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神と共に 第一章 罪と罰

神と共に 第一章 罪と罰 (2018年製作/140分/韓国)



韓国の人気ウェブコミックを実写映画化し、世界的ヒットを記録したファンタジーアクション2部作の第1章。
人間は死ぬと49日間に7つの地獄の裁判を受けなければならず、すべてを無罪で通った者だけが現世に生まれ変わることができる。ある日、死を迎えた消防士ジャホンの前に、冥界からの使者で地獄の裁判の弁護と護衛を務めるヘウォンメクとドクチュン、カンニムが現れる。生前の善行が認められ、19年ぶりの貴人として転生を確実視されるジャホンだったが、裁判が進むにつれて地獄鬼や怨霊が出現し、冥界が揺らぎはじめる。

(映画.com より、あらすじ、引用)

監督
キム・ヨンファ
脚本
キム・ヨンファ
撮影
キム・ビョンソ
出演者

ハ・ジョンウ(カンニム)
チャ・テヒョン(キム・ジャホン)
チュ・ジフン(ヘウォンメク)
キム・ヒャンギ(ドクチュン)
イ・ジョンジェ(閻魔大王)
D.O.(ド・ギョンス)ウォン・ドンヨンD.O.
キム・ドンウク(キム・スホン)


感想

新年早々、韓国映画を観ました。

もとは、人気ウェブコミックだそうです。

いや~~この世界感に入っていくまでが、ちょっと大変だったけど(ファンタジーで、CGが凄い)
慣れてしまえば、うんうん、面白いかなって感じでしたね。
まあでも、長かったよ・・(笑)

出演者があ~~この人も、あの人も見たことある、っていうことで
それで、なんとか、最後まで見続けられたっていうところもありました。

人間は死ぬと49日間に7つの地獄の裁判を受けなければならない・・・・ふむふむなるほど~~~

7つということで7つの地獄をみせられるわけだけど、
このパターンがちょっとつらかったです。
だいたい、同じ流れになっていくからね。

ハ・ジョンウが、かっこいい☆です(笑)
マトリックスみたいな服で、ビューンビューン、現世と地獄を飛びかうのが
素敵なんですよ。

チュ・ジフンは、ちょこちょこ面白いこと言って、お茶目・・です。


(ドクチュン)役のキム・ヒャンギも、紅一点で頑張っていました。

19年ぶりの貴人として転生を確実視されるジャホンには
チャ・テヒョン。
チャ・テヒョン。・・この間、久々に「猟奇的な彼女」見直しましたが、可愛かった・・・でこの映画でも
ぼわ~~とした感じは変わってなくってうれしかったです。
あ、彼は、この映画では
消防士。でも、必ずしも彼、素晴らしい人生を送ってきたわけではないのです。
現世でまあ、いろいろあったんですね。
親を殺そうとしたこともあったとか
先輩を助けられなかったとか・・・
ず~~と親に嘘の手紙を送っていたとかいろいろ、あったわけです。
そういう事実が、いろいろ判明していくあたりは、
退屈はしませんでした。

報半は、母親とこの息子の家族愛が強く描かれて
韓国特有、泣ける演出が濃かったのですが、そこはちょっと号泣とまではいかなかったです。
母親にしてみれば
消防士の息子は殉職で
下の息子は、仲間に見殺しにされた(これは第2章で真実が描かれますが)
という、悲惨な状態ですもの。
なかなかに立ち直りも難しそう・・・

イ・ジョンジェ(閻魔大王)も
渋かったわ
最初誰だかわからなかったけどね(笑)
main kamitootmoni

(シネマトゥデイより画像引用)
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ゴーストランドの惨劇

ゴーストランドの惨劇   (2018  フランス・カナダ)

監督・脚本:パスカル・ロジェ

【CAST】
クリスタル・リード(大人のベス)
アナスタシア・フィリップス(ポリーン)
エミリア・ジョーンズ(ベス)
テイラー・ヒックソン(ヴェラ)
ロブ・アーチャー
ミレーヌ・ファルメール


(あらすじ)

人里離れた叔母の家を相続し、そこに移り住むことになったシングルマザーのポリーンと双子の娘。
姉のヴェラは、奔放で現代的な少女。一方妹のベスは、ラブクラフトを崇拝する内向的な少女。双子の姉妹ながら、性格は正反対だった。
新居に到着したその日の夜、突然の惨劇が一家を襲う。
2人の暴漢が家に押し入ってきたのだ。しかし、娘を守ろうとする母は必死に反撃し、姉妹の目の前で暴漢たちをメッタ刺しにするー。
あの惨劇から16年後。ベスは小説家として成功したが、ヴェラは精神を病み、今もあおの家で母と暮らしていた。
久しぶりに実家に戻ったベスを母は迎え入れるが、ヴェラは地下室に閉じこもっていた。
そして、ベスに向かって衝撃の言葉をつぶやく。

(アマゾンより引用)

感想  

『マーターズ』も『トールマン』もその存在は知っているけど未見。たぶん今後も観ないと思われる(笑)
フランスのホラーは苦手。ほかのホラーも得意じゃないけど(笑)


とはいうものの、今回鑑賞したのは
主人公の女の子が、「コーダ」のエミリア・ジョーンズだから。それだけの理由。
もし、ダメだったら(見るに堪えない・・・)途中でリタイヤしてもいいし、お家だし・・・という気楽な(いやいや・・)気持ちで鑑賞。

監禁物で暴力かあ・・・。そこはなあ・・・きつかったけど、まあ、とりあえずお家だし・・・無料だし、なんとか。
女性ってこういう扱いされるから、そこもやはり気分は悪いよね・・・でも映画だから・・・となんとか・・。
と、すべて、なんとか・・・なんとか・・という、気持ちで最後までいけました。
映画自体、短いしね・・・
見る人を選ぶ作品(特に女性受けは悪いと思う)、以下、ネタバレしながらの感想

冒頭からすぐに暴漢押し入って、そりゃあ怖かったです。
その暴漢の二人組が気持ち悪くて。女の子を連れ去るはげの大男は、完全に、いっちゃているし・・。
変態チックで・・ぴ~~~音、連続(笑)。においかぐところで、ぐわ~~~。
で、その過去を乗り越えて16年後、今は幸せの生活を送っているベス。ホラー作家として大成している・・

この映画の、からくり・・ってよく映画見ている人は、わりと早くに気づくのかな。
私は、気づかなかったよ・・・お
悲惨な事件現場で、まだお姉さんと、母親って暮らしているの?16年も?それすごいね~~とは思っていて。
もしくは、この母親、実は犯人で、監禁生活をず~~と送っているんじゃないの?とか、その程度のしょぼい推理。
でも全然違っていた~~まだまだだね…自分。

作家で成功しているという世界観はすべて、べスの妄想で、現実世界はまったく変わっていなかったのよね。
16年なんかたっていないの。いままさに、監禁最中。
現実逃避で輝かしい未来を一瞬にうちに、作り出してしまったってことですね。

寝ているうちに、夢の世界にはいりこむ、インセプションのよう?でも寝てはいなくて
しっかり、目は見開いてはいるんだろうね、ベス。意識は妄想世界かあ・・。
鬼滅の刃の我妻善逸みたいな感じ?鬼の恐怖で気を失っちゃって現実逃避。


ベスの意識は妄想と現実を行ったり来たり。その間、現実世界で、対応しているお姉さんは、可哀想よ。
中盤以降、ベスが真実に気づいて、姉を救いい出して、一緒に外に逃げ出すものの
無残にも連れもされるという悲惨さ。
これ、救いようがなかったら、どうしようと思ったけど
結果的に
犯人はやられて、姉妹は無事生還。ボロボロだけど、姉も妹もお互いを大事に思っていると再確認。
母親は残念ながら、犯人に襲われて殺されてしまったけれど、とにかく、娘たちは無事で良かったというストーリー。

エミリア・ジョーンズが、めちゃめちゃ痛い感じになるので、ちょっと気になるから、観てみよう~~というには
ハードルは高い作品だったけど、
歌の能力を認められて、アカデミー賞作品に出演することとなった、今現在のお姿を知っている身としては、
いろんな過去作品乗り越えて、偉かったね・・・と言ってあげたい気分です(笑)

あと、どうしてこうホラー映画って
人里離れた一軒家って多いのかしら。日本ではありえないから。ぽつんと一軒家みたいなのも、たまにはあるけど
やっぱり、ご近所さんいないと、不安よね。
人形屋敷も、やっぱり、観ているだけで怖いし。
設定自体、すべてにおいて、不気味だったわ

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(アマゾンより画像引用)

コーダ あいのうた 2021

コーダ あいのうた (2021 アメリカ / フランス / カナダ Color)
CODA

監督:シアン・ヘダー  出演:エミリア・ジョーンズ | エウヘニオ・デルベス | トロイ・コッツァー

 マサチューセッツ州の海辺の町に暮らす高校生のルビー。両親も兄も耳が聞こえず、家族の中で健聴者は彼女だけ。そのため、手話の通訳や家業である漁業の手伝いなど、家族が日常生活を送るうえでルビーのサポートは不可欠となっていた。そんな中、高校の新学期に合唱クラブに入部したルビー。そこで顧問の先生に歌の才能を見出され、名門音楽大学を目指すよう熱心に勧められる。ルビー自身も歌うことの喜びを知り、初めて夢を抱くようになるのだったが…。

<allcinema>よりあらすじ引用

監督
シアン・ヘダー
製作
フィリップ・ルスレ
ファブリス・ジャンフェルミ
パトリック・ワックスバーガー
ジェローム・セドゥ
脚本
シアン・ヘダー
オリジナル脚本
ヴィクトリア・ベドス
スタニスラス・キャレ・ドゥ・マルベリ
エリック・ラルティゴ
トマ・ビデガン
撮影
パウラ・ウイドブロ
プロダクションデザイン
ダイアン・リーダーマン
衣装デザイン
ブレンダ・アバンダンドロ
編集
ジェロード・ブリッソン
音楽
マリウス・デ・ヴリーズ
音楽プロデューサー
ニック・バクスター
音楽監修
アレクサンドラ・パットサヴァス
エグゼクティブ音楽プロデューサー
マリウス・デ・ヴリーズ
出演
エミリア・ジョーンズ
(ルビー・ロッシ)
エウヘニオ・デルベス
(ベルナド)
トロイ・コッツァー
(フランク・ロッシ)
フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
(マイルズ)
ダニエル・デュラント
(レオ・ロッシ)
エイミー・フォーサイス
(マーリー・マトリン)


感想  

アカデミー賞作品賞、を受賞したことで、上映回数が増えたみたいですね。
ありがとう・・・
4月は、いろいろ見たい映画もあったのですが、一番気持ちの良い映画にしようとこれにしました。

元映画「エール」は未見。
予備知識なしだったので、後半の演出でも素直に驚いたり
感動できました。

聞こえない親のもとに生まれた聞こえる子ども⇒「コーダCODA Children of Deaf Adults」
これは鑑賞後調べました。
今まで
家族の中で、独りだけ聾唖者である主人公・・・っていう設定の映画や
ドラマは、かなりみてきたけど、
こういう設定(家族の中で一人だけ耳が聞こえる、主人公)は初めてだったので、映画を見ながら、自分の中で新たな
気付きも、多かったです。

お友達のブログでちょっと聞いていたのは、エッチっぽいっところがあるって、という感想。そういえばPG-12。
こういう作品で珍しいなって思っていたら、最初から・・結構飛ばしてきたな・・って思いました(笑)

正直ね、下品すぎてとはちょびっと、思いました。(笑)
オープンな夫婦間だとは思うけどそれにしたって、年ごろの娘がいるのに
平気で、ぴ~~~的な用語をぺらぺらと、話す(もちろん手話だけど)のって、どうよ・・それを手話で伝えろてってどうよ・・・と
思わなくもなく・・・・。
よくいえば、夫婦円満、家族間で隠し事無し・・・という、とらえ方もできるけどねえ・・・

だから、マイルズ(同級生で、主人公が気になる男の子ね、)
が自宅に来た時にも、親がラブラブ三昧で・・・その行為を発見されたときには、ドンびきましたねえ~~
挙句に、マイルズに対して、ああいうデリカシーのない会話をするのも、輪をかけてドンびいたのよねえ~~~(笑)

まあ、そういうキャラだと思えばしかたないけど。
で、マイルズがね、どうもそれを学校のお友達に話してしまって、それがもとで主人公のルビーに、嫌われちゃうところは(もちろん
あとで仲直り)、マイルズもきっと、あまりの衝撃に、ついつい話しちゃったのかなと同情したくもなりましたが。
でも、家族のそういう話は、噂話にしてはダメよ…マイルズ君・・・と、厳しく親目線で指摘はします。

まあ、中盤まではそういう両親のキャラもあって、
笑う場面も多かったこの作品(下ネタでは私はあまり笑えないんだけどね)
後半からは、シリアスな場面も多くなって、いろいろ考えさせられましたね。


ヤングケアラーですよね、ルビー。
だから、このタイミングで、外に出してもらって本当に良かったって思いました。

後半の学校の発表で、ルビーたちが歌う⇒そのときの、音がなくなる演出場面
そこからの帰宅後、
父親のためにルビーが、クルマの荷台に座って,、歌声を聴かせる場面。
そして、大学進学をかけた面接での歌の場面での手話・・・


このあたりが、やはり、ぐわ~~~と心持って行かれた所でしたね。
おとうさんに・・・やられたかんじです。
あんなにエロを発していた、言葉の悪かったおとうさんが
やるときは、やってくれたんだもん・・・。おとうさん、男だね・・・って思いました。
もちろん、お兄ちゃんの・・たくましい言葉も、おお~~~見直したよ・・・って思いましたし。

たいして
私は母親の存在が、実は一番、気になったところで。
かなりの依存だったし、娘の希望なんかそっちのけで、ちょっと、自己中心的じゃあないの?って
ず~~と思っていて。
でも、ルビーを外に出すということで、もちろん、自分たちの生活だけでなく
娘を出してしまう、そこへの一抹の寂しさ・・・・心配さも、見え隠れしていたのかな・・・って、複雑な思いもあったのかなって
今では、ちらちらとそういう思いも感じています。
親という立場もあるけど、親もまた一人の人間だもん、完璧ってわけにはいかないよね・・・って。

母親が、ルビーが生まれたとき
「耳が聞こえるってわかって不安だった」、と・・・・手話で答えていた時。
あ~~~そういう感じ方をするんだって、あらためて思いました。
私なら、そういう風には思わないだろうな、娘には他の大勢と同じ、ような、状態でいて欲しいって
思うんじゃあないかなって。
でもそれは、私が耳が聞こえるから、それが普通という風に感じているからそう思うわけで。
そもそも、生れたときから、音のない世界で生きてきた場合には、それが普通ということになるのだから
主人公の母親の考え方も、ありゆるってことなのかなって今では思います


ルビーの合唱団の面々が、やたらみんな、歌が上手くて(どの子も音大行けそう・・・・)
そのなかで、一番ルビーが上手じゃない?とは、さすがに最初の場面では思わなかったんですけど、
あの先生が(先生いいキャラだったね)指導していく過程で、どんどんルビーの声がのびやかになっていくところは
先生、目の付け所はやっぱりいいのかな‥‥って思いました。
マイルズ君と、デュエットを組ませていたけど、
ああいうシチュエーションにしたら、絶対、恋しちゃうよな・・・ってそこは、突っ込みはいれたくなりましたけど。
そして、
ああいう風によく、崖からカップルがジャンプ~~っていう設定。
よく青春映画でお決り的にあったりするんですけど、やたらそれが、
純粋な若いカップルに似合っていたもので、微笑ましく思いながら、最後まで鑑賞できたのは良かったです。
マイルズ君は音大、落ちちゃったわけね・・・そこは残念ね。


気持ちが暖かくなる映画だったので、
後味は良かったです。最後の手話、ルビーが差し出す手ね、
あの形が、私には即座にわからなかったので、そこは少しでも理解があったらよかったな・・・って思ました

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<映画Comより画像を引用>

ガーンジー島の読書会の秘密

ガーンジー島の読書会の秘密 2018
THE GUERNSEY LITERARY AND POTATO PEEL PIE SOCIETY
フランス / イギリス Color 124分
監督:マイク・ニューウェル  出演:リリー・ジェームズ | ミキール・ハースマン | グレン・パウエル ...more
解説
 メアリー・アン・シェイファー&アニー・バロウズの同名ベストセラーを「シンデレラ」「ベイビー・ドライバー」のリリー・ジェームズ主演で映画化したヒューマン・ミステリー。第二次世界大戦直後の英国ガーンジー島を舞台に、現地の読書会を取材するため島を訪れた作家が、読書会に秘められた島の数奇な歴史に触れていく中で、自らの人生を見つめ直し、本の素晴らしさを再確認していく姿を描く。共演はミキール・ハースマン、マシュー・グード、トム・コートネイ、ペネロープ・ウィルトン。監督は「フォー・ウェディング」のマイク・ニューウェル。
 1946年、英国ロンドン。作家のジュリエットは、ひょんなことから“ガーンジー島の読書会”のメンバーから手紙をもらい、読書会の人々を取材したいとガーンジー島を訪れる。大戦中、英国で唯一ドイツに占領されていたガーンジー島で、人々の心の支えになっていたのが読書会だった。しかしジュリエットは、その創設者であるエリザベスに会うことはできなかった。そんな中、他のメンバーたちと交流していくジュリエットは、彼らが何か重大な秘密を抱えていることに気づくのだったが…。

allcinemaより引用
原作
メアリー・アン・シェイファー
『ガーンジー島の読書会』(イースト・プレス刊)
アニー・バロウズ
脚本
ドン・ルース
ケヴィン・フッド
トーマス・ベズーチャ
撮影
ザック・ニコルソン
プロダクションデザイン
ジェームズ・メリフィールド
衣装デザイン
シャーロット・ウォルター
編集
ポール・トシル
音楽
アレクサンドラ・ハーウッド
出演
リリー・ジェームズ
(ジュリエット・アシュトン)
ミキール・ハースマン
(ドーシー・アダムズ)
グレン・パウエル
(マーク・レイノルズ)
ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ
(エリザベス・マッケンナ)
キャサリン・パーキンソン
(アイソラ・プリビー)
マシュー・グード
(シドニー・スターク)
トム・コートネイ
(エベ・ラムジー)
ペネロープ・ウィルトン
(アメリア・モーグリー)


感想
 
読書会という題名に惹かれての鑑賞
戦争の時代が舞台なので
悲惨な内容も含まれていましたが、前向きになるような終わりかたで
素敵な作品でした。
恋愛パートは、予想を裏切らない、想像できる範囲でした(笑)
やっぱり、趣味や生き方が同じような人と結ばれるのがいいのかな
主人公、ジュリエットが
マーク(金持ちの婚約者ね)と、付き合っていたのは間違いないし、そのときはそのときで、楽しい~~!!
って思っていたんだから、ああいう感じで結婚はやっぱりだめ…と言われると、マークとしては納得は行かないだろうねえ。
あの島に、行かせたばっかりに・・・・って、思うのも、当然だと思うわ。
ドタキャンされたら、可哀想な気がしました。マークは悪くないと思うよ‥‥・(笑)
華やかなバラの花や
豪華な指輪も、当然のように手渡すマーク。でも、ああいうスタイルで生きてきたんだから、いまさら、なおせって言っても無理よねえ
しかし、お別れのシーン。ジュリエットが婚約断ったときも、マーク、冷静に対応していて、さらにそのあと
優しく、頭にキッスかなんかして、さようなら~~なんて去っていったのも、紳士的だと思うよ、私は。
もっとダメダメ男なら、暴言はくと思う(爆)
一方、ジュリエットと、最終的に結ばれたのが、ガンジー島で畜産のお仕事をしているミキール・ハースマン扮する
ドーシー・アダムズ。彼は、行方がわからないエリザベスの、娘を引き取って育てている優しい男なんですよね~~
二人の出会いは。
彼がもっていた本にジュリエットの名前があった→手紙を出す→そこから交流が生まれる。
なんだかんだで、ジュリエットが島にくることになったという経緯です。(ジュリエットは作家なので、読書会に興味がありました)
今でいう、文通友達って感じかな、始まりは。
そもそも、その時点で、本が好き・・という共通の趣味があったから、波長が合いそうなのは想像できちゃうし。
実際会って、お話しても、まあ、いい雰囲気で・・・・だれからみても、お似合いという感じでした。
そもそも、ジュリエットがマークみたいなタイプを恋人に選んでいたということ自体が、ジュリエットの罪よ~~(笑)

行方不明になっているエリザベスのその後(エリザベスも読書会の仲間)。彼女の過去、ガンジー島での読書会の意味。
そういった部分がミステリーとしての、パートとして描かれていました。
彼女の娘をなぜ、ドーシーが育てているのかというのも、謎の一つとなっていたからねえ
ちなみに、ドーシーとエリザベスは恋人関係ではありません。読書会仲間なだけ。
エリザベスの子供は、島に滞在していたドイツ人の青年の子供でした・・・この子供がめちゃめちゃ可愛い


読書会ということで、有名な作品の朗読シーンもあり。読書会って楽しいですよね
私もぜひ、そういう会に入って活動してみたいわ、意見を言い合うのよね。
仲間のちょっと
もてない系の女性がね、ジュリエットに言うんだけど。
嵐が丘のヒースクリフみたいな男性がいつか私のことを、迎えに来てほしいわ・・・みたいにね。
思わず、キュンときちゃったわ。
ジュリエットのように才能も美貌もある人は、男性に、モテモテだと思うけど
みんながみんながそうではないものね。本の世界を知って、そういう夢を持つのってそれはそれで、素敵なことだと思ったわ。
きっと彼女にも素敵な男性が来てくれるよって‥…一人思いました・・はい(笑)

ジュリエットは可愛くってお洋服の着こなしも素敵
ロンドンでも島でも、とにかく目立っていたなあ~~、リリー・ジェームズだもの。シンデレラだものねえ~~(笑)
最終的に結婚して~~~って先に口に出すのも
ジュリエット…でしたもの。やっぱり、この物語では、女性の意志の強さを感じましたね
愛も人生も自分で選び取る…って感じの強さ。エリザベスもそういう、生き方をしていましたものね。

ちなみに、大事なことを一つ。
ジュリエットには、頼りになる編集者がいるのですが
これが、マシュー・グード扮するシドニー・スタークです。
彼とは恋愛関係にならないの?って思いますよね?
ならないんですよ。
どうも彼は、男性にしか興味がないみたいで。
でも、彼もとっても素敵だったと思います・・・はい・・私は(笑)

グリーンブック

グリーンブック(2018)
GREEN BOOK
上映時間 130分
製作国 アメリカ
監督: ピーター・ファレリー
製作: ジム・バーク
チャールズ・B・ウェスラー
ブライアン・カリー
ピーター・ファレリー
ニック・ヴァレロンガ
製作総指揮: ジェフ・スコール
ジョナサン・キング
オクタヴィア・スペンサー
クワミ・L・パーカー
ジョン・スロス
スティーヴン・ファーネス
脚本: ニック・ヴァレロンガ
ブライアン・カリー
ピーター・ファレリー
撮影: ショーン・ポーター
プロダクションデ
ザイン: ティム・ガルヴィン
衣装デザイン: ベッツィ・ハイマン
編集: パトリック・J・ドン・ヴィト
音楽: クリス・バワーズ
音楽監修: トム・ウルフ
マニシュ・ラヴァル

出演: ヴィゴ・モーテンセン トニー・“リップ”・バレロンガ
マハーシャラ・アリ ドクター・ドナルド・シャーリー
リンダ・カーデリーニ ドロレス・バレロンガ
ディミテル・D・マリノフ オレグ
マイク・ハットン ジョージ
イクバル・テバ
セバスティアン・マニスカルコ
P・J・バーン
トム・ヴァーチュー
ドン・スターク
ランダル・ゴンザレス
ヴォン・ルイス
ブライアン・ステパニック

 1960年代を舞台に、差別が残る南部での演奏ツアーに向かった天才黒人ジャズピアニストと、彼に運転手兼用心棒として雇われたガサツなイタリア系アメリカ人の凸凹コンビが、旅を通して深い友情で結ばれていく感動の実話を映画化。主演は「イースタン・プロミス」のヴィゴ・モーテンセンと「ムーンライト」のマハーシャラ・アリ。監督は本作が単独監督デビューとなる「メリーに首ったけ」「愛しのローズマリー」のピーター・ファレリー。
 1962年、アメリカ。ニューヨークの一流ナイトクラブで用心棒を務めるトニー・リップは、ガサツで無教養だが家族思いのイタリア系男。店の改修で仕事がなくなり、バイトを探していた彼のもとに運転手の仕事が舞い込む。雇い主はカーネギーホールに住む天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリー。黒人差別が色濃く残る南部での演奏ツアーを計画していて、腕っぷしの強い運転手兼ボディガードを求めていた。こうして2人は、黒人が利用できる施設を記した旅行ガイドブック“グリーンブック”を手に、どんな厄介事が待ち受けているか分からない南部へ向けて旅立つのだったが…。


<allcinemaより引用>

感想

アカデミー賞作品賞受賞作。

遅くなってしまいましたがなんとか間に合い、鑑賞
評判通りの良作。
主演二人のそれぞれのキャラが魅力的でした。
人間味あふれていて嫌味がなかったです。
実話というのも、ひかれる要素の一つになっていますよね。
(多少脚色はあったとしても・・・)


ヴィゴ・モーテンセンって、60才なんですね・・・
みえない~~(笑)

今回のヴィゴ。
いままでみてきた彼とは別人。太っていました。
すごい体です。
胸・・・腕も丸太のようで・・(笑)迫力ありました。
そもそも
用心棒的な役回りのお仕事をしていたので、ガタイが良いというのは当然でしょうが
性格はそこまで、荒々しくないようだったので
親近感もてました。
家族思い&仲間思いなところもGOODです。
ただし、差別意識、冒頭からしっかりありましたね~~

対する
「ムーンライト」の彼
マハーシャラ・アリ演じていたのが
ドクター・ドナルド・シャーリー というピアニスト。
彼はとっても紳士的。
一流ピアニストならではの、教養と上品さを併せ持っていて
これまた素敵な人物像でした。
ただし、黒人ということで、様々な差別を受けてしまっているというところが
今回のこの映画のテーマにもなっているわけですね。


差別意識をもっていたヴィゴが、旅先の中で
シャーリーと心を通わせていき
次第に芽生える友情。
そのなかで差別意識は消えていった・・・という
定番といえば定番のストーリー展開でしたが(でも実話というのが、やっぱり好ポイント)
ほどよいユーモアーと、説教くさく、テーマを主張しないで
淡々とした演出が、よかったです。
さりげないシーンに現実の厳しさを感じとることが
十分できましたもの。
暗くなりすぎずはいいですよね。
もっと深刻に描くこともできたけれど
それだと、本当に重苦しさだけが残っちゃうものね
見終わった後
すがすがしい気持ちで劇場をあとにできました。
こうなればいいな~~~という理想的な締めくくりです。
クリスマス時に鑑賞すれば
もっと、高揚感あったことでしょう。

チキンも
ピザも
食べたくなりますよね
マナーを守って(笑)

銃は持っていないといったけど
やっぱり持っていた
ヴィゴ
石は返したといったけど
やっぱり持っていたヴィゴ
手紙は自分が送っていたけど
文章にドクターの知恵があったと知っていた妻
独り者だったけど
同性愛という秘密はあったドクター。

様々な仕掛けも
あり見どころは多かったです


ゴッズ・オウン・カントリー(2017)

ゴッズ・オウン・カントリー(2017)
GOD'S OWN COUNTRY
上映時間 104分
製作国 イギリス
監督: フランシス・リー
製作: マノン・アルディソン
ジャック・ターリング
製作総指揮: ディアミッド・スクリムショウ
アナ・ダッフィールド
メアリー・バーク
セリーヌ・ハダド
ポール・ウェブスター
カヴァン・アッシュ
リチャード・ホームズ
脚本: フランシス・リー
撮影: ジョシュア・ジェームズ・リチャーズ
プロダクションデ
ザイン: ステファヌ・コロンジュ
監督: フランシス・リー
製作: マノン・アルディソン
ジャック・ターリング
製作総指揮: ディアミッド・スクリムショウ
アナ・ダッフィールド
メアリー・バーク
セリーヌ・ハダド
ポール・ウェブスター
カヴァン・アッシュ
リチャード・ホームズ
脚本: フランシス・リー
撮影: ジョシュア・ジェームズ・リチャーズ
プロダクションデ
ザイン: ステファヌ・コロンジュ
衣装デザイン: シャーン・ジェンキンズ
編集: クリス・ワイアット

出演: ジョシュ・オコナー ジョニー
アレック・セカレアヌ ゲオルゲ
ジェマ・ジョーンズ ジョニーの祖母
ハリー・リスター・スミス
イアン・ハート ジョニーの父

 英国のヨークシャー地方を舞台に、牧場を一人で切り盛りする孤独な若い男と彼のもとで働き始めた季節労働者のルーマニア人青年の切なくも情熱的な恋愛を描き、英国アカデミー賞の英国作品賞ノミネートをはじめ各地の映画祭や映画賞で評判を呼んだドラマ。主演は英国期待の若手ジョシュ・オコナーとルーマニア出身のアレック・セカレアヌ。共演にジェマ・ジョーンズ、イアン・ハート。監督は本作が長編デビューのフランシス・リー。
<allcinemaより引用>
祖母(ジェマ・ジョーンズ)と父親(イアン・ハート)に代わりヨークシャーの牧場を管理しているジョニー(ジョシュ・オコナー)は、酒とセックスで孤独と仕事の不満を紛らわしていた。羊の出産シーズンになり、季節労働者のゲオルゲ(アレック・セカレアヌ)がやってくる。当初彼らは反発し合っていたが、羊に優しく接するゲオルゲにジョニーは初めての感情を抱く。
<シネマトゥデイより、あらすじ、引用>



感想

お友達サイトの激プッシュ作品だったのでみようみようと思っていた作品。
レインボー・リール東京でも、のむコレでも上映あったのですが、時間的に厳しかったので
スルーばかりしていました。
今回、一般公開になって本当に良かったです。
わりと近め(チネチッタ、すごいよ)でやってくれてありがとう・・・です。

ジャンルとしては同性愛映画。
いままで同性愛映画って、同性愛であることへの苦悩、周囲の偏見ということが
表立っていて、どうしてももの悲しい仕上がりの作品が多かったのですが(それはたぶん、時代背景がそうさせていた作品ばかりだったとは思うけど)この作品は、
そこを問題視していなく、普通にストレートな恋愛映画として描かれていたのが印象的でした。
同性に性的感情をもつ主人公を、それが、彼の持つ世界なんだよ・・・って肯定したところからのスタートでした。
でも主人公のジョニーは
本当の愛を知らない感じ。体だけは満足してもやっぱり、心の部分で安らぎを得ることはできていなかったし
またそういう部分を自分からシャットアウトしているようでもありました。
だからジョニーが、なんとなく不憫でね。荒ぶっていても、父親にも祖母にもむっとした態度をとるのも
あの家庭状況ならばわかるよな・・・と、そういう気持でみていました。息苦しくもあるだろうな~~~と。
母親も彼らをおいて出ていったみたいだし、寂しかったんだろうな・・毎日。
不毛なセックスに走るのも無茶な飲酒をするのも、そうしなければ、生きることが出来なかったんだろうね。

そんな中、季節労働者として雇った男、ゲオルゲ(アレック・セカレ)と出会う。
最初はね、言葉も少ないし、不愛想だし、どうなの?的な感じなんですが、
これがねえ・・・いろいろと・・・・凄かったです。(笑)
人間的な厚みがですよ・・・。
仕事においても、人に対する対応にしても
完璧じゃあないですか。
すっごく魅力的でした。こういうお相手が欲しいです。


恋愛部分を軸にして、移民問題とか、親の介護(パパが半身不随・・泣)、家業の問題(牧場経営が
厳しい)など、処々の問題も絡んできていましたけど
ほとんど恋愛がメインで、そこの部分はじっくり時間を割いておりました。
2人の出会いから、関係を深めていく、歩み寄りがとても丁寧なのよね~~
台詞が少ないので
あとは二人の仕草でいろいろ判断ではあるけれど。
みていてドキドキしたり、きゅんとなったりすることも多かったです。
まさに恋愛映画。


それでも順風満帆の恋愛ではなく、
すれ違い、けんか別れもあり。どうなる?どうなる?と心配になること多々。
どんな理由があるにしろ
好きな人の前で別の人と関係をもってしまったら
誰だって怒るはず。
ゲオルゲになんてひどい仕打ちするの・・・って思って後半はみておりました。

ゲオルゲ・・・人にも優しいんだけど
羊にも優しくってね~~~。
羊の出産は生々しくってちょっとびっくりだったけど
彼が上手に
すっぽんと取り出したときは、
おお~~~と思ったし
死んだ?死んじゃったの?と思った羊ちゃんをちゃんと生き返らせれくれたりするので
もうその臨機応変さに尊敬の念でありました。

そういえば
羊の
羊のためのベスト?(笑)
あれも職人技だったわ。
こちらも同じく生々しかったけど。

同性愛映画って意識するのは
やっぱり性描写だったわけだけど、
うん、そこは恋愛映画ゆえ、容赦なく描いていたと思うし
リアル感は結構あったかなとは思っています
でも、良かったです。とくに、2回目かな(うる覚え・・汗)、荒々しいのでなく(最初はガバ~~だったのでびっくり)
優しい雰囲気のラブシーンね、あそこが良かったわ。
だって、ジョニー、素敵なキスなんて今までしていなかったから
教えてもらって本当に良かったわって(笑)
これで彼も、一歩大人の男になったのね・・・って。
愛の本質を知る男よ。
だんだん笑顔も多くなっていったのもみていて微笑ましかったしね。

恋愛メインって書いたけれど
実は

ジョニーとパパの関係性にも実はウルウルさせられてしまって。
だって
パパ、途中で、
車いす生活になって、かなりのどん底におちいてしまうから。
それをジョニーが、そのときはしっかりささえていたでしょ?
すでに愛する人ができたから
父親を思いやる余裕もできたようで。
それが心底うれしかったわ。

だから最後の父と子の
心が通い合うような会話には
じ~~んときてしまったの。
パパも息子を理解していったみたいだし。

小雨が降る中の鑑賞で
劇場内はわりと静かな雰囲気だったけど(激混みではなかった)
この作品がみたいって強い思いを持った人が多い気がして
ちょっとうれしくなってしまいました。

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恋するシェフの最強レシピ

恋するシェフの最強レシピ(2017)
THIS IS NOT WHAT I EXCEPTED
こんなはずじゃなかった!(第30回東京国際映画祭)
上映時間 106分
製作国 香港/中国

監督: デレク・ホイ
製作: ピーター・チャン
ジョージョー・ホイ
脚本: シュー・イーメン
リー・ユアン
撮影: ユー・ジンピン
編集: デレク・ホイ
音楽: チャン・クォンウィン
追加撮影: チャオ・シャオシ

出演: 金城武 ルー・ジン
チョウ・ドンユイ ションナン
スン・イージョウ
シー・ミン
(特別出演)
ガオ・シャオソン
(特別出演)
リン・チーリン
(ゲスト出演)
チャン・クォチュー
(ゲスト出演)
トニー・ヤン
(ゲスト出演)

 「レッドクリフ」の金城武と「サンザシの樹の下で」のチョウ・ドンユイの共演で贈るロマンティック・コメディ。グルメな大富豪の男が、料理の腕だけが取り柄のお転婆娘と思いがけず恋に落ちるさまをコミカルに描く。監督はこれまで多くの作品で編集を手がけ、本作で監督デビューを飾ったデレク・ホイ。味にうるさい実業家のルー・ジンは、買収した上海の名門ホテルが提供する料理に不満を募らせる。ところが見習いシェフのションナンが、そんな彼の舌を満足させることに成功する。以来、ジンがテーマを決め、ションナンがそれに応えて完璧な一皿をつくり出していく。いつしかジンは、顔を知らない見習いシェフに会いたいと思うようになるのだったが…。

<allcinemaより引用>

感想


金城武 よ

金城武 ・・・★

久々~~もう、それだけのためのレンタル。

いまもカッコいいけど・・・、多少、年齢は感じさせます…笑

相手役は
チョウ・ドンユイ。彼女のファンも多いものね。彼女目当てでの鑑賞の方もいるかも。
そういえば、
ついこの間、「シチリアの恋」で、私は、会ったばかりだわ。
この時のキャラ、あまり好きではなかったけどね(笑)

実は、今回も、チョウ・ドンユイの役柄、そんなに好きなタイプではないのよね。
車傷つけて、復讐するタイプ・・ってやだよ・・。頼まれてもねエ。

王道のラブコメ。
ドタバタ感もあるけれど、
可愛らしい映像もあって、目の保養にはなるかな。
フグも可愛いし。
バスの中での傘さすシーンも可愛いし。
あとは、お料理が、とにかく美味しそうに映し出されるので、食欲をかりたてますよね。

ラブコメだけど、
最後まで控えめな二人で、なんと、キスシーンなどはなし。
良かった~なのかな。

25歳?ぐらいよね、との恋愛だったから、あまりべたべたしてもらいたくないもの。
良かったわよ。
できれば、もうちょっと大人のお相手とみてみたかったけど。

後半の、ライバルの、料理人女性の登場は、
いかにも~~~的で、必要はあったのかなとも思いました。

金城さんに
追いかけられないよ・・・

そして、夕日を一緒にみたいよ。

そういう映画だったよ⇒どういう映画か…笑

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婚約者の友人

婚約者の友人(2016)
FRANTZ
上映時間 113分
製作国 フランス/ドイツ
監督: フランソワ・オゾン
製作: エリック・アルトメイヤー
ニコラス・アルトメイヤー
シュテファン・アルント
ウーヴェ・ショット
脚本: フランソワ・オゾン
オリジナル脚本: エルンスト・ルビッチ
撮影: パスカル・マルティ
美術: ミシェル・バルテレミ
衣装: パスカリーヌ・シャヴァンヌ
編集: ロール・ガルデット
音楽: フィリップ・ロンビ

出演: ピエール・ニネ アドリアン
パウラ・ベーア アンナ
エルンスト・シュトッツナー ハンス
マリー・グルーバー マグダ
ヨハン・フォン・ビューロー クロイツ
アントン・フォン・ルケ フランツ
シリエル・クレール アドリアンの母
アリス・ドゥ・ランクザン ファニー



感想

オゾン監督の作品。お友達のサイトでも昨年ベストに入っていて
みようみようとおもいつつ、今になってしまいました。
今年は、新作も鑑賞できたので
やっぱりその前の作品もきちんとみておかないとね(といいながら、その前の前も未見・・(笑))

モノクロとカラーの切り替えや
主人公のクラシカルな服装、
切ない音楽など、

味わい深い一品でした。秋にふさわしいわ♪
リメイク作品でもあると聞いてはいましたが
後半部分は、監督のオリジナルみたいですね。
元映画は未見です。⇒エルンスト・ルビッチ監督による1932年の映画だそう。


主人公アンナの視点で物語が進んでいくので
やっぱり、このアンナの気持ちに入り込んでしまいますね。
さらに
後半、
アンナ、とっても苦しい思いを味わうので、
これはみているものにとっては、
その苦悩のもとになる、 アドリアン に対して、
むか~~~~とした感情をもってしまいがちですね。
もちろん、アドリアンの、状況も考えたとしても(彼は彼で罪の意識に苦しいんでいたと考えたとしてもね)
やっぱり、女性の方に同情ですよ。


 舞台は第一次大戦直後のドイツ。
戦争で婚約者を亡くしたドイツ人アンナは
婚約者フランツの墓でたたずんでいる一人のフランス人男性と出会う。
彼に声をかけると
「亡き婚約者の友人だ」という。

フランス人の男性は、フランツの自宅にも訪れるが、義父母は反発。
とくに義理父(敵国の男だしね)
しかし、アドリアンの真摯な態度と
彼と息子の楽しげな思い出話をきき、
しだいに、心を許すようになる。息子の為に涙も流してくれているので・・・。

ここまではとってもいい話。
私も素直にみていました。
たださすがにオゾン監督なので、
きっとなにかがあると、身構えたのは事実・・笑

アドリアンが、戦前のパリでフランツと出会ったときの
話の中で、仲良く絵画を見に行ったり、
バイオリンを指導しているさまが、映像で流されたとき、
うん?
もしかして、友人?ではないのでは
⇒恋人?という、そういう方向性の疑いを感じました。
って、ここ、
ほとんどの人がそう感じていたみたいなので、逆にミスリード的に
あんな感じの親しげな雰囲気をかもしだしていたのかな・・・とも考えちゃいました。
・・・(笑)

 やがて、アンナは
アドリアンを意識するように・・・。
わかるわ~~この感情。

ちなみに、
少し前に、ニコラス・スパークスのザック・エフロン主演の『一枚のめぐり逢い』
というものをみまして。
ふと、その内容を思いだしてしまいました。一部似たような設定。戦地で拾った写真をもとに、持ち主の
もとを訪ねる⇒やがてそこの女性と恋愛・・・。まあ、世界観は違いますけど。
運命に導かれて、女性と出会うという部分が似ている感じがして。
もちろん、鑑賞のフランス映画はそんなに簡単に恋に落ちてハッピーエンドとはいかないから
奥深くなっていたのだと思います。
ザックの映画はただただ、ラブラブ~~でしたもん(笑)

しかし
アドリアン、
実は大きな嘘をついていました。


ここから始まる
アンナの嘘・・・
嘘・・嘘

ア ドリアンの嘘⇒アドリアンは、フランツの友人などではない。
戦場で、フランツを撃ち殺してしまった。フランツの持っている銃は弾切れだったのに。
贖罪に気持ちで墓を訪れたのだ

アンナの嘘⇒アドリアンの正体を知り、動揺はしたが、義父母には真実を伝えない
アドリアンのついた嘘の世界を、義父母の前で演じようと決心する。義父母たちを傷つけないためというより、
アドリアンを悪者にしたくないためか?つまり、アンナ自身の
感情がアドリアンに向かってしまっているため、義父母への印象を悪くしたくないという思いか。
きっと複雑な感情が絡み合ったゆえのウソだったのかも。
そして
アドリアンにも、義父母には真実を伝えたと、嘘をつく。
これは、アドリアンを楽にしてあげたいという気遣いから。
やはり、アンナ、アドリアンに思いありあり。

しかし
アドリアンは、フランスへ帰国。
真実を告白したことから
もう・・・・という気持ちかな。
フランスからアンナに手紙をよこすようになる。

手紙の内容を
義父母には違った内容で報告のアンナ。
一人に嘘をつくとそれを、かばうために嘘をつき続けないといけないんだものね。
きついわ~~

時間はかかったが
アドリアンに返事を出したアンナ。
が、宛先不明で戻ってきてしまう。

ここからが後半、
アドリアンの消息をもとめ、フランスへ・・・。

ここからは意外な展開へ。

映画を見て是非確認~~~


結局
アドリアンは、アンナとは違った人生を歩むことになりますよね。
実際、どうだったんだろう。
婚約者はいたものの、
心は揺れたのか。アンアの気持ちに気づいていたのか。
もし、まったくアンナへの気持ちにも気づいていなく、自分、贖罪以外に
何の感情もなかったとしたら
これは、アンナにとっては残酷としか言いようのない仕打ちだよね

いわゆる思わせぶりな態度だったわけだから。

アドリアンの婚約者は、少なくともアンナの気持ちには
感づいていたかもしれないよね。
女の勘で。
同じく、母親も。
アドリアンは、芸術肌で、純粋って言っていたから
これは、ギリギリまでアンナの気持ち気づいていなかった可能性はありますよね。
これは、罪よ。


という風に、いろいろと登場人物の奥底の感情を読み取る楽しみもあり
見応えある映画でありました。
もちろん、
ドイツとフランスの戦争への感じかたも、描かれていて
反戦映画としても見応えありますよね。
アンナの義理父の言葉は重かったですもの。

フランツも一人異国で
どういう生活を送っていたのか。
そこも気になる映画でありました。

アンナのラストのセリフ。
例の自殺の絵画を見て
「この絵を見ていると、むしろ、生きる希望が湧く」と。

 
言葉通り
前に進んでいくんじゃあないかと私は思うなあ。
私も落ち込んでいたら
そういう心境になるから。

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仮面/ペルソナ

仮面/ペルソナ(1966)
PERSONA
上映時間 82分
製作国 スウェーデン
監督: イングマール・ベルイマン
製作: イングマール・ベルイマン
ラーシュ=オーヴェ・カールベルイ
脚本: イングマール・ベルイマン
撮影: スヴェン・ニクヴィスト
音楽: ラーシュ・ヨハン・ワーレ

出演: ビビ・アンデショーン
リヴ・ウルマン
グンナール・ビョルンストランド


 ベルイマンがノルウェーの劇壇で見出したウルマンの初主演作で、容貌のよく似たアンデルソンと凄絶な演技合戦をしている。脚本もそのため名匠自ら書き下ろしたもの。舞台女優のエリザベート(ウルマン)は、仕事も高く評価され、私生活でも夫は理解があり、子供にも恵まれて、何不足ない暮らしをしていたが、舞台上で言語障害を起こした後、全身麻痺に陥ってしまう。一夏の転地療養を勧められ、看護婦アルマ(アンデルソン)と共に海辺の女医の別荘を訪れたエリザベート。不明瞭な彼女の言葉をよく理解し、懸命に尽くすアルマ。やがて二人は患者と看護婦という結びつきを越えた所で親しく接するようになる。その意識の共有。エリザベートの出産話はアルマにつわりの体験をさせ、アルマの肉欲が久しく夫と寝ていなかったエリザベートの快感を操る。ある日アルマは、かつていきずりの男たちと浜に戯れ、その結果妊娠した子を堕胎したトラウマを告白する。このことをエリザベートは女医への手紙に綴ってしまい、それを見たアルマと仲違いするが、憎しみすら互いの同体感覚を呼び覚ますのだ。しかし、この二人の関係もあっけなく終わりを遂げるときが来てしまう……。西洋人に根深い“ドッペルゲンガー”観へのベルイマンなりの新解釈と呼べる作品で、鮮烈な官能が名手ニクヴィストによる黒白画面に迸っている。

<allcinemaより引用>


感想

面白かったわ~~
1966年で、かなりの古い映画なのに
古さを感じさせなかった。この時代で、この映像って、相当斬新だったんじゃあないのかな。
私も冒頭から驚いて、音量低下させたもの。あの耳障りな音もすごかったです。

今年はイングマール・ベルイマン 生誕100年ということで
いろいろなところで上映されているみたいですね。
東京では恵比寿ガーデンかな。
今回DVDでの鑑賞だったけれど、大画面で見てみたかったというのが本音。なかなか遠くなので行けなくてね。
映画ファンならたぶん、有名な監督なので、観ている作品いくつかあるとは思うんだけど
私は、今の今までまったく・・・観たことがなく。
難解かなというイメージもあったので。

今回は、私の鑑賞履歴から想像できるとは思うけれど、
この作品の題材が、ドッペルゲンガーだからの選択。
今、2重人格や、双子にはまっているので、有名どころの
この作品に挑戦したわけです。「ファイトクラブ」や「複製された男」などを観ていると
ああ~~、この作品↑の影響化があるのね、と様々なところで感じたりしたので
非常に勉強になりました。

よい鑑賞でした。

冒頭から
よくわからない映像が数々。

映写機場面。
サイレント映画?
クモ。
解体される動物。
釘打たれた手のひら。
そして
一人の少年が大画面に映る女性の顔をそっとさわり・・・

本編へ。
はじめてここから物語らしい物語が始まります。
最初の場面はイメージ映像なのかな。なにかを示唆しているのか。
不思議です。

ただ、最初から、何とも言えない雰囲気に包まれてしまう
この快感?(笑)。なかなか通常の映画鑑賞では味わえない喜びを感じました(笑)


お話には2人の女性が登場。
言葉を失った女優エリザベート。
彼女を看病する看護婦アルマです。
お互い、髪形もロング&ショートと違います。

言葉を発しない女優に
延々と自分の話を語る看護婦。
アルマの告白の中の、衝撃的な出来事はなまなましかったわ。私も真剣にききいりました。
そのうち
この看護婦が、女優に変わっていくような感覚に・・・
女優はまったく話をしないのに
彼女の声が看護婦を通して聞こえてくる

同化です。

彼女は一人?
それとも二人?

これは、自分の中で、自由に解釈できる物語だと思っています。
答えを出さずとも
不思議な感覚を味わったという意味で非常に満足できました。

人間には
2つの側面は必ずあると思うし
抑圧している感情も必ずあると思う。
仮面をかぶって生活しなければいけないことも多々あるし。
表があれば裏があるけど
結局、何をもって裏、表って決めているのかわからないものね
表裏一体よ⇒萬斎さんのことばにもあるわね

いろんな見方
思いを感じられました。

やっぱり劇場いこうかな・・・(時間ないな)
・・横浜マリンでもやっているのね~~

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ゲット・アウト

ゲット・アウト(2017)
GET OUT
上映時間 104分
製作国 アメリカ
監督: ジョーダン・ピール
製作: ショーン・マッキトリック
ジェイソン・ブラム
エドワード・H・ハム・Jr
ジョーダン・ピール
製作総指揮: レイモンド・マンスフィールド
クーパー・サミュエルソン
ショーン・レディック
ジャネット・ヴォルトゥルノ
脚本: ジョーダン・ピール
撮影: トビー・オリヴァー
プロダクションデ
ザイン: ラスティ・スミス
衣装デザイン: ナディーン・ヘイダーズ
編集: グレゴリー・プロトキン
音楽: マイケル・エイブルズ

出演: ダニエル・カルーヤ クリス・ワシントン
アリソン・ウィリアムズ ローズ・アーミテージ
ブラッドリー・ウィットフォード ディーン・アーミテージ
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ ジェレミー・アーミテージ
スティーヴン・ルート ジム・ハドソン
キャサリン・キーナー ミッシー・アーミテージ
リルレル・ハウリー ロッド・ウィリアムズ
ベッティ・ガブリエル ジョージーナ
マーカス・ヘンダーソン ウォルター
レイキース・スタンフィールド アンドリュー・ローガン・キング/アンドレ・ヘイワース
エリカ・アレクサンダー
ジェラルディン・シンガー
リチャード・ハード

 人気コメディアン、ジョーダン・ピールの記念すべき監督デビュー作にして、全米でサプライズ大ヒットを記録して大きな話題を集めたホラー・サスペンス。米国が抱える根深い人種問題を背景に、白人の彼女の家を初めて訪問することになった黒人青年を待ち受ける予測不能の運命を不穏なタッチでスリリングに描き出す。主演はダニエル・カルーヤとアリソン・ウィリアムズ。共演にブラッドリー・ウィットフォード、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、キャサリン・キーナー。
 ニューヨークに暮らす黒人青年のカメラマン、クリス・ワシントン。白人の恋人ローズ・アーミテージから実家に招待されるが、彼女の両親は娘の恋人が黒人であることをまだ知らず不安を隠せない。しかし、いざアーミテージ家に着いてみると、まったく心配ないというローズの言葉通り、家族みんなクリスを温かく歓迎してくれた。それでも、使用人として働いている黒人の姿に妙な胸騒ぎを覚えてしまうクリス。翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティが開かれ、多くの招待客が集まる中、白人ばかりに囲まれ居心地の悪さを感じるクリスだったが…。

<allcinemaより引用>

感想

評判になっていた一本なので早速鑑賞。

なるほど~~。想像できない発想のホラー系でなかなか面白いですね。
差別を描いた白人&黒人ですと
いじめまくる白人&いじめられる黒人というわかりやすいストーリーが想像されるんですけれど
この映画って、ちょっとアプローチが違っていたでしょ?
黒人==素晴らしい能力⇒入れ物として欲しい・・・・って
そういう展開。
一見黒人を崇めているように思えるけれど、実はいいように利用しているんだから
とんでもない、白人集団なわけですよ。
ある意味、差別ですよね。
ホラーとしてこんなふうに仕上げてしまうのが、今までにない感じで評価も高かったのかなって思います。
怖いけれどコメディ要素もちょいちょい入っていたし、
<友人はユニークキャラだった>
見やすいホラーでもありました。

恋人だと思った人にあんな仕打ち受けたら、
恋愛今後できないかもしれない・・・。

DVD特典で
別エンディングと
ロッドと主人公男性とのラストの車の会話、6パターン
みました。

いろいろあったのね、バージョン。

泣きながら笑っているお手伝いさんとか
走り回る庭師とか、意味不明な部分が、怖かったですね。
意味わかるとなるほど~~~と思いますけど。
大画面であの映像は怖いわ、本当・・笑
催眠術って意外と簡単だったな~~(笑)


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  • レイフ・ファインズ好き
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