削除ボーイズ  0326   著  方波見大志

削除ボーイズ  0326   著  方波見大志



グッチはフリーマーケットで、偶然「時間削除装置」を手に入れる。
一見、デジタルカメラのような装置だが
これが不思議な能力を持っていた。
対象に起きた出来事を削除できるのだ。タイマーに削除したい時間を
セットし、対象者を画面におさめる。削除できるのはセットしてから
5分間。一度削除した出来事は元に戻らない・・。そういうマニュアル
だった・・。しかし、使用中に機械は故障し、削除できる時間は3分26秒に変化。
そして、削除装置を使うことでグッチをはじめその仲間に様々な出来事が起こる・・。




感想   第一回ポプラ社小説大賞受賞作だそうです。
賞金なんと2000万円。凄いですね。
作品より、その金額の高さに注目してしまいます。
そして、この賞金の金額の高さをもって、この作品の評価をしてしまう
傾向になるのは、しかたないことでしょうね。



他のブログさんで見つけて興味をもった作品。
主人公が小学生ということで児童文学的なジャンルなのかと
思いましたが、図書館に置いてあったのは
一般書棚でした。でも小学生にも充分読める内容。
現にうちのムスメは楽しそうに読んでおりました。

設定は映画でもよくあるタイプの、タイムスリップもの。
これは、別に目新しいものではありませんよね。
でも、この手の題材は興味ひかれてしまいますね。
誰もが、過去や未来に自由にいける道具があれば・・・なんて
一度は思ったことあるでしょ?
そういう世界が広がっていくのですから
面白くないわけがないと思うのです。
必然的にどんどん先が読みたくなる・・。

でも、このお話ってSFのカタチをとっているけれど、
どちらかというと、現代社会が抱えている
闇の部分をさらけ出したという感じの方が強い作品ですよね。

父親の失踪、フリマ、小学生同士の権力争い、障害者
兄の引きこもり、いじめ、ネット、株、殺傷事件・・・
とまあ。。
暗い・・暗い・・・・出来事ばかりですね・・。

確かに面白い作品だとは思いましたけれど
登場人物のキャラに
感情移入しにくいのですよね。
ませているのです。
可愛くない小学生って嫌だよ・・。精神年齢が高い子どもって
いるとは思いますけれど、
どこか子どもらしさが見えたりしますよね。
でもこの物語の中の小学生達って
行動も言動も、大人みたいな子ばかりなんだもの。
それが現実と言われれば、しょうがないけれど・・。
少なくともうちの子の学校にはいないです・・・・。
そもそも、なぜ、小学生が主人公なのかがわかりませんでしたね。

この主人公のクラスって
雰囲気悪そうですよね。表面的な関係みたいで・・。
主人公も、その家族も、先生も・・・
みんな嫌でした。
子どもは誰でも純粋じゃなければいけない・・などとは
思っていないけれど、この物語に出てくる
小学生は全部が全部、個性的すぎてついていけませんでした。


削除装置を使うことで
どんどん現実が変化していく・・。
過去を変えることは、そういう危険性をともなうということは
想像できる範囲だったので、
どんどん思っていない方向へ事が進むという展開を
みていて、ホラ!!みたことか・・・って思ってしまいましたよ。
最後の結論も・・・
当然の結果ですよね。
ただ、普通こういう結末を知ることによって
一抹のせつなさ・・・を感じたりするのですが
そういうものは一切なかったかな・・・


引きこもりになってしまった兄
グッチの同級生ハル・・・・ある事件によって、性格がわかってしまった少年
社長の息子であることを
鼻にかけた種村・・・・ケ~~~~~嫌だね。
クラスで浮き上がっている浮石さん・・髪型変えるとき色入れて
いましたよね・・・本当・・小学生かい・・・笑
ネットで株取引をするコタケ・・・オタクだわ・・。

あ・・・、こんなクラスの先生にもなりたくないわ・・

ちなみに、小学生主人公の作品なら
もっと違った路線の作品の方が好きですね。




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