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怪物

怪物  (2023   125分、日本)

監督
是枝裕和
脚本
坂元裕二
製作
市川南 依田巽 大多亮 潮田一 是枝裕和
エグゼクティブプロデューサー
臼井央
企画
川村元気 山田兼司
プロデュース
川村元気 山田兼司
プロデューサー
伴瀬萌 伊藤太一 田口聖
ラインプロデューサー
渡辺栄二
撮影
近藤龍人
音楽
坂本龍一

安藤サクラ (早織)安藤サクラ
永山瑛太  (保利)永山瑛太
黒川想矢  (湊)黒川想矢
柊木陽太  (依里)
高畑充希  (広奈)
角田晃広  (正田)
中村獅童  (清高)
田中裕子  (伏見)
受賞歴
第76回 カンヌ国際映画祭(2023年)


感想   

台風の中、公開初日、観てきました。大嵐の日の映画館が多いです・・・・(笑)
カンヌで公開された作品ということは知っていたけれど
その後の、賞の受賞とか(何の賞か、把握していなかった)
最近の予告とか・・・・まったく、ふれることなくての、鑑賞突入。それゆえ、まっさらな状態で受け入れたので
どっぷりつかることが出来ました。
この作品、
予備知識なく見たほうが絶対いいと思います。あの賞の意味合いも、知らない方が絶対いいです。

 春先の「怪物誰だ~~~」の声がかぶる短い予告だけは、みていたのですが
あの予告から、おお~~~こういう展開のお話に行くのかと感心しました。想像できなかったな~~

物語は、
シングルマザーの安藤サクラ扮する、早織
子どもの担任の瑛太扮する、保利、
子どもたち、湊(早織の息子)&星川君

この3つの視点から、構成されます。


このような視点が違うことによって、真実が違って見えてくるっていうのは(羅生門よね~~)
映画の世界でも本の世界でも、何度かみたことがあるのですが、こういう手法
そもそも、、自分的には好みなわけでして、ストーリー的にとても面白かったです。
当然同じシーンが3回ぐらい映し出されますが、気になりません。混乱もしないと思われます。
ビル火事を注意してみていると、時系列が
分かりやすいでしょう。
見た光景が視点によって、それぞれ違ってくれば、真実って何?っていう思いが、鑑賞者としては、気になって
気になって仕方なくなってくるわけで、惹きつけられて来ますよね。

言葉にしても、目の前の出来事にしても、受け取る側がどう理解するかによって全然違ってくるのはよくあること。
悪意を持ってみればその人は悪人だし、好意的にとらえて相手を見ればその人は、善意の人となるかもしれない。
みたいものをみたいように、みてしまう・・・・それが人間だし。
そして世の中はそういう、ことであふれているわけですよね。

それにくわえて、この物語は、もう一つ重要な要素をもっていて
そこがやはり、言いようのない感情の揺れを引き起こす作品となっていたのかな~~~と思います。

私もちょっと
感想としてああだこうだ・・・・と書きづらく、(言葉にできないというかねえ~~)
ネタバレのことは何一つ今回は書かないけれど。


とっても感情を揺さぶられる作品だったということです。

子どもたちがとても愛おしくて、
観ていて胸が苦しくなることが多かったです。最後の方ね。
男の子の子育てって難しいよね~~

是非多くの人に見てもらいたい今年を代表する作品になるんじゃあないのかな・・・・って思いました。
とっても良かったです。


この作品、脚本は坂元さん。
最近の、「花束みたいな~~」は未見ですが
ドラマでの、「最高の離婚」や「カルテット」での、言葉のチョイスや、ストーリー展開がとても好きでした。

映画でも、
校長室での、教師と保護者との会話など、非常にたくみといいますか・・・。
あるあるだな~~っと思わせる空気感が、凄かったです。

出演者も素晴らしかったですねえ~~。
まず、子どもたち。メインの2人の男の子もそうですが
すべての子供たちがみ~~んな自然の演技で。演技って感じがしないほどの自然さです。
監督の作品はいつも子供たちが、自然体なんですよね。

安藤サクラは完全に母親だったし・・・。
つい最近、彼女主演のドラマをみていたので、生まれ変わりとかそういう言葉を聞くたびに
ドラマのイメージがでてきて困りました(笑)、野呂佳代さんも同じく出演しているんだもの(笑)
安藤サクラが、クリーニング店勤務というのも、坂元さん脚本の作品で、多くないですか?
「最高の離婚」でも、尾野真千子さんはクリーニング店勤務だったし。
そして坂元さんの作品でよく見かける、瑛太
瑛太も最近「あなたがしてくれなくても」のドラマで毎回見ているのですが
こういう、ふわ~~と何考えているかわからない人間の役はぴか一ですね。
瑛太上手い・・・(笑)

そして田中裕子・・・存在感ありましたね。
怖かったです。こちらも、心の内がわかりにくいのですが。
スーパーでの行動とか、怖かったな~~~

坂本龍一さんの音楽を聴きながら
子どもたちの生き生きとした姿をみながら
泣きたくなるようなそんな映画でした。
今の時代だからこそ、作られる作品なのかなって思いました。
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ロマンスドール (2020 日本)

ロマンスドール  (2020 日本)


脚本・監督:タナダユキ
原作:タナダユキ「ロマンスドール」(角川文庫刊)

高橋一生
蒼井優
浜野謙太
三浦透子
大倉孝ニ
ピエール瀧
渡辺えり
きたろう

あらすじ   (アマゾンより引用)

一目惚れをして結婚した園子と幸せな日常を送りながら、ラブドール職人であることを隠し続けている哲雄。仕事にのめり込むうちに家庭を顧みなくなった哲雄は、恋焦がれて夫婦になったはずの園子と次第にセックスレスになっていく。いよいよ夫婦の危機が訪れそうになった時、園子は胸の中に抱えていた秘密を打ち明ける……。


感想

:高橋一生、:蒼井優だから、見てみようと思った映画で、そうでなければ見なかったかな・・・(笑)
う~~ん、微妙。
夫婦の愛の物語という感じだろうけれど、そこ、ものすごく感動したっていうわけでもなかったな・・・

なんでだろうか。
簡単に箇条書きで。

☆ラブシーン、奇麗でした、結構後半多かったけど。
☆ロマンスドールという製作のお仕事だけど、それのいやらしさとか、偏見というのは、あまりなかったかな
いやらしい感じで、表現されていなかったし、むしろ、職人気質が漂っていて,それはよかった。
☆夫婦の絆を再確認という、きっかけが、妻の病気というのがどうも・・・ねえ。
妻が死ぬっていうのは、冒頭ですでにわかっていたから、驚くことではなかったけど
それ冒頭にもってこなくても、とは、思ったかな(→そしたら、死ぬっていう事実は後半までわからなかったし)
☆一生さんの浮気相手。三浦透子。まあという驚き。
ゲームセンターで出会って、その後、浮気に繋がるって、しょうもない男だよと思ったよ(笑)

☆園子、の最後って、行為をしている最中で。あ~~そんな心中の物語もあったな(失楽園かあ)
確かに、喜びの中で息絶えるのは素敵だと、失楽園でも言っていた気もするけど。
物語としては、普通、末期のがんなのに、そんな風には死ねないでしょ・・・・と突っ込んでしまうわ


☆この映画の中では、前半が好き。きたろうと、一生さんのやりとり。くす・・とする場面が多くて、心が和んだわ。
一目ぼれをして、すぐ、付き合ってという流れも、まあ、蒼井優なら、ありえるし・・・と思ったし(笑)
可愛いもん

☆きたろうが、途中で死んでしまったのはショック。
途中で描かれる、居酒屋での会話。きたろうの、わかれた娘の話ね。そこも印象的だったな。

そして・・・・ラスト・・・この映画で
一番感想が分かれるのは、ラストだと思うけど。

死んだ妻のドールをつくる
完成→一生さん、試してみる→ほ~~~そうくるかい。そこは、亡くした妻ということもあって、わからなくもないけど。
一生さん泣いていたけど、もらい泣きはしなかったな~~。これは私が女だからかな。


でも、
その後
完成→試す→ 売り出す
この気持ちはわからないよ。本物の、園子、ではないから、名前は、ひらがなでという部分はまあね・・いいけど。
妻のドールを作るなら、自分だけで、家において大切にして欲しかったわ
大勢の人の目に触れて、大勢の人が使用するとなると、それだけで、え~~~~って思ってしまうのよね。

☆ラストのラスト、浜辺で物思いにふける一生さん。
学生たちと話す一生さん。ダッチワイフを浜辺て見つけ、一生さんが学生に、大人はいいよ…と語りかける。
う~~ん、そうかな。こういうもの使えるから、大人はいいのか?。その前に、生身の人間と
いい関係を作ることを望んだほうがと思って突っ込み(笑)

☆一生さんの最後のセリフ。「すけべで、いい奥さんだった…」
うんうん、。このセリフは良かったけど、だからこそ、人形は売らないでくれよと思いますが・・・・(笑)

ということで、どうにも、微妙な感じいう結論になります。
いいセリフもあったり、脇の俳優さんも素敵だし、主演二人も魅力的だったけど
どうにも???そうかな~~そうくるかな・・・と感じた部分も多かったからですね

主題歌:never young beach「やさしいままで」
ボーカル・ギターの方の、お兄さんが一生さんなのね
知らなかったわ

流浪の月  (2022  日本)

流浪の月  (2022  日本)


原作
凪良ゆう
脚本・監督
李相日
撮影監督
ホン・ギョンピョ
音楽
原摩利彦
製作総指揮
宇野康秀


広瀬すず(家内更紗)
松坂桃李(佐伯文)
横浜流星(中瀬亮)
多部未華子(谷あゆみ)
趣里(安西佳菜子)
三浦貴大(湯村店長)
白鳥玉季(10歳時の更紗)
増田光桜(安西梨花)
内田也哉子(佐伯音葉)
柄本明(阿方)


あらすじ

雨の公園で、10歳の少女・家内更紗がびしょ濡れになっているのを目にした19歳の大学生・佐伯文。更紗に傘を差し出した文は、引き取られている伯母の家に帰りたくないという彼女の気持ちを知り、自分の部屋に入れる。そのまま更紗は文のもとで2か月を過ごし、そのことで文は誘拐犯として逮捕されてしまう。被害女児、加害者というらく印を押された更紗と文は、15年後に思わぬ再会を果たす。

(シネマトゥデイより、あらすじ、キャスト引用)


感想

原作を読んでからの映画鑑賞。

150分の長編。最後まで二人の行く末を見届けたいという思いがあったので(内容知っていてもなお・・・)
長さは感じませんでした。
映像がとても美しく、さらに、役者さんがそれぞれ熱演で、原作を読んだものとしては
作品の空気感や、登場人物のイメージを、壊わすことない、作品になっていたと思っています。
それでも、テーマが重苦しいので、なかなか
楽しかった・・・という感想にはたどり着かないのが、正直なところですけどね(笑)

「悪人」「怒り」とともに、重い作品・・・ばかり。。。ですねえ・・

雨の公園から始まり、現代のパートへ(15年後、更紗のファミレスバイト&恋人との生活)
映画の中では、過去に戻ったり(回想シーン)、現代に戻ったりする場面は多いのですが、
自然な形で、違和感はなかったです。
現代のパートで、恋人と幸せな生活を送っているだろう更紗なのに、どこか作り笑い的な、無理を感じる様子に対し
回想シーンでの文との穏やかな生活をおくる更紗との対比が、やはり、印象的で、
みていて、なんども、せつなくなりました。
本当の自分でいられる、心地よさのある、居場所って、どこなんだろうと・・・。

「更紗は更紗だけのものだ。誰にも好きにさせちゃいけない」といった文の言葉や
「人は見たいもののように見る」といった
更紗の言葉がとても印象的でした。

更紗と文との2か月の生活の中、
更紗が夕食時に、アイスクリームを食べたり、ケッチャップを口につけたり
好きなだけピザを食べたり、読書をしたりととても自由な生活をするわけなんですが。
更紗がどういった生活を今までしてきたかというバックボーン(両親が健在のときね)、両親がどういったキャラであったのか、というのは、原作ではもう少し書いてあったような記憶があるので、そこを補うべく、未読ならば原作も続けて読んでもみると
より映画に深く、入り込めるのではないかなって思いました。文との生活は、ある意味、家族3人でいたときと
同じ自由さを感じたという位置づけになるからです。

もちろん、それは、ラストもそうなんですが。原作だともう少し、前向きな感じで終わる印象だったし→確か喫茶店を開いて
生きていく感じで、梨花ちゃん(沖縄に遊びに行ったパート仲間の、一人娘ね)自体も、二人の前途を限りなく応援
しているという記憶です。
映画だと、文の衝撃の告白(映像でみせる~~わけだけど、かなりのインパクトではあると思う)からの、
二人で寄り添おう・・という流れで終わってしまうので
これからの道のりが、より一層、どよ==んと重く感じた印象でしたね。

でもそれは原作を読んでいるから感じたことであって、映画としては、とても良かったです・・・・・私は満足。


俳優陣について。
原作の感想でも触れましたが。
●横浜流星君のDV彼氏が凄かった~~(笑)、確か空手が強かったんだよね?こんなことで実力発揮とは(笑)
広瀬すず演じる、家内更紗を足蹴りするとき、めちゃ、怖かった==、顔面血だらけのすずちゃん、演技だとわかっていても
見るにたえなかったもん。顔のアップも多かった作品だけど、目がもう、血走っていたよ・・・りょう君は・・。
私はドラマ、デビューのイケメンさわやか青年から入った身なので、びっくりしたよ
●趣里ちゃん・・・、安西さんピッタシ。この間、趣里ちゃんの主演の映画みたばかりだったけど、こういう無責任な母親役
似合っていた~~(笑)
●三浦貴大・・湯村店長って、もしかして、三浦さん?太った?でも活躍していて良かったよ。いい人オーラ、ここも適役。
こういう見方もできる人もいるっていうのは大事よ
●多部未華子・・・・谷さんだね。多部ちゃんでているの知らなかった・・・好きなのよね。今回地味目の感じだったけど
さすがに、泣きの演技は凄かった・・大きな目からぐちゃぐちゃ・・・・って感じで。でも可愛い・・(笑)
●内田也哉子・・・知らなかった…出演していたの。そしておかあさんに似ているね。こちらも顔アップ多かったので、よくわかるわ。



●松坂桃李・・・佐伯文役ね。とにかく、痩せたな~~~という印象。セリフも少なく、大変だったと思うわ
抱えている闇も深い、役柄だしね。顔の表情だけで苦悩を演じていてそこも凄かった。目に輝きがなかったものね。
どよ~~んとした感じで。あと背が高い印象の俳優さんだったけど、この映画では、それが感じられなかった。ひっそりと生きてきたのがわかるわ・・。幅広い役柄、演じていて、成長しつづけている印象。
最近の作品はあまりみていないけど、やくざのやつとかね。そうそう、最近、「娼年」も少し観たけど、あれは途中で挫折してしてしまったからねえ・・そういえば、予告で「耳にすませば」をみたわ。今度はさわやかそうねえ~~(笑)

●広瀬すず・・家内更紗役ね。
大人の役をやるようになったのね・・・・という印象。今回、おお~~ここまで演じているのね。。。ってこちらもびっくりしたかな
りょうくんとのシーンで・・・そっち系のシーン多かったもんね

●白鳥玉季・・10歳時の更紗
凪のお暇、テセウスの船・・・で、子役さんとしては見たことある程度。それまで広瀬すず・・・に似ているなんて思わなかったけど、
今回、映画見ていて・・・もちろん、ドラマのときより成長して大人になったということもあるんだけど、
すずちゃんみたいな女性に成長するね・・と思わせる雰囲気がでていて、すでに立派な女優さんだったわ。


部屋に転がるビー玉とか
ひらひら揺れるカーテンとか
空を飛ぶ、無数の鳥や
雨・・水のシーン。
引き離されるシーンが動物園から湖に変更にはなっていましたけど
私は、湖・・・良かったです。映像効果がでますね・・・あの桟橋、とても絵になります。
あと、文が読んでいる、ポーの詩集。あれも良かった。あれ、ひとり・・という詩なんですね。読み返してしまいました。

004 rurounotoki
(シネマトゥデイより画像引用)

生きてるだけで、愛

生きてるだけで、愛  (2018  )

監督:関根光才  出演:趣里 | 菅田将暉 | 田中哲司


 人気劇作家兼小説家の本谷有希子の同名小説を「水の声を聞く」の趣里と「あゝ、荒野」の菅田将暉の主演で映画化した恋愛ドラマ。
 津奈木と同棲して3年になる寧子だったが、鬱のせいで過眠症になり、家事もせずに引きこもり状態が続いていた。一方、週刊誌の編集部で働く津奈木も仕事にやり甲斐を感じることもなく、夢を早々に諦め淡々と日々を送るだけ。寧子が感情のままに理不尽な態度を取っても静かにやり過ごすばかり。それがさらに寧子を苛立たせてしまう。そんなある日、寧子の前に津奈木の元カノ安堂が現われる。津奈木に未練いっぱいの安堂は2人を別れさせようと、寧子の社会復帰に向けて世話を焼くのだったが…。


allcinema.より、あらすじ引用

感想

気晴らしに映画を・・それも疲れない邦画を・と思って
予備知識なしに選んだら(GYAOで)これだった~~~
鬱の映画だった・・・・泣


なかなか共感できない内容で、う~~ん
大変だな‥‥本人も、周りもという、つまらない感想しか、でてきませんでした。

病気だからやっぱり、お医者さんいったほうがいいと思うし、
傍にいて、支えるからなんとかなるっていう、そういうレベルではないのではと感じるんですよね。
そういう、モヤットした苦しみって、救ってあげたくても難しいもん。


趣里がウォシュレットの話を、喫茶店の人たちにしていた場面。
自分では理解してもらえるかなと思う内容でも、まったく他の人には理解してもらえなかった・・そういうところから
より一層、落ち込んでいったのも、そこはわかるような気がする。
やたら、心配していたもんね。
人が気にならないことをいろいろ気にするっていうのも精神的に病んでいる部分でもあるし。
でも、精神的な病気って、線引きが難しいから、どこがどう、おかしいのかって、わかりづらいよね。
鬱って言う言葉も、実際、どういう状態か、身近でみたことがないので、判別もしづらいし・

みるのはちょっと苦痛な映画でした。

自分とは別れられないって・・・つぶやいていた
主人公の言葉は重いなあ・・きっとかなり苦しいと思うから。

あ~~でもこの手の映画は、引き込まれやすいので、
体調いいときに鑑賞したほうが絶対いいですよね

抑えた感じの、菅田将暉・・・も良かったです。毎回毎回・・・髪型も変わるね・・・映画によって・菅田君は変わるよね
今期の月9のドラマも
雰囲気また違っていい感じです
趣里さんは、水谷豊さんの娘さんですよね
頑張っていますね

楽園

楽園      2019  

監督:瀬々敬久
原作
吉田修一
『青田Y字路』『万屋善次郎』(角川文庫刊『犯罪小説集』所収)
脚本
瀬々敬久
主題歌
上白石萌音
『一縷』

出演
綾野剛
(中村豪士)
杉咲花
(湯川紡)
佐藤浩市
(田中善次郎)
村上虹郎
(野上広呂)
片岡礼子
(黒塚久子)
黒沢あすか
(中村洋子)
根岸季衣
(藤木朝子)
石橋静河
(田中紀子)
柄本明
(藤木五郎)
大西信満
大島葉子
斉藤陽一郎
篠原ゆき子
渡辺哲
田中要次
三浦誠己
諏訪太朗
筧礼
堰沢結愛
東野太一
中野魁星
モロ師岡
嶋田久作
吉村実子
品川徹

あらすじ

吉田修一の短編集『犯罪小説集』を映画化したサスペンス・ドラマ。閉塞した田舎町を舞台に、12年の時を経て同じY字路で起こった2つの事件によって人生を大きく狂わされた3人の男女の過酷な運命を描く。
 田園が広がるとある地方都市。ある日、地域の顔役である藤木五郎の孫娘・愛華がY字路でこつ然と姿を消す事件が起きる。必死の捜索もむなしく、愛華が発見されることはなかった。それから12年後、愛華の親友でY字路で別れる直前まで一緒だった湯川紡は、いまだに罪悪感を拭えずにいた。彼女はひょんなことから地元の青年・中村豪士と知り合い、心を通わせていく。ところがある夜、再びY字路で少女の失踪事件が発生し、住民たちは12年前にも怪しまれた豪士への疑いを強めていく。そんな中、都会から地元へ戻ってきた田中善次郎は、万屋として村人の力になる一方、よかれと思って村おこしの実現に奔走するのだったが…。


<allcinemaより引用>



感想

見ごたえありました。とても、考えさせられる物語でした。
吉田さんの原作本は未読です。どうやら、実際にあった事件をモチーフにしている作品みたいですね。
原作ではぞれぞれ別の場所での、事件ですが
映画としては、それを一つの場所で、起こった出来事として物語展開していきます。
しかし・・こう、立て続けに、事件が起こる、この村って、どんな場所だい・・・怖すぎ…と思ってしまいます。

映画は三章の構成。

第一章【罪】は、
主人公は綾野剛。
彼は、偽ブランド品を売っていた母子の息子の方。黒沢あすかが母親です。
母親は、外国人ですね。だからか、綾野剛自身も、無口で、人とかかわりを持つことが苦手な感じ。
この親子は、この村にとってはよそ者なわけで、いじめられたり、商売の邪魔されたり、結構苦痛を受けながら
暮らしていました。
でも、面倒みの良い、村で、顔がきく感じ?の柄本明と知り合いになって、これから仕事のあっせんをしてもらえるかも・・・・という矢先
一つの事件が起きます。
柄本さんの孫娘が行方不明になってしまうんですね

<青田Y字路における、愛華ちゃん、行方不明事件です>⇒これが第一の事件。

彼女と直前まで一緒に行動していたのが
杉咲花扮する、湯川紡ちゃんです。

結局、愛華ちゃんは、行方不明のまま。
杉咲花は、良心の呵責に苦しめられ、心を閉ざしてしまうんですね(自分だけが生き残っている・・幸せに生きていていいんだろうかという葛藤)

それから、12年後。
事件は未解決のまま、同じように、別の少女の行方不明事件が起きます。
今回も村中が、大騒ぎする中、ふと、
12年前の愛華ちゃん事件が引き合いに出されちゃうんですね。
そしてなぜか、綾野剛扮する、中村豪士が怪しい・・・12年前から怪しかった‥今回もきっとそうだ・・・と。

これは、怖い集団心理ですよ、同調圧力。。
村だから
こういった狭い世界だから、・・・こういう流れになってしまうのかな・・・
いくらなんでも可哀想すぎます

その結果、追いつめられたれた豪士は、
逃げた食堂で、焼身自殺。
ちなみに
行方不明になっていた少女は、その後、発見されるんです。

ひどすぎ~~悲しすぎ。

第二章【罰】

主人公は佐藤浩市扮する、田中善次郎。
地元に親のために戻ってきて、親の亡き後、養蜂業を営みながら、村人たちの便利屋さんみたいなこともしていて
結構、友好な関係を築いていました
しかし、長老たちがいる寄り合いで、
村おこしの案を出したことがきっかけで、関係性に歪みが出てくるのです。

なんて、心が狭い、長老だ・・・って思いました
とにかく、ここでも
佐藤浩市が可哀想。
いじめられちゃうんですよ・・・村の人々に。
改革を望まない古い考えの人が多いんだろうね・・・きっと

そして佐藤浩市・・・精神もやんでしまって
その村の人々を次々に、殺しまくるという犯罪に走ってしまうんです⇒第二の事件



最後の章は・・・【人】

主人公は杉咲花扮する、湯川紡

彼女は、事件後数年経って、村からでて東京で働いているんですね。
たまに、村に帰ってきている。
実は、豪士とも、付き合いがあり、善次郎とも面識のあった湯川紡です。

豪士の自殺のときも現場に駆け付けていたし、善次郎が起こした事件も、テレビでそのニュースを見ていました。
2つの事件が、自分の育った村って、やはり衝撃的ですよね
故郷だもん

この章では、いろいろな事実がわかってくるのです。
豪士は、実際は犯人なのか?って。実は母親はうその証言をしていたんですね
愛華ちゃんの事件時、息子は一緒にいたと言っていたけど、それはウソ。つまりアリバイはないの。
それを杉咲花は、豪士の母親から聞いて驚くのです。
映画には、杉咲花の実際のことか、想像かよくわからないけど、その当時愛華ちゃんと別れたときにその道の先で
豪士が待ち受けていたという映像が映って、もやもやとはします。2人が出会っていたからといってそれが
犯人と結びつくとは限らないし、そもそも真実がよくわからない・・・

その部分ではもやもやしますが、きっとこれは、犯人捜しの物語ではないので致し方ないですよね。
楽園を求めていた
2人の、そうではなかった、お話なのですから。それにしても、つらくて悲しいストーリー。
楽園なんてないんじゃないの・・・と叫びたくなるくらいでした

でも、湯川紡は、前向きに、楽園を探すような気がします。
そういうラストに感じました。だから救いがあってすこし、ほっとした感じにもなります。
過去の苦しみは背負ってはいくけど、頑張って前に進んでいくという風に、とらえました
それは、村上虹郎、扮する、野上広呂の影響もあるのかな
最初は虹郎くん、かなりのストーカーぶりだったので心配していましたが(笑)
後半、意外といい人だってわかって一安心。病気になっても前にすすもうとする彼の影響もあったのではないかなって
推測できます、病気が少し良くなってとりあえず、退院までこぎつけてくれて本当に良かったです

暗くて重いストーリーでしたけれど
上白石萌音ちゃんの、透き通った歌声で癒されますので
後味はそこまで悪くありませんでした。

寝ても覚めても

寝ても覚めても (2018 邦画)

監督: 濱口竜介
脚本:田中幸子、濱口竜介
原作:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)


東京。
丸子亮平は勤務先の会議室へコーヒーを届けに来た泉谷朝子と出会う。
ぎこちない態度をとる朝子に惹かれていく亮平。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながら朝子も惹かれていく。
しかし、朝子には亮平に告げられない秘密があった。
亮平は、2年前に朝子が大阪に住んでいた時、運命的な恋に落ちた恋人・鳥居麦に顔がそっくりだったのだ――。

5年後。
亮平と朝子は共に暮らし、亮平の会社の同僚・串橋や、
朝子とルームシェアをしていたマヤと時々食事を4人で摂るなど、平穏だけど満たされた日々を過ごしていた。
ある日、亮平と朝子は出掛けた先で大阪時代の朝子の友人・春代と出会う。
7年ぶりの再会。
2年前に別れも告げずに麦の行方が分からなくなって以来、
大阪で親しかった春代も、麦の遠縁だった岡崎とも疎遠になっていた。
その麦が、現在はモデルとなって注目されていることを朝子は知る。
亮平との穏やかな生活を過ごしていた朝子に、麦の行方を知ることは小さなショックを与えた。

一緒にいるといつも不安で、でも好きにならずにいられなかった麦との時間。
ささやかだけれど、いつも温かく包み、安心を与えてくれる亮平との時間。
朝子の中で気持ちの整理はついていたはずだった……。

【出演】
東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子

<amazonnより、あらすじ引用>

感想

主演二人の、あんなこと、こんなことがあった作品なので、なかなかに
正統な評価されないのかも、しれないですよね。どうにもこうにも、頭をよぎってしまうしね。
なにせ、まんま二人の恋愛映画だもん(笑)
ということで、そういう現実のめんどくさい関係はなしにしての、感想としては、面白かったです
ただし、共感とは別物という感じで・・・・(笑)

これ、主人公朝子に、共感はしずらいですよね(行動について・・・)。まあ、多少女性として、わからなくはない・・・という部分はあるものの
う~~ん、やはり、おいおい、それはないよな~~~って同じ女性でも思ってしまうもの。

だからお友達の山下リオちゃんとか(東京でのお友達) 伊藤沙莉ちゃん(大阪時代のお友達)の言い分というか
劇中でのセリフなんかの方が、そうだよね~~~、そう言っちゃうよね・・と変にすと~~んと、腑に落ちたものね


原作は未読だけど、どうなのかなあ。震災の描写とか友人の病気なんかも原作通りなのかしら。
そこの分が、変に気になってしまったかなあ。

元カレの麦(ばく)、いやいや、まったく、惹かれないねえ・・・私はと思った次第。
例えそれが、東出さんという容姿でなくとも。そもそも、東出さんの容姿には惹かれん(笑)
だから、寝ても覚めても・・・この人に?そうなんだ・・と、一歩引いた感じでみてしまうところ多かったです。
亮平は、ものすごく性格いいよね。
だって、朝子が自分と似た人と過去に出会っていたから、自分と付き合うようになったかもって
薄々わかっていたわけでしょ?
朝子がこうこうこういう理由で、付き合い始めたって告白した時、お皿、ふきふきした時だね。
そんなのわかっていたって、言ってたもんねえ。
それでも、朝子との出会いのきかっけになったのだから、許すというか、気にならないって。

まあ、普通、言えないわ・・そんなこと(笑)
ちょっとは、複雑な気分ではあったろうけど、それも隠していたかもしれないけれど、言えません。
そんなに寛容な男っているのかなあ。でも、似たような容姿に惹かれるって
そういう事例はあるのかあ~~(私はないけど)。好みって統一はしているもんなあ。

しかし、そんな亮平も。
突然現れた麦の手を取って、す~~~と、タクシーに乗り込む朝子・・・・を、(これはビックリ・・・・(笑))みてしまっては、
その後、なかなか、許せなかったのは、当然としては当然。

麦と逃避行している最中
山下リオちゃんにさあ、「荷物なんか捨てていいよ、戻らないから」とまあ、
大見え切っているのに、まあ、のこのこ、戻ってきて・・・・(笑)

麦と別れる時も、いかれへん・・・・
そうか、じゃあ、バイバイ・・・って、なんで~~~~と、その流れに、思ってしまったわ。
あまりにも唐突だし
軽いし・・・。
そこに愛はあるんかい・・って、大地真央なら絶対言っている・・・(笑)

そういう意味では本当、そういう、理解に苦しむ描写も多かったけど
でも、面白かったのよね。
それって、見終わった後、ああだ、こうだと、言い合えることがあるからだと思うのよね。
他人の感想も気になってしまうからなのかなって思ったかな


なんていうのか、そもそも、このお話自体、ふわ~~としていて
現実味あるようなないような、どこか、ファンタジックな、そんな印象の作品だったかなあ。
つまらないわけでなく
むしろ、見入ってしまう要素がたくさん詰まっていて、癖になるっていうか。

麦っていう存在、なんだか、現実にはいないようなそんな雰囲気だったし。
朝子も、何考えているかわからなく、無表情で、ぽつり、ぽつりだし。
そこが演技ダメ~~って指摘されているところなんだろうけど、逆に、わからないな・・・この人?という
妙な気分にもなっていたような気もするわ。

結局さあ、人を好きになるって理屈ではないから
私が、おいおい!!、ないない!!、と、いう事柄すべてにおいても、それは
私の価値観のみであって。人によってはそれはあり・・・ということなんだということなんだろうかなあ。
朝子は、自分の感情に素直に行動しているわけで、麦もそういう意味では、同じ部類なわけで。
だからこそ、前半の相性、抜群の二人が存在しているわけだろうねえ。
で、朝子はきっと、亮平によって、一段違う世界にいったんだよ。
やはり、麦っていうのは、幻じゃあないの?
いわゆる、朝子が生み出した理想の男、的なねえ・・・

亮平は、現実的に地に足付けた生活していて、とてもリアルなものを感じていたけど、
麦にはなかったし。まあ、恋は、ある意味、ふわふわした、世界での出来事のようなものだから
いろいろあって、朝子は現実の世界にも戻ったっていうことよねえ。
まあ、戻ってきてそれを受け入れる亮平も
それはそれで、今後大変だとは思うけど。



ラストのセリフ。
2人で川をみているとき、のね
亮平は汚いと
朝子は、きれいと・・。

それでも生活していくんだって…思った・・・けど。
また違った関係性になるよね・・・

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友罪

友罪


監督:瀬々敬久
脚本:瀬々敬久
原作:薬丸 岳『友罪』(集英社文庫刊)
音楽:半野喜弘
生田斗真
瑛 太
夏 帆
山本美月
富田靖子
佐藤浩市




ある町工場で働き始めた、元週刊誌ジャーナリストの益田と、自らの経歴を一切語らない鈴木。年齢以外の共通点は何もないふたりだが、同じ寮で暮らすうちに友情を育ててゆく。そんななか児童殺害事件が起こり、17年前に日本中を震撼させた凶悪事件との類似性が囁かれる。当時14歳だった犯人の少年Aはすでに出所していて、今度も彼の犯行ではないかというのだ。ネットに拡散していた少年Aの写真を見た益田は愕然とする。そこには鈴木によく似た少年が写っていた。驚きと疑問に突き動かされ、調査を始める益田。それは、17年前に犯した“自らの罪"と向き合うことでもあった。一度は人生を捨てたふたりの過去と現在が交錯し、止まっていた時計が激しく動き始める。それはまた、ふたりに関わる人々の人生も大きく動かすことになる――。


アマゾンより、引用

感想

GYAOにで視聴

原作も読んでいます。
原作を読んでいるので、内容に関しては、本を読んだ時と同じ印象かな。
心を許した相手が罪を犯した人だとわかったら、どうする・・・ということだけど、
やはり一線を置いてしまうのは致し方ないと思います
まして、<<日本中を震撼させた凶悪事件>>という
設定。無理でしょう・・・・。あまりにも特異な事件という設定。単純に傍にいて怖いです
その罪については背景は語らず。動機もなし。
そこをクローズアップすることがテーマではないから
しかたないけど、気になってしまうのも、当然だし、わからないからこそ、怖さも一層大きいです

でもこの映画、メインが、瑛 太パートであるけれど、
他にもいろんな話が入り込んでいるので、より複雑。
さらに重いものばかり。一つの題材だけで、映画作れるくらいの
重いエピソードの連続なのです。
瑛 太⇒凶悪犯罪を過去に起こす
生田斗真⇒いじめを見て見ぬ振りした過去がある、その友は自殺
夏 帆⇒暴力的な元カレ。AV出演の過去
富田靖子⇒娘が妊娠
佐藤浩市⇒ひき逃げした息子の親。家族はバラバラ


佐藤浩市パートは贖罪とはなにか?ということもテーマになっていると思うし
夏帆パートも犯罪にはなっていないけど、救われない悲惨な現実を突きつけてくるし
富田靖子パートも、仕事と家庭にバランスの悪さを考えさせられるし
生田斗真パートも、周りに流される心の弱さが垣間見れる
まあ、お腹いっぱいになるような出来事のオンパレード

それを映像でみるわけだから、かなりハードな作業でもありますねえ

原作では気にならなくても映像だと気になる部分もあるからね

怖かったな・・・
瑛 太が夏帆の前で、頭、石でガンガンたたいて血だらけになったのをみて
怖かったわ・・・。
リコカツ(ドラマ、2021春のね)の自衛官とは別人のようだわ。

あなたならどうする?という問題提起として、見る分には
意味ある映画とはなっているけど、現実を連想させる事件でもあったし
本以上に、映像化されると、やっぱり、いろんな意見がでてしまうだろうなと思える
作品でした
俳優さんはみな良かったけどね

万引き家族

万引き家族(2018)
SHOPLIFTERS
メディア 映画
上映時間 120分
製作国 日本
監督: 是枝裕和
製作: 石原隆
依田巽
中江康人
プロデューサー: 松崎薫
代情明彦
田口聖
アソシエイトプロ
デューサー: 大澤恵
小竹里美
脚本: 是枝裕和
撮影: 近藤龍人
セットデザイン: 郡司英雄
美術: 三ツ松けいこ
衣裳: 黒澤和子
編集: 是枝裕和
キャスティング: 田端利江
音響効果: 岡瀬晶彦
音楽: 細野晴臣
ヘアメイク: 酒井夢月
照明: 藤井勇
装飾: 松葉明子
録音: 冨田和彦
助監督: 森本晶一
出演: リリー・フランキー 治
安藤サクラ 信代
樹木希林 初枝
松岡茉優 亜紀
城桧吏 祥太
佐々木みゆ ゆり
池松壮亮 4番さん
山田裕貴
片山萌美
黒田大輔
清水一彰
松岡依都美
毎熊克哉
井上肇
蒔田彩珠
柄本明 駄菓子屋店主
堀春菜
溝口奈菜
安藤輪子
逢沢一夏
宮内桃子
橋本真実
まりゑ
瑛蓮
高木直子
松浦慎一郎
友咲まどか
結城さなえ
森本のぶ
足立智充
笠井信輔
三上真奈
緒形直人
森口瑤子
高良健吾 警察官
池脇千鶴 警察官

 「そして父になる」「海街diary」の是枝裕和監督が第71回カンヌ国際映画祭でみごと最高賞のパルム・ドールを受賞した衝撃と感動の社会派ドラマ。都会の片隅で万引きなどの犯罪で食いつなぐ一家が、貧しいながらも幸せな日々を送る姿と、そんな彼らを取り巻く厳しい現実を、血のつながりを超えた家族の絆とともに描き出す。出演はリリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林。
 高層マンションの谷間にポツンと取り残されたように建つ古びた平屋の一軒家。そこに治と妻・信代、息子・祥太、信代の妹・亜紀、そして家の持ち主である母・初枝の5人が暮らしていた。治は怠け者で甲斐性なし。彼の日雇いの稼ぎは当てにならず、一家の生活は初枝の年金に支えられていた。そして足りない分は家族ぐるみで万引きなどの軽犯罪を重ねて補っていた。そんなある日、治は団地の廊下で寒さに震えている女の子を見つけ、彼女を家に連れ帰る。ゆりと名乗るその女の子は、両親のともに戻ることなく、そのまま治たちと暮らし始めるのだったが…。
<allcinemaより引用>


感想


地上波放映を録画して鑑賞

ありがとう
地上波(笑)

良かったです

セリフ一つ一つを
丁寧に聞き取っていかないと
人物関係、その背後関係がわからないのですが
そこがやっぱり魅力的
想像力も膨らみます

途中経過に関しても
ラストに関しても
考えさせられたなあ。


みなさん、自然な演技で
とっても良かったけど、
やっぱり
安藤サクラさんが、
いろんな面で凄かったですね~~
取り調べ時のセリフ、じ~~んときてしまいました。
あと泣き顔もね。


樹木希林さんは
、いろいろ覚悟したうえでの
出演だと
いまさなながら
思ってみてみると、悲しくてしかたなかったです。
順番なんだよ・・・って
いうセリフ
そのまんまだとは思うけど、
つらかったな~~

新作の予告見ました。
楽しみですね

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017)
上映時間 110分
製作国 日本
監督: 湯浅弘章
製作: 安井邦好
崔相基
二宮清隆
鷲見貴彦
プロデューサー: 田坂公章
伊達毅
原作: 押見修造
『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(太田出版刊)
脚本: 足立紳
撮影: 今村圭佑
衣装: 松本恵
音楽: まつきあゆむ
音楽プロデューサ
ー: 緑川徹
ヘアメイク: 橋本申二
照明: 平山達弥
装飾: 前屋敷恵介
録音: 池田雅樹
助監督: 松浦健志

出演: 南沙良 大島志乃
蒔田彩珠 岡崎加代
萩原利久 菊地強
小柳まいか
池田朱那
柿本朱里
田中美優
蒼波純
渡辺哲
山田キヌヲ 小川悦子
奥貫薫 大島由美


 人気漫画家・押見修造が自身の体験を基に描いた同名漫画を、「幼な子われらに生まれ」の南沙良と「三度目の殺人」の蒔田彩珠の主演で実写映画化した感動の青春ストーリー。吃音のために孤独な高校生活を送る少女の苦しみと、初めてできた友だちと織りなすぎこちなくも愛おしい不器用な青春模様を綴る。共演に萩原利久、山田キヌヲ、奥貫薫。監督はTVを中心に活躍し、本作が長編商業映画デビューとなる湯浅弘章。
 高校一年生の新学期、吃音に悩む大島志乃はクラスの自己紹介で自分の名前も上手く言えずに笑い者になってしまう。以来、ひとりぼっちの高校生活を送る志乃だったが、ひょんなことから同級生の加代と友だちになる。音楽が好きでギターは弾けるのに音痴な加代は、志乃の歌に心奪われバンドに誘う。そして文化祭を目標に猛練習を始める志乃と加代。そんなある日、志乃をからかったお調子者の男子・菊地がそんな2人の姿を見て、強引にバンドに参加するのだったが…。


感想

青春物&女子物は好き
原作は漫画だとか
知らなかったな~

主演の2人の女の子が、魅力的。
志乃ちゃんの、言葉が出ない様子
演技大変だった思うわ

「幼な子われらに生まれ」の南沙良と
「三度目の殺人」の蒔田彩珠の主演ということ。
両作品みているので
ああ~~あの時の子?って感じで、観ることはできました
どちらも、あのころから、存在感はあったものね。
覚えているくらいだから。


お調子者の菊地君

ああいう子、一人は
いるんだよね、どうしてだか、仲間外れに
なってしまうというのも、理解できちゃう。

バンドになってから
何度か歌を歌うシーンが出てくるんだけれど、
歌声が素直でのびやかで、本当、聞きほれてしまうのよね。
なんだか、涙も出てしまう
よかったね・・居場所がみつかって・・・ってね。

ラストは
これからそれぞれがどのように生きていくのか
いろいろ気になる感じではあったけれど、
一つ大きな殻を破ったことには違いないのだから
新たな未来が開けていけると思うわ~~

菊地も頑張って

映像も綺麗。
青春物として良作

勝手にふるえてろ

勝手にふるえてろ(2017)
製作国 日本
監督: 大九明子
チーフプロデュー
サー: 新村裕
鈴木俊明
製作: 浅井賢二
堀義貴
水野道訓
小西啓介
歴東皓
宮崎伸夫
エグゼクティブプ
ロデューサー: 福嶋更一郎
津嶋敬介
プロデューサー: 服部保彦
楠千恵子
企画・プロデュー
ス: 白石裕菜
制作: 本丸勝也
原作: 綿矢りさ
『勝手にふるえてろ』(文春文庫刊)
脚本: 大九明子
脚本協力: 樋口七海
撮影: 中村夏葉
美術: 秋元博
衣裳: 宮本茉莉
編集: 米田博之
音響効果: 渋谷圭介
音楽: 高野正樹
主題歌: 黒猫チェルシー
『ベイビーユー』
照明: 疋田淳
録音: 小宮元
助監督: 成瀬朋一

出演: 松岡茉優 江藤良香(ヨシカ)
渡辺大知 ニ
石橋杏奈 月島来留美
北村匠海 イチ
趣里 金髪店員
前野朋哉 最寄駅の駅員
池田鉄洋
稲川実代子
柳俊太郎
山野海
梶原ひかり
金井美樹
小林龍二
増田朋弥
後藤ユウミ
原扶貴子
仲田育史
松島庄汰
古舘寛治 釣りおじさん
片桐はいり オカリナ



 芥川賞作家・綿矢りさの同名ベストセラーを「ちはやふる」の松岡茉優主演で映画化した恋愛コメディ。中学の同級生に10年間も片想い中の恋愛経験ゼロのヒロインが、初めてできたリアルな彼氏と妄想彼氏の間で勝手に二股恋愛を繰り広げる暴走の顛末をコミカルに描く。共演は渡辺大知、北村匠海、石橋杏奈、古舘寛治、片桐はいり。監督は「恋するマドリ」「でーれーガールズ」の大九明子。
 24歳のOLヨシカは博物館からアンモナイトを払い下げてもらうほど絶滅した動物が好きなオタク系女子。恋愛経験はゼロで、中学の同級生“イチ”への片思いを10年間も脳内で育て続けていた。そんなある日、会社の同期“ニ”から突然告白されたヨシカ。それなりにテンションは上がったものの、元々タイプでないニが相手ではどうしても気持ちが乗っていかないどころか、反対にイチへの想いが募っていく。そしてある出来事をきっかけに、もう一度だけでもイチに会いたいと、同級生の名を騙って同窓会を計画するヨシカだったが…。
<allcinemaより引用>


感想

原作は読んでいます。
原作はそんなに好き・・ってわけではなかったけど(いるの?こんな主人公って突っ込みながらの読書(笑))
映画は
とっても面白かったです。

演出かなあ~~
歌ちゃうところとか。
個性的なわき役たちとか。
役にはまっていました。

主人公の 松岡茉優が、可愛かった・・・(笑)
この役に
はまっていたねえ~~
下手すると、嫌われちゃいそうだったけど、
彼女が演じていたからこそ、
最後までついていったって感じ
ラストなんか・・泣きそうになったよ。
えらく感動もしたし

勝手にふるえてろ・・・と
言葉も響いたなあ。

「一人に決めます」って、
怖い目でいった松岡ちゃんに
あれじゃあ、男、2は、可哀想だよな・・・と同情しちゃった・・・・(笑)

私は2、この映画での彼、
嫌いではなかったよ
イチの
名前覚えていない。。。はありえないもん

この監督の新作
公開するよね、もうすぐ
田中圭とか中村君とか出演で
みたいな~~

プロフィール

みみこ

  • Author:みみこ
  • レイフ・ファインズ好き
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