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マジック  

アンソニー・ホプキンスの作品を少し前に続けてみたので記録残します。
今年になって、ファーザー(感想あり)→羊たちの沈黙→マジック  といきました(笑)

〇羊たち~は、TV地上波吹き替えで過去に見たことあったけれど、再見。
やっぱり、このシリーズは、これが一番かな
当時、の映画界での高評価は当然よね~~、面白いもん。

ジュディーフォスターもとっても魅力的。芯の強さを感じるこの役柄がピッタシなのよ
続編で変わったのは残念だったよね。
この二人の、関係性が事件以上に興味深かったよ・・何度見てもね。
紳士的なレクター博士だけれど、しっかり、人を食っちゃうところが、あ~~~やるんだ・・・・・と、
レクターだもんね~~

〇マジック・・

これは、お友達が観ていたので興味持って鑑賞。
若~~いアンソニ・―ホプキンス。
私はある程度年取ってからのアンソニーしか知らないから
もう驚き
なにがすごいって、腹話術。これ、実際彼がやっているってことよね?
すごいな~~
あとこの腹話術人形が、リアルで気持ち悪い・・・
そもそも昔から、この手の人形はちょっとね~~~。
結局アンソニーは、腹話術でお話しているときは、別人格になってしまうっていうことなんですよね。
いわゆる、二重人格って感じよね。
だから、殺人も、あの人形が殺したように見える演出だったけれど、
要はアンソニーが、やっているんだってことよね・・・
ホラーぽい展開だと、人形が生きた人間みたいに行動するっていうことだけれど
そういう映画ではなく、やはり・・・精神異常者の犯罪っていうことで落ち着くのよね・・・(→理解できていないのか自分・・・(笑))


アンソニーが、昔の知り合いの女性と(結婚している人ね、)と、良い仲になって
ラブシーン・・あ、ベットシーンにもなる流れに驚き。
この手の映画に、こういうシーンが・・(笑)。


そしてラストなんだけれど、
結局、アンソニ・―ホプキンスは自殺しちゃうわけだけれど、
あの、彼女ね。あの彼女の声が急に変わって、腹話術の人形の声に変わったんだけれど
ここはどういう理解?、あの彼女も2重人格になってしまったということかな・・・

想像力を試されるようなラストが印象的だったな~~



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マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018)
MAMMA MIA! HERE WE GO AGAIN
上映時間 114分
製作国 アメリカ
監督: オル・パーカー
製作: ジュディ・クレイマー
ゲイリー・ゴーツマン
製作総指揮: ベニー・アンダーソン
ビョルン・ウルヴァース
リタ・ウィルソン
トム・ハンクス
リチャード・カーティス
フィリダ・ロイド
ニッキー・ケンティッシュ・バーンズ
原案: リチャード・カーティス
オル・パーカー
キャサリン・ジョンソン
脚本: オル・パーカー
撮影: ロバート・イェーマン
プロダクションデ
ザイン: アラン・マクドナルド
衣装デザイン: ミシェル・クラプトン
編集: ピーター・ランバート
振付: アンソニー・ヴァン・ラースト
音楽: アン・ダッドリー
音楽監修: ベッキー・ベンサム
楽曲: ABBA

出演: アマンダ・セイフライド ソフィ
ピアース・ブロスナン サム
コリン・ファース ハリー
ステラン・スカルスガルド ビル
クリスティーン・バランスキー ターニャ
ジュリー・ウォルターズ ロージー
ドミニク・クーパー スカイ
リリー・ジェームズ 若きドナ
アレクサ・デイヴィーズ 若きロージー
ジョシュ・ディラン 若きビル
ジェレミー・アーヴァイン 若きサム
ヒュー・スキナー 若きハリー
ジェシカ・キーナン・ウィン 若きターシャ
アンディ・ガルシア セニョール・シエンフエゴス
シェール ルビー
メリル・ストリープ ドナ


 ABBAの名曲の数々で綴る人気ミュージカルをメリル・ストリープとアマンダ・セイフライドの主演で映画化し世界的に大ヒットした「マンマ・ミーア!」の続編。前作と同じくギリシャの架空の島“カロカイリ島”を舞台に、前作から10年後の物語と、若きドナと3人のパパたちとの出会いの物語を綴る。出演はオリジナル・キャストに加え、若きドナ役で「シンデレラ」のリリー・ジェームズ、ドナの母にしてソフィの祖母役でシェールが登場。監督は「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」「17歳のエンディングノート」のオル・パーカー。
 エーゲ海に浮かぶギリシャの美しい島“カロカイリ島”。ソフィは母ドナとの夢だった新築ホテルをついに完成させ、それを祝うオープニング・パーティの準備に奔走していた。しかし夢を叶えた一方で、ニューヨークに滞在中の夫スカイとのすれ違いにかつてない不安を抱えていた。そんな中、ソフィの妊娠が発覚し、自分を身ごもったときの母の気持ちに思いを馳せるとともに、3人のパパたちとどのように出会ったのかを知りたいと思うようになる。1979年、オックスフォード大学を卒業した若き日のドナは、見聞を広めたいとひとりで旅に出る。やがて宿泊先のホテルで若き日のハリーと出会うドナだったが…。

<allcinemaより引用>


感想

前作のマンマミーア(2008年公開ね)はリアルでの鑑賞でなく
2012年にDVDで鑑賞。
私としては6年ぶりですが、それでもいろいろ細かいところ、忘れている所もあり。
まあ、大筋、パパが3人いる・・・っていうところを押さえておけばだいたいは大丈夫かと思います・・笑
ミュージカルですから、ストーリーはあまり複雑ではないものね。

前作は、無条件に楽しい~~♪という映画だったように感じていましたが
今回は冒頭からちょっとしんみり・・・・。
ここは意外でした。
なんたって、メリル・・・亡くなっているんですもの・・涙。
娘ソフィも当然、暗めの顔。スカイとの関係でも悩んでいるみたいだったしね(スカイ、ニューヨークで仕事をうけるみたいで離れ離れよ)
ピアース・ブロスナン演じる サムも、落ち込み気味。
彼が
若き日の元気溌溂なドナの写真を大事そうに取り出して
しみじみ眺めたりしている姿をみていたら、
もう、あなた・・・・初老の彼に、涙出ちゃいますよ・・・・(笑)
そう、ちょっとノスタルジー溢れる前半でしたね。
時折、溌溂ドナの若かりし頃が、入り込んでくるのですが
でも、亡くなっているんだな~~と思うとやっぱりしんみり・・・(笑)

若かりしドナを
演じているのが リリー・ジェームズ 。
もう、はじけまくっています・・・。
彼女がやがてメリルになるの?容姿は全然違うよ、可愛すぎだよ…笑
と思うものの、この元気さはそのまま受け継がれているわね・・・・・とは納得はしますね。
しかし、可愛いな==。ベイビードライバーでも思いましたけれど、こんなに可愛かったら
男の子にモテモテだろうな~~~と納得。
ドナって、なんだかんだ言って、出会った男とすぐ関係をもってしまい結局のところ
誰が娘の父親なのよ?と、わからなくなっちゃうという、とんでも女の子ではあるのですが・・・
意外とそこは突っ込みしたくないと思えてきちゃうのはどうして~~~~(笑)
それは、もう嫌味がないからかもね。
私もあんなに自由に生きてみたいと思っちゃうのよ(あ・・立て続けにしたいということではない・・爆)

話を本篇に戻し。

映画は現在パートと過去パートの二部構成。

現在パート。
ソフィは新築ホテル完成パーティーの準備に大忙し。
しかし、嵐がやってきて、会場がめちゃくちゃになり、ソフィは気落ち。
お客さん来ないよね~~準備間に合わないよね~~
演奏の人も来ないよね~~~とがっかり。

過去パート。
ドナが、3人の男性とどのように出会って、どのような恋愛し、ソフィを産むことになったのか。

そんな感じで物語は進んでいきます。


3人の男性の若かりしときが楽しいです。
個性出ています。

若かりしハリー。のちの
コリン・ファース。
ハリーとの食事シーンでは、ウキウキのミュージカルシーンがあります。
「恋のウォータールー」♪

次に
若かりしビル。のちのステラン・スカルスガルド
彼とはカロカイリ島へ向かう船に乗れないことから、出会います。

島について
出会うのが
若かりしサム。 ピアース・ブロスナン 。
彼とは恋に落ち、一緒に生活。
でも婚約者がいることが発覚して、彼は離れていきます。

傷心の彼女のもとにまたビル。

ということで、3人と結局、短期間に関係ですね。


3人との出会いもすっきりしたところで
現代パートでのパーティーの一件。
実はハリーと、ビルは最初、来られないと断っていたみたいですね。
しかし、仕事で忙しいハリー(なんと東京にいた★)も仕事キャンセルで
島へ・・・
当然ビルも島へ・・・と。

後半部分…突入。


実はこの映画でもっとも楽し場面、観る価値があるであろう場面はここ・↓・だと思っています。

<<「ダンシング・クイーン」を歌いながら、ハリーとビル・・・そして、ビルが連れてきた、仲間の皆さま・・・が
何隻もの船でやってくる・・・やってくる・・・・♪>>

泣いた~~~なぜか(笑)

コリン・・リンリン、タイタニックなんだもの。

あ・・意味不明?コリンがステラン・スカルスガルドとタイタニックしながらやってくるのよ。
観てよ、観てよ・・・ですよ。
それだけで映画見た甲斐があった・・・・★
コリン可愛い


後半部分は
他にも洗礼式の場面とかシェール登場とか、
見どころも多く、わりと、上り調子で締めくくたかな・・・・という印象はあります。

エンディングも
<スーパー・トゥールーパー全員登場は最高>
最後の最後のおまけも
とっても楽しかったですよ。

コリンはタイタニックしていたときはノリノリだったのに
エンディングで
若かりし自分と共演して歌う場面では
めちゃめちゃ嫌そうな感じで、歌っていたのが印象的。
若い時の3人衆は
私は皆さんお初だったんですけれど、きちんと、個性を出していて
イメージ違うわねということがなかったように思います。
彼らは今後も活躍するかな。


後最後に。
シェールが出てくるのは知っていました。
が、

ガルシア~~~~
出演していたなんて知らなかったです☆
そして私、中盤まで
彼がアンディ・ガルシアだと気づかなくて
途中で、ハッと・・・気づいたんですよ。
わ~~~うれしかったな。
前回ガルシア、私が見たのは、「パッセンジャー」で。船長役は、ちょい役で物足りなかったけれど。
今回は出番多し。シェールとラブラブ役なんだもの。
何歳なんだ、シェール・・・爆

今回は
ガルシア効果もあり
おじさま面々が、やっぱり素敵で
いろいろ喜んでの
鑑賞となりました。

アバの話はあまりしていなくて、ごめん~~~

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ミッション:インポッシブル/フォールアウト

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)
MISSION: IMPOSSIBLE - FALLOUT
上映時間 147分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(東和ピクチャーズ)
監督: クリストファー・マッカリー
製作: トム・クルーズ
ジェイク・マイヤーズ
クリストファー・マッカリー
J・J・エイブラムス
製作総指揮: デヴィッド・エリソン
デイナ・ゴールドバーグ
ドン・グレンジャー
原作: ブルース・ゲラー
脚本: クリストファー・マッカリー
撮影: ロブ・ハーディ
プロダクションデ
ザイン: ピーター・ウェナム
衣装デザイン: ジェフリー・カーランド
編集: エディ・ハミルトン
音楽: ローン・バルフェ

出演: トム・クルーズ イーサン・ハント
ヘンリー・カヴィル オーガスト・ウォーカー
ヴィング・レイムス ルーサー・スティッケル
サイモン・ペッグ ベンジー・ダン
レベッカ・ファーガソン イルサ・ファウスト
ショーン・ハリス ソロモン・レーン
アンジェラ・バセット エリカ・スローン
ヴァネッサ・カービー ホワイト・ウィドウ
ミシェル・モナハン ジュリア
アレック・ボールドウィン アラン・ハンリー


 トム・クルーズ演じる伝説のスパイ、イーサン・ハントが数々の不可能なミッションに挑む大人気アクション・シリーズの第6弾。複数の都市を標的にした同時核爆発の阻止というシリーズ最大の難題に立ち向かうイーサンとIMFチームの活躍を、トム・クルーズが体当たりで挑む迫力のアクション満載に描き出す。共演はヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、アレック・ボールドウィンら続投組に加え、新たにCIAの敏腕エージェント役でヘンリー・カヴィル。監督は引き続き「アウトロー」のクリストファー・マッカリー。
 何者かによってプルトニウムが盗まれ、奪還を命じられたイーサンの作戦は失敗に終わる。3つの都市を標的にした同時核爆発テロの危機が迫る中、IMFとともにその阻止に奔走するイーサンだったが、CIAからは彼に疑惑の目を向ける最強のエージェント、オーガスト・ウォーカーが監視役として送り込まれる。一方、わずかな手がかりを頼りにテロを計画する謎の組織に迫ろうとするイーサンは、敵につながる謎の女ホワイト・ウィドウの信用を得るため、収監中の“シンジケート”の元リーダー、ソロモン・レーンの脱獄に手を貸すという危険な賭けに出るのだったが…。
<allcinemaより引用>


感想

なんとなく観に行ってしまうこのシリーズ。劇場鑑賞は3あたりからかな。
撮影時、ケガをしたのよね・・確か。
どのシーンなんだろう・・・・と気になってみていましたけれど、
まあ、いろんなアクションが飛び出すので
どこで怪我しても不思議じゃあない・・笑
むしろ、生きていることが不思議なくらいの危険なシーンの連続。⇒というか、絶対死んじゃうだろうな・・あれじゃあ・・と思うけど。
アクションがとにかくすごいのでかなり真剣に見入ってしまい
さすがに、最後の方、ちょっと疲れました・・・ヘリシーン、結構長かったし・・・・。

ということで、ほぼネタバレしながらの感想。


今回、冒頭から奥さん~~~登場。
おお~~~懐かしいです。
前回はまったくでてきていなかったのよね。
トムさんの夢の中に出てきました。もしかして回想だけ?と思っていたところ
ちゃんと後半、今・・・の奥さんが登場してきてちょっと、うれしかったです。お元気そうで~~~なにより。


新たな指令によって、動き出すイーサンチーム★
プルトニウムを最初に奪われてしまったのは、イーサンのミスだったわけだけれど
それは、仲間を、助けたいという気持ちが優先したのだから、しょうがないよね。
イーサン・・・仲間には優しいのよね。
中盤の警察官の女性を助けるところとか
イルサに対してなど・・・
人間的な優しさが漂うのが、イーサンの魅力でもあるのかな。

ブラント役のジェレミー・レナーは今回
出演なし(スケジュール的なものだとか、残念)
新たに新スーパーマンで有名(私は未見) ヘンリー・カヴィル 扮するオーガスト・ウォーカーが登場。
小生意気です(笑)
でもさすがにスーパーマンなので
立ち姿がきれいなのよね、身長もあるし。
後ろから一歩下がって歩くシーンでも、
やっぱり、姿が目立つのでついつい、比べてしまう・・・悲しいかな。
頑張らないと、ガタイのよさでやられてしまいそう・・・だけれど
今回も、俺のアクション・・みてよ~~~的な、トムの見せ場が多いので
負けてはいないのですよね。


そういえば、前半に飛行機から
飛び降りるシーンで、イーサンは雷鳴っているから待とうといったのに
ごり押しのオーガスト 。
イーサン懸命に助けていたけど、もう最初から、生意気だから
ほっといていいよ・・・と思いました(笑)

トイレでアジア系の人の顔をコピーするために襲うイーサン&オーガスト。
しかしこのアジア人がめちゃめちゃ強い。思わず、笑ってしまうほど。
鏡もあんなに派手に割れて、迫力あり。道具つかわなくても、素手の戦いも
すさまじいわよね。
登場のイルサ~~、 レベッカ・ファーガソン ね。
相変わらず、きれきれのアクション。

そう・・この物語は、前作を観ていないと
なんだ~~~?ということになりますよね。イルサもそうだし、奥さんだって
そもそも、3からだものね。

そこから、まあ・・ストーリーいろいろ、アクションもいろいろ・・・(端折り)


カーアクションあり
バイクあり
と、好きな人にはたまらない数々。

私はバイクは無理だけど、車は乗るので、
ああいうぎりぎりの運転はもう、観ていて、怖い限りですよ。
狭いところを通ったり、見ていられない。
人を避けるというより、関係なしに、ぐいぐい攻め込む運転。
体に悪いわ。


後半の注目はやっぱり
ヘリのアクションよね。
しかし、地上と空中、2か所での懸命な作業。爆破の解除ということで、ドキドキもの。
いや、へりのアクションの迫力が半端ないので、一体何が目的かわからなくなるほど・・・(笑)
この作業、ともにタイミングが合わなければアウトだよね?
怖い・・・。
高いところからでも平気なイーサン。2でのロッククライミングを思い出す・・・ような。


イーサンの愛した女は2人だけ・・・・
ルーサーがイルサにいっていたけど、
身を引いてくれだっけ?
なんだか、スパイ映画の中に、恋愛要素がここだけ濃かった・・・・(笑)
元妻と、彼女?が鉢合わせで
どうしよう・・・みたいなさすがにそこまでのドロドロ感はなかったけれど、
女の感で、それぞれにいろんな思いがわいていたのかもと推測。
あ・・・元妻の再婚相手
イーサンを見て、本当に同僚と思ったのかな?そうだとしたら鈍感・・・・(笑)

次作は
イルサは確定なのかな。
シリーズ長くなると
なかなか大変なことも多くなるはず。
頑張って・・・今、56歳トム。走る姿はまだまだ素敵。


今回サイモンペック後半
首吊り状態で、本当に心配しました。長官あっさり、さようならだったので
サイモン・・・大丈夫かなと。でも踏ん張ってもらい、良かったです。
イルサ、助けてくれてありがとう・・・。
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モーリス

モーリス(1987)
MAURICE
上映時間 140分
製作国 イギリス
監督: ジェームズ・アイヴォリー
製作: イスマイル・マーチャント
原作: E・M・フォスター
脚本: キット・ヘスケス=ハーヴェイ
ジェームズ・アイヴォリー
撮影: ピエール・ロム
音楽: リチャード・ロビンズ

出演: ジェームズ・ウィルビー モーリス
ヒュー・グラント クライヴ
ルパート・グレイヴス アレック
デンホルム・エリオット バリー医師
サイモン・キャロウ
ビリー・ホワイトロー
バリー・フォスター
マーク・タンディ
ヘレナ・ミシェル
ジュディ・パーフィット
フィービー・ニコルズ
ベン・キングズレー 精神科医ジョーンズ

 ケンブリッジ大学へ進学した青年モーリスは、上流階級のクライブという男とホモ・セクシャルの関係になる。やがてクライブは卒業を迎え、弁護士になるため、モーリスとの関係を清算するが……。同性愛の世界を耽美的な映像で描き、美少年大好きな女の子たちに拍手をもって迎えられた青春ロマン。
<allcinemaより引用>



感想

1988年公開ですよ!!
それがリバイバル上映って、それだけでも本当にうれしいこと。
さらに<<4Kデジタル修正版>>
是非見てほしい・・・・と力説。
公開時は劇場鑑賞していません。ミニシアターだったから、さすがに、行けなかったですし
その時はたぶん、映画をみる状況ではなかったと推測されます・・・・(笑)
観たのはTVのみです。
当時はセンセーショナルだった同性愛映画。なんといっても、美形揃いで注目度はすごかったですよね。

モーリス初見の人にとっては、
モーリスが、ヒュー様?っていうイメージかもしれないけれど(なにせ、一番、メジャーになっているので)
主人公モーリスはジェームス・ウィルビー、金髪の青年です。
ウィルビー、最近どうしているのでしょうか。(ちなみにこの頃、ハマったのは、サンズですので…私は・・笑)
サンズは、モーリスのオファーを断ったので、ウィルビーになったのですよね。
「眺めのいい部屋」では、サンズとルパート・グレイヴスは共演しているので、こういう組み合わせもあったのかと
想像してみるのもよいでしょう。

映画は
格調高い映像と、心に染み入る音楽で(一度見ているけれどやっぱり良いからね・・え、入り込むよ)
冒頭から、もうすっぽり、この世界に入り込んでしまいました。同性愛映画というくくりですが
異性との恋愛映画でも描かれる、恋の喜び、抑えきれない欲情、届かぬ思い、すれ違う心などなど
普遍的なものが描かれているので、共感を得やすいです。

モーリスって始まりは
海辺のシーンで、先生と幼いモーリスとの会話からなのですよ。
先生、モーリスに性の教育をするんですね。保健授業のように。
女系家族なモーリスに、男の体を図式で説明もする・・・驚
結婚して、子供をつくって・・・という、ことですね。
そんな話をきき
「僕は結婚しない」とかいっていたのかな・・・・モーリス。
確か先生、10年後に君にあってみたいとか・・なんとか言っていたはず(うる覚え)
このシーン、あとあとの物語でも重要になってきて
忘れられないオープニングとなっているのです。
さて・・・モーリスの10年後はどうなっているのか~~~~~。
映画が終わり
ふとこの冒頭シーンを思い出すと
大きなため息をついてしまいます。
あ~~~、こんなあどけない少年時代だったのに。
成長するのって、生きていくのって、つらいことの連続でもあるんだな・・・・って。
この先、いろんなことで傷ついて、悩んでいくのかなと思うと、この冒頭シーンとてももの悲しく感じますよね。


「モーリス」はE・M・フォースターによって1914年に書かれていますが
同性愛ものということで(当時は、タブー)作者の死後1971年に出版されました。
同性愛者の著者でしたので、その思いが、作品に投影されていると言われています。

モーリスとクライヴとの出会いは
1909年、ケンブリッジ大学で始まります。
同性愛って当時は、罪として扱われ
公になれば、すべてを失うことになりかねませんでした。
だからクライヴの行動変化も、なるほど~~~と理解できます。
上流階級に育つクライヴにとって、破滅という道はどうしても選択としてはありえなかったのでしょうね。
保身に走ったといえば、そうですけど、
彼も彼なりに苦しんでいたことは事実。倒れるくらいびくびくしていたし・・・・。
モーリスにアプローチ最初にかけたのは、クライヴなのに、
肝心のところではまったをかける(プラトニック関係を望む)。
モーリスの方は、戸惑いながらも、そのあとは、クライヴ一筋に突っ走っていきましたから、
最後までいってほしかった的な欲求はあったと思うし、そこらへんで、苦しい部分はかなりあったんじゃあないのかな・・・とも
思います。相手の為にきっと押し殺していたんだろうな・・・・。
寄り添うことさえできればよい(それが友情となっても)と思っていたのかな・・・せつないね。

別れを切り出し
将来を考え結婚してしまう、クライヴだけれど、そのあとも、モーリスとは、別関係、友情を築いたのは
どこか、離れがたいものがあったに違いないだろうねえ。
結婚式みてしまうモーリスとしてはそりゃあ、酷なことよ。
結婚相手のアンは、女性から見ても、つまらなそうな女だし、
それでいいのかクライヴと本当に思ってしまうのよね。でも、そういう生活(女性と結婚して家庭を守り
家を繁栄させていく・・・そういう親が敷いたレールに乗っていく・・・こと)のほうが大事だと
思ってしまったのだからしょうがない・・・。

やがて、 モーリスは、クライヴのところの使用人アレック と関係をもってしまうの。
アレックは前からモーリスに気があって・・・。
でもモーリスは当初そういうつもりはなかった感じ。アレックが半ば強引に部屋に押し入り・・・。
若いころ観たとき、
アレック、モーリスの性的趣向が、自分と同じでそういうもどかしい気持ちを抱えているっていうこと、どうしてわかったのかな
と思ったりもしました。執事は感づいていたみたいだからそちらからか。クライヴたちを観た感じ、ただならぬ
雰囲気がやっぱり同じ感性の人はわかったのかな・・・などと、悶々と考えたりしていました。
今は、・・・それは雰囲気でわかるんだよね・・・で、素直に納得できるほど、大人になりました。
ただ、アレックの半ば強引なあの行動。
モーリス、アレックのことあの時点では好きじゃあなかったのにどうして受け入れたのかな?押し切られて仕方なく?
クライヴの時は段階踏んでいたのに?などと、思う部分はあります。
まあ・・いろいろモーリスも我慢していたこともあったので
そういう意味でも、驚きながら受け入れたのだろうし
そういうアプローチもまた一つの愛の形としてありなんだな・・・・・と思うようにしています。
アレックが、一度目の情事の後、モーリスを追ってきたとき、そっけないモーリスに対して
俺をもてあそんで~~~や
タダではおかない~~など、恐喝めいたこといっていたのも、アレックの強がりから出た言葉で
非常にせつなくもなりますよね。
好きなんだけど・・・モーリスのつれない態度にむかついたわけでして・・・きっとね。
アレックはアレックで、身分の低さを気にしているわけですし、それはモーリスもその部分は気にしているわけだけれど。
実際のところ、モーリスは愛の前では階級の差に、こだわらない人間だったのかもしれないですよね。
(ボクシングを教えていたりしていたもの)

ケンブリッジ大学での寮生活
ピアノシーン(リンゴかじりながらのモーリスとクライヴの接近弾き語りはキュン)
ボート遊び、クリケット、狩り・・・会食シーン、
どれも、素敵です


モーリスは新しい恋を見つけました。心の中には、永遠の初恋相手としてクライヴへの思いは残っているかもしれない・・
でも、自分を懸命に愛してくれる年下の彼を選んで、前に進んだわけですよ。
自分のために将来を捨てたのだから、モーリスも同じ選択をした・・・

一方のクライヴは?
ラスト
素晴らしいですよね。このシーン。クライヴの複雑な気持ちが手に取るようにわかるシーン。
<< 妻アンと鏡の中で見つめ合い、窓を閉める。
最後の窓を閉めるとき、窓の外に若かりし日のモーリスが自分を呼ぶ声、姿、が映し出されるのです。
そして、その後ろで、アンが「誰と話しているの?」と。>>

アンは、なにか感じていたのかもしれませんね。敏感と言われているので。
夫がどこを向いているのか。
アレックと関係をもったと打ち明けたモーリスに対して「グロテスクだ」と言い切ったクライヴ。
でも、どこかで、自分の思うままに気持ちを貫いたモーリスをうらやましく思う心が
あったのかも。
かつて気持ちを傾けていたモーリスが、もはや手の届かないところにいってしまったというさみしさ。
そして、今の自分の立ち位置。
きっと複雑だったのかもしれませんね。

同じ青春時代を過ごした2人の青年が
違った道を歩んでいくという結末。

恋愛映画を超えて
生き方をめぐる物語としても、見どころ多かったです。
やっぱり名作だな・・・って思わずにはいられませんでした。

ちなみに無修正は、アレックがモーリスを訪ねてきたロンドンでのホテルの一夜の朝の場面だとおもわれます
モーリス  画像

マザー!

マザー!<未>(2017)
MOTHER!
製作国 アメリカ
監督: ダーレン・アロノフスキー
製作: スコット・フランクリン
アリ・ハンデル
ダーレン・アロノフスキー
脚本: ダーレン・アロノフスキー
撮影: マシュー・リバティーク
編集: アンドリュー・ワイスブラム

出演: ジェニファー・ローレンス
ハビエル・バルデム
エド・ハリス
ミシェル・ファイファー
ドーナル・グリーソン
ブライアン・グリーソン
クリステン・ウィグ
スティーヴン・マクハティ
ジョヴァン・アデポ
郊外の一軒家に住む一組の夫婦、ある夜現れた不審な訪問者によって穏やかな生活が一転する。翌日も次々と現れる謎の訪問者たち、そんな招かれざる客たちを拒む素振りを見せず次々と招き入れる夫の行動に妻は不安と恐怖を募らせる。 訪問者の行動は次第にエスカレートし、常軌を逸した事件が相次ぐ中、彼女は妊娠し母親になるが、そこで想像もつかない出来事が待ち受ける。すべては現実なのか?それとも彼女の妄想なのか・・・!?

<Filmarksからの引用>

感想

まったくの予備知識なしだと
本当になんのことやら…状態になるかもしれない映画。

少なくとも、聖書がらみということだけは
聞いていたので、なんとなくだけれど・・・・様々なエピソードはそういうことの例え?とは
気づいたりもしましたがところどころ????は存在しました。兄弟の争いと・・後半のベビー誕生あたりは
わりと、あの部分?って想像しやすいかも。
この映画
普通の出来事が描かれてはいないので・・・・(笑)⇒前半は、まあ・・普通・・・徐々に加速してくから…笑
これが何かの暗喩でなければ、逆に変でしょう‥‥というレベル。


最終的に
映画観終わってから、ネタバレサイトもみてしまっているので
私は、自力ですべて理解したというわけではないので・・・
そこだけはご報告。そのうえでの感想ね。
でもこれ、ネタバレみてから、観たほうが逆に気持ちの整理が出来て
良いかもしれないかなって思いました。


私は好きじゃあなかったかな。
キリスト教徒ではないけれど、
ネタバレ知ったらさらに
このお話は無理って思いました。
こういう理解でいいいのね?って自分の中で整理すればするほど
嫌だったかなあ・・

単純に後半の残酷なシーンが嫌というのではなく
ハビエル・バルデムの態度が嫌だったのよね。
ラストのジェニファーとの絡みが。
ループする構成も
嫌なのよね
面白かったの?と聞かれれば
やっぱり先は気になったので面白かったけれど
それを面白く感じてはいけないのではないかっておもう
もう一人の自分がいたのかも。
聖書皮肉っているからかな。
何をいわんとしているのか・・・と考えたとき
やっぱり嫌なのよ。
すっごく真面目なんだなあと思ったかな、自分が・・・・(笑)

ジェニファーの愛をね
ああいう風に形でもらいたいといった
ハビエル・バルデムが
嫌だったのよ。
ということは
彼の存在を否定する感じになるから
そう思う自分も嫌でね。
まあ・・一番は夫婦を追い込む
まわりの人々が、良くないっていえば良くないんだけれど。

気になる人はぜひ~~
すっごくぼかしているから…内容…笑
ちなみに、吹き替えと字幕と2回はみました。嫌いだけれど、興味はあったのでよくみたの・・・。
ジェニファーの飲む薬だけはよくわからなかったけど。
エドハリス・・・好きなので
久々にあえてうれしかったです。

maza- eiga jenifa-

ムーンライト

ムーンライト(2016)
MOONLIGHT
上映時間 111分
製作国 アメリカ
監督: バリー・ジェンキンズ
製作: アデル・ロマンスキー
デデ・ガードナー
ジェレミー・クライナー
製作総指揮: ブラッド・ピット
サラ・エスバーグ
タレル・アルヴィン・マクレイニー
原案: タレル・アルヴィン・マクレイニー
脚本: バリー・ジェンキンズ
撮影: ジェームズ・ラクストン
プロダクションデ
ザイン: ハンナ・ビークラー
衣装デザイン: キャロライン・エスリン=シェイファー
編集: ナット・サンダーズ
ジョイ・マクミロン
音楽: ニコラス・ブリテル

出演: トレヴァンテ・ローズ シャロン(ブラック)
アンドレ・ホランド ケヴィン
ジャネール・モネイ テレサ
アシュトン・サンダーズ シャロン(10代)
ジャハール・ジェローム 10代のケヴィン
アレックス・ヒバート シャロン(リトル)
ナオミ・ハリス ポーラ
マハーシャラ・アリ フアン


 貧困地域に生まれた孤独な黒人少年を主人公に、彼が自らのセクシャリティに悩み、自分のアイデンティティと居場所を探し求めてもがき苦しみながら成長していくさまを、少年期、青年期、成人期の3パートに分け、革新的な映像美とともに描き出したヒューマン・ドラマ。第89回アカデミー賞ではみごと作品賞を含む3冠に輝いた。監督は長編2作目の新鋭バリー・ジェンキンズ。
 内気な少年シャロンは、母ポーラと2人暮らしだったが、ポーラは麻薬中毒でほとんど育児放棄状態。学校ではリトルとあだ名され、いつもいじめられていた。シャロンにとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友だちだった。そんなある日、いじめられているところをフアンという男に助けられる。以来、フアンとその恋人テレサに我が子のように目をかけてもらい、初めて人の温もりを感じるシャロン。高校生になっても、相変わらずいじめは続いていた。そんな中、唯一の友ケヴィンに対して友情以上の感情を抱き始めていたシャロンだったが…。
<allcinemaより引用>

感想

ララランドと競ったということで
いつか見たいと思っていた一本

年の暮れの
鑑賞は結構きつい感じですね(ダニエルと続いてはね)

淡々とした物語展開で
主人公は黒人少年。
メッセージ性がこれも強い作品であると感じました。

今まで観たことのない世界だったようには思います。

3パート、構成で
私は少年期がやはり一番好きです
海の場面とか・・・

成人パートでは
あの少年がこんなに。。。。。と
ちょっとショックでした。
ガタイが良く、見た目からは面影がなかったから。
ただ、旧友とあったときの
目線や言葉などから
あ~~
あの頃の純粋なままの少年がそこに
見え隠れするではないですか・・・
ちょっとウルウルしました
変わってはいなかったのかと・・・。

しかし、売人なんですよね。
そのことが
現実の厳しさを感じさせます。
そうでなくてはいけなかったのかな・・・
そうならずにはいられなかったのかな


できれば
明るい未来がやってきてほしい・・・

願うばかりでした。

セクシャリティについても
考えさせられますね。
いろいろつらかったのかな・・・と推測。

年月がかなり飛ぶので
その過程で何がと思う部分もあり。
とくに母親の、変化は
どうしてなんだろうと。
年月とともに変化したのだろうと思うけれど
母親の責任は大だったからね。
いまさらと思わなくもなく
mu-nnraito mu-nnraito

密偵(2016)

密偵(2016)
THE AGE OF SHADOWS
上映時間 140分
製作国 韓国
監督: キム・ジウン
脚本: イ・ジミン
パク・ジョンデ
撮影: キム・ジヨン
音楽: モグ

出演: ソン・ガンホ イ・ジョンチュル
コン・ユ キム・ウジン
ハン・ジミン ヨン・ゲスン
鶴見辰吾 ヒガシ
オム・テグ ハシモト
シン・ソンロク チョ・フェリョン
ソ・ヨンジュ チュ・ドンソン
チェ・ユファ キム・サヒ
フォスター・バーデン ルドゥビク
パク・ヒスン キム・ジャンオク
イ・ビョンホン チョン・チェサン


 「グッド・バッド・ウィアード」「悪魔を見た」のキム・ジウン監督が日本統治時代の朝鮮半島を舞台に贈るスパイ・アクション大作。過激な独立運動を展開する“義烈団(ウィヨルダン)”と、葛藤を抱えながらも日本警察の密偵としてその監視に当たる朝鮮人の男が繰り広げる暗闘の行方をサスペンスフルに描く。主演は「グエムル -漢江の怪物-」「弁護人」のソン・ガンホと「トガニ 幼き瞳の告発」「新感染 ファイナル・エクスプレス」のコン・ユ。共演にハン・ジミン、鶴見辰吾、オム・テグ、イ・ビョンホン。
 1920年代、日本統治下の朝鮮。そこでは独立を目指す武装組織“義烈団(ウィヨルダン)”が過激な武力闘争を繰り広げていた。朝鮮人でありながら日本の警察に所属するイ・ジョンチュル。上司から義烈団の監視を命じられ、義烈団の地域リーダー、キム・ウジンに接近する。そんな中、京城(現ソウル)で日本の主要施設を標的に大規模な破壊工作を計画し、着々と準備を進める義烈団だったが…。

感想

韓国で大ヒットという映画ですが,なるほど~~という感じがとてもしました。
舞台が日本統治下の朝鮮舞台で、唯一の日本人 鶴見辰吾 演じるヒガシが、好人物という描かれ方ではないので
ちょっと複雑なものも多少感じましたが(拷問の非情さには目をそむけたくなります)、
韓国映画となれば、そういう図式になってもしょうがないのかなとも思います。

そういった見方とは別問題として
一人の人間として、葛藤していく主人公の姿は
とてもスリリングであり、また興味深くも感じられ
最後まで惹きつけられました。

主人公は朝鮮人でありながら日本の警察に所属するイ・ジョンチュル。
イ・ジョンチュルは、朝鮮側から見れば、国を裏切ったもの・・・という扱いです。
この時代からすれば、イ・ジョンチュル的な生き方も致し方ないかなと思うのですが
朝鮮人の中にはそういう部分を理解しえない人もいます。
しかし、義烈団メンバーと交流を持つ過程で
イ・ジョンチュルにも、様々な感情がわきでてくるわけです。
上司のヒガシはどうも信用できない人物だと感じはじめたからかもしれません。
同じ仲間としてハシモトを紹介されるのですが
ハシモトと自分との扱い方にも、誠意が感じられないし、作戦における単なるコマの一つとしての
扱われ方にもいろいろ疑問も感じてきたのかもしれません。

密偵という題名通り
スパイをからめた物語です。
朝鮮独立団体・義烈団の中にもどうやら日本側のスパイがいる模様。それは誰か・
一方で義烈団は、自分たちを探っている警察側の人間、イ・ジョンチュルを
逆に義烈団側のスパイにならないかと誘いこみます。
イ・ジョンチュルは、裏切るかもしれないといいながら、義烈団に協力をしていくのです。
実際に
義烈団側に完全についたのだろうか
スパイになるといいながら最後に日本側につくのだろうか。
ガンホの巧みな演技のおかげで
どちらなのかなかなかわからないところで、やきもきもさせられます。

義烈団のリーダーのキム・ジウンの人間性
団長の人間性。
団長はイ・ビョンホン。出番は少ないのですが
馴染みのお顔ですし、大物感はバッチリ。ただならぬオーラーがあります。
酒を飲みかわすシーン(弱くはないみたいね、しかしあんなに沢山とは・・)
夜釣りに連れ立つシーン
接する時間は少なかったのですが、心は通じ合ったのかもしれません。


140分の長めの映画ですが緊張感は終始途切れることなく
楽しめます。
とくに後半からは、疲れるぐらい・・・・笑
心理合戦がものすごいです。
列車内の
密偵探しシーンです。
ドキドキの連続。

狭い列車内で、警察側は義烈団一味を探し出す。
爆弾を運ぶという情報は、すでに警察側の密偵によって明らかにされていたのです。
コンユの顔もばれていて・・。
ハシモトが怖いです。目つきも、片言日本語も・・・笑

グットタイミングで、赤ちゃんのおむつ変えをするコン・ユ。
良い仕事だよ~~~~♪


恋愛部分はばっさり排除も良かったです。
コン・ユ演じる キム・ウジンと
ハン・ジミン演じる ヨン・ゲスンが
恋人同士のような雰囲気を漂わせながらも、まったく、ロマなシーンがないのが
勤務の厳しさを感じさせ、かえって良いです。恋愛なんかしている場合ではないしね。
写真を撮るシーンと、到着駅でゲスンがつかまり、コン・ユが我忘れて取り乱すシーン
刑務所内でゲスンの死を知ったとき・・・。
そういう部分部分で、相手への強い思いを感じ取れて、ちょっとつらかったです。

時代を感じさせる調度品
風景・・
衣装の数々、
豪華でした。
個人的にこの頃のものは、好きです。
あと
音楽ですね。
後半のボレロは・・・
「愛のむきだし」でもよく聞き、印象深かったのですが
ここでもね・・・・とワクワクしました。

パーティー会場の
ガンホ・・・
ここに登場か…という場面は
鶴見慎吾同様、気持ちは驚きに。
こちらとしては、やりおったね・・・・という感じでしょうか。


さすがに
ソン・ガンホ
素晴らしい演技を見せてくれました。

コン・ユは
こんなベテランばかりに混ざって一緒に仕事で良かったねという感じです。
今年は恋愛映画も、ホラーも出演で
まさに、飛躍の年になりましたね。
うれしいです。
そして
やはり立ち姿はかっこいいですな。小顔で高身長なので。

あ、
ガンホはめちゃめちゃ日本語も上手
コン・ユも上手(^^♪

たぶん
韓国映画劇場はこれが最後なので(映画鑑賞自体も今年はこれが最後かも)
大満足で充実した時間となりました。
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未来を花束にして

未来を花束にして(2015)
SUFFRAGETTE
製作国 イギリス
監督: セーラ・ガヴロン
製作: アリソン・オーウェン
フェイ・ウォード
製作総指揮: キャメロン・マクラッケン
テッサ・ロス
ローズ・ガーネット
ニック・バウアー
ジェームズ・シェイマス
テレサ・モネオ
脚本: アビ・モーガン
撮影: エドゥ・グラウ
プロダクションデ
ザイン: アリス・ノーミントン
衣装デザイン: ジェーン・ペトリ
編集: バーニー・ピリング
音楽: アレクサンドル・デスプラ

出演: キャリー・マリガン モード・ワッツ
ヘレナ・ボナム・カーター イーディス・エリン
ブレンダン・グリーソン アーサー・スティード警部
アンヌ=マリー・ダフ バイオレット・ミラー
ベン・ウィショー サニー・ワッツ
ロモーラ・ガライ アリス・ホートン
フィンバー・リンチ ヒュー・エリン
ナタリー・プレス エミリー・ワイルディング・デイビソン
サミュエル・ウェスト ベネディクト・ホートン
ジェフ・ベル ノーマン・テイラー
エイドリアン・シラー ロイド・ジョージ
モーガン・ワトキンズ
メリル・ストリープ エメリン・パンクハースト

 100年前の英国で女性の参政権を獲得するために立ち上がった名も無き女性たちの勇気ある行動を「17歳の肖像」「華麗なるギャツビー」のキャリー・マリガン主演で映画化した社会派ドラマ。それまで社会に対して無頓着だった一人の若い女性労働者が、“サフラジェット”と呼ばれるラジカルな運動を展開した女性闘士たちとの出会いを通じて政治に目覚め、過激な女性参政権運動へと身を投じていくさまを描く。共演はヘレナ・ボナム・カーター、メリル・ストリープ。監督は長編劇映画2作目となる女性監督のセーラ・ガヴロン。
 1912年、ロンドン。夫と同じ洗濯工場で働く24歳の女性モード。幼い息子を抱え、劣悪な環境の中、男性よりも安い賃金でより長時間の労働を強いられる過酷な仕事にもかかわらず、この職場しか知らない彼女にとっては、それが当たり前のことだった。そんなある日、街で女性の参政権を求めるWSPU(女性社会政治同盟)の過激な抗議活動に遭遇する。この“サフラジェット”との出会いが、のちに自分の運命を大きく変えることになるとは、この時はまだ思いもしなかったモードだったが…。
<allcinemaより引用>


感想

社会派ドラマで実話です。
主人公のモードはオリジナルだと思いますが
終盤競馬場で直訴するナタリー・プレス演じる
エミリー・ワイルディング・デイビソンや
メリル・ストリープ 演じる
エメリン・パンクハーストは実在人物みたいです。

エンタメ性は少ないのですが
真面目に作られた良い作品でした。
勉強になります。
女性の方にはぜひ、観てほしいかなと。


今、選挙権は当たり前。
だからなのか、
選挙に無頓着な人もいる世の中。
でも、唯一の権利だからそれを、逃すのはもったいないですよね。
女性は、どんどん社会で活躍していますし
政治的な発言もでき
権利も所有しています。

でも
どの国でも
初めからそうでないわけで・・・・ね。

日本だって、仕事に関してまだまだ
女性には厳しい部分はあろうかと思います。
女性は結婚&出産もありますし・・・。
そう考えると、この映画の中の
女性の力強さは今現代の私たちにも励みになる部分は大いにあるかもと
思えてきます。

映画は100年前
英国の参政権をめぐる闘いが描かれていました。

主人公は夫と同じ洗濯工場で働く24歳の女性モード。
彼女は最初は、そういう活動(女性の参政権を獲得する運動ね)に
乗り気ではありませんでした。
夫も反対だしね。お前は妻なんだから黙って仕事しろ・・・みたいな
感じが漂っていましたから、夫の言う通りと従っていたのかもしれません。
でも、あるきかっけで、その運動に参加し
自分自身の生き方に疑問を持ち始めるのです。
いいのか・・・と。このままで。

彼女が活動に目覚め、生き方を変えていくことを軸にして
物語は進んでいきました。


正直、テロ行為に近い
活動もあるので、賞賛できるかというと複雑なものがわいてきます。
ただ声高に訴えても無理なら実力でというわけですが
なんとかならないのかな・・・・・と思います。
が、そうはいかないのかな…時代的にも。

後半でとある施設を爆破しましたが
そこにもし
一般人がいたら巻き添えがでてしまうかもしれないのにと
刑事さんが語るシーンがありました。
もっともだと・・・。
だけど、だけど、どうしようもなかったのですね・・・。
難しい問題ですよね。

モードは
活動を始めるにあたって
別居状態になります。
夫が活動を始めた妻を追い出したのです。
やがて子供と別れることになります。
夫が活動の為に出ていった妻モードに内緒で
子供を養子に出してしまう手続きしたのです。
勝手にですよ。
なんていう夫でしょう。
妻が引き取る権利もなく、男手一つでは大変だからと、養子に出すなんて。
ベン・ウィショーが夫でしたが
いくらベン・ウィショーでも許せなかったです・・笑

活動の中心人物ヘレナ・ボナム・カーター演じる イーディス・エリン。
彼女の夫は理解がある人でした。
彼女は激しい活動で体力的に弱ってきていて
途中で夫が活動を止めていました。
夫自身も苦しい選択でしたでしょうが
妻の身を案じてですよね。
この夫婦の絆はしっかりしていて、温かいものを感じました。
ベン・ウィショー見習って・・・笑

アンヌ=マリー・ダフ演じる
バイオレット・ミラーは、モードを誘い入れた人でしたが
施設爆破あたりから
お腹に子供がいることから過激活動を控えるようになって・・・。

それぞれ家庭の事情があるのですが
その中で折り合いをつけながら
自分たちの活動に参加する姿がリアルでした。
女性であり妻であり母であるのだから、活動はより大変だったことでしょう。


やがて変化はくるかもしれない・・・
今行っていることは
それは自分たちのためだけでなく
未来の女性への為でもある
大きな志をもって、活動を推し進めていった当時の女性たちに
やはり私たちは尊敬の目を向けてしまいますね。

アンヌ=マリー・ダフ は
ジェームズ・マカヴォイの奥さんだった人(2016年に離婚だって…残念)
ジェームズ・マカヴォイも別れてしまったのね~~


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マダム・フローレンス! 夢見るふたり

マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016)
FLORENCE FOSTER JENKINS
上映時間 111分
製作国 イギリス
監督: スティーヴン・フリアーズ
製作: マイケル・クーン
トレイシー・シーウォード
製作総指揮: キャメロン・マクラッケン
クリスティーン・ランガン
マルコム・リッチー
脚本: ニコラス・マーティン
撮影: ダニー・コーエン
プロダクションデ
ザイン: アラン・マクドナルド
衣装デザイン: コンソラータ・ボイル
編集: ヴァレリオ・ボネッリ
音楽: アレクサンドル・デスプラ

出演: メリル・ストリープ フローレンス・フォスター・ジェンキンス
ヒュー・グラント シンクレア・ベイフィールド
サイモン・ヘルバーグ コズメ・マクムーン
レベッカ・ファーガソン キャサリン
ニナ・アリアンダ アグネス・スターク
スタンリー・タウンゼント
アラン・コーデュナー
クリスチャン・マッケイ
デヴィッド・ヘイグ
ジョン・セッションズ
ブリッド・ブレナン
ジョン・カヴァノー
マーク・アーノルド


 “音痴の歌姫”として知られるフローレンス・フォスター・ジェンキンスの驚きと感動の人生をメリル・ストリープ主演で映画化した音楽伝記ドラマ。筋金入りの音痴でありながら、ヒロインの音楽に対する純粋な気持ちがいつしか人々の心を捉えていくさまと、そんな彼女の夢のために奔走する夫の深い愛をユーモラスなタッチで綴る。共演はヒュー・グラント、レベッカ・ファーガソン。監督は「クィーン」「あなたを抱きしめる日まで」のスティーヴン・フリアーズ。
 1944年、ニューヨーク。社交界の大物マダム・フローレンスは、持病を抱えながらも音楽を愛し、莫大な遺産を音楽家のために惜しみなく使ってきた。そんな彼女がある時、ソプラノ歌手になるというかつての夢を再び取り戻し、レッスンを再開することに。ところが彼女は自分では気づいていないが、歌唱力に致命的な欠陥を抱えていた。それでも愛する妻から夢を奪いたくないと、夫のシンクレアはすぐにレッスンの手配を進める。しかし伴奏者として雇われたピアニストのコズメは、フローレンスの歌声に呆然としてしまう。シンクレアはそんな周囲の否定的な反応を懸命に封じ込め、フローレンスが気持ちよく歌える環境を整えるべく奔走する。おかげでますます自信を深めていくフローレンスだったが…。

<allcinema より引用>

感想

メリル・ストリープと ヒュー・グラント が夫婦役を・・・という時代もきてしまったのね
とまず驚きでしたが、
意外と良い組み合わせでした。
2人とも役柄にピッタシでした。
逆にこの映画のキャラを別の方が演じたらたぶん、雰囲気が全く違うものになっていて
共感しづらいものになったかもと思いました。
この組み合わせだからこその成功例だったと思います。
伴奏者の方も含めてですけど。

主人公は富豪のマダム
音楽愛好家だけど、超音痴。
自分の歌のレベルには気づいていなく、逆に自分に自信満々。
そして彼女は、カーネギーホールでの公演を夢として持ち始める・・・・という
実話に基づいたお話。凄い方がいらっしゃったのですね。
よくよく考えると
富豪だからこそできたことかもね・・・と思う部分もあります。
旦那様は年が離れていて、マダムの歌に関わる人々に
口止め料として、何かとお金をチラつかせる・・・
さらに、マダム以外にも愛人あり。
という流れもあり、そこも気にはなります。(事情はよくわかるけれどね)
さらにマダムには秘密が。
マダムは最初の夫から梅毒をうつされたそうで、命に係わる病を患っている・・・・のです。
そういう、重苦しい部分をかかえていても
常に前向きなマダムの姿勢はみるものを虜にするので
彼女の行動の数々は嫌味には感じられません。
天真爛漫な少女のようなメリルの演技をみていると
憎めなくなるのです。金持ちのわがままと最初は感じていた思いも
彼女の魅力を知るにつれ打ち消されてしまうのです。
それは夫にもいえます。
この夫も、結婚はお金のことも絡んでいたのかもと考えたくなりますが
次第にそれだけではないものも感じてきます
だって、いつだって妻のことを一番に考えているんだもの。
金銭だけのつながりでこれだけの献身的なことはできないのではないかな
それも長い年月
そこにはやっぱり、彼らしかわからない独特の愛の形が存在するんじゃあないのかと
思わせます。
優しいもの・・・・ヒュー様(笑)
・・・
マダムを苦しめることは一切しないし。
愛人はいるけれど、それが許されてしまうのはヒュー様の持ち味があるからだとも
思うけれど。
「そういう愛の形もある」という言葉がすべてを物語っているのかなと思いました。


後半結構泣いてしまいました。

いろいろ常識的には考えられない2人の関係
行動でもありましたけれど、
良し・・・・と思えてきてしまいました。

夫婦関係のあり方としては
充分受け入れられるのではないかな


こういう作品は、年月たった夫婦で観たほうが
どっぷり入り込めると思います
だからといって、僕も愛人作っていい?っていう理由にはならないけれど…笑


死ぬ時傍にいて
あんなふうにいたわってくれる
旦那様がいてくれたら奥さんは幸せだろうな・・・と思うな。

個人的にホロリきたところ・・・。
愛人とバーにいたときに
マダムの作った歌のレコードを、お客たちが笑いのタネにしていたのを
ヒュー様が怒ったシーン。
愛人がやめなさいよ・・・・と言ったのにも関わらず、愛人去るわと言われているのに
奥さんが侮辱されているのを許せないと言い切ったヒュー様
カッコいい~~~(笑)

また
すごく下品な社長夫人でしたっけ?
最初マダムの歌を大笑いした人⇒このシーンちょっと可笑しかった。
その方が大舞台のコンサートの時、マダムの歌を笑う観客たちに
ピシャッと、鋭い一言を言い放ったシーン。
マダムの人柄に惚れた結果なのね
少々感動してしまいました。


ピアニストの人との交流も良かったしね。


やっぱり人間は人柄が大事だな…と思いました
愛される年寄りになっていきたいわ
お金はないけど(笑)

madamufuro-rennsu dayo

マリアンヌ

マリアンヌ(2016)
ALLIED
上映時間 124分
製作国 アメリカ
監督: ロバート・ゼメキス
製作: グレアム・キング
ロバート・ゼメキス
スティーヴ・スターキー
製作総指揮: パトリック・マコーミック
スティーヴン・ナイト
デニス・オサリヴァン
ジャック・ラプケ
ジャクリーン・レヴィン
脚本: スティーヴン・ナイト
撮影: ドン・バージェス
プロダクションデ
ザイン: ゲイリー・フリーマン
衣装デザイン: ジョアンナ・ジョンストン
編集: ジェレマイア・オドリスコル
ミック・オーズリー
音楽: アラン・シルヴェストリ

出演: ブラッド・ピット マックス
マリオン・コティヤール マリアンヌ
ジャレッド・ハリス フランク
サイモン・マクバーニー
リジー・キャプラン ブリジット
マシュー・グード
アントン・レッサー
アウグスト・ディール
カミーユ・コッタン
シャーロット・ホープ
マリオン・ベイリー
ティエリー・フレモン
ダニエル・ベッツ

 「フライト」「ザ・ウォーク」のロバート・ゼメキス監督がブラッド・ピットとマリオン・コティヤールを主演に迎えて贈る歴史サスペンス・ラブストーリー。第二次大戦下のカサブランカとロンドンを舞台に、ナチス・ドイツとの戦いで極秘任務を負い偽装夫婦の相手として出会った一組の男女が、時代に翻弄されながら繰り広げる切なくもミステリアスな愛の行方をサスペンスフルかつエレガントに綴る。
 1942年。モロッコのカサブランカに降り立ったカナダの諜報員マックス。イギリスの特殊作戦執行部に所属する彼は、極秘任務を与えられ、ナイトクラブで偽装妻と落ち合う。彼女はフランス軍の伝説的女性レジスタンス、マリアンヌ。2人は夫婦を装い、ドイツ大使の暗殺という過酷な任務に挑む。その中で図らずも互いに心惹かれていくマックスとマリアンヌ。その後2人はロンドンで結婚し、可愛い娘にも恵まれ、幸せな結婚生活を送るのだったが…。
<allcinemaより引用>


感想

久々の正統派の悲劇のロマンス。
美男美女だったのでどっぷり堪能しました。
良かったです(笑)

ブラビ・・若いな~~
特殊メイク?編集効果?
出会って結婚して子供もできるという設定なのでどうみても
実年齢よりはずず~~~と若い設定のはず。
しかし、映画では若く見えて
全然違和感なかったです。
対する
マリオン・コティヤールも当然ちょっと若い年齢設定なはずだけれど
もともと綺麗な方なので問題なしで、もうその美貌に見入ってしまいました。

スパイという設定なもので
仕草もカッコいいの。
台詞も思わせぶりな、ミステリアスなものが多くて
謎の女の魅力がバンバンあふれていました。
絶対恋しちゃう…笑

砂漠地での仕事中に出会った2人が恋に落ちて・・・
このロマンチックな設定は
イングリッシュペイシェントの世界でしたわ。
ラブシーンもね。
そして二人は
ロンドンで新生活。

しかし
妻には二重スパイの疑いがかかり
苦悩するブラピという展開に。

後半は
胸が痛いことばかり。

彼女がスパイにならなくてはいけなかった理由は
わからなくはないけれど(子供を人質にとられていた・・・)
なんとかならなかったかな・・・・とも思ったり。
元、敏腕スパイなら
裏の裏をかいて
夫に真実を伝えて
自分を陥れる元仲間たちを排除できなかったのかなとか
無理かな・・・。

マリオン・コティヤール は
<フランス軍の伝説的女性レジスタンス、マリアンヌ>
に結局成りすましていたってわけですよね。
本物との違いが
<ピアノを弾くのが上手かどうか>
ということだったけれど
結局 マリオン・コティヤール は
ブラビの前で弾くことができず・・・。
偽物だったと自白。

敏腕スパイならば
ピアノ演奏も含めて
誰かになりすましをするなら
修行しておけばよかったのにな・・・
とそんなことも考えましたけど(笑)
いや、もう夫の前でそんなことして、隠し立てするのは
意味ないってわかっていたから弾かなかったのかな。
どちらにしろ、自分が本物のマリアンヌでないってことは
わかちゃうものね。

そういえば
前後するけれど
ブラビは
カサブランカの勤務のときに
ナチのお偉い方との
面会で
妖しい奴かどうかテストされていたじゃない?
ポーカーができるかとか
化学式が言えるかとか・・
結局OKがでたんだけど。


どんな難しい問題にもなんなく対応できるだけのスキルをもっているのが
わかる場面で、そういうのをみると
スパイっていろんな可能性を考えて
自分のスキルを常に高めているんだな…って思い感心したのですよね。
常に勉強のスパイ生活ね。

悲劇的な結末だったけれど
あそこまで追い込まれたら
ああするより仕方がなかったとしかいえないものね・・・
あ~~
辛いお話。

夫、子供を守ったってことかしらね~~


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