ハルさん 著 藤野恵美
ハルさん 著 藤野恵美
主人公はハルさん。
今日は娘のふうちゃんの結婚式の日。
ハルさんは式場に向かいながら、
ふうちゃんとの日々を思いだしていた。
幼稚園の時は玉子焼き消失事件があったな・・
小学生の時は突然失踪してしまったけ・・・
そんなときいつでも助けてくれたのは奥さんの瑠璃子さんの声
だった・・。
感想 素敵な本でしたね。思わず、涙がつつつ~~
~~~~と
流れてしまいました。悲しい涙じゃないのですよ。
もう素直に感動して・・・つつつ~~~~~と・・・。
ジャンルがミステリーとなっておりますけれど、
人が殺されるわけでもなく、日常に潜むちょっとした謎について
パート・パートごとに語っていくという構成です。
そして、全パートに共通するのが
これがすべて、ハルさんこと= 春日部晴彦の娘さん風里ちゃん=
ふうちゃんの、物語だということ。
ふうちゃんはもうすぐ結婚してしまうのです。
ハルさんはその結婚式場に向かう最中。
思い出すのは
ふうちゃんの幼少時から今日までの
様々な出来事。
そんな思い出の数々が、各パートで展開されます。
ここには親が子どもを思う気持ちが満ち溢れております。
奥さんの瑠璃子さんはふうちゃんが幼稚園に入った頃に
亡くなっています。
ハルさん、一人で、ふうちゃんを育ててきたわけですね。
一人娘だもの・・・色んな思いが交差しているのも
うなずけます。
ハルさんの職業は人形作家です。
夢をカタチにする職業ですよね。
ですからどこか、一般のサラリーマンとは
違った雰囲気を漂わせております。
人付き合いが苦手なところもあり
何かにつけて、繊細で相手の行動を気にしやすいです。
一家の大黒柱として、ど~~んと構えて
何がきても大丈夫という安心感はないかな・・・・笑
優しすぎるのですよね。
どうしよう・・どうしよう・・・と
わりとすぐにパニくってしまうタイプ。
でもそんな線の細い頼りないパパにも心強い味方がいるのです。
亡くなった奥さんの瑠璃子さんが、
今でも心の中に住んでいるの。
ハルさんが困った時には
真っ先に現れて、助言をしてくれるんです。
ハルさん・・・どうしたの・・
悩まないで。よく考えてご覧。
私たちの娘だもの。大丈夫よ。
そうやって困難にぶつかるたびに
瑠璃子さんのアドバイスが入るのです。
子育て悩んだときに、
きっちり、アドバイスしてくれる人がいるのって・・
なんて素敵なことでしょう。
愛する人が傍にいるという安心感もありますよね。
それだけ、ハルさんは奥さんのことを思っていたのね・・という
夫婦間の信頼関係も感じられて、読んでいて
とっても心地よかったです。
ハルさんに仕事を依頼する浪漫堂さんの存在も
良かったです。独特の味がある方でね・・・笑
「第4話のサンタが指輪を持ってくる」・・・・での
浪漫堂さんの粋な計らいには
思わず拍手を送ってしまいそうでした。
・・・相手を思う気持ちが強ければどんなに遠く離れていても関係は変わらないと僕は思う・・・
これは「第3話 涙の理由」のなかでハルさんが
言った言葉。
いい言葉だな・・・。
それは亡くなった人に対してもいえることだよね。
子どもは、直接的に言わなくても
言葉や行動で色々な思いを発信しているときが
ありますよね。
親は冷静になってそれを分析することも大事。
そして、何より、子どもを信じてあげることも大事
なんですよね。
ハルさんは、ふうちゃんを育てることによって
親としても成長してきたな・・・という感じがします。
もちろん、瑠璃子さんの影の助けも大いにあった
ことでしょうけど。
是非、多くの人に読んでもらいたい一冊。
とくに子を持つ親が読んだら、共感すること間違いないです。
もちろん、子どももOK.読みやすいです。
ちなみに、うちの子も読みましたが、
面白い・・・と大絶賛しておりました。
親の気持ちがわかるかどうかは微妙でしたが・・・笑

主人公はハルさん。
今日は娘のふうちゃんの結婚式の日。
ハルさんは式場に向かいながら、
ふうちゃんとの日々を思いだしていた。
幼稚園の時は玉子焼き消失事件があったな・・
小学生の時は突然失踪してしまったけ・・・
そんなときいつでも助けてくれたのは奥さんの瑠璃子さんの声
だった・・。
感想 素敵な本でしたね。思わず、涙がつつつ~~
~~~~と
流れてしまいました。悲しい涙じゃないのですよ。
もう素直に感動して・・・つつつ~~~~~と・・・。
ジャンルがミステリーとなっておりますけれど、
人が殺されるわけでもなく、日常に潜むちょっとした謎について
パート・パートごとに語っていくという構成です。
そして、全パートに共通するのが
これがすべて、ハルさんこと= 春日部晴彦の娘さん風里ちゃん=
ふうちゃんの、物語だということ。
ふうちゃんはもうすぐ結婚してしまうのです。
ハルさんはその結婚式場に向かう最中。
思い出すのは
ふうちゃんの幼少時から今日までの
様々な出来事。
そんな思い出の数々が、各パートで展開されます。
ここには親が子どもを思う気持ちが満ち溢れております。
奥さんの瑠璃子さんはふうちゃんが幼稚園に入った頃に
亡くなっています。
ハルさん、一人で、ふうちゃんを育ててきたわけですね。
一人娘だもの・・・色んな思いが交差しているのも
うなずけます。
ハルさんの職業は人形作家です。
夢をカタチにする職業ですよね。
ですからどこか、一般のサラリーマンとは
違った雰囲気を漂わせております。
人付き合いが苦手なところもあり
何かにつけて、繊細で相手の行動を気にしやすいです。
一家の大黒柱として、ど~~んと構えて
何がきても大丈夫という安心感はないかな・・・・笑
優しすぎるのですよね。
どうしよう・・どうしよう・・・と
わりとすぐにパニくってしまうタイプ。
でもそんな線の細い頼りないパパにも心強い味方がいるのです。
亡くなった奥さんの瑠璃子さんが、
今でも心の中に住んでいるの。
ハルさんが困った時には
真っ先に現れて、助言をしてくれるんです。
ハルさん・・・どうしたの・・
悩まないで。よく考えてご覧。
私たちの娘だもの。大丈夫よ。
そうやって困難にぶつかるたびに
瑠璃子さんのアドバイスが入るのです。
子育て悩んだときに、
きっちり、アドバイスしてくれる人がいるのって・・
なんて素敵なことでしょう。
愛する人が傍にいるという安心感もありますよね。
それだけ、ハルさんは奥さんのことを思っていたのね・・という
夫婦間の信頼関係も感じられて、読んでいて
とっても心地よかったです。
ハルさんに仕事を依頼する浪漫堂さんの存在も
良かったです。独特の味がある方でね・・・笑
「第4話のサンタが指輪を持ってくる」・・・・での
浪漫堂さんの粋な計らいには
思わず拍手を送ってしまいそうでした。
・・・相手を思う気持ちが強ければどんなに遠く離れていても関係は変わらないと僕は思う・・・
これは「第3話 涙の理由」のなかでハルさんが
言った言葉。
いい言葉だな・・・。
それは亡くなった人に対してもいえることだよね。
子どもは、直接的に言わなくても
言葉や行動で色々な思いを発信しているときが
ありますよね。
親は冷静になってそれを分析することも大事。
そして、何より、子どもを信じてあげることも大事
なんですよね。
ハルさんは、ふうちゃんを育てることによって
親としても成長してきたな・・・という感じがします。
もちろん、瑠璃子さんの影の助けも大いにあった
ことでしょうけど。
是非、多くの人に読んでもらいたい一冊。
とくに子を持つ親が読んだら、共感すること間違いないです。
もちろん、子どももOK.読みやすいです。
ちなみに、うちの子も読みましたが、
面白い・・・と大絶賛しておりました。
親の気持ちがわかるかどうかは微妙でしたが・・・笑

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