イニシエーション・ラブ  著  乾 くるみ

イニシエーション・ラブ   著  乾 くるみ



大学四年の僕(たっくん)が彼女(マユ)に出会ったのは」代打出場の合コンの席。
やがてふたりはつき合うようになり、夏休み、クリスマス、学生時代最後の年をともに過ごした。
マユのために東京の大企業を蹴って地元静岡の会社に就職したたっくん。ところがいきなり東京勤務を命じられてしまう。週末だけの長距離恋愛になってしまい、いつしかふたりに隙間が生じていく・・


感想  あらすじは、本の表紙裏の紹介文を
そのまま引用しました。

私・・・
いかに自分がピュアな人間かと
あたらめて感じました・・・笑
このお話に
隠された
謎に
気づく人は当然、気づいたんでしょうね。
私・・・恥ずかしながら
まったく・・・わかりませんでした。
最後の最後でも
はっきりとしたことがわからず、
ただただ???????
だからどういうこと????????と
ミラクルワールドに突入しておりました。
バカだな・・・・私。


なんて・・・・愚かな・・。

ネタバレのいくつかの感想を・・・色々検索してしまいました。
自分では明確な答えが出せなかったのです。

あ~~~~なんて恋愛経験
少ない自分・・・・笑

すべてがはっきりしたとき・・・
実はそんなに驚くことでもないのだけれど、(よくあることだよね)
巧妙に構成された(伏線の張り方がうまい)
物語に感心してしまいました。


読み終わった後に
あらためて表紙の絵を見てみますと・・・
いやいや・・・意味ありげですね。

カセットテープにタロットカード。
アイスコーヒーにホットコーヒー
さらにはタバコ。

伏線・・貼られていますね・・


気づかない自分が情けない・・・・泣

あらすじ読んだだけでは
まったくわからない物語が
そこにありました。

80年代に青春を謳歌した方・・
男女7人夏物語・・の記憶が
鮮明な方・・・
とくにお勧めです。

ちなみにイニシエーション・ラブとは
恋愛における通過儀式。

本文中より抜粋


「子供から大人になるための儀式。
初めて恋愛を経験したときは誰でも、この愛は絶対だって
思い込む。でも人間にはーこの世の中には
絶対なんてことはないんだよって
いつかわかるときがくる。
それがわかるようになって初めて大人になるっていうのかな。
それをわからせてくれる恋愛のことを
彼はイニシエーションって言葉で表現していたの」

通過儀式の恋愛・・思いだしますね・・笑

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悪女

悪女 (2004  アメリカ・イギリス)

VANITY FAIR

監督: ミーラー・ナーイル
製作: リディア・ディーン・ピルチャー
ドナ・ジグリオッティ
ジャネット・デイ
製作総指揮: ピッパ・クロス
ジョナサン・リン
ハワード・コーエン
原作: ウィリアム・メイクピース・サッカレー 『虚栄の市』(岩波文庫刊)
脚本: ジュリアン・フェロウズ
マシュー・フォーク
マーク・スキート
撮影: デクラン・クイン
音楽: マイケル・ダナ
 
出   プリース・ウィザースプーン (ベッキー・シャープ )
   ガブリエル・バーン (ステイン侯爵 )
   リス・エヴァンス (ウィリアム・ドビン )
   ジョナサン・リス=マイヤーズ (ジョージ・オズボーン)
   ジム・ブロードベント(オズボーン氏 )
   ロモーラ・ガライ (アミーリア・セッドリー )
   ボブ・ホスキンス(ピット・クローリー卿 )
   アイリーン・アトキンス (マティルダ )
   ジェームズ・ピュアフォイ(ロードン・クローリー )
   ジェラルディン・マクイーワン


原題は「Vanity Fair」 。
サッカレーの「虚栄の市」の映画化です。

 貧しい芸術家の父
歌い手であった母をもつベッキー・シャープ。
両親と死に別れた彼女は
孤児となってしまう。
上流階級に憧れる
ベッキーはやがて
風変わりなピット・クローリー卿(ボブ・ホスキンス)宅で、娘達の家庭教師として職を得る。
そしてその伯母に気に入られ、ロンドンへ。
機知と美貌があるベッキーは
ロンドンの社交界で権力者のステイン侯爵と知り合い
のし上がっていくのだが・・。



感想   劇場未公開です。
もったいないですね・・・。
この作品は、レンタルしてきたある作品(ちょっと忘れてしまった)
の予告編を見て、私好みだと即座に判断し
長い間・みたいみたいと思ってきた一本です。
旧作におちていたのを発見し
今回レンタルしました。


コスチューム好き、歴史もの好きな方は
要チェックだと思います。
内容はまったく違うのですが
ちょっと「高慢と偏見」を思い出させます。

さらに、↑の出演者をみてくださいな。
なんと・・・豪華な・・。
お好みな方、いらっしゃったのなら
是非いますぐチェックしてください~~。
ただし、主役はリース・ウェーザースプーンなので
そちらがダメなら、問題外ですが。

この映画時間にして140分ぐらいあり、
けっして短い作品ではないのですが
それでも展開が速すぎて、おおざぱな感じを
受けることもありました(特に後半・・・)
調べてみたところ、この作品、映画化はもちろん、BBCによるテレビ化も何度もされているそう。
やはり、「高慢と偏見」と同じにおいを感じます・・・笑
つまり、ドラマでは時間もたっぷりあるので
人物描写や人間関係などを丁寧に描いているのに違いないと
思われますが、映画になると
ダイジェスト版の感じがどうしても漂ってしまうということ。

でも、映画には映画のよさもあるはず。
それは
自分の知っている俳優さんを発見できる楽しみと
やはり気軽に観ることができるという点につきると思います。


さて・・・この、悪女という邦題・・
最悪ですね・・・笑

これは見るものの興味を失わせているに違いないです。
なにか安っぽいイメージしか湧いてきませんよね。
でもでも・・・
中身は豪華絢爛で、結構楽しめましたよ。


ベッキーは
上昇志向の強い女性。
貧しい生まれを恥じることはなく、
常に自信をもって前向きに生きようとしています。
持ち前の頭の良さと話術の巧みさ。
世渡り上手といえますが、それも一種の才能とも
いえますよね。上流階級に適応すべき
充分な要素を見につけているのだと
思いますがなにせ、チャンスがない・・。
そのチャンスを得るために
日々努力をするのですよね。

友達のお兄さんとの結婚を考えたり・・・
有力な方の後ろ盾を得たり・・・
どん底に落ちいっても這い上がるだけの
パワーをも持っているのです。


原作はどうかわからないのですが
映画を観た限りでは
それほど、嫌味で、いけ好かない女性には
思えなかったです。
そもそも、上昇志向が悪いとは思えないし
自分の出世のために
誰かを傷つけたり、押しのけていたり
するわけでもなかったからね。
友達は大切にするし
夫にも深い愛情をもって接しているようで
根本的には悪い人には見えなかったですね。

一方のお友達である
アミーリア。
彼女は裕福な商人に家に生まれ、
ベッキーとは正反対な性格。
控えめな感じで
好きな人と、結ばれることだけを夢見る女性に感じました。
強さは感じられません。
このアミーリア演じるロモーラ・ガライという女優さん。
どこかで見たことあるな・・と思っていたら
思いだしました。
ディエゴ・ルナと共演していたダンシング・ハバナの方。
↓この映画でもお嬢さんでしたね。
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彼女の婚約者はジョージ・オズボーンといって
ジョナサン・リス=マイヤーズが演じていました。
彼は結構したたかだったかな・・・・笑
アミーリア一筋という風でもなかったです。
そのアミーリアを密かに
思っているのが
ジョージの親友、ウィリアム(リス・エヴァンス)。
このウィリアムがまあ・・・せつないんですよね。
友達の彼女を思っているんだけれど
当の彼女はまったく気づかない。
先日鑑賞したストーカーの
リス・エヴァンスとは思えません。
赤い襟の軍服・・・
ちょっと小汚い姿・・
年配になってからの落ち着いた紳士姿と
色々な姿で楽しませてくれます。
カッコイイんだ・・・って見直しちゃいました♪

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真ん中がエヴァンスですね。
左横がジョナサン・リス=マイヤーズ
そして右横・・誰だと思いますか。

別画像でUPにしましょう。
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「ロック・ユー」でヒースの味方になる
王子ですよ。
この映画ではベッキー・シャープ の夫になる方で
凛々しい姿を披露してくれます。


途中、戦争もあり
かなりの波乱な展開になりますので、
簡単には語れない
物語となっております。
原作は読み応えあるんだろうな・・。


ただ、ラストはちょっと不満。
原作どおりなのでしょうか。
作品中であまり悪い女というイメージを
感じなかったゆえ、なぜに、ああいう風になるのか
よくわかりません。それも唐突だったし・・・笑
ハッピーエンドにするしかなかったのでしょうかね。
私は未公開映像の中に
あった、もう一つのエンディングのほうが
良かったのではないのかな・・・と
思っていますよ。
人生色々経験して
やっと本当に大切な物がなにかとわかる・・という風な
展開が好きだな。
懲りない女性・・・みたいな結末はどうもね・・。
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Y     著  佐藤正午

Y
著  佐藤正午

ある晩秋間文夫のもとにかかってきた一本の奇妙な電話。
北川健と名乗るその男。
かつて親友だったという。
秋間はまったく記憶にない。
その男=北川は秋間に秘書を通じて、
貸金庫に預けられていた一枚のフロッピー・ディスクと
五百万の現金を渡す。
どういうことなのか。
フロッピーの中の物語を読めば
すべてがわかるという北川の言葉。
秋間は半信半疑ながらもその物語を読むのだが
そのうち、そこに描かれている彼=北川の「人生」に
引き込まれていってしまう。


感想  「ジャンプ」を読んだ時から
気になっていた「Y」を読みました。

タイムトラベルものです。
面白かったです。
一目ぼれした相手は電車の中で出あった女性。
先日UPした「天使の卵」と同じような
エピソードですが、普通の恋愛には
なっていきません。
そこからがすべての始まりです。
恋愛劇というより、その女性を介しての
友情物語としてみてもいいかな・・・・という印象でした。


最近の映画でいうと
「バタフライ・エフェクト」&「ある日どこかで」を
あわせた感じですね。


主人公は、記憶にない高校の同級生からの
突然電話で、
「君とは親友だったんだ」といわれて
戸惑います。
まったく覚えがないのに一方的に
言われてしまったら、不信感持ちますよね。
私・・・ストーカーだと思いましたよ・・・笑

親友だと訴える謎の男=北川

の綴る物語は、
奇妙なもの。
でも、興味をそそられる魅力的なものでした。


<43歳の人間=北川が25歳にもどって、1人の女性を
救おうとする>という物語

もし、あの時
こうしていたら・・・今はこんなはずではなかった・・・


と誰でも時には思うこともあるはず。
でも過去の出来事&選択は
変えられないとわかっているから
皆後ろを振り向かず進んでいくのですよね。


ところがこのお話の北川は
それを実行できてしまうのです。

ただただ、好意を寄せていた彼女を助ける
ためだけに行ったタイムトラベル。
結果、二度の人生を送ることになるのです。


1人の人の人生を変えるということは
周りの人の人生も変えるということ・・。


ですから以前は友達だった秋間と北川の関係も
1人の女性の運命を変えたことで
変わってしまったということなんですよね。

秋間本人は、もちろん知らないことだけれど、
北川自身の中には過去に戻る前に歩んできた人生と
戻ってきてから再度歩んできた人生と
2つが存在するわけ。大変に苦しいことでも
ありますよね。何も知らない未来があるから
楽しいっていうこともあるよね。
同じ時間が2度続くのって
どうなんだろう・・。



結局、過去に戻ったからといって
すべてがうまくいくとは
限らないということ。

得る物もあり失う物もある・・。


途中、これは何度目の人生だったっけ・・と
考えることもあったのですが、それは
厄介なことではなく、
楽しみの一つになっていきました。
一度目の人生と
二度目の人生で、
彼らを取り巻く人々の立場が違ってくるのが
面白いです。


最後はどのように落ち着くのか。
それが知りたくて
一気に読んでしまいました。

助けようとした彼女の
本当の姿は・・・


女は外見だけでは判断できない
ものを持ち合わせているのですよね。
これこそ、深く付き合ってみなければ
わかりません。

せつない恋愛が描かれているのかと
思いきや・・・


最後の最後まで
面白さは続いていました。

北川の好意をもっていた
彼女は・・・実に現実的な人間でしたね。


追記   電車事故が描かれます。
小説を離れ
複雑な思いも感じてしまいました。

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天使の卵  エンジェルス・エッグ 

天使の卵  
エンジェルス・エッグ  著  村山由佳


19歳の歩太は、美大志望の予備校生。
ある日駅で出会った8歳年上の美しい女性・・春妃に一目惚れする。
歩太の父は、長年精神を病んでおり病院に入院している。
後日、偶然、病院で春妃と出会った歩太は驚く。
彼女は精神科医で最近この病院にやってきて
父の担当にもなったそうだ。
話す機会がつれ、ますます気持ちが高まる歩太。
さらに、驚くべき事実が。
歩太の高校時のガールフレンド・夏姫の姉でもあったのだ。
それでも気持ちは止められない。
春妃にふさわしい男になれるか悩みながらも
思いを告げる・・


感想   村山由佳さんの小説は
「きみのためにできること」をかなり前に読みました。
読みやすい文章ですが、それっきり・・・彼女の
本は読んでいなかったかな。
「きみのため~」は映画化にもなりましたよね。
主演は柏原崇。(彼・・好きだったの・・)
あのときはあまり評判にならなかったようですが、(私は観たのよね・・彼主役だったから・・でも映画はイマイチ)
今回、村山作品がまた映画化されるということで
まずは、本を読んでみることにしました。

この本は村山さんのデビュー作で、「小説すばる」新人賞受賞作です。
当時評判になった本だそうで、ファンも多いみたいです。
当時は自分がちょうど忙しい時期で、全然チェックしていませんでした。


爽やかな恋愛小説でした。
たぶん・・十代の頃に読んだら、嵌ってしまったかも
しれませんが、すでにこの手の作品を読み過ぎてしまっている私としては、特別な意味合いの作品とまではいきませんでした。
普通です。
今年は、アジアンタムブルー、ナラタージュ、クローズド・ノートと
従来にないくらい恋愛小説を読んだ年ですね。
純粋な恋愛小説って、ちょっと恥ずかしくなる部分も
あるのですが、気持ちがまっさらになっていくような
こともあって、たまに読むと、いいですよね・・。

この作品は
女性が男性側の心理を書いた小説。
そういう意味では男の心理描写を丁寧に書いていることに
驚きを感じます。男性像も、女性から見て
嫌みな感じはしませんでした。もちろん、女性も.
男性の読者の方が、共感しやすいのではないかな・・。
女性としては、歩太君のガールフレンド夏姫や、
お姉さんの春妃の気持ちのほうを考えてしまうのですが、
あまり詳細には出てきませんので、推測するのみ・・。
2人の女性は
姉妹ですが恋のライバルですよね。
それにしては、あまりにも、いい人・・素敵な人・・だったので
(妹夏姫にしてみれば、簡単には許せないと思うのに)
意外とあっさりと描きすぎかなと思いました。
もちろん、これが、純粋な恋愛では
不可欠なことなのかもしれませんが、
やっぱり、ドロリンコな世界を知ってしまっている
自分としてはやや物足りなさも感じます。

できれば、恋する2人だけの世界だけでなく
彼らを取り巻く周りの方々の
エピソードをもっと読みたかった気がしました。

年上の女性との恋愛経験がある方ならば
その気持ち・・わかる・・・と共感度深まるのかしら。
年下の男性に言い寄られたことはないし・・・笑
あ・・・あったか・・・笑
やっぱり女性としては最初は戸惑いますよね。
年下の子は、単なる憧れと思っているのではないかと
その気持ち疑ってしまいますね・・。

歩太は受け入れられない気持ちをもてあまし、
彼女にふさわしい男性になろうと
懸命に努力しようとするでしょ。
そういう健気なところがあるから
好きな女性ができたといって、昔の彼女を振っても
どこか憎めなく感じてしまいます。
正直であるから・・・。


10年後に「天使の梯子」
今年「ヘヴンリー・ブルー 「天使の卵」アナザーストーリー 」
がでました。
続けて読むつもりです。ちなみに「天使の梯子」はドラマにも
なるそうです。

映画化されるようですが
配役はいかがでしょう・・(私は映画はたぶん観ないかな・・)
小西さんはいい感じですよね・
見た方の映画の感想もお聞きしたいです。
こういう作品の映画化多いですよね・・。


ところで、ラストですが、
私は・・・
う~~ん微妙です。
せつないとは思いますが
あまりにも
唐突な出来事だったので
少々驚いてしまったという気持ちのほうが強かったです。
そういう風な物語だったのか・・・・と
いう思い。どれもこれも似たようなのねという印象は
あります。
悲しい物語にするにはこれしかない・・という
そんな切り札を出されてしまったような気がします。
ちょっと終り方は
好みではなかったかな。



主人公歩太の恋する女性夏妃が
電車の中で読んでいた本・・

ハインライン「夏への扉」
実はこの本が一番興味がありました。(有名なのですよね)
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藍色夏恋

昨日の映画の続きで、
チェン・ボーリンの作品を紹介。
瑞々しいお話です。


感想は前に書いた物です。



藍色夏恋   (2002  台湾)  
 監督  イー・ツーイェン  
 出  グイ・ルンメイ(モン・クーロウ)  
  チェン・ボーリン(チャン・シーハオ)
  リャン・シューホイ(リン・ユエチェン)

17歳のモン・クーロウ(グイ・ルンメイ)は、親友のリン・ユエチェン(リャン・シューホイ)は普通の高校生。
時々は未来を語り合ったりする。ある日、モン・クーロウはリンの好きな人が水泳部のチャン・シーハオ(チェン・ボーリン)だと
告白される。彼女のために恋の橋渡しをするモン。しかし、チャンはぶっきらぼうなモンに興味を示す。
俺と付き合いたいのはお前だろ・・。俺と付き合えよというチャンに対して、私はあなたを好きではないと告白するモン。
彼女には人には言えない秘密があった・・・・。


感想   とってもピュアな恋物語。
好きな人のグッズを集めたり(ちょっと泥棒ぽくていただけないところもあるけど・・ね・笑)、片隅で見つめたり、
手紙を出したり。多少なりとも近い経験は、誰でもあるんじゃあないかな。そして、このくらいの年頃の女の子って
好きな人のことお友達に相談するのよね。話すことで気持ちが楽になるのよね。
どうしよう~、彼は私のこと好きかな、どうかな・・・・て不安でたまらなくなる気持ちって、
よくわかります。私もそうだったし・・・・(笑)。たまに恐れることなく告白できるタイプの女の子もいるけど
自分に自信がなくて悶々としている子の方が多いよね。今となってみれば、なんてことはないことでも真剣に悩むのが
このくらいの年頃よね。
親友の憧れの彼は、間に立った自分の方(主人公のモン・クーロウのこと)に気がある・・・というお話は、
よくあるパターンと言えなくもないよね。
だけど、3人のそれぞれの微妙な心の動きが、表情や仕草からとっても良く伝わってくるし、
気持ちよく自分の心の中に入ってくるから、愛おしく感じる映画になっているのだと思います。
こんなにも真っ直ぐなストーリーって、久々に観た気もします。実に爽やか。一歩間違えれば、三角関係のドロドロしたものに
なりがちなのに、そうならない。皆が自分に正直で、お互いを想いあう気持ちで溢れているのよ。
人間的にやさしい子たちなんだよね。これが作品の魅力。 
彼女にまっすぐに気持ちをぶつけてくるチャン・シーハオにどうしていいかわからないモン・クーロン。
きっと、嫌いじゃあないと思います。でも恋という意味では彼ではないんでしょうね。
彼女の秘密は、意外に感じました。本心はやっぱり彼で、友達のために自分の気持ちを抑えているのではないかなと深読みまで
してしまった私。
振り向いてくれない相手を好きになっている彼女には、自分のことを想ってくれる彼の
気持ちが誰よりも理解できるんですよね。う~ん、すれ違った恋ってせつないね。これから彼女はどういった恋を
していくのだろう。彼との関係はどうなるんだろう。未来は誰にもわからない・・・余韻を感じる終り方が
素敵でした。
夜のプール、体育館、海辺、青春を語り合う日々・・・無くした大切なものを気づかせてくれそうな映像の数々。
緑の木々の中、自転車を走らせる2人の姿は実にすがすがしいです。かなりのスピードだったけどね(笑)
主役の2人・・・ナチュラルで好感もてます。彼の方は台湾のキムタクって呼ばれているんですって。なるほど
金城さん似で、なかなか素敵。性格も良さそうだし(作品中)・・私が付き合いたいんですけど(笑)     
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シュウシュウの季節

昨日の映画の続きで、
リー・シャオルー(ルールー)
の作品を紹介。
彼女が可愛いんだよね。お話は悲惨すぎて
言葉もないけどね。


感想は以前のものです。





シュウシュウの季節   (1998  アメリカ)  
監督  ジョアン・チェン  
出  ルールー(シュウシュウ)   ラオジン(ロプサン)

1970年代半ば、中国は文化大革命末期。都会の少年少女に労働を学ばせようと辺境の地に送る下放政策が存在した。
美しい都会、成都から、チベットに送られたシュウシュウ。チベット人のラオジンという中年男とテント生活を送りながら
放牧を学ばされることになる。ラオジンは昔のけんかが元で、去勢されており、まわりからは相手にされていない変わり者だった。
過酷なテント生活の中で、都会に帰れることを夢見るシュウシュウだったが、任期が終わっても連絡はない。
帰れるためには許可書がないといけないのだが、彼女には手に入れる手段もない。ついに彼女は中央にコネを持っていそうな
人間達と次々に関係を結んでしまう。家に帰る手段として選んだ行為は彼女をどん底までおとしめることになるのである。


感想  「ラスト・エンペラー」などにも出演していた、ジョアン・チェンの初監督作。台湾金馬賞で作品の他、7部門で受賞しています。
2作目の作品「オータム・イン・ニューヨーク」の監督の作品だっていうことから興味あって観てみたんですけど、
思ったより、深刻な内容でしたね。
救いようのない映画、後味の良くない映画って、割りと観ている方なんですけど、これもかなりガツンときてしまった映画の
1つでした。この映画って最初の部分が実にさわやかに作られているんですよね。
だから、見事に裏切られたって感じがしてしまったんですよ。あれ、あれ、と思っている間にどんどん生々しい世界に
突入していって、正直、つらかったですね。
前半は、シュウシュウのあどけない少女特有の恥じらいや、笑顔がとっても魅力的に描かれていて、過酷な労働にも
めげないでこの明るさで乗り切ってくれるのかなって思ってしまうんですよ。
チベットについてからも、美しい自然の中を生き生きと駆け巡る
シュウシュウの姿がみずみずしくって、実にいいんですよね。 ラオジンとの心のふれあいもさわやかで、特に高原に作ってくれた
お風呂の場面なんか、素敵でしたね。この2人のテント生活は、天候に左右される日々が続くんです。晴れていると思ったら
すぐに嵐がくる気配を感じたり。雲の動きや、木々のざわめき、果てしなく広がる高原など、自然描写がとってもきれいで
心洗われるような場面が随所にでてくるんですよ。これで2人が恋を育んでいくだけの話しだったら素敵なんですけど
後半から、悲惨な出来事の連続となっていくんですよね。政治的な背景が余りよくわからないんだけど、許可書っていうのが
相当重要なものなんでしょう。でもだからといって、ああいう行動をとらなくてはならなかったのでしょうかね。
シュウシュウが少女っていうのが、問題だったんでしょうね。やっぱり、子供なんですよ。だから甘い男の言葉に乗せられて
信じてしまう。最初の男に対してはちょっと感情あったみたいだけど、裏切られたと知ったときから、壊れていってしまったんですね。
もう哀れで、つらくて、どうしようもなかったです。関係を持った男が持ってきたりんごをかじるシュウシュウの場面があるでしょ。
あれで、涙してしまいましたね。ラオジンは知っていても、止めませんでしたね。助けることなんてできないって思っていたのかしら。
自分は普通の男と違うから引け目感じているのかな。でも、同じテント内で好きな(と、思われる)女性が他の男性と
関係持っているのを黙ってみている心理がわかりません。いらいらするなら、行動して欲しかった。
もっと、もっと、早い時点で彼女を救って欲しかったです。
ラストは悲しい結末です。2人が愛を育んでいける場所は現実にはなかったんですよね。涙、涙です。
万華鏡、赤いスカーフ、など小物の使い方が、女性監督らしさを感じますね。シュウシュウは少女から女になっていく過程で、
顔つきが全くといっていいほど変わっていきます。普通だったら、一番いい時期なのに、疲れた容貌になってしまって。
運命にもてあそばれた少女のお話。あまりにも悲惨なので人に薦められないでしょうね。
何にも知らない少女を主人公にしているから、後味悪いんですよね。結構、過激な描写もあるんです。冒頭の彼女からは
想像できないんですよ。感動して涙というより、シュウシュウ、かわいそう、という一言につきますね。    syuusyu01.jpg

お知らせ

こっそりと。
また、テンプレートを変えました・・・汗。
数日まで使っていた秋バージョンのテンプレート
気に入っていたのですが
大きな画像をいれると
記事とリンクのバランスが
崩れ、どうも納得いきません。ショック・・)
自分ではうまく直せないし
どうも見にくいし、別物に変えちゃいます。
落ち着かない自分・・・笑

about love アバウト・ラブ/関於愛

about love アバウト・ラブ/関於愛(クワァンユーアイ)
   (2004  日本・中国)

ABOUT LOVE



監督: 下山天 「tokyo」
イー・ツーイェン 「taipei」
チャン・イーパイ 「shanghai」
プロデューサー: 牛山拓二
脚本: 長津晴子 「tokyo」
山村裕二 「tokyo」
イー・ツーイェン 「taipei」
シェン・ウェイ 「shanghai」
撮影: 中山光一 「tokyo」
チェン・シャン 「taipei」
ヤン・タオ 「shanghai」
美術: 柘植万知 「tokyo」
音楽: 土井宏紀 「tokyo」
 
出演: 伊東美咲 「tokyo」
チェン・ボーリン 「tokyo」
市川由衣 「tokyo」
大杉漣 「tokyo」
加瀬亮 「taipei」
メイビス・ファン 「taipei」
塚本高史 「shanghai」
リー・シャオルー 「shanghai」


 東京・台北・上海を
舞台とするオムニバスのラブ・ストーリー。

「ToKyo /ニイハオ」
   漫画家を目指す台北からの留学生ヤオ。
恋人から一方的に別れを告げられ
落ち込む画家の美智子。
東京、渋谷の街で美智子の一目ぼれした
ヤオは、一枚のマンガを彼女の仕事場の窓に
貼ることを思いつく。

「台北編/シェイシェイ」

恋人に振られ眠れぬ夜を過ごす、
アスー。1人本棚を作成しているのだが
作業は困難。
知り合ったばかりの日本人の鉄ちゃんを呼び出す。
アスーのことが気になる鉄ちゃんは
早速部屋に駆けつけるが・・。

「上海編/ツァイツェン」

大学受験勉強中のユン。
彼女の家は雑貨店。
その2階に、下宿する日本人留学生の修平がやってきた。
彼には恋人がいる様子。でも彼の事が気になるユン。
ある日、ユンは修平の恋人からの小包を見つける。
中の葉書を見て
修平は動揺する・・。
その手紙には何が書いてあったの?
気になるユンは、修平が破り捨てた手紙を張り合わせ
なにげなく、言葉の意味を聞き出そうとする・・。


感想   仲良くしていただいている正しい映画の見方を考える
村民の会

REIさんから、地味映画として紹介していただいた
一本です。
ありがとう~~~REIさん♪

言葉も暮らしてきた環境も違う
男女がそれぞれに出会い・・・心の交流をはかる
物語。
気持ちが温かくなるようなそんなお話ばかりでした。

舞台は東京・台北・上海の大都市。
お話はそれぞれ別々ですが
前のお話に出てくる関係者が次のお話に出てくる・・という
連鎖的な構成になっていました。

東京編・・

チェン・ボーリン、久々に観ました。
ぐっと大人っぽくなっていましたね。
伊藤美咲は画家役で、描き出す絵がとても素敵でした。
偶然の出会いから始まる恋。
都会の真ん中って、意外とこういった出来事ってあるかも
しれませんね・・。ただし、お互いが惹かれるかどうかは
別だけど・・笑
チェン・ボーリンの描くパラパラ漫画というのが
素朴でいい感じでした。なぜか、懐かしい気分。
渋谷の町を自転車で疾走する彼の姿は
印象的。頑張れ若者!!笑
美咲ちゃんより、
彼のほうをじっくり観てしまいました・・・・・・
成長を見守る姉・・(母?)のような心境からだと思います。
それにやっぱり男のほうが・・・・目の保養になります・・笑


チェン・ボーリン↓
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彼の「藍色夏恋」は好きな作品なのでまた紹介しますね。
彼を気に入った方は絶対チェックの作品ですよ。

 台北編・・

主人公は、恋人と別れたアスー(メイビス・ファン)と
鉄ちゃん(加瀬亮)。
このお話・・面白かったです。
監督さんは「藍色夏恋」の方なんですね。
舞台も台北といっても、異国的なものは
あまり感じられませんでしたが、
言葉のやり取りの中で
国の違いをひしひし感じました。
でも言葉じゃあないんだよね・・・コミュニケーションは
心と心の問題だよね。
このお話は会話の面白さ・・。
言葉が通じなくて、いい争いする様もユニークだったし、
突然踊りだすという茶目っ気も
自分は好みでした。
ラストのバイク場面は「天使の涙」の金城さんを思い出して
しまいました。似てたな・・。
加瀬涼さんは、ちょろちょろ色んな作品で見かけますが
存在感あって、やっぱりうまいな・・・。
今後も注目。

加瀬さん(右のバイクの彼・・左は塚本さん)


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  上海編

このパートのお話は
誰でもが経験したことのある片思いの気持ち。
それが彼女の仕草や言葉の端はしに
見え隠れするのが手に取るように
わかるので、作品中の中でせつなさ度が一番高かったです。
彼女が暮らす雑貨屋さんのお店が雰囲気あって
良かったですね。
手紙や赤い自転車、透き通ったコップなど、
小道具もなかなかお洒落でした。
でも赤い自転車って目立つよね・・・笑
髪型変えた彼女の理由に
気づかないなんて
ちょっとダメダメ・・。男の人って鈍いんだな・・・笑
ユン演じるリー・シャオルー は「シュウシュウの季節」の
彼女。この作品も紹介しちゃおうかな・・・。
でも暗いんですよね(どんより)
お相手の塚本君は
軽すぎ・・って気もしないでもない・・・笑
「結婚できない男」(ドラマ)を見たばかりで
そのイメージが強すぎるせいかなと思います・
しゃべり方が、好みではないかも・。

色んなお話が入り込んでいて
楽しめました。
恋に国境はないのよね・・。
私も恋したいわ

エバー・ラスティング  時をさまようタック  

昨日の記事つながりで
今回この作品を紹介。アレクシス・ブレデルの出演作品です。

以前の感想で申し訳ないです・・・
この作品を紹介してくださったのはいつもお世話になっている
Tea Pleaseの瞳さん。(ありがとう~~♪)ファンタジー好きなら絶対押さえおきたい一本だと思います。未公開なのが
もったいないくらい・・。

エバー・ラスティング  時をさまようタック  
(2002  アメリカ)   

監督  ジェイ・ラッセル  
出  ジョナサン・ジャクソン(ジェシー・タック)
   アレクシス・ブレデル(ウイニー・フォスター)
   ウィリアム・ハート(アンガス・タック)
   シシー・スペイクセク(メイ・タック)
   ベン・キングズレー(黄色い服の男)
ディズニー・ファミリー・ムービーシリーズ。


不思議な泉の水を飲み、不老不死の体になってしまったタック家の人々(シシー・スペイセク。、ウィリアム・ハート。
 スコット・べアーストー。ジョナサン・ジャクソン)。
1914、ある日、森の持ち主である上流階級の淑女ウィニーが
泉を飲んでいるジェシー・タック(ジョナサン)の姿を見てしまう。泉に興味をもったことを知ると、ジェシーの兄のマイルズは彼女を
連れ去って、一家とともに生活をさせる。ウイニーの家では彼女が誘拐されたと大騒ぎ。しかし、ウイニーは今までの厳格な生活
にはない自由な雰囲気の中、自分の気持ちが開放されるのに幸せを感じていた。また、ジェシーに惹かれる自分もそこには
いるのである。しかし、謎の男が彼らを追い詰めって・・・。


感想   永遠の命を巡っての愛と冒険の物語。とても美しいファンタジーで、大人の鑑賞にも充分堪えられる素敵な
映画だと思います。お薦めされてみましたが大正解でした。
原作はナタリー・バビットの児童書で、長年読み継がれているベストセラー本だそうです。
心が癒されるような、森の風景。その中で戯れる美男美女。まさに、ファンタジー万歳☆の世界です。17歳の少年と
少女の純粋な交際を久々に観た気がします(笑)。森に中を駆け巡る2人、湖で水遊びをする2人、ダンスをする2人。
もうそれだけで、恋に身を焦がしている2人の様子が手に取るようにわかるのです。いいですよね・・・。健全で(笑)
さらさら長髪のジャクソン君は、デープエンド・オブ・オーシャンのときより一段と素敵になっておりまして、まさに王子様状態。
ウイニー役の彼女は、キュ~としめたコルセットを使ったコスチューム姿がとてもよくお似合いで、これまた魅力的。
彼女の上流家庭の生活振りも、「眺めのいい部屋」で観たあのしとやかな雰囲気を漂わせていて、私好み。
彼女にとっては息苦しい生活だったけど、観ている方の私は、満足感でいっぱいでした。結構憧れなのよ。
脇をしめるのが、ウィリアム・ハートとシシー・スペイクセク。若い出演者を盛りたてて、控えめながらも、安定した演技で
作品の質を高めていたように思えました。
彼らを追いつめるなぜか黄色服の男(笑)、ベン・キングズレーも、印象的です。
ストーリーは非常にわかりやすいです。教訓的なお話になっているので、展開もだいたい読めますが、この映画は
素直な気持ちで観て作品のテーマ性をしみじみと味わって欲しいと思います。
限られた命があるからこそ、生を実感できる・・・。死を恐れてはいけない。永遠に生きるということは流される時の中で
ただ取り残されるだけ・・・。ウィリアムー・ハートが淡々と語る言葉は、説得力あり、共感覚えます。
永遠の命を授かってしまったものの悲しみも描かれます。不老不死が必ずしも幸せだとは限らないということを、
あらためて感じさせてくれるのです。
そういえば、この手の話は昔にもよくありまししたね。アニメ銀河鉄道999で、哲郎は永遠の命を得る目的で
旅に出ましたが、結局、生身の体の
尊さを、学ぶことになったし、人魚姫だって、永遠を捨てて人間との恋に生きようと決心しましたものね。シティー・オブ・エンジェルの
天使ニコラスだって、永遠を捨てたよね。つまり、永遠は、そんなに魅力的なことではないってことなのよね。
ラストは切なさを残して終ります。彼女の選択は間違っていなかったと思います。
(以下ちょっとネタバレ)
私は彼が永遠を捨てることを期待していたんですが、そういう展開にはなりませんでしたね。
あのラストのジェシーの姿を見ると、かなりの年月を想像できますが、彼にとっては時の流れの感覚が麻痺しちゃっている
のかしらね。もう少し、早くきてくれても・・・・・なんて一人思ってしまったりしましたよ(笑)。pp_000000000400_m.jpg

旅するジーンズと16歳の夏

旅するジーンズと16歳の夏 (2005 アメリカ)

THE SISTERHOOD OF THE TRAVELING PANTS

監督: ケン・クワピス
製作: デブラ・マーティン・チェイス
デニーズ・ディ・ノヴィ
ブロデリック・ジョンソン
アンドリュー・A・コソーヴ
製作総指揮: キーラ・デイヴィス
アリソン・グリーンスパン
レスリー・モーゲンスタイン
原作: アン・ブラッシェアーズ 『トラベリング・パンツ』(理論社刊)
脚本: デリア・エフロン
エリザベス・チャンドラー

 
出演: アンバー・タンブリン (ティビー)
アレクシス・ブレーデル (リーナ)
アメリカ・フェレーラ (カルメン)
ブレイク・ライヴリー (ブリジット)
ジェナ・ボイド
ブラッドリー・ウィットフォード
ナンシー・トラヴィス
レイチェル・ティコティン
マイク・ヴォーゲル
レオナルド・ナム


小説『トラベリング・パンツ』を映画化。

 16歳になるティビー、リーナ、カルメン、ブリジット。
仲良し4人組は母親同士が妊娠中からの
お付き合い・・。
性格の違う彼女達は
今まで強い絆で結ばれていた。
そんな4人が、この夏初めて別々の場所で過ごすことに。
リーナは祖父母の住むギリシャへ。
カルメンは別れて暮らす父と一緒に過ごす。
ブリジットはメキシコのサッカーキャンプに参加。
ティビーは、地元のスーパーでバイトしながら自主映画製作。
出発の前日、彼女たちは誰もがピッタシあう
1本の不思議なジーンズと出会う。
これを夏休み中に回してはきましょう・・。
約束する彼女達。
この夏・・様々なことが彼女達に起きる。




感想  お友達のサイトの皆さんが
一様にして”素敵なお話ね~~”とおっしゃっていた作品。
今頃、やっと鑑賞。
噂どおり、いい作品でした。
久々に正統派の青春映画に出会えたという気がします。
女同士の関係を描いた映画って実は私大好きなのですが
仲たがいするとか・・・気持ちが離れ離れになるとか・・・悲惨な末路
迎えるとか・・・重めの作品がココ最近
多かったようで(そんなのばっかり観ていたのよね・・)
余計、この作品が新鮮に感じられました。


昔少女だったすべての女性に送る物語・・・
もちろん、男性諸君にも共感できる部分はあると思いますけれど
(感想が聞きたいわ・・)女性の方が入り込みやすいかな・・って
気がします。

登場人物4人の性格付けがしっかりしているので
自分に引き寄せて考えることができるのですよね。
あの子は私に似ているとか・・あの子は友達にいたとか・・
あんな子と友達になりたいとか・・・
色んなことを考えることができました。

作品の中の4人の性格はそれぞれバラバラ。
ひと夏に過ごす場所も別々。
それゆえ、4つのエピソードがごちゃごちゃになることもなく
とても観やすかったです。
すべての物語が恋愛一色でもないところが好きだったし、
ファンタジックな要素も少ないことが(魔法のジーンズというから
もっと非現実的な話かと思っていました)
かえって現実味溢れていて
良かったですね。




リーナ・・祖父母の住むギリシャへ

 ロミオとジュリエットタイプの恋愛に陥るリーナ。
自分の殻をなかなか破ることができないでいた彼女だけれど
異国の地で、新しい恋に目覚めて
自分自身が変化していくことの必要性をひしひしと
感じ始めるのですよね。
私は、10代の頃って・・こんなタイプの子だったので
親近感わいてしまいましたわ。頑張れ~~って応援していましたわ
リーナ演じるアレクシス・ブレーデル は
「エバーラスティング~」の子ですね。この映画は大好きなので
またのちほど紹介します。最近は
シン・シティにも出演していましたかね。
あのおでこをみると、昔のヘレナ・ボナム・カーター
を思い出してしまいますわ。



カルメン・・・別れて暮らす父の元へ。
 泣かせるエピソードですね(作品中第2位!!1位はのちほど・)
自分の父親に愛されないということほど
つらいことはありませんよね。いや・・・愛してはいるのだろうけれど
再婚相手の方に気を使いすぎて、
カルメンのほうが見えなくなってしまっているんでしょうね。
親の勝手で、子供を悲しい目にあわせるあんて
あんまり。
それがかえって、カルメンのコンプレックスを
助長するような形になってしまって観ていてつらかったわ。
女性ならば誰でもがコンプレックス持っているはず。
とくに思春期のときは、今思えば大したことに感じられないことも
ひどく大きなことに思えるんですよね。
父親への不満に満ちた電話・・
そして最後の結婚式の場面・・・。
泣かせます・・。展開がわかっていても泣けますね・・。
最後のパパの一言で私も救われたような気がしましたわ。
あんままだったら、恨んでいましたからね・・。
良かったね・・カルメン。


ブリジット・・メキシコのサッカーキャンプに参加。

いや・・・彼女のメキシコでの活躍には目を見張る物が
ありましたね。あのテンションの高さには思わず
目が点にもなりました。すごい自信だわ・・。
そしてなんてセクシーな体・・笑
アレじゃあ男は振り向いてしまいますね・・。
典型的なアメリカンガールっていう感じがしました。
え~~と・16歳でしたっけ?
見えない・・見えない・・。
彼女がコーチを誘惑するのは、自分の寂しさを紛らわす
ためだったのね。
最初は、そんな風には感じられなくって、
ただただ、イケイケ状態な彼女の行動に・・何よ。。この子・!?
と不信感もつこともあったのだけれど、
彼女の本心が見え隠れする
後半からは、見直してしまいましたよ。
あ~~~~~~強がっていたけれど、
ホントは繊細な心の持ち主だな・・・って感じて
ちょっと抱きしめてあげたくなりました。あのナイスボディーをね・・笑
泣いていいんだよ・・・って優しく声掛けてくれる
友達・・・・素晴らしいですよね・・これが友達なんだよ・・。


ティビー・・何の計画もなく地元のスーパーでバイト

ここでは彼女と偶然知り合った生意気な女の子との
エピソードが繰り広げられます。
(これが作品中、一番の泣き所でした・・・・・)
実は、この女の子が、不治の病に
侵されているときいたとき、泣かせを意識しているみたいで
イヤだな・・・って思うところがありました。
だって、結末が定番どおりだになるといかにも・・・って
感じがするでしょ。でもやっぱり・・・泣いてしまいましたよ。
まんまとそのとおりになってしまいましたよ。
もうイヤだな。。なんていっている場合じゃあなかったです。
映画を作ることを通して
年の離れた2人がだんだん気持ちを通じ合わせるでしょう。
いがみ合いながらも、結局相手を認め合っている関係になっていったでしょ。
そういうのを色々見せ付けられているから
やっぱり素直に悲しかったです。
病になってからの女の子の言葉も
ずっしり重くてね・・・
人生マイナスで生きていなかった女の子を思うと
色んな思いがこみ上げてきて困りました。




ジーンズは特別な魔法をかけてくれたわけでもなかったけれど、
(強いて言えば・・・一歩大人へと成長する魔法かな・)
彼女4人の友情の架け橋に
なってくれたに違いないのですよね。
ひと夏の間に
沢山の想い出が刻まれ・・
素敵なジーンズとなっていったのですよね。

女の子の友情も
またいいな・・・と心の底から思える作品でした。
残念ながら私は・・こんな友情を
育んではいなかったのでちょっとうらやましいです。
もちろん、友達はいたけれど
わりと地味なお付き合い・・・笑

思春期の娘がいたら、是非一緒に観て
感想を語り合いたいものですわ。

DVDの映像特典には
原作者の話や
出演者のコメントもあって楽しかったです。
原作も
でているようなので
いつか読みたいわ・・・
続編あるのかしら・・・・是非作って欲しいわ。
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疾走 

疾走 (2005)

監督: SABU
原作: 重松清 『疾走』(角川書店刊)
脚本: SABU

 
出演: 手越祐也 シュウジ(福原秀次)
韓英恵 エリ(南波恵利)
中谷美紀 アカネ
豊川悦司 神父(宮原雄一)
大杉漣 新田
寺島進 鬼ケン
加瀬亮 宮原雄二
菅田俊 シュウジの父
高橋ひとみ シュウジの母
柄本佑 シュウイチ
田山涼成
鈴木一真
矢沢心
平泉成 石倉

感想

私が今年読んだ中では一番の衝撃作だと
思っている重松清の「疾走」

映画版をやっと鑑賞しました。

映画は俳優さん中心で観てしまったところがあります。

この作品のように、衝撃の内容というのは
知らないで観たというのと、知っていた上で
観たというのは、大きな違いがあると思いますね。
何事も、初めてというほうが
印象強いでしょ・・・
もちろん、頭の中で想像していた世界が
実際に動き声を出すというのは
それはそれで魅力的なことだと
思います。ただ、自分が想像していたものと
幾分たがわず同じということは
たいていの場合・・・ないんですよね・・・。


原作はは原作・・映画は映画と思っているのですが
やっぱり比べてみてしまうところがあるのが悲しいです。

原作を読みながら
泣いてしまった私ですが
映画では泣くことはなかったです。

たしかに、原作には忠実に作られていたと
思います。でも原作を読んだ時に自分の感情はぜんぶ
吐き出してしまったところがあったので
ここで同じ感情が再び出てくることはありませんでした。
冷静に観ました。

よく、とんでもなく変更されてしまっている作品も
ありますよね・・。
そういうことがなかっただけでも良かったです。
捻じ曲げられてしまった作品と言うのはそれだけ
でガッカリですからね・(模倣犯なんてショックで立ち直れなかったわ)

原作の主だったエピソードを上手に織り込ませていたと
作品でした。
長い原作ですからなかなかピックアップするのは大変だったでしょうね。
ただやっぱり、原作のほうがもっともっと悲惨な出来事の
オンパレードだったし、印象深い箇所が多かったものなので
それが足りないことに、不満はありますね。
東京に行く前のシュウジの苦しみは
相当のものだったんですよ!!
お父さんの件にしろ、お兄さんの件にしろ
同級生の件にしろ(ここのエピソードは少なかったな・・)
映画中ではまだまだ描ききれていないように感じます。
前半のシュウジの生活環境が丁寧に述べられていてからこそ、
理解できる後半の東京での出来事。
原作を知らなかったら
あまりこだわりもなく感じてしまうことですが、
どうにもそういかないところが
悲しい・・です。


全体的に急ぎすぎた展開。でもこれをきかっけに
原作に走るって言うのも手かもしれませんね。
さすがに、2度この内容にふれるのきついかな・・。


原作は第三者がシュウジに呼びかけをする形で始まる物語です。
これは誰かは最初はわからないのですが
原作の終盤まで読めば
自ずとわかります。
そう「神父」さんなのです。

つまり、この物語は
神父さんがある少年(シュウジ)の半生を語ると言う形で
進んでいくのです。
語る・・ということは
すでに主人公の行く末が想像できてしまいますよね・・。
それを避けるためなのかな・・。
映画では冒頭の語りを主人公のシュウジにしていました。
ですから、原作では終始一貫性のあった語りでしたが
映画では、前半と後半では変わってきています。
それはそれでいいです。
構成的には違和感なく感じます。
ただ・・・冒頭のシュウジの語りがどうも・・・。

私は、ダメでした。
感情を押し殺したナレーションだとは理解できるものの、
後半のトヨエツ神父の語りとは
やっぱり違います。
私は演技者ではないので
偉そうにいえる立場ではないのですが、
聞いていて違和感を感じるナレーションに思えました。
それは演技していても感じたこと。
イマイチ主役の彼の演技に乗り切れませんでした。
しゃべらないで観ている分にはとってもいいんだけれどね・・。
一方のエリ役の彼女。
名前見たときはピンと来なかったんだけれど、
どこかで見た顔ではありました。

ただ、これも微妙。
確かに、あの諦めに満ちた、冷めたような目つき&態度は
気になるものの・・・やはりセリフ回しを聞くと
一気に引いてしまうところがありました。
さらに、精神的にまいってしまうシュウジのお兄さん。
狂った演技時の彼。神父さんに詰め寄ったときの笑い方が妙で
気持ち悪かったです。気が変になっているから
これはこれでいいでしょうが、馴染めなかったんです
(馴染んでどうする・・・笑)

主役2人の顔つきはいいんだけれど
演技が不満でした。
さすがに後半は気にならなくはなるものの・・・
他の人だったらどうだったかな・・って思ってしまうところもありました。現実で演じることのできる人っていないような
気もします。個性的な人物ですからね。
エリの走り方も、気になって気になって。
もっと目を見張るような美しい走りにして欲しかったです。


でも、その他の脇の方は
良かったです。
鬼ケンさん・・寺島さん(出番が少ないのにインパクト大・実はもっともっと出てきて欲しかったです。)

アカネさん・・・中谷さん(関西弁良かったですよ。初めてだったんですって!うまいわ。難しい役どころと思いますが
私的にはイメージあっておりました)

神父さん・・トヨエツ(トヨエツは好きです。だからこそ、いいますが
あのロン毛はどうなんでしょう。原作そうでしたっけ?
私、ビックリしました。あちゃ・・・・って思いました。
それがどうしても気になって。神父=トヨエツは悪くないと
思っていますが、あの容姿だけはちょっと・・・と思います)

新田さん・・大杉さん・・(彼は原作では変態なんですよ・・笑 そんな感じはしなかったな・・・。
あまり怖いというイメージがなかったです。最近いい人役も
多いですよね。だって、サーファー役も最近やっていたでしょ?)

神父さんの弟さん・・加瀬さんね(心の闇を持っている人間として彼も存在感あったな・・)


この監督さんの作品はこれが初めて。
監督どうのこうのとあまりいえないのが残念。


原作のほうがやっぱり良かったですが
でもこの作品で好きなところもいくつかあります。

まず、音楽がSENSだったこと。
好きなんすよね。
試聴できます・いいですよ・・。
http://www.sens-company.com/jp/text/new.html#shissou
この透明感溢れるメロディーがこの映画にピッタシでした。

つぎに冒頭のシーン。
彼らが暮らす町の状況。
浜と沖の違い・・・。
今までどこか別の世界の話だと
思いたい自分もいましたが
映像でしっかり見せられて
余計身近に感じました。


重い映画ですので観て!みて!・・・と積極的には
お勧めはできませんよね・・。
shissou_dvd.jpg

殺しのドレス  

殺しのドレス  (1980  アメリカ)

DRESSED TO KILL

監督 ブライアン・デ・パルマ
製作: ジョージ・リットー
脚本: ブライアン・デ・パルマ
撮影: ラルフ・ボード
編集: ジェラルド・B・グリーンバーグ
音楽: ピノ・ドナッジオ
 
出演: マイケル・ケイン
ナンシー・アレン
アンジー・ディキンソン
キース・ゴードン
デニス・フランツ
デヴィッド・マーグリーズ
ブランドン・マガート


 美術館で出会った男と情事を楽しんだ人妻。
しかしその後彼女はエレベーターで惨殺される。
事件を目撃した娼婦と、被害者の息子は犯人捜しに乗り出すが……




感想  新作「ブラック・ダリア」が間もなく公開する
デ・パルマ監督。ちょっと気になる自分・・・笑
そういえば、私、あまり観たことないのよね・・この監督さん
の作品。 スネーク・アイズ/ミッション:インポッシブル/
アンタッチャブル/ スカーフェイス/
この程度・・・。
あの キャリー (1976)も実はきちんと観たことないのですよ。
じゃあなにか、一つ観て見るか・・・ということで
有名どころの「殺しのドレス」鑑賞しました。

何も知らないって幸せだわ・・・。笑
これがサイコのオマージュだとも、ラジー賞だったというのも
見終わって気づいた次第・・。
サイコを意識しているというのは、もう観て行くうちの
びしびし感じたけれど、ラジー賞だとは思わなかったかな・・・
別に、ものすごく良かったとは思わなかったけれど
ドキドキしたのは事実だったし、演出も面白かったし・・
(これが特徴なんだよね・・)
私的には楽しめましたわ。
ただケイン様ファンには
複雑な思いを残すでしょね。



これ、深夜こっそり・・見始めたんですけれど、
正直、夜でよかったわ・・
すごいエロッポイのね・・冒頭。
アイシャドーの濃い女性・・綺麗って言うより
ちょっとくどい顔・・。
なにもあんなにエロっぽくシャワー浴びなくてもいいのに・・・って
突っ込みながらの始まり・・。

このアイシャドー濃い女性は、
夫との性生活に欲求不満気味で(そうか・・だからあのシャワーシーン
かと初めて理解・・笑)
精神科の先生に相談持ちかけている身。
なんだか気が晴れない彼女は
美術館へ・・
そこでの情事・・


あの・・・あの・・・。
ビックリしました・・私。
情事に行き着くまでの過程・・

セリフが、まったくないのって、なかなか面白い演出ですよね。
彼女の目線を追った映像も、緊迫感あってよかったですよ。

でもいかにも妖しい・・・相手の男・・笑

奥さん・・いかに欲求不満でも選んだ方がいいです。
あの男・・・気持ち悪いです・・・笑

ところで・・・・美術館から出てこのサングラス男の
タクシーに乗るまでの間に、金髪の女性とすれ違うシーン
があったのを発見(なにせ2度観た・・・笑)
この金髪女性は後半に出てくる犯人そのものなんですよね。
違うかな・・。
これは、遊び心ね。って理解しましたけれど。楽しい~~♪


さ===て、それから問題の事件が。
エレベーター内での殺しのシーンは迫力あり。
特典映像で演じた女優さんが<人口の皮膚をつけて
実際に切られるところを演出したけれど、
嘘だとわかっていても恐かったわ・・>とおっしゃっていました。
そうですよね・・・刃物持って近づいてくれば
それだけでも恐怖を感じるわ・・
撮影も大変。
マネだけでも刃物で切られるのって
イヤですものね。ちなみに冒頭のシャワーシーンは代役が
演じているとおっしゃっていました。
さすがに、あれだけの露出は躊躇ったのかも。

物語はこの事件の犯人探しが主。
前半の女性の情事は前菜みたいなものでした。

犯人は一体誰なの・・誰なの・・????。
勘のいい人なら
すぐにわかります・・・笑。

某映画にそっくりだから。。


デ・パルマ監督らしい作品と言われているみたいなので
まずは抑えておいてよかったかな・・って
思いました。
被害者の息子を演じている方は
ハリポタのハリー君そっくりでした。
特典映像は監督&出演者のインタビューも
あって楽しかったです。
さらにレンタルしたDVDには
劇場公開版と完全版と
2つのバージョンが入っていました。

とっても気になったので
比較しながら観てしまいました。
・・完全版・・は、
★冒頭シャワー・シーンの全裸のクローズ・アップ
★エレベーター内の殺人シーンでカミソリで顔やのどをかき切るショット
★ナンシー・アレンが襲われるラストで首から血が滴る映像

ということです。目に毒な映像が多いということかな・・笑

ラジー賞なのね・・・フフフ・・。
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ディア・ウェンディ

ディア・ウェンディ (2005 デンマーク・フランス・ドイツ・
                イギリス)
DEAR WENDY


監督: トマス・ヴィンターベア
製作: シーセ・グラウム・ヨルゲンセン
製作総指揮: ボー・エアハルト
ピーター・ガード
ブリギッテ・ハルド
ペーター・オールベック・イェンセン
脚本: ラース・フォン・トリアー

出演: ジェイミー・ベル ( ディック)
ビル・プルマン ( クラグスビー )
マイケル・アンガラノ (フレディ)
クリス・オーウェン (ヒューイ)
アリソン・ピル (スーザン)
マーク・ウェバー (スティーヴィー)
ダンソ・ゴードン (セバスチャン)
ノヴェラ・ネルソン (クララベル)
ウィリアム・フットキンス
トマス・ボー・ラーセン


アメリカの小さな炭鉱町に住む青年ディック。
彼は炭鉱での仕事が苦手なため
食料品店で働いている。
そんな自分に自信が持てない彼。
ある日、家政婦の孫の誕生日のプレゼント用にと
銃を購入する。
しかし、渡すことなくそのままに。
数年後父の死をきかっけにダンボールの中から
その銃を見つけた彼は
それが本物の銃だということを知ってしまう。
なぜか、心が浮き立つ彼。
“ウェンディ”と名付け常に携帯するようになる。
彼は、自分と同じような境遇の仲間達を
集め、銃による平和主義を保つという“ダンディーズ”を
結成するのだったが…。


感想   ジェイミー・ベル君大きくなりましたね。
私、リトル・ダンサー以来です。
もう君付けはおかしいですね・・。
「リトルダンサー」では夢を実現する少年のお話で
ハッピーエンドに心踊らされましたが
これは夢を求めながらも現実の厳しさゆえに自滅してしまうお話で
せつなさが伴いました。
この作品、
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ドッグヴィル」の
あの・・ラース・フォン・トリアー監督が脚本を手掛け
た作品です。
従来からいくと
後味悪かった・・・どんより~~という
気分のまま終ることも多かったのですが
今回のそれはそんなことはありません。
せつなさは感じましたが、それほど落ち込むことは
ありませんでした。
それはどこか現実離れした世界・・現代劇なのに
西部劇の要素が感じられ、さらには、彼らの結束が
中世の騎士を思わせるような雰囲気ということ。
不思議なミスマッチなのです。
加えて、ノリノリ気分になるようなバック音楽の
魅力。(ゾンビーズの音楽)

この映画はしっかりとしたテーマがありました。

銃の保持に対する警鐘・・突き詰めて言えば
アメリカの社会を批判したものですね。


でも、ユーモアも交え、説教臭いところはなく作ってあったので
とても好感もてました。
青春映画として良質な作品に仕上がっていたと
思います。


ディア・ウェンディ・・
これは相手へのラブレター。
物語は主人公が愛するウェンディに語りかけるような形で
進んでいきます。
彼が思い焦がれているウェンディは銃です。
けっして人間の女性ではないのですが
語る言葉においては、生き物のように感じます。
ウェンディは友達でもあり恋人でもある存在なのです。
当然、嫉妬という感情も主人公にもたらせます。

確かに、作品に出てくるウェンディは
美しい姿をした銃に感じられます。
女性に例えれば魅惑的な存在なのでしょう。

銃を保持することで自分が自身が変化していくと
感じるディック。
負け犬だった自分。社会からははみ出し者だった自分が
銃を持つことで、人並みになったような気がし
さらには、より自分自身が強く、大きくなったような気さえ
します。


何かに依存することで自分自身が変わることが
できるという心境はわからなくもないかな・・って
思います。
例えば、身近なところからいけば、お洋服ひとつにしても
自分が今までと違ったような気分になることもあるし、
クルマとか、趣味の何かとか・・
自分がこだわるものをもつことが
自己主張の一つになることもありますよね。

ただ、それが銃となると、複雑な心境にもなります。
なぜなら結局、銃は武器という目的で
作られているものだと理解しているから・・。
そのものだけなら、何事も起こりはしないだろうけど。
それは物でしかないからね。
銃を扱う人間というものが存在する場合、
絶対、おおごとにはならない・・なんて、
言い切れないからね。


ラストは
壮絶なシーン。
ユニークな演出をしていましたけれど、
やはり心は痛みました。

今までにない青春映画ですが
いい作品です。お勧め~~


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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 

今日BSで
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ が
放映されることを発見。


でも、わが家は見ることできないんですよね。

好きな作品なので
以前の感想ですけれど、
紹介したくってUPしちゃいます。

時間があれば再再見したいですわ。お家にDVDあり。
でも長いんだよね・・。
時間が今ないわ・・。


ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 
 (1984  アメリカ)  
 監督  セルジオ・レオーネ 
 出  ロバート・デ・ニーロ(ヌードルス)
    ジェームズ・ウッズ(マックス)
    エリザベス・マクガバン(デボラ)
    ジェニファー・コネリー(デボラ少女時代)
    ジョー・ペシ(フランキー)

1920年代初頭のニューヨーク。禁酒法の中、2人の少年、ヌードルスとマックスは出会い、
共にボスを作らず不良仲間として悪事を重ねていった。やがて、彼らを慕う仲間が加わり、ちょっとしたギャング団気取り・・・
しかし、仲間の一人が殺されたことに怒りを感じたヌードルスが、人を殺めたことから刑務所送り・・・。彼らの友情はなくなったかに
見えたが、数年後、出所を出迎えてくれたのは、成長したマックスだった。彼はもっと大きな力をもつ、ギャング団を作っており、
ヌードルスも一緒になって、活動していくのだが、それぞれの生き方、考え方に微妙なズレが生じ始めていた・・・。


感想  

ユダヤ系ギャング団の一大叙事詩です。1920年から60年にかけての日々・・・、少年期、青年期、老年期とわけて
描かれていますが、順序立て手描かれるのではなく、回想の形になっているので、多少わかりずらい構成になっていると思います。
物語の主人公はロバート・デ・ニーロ扮するヌードルスです。彼が思いを巡らす日々がアメリカの歴史そのものを物語っているのです。
映画は、229分と非常に長いので、1度観ただけでは理解しがたい部分がありますね。私は、今回、DVDの完全版を再見したので
前回観た時にわからなかった部分がはっきりした分、より深く鑑賞後の余韻に浸ることができました。それだけ歳をとったということかも
知れませんが。

この映画は多分、ある程度年齢を重ねてから観ると、より主人公の気持ちを理解できるんじゃあないかな・・・って思います。
友情と愛と裏切りと・・・、せつなさと哀愁を含めて、非常によくできている映画なんです。ギャング映画なので、暴力シーンはもちろん
あるのですが、それ以外にも、性的描写で不快感覚える部分(女性の立場としてはね!)もちらほらと含まれているので、
女性向の映画ではないかもしれませんね。
監督さんが、西部劇中心の方だったので、男くさい映画になっているし、女性の扱いは
ちょっと添えものみたいかな・・・・って感じもぬぐえないのですがね。そういう部分があったとしても、この映画の男同士の関係には魅力をを感じるし、なぜか深い感動を覚えてしまうのです。たぶん、遠い過去を懐かしむという設定に心ひかれるんだと思います。

自分もノスタルジーな気分を味わうことが出来ることが、私としてはひどく心地よいのかもしれませんね。

冒頭は、アヘンを吸い込むヌードルスが映し出されます。彼は仲間を裏切り、その罪の意識に苛まれて、薬へと手を出しているのです。
彼の裏切りによって、殺された仲間・・・・。そんな様子から一転して、初老のヌードルスへの場面に移行・・・・・。その事件をきっかけに街を逃げるようにして出ていったヌードルスが再び、思い出の街に舞い戻ってくるシチュエーションと、なります。この青年期から老年期
への移り変わりが見事なんですよね。挿入されるイエスタディーも心に響きます。そういう行ったり来りの映像が延々と続く中、
なぜ、歳とったヌードルスが再び、思い出の街に舞い戻ってきたかという疑問がわいてきます。それは、一枚の招待状が来たから・・・。
しかし差出人のベイリーという男には、思い当たるふしがない。彼は誰か・・・何が目的か・・・。そんなミステリーも含まれてくるんです。
複雑な内容になっていますよね(笑)。説明するより、映画を観た方が手っ取り早いようです。

最初にも、書きましたが、少年期、青年期、老年期と分れている中で、特に少年期のエピソードの数々は印象深いものばかりです。
私が好きなのは、やはりアマポーラーをバックに踊るデボラのシーン。少女期はジェニファー・コネリーが演じているのですが(デビュー作
ですね)、素敵ですよ。気の強い美少女を演じていた彼女は当時光っていました。ヌードルスとの恋の行方もせつなかったです。

青年期に入るとかなりダークな展開になってしまうのですがね。
数え上げればいくらでもある名場面.
ビデオパッケージの方もなかなかの絵柄ですよ。この構図がたまらなく好きです。
音楽はエンニオ・モリコーネ。素晴らしくいいです。1度聞いたら耳から離れない、印象的なメロディーです。

かなり長い映画ということで、気軽に観ることの出来る作品とは言えないのですが、是非是非、観て欲しい作品です。
お薦めです。なぜか、自分自身の過去までもがいとおしく感じてしまうのではないかと、思えるのですがどうでしょうか。  
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さかな

水族館に行きました。

心が洗われますね・・



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回路

回路  (2000)


監督: 黒沢清

 
出演: 加藤晴彦 (川島亮介)
麻生久美子 (工藤ミチ)
小雪 (唐沢春江)
有坂来瞳 (佐々野順子)
松尾政寿 (矢部俊夫)
武田真治 (吉崎)
風吹ジュン (ミチの母)
菅田俊 (社長)
哀川翔 (従業員)
役所広司 (船長)


OL生活を送るミチ(麻生久美子)。
ある日、ミチの同僚が自殺。
勤め先の社長は失踪。そのうち彼女の周りの友達が、
次々に消えていく……。
一方、大学生活を送る亮介(加藤晴彦)。
インターネットから「幽霊に会いたいですか」という
奇妙なメッセージをうける。
不快な出来事に同じ大学でインターネットの研究している春江(小雪)に相談を持ちかけるが……。


感想  新作「LOFT」が気になる今日この頃。
トヨエツはどんな役柄なんでしょうか。

さて、先日、深夜放送していた「回路」を観ました。
なんと・・・再見です・笑

「助けて~~助けて~助けて~~」

わからないのよ・・助けて~~笑


というわけで、何度も観ても
よくわかりません。

絶対、謎を解明してやる・・・・と思っていたんですけれどね、
今回も
完敗。

途中までは、謎めいていて
いい雰囲気なんだけれど、
どうも、思わぬ方向へいってしまって
理解およびません。

いつのまにあんなスケールの大きい話になってしまったんだと
キツネにつままれたよう。

麻生久美子と、加藤君のつながり、すっきりきません。
加藤君と小雪もいつのまにあんなに親しく・・・笑

武田真治の語りは
面白かったけど、結局なにがいいたいんだか不明。

幽霊はすぐ消えてしまうし・。
最後の船長は何・・・

と、やはり今回も悶々とした思いだけが残りました。
でも、ラストの曲だけはいいわ~~~と
いつも思うんですよね。
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ステップフォード・ワイフ

ステップフォード・ワイフ  (2004  アメリカ)

THE STEPFORD WIVES


監督: フランク・オズ
製作: ドナルド・デ・ライン
ガブリエル・グルンフェルド
スコット・ルーディン
エドガー・J・シェリック
原作: アイラ・レヴィン 『ステップフォードの妻たち』(ハヤカワ文庫刊)
脚本: ポール・ラドニック

 
出演: ニコール・キッドマン (ジョアンナ・エバハート)
マシュー・ブロデリック (ウォルター・クレズビー)
ベット・ミドラー (ボビー・マコーウィッツ)
グレン・クローズ (クレア・ウェリントン)
クリストファー・ウォーケン (マイク・ウェリントン)
フェイス・ヒル (サラ・サンダーソン)
ロジャー・バート (ロジャー・パニスター)
マット・マロイ
ジョン・ロヴィッツ

TVプロデューサーのジョアンナは
ある仕事の失敗から責任をとって辞職。
精神的に落ち込んでいる妻を励まそうと
夫のウォルターは新たな土地で生活しようと提案。
コネティカット州のステップフォードという町に移り住むことにする。
しかし、この町はなんだか妙。
夫ウォルターは紳士クラブというものに加入し
楽しくやっているようだが、ジョアンナは違和感をぬぐいきれない。
この町の妻達は皆一様に貞淑で夫に服従しているように
思えるからだ。
この町に潜む謎は・・一体・・。



感想  サスペンスコーナーにあったこの作品。
どんな内容なの?と長い間気になっていたのですが
今回やっと手にすることができました。
こんな内容だったんだ・・・・と観てビックリ。
予備知識なかった分、私は、楽しく鑑賞できました。
ジャンル的にはサスペンス&SF&ブラックコメディ&
ちっぴりホラーな要素を含んだ
作品だったような気がします。

舞台は架空の町であるステップフォード。
働かなくてもいいの?と不思議に思いながら
なんだかいつも楽しそうな雰囲気にすっかり魅了されてしまいましたわ。皆、優雅に過ごしている姿には
うらやましくなる気持ちもちょっぴり。
ここはいざこざも犯罪もなにも起こらない
平和な町なのね。
男性の願望丸出しで作られた
世界みたいだったけれど、お互いがそれで納得しているのなら
それはそれでいいのではないかな・・・と思いますわ。
自分のキャリアより男性に尽くし、いい妻、いい女に
なりえることを望んでいる女性だって、世の中には
沢山いると思いますからね。

問題は、世の中全部が全部、同じ価値観をもっているとは
限らないのに、そうだ・・って決め付ける態度。


女性はこうあるべきである・・・っていう押し付けがましい態度。
それがイヤなんだよね・(作品はね、コメディタッチの作りなので
あまり怒りたい気持ちにはならないけどね。
ここまで誇張されると
かえってあきれてしまって、笑うしかないのよね)

色んなタイプの女性がいるのは当然。
ステップフォード的な女性を心から望んでいるのなら
別だけれど
そうでない女性に強要するのは、やっぱりいただけないよね。

でもちょっとまって・・
これって、女性だって言えるかもしれないよね。
男性はこうであるべきだって、あまり理想を押し付けるのも
よくないといえますよね。

みんな同じ姿
同じ価値観である必要はないはず。
選択は自由だし・・。
フリフリのドレス愛好する人がいてもいいし、
モノトーンワンピースを好む人がいても良し
ということなんだよね・・・

ともに欠点があってこその夫婦。男と女・・
そういう風に思いますけどね・・・笑

さてさて・・
作品をもうすこし具体的に観て見ます。

冒頭はちょっと高慢なジョアンナの演説姿が
登場。
このときのニコール・キッドマン・・かっこよかった~
髪型(ショート♪)もとってもお似合いで
輝いておりました。

ステップフォードに行く前の
ほんの短いシーンでしたけれど、
ニコールの演技の素晴らしさを実感。
顔面ピクピク状態なんて、思わず、苦笑いしてしまいましたよ。

ステップフォードで
出迎えてくれたのは
ここの中心的な人物。
グレン・クローズ扮する、クレア。
まあまあまあ・・何と可愛らしい~~笑

私が知っているグレン・クローズはそこにはいませんでした。
危険な情事の・・・危険な関係の・・・・
あの恐いお姉さま?の印象があったグレン・クローズなのに。
いつもニコニコ、淑女的な振る舞い。
楽しんで演じているのに違いないの確信しましたよ。


彼女をはじめ
その他の住人達もそれぞれ個性的。
ベット・ミドラーも
クリストファー・ウォーケン も
ゲイのお兄さんも・・・
クスクス笑わせてくれました・・。



個人的に、この作品中の女性たちの
ファッション、立ち振る舞いが
好き。
私は憧れの気持ちもってしまうな~
だからといって、何もかも夫に服従したい・・とは
思っていませんけれどね。

一生懸命に美を維持しようとするのもよろしんじゃないでしょうか。
いくつになっても女は女でいたいという
意識はもっていたいものね。


ラストは、
大逆転の展開で、出来すぎの感じはありますけれど、
これで良かったわと心底思いましたわ。
だって、あのままだったら
悶々とした気持ちが残って
かえって消化不良となったはず。

マシュー・・・やったね・・・笑
決めは素晴らしかったです・・・笑

童顔だと思っていながら
体はすでにおっさん化している
マシュー。
この役は彼にピッタシでしたわ。
妻に頭が上がらない夫役。


マシュー・ブロデリック・・・・最近活躍していますね。
頑張ってね♪


ところで、特典に入っていた未公開映像。
ベット・ミドラーの部分が最高に受けましたわ。
もう完全に人間じゃあないもの・・
やりすぎ・・・。
でもあそこまでいっちゃうとかえって面白いかも。
とんでもない映画ということで、かえって印象に残るかもね・・笑

綺麗だわ・・ニコール↓
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こちらはちょっと作られすぎた美という感じ。
お人形みたいね・・↓
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デッドコースター

デッドコースター (2003  アメリカ)

FINAL DESTINATION 2

デッドコースター ファイナル・デスティネーション2(ビデオ題)



監督: デヴィッド・リチャード・エリス
製作: クレイグ・ペリー
ウォーレン・ザイド
製作総指揮: リチャード・ブレナー
トビー・エメリッヒ
マット・ムーア
ジェフリー・レディック
キャラクター創造: ジェフリー・レディック
原案: J・マッキー・グルーバー
エリック・ブレス
ジェフリー・レディック
脚本: J・マッキー・グルーバー
エリック・ブレス

 
出演: アリ・ラーター (クレア・リバーズ )
A・J・クック (キンバリー・コールマン)
マイケル・ランデス (トーマス・バーク刑事 )
トニー・トッド (ミスター・ブラッドワース)

「ファイナル・デスティネーション」の続編。
キンバリーは、友人たちとドライブ旅行に出掛けた。
しかし、運転中彼女は恐ろしい予知夢を見る。
ハイウェイ上で大事故が起こり
自分も含め多くの人が死ぬ夢だ。
我に返った彼女は
事故を防ごうとハイウェイを封鎖する。助かった人々・・・は
ホッとするが、死のシナリオは変える事ができない・・。


感想  テレビ放映されたいたのを録画して観ました。
この作品の続編もただいま公開されていますよね。
それにしても、1、2、3と邦題が紛らわしいですね・・・笑
わかりやすく、1,2,3となっていればいいのに
なぜか2作目はデッドコースターなのですよね。

一応、1作目は観ていますけれど(もちろん、自宅で・・・映画館ではこの手の作品は無理です。。。)
忘れているところも結構あったかな・・・。
だって、あんまり覚えていたい映画じゃあないんだもの・・
イヤだよね・・こういうの。
死をもたらすものが
殺人鬼でも怪物でもなく・・
運命で決められているというそれだけだなんて・・

・これは本当に恐いですよ。

一度目をつけられたら逃れられないのですよ・・・
それも相手は姿も形もないわけですよ。
日常の些細な出来事が、すぐ死に結びついてしまうんですから
観ている自分たちもリアルに感じますよね。

こんな風に自分の一生もどこかで筋書き書かれているんだろうな
・・って思うと、気分も暗くなりますわ。
そんなこと考えたくもないんだけどね。


前作を観ていなくても、理解はできますけれど、
前作を知っていたほうがより楽しめる(といういい方はヘンだね)
ように作られていたと思います。
前作の唯一の生存者の彼女も・・・・登場してきましたからね。
前作で起こった様々な死に関しての事故が
今作で死ぬ運命だった人たちの人生も変えてきてしまって
いたなんて・・・どこでつながっているかわかりませんよね。

恐い・・恐い・・(そればっかり・・)

今回は、死の運命から逃れるためには
新しい命を生み出すことだ・・という答えを見つけ出し
それにむけて皆が努力するわけだけれど・・
やっぱり簡単にはいかなくてね・・・。


大筋だった内容はそんなものなんですが、きっと
大抵の人が見所として注目するのは
どんな死に様が待っているかってことだと思うんですよ。
きっとアレが原因で死ぬぞ・・と思わせながら
実はそうでない、いやらしい作り・・・笑
あら・・・助かったのね・・良かったわ・・と思わせたところで
不意打ちをくらうように起こる出来事。待ち受けるのは
残酷な死。
ものすごく・・・趣味悪いです。
ですから、そういうものに嫌悪感を持たない人だけが
観ればいいかな・・・という作品だと思いますね。



実はね・・私こういうのはダメ~~~~~。
アイデアは面白いし、1も観ているので
なんとなく観はじめたけれど、
あまり気持ちいいものではないよね~~~・
といいながら最後まで観ましたけれど・・
深夜遅くの鑑賞だったので
なかなか寝付けませんでした。
だって、・・・自分の身の回りで
今にもなにか起こりそうな気がするんだもの。

恐いよ~~~。

今回はね・・・特に死に方が残酷極まりなくて・・。
これはテレビ用でだいぶカットされていると思われますが
劇場だとカットなしでしょ。相当すごかったんでしょうね。
冒頭の事故シーンも大画面だと
迫力だろうね。

劇場では絶対観れないです・・。


といわけで、誰でもにお勧めできる作品ではないと思われます。
この作品、バタフライ・エフェクトの脚本の方と
同じなんですよね。
前から聞いていたのでそのことも観るきっかけに
つながりました。ただアイデアは面白くても
残酷場面があるというのは私にはつらいところ・・なんだよね。
確かに、考える間もなく進むこのスピード感は
すごいよね・・って感心するところは
ありますけれどね。

新作はどうなんでしょう。
気持ち悪そうですよね・・・・。
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Jの悲劇

Jの悲劇 (2004 イギリス)

ENDURING LOVE

監督 ロジャー・ミッシェル
製作 ケヴィン・ローダー
製作総指揮: フランソワ・イヴェルネル
キャメロン・マクラッケン
ダンカン・リード
テッサ・ロス
原作: イアン・マキューアン 『愛の続き』(新潮社刊)
脚本: ジョー・ペンホール

 
出演: ダニエル・クレイグ ( ジョー )
サマンサ・モートン (クレア )
リス・エヴァンス (ジェッド)
ビル・ナイ ( ロビン)
スーザン・リンチ ( レイチェル)
ジャスティン・サリンジャー (フランク)
ヘレン・マックロリー
アンドリュー・リンカーン


ブッカー賞作家イアン・マキューアンの世界的ベストセラー『愛の続き』を「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル監督が映画化。

彫刻家の恋人クレアと草原でピクニックを楽しむ
大学教授のジョー。そこへ
真っ赤な気球が落下してくる。
ジョーとともに居合わせた数人の男たちが気球を抑えようと
ロープにしがみつく。一瞬、とらえたかに思えた気球だったが
安堵もつかのま、突風が吹き、再び気球が上昇。
ジョーと2人の男はすぐさま手を放したが
ひとりだけロープにつかまったまま空高く運ばれてしまった。
結局、男は墜落死。
事故から数日、いまだショックを感じているジョーのもとに
事故の現場で出会ったジェッドという男から電話が入った。




感想  面白かったです。こういった心理劇は
見ているこちらも追い詰められていく気がするので、
たまらないです・・・・笑
いやいや・・笑い事ではないですよね。
実に恐かったです。
私、このジェッドという男、
なにか企みがあって大学教授のジョーに近づいたのに
違いないと思っていました。
冒頭の気球事故・・(これが映像的に非常にインパクトあるのですよ。
うららかな午後。緑の草原は果てしなく広がり、
空は青く澄み渡り、気分のいいことこの上もない。そんな状況でいる
2人の背後に急に現れる真っ赤な気球・・まさかこんなところに突然!!こんな強大なものが現れるなんて!!!と観ているこちらは
ビックリ・・それも音もなく静かに静かに現れるんだもの)
この気球事故について、脅しにかかってきたのだと思っていました。
誰が始めに気球から手を離したか・・・
そのことで問い詰めにきたに違いないと・・・。

死んでしまったのは妻も子もいる医師。
草原脇の道をクルマで走っていて事故を目撃し
クルマを止めて手助けするために走り寄ってきたわけなんです。
どうもこのクルマには同乗者がいたらしく・・
私が推測するには、ジェッドとこの医師・・なんらかの
関係があったに違いない・・だからこそ、恨みがあってジョーの元を訪れたんだろう・・復讐か・・・??・・とふんでいました(探偵か・・私は・・・笑)


しかし・・・これがまったく違うんだもの・・まいったな~~・
ある種の行動を起こすには
なんらかの理由があるわけだと当然思うわけです。
大抵、納得できるものだと思うでしょ?
でもこのジェッドがジョーに付きまとう理由がね・・・
納得できないものだったんだもの・・・・。
ジョーじゃなくたって、私だって
叫びたくなってしまいますよ。
「オイオイ・・嘘だろ・・本気で言ってる?」ってね。


「あの気球事故は僕らを結びつけるために神が仕組んだことなんだ」


え?   え?   何?  結びつけるっていったい・・


ジェッドはジョーに愛を感じているの・・・?

ほんのわずか、一緒の時間を過ごしただけなのに・・。

相手をその気にすることなんてしていたっけ?
出あったのってあの気球のときだけだよね・・


とまあ、観ていながら、ジョーが気の毒でね。
こんな勘違い(ジェッドはね、ジョーが本当は自分を愛しているんだけれど、自分の気持ちに嘘をついているんだと思い込んでいるのよ・・
どうよ。。それ・・)
で、付きまとわれたら、そりゃ、どうにかなちゃいますよ。

事の顛末は
映画を観てのお楽しみ・・。



最後の最後まで観て、背筋が寒くなってしまいましたよ。


恋人はサマンサ・モートン。
できれば、ジョーの気持ちを察し、もっと親身になって
ほしかった気もします。
そりゃ、ジョーの接し方をみると、
愛想つかしたくなる気持ちもわかるけれど、
それだけ彼の置かれた状況は
深刻だったということ。恋人ならば・・・と期待をするのも
間違っていないと思うんですよね。

お友達にビル・ナイが出ていました。
面白いこといっていなかったです・・笑
普通人でした・・・。意外・・・

インテリのジョーにとっては人を愛するっていう
ことを本気で考えたことはなかったのかもしれないけれど、
こういった尋常では考えられない愛を一方的に向けられてしまって
逆にシンプルな愛の大切さを身にしみて
感じたのかもしれませんよね。
ジョーが赤ちゃんをあやすシーンが
印象的でした。

ストーカーはリス・エヴァンス 。
終始穏やかな口調がかえって恐かったです。
諭すように話しかける姿も不気味。
窓の外にたたずんでいて御覧なさい・・ぞ~~~~~笑
たまに笑いかける姿も・・・ぞ~~~~~~~。

年齢不詳のダニエル・クレイグ・・・笑
ふけ顔に思えますが若いの?
出演作いくつか観ていますけれど、
脇役の場合イマイチ印象が薄いんですよね。
今回のように主役ならば、でずっぱりなので顔忘れることもないのですが・・・。
新ボンドいかがでしょうか。

ところで、この映画で重要なカーテンの開け閉め。
合図になるんですよね~~~。

日常の些細な行動を
監視されていて、相手のいいように理解されていたら
それこそ恐いことはないですよね。

どこに災難が転がっているか
わからないと思うと、毎日がドキドキものです。

ストーカーには気をつけたいですよね。
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ジャンプ

ジャンプ  (2004  日本)


監督: 竹下昌男
製作: 安田匡裕
川城和実
高野力
根岸吉太郎
原作: 佐藤正午 『ジャンプ』
脚本: 井上由美子

 
出演: 原田泰造 ( 三谷純之輔 )
牧瀬里穂 ( 鈴乃木早苗 )
笛木優子 ( 南雲みはる )
光石研 ( 松永 )
鈴木砂羽 ( 天笠みゆき)
中井貴一
伊武雅刀 ( 江ノ旗耕一 )

『本の雑誌』で2000年度の年間第一位となった佐藤正午の同名小説を映画化。
三谷純之輔は、福岡への出張前夜
飛行場が近いため恋人、南雲みはるのアパートに泊まることに。
お酒の飲めない三谷だったが
その夜はたまたま一杯のカクテルを飲んでしまう。
酩酊した三谷は、みはるに介抱され、彼女のアパートへ・・・
三谷を休ませたみはるは、明日食べるりんごがないと
気づく。“5分で戻ってくるわ”・とコンビニへと向かった
彼女だが、その後の彼女の足取りは不明。
彼女はなぜ突然いなくなったか・・。





感想  原作はだいぶ前に読みました。
いつか映画をと思っていて、
やっと今頃になって観ました。
なんだか・・内容忘れてしまっていました・・・笑

まず、以前の本の感想から・・
佐藤正午「ジャンプ」

ストーリーは・・。重複しますがもう一度・・
<つきあって半年になるガールフレンドが、泥酔した自分のためにコンビニへリンゴを買いにいったまま、翌日もその次の日も戻ってこなかった。主人公の会社員三谷は、彼女の姉と協力しながら、消えた恋人の行方を追う。なぜ、「失踪」したのか?>

話はミステリータッチで展開されます。ほとんど主人公、三谷の視点から。失踪した南雲みはるの心情はまったく描かれていません。ラストで初めて、失踪の理由がわかるんだけど、そのときだけかな・・・みはるの心の内がわかるのは。
正直、あの理由で、あそこまで行動してしまうというのは、
無理があるんじゃあないかなと思わなくはないです。
でも、人生なんて何があるか分からないのかもしれませんよね。そんなこと絶対にないとは言い切れないと思いますしね。
人間の心の中で、ふと感じた疑問が最後の一線を越えてしまい
自分を糸の切れたたこのような状態にするってことも
あるんじゃあないかと思うと、怖いよな・・て気もします。

このお話のキーワードはりんご。また本の冒頭には靴にまつわる話も出てきます。同じような意味合いで使われているんですよね。  靴は・・・ある男が欲しい靴のお金がないので恋人からお金を借りるんです。その恋人はお金がなくなってしまったのでバスに乗って帰ることにします。その時中学生のボーイフレンドに合ってしまったことからそのまま彼と一生を共にすることになる・・というエピソードです。
りんごも同じ・・・あの時彼女がりんごを買いに行かなければ、
失踪することにならなかった・・・・。
ここで思うことは、偶然の怖さ、選択の怖さかな。
自分の一瞬の判断でその後の運命が大きく変わってきてしまうというのは、考えてみると、すごく恐ろしいことかもしれないよね。でも、それはすでに初めからさだめられていたことだと思って納得するしか、人生生きていけないと思いますね。
悔やむより結果を大切にした方がいいってこと。

結局、主人公の優柔不断さに尽きると思います。
彼女が帰らないと分かったときに、仕事を優先しちゃうなんて
やっぱりいけないよね。まして、彼女のことばかり疑っているみたいだけれど、自分の方に根本的に落ち度があったってことでしょ。これは自業自得としか言えないので、同情する余地はないんじゃあないかな。付き合っているもの同士は、お互いに、秘密を持ってしまったらいけないよね。少なくとも相手には誠意をもって接しなくてはね。
そして女性はやっぱり強いってこと。この小説に出てくる女性はどれも意思がはっきりしているんですよ。
主人公の男性がかすんで見えてしまうほどでした。
欲しいものはどんなことをしても手にいれるのか・・・。
本では、女性側の心理がよくわからないのが残念。
映画では、また違った味わいかたができそうなので、
ビデオになったら観てみたいです。
原田泰造だよ・・・。けしてハンサムとは言いがたい、彼が
どん演技をしているのかも楽しみなんだよね。
毎朝、朝からりんご食べる男か・・・健康的笑




ここまでが本を読んだ時の感想・・・


実際、映画を見て・・。

いや~原田さん・・良かったです。
いかにもこういう方、身近にいそうです。
あまりにもかっこよすぎたら、現実感わいてきそうもないですからね。
特に目立つ風貌でもなく(いや、角度によっては
素敵と思わせるときもある・・・)かといって、地味な感じもなく
ほどほどで良し!!といったところでしょうか。
なにしろ、りんごの食べっぷりがよろしいです。
朝から豪快にりんごをかじったりする人ですよ・・・笑
原田さんならピッタシ・・じゃないですか・・。

映画は原作にほぼ忠実だと思います。
ただ、鈴乃木早苗 と三谷の関係が映画のほうでは、
イマイチだった気もします。
本のほうがわかりやすかったです。

もしもあの時・・・的な物語だと思いますが、
この三谷のキャラからいうと
これは起きるべきして起きた出来事かもしれません。
みはるが失踪したというこじゃなくて
みはると結ばれなかったということについてですよ。
三谷の優柔不断な態度にみはるが
愛想つきたのかもしれません。
このままじゃあいけない・・・という思いが
みはるの中で湧いてきたんじゃないのかな。

だからといってみはるの感情にまかせるままの行動は
疑問を生じるところです。
連絡がつかなかったから、そのままにしてしまったというのは
あまりにも無責任ですよね。
自分探しの旅にでるのも
結構ですが、所在はきちんと言わなくては。
恋人と一線をおきたいのなら、やはり一言でも
告げるのが礼儀ってものではないでしょうか。

本を読んだ時は、三谷がみはるがいなくなっても
すぐに探さないことを責めましたが
映画を観ると、みはるもみはるだよな・・・・と
思わずにいられなくなりました。
結局のところ、お互いに自分勝手な
ところがあったんじゃあないのかな。


ただ、日常の些細な出来事で
それぞれの運命が変わってしまうという展開は
自分の身にも起こりゆる可能性のあることなので
やはり観ていて非常に興味深かったです。

結局、後悔しても始まらないのだから
前に進むしかないですよね。


恋人役の笛木優子は初めて
韓国では有名な女優さんなんですってね。
知らなかったです。
牧瀬里穂・・私この作品が公開した時は
彼女が早苗役ってどうよ・・って思っていました。
この頃はね、私の中での彼女のイメージって、”欲しい物は何としてでも手に入れる・・”ようなキャラではなくって、
素直で純粋な感じのキャラ・・と思っていましたからね。
なにせデビュー作の
「東京上空いらっしゃいませ」を試写で観た自分としては
彼女=可愛いという
イメージが残っているのですよ。
ただ、ここ数年の変わりようにはビックリです。
そういえば、その当時(デビュー作時ね)
の共演者の中井さんも
ジャンプに友情出演していましたね。

久々に映画で今日観たら、
あら~~彼女ピッタシ・・じゃない、この役・・笑
最近はテレビで
意地悪な役とか嫉妬深い妻とか・・・笑
多いからかな・・・・。  一見、いい子なんだけれど
心うちでは何か企んでいるぞ・・って感じの子になっちゃって・・笑

あんなに可愛かったのに・・・昔。

年をとるにつれて、恐い・・イメージになってきました・・
年月っていろいろな物をかえるのね。


作品は特別に盛り上があるわけでもなく
静かな展開になっていますからサスペンス的なドキドキは
あまり感じないかもしれません。

でも自分の場合に置き換えてもしも・・・あの時
ああしたらどうなっていたのだろうと・・・と
ちょっと考えてみるきっかけにするには
いいかもしれませんね
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綴り字のシーズン

綴り字のシーズン (2005)

( アメリカ )


監督: スコット・マクギー
デヴィッド・シーゲル
製作: アルバート・バーガー
ロン・イェルザ
ドクター・ウィンフリード・ハマチャー
製作総指揮: ジョシュア・デイトン
アーノン・ミルチャン
ペギー・ラジェスキー
マーク・ロマネク
原作: マイラ・ゴールドバーグ 『綴り字のシーズン』(東京創元社刊)
脚本: ナオミ・フォナー・ギレンホール

 
出演: リチャード・ギア ( ソール・ナウマン)
ジュリエット・ビノシュ (ミリアム・ナウマン)
フローラ・クロス (イライザ・ナウマン)
マックス・ミンゲラ (アーロン・ナウマン)
ケイト・ボスワース (チャーリ)


原作はマイラ・ゴールドバーグの同名小説。
宗教学者の大学教授ソール・ナウマンは、
家庭では料理もこなし家族を大切にする
理想的な父親。
しかし、11歳の娘イライザは、
そんな父の愛情がすべて優秀な兄アーロンに向けられていると感じ
寂しい思いを感じていた。
ある日、イライザは学校のスペリング・コンテストで優勝。父と娘の関係はそれを機に変わっていく
しかし、それぞれの家族のバランスも次第に崩れはじめていった。



感想  家族の崩壊と再生の物語。
優秀な娘の存在で家族の絆が離れていく・・という
お話はこれまで、いくつか観てきましたけれど、
今回はちょっと切り口の違った
なんとも不思議な雰囲気の作品になっておりました。
スペリングコンテスト
というもの自体があまり馴染みなく
少々戸惑ってしまうところもあったからでしょうかね。
文字を思い出すときに映し出される
のが、ちょっと幻想的な映像なんですよね。
ファンタジーぽい演出はなかなか
面白かったです。
さて、そのスペリングコンテストですが
みんな一斉に同じ問題をやるっていうわけでは
ないですよね・・これ。
審査員?のかたが出した問題に答えられたら
合格。その場に残っていく形式。
問題が一律同じでないと言うことに、不公平さを感じてしまうので
これで優劣争うことは
どうなんだろうと素朴な疑問を感じました。
それでもアメリカではこういう大会が
当たり前のようになっているのだから納得して観るしか
ないでしょうね。
ただ、あがり症の人もいるだろうから
それは可哀想じゃないの・・・って思いましたけれどね。

娘の才能に気づき、喜んで父親が力を注ぐということ。
これは意外とどの家庭でもあることじゃないのかな。
父親というよりは母親の場合が多いかも知れないけど。
それを特別違和感があるとは思いませんでした。
親としては当然かと・・いうところ、ありますよね。

問題なのはそれをきっかけにしてあからさまに兄妹で
差別することだと思います。親は気づいていなくても
子ども一方に力を注げば注ぐほど
もう1人の子どもは悲しい思いをするというのは
親としては、一番に気をつけなくてはいけないこと・・。
そういうつもりではないけれど、
知らず知らずのうちに子どもを傷つけてしまって
いることってあるかもしれませんよね。
ここは、親として勉強になりましたよ。

でも・・・といって、どこの家庭も
皆、このことが原因で家族崩壊してしまうってことにはなりませんよね。
やっぱりこの家族の場合、
どこか根底に問題があったということ。
基盤が確かではなかったということなんじゃあないかな。
家族皆があまりにもお父さんに大して遠慮しすぎではないのかな。

このギア扮するお父さんは確かに自分の主義主張を
押し付けるところが見受けられましたけれど
それほど、重いものとは感じなかったです。
だから、なんでそんなに遠慮しているのかな・・って
思いましたよ。
ギア様は終始ソフトでしたし、
家庭に君臨して傲慢な態度を示す父親像・・とまでは
感じませんでしたので、決定的な崩壊の理由がイマイチ
よくわかりませんでした。
無言の圧力があったのかな・・・笑

奥さんの行動。
夫にそんなに不満を感じていたんですね。
そうには全然感じなかったです。子どもの件がきっかけで
どうしてあそこまでの奇行に走るのかがちょっと
理解できませんでした。
そもそも、奥さんの場合は家族に原因があるというより
自分の過去のトラウマが原因でしょ。
どういった経緯があって彼女を苦しめてきたのか
また夫との関係がどんな風に彼女を追い込んでいったのか
よくわかりませんでした。物語で観る限りでは
夫が理解しようにもあの状況からでは
無理だったのではないでしょうかね。だからギア様を責めるのは
ちょっと可哀想。なんてダンナびいきだね。

息子についてですが・・、
父親が宗教論を解く人のわけですから父親に
不満を感じたのならば、違う路線に走りたくなる気持ち(ある宗教に
没頭し始めた)はこれはこれでわかります。
妹ばかりかよ・・・なんでだよ~~~・・という
気持ちからでしょうか。
でも父親が説得したらそのあと簡単にお家に戻っていったのが
ちょっと拍子抜け。宗教に入り込んだからには
抜け出すのには困難さが伴うと思っていたもので
もっとすったもんだがあるかと思ったんですよね。
やっぱり、親へのちょとした反抗からなのかな。
あの程度だったら、可愛いものだと思うけれど。
もっともっと、深刻な方へいくのかと私は思っていましたからね。


この物語で一番やっかいだったのが
文字を語ると神に近づくという・・なにか
精神論的な表現をしていたこと。
ギア様がさかんに、娘に
この才能は素晴らしいとか・・神に近づくことができるとか・・
焦りすぎると危険なことになるとか・・・
わからないことを発するので
私自身・・????を連発してしまいました。
わかりたいけれど、ちょっと付いていけない世界かも
しれない・・・・・そういう不安な気持ちが最後まで
ありました。


ラスト・・大きくネタバレ・

あそこは、単純ではなかったんですよね。
言い間違えた文字に
意味があったということを
人様のサイトで知りました。
奥が深かったんだ・・・・


ギアの子ども2人。
息子は眉毛太くて娘は唇が特徴的な子でした。
娘の方はビノッシュ似かな。
息子は・・・・誰にも似ていなかった・・笑


難しい作品でしたね。
ギア様は今回も
苦悩し、涙見せておりました。
運命の女と同じように
妻・・・で苦しんでおりました。
昔は恋愛で苦しむことなどなかったので苦悩顔は
少なかったのですが
お年を召してからは
苦悩顔も多いですね。


それも年月の立った証拠なのかも。

デブラの作品も先日観ましたので
ここで2人の懐かしい
「愛と青春の旅立ち」でも見直そうかと思っています。


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コロンバインの空に

コロンバインの空に コロンバイン高校事件を乗り越えて (2005)


( アメリカ )


監督: アーリス・ハワード
製作: ピーター・ロトゥカ
製作総指揮: トム・コックス
トム・パトリシア
ウィリアム・シェラック
ジェイソン・シューマン
脚本: アーリス・ハワード
ジェイムズ・ハワード
撮影: ギイ・デュフォー
編集: ジェイ・ラビノウィッツ
ギブ・ジャフェ
音楽: アダム・フィールズ
 
出演: デブラ・ウィンガー (ドーン)
クリスタ・ラエ
ラリー・オースティン
リー・キャメロン


コロンバイン高校事件で娘を殺された、
一人の母親の物語。
ドーンは代理教師で4人の子供を育てている。
ある日突然、ドーンを病魔が襲う。
手術は成功。
だが、歩行困難と言葉が出ない障害が残る。
家族の支えと彼女の努力によって奇跡的に回復する。
だが、コロンバイン高校事件が発生し、娘が殺されてしまう。
度重なる不幸。
しかし、ドーンはもう一度人生を前向きにいきようとする。

感想
  あらすじに書いたまんま・・の内容です。
別にネタバレしようという意図があったわけではないのですが
まとめているうちにこんなことに・・・あれ~~。
ただこの手の物語は観る前からだいたい予測できる内容ですね。
邦題も丁寧に説明してくれていますし・・


劇場公開ではなくTV用。

それゆえ、とくに、見応えがあったな・・という
印象は持ちませんでした。
時間が短いので、起こった出来事を
時間軸ごとに並べていったというだけに感じます。

邦題はかなり大げさですが、
このコロンバインの事件については終盤に出てくるのみです。
正直題名に興味を覚えてレンタルしたので
ちょっと肩透かしだったと自分の中で思いました。
もっと事件に突っ込んだ内容かと
思っていたんですよね。
ドーンの家族中心の物語で
事件そのものの描きかたは小さかったように
思います。
よくよく考えてみれば
原題は主人公ドーン本人の名前ですから
これは邦題がいけないのではないかと思います。
だからといって原題のままではなにがなんだかわからないと
思いますが・・。


不幸な出来事を乗り越える母&それを支える図式は
理解できましたが、前にも書いたとおり時間が短くエピソードが
・・・これでもかこれでもかと凝縮して
描かれるだけなので、
どこか一線を置いてみてしまったところがあります。
感情移入する余裕がないのですよね。
子ども達・・姉妹それぞれの特性があまりなく(どんな子達なのか
あまりよくわからない・・ただいい子としか感じられない)
ドーンの恋人の存在&進展状況も早急でした。

ただ、これは実話ですし、
犯罪の被害者の家族ということなので、
作品としての描き方にこうだああだ~という感想は
持つべきではないのかなとも感じます。
むしろ、
事実と言うことに、驚きを感じ
さらには彼らたちの置かれた立場と
その後の対処の仕方に敬意を払うべきだと感じました。


ただただ、この世に、不幸な出来事をなくして
欲しいと願わずにはいられません。


この作品の監督さんは主役の
デブラのダンナさん。
デブラ最近復帰しましたよね。「僕はラジオ」に
続いての作品。今回は主役と言うことで
出番も多いし熱演していました。

これからの活躍を期待しています。


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昔バトン

終日暖気の武田さんから
昔バトンなるものを受けとりました。

早速答えてみます~~。


1. あなたは昔、何系でしたか?

真面目系でしたね・・・暗~~い・・・・笑
宿題はきっちり、規則もしっかり守って
けっしてはみ出さない子でした。

自分は自分って感じで
どこかマイペース~~
今でもそういうところ・・あるけど・・。


2. あなたは昔、習い事をしていましたか?

幼稚園の時・・ヤマハ音楽教室
小学低学年・・・お習字
高校生・・・スイミング・・(健康のため・・笑)
就職してから・・・・・クラッシック・ギター&華道(草月)


3. 今と昔、一番変わったと思うことは?


そうですね・・・・・ずうずうしい部分がでてきたって
ことかな(年齢ゆえの悲しい現実・・・・・)
黙っていたら損損っていう考えだよね・・笑
昔はもうちょっと控えめだったんですけどね。


4. 今と昔、変わらないと思うことは?

人前で何かするっていうのが苦手。
とっても緊張するんだもの。
あがり症なのよね・・。


5. 昔からのトラウマはありますか?

遊園地のジェットコースター。
一度恐い思いをしてから
もう二度と乗りたくないです。




6. 昔、なりたかったものは?

 先生&童話作家。
お話作るのが大好きでした。
夢見がちでした♪

 
7. あなたの昔の失態を教えてください。

 失態・・・ね。
幼稚園に上がる前、お耳に異物を入れて(たぶん、小石かな)
医者にお世話になりました。鼻じゃあなくてよかったけど・・笑



8. 今と昔の男性の好みを教えてください。

たのきん世代なのにそちらには、目がいかず
イモ欽トリオのふつお君こと
「長江健次」君が好きでした。下敷きに
切り抜きを挟んでおりました。

関西弁ってあの頃、馴染みがなかったのですが、
彼の話し方を聞くことで身近に~~~。

「な~~~!!」がこれまた可愛くてね。
好きでした・・・♪


いまはスノボーのほう頑張っていらっっしゃるそうで。
ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/kenjinagae
年月たちましたね。すっかり・・大人です(当たり前)
imokin.jpg



映画の方ではね・・
まず、ジャッキーチェンから入っていきました。
内容はともかく、強くて、優しくて、笑顔が素敵・・というキャラに
惹かれたんですよね。たぶん・・・・・
それから・・・リチャード・ギア。セクシー路線に突入♪しました。


今は・・・
紳士的な人を好んでおります。
年齢重ねていくにしたがって出てくる男の渋さ・・ですよ。
時々、若者も物色しにいきます・・笑

いつもレイフなので
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↑いつもボクで悪いね・・とは言っていないと思うけど。

今回はエド様。e_harris.jpg


新作は
12月に公開の『Copying Beethoven』
邦題『敬愛なるベートーヴェン』
9月7日(木)から16日(土)までカナダで開かれる「トロント映画祭」でワールドプレミア上映が決定
エド様はベートーヴェンですよ。
音楽家の役楽しみですね
ゲイリーのものとはまた違った趣がありそうです。
監督は、
アニエスカ・ホランド。
ベートーヴェンを心から尊敬し、彼の音楽を愛したアンナ役を演じるのは、ダイアン・クルーガー

こちら
9. できるなら、あなたの昔の写真を貼ってください。

ハイ・・・以前も書いたかもしれないけれど、
これ↓ですかね。

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もっと人間らしい方がいいですか・・笑
じゃあこちらtengoku.jpg

この髪型していました。
 

10. 過去を知りたい十人に回してください。

 今回は立候補形式で。
私もやりたい・・というかたは
もらってくださいな・・・


久々のバトン楽しかったです。
武田さん、ありがとう~~~


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