スリープ     著  乾  くるみ

スリープ   著  乾 くるみ



2006年、「科学のちから」というテレビ番組でレポーターだった中2の
少女、羽鳥亜里沙(アリサ)。彼女はある研究所を取材したあと、突然行方がわからなくなった。
その研究所では、冷凍睡眠装置を研究していたのだ。

そして、30年後。アリサはある装置の中で目覚める。
世界は2036年。彼女の傍には、白衣を着た男性がいる。
彼は、同じ中学生リポーターだった戸松鋭二。
彼は・・きみはあの時事故にあって、今までず~~と眠っていたのだと・・・、言うのだが。






感想

乾作品は、「イニシエーション・ラブ」しか読んでいないのですが
あの衝撃を再び・・・という思いがあって、六年ぶりの長編書き下ろしのこの作品に手を出しました。



今回はSF.
30年後の世界が描かれます。



難しい科学用語がバシバシでてきますので、苦手な人はきついかも。
それをとりあえず、乗越えれば、
意外な結末が待っていますのでとにかく
頑張りましょう~~~笑

科学的な部分はよくわからないところもありましたが、なんとなく流れで読んだところもあります。
でも、30年後の世界ってとっても興味深かったので、そういう描写がでてくると
食い入るように見てしまったかな。
こうなればいいな・・・って言う願望もありましたし。
実際、ソレに近い世界になっているかもしれませんしね。

中学生のアリサが目覚めると
そこは30年後の世界。でもアリサ自身は14歳のままなんですよね。
ということは、傍にいる戸松君は44歳。当然、その頃の関係者は皆年をとっているんです。

とにかく、アリサは身を隠すしかない。
目覚めたと言うことがわかるとまずいからです。
そして戸松鋭二との逃亡生活が始まります。


30年後の世界ですか?
面白いです。

マスクで容姿を簡単に変えられたり、洋服をきたままでシャワー。
濡れたものも一瞬のうちに乾いちゃいます。
また、テレビは全て有料でみたいものをお金を払ってみる・・
政治、経済もかなり変化。
五千円札の人物が豊臣秀吉、千円札の人物が上杉鷹山になっています。
また、道州制がとられていたりします。
いや~~~、よくここまでイメージ膨らませたよね・・・と感心です。



主人公のアリサは美少女。当時の世間みなの、憧れ的な存在でした。
もちろん、頭も抜群に良い。
そんな少女が、30年後そのままの姿で現れてという設定自体に
読者もワクワクしてしまうんでしょうね。
ほっておけないじゃないですか?
そんな可愛い子を。
どうなるのその後?と気になるじゃあないですか?


初めて好きになった女性を永遠に守り続けたい・・その当時のままで・・・
熱い思いが科学の進歩に伴って
意外な行動になってしまったという
ちょっと悲しくもある物語です。



最後の意外性・・・・是非楽しんでくださいね。




supi-pu  nukui
スポンサーサイト

イニシエーション・ラブ  著  乾 くるみ

イニシエーション・ラブ   著  乾 くるみ



大学四年の僕(たっくん)が彼女(マユ)に出会ったのは」代打出場の合コンの席。
やがてふたりはつき合うようになり、夏休み、クリスマス、学生時代最後の年をともに過ごした。
マユのために東京の大企業を蹴って地元静岡の会社に就職したたっくん。ところがいきなり東京勤務を命じられてしまう。週末だけの長距離恋愛になってしまい、いつしかふたりに隙間が生じていく・・


感想  あらすじは、本の表紙裏の紹介文を
そのまま引用しました。

私・・・
いかに自分がピュアな人間かと
あたらめて感じました・・・笑
このお話に
隠された
謎に
気づく人は当然、気づいたんでしょうね。
私・・・恥ずかしながら
まったく・・・わかりませんでした。
最後の最後でも
はっきりとしたことがわからず、
ただただ???????
だからどういうこと????????と
ミラクルワールドに突入しておりました。
バカだな・・・・私。


なんて・・・・愚かな・・。

ネタバレのいくつかの感想を・・・色々検索してしまいました。
自分では明確な答えが出せなかったのです。

あ~~~~なんて恋愛経験
少ない自分・・・・笑

すべてがはっきりしたとき・・・
実はそんなに驚くことでもないのだけれど、(よくあることだよね)
巧妙に構成された(伏線の張り方がうまい)
物語に感心してしまいました。


読み終わった後に
あらためて表紙の絵を見てみますと・・・
いやいや・・・意味ありげですね。

カセットテープにタロットカード。
アイスコーヒーにホットコーヒー
さらにはタバコ。

伏線・・貼られていますね・・


気づかない自分が情けない・・・・泣

あらすじ読んだだけでは
まったくわからない物語が
そこにありました。

80年代に青春を謳歌した方・・
男女7人夏物語・・の記憶が
鮮明な方・・・
とくにお勧めです。

ちなみにイニシエーション・ラブとは
恋愛における通過儀式。

本文中より抜粋


「子供から大人になるための儀式。
初めて恋愛を経験したときは誰でも、この愛は絶対だって
思い込む。でも人間にはーこの世の中には
絶対なんてことはないんだよって
いつかわかるときがくる。
それがわかるようになって初めて大人になるっていうのかな。
それをわからせてくれる恋愛のことを
彼はイニシエーションって言葉で表現していたの」

通過儀式の恋愛・・思いだしますね・・笑

03761-X.jpg

プロフィール

みみこ

  • Author:みみこ
  • レイフ・ファインズ好き
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク