも恐ろしい心の軌跡を重厚な筆致で描き出す。主演は本作の演技が各方面から絶賛された「ザ・マスター」「her/世界でひとつの彼女」のホアキン・フェニックス。共演にロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ。監督は「ハングオーバー」シリーズのトッド・フィリップス。
 大都会の片隅で、体の弱い母と2人でつつましく暮らしている心優しいアーサー・フレック。コメディアンとしての成功を夢みながら、ピエロのメイクで大道芸人をして日銭を稼ぐアーサーだったが、行政の支援を打ち切られたり、メンタルの病が原因でたびたびトラブルを招いてしまうなど、どん底の生活から抜け出せずに、辛い日々を送っていた。そんな中、同じアパートに住むシングルマザーのソフィーに心惹かれていくアーサーだったが…。

(allcinemaより引用)


感想

久々の劇場鑑賞。半年振り?もっとかな。映画ほとんど見ていなかったのですが、これは劇場に行けて本当に良かったです。
期待していた以上に、素晴らしかったです。
主人公の心情に、どっぷり、入り込んでしまい、悲しくて、やるせなくて
どうしようもない感情に包まれっぱなしでしたね。
私的には、今精神的には危険な自分ですが、だからこそ、選んでしまったというか・・・
そんな感じです。
重厚感あふれる音楽、最高でしたねえ。サントラほしいです。でも聞きすぎたら、精神崩壊しそうです。

主人公の魂が解き放されていく様が一般的には恐ろしいと感じるわけだけど、
そこが、楽になって良かったねとも思えたし、映像的にも美しくてねえ・・・。悪なのに悪に見えない・・
そんな風に思えてしまうほど、主人公に寄り添うことができる、不思議な作品でした。
同情ってわけでないけど。いや、寄り添っちゃあいけないわけだけど。
ああいう成長過程送ってきたら、しょうがないよね…と思わせる
有無を言わせない説得力がありました。あ~~罪な作品だわ。混乱させて。

妄想と現実の移り変わりも、なるほどな~~~と思わせるものが多くって。
映画の構成力が上手でしたよね。福祉のカウンセリングから始まって・・・・なのですが
無駄と思えるシーンがまったくなかったです。
最後もカウンセリングの場所、病院かな・・・
時間軸がちょっとわからなくなってもきますよね
ああいうラストを持ってくることで、いろいろ考えさせられますよね。


ホアキン・・・なりきりがすごかったです。
背中姿が、せつなくって(ピエロにお着換え中にみせた、裸体が痛々しい・・)
自分の存在が認められないのって
誰からも愛されないのって
そりゃあ・・・つらいだろう・・・。
普通人でもそう思ってしまう。まして、主人公は、病を抱えていた身、そもそも生きづらさは何倍もあるわけなんだから。
なんとかしたい、夢をもっていきていたいと、ある時までは
感じていたに違いないのだから。
でも、取り巻く社会や家庭環境が、どんどん、主人公を追い詰めていって。
いや、他人のせいにしたいってわけではないけど。でも、彼も彼なりに軌道修正は試みただろうに。
どうしても
主人公よりになってしまう
真実を知れば知るほど、正常ではいられないだろうな・・・・って。
彼の笑い声も独特で、病気っていっていたから、病気なわけだけど、
それもまた不憫だったなあ。気持ちとは別に、笑えて来ちゃうなんてね。


人間を変えていくのは
社会であり
人であり
愛であり・・・

映画には
幼き日のブルース・ウェインが登場。ああ~~~あれがバットマンになるのね・・って。
いかにも賢そうな子どもでした。
ダークナイトではベールだったから、あれがベールなるのかって思っちゃう
一瞬、ブルースとジョーカーって、母親違い?って思わせる展開も、興味深かったです。


デニーロの存在も良かったですね。
ラストの展開には驚きでした。
結構、グロイシーンが突然
入り込むので、おお~~~~おお~~~~という感じで
しばし驚きます(笑)


ダークな世界観がず~と続くわけですし、希望がもてる展開にはまったくならず、どんどんどんどん、
きついなるばかりですので、覚悟してみたほうがいいかなとは思いました
でも、私もどん底ですけど、精神的には。意外と見れてしまうものなので、
興味あれば是非~~とは思います。今年必見の作品だと思うので

シドニー・ホールの失踪

シドニー・ホールの失踪<未>(2017)
SIDNEY HALL
THE VANISHING OF SIDNEY HALL
上映時間 119分
製作国 アメリカ
監督: ショーン・クリステンセン
製作: ジョナサン・シュワルツ
製作総指揮: オードリー・ウィルフ
ジギー・ウィルフ
ローガン・ラーマン
ショーン・クリステンセン
脚本: ショーン・クリステンセン
ジェイソン・ドラン
撮影: ダニエル・カッツ
プロダクションデ
ザイン: リサ・マイヤーズ
衣装デザイン: ステイシー・バーマン
編集: サビーヌ・ホフマン
音楽: ダーレン・モルゼ

出演: ローガン・ラーマン
エル・ファニング
カイル・チャンドラー
ミシェル・モナハン
ブレイク・ジェナー
ティム・ブレイク・ネルソン
マーガレット・クアリー
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世
ジャニナ・ガヴァンカー
ネイサン・レイン

感想

3つの時系列が入りまじって最後に
ネタバレがありという構成。

面白かったです。
ラストまでみていないと、いろいろわからないので
どうしても最後まで引きずられます。

せつないです。

過去の
友人の自殺は
不運であったとしか言えないけど
奥さんの件に対しては
主人公、結構責任があるんじゃないのかな・・・と思うけどね
誠実に生きなかったゆえ、だと思うのよ。

もちろん
それら、すべて含めて
才能がある故に運命が狂ってしまったとも言えるんだけど。

でも
なにかのせいにして
生きていくのってむなしいだけだよね

悩み苦しみ
そして、幸せな人生を歩むことができなかった・・・。


でも人生なんて
そういうもの
多々ありで・・
それもまた
人生なんだと思う

詰め込みすぎて
一つ一つが物足りない部分もあるけれど
ローガン・ラーマン
エル・ファニングの
青春時代のキラキラした部分を見るだけでも
とっても、いい映画だったと思うな
ただし
やっぱり
せつなすぎて、痛みだけは残るのよね~~泣


聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017)

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017)
THE KILLING OF A SACRED DEER
上映時間 121分
製作国 イギリス/アイルランド
監督: ヨルゴス・ランティモス
製作: エド・ギニー
ヨルゴス・ランティモス
製作総指揮: アンドリュー・ロウ
ダニエル・バトセク
サム・ラヴェンダー
デヴィッド・コス
ニッキー・ハッティング
アミット・パンディヤ
アン・シーアン
ピーター・ワトソン
マリー=ガブリエル・スチュワート
脚本: ヨルゴス・ランティモス
エフティミス・フィリップ
撮影: ティミオス・バカタキス
プロダクションデ
ザイン: ジェイド・ヒーリー
衣装デザイン: ナンシー・スタイナー
編集: ヨルゴス・モヴロプサリディス

出演: コリン・ファレル スティーブン
ニコール・キッドマン アナ
バリー・キオガン マーティン
ラフィー・キャシディ キム
サニー・スリッチ ボブ
アリシア・シルヴァーストーン マーティンの母
ビル・キャンプ マシュー


 「籠の中の乙女」「ロブスター」のギリシャの奇才ヨルゴス・ランティモス監督が、「ロブスター」に続いてコリン・ファレルを主演に迎えて贈る不条理スリラー。心臓外科医の男が、亡くなった元患者の息子と親しくしていくうちに、自分の子どもたちに不可解な異変が起きるさまをミステリアスかつ不穏な筆致で描き出す。共演はニコール・キッドマン、バリー・キオガン。
 美しい妻と2人の子どもと郊外の豪邸で満ち足りた生活を送る心臓外科医のスティーブン。彼には家族に内緒で定期的に会って、その成長を優しく見守る少年が一人いた。それはかつて彼が担当した手術で死なせてしまった患者の息子マーティン。ある日、そんな彼をスティーブンは家に招いて家族に紹介する。ところがこれを境に、スティーブンの子どもたちに説明不能な異変が起き始めるのだったが…。
<allcinemaより引用>

感想

やっぱり・・・こういう妙な作品だったか(笑)
「籠の中の乙女」「ロブスター」も未見だったけど、なんとなくうわさは聞いていたので
ショックがすくなくって良かったわ。
不条理スリラーということで
好きな人にはたまらないのかもね・・・・。
(私はどちらかというと、苦手だけれど、まあ・・鑑賞はできる・・・(笑))
最後の展開は、ファニーゲームを思い出してしまいました。
私の中では、マザーに続いての、後味悪さ作品でした・・。

まず、
オープニングがいきなりの、おおおお~~~~~。
ぼ~~んとUPで出てくるのでちょっと戸惑ってしまいました。
臓器は弱くって。

音楽も
これ以上ない!!というほどに、不愉快極まりなくって。
耳障りなのよね。
それでも、なんとなく先が気になるのでついついみてしまいました。

まったくもって
物語上、意味なんてないんだろうな・・・・っていうシーンも
いくつかあって、そのバランスの悪さが
逆に面白いっていうことにつながっているのかな
腋毛見せ合ったり
ニコールの歯の手入れとか。
そもそもニコールの
全身麻酔プレイ?(笑)みたいなものも、
それ必要?っていうレベルだとは思うけれど(笑⇒ニコールの顔が怖いよ。
ちょっとしたこんなヘンテコシーンでも入れて、笑い取っている?
いや、息を抜かないと
これからのダーク内容についていけないよ・・・って感じなのかな。


コリン⇒コリンファレルの方ね、
久々にみたけど、髭もじゃもじゃしていて
最初は誰だかわからなかったわ。
いつの間にか、医者っていうエリート役もやるようになっていたのね。
でもこの医者
お酒飲んで手術してしまうような方だから、
相当の適当人間かもしれない

死なせた患者の息子に個人的にあっていたようだけど
あれは贖罪のためなの?
反省しているようには思えなかったし。
ただただ、自分は悪くないけど、いいことしているんだってそういうこと?
高級な時計渡したりしているのも
自分の気がおさまるためだけしか思えないもの。
どうにも腹立たしい
だからなるべくして、背負いこんだ悪夢だとは思います
でもそれが家族の命っていうのが不条理よね。
彼本人の命狙うなら、わかるけれど
家族の誰かというのは酷だわ。
マーティンが父を失ったから
同じ条件で、スティーブンも身内の誰かってことかい・・・。
わ~~きついわ


後半は
マーティンのいうように
2人の子どもたちが
歩けなくなって、食べなくなって、目から血を流し
死ぬだろうという運命を背負わされる。

ひえ~~~怖いわ。
この家族内の関係性も
独特な感じがあり、ちょっと一般的ではないよね。
この医者2人の夫婦も
子どもをどうかんがえているのか。
どちらかを切り捨てようと考え始めたときは、ぞ~~~としてしまったわ。
ニコールに関しては
子どもはまた作ればいいって・・・。
ひえ~~~状態
開いた口がふさがらない

最後の最後まで
不愉快さがまとわりつく映画でした。

題名が妙だなと思ったら
どうやらギリシャ神話の引用もあるとか。
なるほど~~
でもその深い意味を知らなくても
充分、いろんなことが伝わる作品であったとは思います。
目には目を・・・
悪いことをしたら
天罰がくだるってことなのかな


スパゲティーは
やっぱり
上品に食べたいよね
汚い食べ方みていると
食欲落ちちゃうよ・・・。

息子ちゃん
美形で可愛かったのに
眼から血流すまでいっちゃうのって
やっぱり可哀想。

seinarushikagoroshi shikashika

ジオストーム

ジオストーム(2017)
GEOSTORM
上映時間 109分
製作国 アメリカ
監督: ディーン・デヴリン
製作: デヴィッド・エリソン
ディーン・デヴリン
デイナ・ゴールドバーグ
製作総指揮: ハーバート・W・ゲインズ
マーク・ロスキン
ドン・グレンジャー
脚本: ディーン・デヴリン
ポール・ギヨ
撮影: ロベルト・シェイファー
プロダクションデ
ザイン: カーク・M・ペトルッチェリ
衣装デザイン: スーザン・マシスン
編集: ロン・ローゼン
クリス・レベンゾン
ジョン・ルフーア
音楽: ローン・バルフェ

出演: ジェラルド・バトラー ジェイク・ローソン
ジム・スタージェス マックス・ローソン
アビー・コーニッシュ サラ・ウィルソン
アレクサンドラ・マリア・ララ
ダニエル・ウー
エウヘニオ・デルベス
エド・ハリス レナード・デッコム
アンディ・ガルシア アンドリュー・パルマ大統領


 ジェラルド・バトラー主演で贈るディザスター・ムービー。最新鋭の気象コントロール衛星の暴走で全世界に未曾有の大災害が巻き起こるさまを壮大なスケールで描き出す。共演はジム・スタージェス、アビー・コーニッシュ、エド・ハリス、アンディ・ガルシア。監督は「インデペンデンス・デイ」シリーズなどの製作・脚本を手がけ、本作が長編監督デビューのディーン・デヴリン。
 度重なる自然災害に苦しめられてきた人類は、ついに世界各国が協力して、全世界の天気を管理できる気象コントロール衛星“ダッチボーイ”を完成させる。ところがある日、そのダッチボーイが謎の暴走をはじめ、世界各地に未曾有の大災害をもたらしていく。かつてダッチボーイの開発に携わった天才科学者ジェイクは、この史上最大の危機を前に立ち上がり、人類滅亡を引き起こす地球規模の自然災害“ジオストーム”を食い止めるべく奔走するのだったが…。


<allcinemaより引用>


感想

ダニエルウー  死ぬなよ・・・(笑)


この手の映画はあまり観ないのですが、
マンマ~~のガルシアが素敵だったので、他の作品探していて、みっけ・・・・。
さらに、出演者にがエド様もいるので、今回チョイスしました。


豪華ではないですか。
出演者が。
TVでのお昼でも再放送していそうな、題材の映画じゃないの?って
期待はまったくしていなかったのですが、なんのなんの・・・・
面白かったです。

ジェラルド・バトラー
ジム・スタージェス

この2人が兄弟です。わ~~~
ミュージカル映画に出てていた2人だもの、歌も聞かせてよと・・・・おねだりしたい。
アクロス・ザ・ユニバース 好き。

ガルシア大統領も
補佐のエド様も
ナイスなお声で、渋い、素敵。

エド様悪役だったけど、許す・・・

アビー・コーニッシュ
素敵だったな~~
かっこいい・・
スリー・ビルボードのビルの奥さんでも、みていたけれど
今回のほうが、派手な活躍があって魅力が出ていた気がするわ。
この路線でも頑張って。

映画の内容は
たぶん、みなさん
想像していたのと違うわ~~~という印象を持つはずなので
お勧め。
宇宙にも進出するしね
サスペンスもあり。

ラスト、
アルマゲドンかと思ったけど
そうでなく
ほっとした・・・・(笑)

終わりはさわやか~~感動、兄弟愛、親子愛。

劇場で何度も予告観たけど。
あの予告は
物語りにはあまり関係ないけど
インパクトはあって記憶の残るよね。
いや~~~
予告以上に面白かったと思います…笑
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セインツ -約束の果て-

セインツ -約束の果て-(2013)
AIN'T THEM BODIES SAINTS
上映時間 98分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(クロックワークス)
初公開年月 2014/03/29
ジャンル ドラマ/犯罪
映倫 G
再び出逢うとき、
監督: デヴィッド・ロウリー
製作: トビー・ハルブルックス
ジェームズ・M・ジョンストン
ジェイ・ヴァン・ホイ
ラース・クヌードセン
エイミー・カウフマン
カシアン・エルウィズ
製作総指揮: ローガン・レヴィ
ジェシー・ケネディ
マーク・バーグ
マイク・メンシェル
フレドリク・マルンベリ
ダニエル・ワグナー
ハーヴェイ・ワインスタイン
ボブ・ワインスタイン
脚本: デヴィッド・ロウリー
撮影: ブラッドフォード・ヤング
プロダクションデ
ザイン: ジェイド・ヒーリー
衣装デザイン: マウゴシャ・トゥルジャンスカ
編集: クレイグ・マッケイ
ジェーン・リッツォ
キャスティング: アヴィ・カウフマン
ヴィッキー・ブーン
音楽: ダニエル・ハート

出演: ケイシー・アフレック ボブ・マルドゥーン
ルーニー・マーラ ルース・ガスリー
ベン・フォスター パトリック
ネイト・パーカー スウィーティー
ラミ・マレック ウィル
キース・キャラダイン スケリット
ロバート・ロングストリート
チャールズ・ベイカー
ケンタッカー・オードリー

 「ジェシー・ジェームズの暗殺」のケイシー・アフレックと「ドラゴン・タトゥーの女」のルーニー・マーラが、離ればなれとなりながらも互いに求め合う犯罪者カップルを演じた哀切のクライム・ドラマ。共演に「3時10分、決断のとき」のベン・フォスター。監督はこれが長編2作目の新鋭デヴィッド・ロウリー。
 1970年代のテキサス。強盗を繰り返してきたカップル、ボブとルース。ルースが身ごもったことを機に、ふたりは足を洗う決意を固め、最後の銀行強盗へと向かう。しかし保安官たちに包囲されてしまい、銃撃戦の中でルースの放った銃弾が若い保安官パトリックの肩に命中してしまう。もはやこれまでと観念したボブは、ルースを庇って罪を一人で被り投降、代わりにルースは無罪放免となる。4年後、4歳になる娘と静かに暮らすルースの前にあの時の保安官パトリックが現われ、ボブが脱獄したと告げる。また、陰でルースを見守るパトリックだが、秘めたる恋心は隠しきれないでいた。そんな中、追っ手をかわしながらルースとまだ見ぬ娘のもとを目指すボブだったが…。

<allcinemaより引用>



感想


テレンス・マリックっぽい雰囲気。
この秋公開の、アゴーストストーリーが気になるこの頃なので(予告編でハマった,すでに意味なくウルウルしている)
まずは、前作の監督の作風をつかもうと鑑賞。

夫婦の絆がメインの映画だったけれど、
主人公たちが、犯罪者という設定なので
背景が語られない部分が多いのは、結構きつい感じがするかな。
感情移入しづらいではないですか。
いくら二人が愛し合っていたとしても
なぜ、犯罪に手を染めてしまったのかという背景がみえないと
どこかで、自業自得だからねえ・・・と突き放した気持ちがわいてくるんですよね。


冒頭、言い合いの喧嘩をしている、ボブとルース。
妊娠が分かりすぐに仲直り。
短い一瞬のシーンだったけれど、
この映像が素敵で最初から見入ってしまいます。
ただし犯罪者というのはこの部分でまったくわからない2人(笑)



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その後の、断片的な会話で、
強盗繰り返すカップル⇒逮捕⇒女は釈放、男は25年の刑(女をかばう)⇒女、出産、4年たつ

という時間の流れが、テンポよく紹介されます。

ボブとルースには、育ての親がいて、
それが、スケット(キース・キャラダイン)
どうもこの親、裏稼業?しているみたいで、2人が犯罪に手を染めたのも
どうやら、親の影響?なのかと推測。

4年後。
ボブは脱獄します。
ボブは何回も過去に脱獄していて
今回6回目の正直だったかなあ。確かに、捕まるときに、絶対会いに行くと
約束はしたけれど、(それが邦題になっている)
なにも刑期まだなのに、脱獄しなくても、罪重くなるじゃん?罪の意識わかっていないのではと
腑におちません。けど、会いたいのか・・・と素直に受けとるしかないのかな。
会ってそのまま逃げようとi
iいうことか・・・。

一方の、ルース。
実は、捕まるとき
逃げようと・・・、最後まで、反抗していました。
結局、好きな男が自分の罪をかぶってくれたんですよね。
子どもを産んだことによって、人間的に成長はしたかもしれませんけど
当時のこと、罪を背負ってくれたこと
そこらへんの部分はどのように
感じているのかはわかりにくいかったですね。
そこはこちらの想像・・・。
本人、感情は表に出さないし、終始暗い表情だからか、
推し量るのは難しいです。
娘との生活を壊したくないと思いながら
夫にはやはり会いたいとは思うはずだけど。
では、ルースに好意を持つ保安官(ベン・フォスター)については
どう思っているのかな。自分に関心があると気づいてはいるはず。
頼ってもいるけど、でも本当のところどうなんだろう?

ということで
3人の恋愛模様まで話は進みますが
やっぱり、情報量が少ないので
感情移入ができず。
また、後半のボブが襲われるシーン
画面の暗さが半端なく、ほとんど不明。

もちろん、ボブがああいう最後を遂げてしまうのを
みてしまうと
多少なりとも、切なさは感じるものの
もっとこう・・・ぐわ~~~~んと突き抜けるような
熱いものまではわいてはきませんでした。

天国の日々に似ているかな
関係性もまた。

もう少しストーリーに、ふくらみがあれば
こういった世界観で感動したかもしれません。

でも、
映像は好き。
かすれるケイシーの声も
もの悲しくて好き
哀愁漂うもの。


エンドロールに流れるテーマ曲を、キース・キャラダインが歌っていました

11月公開の
お化けのケイシー・・・観たい
な~~視覚重視な映画でも。

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016)

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016)
MAUDIE
上映時間 116分
製作国 カナダ/アイルランド
監督: アシュリング・ウォルシュ
製作: ボブ・クーパー
メアリー・ヤング・レッキー
メアリー・セクストン
スーザン・マレン
製作総指揮: ヘザー・ホールデイン
フサイン・アマルシ
マーク・ロバーツ
シェルドン・ラビノヴィッツ
ロス・ジェイコブソン
エド・リーシュ
タイラー・ミッチェル
アラン・モロニー
ジョハンナ・ホールデン
脚本: シェリー・ホワイト
撮影: ガイ・ゴッドフリー
プロダクションデ
ザイン: ジョン・ハンド
衣装デザイン: トリーシャ・バッカー
編集: スティーヴン・オコンネル
音楽: マイケル・ティミンズ

出演: サリー・ホーキンス モード・ルイス
イーサン・ホーク エベレット・ルイス
カリ・マチェット サンドラ
ガブリエル・ローズ アイダ
ザカリー・ベネット
ビリー・マクレラン


 カナダでもっとも愛された画家モード・ルイスの知られざる愛の物語をサリー・ホーキンスとイーサン・ホークの共演で映画化した感動の伝記ドラマ。リウマチのために手足が不自由で孤独な人生を送っていたモードが、粗野で無愛想な男性と運命的に出会い、次第に絵の才能を開花させていくとともに、2人の間に不器用ながらも確かな愛が育まれていくさまを描く。監督はTVを中心に活躍するアイルランドの女性監督アシュリング・ウォルシュ。
 カナダ東部のノバスコシア州。小さな町で叔母と暮らしていたモードだったが、幼い頃からリウマチを患い、手足が不自由なために両親が他界した後は、一族から厄介者扱いされ、孤独な日々を送っていた。束縛の厳しい叔母との生活に辟易し、早く自立したいと考えていた。そんなある日、買い物先で家政婦募集のビラを目にしたモードは、住み込みで働くことを決意する。募集を出した男は、町外れの小さな家でひとり暮らしをしているエベレット。孤児院育ちの無骨な彼は、いきなり押しかけてきたモードに戸惑いつつも、彼女の熱意に押されて雇うことに。しかし理不尽で暴力的なエベレットとの同居生活は案の定トラブル続き。それでも自由を手にした喜びを噛みしめ、大好きな絵を家のあちこちに描き始めるモードだったが…。


感想

アカデミーの陰でひっそり公開しておりますが、非常に良い映画でした。
是非多くの人に見てもらいたいと思っているのですが、なにせ劇場が少なのですよね。
カナダの画家モード・ルイスの半生を史実に基づいて描いていますが
映画ということで、細かい部分で、多少脚色されているところはあるのかもしれません。
しかし、そんなことは気にならないくらい
すんなりこの夫婦の人生の歩みに感情移入していけます。
ちなみに、モード・ルイスは、 1903年~1970年。映画見る前まではまったく絵も、本人も知りませんでした。
知りえたことにとても幸せを感じます。

芸術家というと
なにか、特別な性質を想像しがちですが
主人公モードはとても愛らしく(サリー・ホーキンスの魅力もあるでしょう)
どんな困難な場面でも、真摯に人生に向かい合っているようでとても好感もてるキャラでした。
リウマチのために手足が不自由ということで、物語の冒頭から親族に疎まれ、身内の兄にもそっけなくされていましたが
卑屈にならず、常に行動、行動で、観ていて気持ちが良かったです。
のちに夫となるエベレット。武骨で不器用な男でした。孤児院育ちで、人付き合いも苦手なようです。
言葉も荒々しいし・・。
今でいう、ツンデレ?パワハラ?・・笑
まあ、はっきりいって、見た目も怖いです・・・・(笑)イーサンですから、ハンサムではありますが・・笑
ちなみに、エベレットのようなタイプの男性は今の若い年代では
理解しがたい人物であろうかと思います。
え~~こんな人?いや~~~って思っちゃうんじゃあないかな。少なくとも前半は。

家政婦としてこのエベレット、以下イーサンにします・・・(笑)
のところで住み込みで働くことになったモード。
イーサン、命令口調で、モードに指図。俺様が一番だ~~とお山の大将状態。
鶏、犬を飼っているイーサンだけれど
この家では、モードが最下位というのよね。動物以下というのよ?まあ・・ひどい。
さらに、ちょっと冗談じみて
一緒に寝ているのよね~~とモードが彼の同僚に声かけた途端に(実際、古びたお家の2階で雑魚寝をしていた模様)
平手打ちをかます始末。イーサン暴力はダメよ、暴力は。
しかし、そんなイーサンでもお食事するときは
なんか子供みたいにみえるの。え・・みえませんでしたか?・・笑
傲慢な感じなのに、時折、駄々っ子のような、可愛らしい面がみえます。
これはね・・・イーサンの演技力ですよ、もう。
モードが惹かれていくのも、なんだかわかる気がしてきます。

このイーサンの変化模様が、この映画のポイントの一つでもあります。
彼の心の変化、着実に変わりつつあるのが、観ていてジワジワわかってきます。
あ・・あの行動、前と違うじゃない?って。
それに気づくときに、何とも言えない、温かい気持ちに包まれるのです。
そうモードの絵のような世界です。(彼女の絵はエンドロールで堪能できます)
そうやって人は人によって変化していくんだよな・・・・と感慨深くなります。
愛を育む過程って、ただただべたべたしているとか
愛しているとばかり言っているとか
そんなわかりやすいものばかりではないのですよね⇒意外と若いうちはそんな雰囲気ばかり望むけど。
相手の良さを認めあい
影響し合い、人として成長していくことの素晴らしさ。
モードがどんなに怒られても、結構なひどい仕打ちをうけても
逃げ出さなかったのは、持ち前の、根性&前向きな姿勢もあるけれど、やっぱりどこか彼のことを
私がいなければ…的な、母性愛に似た、感情が渦巻いていたからだと思います。

淡々とした夫婦の日常が描かれるだけなので
地味な映画であるとは思いますが
素敵な大人の愛の物語ですので、満足度は高いです。
この夫婦の人生の歩みを知ることは
絶対に自分の人生において、よい影響力を与えてくれると思います。
夫婦っていろいろあるのよね・・・ときっと共感もてることと思います。
ある程度年齢いった人は特に。
妻の愚痴をめんどくさいという夫。
ありがちではありませんか~~(笑)

芸術家としてどのように大成していったのかというのは
さりげなく描かれる感じになっており
夫婦愛のほうがテーマとしては強く出ている感じです。

舞台になるカナダの風景は
自然にあふれてとても美しいものですが
同時に、厳しいものにも映ります。


私は、結婚式後の自宅でのダンスシーンが大好きでした。
間違えなければ
イーサンの靴にモードは足載せて踊っていましたね。
あれは足をいたわっていたように感じたのです。
その時語る、靴下のたとえ
良いではないですか・・
もうず~~と泣いていました、私。

あとラストで
病院から帰って来た時
缶の中から
家政婦募集・・・掃除道具持参の
張り紙がでてきてましたよね。
ず==と持っていたのかなと思うと
これまたじーーんとして泣いていました。
あの無表情なイーサンの姿にも
ジーン


まあ、
なんだかんだと
私は中盤の
さりげないシーンから
意味なく泣いていたわけですけれどね。
(泣きっぱなしジャン・・・笑)

温かく素朴な絵を見ながら
熱いお茶を飲みたい気分ですね。

窓の外はいろんな景色があるから好きと言っていたモード
彼女にとっては
彩り豊かな人生であったと思いますね。

サリー・ホーキンスは
シェイプに続いての鑑賞ですが
熱演で良かったなあ、これも。
イーサンは最近は
個性的な役が多くて・・・でもかっこよさは相変わらずで
渋くて好きです・・・(笑)

演技派の2人だからこそ
作品の魅力もUPしたのかなとも
思いました。
実際のお二人は
最後にでてきました

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シェイプ・オブ・ウォーター

シェイプ・オブ・ウォーター(2017)
THE SHAPE OF WATER
上映時間 124分
製作国 アメリカ
監督: ギレルモ・デル・トロ
製作: ギレルモ・デル・トロ
J・マイルズ・デイル
原案: ギレルモ・デル・トロ
脚本: ギレルモ・デル・トロ
ヴァネッサ・テイラー
撮影: ダン・ローストセン
プロダクションデ
ザイン: ポール・オースタベリー
衣装デザイン: ルイス・セケイラ
編集: シドニー・ウォリンスキー
音楽: アレクサンドル・デスプラ

出演: サリー・ホーキンス イライザ
マイケル・シャノン ストリックランド
リチャード・ジェンキンス ジャイルズ
ダグ・ジョーンズ 不思議な生きもの
マイケル・スタールバーグ ホフステトラー博士
オクタヴィア・スペンサー ゼルダ
 「パンズ・ラビリンス」「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロ監督が米ソ冷戦下を舞台に、政府に捕らえられた半魚人と、掃除婦として働く口の利けない孤独なヒロインの切なくもピュアな愛の物語を描き数々の映画賞に輝いた感動のファンタジー・ラブストーリー。主演は「ハッピー・ゴー・ラッキー」「ブルージャスミン」のサリー・ホーキンスと、「ヘルボーイ」のエイブ・サピエンをはじめ数々の異形キャラクターを演じてきたモンスター役俳優の第一人者ダグ・ジョーンズ。共演にマイケル・シャノン、オクタヴィア・スペンサー、リチャード・ジェンキンス。
 1962年、アメリカ。口の利けない孤独な女性イライザは、政府の極秘研究所で掃除婦として働いていた。ある日彼女は、研究所の水槽に閉じ込められていた不思議な生きものと出会う。アマゾンの奥地で原住民に神と崇められていたという“彼”に心奪われ、人目を忍んで“彼”のもとへと通うようになる。やがて、ふたりが秘かに愛を育んでいく中、研究を主導する冷血で高圧的なエリート軍人ストリックランドは、ついに“彼”の生体解剖を実行に移そうとするのだったが…。


<allcinemaより引用>

感想

先日、ヘアスプレーを観ましたが
時代的には同じですね。


<舞台は1962年、東西冷戦下のアメリカ・ボルチモア>

ということで。

そういえば、先日の、ミュージカル映画、グレイテスト~~も
マイノリティーの人々を描いていたような・・・・・・・。
こういう系の映画今年は立て続けだわ。

で、本篇。
この映画
ファンタジー映画でしたが甘く、夢見がちな世界だけでなく
リアルな部分もきちんと描かれていて
何とも言えない、不思議な映画でありました。
アカデミーがらみですが、こちらも、万人受けはしないのではと個人的には思います。
(ビルボードでも言っているか、自分・・・(笑))

「パンズ~~」は感想書いていないのですが
観ています♪
パンズ以外はみていないかな。残念。
2作しか監督さんのはみていないのですが
パンズ~~と、同じようなテイストに感じました。


この時代、少数派の人たちはいろいろ差別されていた様子。
清掃員として黒人女性がいたり、声の出せない女性がいたり(主人公イライザね)、
主人公の友達はゲイだったり(最初、ゲイだとは気づきにくかったです。仲の良い近所のおじさんかと…笑
あの冷蔵庫にいっぱいのパイケーキと、パイ屋?のお兄ちゃんに肩入れしているあたりでなんとなく気づく⇒遅いか・・笑)と。

そういう人たちが最終的に一致団結して
彼(水中の生物ね)を逃がすあたりは、サスペンス要素たっぷりでもあり、
ドキドキ感がありました。
清掃員仲間との友情関係にも心地よさを感じたし
ゲイ友達との出勤前の過ごし方などにも、微笑ましさを感じました。

イライザの住むお家は
下に映画館もあって、なかなか素敵な作りです。いいな~~~
出勤中での(夜中に出かけるのね、深夜清掃)
バスでの行動も、
少女趣味的なところもあってとても可愛らしいです。
ミュージカルもお好きみたいで、タップ踏む姿なんかもみせてくれちゃったりして
ユニークですよね。

と思いきや、
40過ぎ(?わからないが、中年女性よね)の成熟した大人の女性であるので
日常生活において、同じ行動を繰り返す中に
お風呂での・・・行為も、きちんと描かれたりします。一人暮らしですから、いろいろ欲求もあるのでしょう~~
お仕事は、列並ばないでお友達にタイムカード押してもらう(抗議もへっちゃら~~(笑))感じで
意外と、マイペースなのかな・・・と感じられます。
ファンタジーと言えども、
誰にでも好かれるような、絵にかいた一般的な童話主人公ではないのですね。
そもそも、美女と野獣の、美女のようなキャラではないのです。女優さんの容姿も含めてね。
ここら辺は、そういうディズニー映画的なものを意識して、対抗しているというような
監督さんのコメを読んだので、なるほどと思っていた部分もあり
素直に受け入れていました。
ほ~~~そういうキャラなのね・・という感じで。
逆に今までにないタイプで、面白いなという印象もありました。

映画は
映像も音楽も素敵だったし(色合いの素敵さね、緑色がメインなのに、恋をしたら、赤い色もポチポチ見受けられる
世界観は素敵でした・・・服とか靴とかね)
描かれていた社会的な状況も、わかりやすかったし(差別社会&米ソの対立関係等々)
恋愛だけでない部分も手を抜かないで描いていたので
奥の深さがあったように思います・
監督の趣味趣向が
良く出ていて(といっても2作しかみていないが…笑)
好きな人にはたまらない作品だったのではないかなと思います。グロもきっちり手を抜かない…笑

で・・・
ここから~~~。良い映画だったのですが・・・私は最高~~ブラボー♪まではいきませんでした。
今回、未知な生物との恋愛映画ということで鑑賞しました。
だからなのかちょっとそこを期待していまして。
いろんな要素が描かれていたのは、良かったですが
その分、肝心の恋愛に関しては、うん?という思いがあったのです。
すんなり受け入れられない自分がいました

彼⇒(水中の未知の生物ね)は
イライザをどう思っているのかが
わかりにくくありませんかねえ。
イライザが彼・・・に惹かれていくのは、
わからなくはない・・・のです。
声が出せないという他者と違う自分を特別視せず、ありのままで受け入れてくれたということですよね?
心が通じ合えたと感じているのですよね。
と、本人が思っているのですからそれがすべてであろうと思います。
ただ、
観ている限り、彼が
彼女を、愛という意味あいで、受け入れているという風には思えませんでした。少なくともラストまではそう感じえない。
彼のほうの気持ち部分が
まったく読み取れない。
言葉はなくてもよいですよ。ただ、彼が彼女に好意を持っているという仕草があったりとか
出来事があったりとかそういうもの、
彼からのアプローチですね、それがまったく感じられなかったから。(あったりしたら、私が気づかないだけですね)
いや、それでも、目の動き具合とか、ちょっとした動きでそうだと気づけと?
ハードル高い感じです。第三者的には。
彼側からして
卵をくれる彼女
音楽聞かせてくれる彼女
連れ出してくれる彼女
という認識はあるものの
そこに、特別な感情があったのかな?
親切で優しいだけでない特別な感情よ。
イライザ好き、イライザでなければだめ的な
決定的な行動が、どうも感じられなくって。
そんな思いを一方的に私が感じていたところで
一気に、性行為までいくでしょう?
イライザ自身が
自分を受け止めてくれた彼だから
よいのよ★・・・全て捧げてよいのよ★
私が彼を好きだからよいのよ★・・・なのだから
それはそれで第三者がとやかくいうわけでないけれど(( ´艸`)
え・・・しちゃうんだ・・・・的な思いがあの瞬間、ふとわいてきてしまったのよ。
そこに行きつくまでに、キスさえなかったからさあ・・・・(笑)なかったよね?水中生物さんよお~~
第三者としてみていて
恋愛は、お互い思い合っているのね・・・と
確認できればできるほど
2人の恋愛姿に、共感できるような気がするし、入り込めるんじゃあないかな・・・と思うわけですよ。
今回、少なくとも彼女のほうが彼より思いは強かった感じしませんでしたかねエ。
そこがちょっとねえ。
たまにはお風呂ばっかり入っていないで、卵でも見よう見まねでゆでておいてくれよ~~水中生物さんよ・・って・・笑
また、性交渉した後日、清掃員友達に結局報告する形になって(わかりやすいしさ・・あ)
清掃員友達はあああ~~彼も男ねみたいな感じで受け答えたでしょ?
なんかねえ・・生々しい会話というか。ふへ===て、そこで、言っちゃうんだ・・・ってひいた部分もあり。
ええ・・・神と崇められているなんて言われていた水中生物さんだったけれど
結局、普通かい…(一般男性と同じ☆)って思ったりして・・・・・爆・・・・まあ、ちょっとねえ。
猫もね、襲っちゃったりしたでしょ?ゲイ友人は本能だからと
さらりと受け止めていたけれど。
それが本能だったら、彼女とのあれも、
まあ・・・本能のままで行動したわけで(女性が裸でくるしねえ・・・)
そこにやっぱり、深い愛はあるのか的な違和感があったのでした。⇒いや、そもそも、本能でするのか・・笑
すみません、小難しいことばかりで。もろに個人の恋愛観丸出しね~~(笑)
やっぱりねえ、恋愛過程でロマンチックな部分、みてみたいのですよ。
ゲイのおじさんに優しくしたりしていましたが(キズを負わせたからねえ、頭もなでなでして、不思議な能力発揮していたけど)
そのレベルと、彼女への対応のレベルとの差をはっきりさせてほしかったです。
ただの良い人レベルだけでないなにか。それがラストにあらわれるといったらそうなんですが
できれば序盤から・・⇒わがまま。。。(笑)

要は、恋愛において
イライザ側の、ある意味一方的な愛に感じておりまして・・・・(まあ、本人が満足ならよいのですよ、別に)
観ていて入り込みにくかったってことかな。

私はラストの
ポスターにもなっている
水中のキスシーンが好きなのですよ。
どちらかというと、しちゃったよ・・・・的なシーンよりも
ああいうさりげない
キスシーンのほうがぐわ====とくるので。

あのシーンで
彼が
初めて
イライザに対して、好きっていう気持ち、愛おしさを感じ取ったのではないかと
勝手に理解したりして
満足感を得たりしておりましたけれど。
今一歩だたったかな、恋愛過程は。

余談ですが
マイケル・シャノンが
めちゃめちゃ怖くないですか?
恋愛以上にそちらの方になんとなく興味を覚えちゃいますよ。
水中生物の容貌に驚く以上に
マイケルの行動に、驚いちゃったりね。
だって、トイレした後手を洗わないし・・・・爆
そのまま、キャンディ?食べているし~~爆


アカデミーはどうなるかな。
楽しみですね

後ろ姿で顔は見せないよ


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