モーリス

モーリス(1987)
MAURICE
上映時間 140分
製作国 イギリス
監督: ジェームズ・アイヴォリー
製作: イスマイル・マーチャント
原作: E・M・フォスター
脚本: キット・ヘスケス=ハーヴェイ
ジェームズ・アイヴォリー
撮影: ピエール・ロム
音楽: リチャード・ロビンズ

出演: ジェームズ・ウィルビー モーリス
ヒュー・グラント クライヴ
ルパート・グレイヴス アレック
デンホルム・エリオット バリー医師
サイモン・キャロウ
ビリー・ホワイトロー
バリー・フォスター
マーク・タンディ
ヘレナ・ミシェル
ジュディ・パーフィット
フィービー・ニコルズ
ベン・キングズレー 精神科医ジョーンズ

 ケンブリッジ大学へ進学した青年モーリスは、上流階級のクライブという男とホモ・セクシャルの関係になる。やがてクライブは卒業を迎え、弁護士になるため、モーリスとの関係を清算するが……。同性愛の世界を耽美的な映像で描き、美少年大好きな女の子たちに拍手をもって迎えられた青春ロマン。
<allcinemaより引用>



感想

1988年公開ですよ!!
それがリバイバル上映って、それだけでも本当にうれしいこと。
さらに<<4Kデジタル修正版>>
是非見てほしい・・・・と力説。
公開時は劇場鑑賞していません。ミニシアターだったから、さすがに、行けなかったですし
その時はたぶん、映画をみる状況ではなかったと推測されます・・・・(笑)
観たのはTVのみです。
当時はセンセーショナルだった同性愛映画。なんといっても、美形揃いで注目度はすごかったですよね。

モーリス初見の人にとっては、
モーリスが、ヒュー様?っていうイメージかもしれないけれど(なにせ、一番、メジャーになっているので)
主人公モーリスはジェームス・ウィルビー、金髪の青年です。
ウィルビー、最近どうしているのでしょうか。(ちなみにこの頃、ハマったのは、サンズですので…私は・・笑)
サンズは、モーリスのオファーを断ったので、ウィルビーになったのですよね。
「眺めのいい部屋」では、サンズとルパート・グレイヴスは共演しているので、こういう組み合わせもあったのかと
想像してみるのもよいでしょう。

映画は
格調高い映像と、心に染み入る音楽で(一度見ているけれどやっぱり良いからね・・え、入り込むよ)
冒頭から、もうすっぽり、この世界に入り込んでしまいました。同性愛映画というくくりですが
異性との恋愛映画でも描かれる、恋の喜び、抑えきれない欲情、届かぬ思い、すれ違う心などなど
普遍的なものが描かれているので、共感を得やすいです。

モーリスって始まりは
海辺のシーンで、先生と幼いモーリスとの会話からなのですよ。
先生、モーリスに性の教育をするんですね。保健授業のように。
女系家族なモーリスに、男の体を図式で説明もする・・・驚
結婚して、子供をつくって・・・という、ことですね。
そんな話をきき
「僕は結婚しない」とかいっていたのかな・・・・モーリス。
確か先生、10年後に君にあってみたいとか・・なんとか言っていたはず(うる覚え)
このシーン、あとあとの物語でも重要になってきて
忘れられないオープニングとなっているのです。
さて・・・モーリスの10年後はどうなっているのか~~~~~。
映画が終わり
ふとこの冒頭シーンを思い出すと
大きなため息をついてしまいます。
あ~~~、こんなあどけない少年時代だったのに。
成長するのって、生きていくのって、つらいことの連続でもあるんだな・・・・って。
この先、いろんなことで傷ついて、悩んでいくのかなと思うと、この冒頭シーンとてももの悲しく感じますよね。


「モーリス」はE・M・フォースターによって1914年に書かれていますが
同性愛ものということで(当時は、タブー)作者の死後1971年に出版されました。
同性愛者の著者でしたので、その思いが、作品に投影されていると言われています。

モーリスとクライヴとの出会いは
1909年、ケンブリッジ大学で始まります。
同性愛って当時は、罪として扱われ
公になれば、すべてを失うことになりかねませんでした。
だからクライヴの行動変化も、なるほど~~~と理解できます。
上流階級に育つクライヴにとって、破滅という道はどうしても選択としてはありえなかったのでしょうね。
保身に走ったといえば、そうですけど、
彼も彼なりに苦しんでいたことは事実。倒れるくらいびくびくしていたし・・・・。
モーリスにアプローチ最初にかけたのは、クライヴなのに、
肝心のところではまったをかける(プラトニック関係を望む)。
モーリスの方は、戸惑いながらも、そのあとは、クライヴ一筋に突っ走っていきましたから、
最後までいってほしかった的な欲求はあったと思うし、そこらへんで、苦しい部分はかなりあったんじゃあないのかな・・・とも
思います。相手の為にきっと押し殺していたんだろうな・・・・。
寄り添うことさえできればよい(それが友情となっても)と思っていたのかな・・・せつないね。

別れを切り出し
将来を考え結婚してしまう、クライヴだけれど、そのあとも、モーリスとは、別関係、友情を築いたのは
どこか、離れがたいものがあったに違いないだろうねえ。
結婚式みてしまうモーリスとしてはそりゃあ、酷なことよ。
結婚相手のアンは、女性から見ても、つまらなそうな女だし、
それでいいのかクライヴと本当に思ってしまうのよね。でも、そういう生活(女性と結婚して家庭を守り
家を繁栄させていく・・・そういう親が敷いたレールに乗っていく・・・こと)のほうが大事だと
思ってしまったのだからしょうがない・・・。

やがて、 モーリスは、クライヴのところの使用人アレック と関係をもってしまうの。
アレックは前からモーリスに気があって・・・。
でもモーリスは当初そういうつもりはなかった感じ。アレックが半ば強引に部屋に押し入り・・・。
若いころ観たとき、
アレック、モーリスの性的趣向が、自分と同じでそういうもどかしい気持ちを抱えているっていうこと、どうしてわかったのかな
と思ったりもしました。執事は感づいていたみたいだからそちらからか。クライヴたちを観た感じ、ただならぬ
雰囲気がやっぱり同じ感性の人はわかったのかな・・・などと、悶々と考えたりしていました。
今は、・・・それは雰囲気でわかるんだよね・・・で、素直に納得できるほど、大人になりました。
ただ、アレックの半ば強引なあの行動。
モーリス、アレックのことあの時点では好きじゃあなかったのにどうして受け入れたのかな?押し切られて仕方なく?
クライヴの時は段階踏んでいたのに?などと、思う部分はあります。
まあ・・いろいろモーリスも我慢していたこともあったので
そういう意味でも、驚きながら受け入れたのだろうし
そういうアプローチもまた一つの愛の形としてありなんだな・・・・・と思うようにしています。
アレックが、一度目の情事の後、モーリスを追ってきたとき、そっけないモーリスに対して
俺をもてあそんで~~~や
タダではおかない~~など、恐喝めいたこといっていたのも、アレックの強がりから出た言葉で
非常にせつなくもなりますよね。
好きなんだけど・・・モーリスのつれない態度にむかついたわけでして・・・きっとね。
アレックはアレックで、身分の低さを気にしているわけですし、それはモーリスもその部分は気にしているわけだけれど。
実際のところ、モーリスは愛の前では階級の差に、こだわらない人間だったのかもしれないですよね。
(ボクシングを教えていたりしていたもの)

ケンブリッジ大学での寮生活
ピアノシーン(リンゴかじりながらのモーリスとクライヴの接近弾き語りはキュン)
ボート遊び、クリケット、狩り・・・会食シーン、
どれも、素敵です


モーリスは新しい恋を見つけました。心の中には、永遠の初恋相手としてクライヴへの思いは残っているかもしれない・・
でも、自分を懸命に愛してくれる年下の彼を選んで、前に進んだわけですよ。
自分のために将来を捨てたのだから、モーリスも同じ選択をした・・・

一方のクライヴは?
ラスト
素晴らしいですよね。このシーン。クライヴの複雑な気持ちが手に取るようにわかるシーン。
<< 妻アンと鏡の中で見つめ合い、窓を閉める。
最後の窓を閉めるとき、窓の外に若かりし日のモーリスが自分を呼ぶ声、姿、が映し出されるのです。
そして、その後ろで、アンが「誰と話しているの?」と。>>

アンは、なにか感じていたのかもしれませんね。敏感と言われているので。
夫がどこを向いているのか。
アレックと関係をもったと打ち明けたモーリスに対して「グロテスクだ」と言い切ったクライヴ。
でも、どこかで、自分の思うままに気持ちを貫いたモーリスをうらやましく思う心が
あったのかも。
かつて気持ちを傾けていたモーリスが、もはや手の届かないところにいってしまったというさみしさ。
そして、今の自分の立ち位置。
きっと複雑だったのかもしれませんね。

同じ青春時代を過ごした2人の青年が
違った道を歩んでいくという結末。

恋愛映画を超えて
生き方をめぐる物語としても、見どころ多かったです。
やっぱり名作だな・・・って思わずにはいられませんでした。

ちなみに無修正は、アレックがモーリスを訪ねてきたロンドンでのホテルの一夜の朝の場面だとおもわれます
モーリス  画像
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マザー!

マザー!<未>(2017)
MOTHER!
製作国 アメリカ
監督: ダーレン・アロノフスキー
製作: スコット・フランクリン
アリ・ハンデル
ダーレン・アロノフスキー
脚本: ダーレン・アロノフスキー
撮影: マシュー・リバティーク
編集: アンドリュー・ワイスブラム

出演: ジェニファー・ローレンス
ハビエル・バルデム
エド・ハリス
ミシェル・ファイファー
ドーナル・グリーソン
ブライアン・グリーソン
クリステン・ウィグ
スティーヴン・マクハティ
ジョヴァン・アデポ
郊外の一軒家に住む一組の夫婦、ある夜現れた不審な訪問者によって穏やかな生活が一転する。翌日も次々と現れる謎の訪問者たち、そんな招かれざる客たちを拒む素振りを見せず次々と招き入れる夫の行動に妻は不安と恐怖を募らせる。 訪問者の行動は次第にエスカレートし、常軌を逸した事件が相次ぐ中、彼女は妊娠し母親になるが、そこで想像もつかない出来事が待ち受ける。すべては現実なのか?それとも彼女の妄想なのか・・・!?

<Filmarksからの引用>

感想

まったくの予備知識なしだと
本当になんのことやら…状態になるかもしれない映画。

少なくとも、聖書がらみということだけは
聞いていたので、なんとなくだけれど・・・・様々なエピソードはそういうことの例え?とは
気づいたりもしましたがところどころ????は存在しました。兄弟の争いと・・後半のベビー誕生あたりは
わりと、あの部分?って想像しやすいかも。
この映画
普通の出来事が描かれてはいないので・・・・(笑)⇒前半は、まあ・・普通・・・徐々に加速してくから…笑
これが何かの暗喩でなければ、逆に変でしょう‥‥というレベル。


最終的に
映画観終わってから、ネタバレサイトもみてしまっているので
私は、自力ですべて理解したというわけではないので・・・
そこだけはご報告。そのうえでの感想ね。
でもこれ、ネタバレみてから、観たほうが逆に気持ちの整理が出来て
良いかもしれないかなって思いました。


私は好きじゃあなかったかな。
キリスト教徒ではないけれど、
ネタバレ知ったらさらに
このお話は無理って思いました。
こういう理解でいいいのね?って自分の中で整理すればするほど
嫌だったかなあ・・

単純に後半の残酷なシーンが嫌というのではなく
ハビエル・バルデムの態度が嫌だったのよね。
ラストのジェニファーとの絡みが。
ループする構成も
嫌なのよね
面白かったの?と聞かれれば
やっぱり先は気になったので面白かったけれど
それを面白く感じてはいけないのではないかっておもう
もう一人の自分がいたのかも。
聖書皮肉っているからかな。
何をいわんとしているのか・・・と考えたとき
やっぱり嫌なのよ。
すっごく真面目なんだなあと思ったかな、自分が・・・・(笑)

ジェニファーの愛をね
ああいう風に形でもらいたいといった
ハビエル・バルデムが
嫌だったのよ。
ということは
彼の存在を否定する感じになるから
そう思う自分も嫌でね。
まあ・・一番は夫婦を追い込む
まわりの人々が、良くないっていえば良くないんだけれど。

気になる人はぜひ~~
すっごくぼかしているから…内容…笑
ちなみに、吹き替えと字幕と2回はみました。嫌いだけれど、興味はあったのでよくみたの・・・。
ジェニファーの飲む薬だけはよくわからなかったけど。
エドハリス・・・好きなので
久々にあえてうれしかったです。

maza- eiga jenifa-

ムーンライト

ムーンライト(2016)
MOONLIGHT
上映時間 111分
製作国 アメリカ
監督: バリー・ジェンキンズ
製作: アデル・ロマンスキー
デデ・ガードナー
ジェレミー・クライナー
製作総指揮: ブラッド・ピット
サラ・エスバーグ
タレル・アルヴィン・マクレイニー
原案: タレル・アルヴィン・マクレイニー
脚本: バリー・ジェンキンズ
撮影: ジェームズ・ラクストン
プロダクションデ
ザイン: ハンナ・ビークラー
衣装デザイン: キャロライン・エスリン=シェイファー
編集: ナット・サンダーズ
ジョイ・マクミロン
音楽: ニコラス・ブリテル

出演: トレヴァンテ・ローズ シャロン(ブラック)
アンドレ・ホランド ケヴィン
ジャネール・モネイ テレサ
アシュトン・サンダーズ シャロン(10代)
ジャハール・ジェローム 10代のケヴィン
アレックス・ヒバート シャロン(リトル)
ナオミ・ハリス ポーラ
マハーシャラ・アリ フアン


 貧困地域に生まれた孤独な黒人少年を主人公に、彼が自らのセクシャリティに悩み、自分のアイデンティティと居場所を探し求めてもがき苦しみながら成長していくさまを、少年期、青年期、成人期の3パートに分け、革新的な映像美とともに描き出したヒューマン・ドラマ。第89回アカデミー賞ではみごと作品賞を含む3冠に輝いた。監督は長編2作目の新鋭バリー・ジェンキンズ。
 内気な少年シャロンは、母ポーラと2人暮らしだったが、ポーラは麻薬中毒でほとんど育児放棄状態。学校ではリトルとあだ名され、いつもいじめられていた。シャロンにとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友だちだった。そんなある日、いじめられているところをフアンという男に助けられる。以来、フアンとその恋人テレサに我が子のように目をかけてもらい、初めて人の温もりを感じるシャロン。高校生になっても、相変わらずいじめは続いていた。そんな中、唯一の友ケヴィンに対して友情以上の感情を抱き始めていたシャロンだったが…。
<allcinemaより引用>

感想

ララランドと競ったということで
いつか見たいと思っていた一本

年の暮れの
鑑賞は結構きつい感じですね(ダニエルと続いてはね)

淡々とした物語展開で
主人公は黒人少年。
メッセージ性がこれも強い作品であると感じました。

今まで観たことのない世界だったようには思います。

3パート、構成で
私は少年期がやはり一番好きです
海の場面とか・・・

成人パートでは
あの少年がこんなに。。。。。と
ちょっとショックでした。
ガタイが良く、見た目からは面影がなかったから。
ただ、旧友とあったときの
目線や言葉などから
あ~~
あの頃の純粋なままの少年がそこに
見え隠れするではないですか・・・
ちょっとウルウルしました
変わってはいなかったのかと・・・。

しかし、売人なんですよね。
そのことが
現実の厳しさを感じさせます。
そうでなくてはいけなかったのかな・・・
そうならずにはいられなかったのかな


できれば
明るい未来がやってきてほしい・・・

願うばかりでした。

セクシャリティについても
考えさせられますね。
いろいろつらかったのかな・・・と推測。

年月がかなり飛ぶので
その過程で何がと思う部分もあり。
とくに母親の、変化は
どうしてなんだろうと。
年月とともに変化したのだろうと思うけれど
母親の責任は大だったからね。
いまさらと思わなくもなく
mu-nnraito mu-nnraito

密偵(2016)

密偵(2016)
THE AGE OF SHADOWS
上映時間 140分
製作国 韓国
監督: キム・ジウン
脚本: イ・ジミン
パク・ジョンデ
撮影: キム・ジヨン
音楽: モグ

出演: ソン・ガンホ イ・ジョンチュル
コン・ユ キム・ウジン
ハン・ジミン ヨン・ゲスン
鶴見辰吾 ヒガシ
オム・テグ ハシモト
シン・ソンロク チョ・フェリョン
ソ・ヨンジュ チュ・ドンソン
チェ・ユファ キム・サヒ
フォスター・バーデン ルドゥビク
パク・ヒスン キム・ジャンオク
イ・ビョンホン チョン・チェサン


 「グッド・バッド・ウィアード」「悪魔を見た」のキム・ジウン監督が日本統治時代の朝鮮半島を舞台に贈るスパイ・アクション大作。過激な独立運動を展開する“義烈団(ウィヨルダン)”と、葛藤を抱えながらも日本警察の密偵としてその監視に当たる朝鮮人の男が繰り広げる暗闘の行方をサスペンスフルに描く。主演は「グエムル -漢江の怪物-」「弁護人」のソン・ガンホと「トガニ 幼き瞳の告発」「新感染 ファイナル・エクスプレス」のコン・ユ。共演にハン・ジミン、鶴見辰吾、オム・テグ、イ・ビョンホン。
 1920年代、日本統治下の朝鮮。そこでは独立を目指す武装組織“義烈団(ウィヨルダン)”が過激な武力闘争を繰り広げていた。朝鮮人でありながら日本の警察に所属するイ・ジョンチュル。上司から義烈団の監視を命じられ、義烈団の地域リーダー、キム・ウジンに接近する。そんな中、京城(現ソウル)で日本の主要施設を標的に大規模な破壊工作を計画し、着々と準備を進める義烈団だったが…。

感想

韓国で大ヒットという映画ですが,なるほど~~という感じがとてもしました。
舞台が日本統治下の朝鮮舞台で、唯一の日本人 鶴見辰吾 演じるヒガシが、好人物という描かれ方ではないので
ちょっと複雑なものも多少感じましたが(拷問の非情さには目をそむけたくなります)、
韓国映画となれば、そういう図式になってもしょうがないのかなとも思います。

そういった見方とは別問題として
一人の人間として、葛藤していく主人公の姿は
とてもスリリングであり、また興味深くも感じられ
最後まで惹きつけられました。

主人公は朝鮮人でありながら日本の警察に所属するイ・ジョンチュル。
イ・ジョンチュルは、朝鮮側から見れば、国を裏切ったもの・・・という扱いです。
この時代からすれば、イ・ジョンチュル的な生き方も致し方ないかなと思うのですが
朝鮮人の中にはそういう部分を理解しえない人もいます。
しかし、義烈団メンバーと交流を持つ過程で
イ・ジョンチュルにも、様々な感情がわきでてくるわけです。
上司のヒガシはどうも信用できない人物だと感じはじめたからかもしれません。
同じ仲間としてハシモトを紹介されるのですが
ハシモトと自分との扱い方にも、誠意が感じられないし、作戦における単なるコマの一つとしての
扱われ方にもいろいろ疑問も感じてきたのかもしれません。

密偵という題名通り
スパイをからめた物語です。
朝鮮独立団体・義烈団の中にもどうやら日本側のスパイがいる模様。それは誰か・
一方で義烈団は、自分たちを探っている警察側の人間、イ・ジョンチュルを
逆に義烈団側のスパイにならないかと誘いこみます。
イ・ジョンチュルは、裏切るかもしれないといいながら、義烈団に協力をしていくのです。
実際に
義烈団側に完全についたのだろうか
スパイになるといいながら最後に日本側につくのだろうか。
ガンホの巧みな演技のおかげで
どちらなのかなかなかわからないところで、やきもきもさせられます。

義烈団のリーダーのキム・ジウンの人間性
団長の人間性。
団長はイ・ビョンホン。出番は少ないのですが
馴染みのお顔ですし、大物感はバッチリ。ただならぬオーラーがあります。
酒を飲みかわすシーン(弱くはないみたいね、しかしあんなに沢山とは・・)
夜釣りに連れ立つシーン
接する時間は少なかったのですが、心は通じ合ったのかもしれません。


140分の長めの映画ですが緊張感は終始途切れることなく
楽しめます。
とくに後半からは、疲れるぐらい・・・・笑
心理合戦がものすごいです。
列車内の
密偵探しシーンです。
ドキドキの連続。

狭い列車内で、警察側は義烈団一味を探し出す。
爆弾を運ぶという情報は、すでに警察側の密偵によって明らかにされていたのです。
コンユの顔もばれていて・・。
ハシモトが怖いです。目つきも、片言日本語も・・・笑

グットタイミングで、赤ちゃんのおむつ変えをするコン・ユ。
良い仕事だよ~~~~♪


恋愛部分はばっさり排除も良かったです。
コン・ユ演じる キム・ウジンと
ハン・ジミン演じる ヨン・ゲスンが
恋人同士のような雰囲気を漂わせながらも、まったく、ロマなシーンがないのが
勤務の厳しさを感じさせ、かえって良いです。恋愛なんかしている場合ではないしね。
写真を撮るシーンと、到着駅でゲスンがつかまり、コン・ユが我忘れて取り乱すシーン
刑務所内でゲスンの死を知ったとき・・・。
そういう部分部分で、相手への強い思いを感じ取れて、ちょっとつらかったです。

時代を感じさせる調度品
風景・・
衣装の数々、
豪華でした。
個人的にこの頃のものは、好きです。
あと
音楽ですね。
後半のボレロは・・・
「愛のむきだし」でもよく聞き、印象深かったのですが
ここでもね・・・・とワクワクしました。

パーティー会場の
ガンホ・・・
ここに登場か…という場面は
鶴見慎吾同様、気持ちは驚きに。
こちらとしては、やりおったね・・・・という感じでしょうか。


さすがに
ソン・ガンホ
素晴らしい演技を見せてくれました。

コン・ユは
こんなベテランばかりに混ざって一緒に仕事で良かったねという感じです。
今年は恋愛映画も、ホラーも出演で
まさに、飛躍の年になりましたね。
うれしいです。
そして
やはり立ち姿はかっこいいですな。小顔で高身長なので。

あ、
ガンホはめちゃめちゃ日本語も上手
コン・ユも上手(^^♪

たぶん
韓国映画劇場はこれが最後なので(映画鑑賞自体も今年はこれが最後かも)
大満足で充実した時間となりました。
mitteinokonnyudayo.jpg

未来を花束にして

未来を花束にして(2015)
SUFFRAGETTE
製作国 イギリス
監督: セーラ・ガヴロン
製作: アリソン・オーウェン
フェイ・ウォード
製作総指揮: キャメロン・マクラッケン
テッサ・ロス
ローズ・ガーネット
ニック・バウアー
ジェームズ・シェイマス
テレサ・モネオ
脚本: アビ・モーガン
撮影: エドゥ・グラウ
プロダクションデ
ザイン: アリス・ノーミントン
衣装デザイン: ジェーン・ペトリ
編集: バーニー・ピリング
音楽: アレクサンドル・デスプラ

出演: キャリー・マリガン モード・ワッツ
ヘレナ・ボナム・カーター イーディス・エリン
ブレンダン・グリーソン アーサー・スティード警部
アンヌ=マリー・ダフ バイオレット・ミラー
ベン・ウィショー サニー・ワッツ
ロモーラ・ガライ アリス・ホートン
フィンバー・リンチ ヒュー・エリン
ナタリー・プレス エミリー・ワイルディング・デイビソン
サミュエル・ウェスト ベネディクト・ホートン
ジェフ・ベル ノーマン・テイラー
エイドリアン・シラー ロイド・ジョージ
モーガン・ワトキンズ
メリル・ストリープ エメリン・パンクハースト

 100年前の英国で女性の参政権を獲得するために立ち上がった名も無き女性たちの勇気ある行動を「17歳の肖像」「華麗なるギャツビー」のキャリー・マリガン主演で映画化した社会派ドラマ。それまで社会に対して無頓着だった一人の若い女性労働者が、“サフラジェット”と呼ばれるラジカルな運動を展開した女性闘士たちとの出会いを通じて政治に目覚め、過激な女性参政権運動へと身を投じていくさまを描く。共演はヘレナ・ボナム・カーター、メリル・ストリープ。監督は長編劇映画2作目となる女性監督のセーラ・ガヴロン。
 1912年、ロンドン。夫と同じ洗濯工場で働く24歳の女性モード。幼い息子を抱え、劣悪な環境の中、男性よりも安い賃金でより長時間の労働を強いられる過酷な仕事にもかかわらず、この職場しか知らない彼女にとっては、それが当たり前のことだった。そんなある日、街で女性の参政権を求めるWSPU(女性社会政治同盟)の過激な抗議活動に遭遇する。この“サフラジェット”との出会いが、のちに自分の運命を大きく変えることになるとは、この時はまだ思いもしなかったモードだったが…。
<allcinemaより引用>


感想

社会派ドラマで実話です。
主人公のモードはオリジナルだと思いますが
終盤競馬場で直訴するナタリー・プレス演じる
エミリー・ワイルディング・デイビソンや
メリル・ストリープ 演じる
エメリン・パンクハーストは実在人物みたいです。

エンタメ性は少ないのですが
真面目に作られた良い作品でした。
勉強になります。
女性の方にはぜひ、観てほしいかなと。


今、選挙権は当たり前。
だからなのか、
選挙に無頓着な人もいる世の中。
でも、唯一の権利だからそれを、逃すのはもったいないですよね。
女性は、どんどん社会で活躍していますし
政治的な発言もでき
権利も所有しています。

でも
どの国でも
初めからそうでないわけで・・・・ね。

日本だって、仕事に関してまだまだ
女性には厳しい部分はあろうかと思います。
女性は結婚&出産もありますし・・・。
そう考えると、この映画の中の
女性の力強さは今現代の私たちにも励みになる部分は大いにあるかもと
思えてきます。

映画は100年前
英国の参政権をめぐる闘いが描かれていました。

主人公は夫と同じ洗濯工場で働く24歳の女性モード。
彼女は最初は、そういう活動(女性の参政権を獲得する運動ね)に
乗り気ではありませんでした。
夫も反対だしね。お前は妻なんだから黙って仕事しろ・・・みたいな
感じが漂っていましたから、夫の言う通りと従っていたのかもしれません。
でも、あるきかっけで、その運動に参加し
自分自身の生き方に疑問を持ち始めるのです。
いいのか・・・と。このままで。

彼女が活動に目覚め、生き方を変えていくことを軸にして
物語は進んでいきました。


正直、テロ行為に近い
活動もあるので、賞賛できるかというと複雑なものがわいてきます。
ただ声高に訴えても無理なら実力でというわけですが
なんとかならないのかな・・・・・と思います。
が、そうはいかないのかな…時代的にも。

後半でとある施設を爆破しましたが
そこにもし
一般人がいたら巻き添えがでてしまうかもしれないのにと
刑事さんが語るシーンがありました。
もっともだと・・・。
だけど、だけど、どうしようもなかったのですね・・・。
難しい問題ですよね。

モードは
活動を始めるにあたって
別居状態になります。
夫が活動を始めた妻を追い出したのです。
やがて子供と別れることになります。
夫が活動の為に出ていった妻モードに内緒で
子供を養子に出してしまう手続きしたのです。
勝手にですよ。
なんていう夫でしょう。
妻が引き取る権利もなく、男手一つでは大変だからと、養子に出すなんて。
ベン・ウィショーが夫でしたが
いくらベン・ウィショーでも許せなかったです・・笑

活動の中心人物ヘレナ・ボナム・カーター演じる イーディス・エリン。
彼女の夫は理解がある人でした。
彼女は激しい活動で体力的に弱ってきていて
途中で夫が活動を止めていました。
夫自身も苦しい選択でしたでしょうが
妻の身を案じてですよね。
この夫婦の絆はしっかりしていて、温かいものを感じました。
ベン・ウィショー見習って・・・笑

アンヌ=マリー・ダフ演じる
バイオレット・ミラーは、モードを誘い入れた人でしたが
施設爆破あたりから
お腹に子供がいることから過激活動を控えるようになって・・・。

それぞれ家庭の事情があるのですが
その中で折り合いをつけながら
自分たちの活動に参加する姿がリアルでした。
女性であり妻であり母であるのだから、活動はより大変だったことでしょう。


やがて変化はくるかもしれない・・・
今行っていることは
それは自分たちのためだけでなく
未来の女性への為でもある
大きな志をもって、活動を推し進めていった当時の女性たちに
やはり私たちは尊敬の目を向けてしまいますね。

アンヌ=マリー・ダフ は
ジェームズ・マカヴォイの奥さんだった人(2016年に離婚だって…残念)
ジェームズ・マカヴォイも別れてしまったのね~~


mraiwohanatababishite mirai-hanataba_12




マダム・フローレンス! 夢見るふたり

マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016)
FLORENCE FOSTER JENKINS
上映時間 111分
製作国 イギリス
監督: スティーヴン・フリアーズ
製作: マイケル・クーン
トレイシー・シーウォード
製作総指揮: キャメロン・マクラッケン
クリスティーン・ランガン
マルコム・リッチー
脚本: ニコラス・マーティン
撮影: ダニー・コーエン
プロダクションデ
ザイン: アラン・マクドナルド
衣装デザイン: コンソラータ・ボイル
編集: ヴァレリオ・ボネッリ
音楽: アレクサンドル・デスプラ

出演: メリル・ストリープ フローレンス・フォスター・ジェンキンス
ヒュー・グラント シンクレア・ベイフィールド
サイモン・ヘルバーグ コズメ・マクムーン
レベッカ・ファーガソン キャサリン
ニナ・アリアンダ アグネス・スターク
スタンリー・タウンゼント
アラン・コーデュナー
クリスチャン・マッケイ
デヴィッド・ヘイグ
ジョン・セッションズ
ブリッド・ブレナン
ジョン・カヴァノー
マーク・アーノルド


 “音痴の歌姫”として知られるフローレンス・フォスター・ジェンキンスの驚きと感動の人生をメリル・ストリープ主演で映画化した音楽伝記ドラマ。筋金入りの音痴でありながら、ヒロインの音楽に対する純粋な気持ちがいつしか人々の心を捉えていくさまと、そんな彼女の夢のために奔走する夫の深い愛をユーモラスなタッチで綴る。共演はヒュー・グラント、レベッカ・ファーガソン。監督は「クィーン」「あなたを抱きしめる日まで」のスティーヴン・フリアーズ。
 1944年、ニューヨーク。社交界の大物マダム・フローレンスは、持病を抱えながらも音楽を愛し、莫大な遺産を音楽家のために惜しみなく使ってきた。そんな彼女がある時、ソプラノ歌手になるというかつての夢を再び取り戻し、レッスンを再開することに。ところが彼女は自分では気づいていないが、歌唱力に致命的な欠陥を抱えていた。それでも愛する妻から夢を奪いたくないと、夫のシンクレアはすぐにレッスンの手配を進める。しかし伴奏者として雇われたピアニストのコズメは、フローレンスの歌声に呆然としてしまう。シンクレアはそんな周囲の否定的な反応を懸命に封じ込め、フローレンスが気持ちよく歌える環境を整えるべく奔走する。おかげでますます自信を深めていくフローレンスだったが…。

<allcinema より引用>

感想

メリル・ストリープと ヒュー・グラント が夫婦役を・・・という時代もきてしまったのね
とまず驚きでしたが、
意外と良い組み合わせでした。
2人とも役柄にピッタシでした。
逆にこの映画のキャラを別の方が演じたらたぶん、雰囲気が全く違うものになっていて
共感しづらいものになったかもと思いました。
この組み合わせだからこその成功例だったと思います。
伴奏者の方も含めてですけど。

主人公は富豪のマダム
音楽愛好家だけど、超音痴。
自分の歌のレベルには気づいていなく、逆に自分に自信満々。
そして彼女は、カーネギーホールでの公演を夢として持ち始める・・・・という
実話に基づいたお話。凄い方がいらっしゃったのですね。
よくよく考えると
富豪だからこそできたことかもね・・・と思う部分もあります。
旦那様は年が離れていて、マダムの歌に関わる人々に
口止め料として、何かとお金をチラつかせる・・・
さらに、マダム以外にも愛人あり。
という流れもあり、そこも気にはなります。(事情はよくわかるけれどね)
さらにマダムには秘密が。
マダムは最初の夫から梅毒をうつされたそうで、命に係わる病を患っている・・・・のです。
そういう、重苦しい部分をかかえていても
常に前向きなマダムの姿勢はみるものを虜にするので
彼女の行動の数々は嫌味には感じられません。
天真爛漫な少女のようなメリルの演技をみていると
憎めなくなるのです。金持ちのわがままと最初は感じていた思いも
彼女の魅力を知るにつれ打ち消されてしまうのです。
それは夫にもいえます。
この夫も、結婚はお金のことも絡んでいたのかもと考えたくなりますが
次第にそれだけではないものも感じてきます
だって、いつだって妻のことを一番に考えているんだもの。
金銭だけのつながりでこれだけの献身的なことはできないのではないかな
それも長い年月
そこにはやっぱり、彼らしかわからない独特の愛の形が存在するんじゃあないのかと
思わせます。
優しいもの・・・・ヒュー様(笑)
・・・
マダムを苦しめることは一切しないし。
愛人はいるけれど、それが許されてしまうのはヒュー様の持ち味があるからだとも
思うけれど。
「そういう愛の形もある」という言葉がすべてを物語っているのかなと思いました。


後半結構泣いてしまいました。

いろいろ常識的には考えられない2人の関係
行動でもありましたけれど、
良し・・・・と思えてきてしまいました。

夫婦関係のあり方としては
充分受け入れられるのではないかな


こういう作品は、年月たった夫婦で観たほうが
どっぷり入り込めると思います
だからといって、僕も愛人作っていい?っていう理由にはならないけれど…笑


死ぬ時傍にいて
あんなふうにいたわってくれる
旦那様がいてくれたら奥さんは幸せだろうな・・・と思うな。

個人的にホロリきたところ・・・。
愛人とバーにいたときに
マダムの作った歌のレコードを、お客たちが笑いのタネにしていたのを
ヒュー様が怒ったシーン。
愛人がやめなさいよ・・・・と言ったのにも関わらず、愛人去るわと言われているのに
奥さんが侮辱されているのを許せないと言い切ったヒュー様
カッコいい~~~(笑)

また
すごく下品な社長夫人でしたっけ?
最初マダムの歌を大笑いした人⇒このシーンちょっと可笑しかった。
その方が大舞台のコンサートの時、マダムの歌を笑う観客たちに
ピシャッと、鋭い一言を言い放ったシーン。
マダムの人柄に惚れた結果なのね
少々感動してしまいました。


ピアニストの人との交流も良かったしね。


やっぱり人間は人柄が大事だな…と思いました
愛される年寄りになっていきたいわ
お金はないけど(笑)

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マリアンヌ

マリアンヌ(2016)
ALLIED
上映時間 124分
製作国 アメリカ
監督: ロバート・ゼメキス
製作: グレアム・キング
ロバート・ゼメキス
スティーヴ・スターキー
製作総指揮: パトリック・マコーミック
スティーヴン・ナイト
デニス・オサリヴァン
ジャック・ラプケ
ジャクリーン・レヴィン
脚本: スティーヴン・ナイト
撮影: ドン・バージェス
プロダクションデ
ザイン: ゲイリー・フリーマン
衣装デザイン: ジョアンナ・ジョンストン
編集: ジェレマイア・オドリスコル
ミック・オーズリー
音楽: アラン・シルヴェストリ

出演: ブラッド・ピット マックス
マリオン・コティヤール マリアンヌ
ジャレッド・ハリス フランク
サイモン・マクバーニー
リジー・キャプラン ブリジット
マシュー・グード
アントン・レッサー
アウグスト・ディール
カミーユ・コッタン
シャーロット・ホープ
マリオン・ベイリー
ティエリー・フレモン
ダニエル・ベッツ

 「フライト」「ザ・ウォーク」のロバート・ゼメキス監督がブラッド・ピットとマリオン・コティヤールを主演に迎えて贈る歴史サスペンス・ラブストーリー。第二次大戦下のカサブランカとロンドンを舞台に、ナチス・ドイツとの戦いで極秘任務を負い偽装夫婦の相手として出会った一組の男女が、時代に翻弄されながら繰り広げる切なくもミステリアスな愛の行方をサスペンスフルかつエレガントに綴る。
 1942年。モロッコのカサブランカに降り立ったカナダの諜報員マックス。イギリスの特殊作戦執行部に所属する彼は、極秘任務を与えられ、ナイトクラブで偽装妻と落ち合う。彼女はフランス軍の伝説的女性レジスタンス、マリアンヌ。2人は夫婦を装い、ドイツ大使の暗殺という過酷な任務に挑む。その中で図らずも互いに心惹かれていくマックスとマリアンヌ。その後2人はロンドンで結婚し、可愛い娘にも恵まれ、幸せな結婚生活を送るのだったが…。
<allcinemaより引用>


感想

久々の正統派の悲劇のロマンス。
美男美女だったのでどっぷり堪能しました。
良かったです(笑)

ブラビ・・若いな~~
特殊メイク?編集効果?
出会って結婚して子供もできるという設定なのでどうみても
実年齢よりはずず~~~と若い設定のはず。
しかし、映画では若く見えて
全然違和感なかったです。
対する
マリオン・コティヤールも当然ちょっと若い年齢設定なはずだけれど
もともと綺麗な方なので問題なしで、もうその美貌に見入ってしまいました。

スパイという設定なもので
仕草もカッコいいの。
台詞も思わせぶりな、ミステリアスなものが多くて
謎の女の魅力がバンバンあふれていました。
絶対恋しちゃう…笑

砂漠地での仕事中に出会った2人が恋に落ちて・・・
このロマンチックな設定は
イングリッシュペイシェントの世界でしたわ。
ラブシーンもね。
そして二人は
ロンドンで新生活。

しかし
妻には二重スパイの疑いがかかり
苦悩するブラピという展開に。

後半は
胸が痛いことばかり。

彼女がスパイにならなくてはいけなかった理由は
わからなくはないけれど(子供を人質にとられていた・・・)
なんとかならなかったかな・・・・とも思ったり。
元、敏腕スパイなら
裏の裏をかいて
夫に真実を伝えて
自分を陥れる元仲間たちを排除できなかったのかなとか
無理かな・・・。

マリオン・コティヤール は
<フランス軍の伝説的女性レジスタンス、マリアンヌ>
に結局成りすましていたってわけですよね。
本物との違いが
<ピアノを弾くのが上手かどうか>
ということだったけれど
結局 マリオン・コティヤール は
ブラビの前で弾くことができず・・・。
偽物だったと自白。

敏腕スパイならば
ピアノ演奏も含めて
誰かになりすましをするなら
修行しておけばよかったのにな・・・
とそんなことも考えましたけど(笑)
いや、もう夫の前でそんなことして、隠し立てするのは
意味ないってわかっていたから弾かなかったのかな。
どちらにしろ、自分が本物のマリアンヌでないってことは
わかちゃうものね。

そういえば
前後するけれど
ブラビは
カサブランカの勤務のときに
ナチのお偉い方との
面会で
妖しい奴かどうかテストされていたじゃない?
ポーカーができるかとか
化学式が言えるかとか・・
結局OKがでたんだけど。


どんな難しい問題にもなんなく対応できるだけのスキルをもっているのが
わかる場面で、そういうのをみると
スパイっていろんな可能性を考えて
自分のスキルを常に高めているんだな…って思い感心したのですよね。
常に勉強のスパイ生活ね。

悲劇的な結末だったけれど
あそこまで追い込まれたら
ああするより仕方がなかったとしかいえないものね・・・
あ~~
辛いお話。

夫、子供を守ったってことかしらね~~


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マンチェスター・バイ・ザ・シー

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016)
MANCHESTER BY THE SEA
上映時間 137分
製作国 アメリカ
監督: ケネス・ロナーガン
製作: キンバリー・スチュワード
マット・デイモン
クリス・ムーア
ローレン・ベック
ケヴィン・J・ウォルシュ
製作総指揮: ジョシュ・ゴッドフリー
ジョン・クラシンスキー
デクラン・ボールドウィン
ビル・ミリオーレ
脚本: ケネス・ロナーガン
撮影: ジョディ・リー・ライプス
プロダクションデ
ザイン: ルース・デ・ヨンク
衣装デザイン: メリッサ・トス
編集: ジェニファー・レイム
音楽: レスリー・バーバー
音楽監修: リンダ・コーエン

出演: ケイシー・アフレック リー・チャンドラー
ミシェル・ウィリアムズ ランディ
カイル・チャンドラー ジョー・チャンドラー
グレッチェン・モル エリーズ・チャンドラー
ルーカス・ヘッジズ パトリック
ベン・オブライエン パトリック(幼少時代)
テイト・ドノヴァン
スティーヴン・マッキンリー・ヘンダー
ソン
C・J・ウィルソン ジョージ
カーラ・ヘイワード シルヴィー
ヘザー・バーンズ ジル
エリカ・マクダーモット
マシュー・ブロデリック ジェフリー
ジョシュ・ハミルトン
アンナ・バリシニコフ サンディ
クインシー・タイラー・バーンスタイン
ミッシー・ヤガー
スーザン・プルファー
ルイボ・チアン ベセニー
ジェイミー・テニール
リアム・マクニール
ケネス・ロナーガン


 「ジェシー・ジェームズの暗殺」「ゴーン・ベイビー・ゴーン」のケイシー・アフレックが心に深い傷を抱えた主人公を好演し、アカデミー主演男優賞をはじめ主要映画賞を総なめするなど各方面から絶賛された感動のヒューマン・ドラマ。ある悲劇をきっかけに故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに背を向けて生きてきた孤独な男が、兄の突然の死で帰郷を余儀なくされ、過去の悲劇と向き合わざるを得なくなる悲痛な姿を、ほのかなユーモアを織り交ぜつつ切なくも優しいタッチで綴る。共演はミシェル・ウィリアムズ、カイル・チャンドラー、ルーカス・ヘッジズ。監督は「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」「マーガレット」のケネス・ロナーガン。
 アメリカのボストン郊外でアパートの便利屋をして孤独に生きる男リー。兄ジョーの突然の死を受けてボストンのさらに北の港町マンチェスター・バイ・ザ・シーへと帰郷する。そしてジョーの遺言を預かった弁護士から、彼の遺児でリーにとっては甥にあたる16歳の少年パトリックの後見人に指名されていることを告げられる。戸惑いを隠せないリー。仕方なくパトリックにボストンで一緒に暮らそうと提案するが、友だちも恋人もいるからここを離れることはできないと激しく拒絶され途方に暮れてしまう。なぜならばリーには、この町で暮らすにはあまりにも辛すぎる過去があったのだが…。
<allcinemaより引用>


感想

リベンジで観に行きました。

終始、淡々とした流れではありましたが
語らずともみえてくるものが、映画の中にはたくさんあって
静かな感動をもたらしてくれた作品でした。
素晴らしかったです。
脚本・演出・俳優陣と、どれもクオリティーが髙かったですね。

失意のそこにある主人公が他者との交わりで
変わったもの、変わらなかったもの・・・
そんなことを描いたように思いましたが
よくある、結末でなかったことが
評価高くしているのかもしれません。
非常に現実的というか、実際はそうであろうなとしみじみ感じます。
感動させてやろうというあざとさがまったくなく、
きちんきちんと丁寧に心の機微を拾い上げて
描いている点が好印象です。
そんなに簡単にうまくまとまる人生になんてありえないでしょう。
痛みは痛みとして永遠に残るのだから。
でも変わったものがなにかあるのならば、それだけでも生きていくことに希望がもてそうな気がするのです。


映画は
ユーモアーもときおり、散りばめていたので(主に、甥のシーン)
長めの映画でしたが、間延びすることなくの鑑賞でした。

(それが息抜きにもなっていたのかな・・・)
もちろん、つらい描写もありますがそれがすべてではなかったのは、良かったです。

観終わったあとより、
思い返して、今この時、感想を書いているときのほうが、ジワジワ・・・ときてしまう
そんなタイプの作品でしたね。


主人公は
ボストンに住む便利屋のリー。言葉少なく、愛想もなく、ただ与えられた仕事をこなすだけ。
他人に対して興味なく、関わろうとしないそんな性質が見受けられる主人公。
そんな彼のもとに、故郷に住む兄が倒れたという知らせが舞い込みます。
やむなく、離れていた故郷、マンチャスターに戻ってくるリー。

冒頭から、過去のシーンと思われるものが、多々入り込んできます。
わかりやすい場面展開ではなく、ああ・・これは過去ねと気が付くと出てくる感じ。
今、現在のリーが、す~~と脳裏に浮かんだ過去が、そのまま、私たち観客に伝わってくるといった印象です。
病院にたどり着いて、兄の死の事実を聞かされると
思い出すのは、兄の病状告知の病院場面とか。

そうやって、小出しにされていく過去の映像を見ながら
主人公が抱えている心の傷がだんだんと明らかになっていくという構成でした。
なんだろう・・・どうなんだろうという・・・不安に満ちた要素が次第に増していくので
否応なしに、その淡々とした雰囲気の中でも、のめり込んでみていってしまうのですね。
早い段階で、3人の子供と幸せそうな生活が映し出されるので(リーも現在と違い、明るく屈託がない)
今と比較して、ああ・・・これは、かなり重い事実を背負っているんだな・・・という予感はちょっと感じてしまったのですが。


兄は遺言を残していました。
余命は知っていたので準備はしていたようですね。
それは、リーが16歳の甥パトリックの後見人になること。
その事実を聞かされた時
彼の過去が・・・・はっきりわかりました。
過去にフラッシュバック・・・


 正直つらかったです。これは。
ある程度の重さはあるとは思っていましたが
過失で子供三人っという、この衝撃的な・・・出来事は。

アルビノーニのアダージョが全編に流れる中の、事故前後のシーンでは
思わず、胸をふるわせてしまいました。
痛いくらいで・・・。
あ~~きついな・・・・・と。


16歳の甥と主人公の関係。男同士って、こういう言葉にしがたい関係って
出てくると思うんですよね。こういう状況下でなくとも。
女性と違って、感情表現がまた違った感じになるのでは。
うちは女系家族なのでわかりませんが
やっぱり男同士っておしゃべりではありえないと思っているので。
幼少期は無邪気に遊び合ったりしていた2人でしたけれど
思春期ともなるとなかなか難しい・・・
微妙な距離感。
わかるな~~と思いました。
そして、
甥は、若いな…とも思いました。若さゆえの奔放さというか世渡りと上手さというか。
親の死、友達との接し方、
こういうタイプの子はいるだろうな・・・と思わせました。
親の死に立ち会う時も、ああ~~そういう感じになるだろうなと感じましたし。

でもやっぱり、子供だな・・・と思う部分もいくつかあって。(冷蔵庫場面)
おじさんに対する思いや母親に対する思いも
心の中ではいろいろ感じていたと思います。
そこらへんが非常に上手に表現されていて
俳優さん、さすがだな~~と思いました。

元妻は、
すでに結婚して子供も出来ていました。
新しい人生を歩んでいるかに見えていましたね。
でも
抱えているものはいくつかあったように感じて
彼女も彼女なりに過ぎてきた年月苦しかったのかなと思いました。
彼女はこの町にとどまっていましたからね。


後半
ミシェル・ウィリアムズ扮する元妻 ランディと
リーが
偶然町で出会ってしまうシーンがありますが
圧巻でした。ミシェル・ウィリアムズ、この部分だけでも
ひきつけるものがありました。
若い頃に比べて(映画の中での若いころのシーンということ)
落ち着いた印象のたたずまいと髪形ではありましたが
堰を切って話し出す言葉には、やっぱり長年抱えてきた苦しみを感じました。
それを受け止めたいけど受け止めきれない
リーの心。この町はきついだろうな・・・・と思いました。やっぱり。
だからあの
甥に素直に気持ちをぶつけたところでは、そうだよな・・・とも素直に思いました。
それでよかったと。

故郷に帰って、得たものも確かにあったはず。
ラストの船でのリーの笑顔をみて
気持ちが少しでも楽になった部分はどこかにあったはずだと信じたいです。

これから甥とどういう関係を築いていくのか。
つかず離れずか。
でも甥を見ていると
どこかリーに似た部分を感じずにはいられません。
リーも昔はきっと調子よい10代を送っていたはずです。
お兄さんはなんか真面目そうだったし。
だから離れていてもきっと良い関係は築けそう。

部屋にはきっと
誰かを迎えるべく
今度は家具もそろえるのでは。


上手くつながらないキャッチボールシーンや
リーが部屋で大事に飾っている3つの写真たてを
パトリックがじ~~と見つめているシーンとか。
細かい部分の演出がすごかったです。
また、人口の少ない、港町、凍える風景が、主人公の心情を如実に表していて
効果的でした。


ケネス・ロナーガンの本作は長編3作目。
長編1作目の「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」はだいぶ前に観ているのですが
あれも良かったです。何気ない日常を上手にすくっていますね。
マシュー・ブロデリック 、今回も出演。お兄さんの元妻の婚約者でした。なつかしいお顔・・

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胸騒ぎのシチリア

胸騒ぎのシチリア(2015)
A BIGGER SPLASH
上映時間 125分
製作国 イタリア/フランス
監督: ルカ・グァダニーノ
製作: マイケル・コスティガン
ルカ・グァダニーノ
製作総指揮: マルコ・モラビート
デヴィッド・カイガニック
オリヴィエ・クールソン
ロン・ハルパーン
原作: アラン・パジェ
原案: アラン・パジェ
脚本: デヴィッド・カイガニック
オリジナル脚本: ジャック・ドレー
ジャン=クロード・カリエール
撮影: ヨリック・ル・ソー
プロダクションデ
ザイン: マリア・ジャーコヴィク
衣装デザイン: ジュリア・ピエルサンティ
編集: ヴァルテル・ファサーノ

出演: レイフ・ファインズ ハリー
ダコタ・ジョンソン ペン
マティアス・スーナールツ ポール
ティルダ・スウィントン マリアン
オーロール・クレマン


 1968年のフランス映画「太陽が知っている」をティルダ・スウィントン、レイフ・ファインズ、ダコタ・ジョンソン、マティアス・スーナールツの共演でリメイクしたミステリー。恋人とシチリアの孤島にバカンスやってきた人気歌手の前にかつての恋人が娘を連れて現われ、やがて愛憎渦巻く人間模様が思いも寄らぬ事件を引き起こすさま描く。監督は「ミラノ、愛に生きる」のルカ・グァダニーノ。
 声帯の手術を受けた世界的なロックスターのマリアンは、静養のため年下の恋人ポールを連れてシチリアのパンテッレリーア島へバカンスにやって来る。2人で静かに過ごそうとしていたマリアンだったが、元彼でカリスマ音楽プロデューサーのハリーがセクシーな娘ペンを伴い、強引に押しかけてくる。エネルギッシュに歌い踊り、ひたすら騒々しいハリーにすっかりペースを乱されるマリアン。そんなハリーの狙いはマリアンとの復縁だった。一方、どこか掴み所のないペンも、好奇心の赴くままにポールへと接近していくが…。

<allccinemaより引用>

感想

↑の配役ゆえ
絶対みようと思っていました・・・笑

レイフファンならみましょう~~⇒期待以上の新タイプレイフが・・・笑
マティアス・スーナールファンならみましょう~~⇒期待通りの素敵さ
ダコタ・ジョンソンファンなら、みましょう~~⇒期待通りの裸体
ティルダ・スウィントン好きならならみましょう~~⇒女性でも惚れるカッコよさ


そんな感じですね・・・笑

前半は昔の恋人出現で
揺れ動く現在の恋人たち・・・といういう大人の恋愛劇。

後半はなぜかサスペンス?殺人事件が起こります。


う~~ん、ファンだから最後まで観ることができるという感じでした。
前半の内容、そこまで惹かれるものではなかったです。
後半に関しては、なぜそんなこと描いたのかも疑問だし。
そもそも必要だったの?後始末もうやむやだしね。
後半の事件が、あの程度の扱いなら
あれじゃあ、レイフが
浮かばれないよと個人的に思いました(レイフが死んじゃうんだけどね)
一層、三角関係、四角関係オンリーで、描いてもらえても良かったかも。
ああいう事件が起こらなくてね。

でも
配役がとにかく、自分好みだったので
内容はともかく満足です☆

やたら裸になるレイフ・・(まあ、わりと脱ぎは過去も多いんだけど、今回はやたら多め・・笑)
上半身はよく脱いでいたけど
<バカンスだから・・ハメはずしていたり
プールで泳ぐシーンが多いのよね。>
全裸もあったり・・・・して
無駄に脱ぎ過ぎではと心配も・・・笑


歌のシーンあり。
ダンスもあり。

なにせ
音楽プロデューサーだしね。

一方の
マティアス・スーナールツは寡黙。
男は、こういう系統の方が、個人的には好みなんだけれど、
今回ははっちゃけているのがレイフだから
無視できないのです。
それに
あんなに適当な感じな男でも
なんていうか…憎めないというか
たぶん、彼が元恋人で(自分のね)
迫って来たらやっぱり拒めないと思うし。

それに、無理に気持ちを推しつけようとしないところも
ちょっと
いや、
やっぱり好き。

今回
レイフ饒舌
それもありよね。
いろんなキャラ演じられるのも
また俳優さんの魅力のひつとではありますよね。


ああ~~~
年下男と
レイフと
2人に言い寄られる
ティルダ・スウィントンが羨ましいです。

shiriria munasawagiyo

メッセージ(2016)

メッセージ(2016)
ARRIVAL
上映時間 116分
製作国 アメリカ
監督: ドゥニ・ヴィルヌーヴ
製作: ショーン・レヴィ
ダン・レヴィン
アーロン・ライダー
デヴィッド・リンド
製作総指揮: スタン・ヴロドコウスキー
エリック・ハイセラー
ダン・コーエン
カレン・ランダー
トーリー・メッツガー
ミラン・ポペルカ
原作: テッド・チャン
『あなたの人生の物語』(ハヤカワ文庫刊『あなたの人生の物語』所収)
脚本: エリック・ハイセラー
撮影: ブラッドフォード・ヤング
視覚効果監修: ルイ・モラン
プロダクションデ
ザイン: パトリス・ヴァーメット
衣装デザイン: レネー・エイプリル
編集: ジョー・ウォーカー
音楽: ヨハン・ヨハンソン

出演: エイミー・アダムス ルイーズ・バンクス
ジェレミー・レナー イアン・ドネリー
フォレスト・ウィテカー ウェバー大佐
マイケル・スタールバーグ ハルペーン
マーク・オブライエン マークス大尉
ツィ・マー シャン上将


 人気SF作家テッド・チャンのベストセラー短編集『あなたの人生の物語』に収められた表題作を「プリズナーズ」「ボーダーライン」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化した感動のSFドラマ。ある日突然地球に飛来した謎のエイリアンとの意思疎通という重責を託された女性言語学者を待ち受ける衝撃の運命を描く。主演は「魔法にかけられて」「アメリカン・ハッスル」のエイミー・アダムス、共演にジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー。
 ある日、宇宙から飛来した巨大な楕円形の飛行体が地球の12ヵ所に突如姿を現わし、そのまま上空に静止し続ける。その目的が判然とせず、世界中に動揺と不安が広がる。やがて、最愛の娘ハンナを亡くした孤独な言語学者ルイーズ・バンクスのもとに、アメリカ軍のウェバー大佐が協力要請に訪れる。こうして同じく軍の依頼を受けた物理学者のイアンとともに、アメリカに飛来した飛行体の内部へと足を踏み入れたルイーズ。7本脚の異星人との接触を試み、飛来の目的を探るべく彼らが使う言語の解読に没頭していくのだったが…。

allcinemaより引用

感想

期待していなかった分、
まさかの展開に大いに感動してしまいました。
すっごくよかったです。
ラララもよいけどこれも捨てがたい、でも未見のマンチャスターがあるし・・・と勝手にいろいろと・(笑)
地味な作風なんですけれど、
これがたまらなく映画ファンの心をくすぐりました。

あらすじを見る限り、
SF映画のイメージが強いのですが(飛行隊、宇宙人等、要素はきちんと入っているので)
それだけのお話ではないのです。
一人の女性の人生感を変えたという意味では
ヒューマンストーリーであると思います。
そして主人公の女性だけに
留まらず、すべての人が人生の意味を見つめ直したくなるそんな映画です。
人間っていつか死ぬんだけど
そんな未来を、
変えられない未来を
必ず平等にもっているわけだけど・・・。
それでも終わりあるけどね、今ある毎日、
愛おしく大切に生きて行かなくてはと思わずにいられないし
それはきっと意味あることなんだよな・・・と
そんなことふと思ってしまう映画でしたよ。私はね。
深いのよね、結構、この映画から得るメッセージは。


原題は
「あなたの人生の物語」
この意味がラストでなるほど~~とわかります。

そのときの
感動ったらまあ・・・・笑
お決まりのものとは違った感じですよ、これはもうね・・・笑

予備知識何もない状態で
是非是非
この世界観を多くの人に堪能してもらいないな~~~としみじみ思ってしまいました。


主人公が
言語学者ということで
コミュニケーションのツールとして
言語の重要性、がよくわかりました。
言語が違うと思考回路も違ってくるようですし。
言語学者のルイーズが未知の生物に接触をこころみる過程には
納得できる要素多かったので
感情移入しやすかったです。
やっぱりすぐに戦いを持ち出すというのでは
よいコミュニケ-ションはとれないですよね。まずはお互いの状況を知る所から
始めないと。
しかし、現実的に
人間同士だってうまくコミュニケ-ションとれないで民族間で争うことしてしまうのですから
未知の生物に対して、好意的に対話するという行動は難しいというのもよくわかります。
それはよくないんだよ・・・というのが
この映画の中からわかったところでもありました。

宇宙人の姿は
まったく想像していなかったので(予告編見ていない)
主人公とともにドキドキ状態
うすい霧がかかった中からぼわ~~と出現してきたときは
おおお~~~~と思いました
そして
文字?についても。
プッシュ~~と墨汁で吹きかけたような象徴文字といったらいいのかな。
形は丸いんだけれど、なんていうか説明しがたい新しい形状なのよね。
これも斬新で衝撃的でした。

何から何まで
終始ドキドキでした。

フラッシュバックする主人公と娘の姿。
これはどういう
意味を示すのか、ということを個人的にはわかったように鑑賞していたわけですけど。
主人公
身内の死で心に傷をおっているのね…という理解。

そんな単純なものではなかったのでした~~ふ~~~(ため息)

原作は
短編ということですから
だいぶ、映画はオリジナルに膨らませているんじゃあないのかな。
緊張感もあり
音楽も魅力的。

凄い映画でした。
アボット
コステロと名付けた2体。

可愛くはなかったけど
(笑)よいやつでした・・・・

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