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オープンウォーター 

オープンウォーター   (2005年 アメリカ)

監督
クリス・ケンティス
脚本
クリス・ケンティス
出演者
ブランチャード・ライアン
ダニエル・トラヴィス
ソウル・スタイン
エステル・ラウ
マイケル・E・ウィリアムソン


あらすじ

ワーカホリックの夫婦、スーザン(ライアン)とダニエル(トラヴィス)は、ようやく取れたバカンスで、カリブ海に向かう。ふたりはせっかくの休暇なのに、仕事を完全に忘れることが出来ない。
翌朝早く、ツアー客で満員のダイビングボートに乗り込んだふたり。水深18メートル、約35分のダイビングへと意気揚々と海に飛び込んでいく。精神的に開放されたスーザンとダニエルは、この貴重なひとときを満喫する。
ふたりが満足して海面に上がってきた時、スタッフの単純なミスで全員が乗ったと思い込んだボートは、すでに彼らを残して岸に向かって去っていた・・・。足は届かない。360度、岸は見えない。叫びは誰にも届かない。助けは来ない。タンクの空気は残りわずか・・・。彼らが自分たちの置かれた事態をようやく呑み込んだその時、無数の鮫が現れた・・・

(アマゾンより、あらすじ、画像引用)



感想

お友達が感想にあげていて、気になっていた映画 、たまたま
GYAOにあがってきていたので鑑賞、やった~~

公開時も話題になっていたけど、スルーしていたのよね。

実話だということ。
海に取り残されたということ。
低予算だったということ。

この三つぐらいはなんとなく知っていたけど、どうなったかは知らなかったから(結末)やっぱりそこははっきりしたいかな・・・と(笑)

ほぼネタバレ。

助からなかったよ・・・泣
実際も、当人たちは見つかっていないって、ことよね。
実話と言っても、生存して戻ってきたわけではないから、この海での出来事は
架空な、想像したエピソードということなわけよね。
だから、実話と言っても、半分はそうで、半分は、想像・・・ってことよね。


実際、自分が取り残されたら、どんな感じになるだろう
な~~んて、考えただけでも嫌・・・、まったく考えたくないよ。

この映画はそういう、自分だったらどうだろうという思いを
たえず、感じてしまう映画なので、まあ、短い時間の鑑賞なんだけれど
かなり精神的にきますね・・・・(笑)
あと後半は、水面でゆらゆら・・・・ず~~と漂っているので、TV画面ならまだいいけど
大画面だと、酔ってしまう感じにもなるかな~~~って思ったり。
撮影も、ドキュメンタリーたっちで、まるで、ホームビデオを見ているようだから
身近に感じやすい‥‥より一層怖いってことですよね
つくりものに、みえないから


この夫婦、海に漂っている間に、いろんな葛藤があるわけよ
クラゲにかまれたり・・・サメがおそってきたり・・。
あなたのせいよ・・・・とか、お互いに口論になる場面もあったり。
そうかと思えば、潜水服の中でみつけた、飴に喜んだり・・・。
そういう心理的に追い詰められていく過程を、延々と、見せつけられるし
最後まで希望もなにもなく・・・死んじゃたの・・・よ。。みたいなところまで
みせられるので、気分がゲンナリする映画ですね


一人残されるとか、閉じ込められる系の映画って嫌じゃない?
じわじわと、恐怖が襲ってくるのっていやじゃない?

サメに襲われて、グロい画像見るようなことにはならなかったけど、
夫は瀕死の重傷そのまま・・・ダメ・・・になったし
奥さん、最後に一瞬で海から消えたから
→自分で潜ったのか、サメに引き込まれたかわからないけど・・・

ひえ~~~~怖い~~静かなラストが怖い~~と
思った次第です。


あと、これ、怖い系、映画・・・ってことで
みたわけだけど、前半夫婦の何気ない日常が描かれていて。
どういうわけか、奥さん、全裸シーンもあったりで(笑)そういうシーンにならないのに
全裸で・・・(笑)、そこはなんでなんだろうと、驚くよりも笑ってしまったかな。
ほんと、途中までは、怖い映画って雰囲気はまったくないのよね・・・
でも、あんな感じで、前半、普通に過ごしていてね、
ラスト・・帰らぬ二人って…実に残酷。

救いがないからやっぱり、体調いいときに鑑賞よね。
それにしても
あんなアナログの人数確認ってあるのかねえ・・・
あとは、やっぱり集合時間より前には必ず、いたほうがいいよね・・・
余裕持つことは大事よね

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エルヴィス

エルヴィス (2022年 アメリカ)
原題:Elvis
スタッフ
脚本・監督・製作
バズ・ラーマン
製作・美術・衣装
キャサリン・マーティン
製作
ゲイル・バーマン
パトリック・マコーミック
スカイラー・ワイス
脚本
サム・ブロメル
クレイグ・ピアース
脚本・原案
ジェレミー・ドネル
撮影
マンディ・ウォーカー
編集
マット・ヴィラ
ジョナサン・レドモンド
音楽・音楽総指揮
エリオット・ウィーラー
オースティン・バトラー(エルヴィス・プレスリー)
トム・ハンクス(トム・パーカー)
ヘレン・トムソン(グラディス)
リチャード・ロクスバーグ(ヴァーノン)
オリヴィア・デヨング(プリシラ)
ヨラ(シスター・ロゼッタ・サープ)
ションカ・デュクレ(ビッグ・ママ・ソーントン)
アルトン・メイソン(リトル・リチャード)
ケルヴィン・ハリソン・Jr(B・B・キング)
ゲイリー・クラーク・Jr(アーサー・“ビッグ・ボーイ”・クルーダップ)
デヴィッド・ウェンハム(ハンク・スノウ)
ルーク・ブレイシー(ジェリー・シリング)
デイカー・モンゴメリー(スティーブ・ビンダー)

1950年代、エルヴィス・プレスリー(オースティン・バトラー)は歌手としてデビューする。彼の個性的なパフォーマンスは若者たちに熱狂的な支持を受ける一方で、批判や中傷にもさらされる。やがてエルヴィスは警察の監視下に置かれた会場でライブを行うことになり、マネージャーのトム・パーカー(トム・ハンクス)が彼に忠告を与える。

(シネマトゥデイから、あらすじ、キャスト、引用)

感想


製作の段階からバズ・ラーマンの新作ということで、楽しみにしていた作品。
「華麗なるギャッツビー」から9年。久しぶりです。
音楽映画は好きだし、
あの、どか~~んと派手派手の映像に浸りたい気分だったので(笑)早速に鑑賞。

独特の映像美なので、好みがわかれるところかな。
私は好きなんだけどね。
冒頭のロゴからして、キラキラ。
万華鏡みたいな映像なのよね。エンドロールも・・・両サイド対象の模様で、キラキラ(笑)
前半はとくに、カット割りも多いし、三分割、ちょっと行ったり来たりの時系列、グルグルカメラも回転したり
まあ、忙しかったです(笑)
ゆえに、2時間半越えの、長さだったけど、退屈はしなかったなあ。
後半はわりと、ゆったりな感じになってはいたけどね。


エルヴィスについては、思い入れが深いという訳ではなかったので
(世代的に違う感じ・・・TVでの物真似とかでの、晩年の姿しか知らなかったなあ~~)
変な先入観もなかったし、新鮮にうつって楽しむことができました。
一世を風靡したスターの人生って、必ずいろいろあって
やっぱりお決まりのように、薬とか、家族間夫婦間の問題とか、取り巻きたちとの関係とかで、すったもんだあったりして
人生の終わりもちょっと胸痛む展開に
なりがちなのよね・・・・。
本当、残念よね。若くして亡くなる人多いしね。

過去にはドキュメンタリーなど、生涯を描いたものもあったのだろうけど、すべてにおいて未見だったし
俳優業の部分でも、まったく、見てもいなかったし。リロアンドステッチもみてないし・・・(笑)。
こういう機会でいろいろ知ることができたのは、良かったです。
圧倒的なスピードのもと(←ここ大事・・(笑)、煌びやかな映像世界の中だったので、インパクト大だったしね。


映画は、彼のマネージャのトム・パーカー大佐の語りからのスタート。
皆、俺がエルヴィスを殺したというが、いや違う…実はこうなんだ・・・という
弁解をするような、感じで延々と・・・エルヴィスの人生語りをしていくんですね。

映画の予告も、ちょっとミステリータッチに、「誰が殺したのか・・・」みたいになっていますものね
・・・そして一応、この答えはでてきます(あくまでの、大佐の意見よ、そして映画として、の答えね)
→「アマデウス」のサリエリみたいな、構成よね。


この、トム・パーカー大佐演じるのが、トム・ハンクス。
いままでのいい人、イメージを覆しての悪役という立ち位置です。
見た目も、ものすごく太っていて(特殊加工だよね~~)、すごいわ~~って思うんだけど、顔はやはりトム・ハンクス。そして声が
特徴的だもん、トム・ハンクス。
エルヴィスの映画だったけど、見終わってみると、トム・ハンクスの印象がかなり強くて、オースティン・バトラー(エルヴィス・プレスリー役ね)の演技はもちろん、素晴らしかったけど、それを抑え込む圧・・もありました(笑)。
もちろん、オースティン・バトラーは熱演。歌も踊りも本人に似せるために努力したというし、聞いていて迫力もあって
若いころのエルヴィスの、姿は、色気もあって、素敵でしたもの。
(そもそもあまりエルヴィス本人の若いころのイメージが、自分の中になかったので
オースティンを本人と比べるというよりも、単体としてみていて、素直に、カッコよいね・・・と、思いましたよ。
でも、トム・ハンクスの存在は大きかったよん・・・・(笑)



エルヴィスって母親思いだったのですね。常におかあさん・・・って感じだったし。
母親にピンクのキャデラックを送るなんて。母親とは、相互依存の関係だったのかな~~
それに対して、父親の存在はね。途中で母親は亡くなるけど、父親は、彼の力にはなっていない
人物だったよなあ。トラブルあっても対応できないし。だから、マネージャーの大佐が、仕切るようになっていったのかも
しれないけれど。
あ、お父さん役はリチャード・ロクスバーグ。「ムーランルージュ」の伯爵さんですね
年とったね


エルヴィスが軍隊に入って、プリシラとの恋愛模様。この時、プリシラと、出会った時、彼女の方がかなり若いよね。
結婚したのは31と21というから、10歳差。可愛かったよ。・・・彼女を演じるオリヴィア・デヨング。
お洋服も髪型も、時代を反映していて、素敵だったな
まあ、その結婚生活も、数年で壊れてしまうんだけどね。

キング牧師の暗殺や
ロバートケネディーの暗殺
アメリカの歴史も、垣間見ることができて、その中で、時代の変化に向かいながら、彼が、歌い手としてどう、生きてきたのか・・
その大変さが、ひしひしと伝わってきた感じ。

活躍が低迷してから
また晩年、人気が盛り返してきて、完全復活してくるエルヴィス(映画の中では終盤ね)
前半はかなり駆け足で、終盤からわりとゆっくりなテンポという感じ。
ただ、完全復活はしてきたけど、体調面&精神面では最悪で家庭も崩壊。大佐との関係も
結局、切るに切れないという・・悲惨な状態。
ラスベガスのインターナショナル・ホテルで、エルヴィスのワンマンショー・・・

結局、大佐は、彼を国外に出さず(大佐自身が国外には出ることができなかった・・・みたい)
ホテルでのショーに縛り付けて、
もうけを搾取していたのよね。
エルヴィス・・・・兵役以外には国外に出たことはないって言っていたし、
国外コンサートは夢みたいに言っていたから、それが実現できなかったのは可哀想だったな・・


ラストにエルヴィス本人が映って。
Unchained Melodyを歌うエルヴィス。
なんだか、とても泣けてきてしまった・・。
もう立ち上がることもできないから、座っての歌なんだよね。
空港での、プリシラ&娘との、別れでも、せつないものがこみ上げてきたし。
これだけの成功を収めても、こういう寂しい末路というのが、なんともね~

ちなみに
エルヴィスを殺したのは・・・
という問いかけに
大佐は、私ではない・・・ファンの愛に殺された・・・というのよ(ちょっと正確には忘れたけど、確か、愛ゆえといってたよ)
いや==大佐が、語りだから、自分でない・・というだろうし(笑)、見方としては、スターという地位にいるゆえの悩みによって
追い詰められたということもあるから(精神蝕ばむこととなった・・・・・・)、愛という言葉で、おさめることもありだけど。
いや~~大佐のマネージメントも、かなりあくどかったので(映画見ている限り)もう少し、側近が家族も含めて
サポートしてあげたら、また違った人生もありえたかもなとも思いました。
でも、大佐だからこそ、成功した部分もあったのかもしれないので。
今となっては、なにが正解なのかは、わからないですね。
ただ、最後が、幸せそうだな…本人・・・と思わなかったので
そこがなにより、可哀想。

悔いなかったぜ・・・・みたいな思いで、亡くなったのなら、まだしも、
ああしたい、こうしたいという思いでいっぱいだとしたら、残念ねと思うのよね
たいして、大佐って、長生きだったのね・・・皮肉ねえ
640 erucisu

(eiga comより画像引用)

アリス・スウィート・アリス

アリス・スウィート・アリス(1976  アメリカ)

監督 : アルフレッド・ソウル
出演
:ブルック・シールズ(カレン)
ポーラ・シェパード(アリス)
トム・シニョレッリ
ルイーザ・ホートン
リリアン・ロス
ミルドレッド・クリントン
リンダ・ミラー
音楽 : マーク・サルワッサー
脚本 : アルフレッド・ソウル/ローズマリー・リトヴォ

あらすじ

12歳のアリス(ポーラ・シェパード)は、母親につれられて、妹カレン(ブルック・シールズ)と共に教会へ行った。
神父にも可愛がられ、母親の愛情を全て受けているかに見えたアリスは、妹に嫉妬を覚えるのだった。
ある日、アリスの歪んだ欲望を具現化するかのように、教会でカレンが惨殺される。
事件の捜査にも、家族にも反抗的な態度を示すアリスの犯行なのか?
見え隠れする謎の黄色いレインコートの殺人鬼とは・・・

(アマゾンより、あらすじ引用)

感想

GYAOで、なんとなく選んでなんとなく見たら、ブルック・シールズが・・・でていて、びっくり・・の作品でした。
最近、ブルックシールズの娘さんとのツーショット画像を見たばかりです。
年月たっても美人でうらやましい・・・と思った次第です。
この作品、
ブルックシールズのデビュー作って知らなかったな~~無人島の映画のインパクトが強いので。
スラッシャームービーっていう、言葉も知らなかったです。

この時代では、きっと画期的な作品だったのかもしれませんよね
仮面被って、刃物を使った殺人鬼っていう設定。

こういうビジュアルで、私が印象的に感じたのはスクリームあたりだったもんね・・・・
70年代の作品なので、時代を感じるのですが、いま改めてみると、それもまた新鮮に感じます。

両親が、妹ばかり可愛がる。素直で美人で・・・と皆に評判がいいからといってちやほや、しすぎ。
こういうのって、この作品に限らず、気を付けないといけないよねえ・・・と思うわ、(もうほぼ、子育て
終わったけど)子育てではあからさまに比較はダメヨ。

ホラーサスペンスってことなのかな。ブルックが最初に殺されてしまうという、なんとも悲惨な展開だけど
そこまで、グロいわけでもなく、普通に見ることができる作品でした。
管理人のものすごく太った男の人も印象的でしたね。
警察の人が平気であの、デブみたいな…呼び方をしていて、びっくり。まあ、見た目、そのまんまの呼び方ですけど。

ブルック演じる、カレンだけでなく
彼女たちの、おばさんも、殺されそうになったり。
とうとう、アリスたちのお父さん(別れて再婚しているみたいね)まで、殺されてしまったり。
連続殺人鬼・・・という話の展開。
まあまあ、面白かったですけど。
娘が殺されて、急遽飛んできた、おとうさんという流れはわかるけれど、
なぜか、元妻(アリスたちの、おかあさんね、)と、ラブシーンまであるのはえ・・・・って思いました。
再婚しているんだろうに・・・・(笑)

結局、おばさんや、父親を襲った犯人は、途中でわかります
仮面(へんな仮面被っている・・・)をとるので・・・。
で、仮面とったあとで、え~~~~~あなた誰?って思いました(笑)
あ~~そういえば、最初のシーンで出てきたよね・・・。印象薄かったんだもん。
ネタバレしますが・・・家政婦さんですね。
う~~ん、なぜ彼女が、殺人をおこしていったのかは、わかりづらかったのですが
宗教的な問題かな・・・。神父さんにも最後・・・あんなことしたし・・・

この映画には、最後の最後にオチがあって。
え・・・アリス?もしかしたら、あなた。。。。っていう結末です

氷の微笑のような感じ?

アリス役の子供って、いや・・こどもではないかな。19歳だったんですってね
役柄は12歳なのに。そのことの方がもはや、ホラーです。エスターみたいでした・・・(笑)
画像は気持ち悪いのでなし。

エンドロールは無音でした・・・怖い・・

エール

エール  (2015  フランス)

監督
エリック・ラルティゴ
脚本
ヴィクトリア・ベドス
スタニスラス・キャレ・ドゥ・マルベリ
エリック・ラルティゴ
トマ・ビデガン
音楽
エフゲニー・ガルペリン
サーシャ・ガルペリン

ルアンヌ・エメラ
(ポーラ・ベリエ)
カリン・ヴィアール
(ジジ・ベリエ)
フランソワ・ダミアン
(ロドルフ・ベリエ)
エリック・エルモスニーノ
(トマソン)
ロクサーヌ・デュラン
(マチルデ)
イリアン・ベルガラ
(ガブリエル・チェヴィニョン)

感想

当たり前なのですが
ストーリーの展開はほとんど同じでした(笑)

大きく変わっていたのは
酪農から漁業(エール⇒コーダ)

家族構成が弟から兄
ぐらいですね。


エールのほうは、わりと淡々としていて、聾唖の生活でどこがどういう風に大変なのかそこまで深刻には
感じられなかったけど、
コーダでは聾唖の家族の生活的な部分をより一層、詳しく描いていたので
説得力が増していたかもな・・っていう印象です。漁業で海に出て、耳が聞こえない⇒事故になるかも・・というのは
やはり深刻だし、それだけ主人公に生活の重みが、かかっていたのが、よくわかる流れになっていた気がします。


恋愛部分も、エールの彼・・・おまえわがままだろう・・声変わりしたからって卑屈だよ・・・
それに、主人公にちょっと冷たいよ・・・と思ったり。
まあ、フランスの男の子はあんな感じだと思うけど(笑)⇒知らないが・・・(笑)
ラストで妙にラブラブな写真あったから、離れていてもうまくいっているのね・・

お国柄が作品に出ているのも比較すると、とても面白いところ

フランス映画はやっぱり、お部屋のインテリアが素敵だったなあ
特に寝室の雰囲気がお洒落。

コーダでも、ちょっと気になるエッチ的な部分は
フランス映画だからより一層目立ったけど(笑)。さすがに
初潮にあんなに、大騒ぎして、言いふらすっていうのも、オープンさに馴染みないとびっくりだもんね。

歌がともに、良かった・・・
当然歌も、大きく関係ある作品だものね。エールはフランス映画だから、デュエット曲、すっごく濃厚で(笑)
ギター持って背中あわせで歌うコーダよりも、抱き合って、歌っちゃう、そういうノリの、エールは
凄かったなって思いました・・。でもそれもまた、良かったけどね。
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(ヤフー映画より画像引用)

ウォールフラワー

ウォールフラワー(2012)
THE PERKS OF BEING A WALLFLOWER
メディア 映画
上映時間 103分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2013/11/22

監督: スティーヴン・チョボスキー
製作: リアンヌ・ハルフォン
ラッセル・スミス
ジョン・マルコヴィッチ
製作総指揮: ジェームズ・パワーズ
スティーヴン・チョボスキー
原作: スティーヴン・チョボスキー
『ウォールフラワー』(アーティストハウス刊/集英社文庫刊)
脚本: スティーヴン・チョボスキー
撮影: アンドリュー・ダン
プロダクションデ
ザイン: インバル・ワインバーグ
衣装デザイン: デヴィッド・C・ロビンソン
編集: メアリー・ジョー・マーキー
音楽: マイケル・ブルック
音楽監修: アレクサンドラ・パットサヴァス
出演: ローガン・ラーマン チャーリー
エマ・ワトソン サム
エズラ・ミラー パトリック
メイ・ホイットマン メアリー・エリザベス
ジョニー・シモンズ ブラッド
ケイト・ウォルシュ
ディラン・マクダーモット
ジョーン・キューザック
ポール・ラッド ミスター・アンダーソン

 スティーヴン・チョボスキーの同名ベストセラー・ヤングアダルト小説を原作者自らメガフォンを取り、主演に「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のローガン・ラーマンを迎えて映画化した感動の青春ドラマ。周囲に馴染めず無為な日々を送る内気な高校生の惨めだった青春が、一組の兄妹との出会いをきっかけに輝き始めるさまとそのほろ苦い顛末を瑞々しく綴る。共演は「ハリー・ポッター」シリーズ卒業後、最初の大きな役として注目されたエマ・ワトソンと「少年は残酷な弓を射る」のエズラ・ミラー。
 内気な少年チャーリーは、高校デビューにみごとに失敗し、友だちの出来ないまま、息をひそめるように灰色の学園生活を送るハメに。当然のようにパーティ会場でもたった一人で壁際に佇み“壁の花”状態だった。そんなある日、彼は勇気を振り絞り、フットボールの観客席で隣に座る陽気な上級生パトリックに声を掛けてみる。すると意外にもパトリックは気さくに接してくれ、奔放な恋愛を重ねる義理の妹サムも紹介する。こうして彼らの仲間に迎えられたチャーリーは、それまでとは見違えるように充実した高校生活を送るようになるのだったが…。


感想

この間、ローガン・ラーマンの映画、 みたばっかり・・・だった
また再会…笑

深夜枠放映での鑑賞。公開時みておきたかったなあ

学園もの好き

こんな歳だけど、まだまだ
この手の世界観にはついていけると思っている・・好きだから(笑)
でも、自分では、遠い昔の世界にはなってしまっているんだよね~


そういう
すぎてしまった
届かない世界だから、懐かしい思いもあってみちゃうんだろうね


主人公
精神的な病を抱えていたけど
これ、つらいよね
思ったより重い過去で、嫌だったけど

おばさん・・・
はっきりされていなかったけど、
間違えなければ、ある意味、◌◌虐待ってことよね?
あんなかわいらしい子に
なんてことを・・・・

エマ・ワトソン・・可愛い
エズラ・・色気半端ない

どうしようもない現実と向き合ってしまった主人公だったけど
支えになる友達がいてくれて
本当に良かった・・

今後の生き方は心配ではあるけれど
きっと大丈夫よね・・・って思えるラストでした
そう思わないとやっていけないもんね

トンネルのシーン
開放的になるシーンね
良かったね
あそこは名場面だよね



女と男の観覧車(2017)

女と男の観覧車(2017)
WONDER WHEEL
上映時間 101分
製作国 アメリカ
監督: ウディ・アレン
製作: レッティ・アロンソン
エリカ・アロンソン
エドワード・ウォルソン
製作総指揮: アダム・B・スターン
マーク・アタナシオ
ロナルド・L・チェズ
脚本: ウディ・アレン
撮影: ヴィットリオ・ストラーロ
プロダクションデ
ザイン: サント・ロカスト
衣装デザイン: スージー・ベンジンガー
編集: アリサ・レプセルター

出演: ジム・ベルーシ ハンプティ
ジュノー・テンプル キャロライナ
ジャスティン・ティンバーレイク ミッキー
ケイト・ウィンスレット ジニー
ジャック・ゴア リッチー
デヴィッド・クラムホルツ ジェイク
マックス・カセラ ライアン
トニー・シリコ
スティーヴ・シリッパ
デビ・メイザー
トーマス・グイリー
ジェニーヴァ・カー
マディ・コーマン


 ウディ・アレン監督作品初登場となる「リトル・チルドレン」「愛を読むひと」のケイト・ウィンスレットが、ままならない日常に疲れ果て、刹那の情事にすがりつくうらぶれた中年女性を演じる哀愁の愛憎ドラマ。共演はジュノー・テンプル、ジャスティン・ティンバーレイク、ジム・ベルーシ。
 1950年代、ニューヨーク郊外のリゾート地コニーアイランド。遊園地のレストランでウェイトレスとして働く元女優のジニー。今は回転木馬の操縦係を務める粗野な男ハンプティと再婚し、自身の連れ子リッチーと3人で、騒々しい遊園地のそばで暮らしていた。夫婦喧嘩が絶えず、息子も問題ばかりを起こして、苛立ちばかりが募る、満たされない日々が続いていた。そんな中、海岸で監視員のバイトをしている脚本家志望の若者ミッキーと出会い、彼との道ならぬ恋に忘れかけていた夢が再燃していくジニー。ところがある日、ギャングと駆け落ちして音信不通だったハンプティの娘キャロライナが突然現われ、命を狙われていると助けを求めてきたことから、運命の歯車が狂い始めるジニーだったが…。
<allcinemaより引用>

感想

苛立ち募る主人公ジニー。
まあ、私のよう・・・(笑)
不倫はしていないけど(笑)
苛立っているからね、毎日。

だから自分のこういう精神状態で
きゃんきゃん、いい通しの主人公、ジニーをみているのがつらかったです。
また演じるケイトがうまいんだもん。
私はケイト・ウィンスレット好きなのよね~
どんな映画でも体当たり感があって。体も大きくなっているけど。

不倫相手のミッキーが、典型的な浮気男・・って感じで
逆に笑ってしまったわ。
雰囲気イケメンって感じよね
ジュノー・テンプル演じる、 キャロライナは
意外とそんな性格悪い女性でなかったから良かったわ。
ただ単に、若いので向こう見ずなだけだよね
どこにいったかはわからないけど、
可哀想だったわ。
50年代という時代背景も素敵だったし
遊園地傍のお家というのも
新鮮だったかな
あと、オレンジ色の風景もね。

今の私は
ウェイトレスを演じているの
と感じていたジニー。
不憫ね

あのあと
夫婦仲ってどうなるのか、不安。
それでもまた
続いていくんだろうね
そんなもんだよね

男と女、モントーク岬で(2017)

男と女、モントーク岬で(2017)
RETURN TO MONTAUK
上映時間 106分
製作国 ドイツ/フランス/アイルランド
監督: フォルカー・シュレンドルフ
製作: レジナ・ツィーグラー
フォルカー・シュレンドルフ
フランシス・ボーフルー
ステファヌ・パルテネ
シドニー・デュマ
コナー・バリー
製作総指揮: ハートムート・クーラー
脚本: カラム・トビン
フォルカー・シュレンドルフ
撮影: ジェローム・アルメーラ
プロダクションデ
ザイン: セバスティアン・ソウクプ
衣装デザイン: マーイー・プートシュケ
アンゲラ・ヴェント
編集: エルヴェ・シュネイ
音楽: トーマス・バートレット
クイヴィーン・オラハレイク

出演: ステラン・スカルスガルド マックス・ゾーン
ニーナ・ホス レベッカ
スザンネ・ウォルフ クララ
イシ・ラボルド リンジー
ブロナー・ギャラガー レイチェル
ニエル・アレストリュプ ウォルター


 「ブリキの太鼓」「パリよ、永遠に」の名匠フォルカー・シュレンドルフ監督が、スウェーデンの名優ステラン・スカルスガルドと「東ベルリンから来た女」のニーナ・ホスを主演に迎え、ニューヨークで撮り上げた大人の愛の物語。新作を携え、ニューヨークを訪れた作家が、忘れられないかつての恋人のもとを訪れ、やがて2人で思い出の岬へ小さな旅へと向かう中で、静かに露わとなる男と女のすれ違いの行方を切ないタッチで綴る。
 新作のプロモーションのためにベルリンからニューヨークにやって来た人気作家のマックスは、17年前にこの地で恋に落ちたかつての恋人レベッカのことが忘れられず、弁護士として成功していた彼女のもとを訪ねることに。しかしレベッカは戸惑うばかりで、すげなく追い返されてしまう。ところが後日、レベッカのほうからモントーク岬への旅に誘ってきた。そこは2人にとっての思い出の場所。未練を断ち切れないマックスはにわかに期待が高まるのだったが…。

<allcinemaより引用>

感想

<男と女、モントーク岬>
モントーク、モントーク・・・モントーク。

そうだ。
エターナル・サンシャイン・・♪
DVDももっている大好きな作品。
あの舞台にもなった、あの景色もう一度、みてみたいな~~~という鑑賞理由(笑)
あとやっぱり、ステラン・スカルスガルドかな。
主役級、恋愛映画って珍しくない?
古くは、奇跡の海 とか、ニンフォマニアックもあったけど(爆⇒こちらは未見)
でもなんといっても、最近はマンマミーアのビルかな。
こういう、彼の正統派の恋愛映画も、みてみたいよね。大人の雰囲気。お年67ぐらいなんだけどね。おお~~~。

お相手は
「東ベルリンから来た女」のニーナ・ホス。
お初。残念ながら過去作、未見なの。とってもきれいな人で
登場シーンの、元カレとの再会シーンに
こっちのほうが、ドキドキしちゃったわ。
数十年ぶりの元カレって会いたくないよね

お話は、結構よくある感じ。
でも、よくあるっていうのは、前半までかな。
後半のそして、最終着地点は、結構シビアなもので
現実をみせつけられたって感じ。
かえって
とっても良かったですよ。
まあ、自業自得っていうか。
しょもない。
男の身勝手さが
際立っちゃって、ちょっと恥ずかしいというか、情けないというか
うん、あるよな・・・こういうケースって思いました。

主人公
マックスは作家。
新作発表のために、ニューヨークにきたわけ。
そこには、元恋人レベッカがいた。
17年前に別れた彼女ね。
会いたいな~~~~とおもうマックス。
なんのためよ?
わかるよね~~~(笑)
うまくいえばっていう魂胆でしょ?
だいたい、今現在付き合っている女性がいる・・・
なんていう男・・怒

<17年経ってもあなたは何も分かっていない>
<私はあなたの小説の題材でしかない>

まあ、いわれるよな・・・・(笑)

<本だけでなく人生でも夢を見ているけど
私の夢は見ないで>

これきついよね・・・・(笑)
打撃

どうもこの主人公
レベッカと別れた後
付き合った彼女との間に子供がいた模様
つまり
いろんな女と適当につきあっていたんだろうに・・・

ちょっとむかついたけど
男って、こういうタイプ
いるいる・・・
とくに作家さん
う~~~ん、自分に都合良く
物語つくっちゃうのね・・・・と納得するよ。

この映画はじまりが
とってもお洒落。
音楽も素敵よ。

過去の恋という話になっているけど
一切、過去の二人のシーンは映らないの。
現代のみ。
よくあるのは、幸せな二人のシーンが入り込む
回想シーンだったりしますよね?そういう方がわかりやすいし。
でも、ないわけだから
今現在の二人の会話から
当時の付き合いの親密さとか、別れた理由とか
何があったのかなどなどを推測するわけ。
でも、なんとなくわかる・・・・別れた理由も・・・・付き合い程度も。
それは、年重ねている鑑賞者なら絶対わかるはず。

<やって後悔するか、やらずに後悔するか>

ねえ、どっち?あなたは

こういう映画
好き♪

monnto-kumisaki eiga

あなた、そこにいてくれますか

あなた、そこにいてくれますか(2016)
WILL YOU BE THERE?
上映時間 111分
製作国 韓国
監督: ホン・ジヨン
原作: ギヨーム・ミュッソ
『時空を超えて』(小学館文庫刊)/『あなた、そこにいてくれますか』(潮文庫刊)
脚本: ホン・ジヨン
撮影: パク・ホンニョル
音楽: キム・ジュンソン

出演: キム・ユンソク ハン・スヒョン(現代)
ピョン・ヨハン ハン・スヒョン(青年時代)
チェ・ソジン チェ・ヨナ
キム・サンホ カン・テホ(現代)
アン・セハ カン・テホ(青年時代)
パク・ヘス ハン・スア


 フランスの人気作家ギヨーム・ミュッソのベストセラー『時空を超えて』を舞台を韓国に移して映画化したタイムトラベル・ファンタジー・ラブストーリー。ひょんなことから過去に一時的に戻れる10粒の薬を手に入れた中年の主人公が、30年前に亡くなった恋人を救うべく、過去の若かりし自分と繰り広げる愛と葛藤の物語をエモーショナルに綴る。主演は「チェイサー」のキム・ユンソクとTV「ミセン -未生-」のピョン・ヨハン。監督は「キッチン ~3人のレシピ~」「結婚前夜 ~マリッジブルー~」のホン・ジヨン。

<allcinemaより引用>


感想

「建築学概論」を超えた~~というふれこみだったので鑑賞。

主人公の現在パートのかたは、「チェイサー」(未見だけど)の方ですね。怖そう・・・・にみえたけれど
優しかったです・・・・(笑)

タイムトラベルもの。
もう、このジャンルは、たくさ~~~ん観ているんですけれど・・・(笑)
やっぱり好きなので、選んでしまいます…
原作があるので
そのとおりならしょうがないかな~~~と思うものの
かなり主人公に都合の良い感じにストーリーが進むので、冷めた目で観てしまうところがありました。
もちろん、ハッピーエンドなのでこれは良いということかな。


主人公は医師のハン・スヒョン。
ボランティアで訪れたカンボジアで、子どもの命を助けたお礼にと、長老の方から
不思議な薬をもらいます。
過去に戻れて、会いたい人に会える薬10粒。
過去に戻れるのは20分間です(ウルトラマンのよう)
彼は、30年前に亡くなった恋人ヨナに会いに行きたいと考えます。懐かしくて会いたいのですよね。
まずは、(1985年)若かりし自分、ハン・スヒョンに会ってみるのです。⇒未来の自分が過去の自分にあい、未来人だと
自己紹介するのですね。驚きますよね、過去の自分、年配のおじさんが目の前にやってくるのだから。

そして現代の彼は、若かりし自分に、ヨナは死んでしまうんだと衝撃の事実を打ちあけます。
実は、現代の主人公には、娘がいまして・・・・。
その子は、恋人ヨナが死んでから、別の女性と知り合ってからできた子供なんですよね。(その女性とは別れた?みたい)
だからヨナの事故は防いでほしいものの、ヨナとその後付き合って、結婚でもされたら
今いる娘の存在がなし・・・になってしまう・・、それはダメ。ヨナを助けても別れてほしいんだ!!いう、難題を
若かりし自分に突きつけるわけですよ。

ここには、過去を変えたら未来が変わるという定義が入り込んでいるわけです。
でも、死ぬ運命だったヨナを助けた時点で、相当未来は変わっているのではと思いますが、
そこは突っ込みなしでしょうね。
都合良く変えたいのですね。若かりし自分にとっては酷なことですよね。
恋人が目の前からいなくなってしまうかもしれないって事前に言われるのだから。


そのあと、いろいろありますのであとは映画をみてということで……笑。

最終場面で友人テホの活躍があり、ストーリー的には、どんでん返しになります。
そこは面白かったのですが
あの短い再会で、
タバコを止める⇒肺癌を防ぐことが出来た・・・という強引な流れはちょっとどうよ・・・と思ってしまいます。
現代の主人公は肺癌患っていたのは知っていたわけだから、合間を見て
過去に戻ったときに、自分で話しても良かったのにな・・・・と。そうなると、友人の活躍が意味なくなりますから
そこは突っ込みなしですね。

ハッピーエンドなわけですが
気になるのは
娘の本当の母親の存在。どういう扱いだったのでしょう、不憫。
さらに、名前はヨナと一緒に考えていた名前でしたよね。
ヨナの子ではないのにつけるって、本当の母親可哀想では。

と、思いましたが、
切ない思いを抱えていた主人公が
30年ぶりに幸せになったと素直に受け取ってさらりと観なくてはいけませんね。
人に思いやりをもって接すれば、
その分、なにか素敵なことが起きるということ。
他人に対しても友人に対しても、いい人でいることは大事です。

韓国映画、ラブストーリーは半端なく甘いです・・・


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女は二度決断する

女は二度決断する(2017)
AUS DEM NICHTS
IN THE FADE
上映時間 106分
製作国 ドイツ
監督: ファティ・アキン
製作: ヌアハン・シェケルチ=ポルスト
ファティ・アキン
ヘルマン・ヴァイゲル
脚本: ファティ・アキン
共同脚本: ハーク・ボーム
撮影: ライナー・クラウスマン
美術: タモ・クンツ
衣装: カトリーン・アッシェンドルフ
編集: アンドリュー・バード
音楽: ジョシュア・ホーミ

出演: ダイアン・クルーガー カティヤ
デニス・モシット ダニーロ
ヨハネス・クリシュ ハーバーベック
サミア・シャンクラン ビルギット
ヌーマン・アチャル ヌーリ
ウルリッヒ・トゥクール ユルゲン・メラー


 「愛より強く」のファティ・アキン監督がダイアン・クルーガーを主演に迎え、卑劣な移民排斥テロによって最愛の家族を奪われた女性が、絶望と怒りの中で立ち向かう理不尽な現実とその顛末を描いた緊迫の復讐サスペンス。カンヌ国際映画祭ではダイアン・クルーガーがみごと主演女優賞に輝いた。
 ドイツ、ハンブルク。生粋のドイツ人のカティヤは学生時代に出会ったトルコ系移民のヌーリと結婚し、かわいい息子にも恵まれ幸せな日々を送っていた。そんなある日、ヌーリの事務所前で爆発事件が起こり、最愛の夫と息子を一瞬にして失う。警察はヌーリが移民だったことから外国人同士の抗争を疑うが、カティヤは移民を狙ったネオナチによるテロに違いないと訴える。やがてカティヤの主張通り、ネオナチの若いドイツ人夫婦が逮捕され、裁判にかけられるのだったが…。
<allcinemaより引用>


感想

「愛より強く」のファティ・アキン監督作品。
観たのは、10年前くらいね。いろいろ忘れている~~~(笑)

今回
3部構成の映画でとてもよく整理されていて見やすかったです。
第1章「家族」
第2章「正義」
第3章「海」
です。
事件が起きた経緯
裁判
その後の展開と
場面が移り変わるので、あきもせず、入り込んでいけます。
主人公の視点ですべて展開され、主人公が家族を犠牲にされた被害者という立場なので
必然的に感情移入してしまいます。

ネオナチっていう存在も初めて知り
勉強になることも多かったです
裁判の仕方も、同じくです。

ダイアン・クルーガーがとにかく
繊細な感情を表情豊かに演じているので共感度はあがります。
彼女の魅力もこの作品の質を上げているように感じました。
初期の彼女は良く見ていましたが
最近はご無沙汰だったので
今回のちょっと不良っぽい感じが実に新鮮に映りました
こんな演技するのね・・・・と。
スタイルも良いので、町を歩く姿も
絵になります。
冒頭の結婚式姿は可愛らしいです。


カティヤの夫は犯罪歴もあり
カティヤ自身も事件後、薬を使用してしまうというキャラ設定です。
ハードな入れ墨も彼女自身に入っています。
だからといって、被害者には変わりないのですが
日本人には馴染みがないキャラではあります。

薬に関しては、いい感情はないのですが、そこはこの映画では
問題ではないのかもしれません。
家族の絆が大事だったのですから。
でもちょっと気になります…笑

邦題これはちょっと嫌かな・・・
確かに決断はいろいろありましたが
もっと違う路線で題名をつけてもらいたかったです。


最後の章
海・・・という題名。

家族で遊びに来たのも海。
復讐の場所も海です。

ビデオカメラには
子供と夫が海で戯れるシーンがとられているのですが。

あの
子供が
「ママ、来て」ビデオ内で声かけているシーン

非常に複雑な心境で
今思い出しています。
だからなのか・・・なと思うと
つらいところ。

彼女の
体に現れる○○のシーンも
小鳥の存在も
大きな意味があるようで
後半の演出は素晴らしかったです。

決断って
些細な出来事で、変化するのね。

いろんな思いがわいてきますが。

どうしたら良かったかなんて
正解はないのでしょうが、
当事者としては
納得いかなく
どうしようもなかったのでしょう。
息子の最後の状況を
ああやって裁判で
具体的に聞かされたら
たぶん、正気で
私もいられないでしょう。


目には目を・・
それはいけないとわかっていても
そうせざる得なかった主人公を考えると
やはり複雑ですね。

もし犯人が
無罪だったら
私もわからないかな・・・とは思います。
行動の点でね。

それはいけないとわかっていても
止められなかった彼女が不憫でした

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息もできない

息もできない(2008)
BREATHLESS
上映時間 130分
製作国 韓国
監督: ヤン・イクチュン
製作: ヤン・イクチュン
脚本: ヤン・イクチュン
撮影: ユン・チョンホ
編集: ヤン・イクチュン
音楽: ジ・インヴィジブル・フィッシュ

出演: ヤン・イクチュン サンフン
キム・コッピ ヨニ
イ・ファン ヨニの弟ヨンジェ
チョン・マンシク マンシク
ユン・スンフン ファンギュ
キム・ヒス サンフンの甥ヒョンイン
パク・チョンスン サンフンの父スンチョル
チェ・ヨンミン ヨニの父
オ・ジヘ


 韓国インディー映画界で俳優として活躍してきたヤン・イクチュンの長編初監督にして世界各地の映画祭でセンセーションを巻き起こした衝撃作。韓国の若者の父親世代との葛藤を背景に、愛を知らずに社会の底辺で生きるヤクザな男と心に傷を抱えた勝気な女子高生が繰り広げる魂と魂のぶつかり合いが、剥き出しの暴力描写とリアルな感情表現で、赤裸々かつ緊張感いっぱいに綴られる。主演はヤン・イクチュン自身と本作の演技が絶賛された韓国期待の若手キム・コッピ。
 借金の取り立て屋をしているサンフンは、母と妹を死なせた父親に対する激しい怒りと憎しみを抱えて生きていた。常に苛立ち、情け容赦ない暴力を振るっては周囲を怖がらせていた。ある日サンフンは、道端で唾を吐き、偶然通りかかった女子高生ヨニのネクタイを汚してしまう。見るからに強面のサンフンに対しても怯むことなく突っかかっていくヨニ。最悪な出会いを果たした2人だったが、不思議とウマが合い、奇妙な交流が始まる。ヨニもまた、ベトナム戦争の後遺症で精神を病んだ父親との間に確執を抱えていたのだった。そんな中、ヨニの弟ヨンジェが偶然にもサンフンの手下となり取り立ての仕事を始めるのだが…。
<allcinemaより引用>


感想


以前、「あ~~荒野」の感想でヤン・イクチュン良かったと書きました。
その感想をブログお友達と話していたら
だったら↑も絶対みて~~~というので鑑賞。
旧作100円セールだったのでね。
ヘアスプレーもそうですが
2007、8年ごろはあまり映画みていなかったのかも。
忙しかったのでしょう、過去の自分。


ということで、10年前の作品ですが今頃。

皆さんにお勧めされるだけのことはあります。
パワーのある、すごい作品でした
観終わった後心にいつまでも残る強烈な作品ですね。
きっかけもらえて良かったです。
ありがとうございます♪


私は、荒野、が
はじめてでしたから、ヤン・イクチュン ・・若い!!という印象をまずもちました。
その後の作品もいくつかあるようですが、まったくみていないので。
痩せていて、今回のこの役柄のせいでしょうが
まったくの別人に思えました。
荒野ではどもって、内気な人物でしたからねえ。
この映画では、暴力に次ぐ暴力で
実に荒々しい雰囲気。
まず、このギャップに打ちのめさせられます。


暴力って連鎖していくんだなと思うと
本当に物悲しく思います
確かに幼少の頃に、暴力まみれで育ってしまった人は
大人になってもいろいろひきずってしまうでしょう。
しらずしらずのうちに手が出てしまったり。

なんともいえない、悲しさがありますよね。
韓国の社会事情、家庭事情も垣間見られて
複雑な心境におちいります。


その中で主人公が、一人の女子高校生と出会う。
同じ境遇のもと
心が通じ合うようになる。
その過程が本当に胸を打ちます。
多くを語らない中に、言葉以上のものを感じることができるのです。
恋愛関係というような安易な方向に展開しないで
同士的な、友情にも似た
不思議な人間関係を築いていくのが
とても良かったです。
彼にしても
彼女にとしても
お互いが互いの心の支えになっていっているということが
観ていてとてもうれしく感じておりました。

だからこそ、あのラストはつらかったです。
そうなるかな的な予感もありましたが
いざ、現実になると
受け入れるのが耐えられなかったです。

まして、彼を殺すのが
彼女の弟だなんて。


ラストですが
<<ヨニの弟がサンフンのようになってしまう>>
そういう事実がわかりますが
実は
もう一つ
衝撃的な事実がわかるみたいですね
⇒実はそこまでは私、考え及ばず。

お友達の感想を読み

ヨニの母親を殺したのが誰かを知りました。

あ~~~
そういうとこまで描いていたのかと思い
ショック度はマックスに。
あまりにもひどい現実ですよね。


辛い映画でしたが、観て良かったと思える一本でした。

サンフン が
ヨニに膝まくらをしてもらうシーン
語り合う場面ですね

名場面でしたね。

観ていてボロボロ。
あそこは絶対に観ていて泣く。
あそこで何も感じなかったら
人間ではないよ、もはや
とまで思いました。
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