ご挨拶

今年も、

ブログを通して

沢山の方々とお話できました。

お付き合いしてくださった皆様

本当にありがとうございました。


来年もまた、マイペースですが

映画のこと本のこと沢山語っていきたいと思います。

仲良くしていただけると・・

うれしいです。

皆様・・

よいお年をお迎えくださいませ・・・。




年末年始、寒いので暖かくして
お過ごしくださいね・・


レイフ↓のようにちゃんとマフラー巻いて
お出かけしましょう・笑


「オネーギンの恋文」より・・
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完全犯罪クラブ  

先日深夜放送がありましたね。
一度観ているのですが
再見。そこまでするほどの・・作品でもないけれど・・笑
なにせ・・若者2人(ピット君とゴズリング君ね・・あ・・私はピット君が好きなのよ・・・)が可愛いので
観ました♪
感想は以前のものに加筆・・。


完全犯罪クラブ  (2002   アメリカ) 

監督  バーベト・シュローダー   
出 サンドラ・ブロック(キャシー)
ライアン・ゴズリング(リチャード)
マイケル・ピット(ジャスティン)  
ベン・チャップリン

ハイスクールの人気者、リッチなリチャードと、頭はイイけど皆から敬遠されているオタクのジャスティン。
彼らは裏で、自由を求めるために、完全犯罪の計画を進めていた。そして、ある事件が発生。
担当刑事キャシーは、彼らの完全犯罪を見破ることができるのか。



感想  1924年にアメリカで実際に起こった事件(レオポルド&ローブ事件)を参考に映画化。
この映画、評判があまり良くなかったようですが、若手2人の演技が観たくて(どちらかというと、ピット君の方)をレンタルしました。
イマイチという理由も分かるような気がします。まず、題名の「完全犯罪クラブ」。邦題ですがこれが、インパクトありすぎて、過大な期待を作品にもってしまうのではないかな。
どんな完全犯罪を繰りひろげてくれるんだろう。それはそれは、難事件なんだろうな・・・と思わずには
いられないのだけれど、蓋を開けてみれば、大したことがないのです。(笑)事件も一つだけでした。クラブといっても少人数。
この映画では、犯人がすでに分かっています。
ですから、犯人にたどり着くまでの、過程に緊張感や、ハラハラ感が
どれほどあるのかで、面白さが決まると思うのですが、それがあまりなかったのですよね。もちろん、ハラハラしなくても
犯人2人の心うちを興味深く追ってくれたら、それはそれで、別の面白さを感じたのだろうけど、それさえも物足りなかったの。
キャシー刑事の過去にまつわる話とか、意味不明なラブシーンなど、話があっちこっちに飛んでしまって、すべて中途半端に
なってしまったという感じなのです。
キャシー刑事がかなり早い段階で、少年一人を怪しいと思ってしまうのは、刑事の感だから・ということで納得するにしても
犯人2人が、犯行後も割とよく会って、話をするのは、軽率ではないかな・・と思ってしまいましたよ。完全犯罪もくろんでいるなら、
被害者と接点がないのも条件だけど、共犯者があまり表立って行動しないのも、必要なんじゃあないのかな。
この2人の少年の関係ってちょっと妖しいです。
リチャードはジャスティンが女友達と会うの嫌がるし・・
独占したがっている様子がありあり。
俺達の関係に他人を踏み込ませたくないっていう思いが
あるのだろうえけれど、それって友情?なの・・と
疑ってみたくなるところもありましたよ。
友情以上のものがあるんじゃないのかな・・・・って・・笑

最後の最後に犯行に関してのオチが用意されてはいます。
それがお楽しみの一つかな。
2人の相談場所になっていた隠れ家は雰囲気あって良かったです。
「コピー・キャット」、邦画でいえば、「模倣犯」に近い題材なので、いくらでも面白くなったはず。
お話を犯人2人中心にしたら
もっと興味深く感じたかも・・。
2人がどういう過程で、交流をもっていったのか知りたかったわ。
大それた犯罪企てる割には、2人とも精神的に幼かったです。
そこが子ども特有の犯罪でもあるのかな・恐いわ・・。
ピット君はね、オタクのにおいがぷんぷんしていました。
ゴズリング君は、生意気な役でしたよ~~~赤いシャツで
これまたキザなのよ・・・笑


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稲垣さんが

表題の稲垣・・と聞いて

スマップを思い浮かべたら

きっと若いな・・・・笑

先日、24日

テレビ東京のみゅーじん・音遊人という夜の番組に

稲垣潤一さんが出演していました。

懐かしい~~~今も、音楽に対して熱い思いで

いると知って、うれしくなりました。

私の青春だ・・・。


声は今も変わらなかったです。

クリスマス・キャロルの頃には・・を

歌ってくれました。しみじみ歌詞を聞くとなんてせつないんだろう・・

当時、この主題歌が流れるドラマも観ていましたよ。


今後も・・頑張って欲しいな。


http://www.tv-tokyo.co.jp/m-jin/onair/061224.html

幸福 

幸福  (1964  フランス)


LE BONHEUR
HAPPINESS


監督: アニエス・ヴァルダ
製作: マグ・ボダール
脚本: アニエス・ヴァルダ
撮影: ジャン・ラビエ
クロード・ボーゾレーユ
音楽: ジャン=ミシェル・デュファイ
 
出演: ジャン=クロード・ドルオ
クレール・ドルオ
マリー=フランス・ボワイエ



フランソワには洋裁で家計を助ける美しい妻テレーズと可愛い子供たちがいる。しかし彼は
家庭生活に不満はないのに
近くの町の郵便局員エミリーも愛してしまう。
そして・・・。



感想   いつもお世話になっているTea Pleaseの瞳さんから
地味映画として紹介された一本です。

幸福という邦題ですからね・・是非、クリスマスに
UPしたい!!と思っていたのですけれど、過ぎてしまいました・・。
この映画、なんていうか・・・複雑な思いに駆られる
作品でしたね。
とっても恐いです・・。
もちろん、ホラーじゃあないですよ。

まだ結婚に夢を持っている人・・・笑・・・が観たら、結構
ショックでしょうね・・。
結婚している人が観たら・・・(まあ・・私なんですけれど)
痛いところつかれたわ・・・って感じで
ドキッとしたりしますね・。

人もうらやむような幸せ・・なんていう言葉もあるけれど
幸福の意味って普段考えたことないですよね。
でもこの映画をみると考えてみたくなってしまいますね。
それと自分の夫に色々と確かめて観たくなることが
出てきたりもしますね。あなたはどう?って尋ねたくなるわ~~


美しい妻がいて可愛い子供がいて
夫は真面目で、夫婦はともに愛し合っていて・・・
それはもう申し分ない理想的な家庭像。
幸せを絵に描いたような世界。
休日には家族水いらずでピクニック。
愛情が満ち溢れているのです。


夫は妻に、何一つ不満は無いけれど、
それでも・・・別の人に心が動いてしまうのです。

あ・・・不倫ね・・・そんな話ね・・・と
思ったあ・な・た。

それだけじゃあないのよね・・。


夫は妻意外に好きな人ができ、定期的に会い始めます。
でも・・・妻は妻なのです・家庭は壊しません(勝手でしょう?)
愛人もそれは承知の上で、結婚なんてねだりません。

それで・・・どうなるのでしょう。

予想もしない展開が、待ち受けているのです。
その衝撃は自分の目で確かめてみるといいでしょうね。

事前に情報を聞いたのですが、どうもビデオパッケージには
かなりのあらすじが書いてあるそうです。
これは読まない方がいいかも。
予備知識無しで観た方が絶対いい作品です。


冒頭は夏の風景だったかな。
夫婦で同じ色の・・確か赤の洋服で、楽しげにピクニックです。
それがとっても印象的。
作品全体がビビットなカラーで映し出されていて
美しい絵を見ているような雰囲気です。


妻はテレーズ
愛人はエミリー。
男は2人をあるものに例えます。
テレーズは植物であり、エミリーは動物であると。
まったく正反対な2人を象徴しているような表現です。
だから比べるわけにはいかないと言うんですよね・・(勝手な・・)
お互いに違った魅力があるのだから、2人同時に愛してしまうのは
しょうがないみたいな・・言い草。
さらには・・もっと早く会えれば、愛人の方が妻になっていたこともあったとか・・・なんとか・・・。とにかく、口がうまい男で
本当は私・・・とっても腹立たしかったのですが、
こう・・悪びれることもなく、さらりと言ってしまうと
怒ることを忘れてしまう気になるんですよね。
誰もが幸せで、誰もが傷ついていないように描かれるので
それでもいいんじゃないか・・と次第に思えてきてしまうのですよね。
でもそれは・・・真実ではなかったのですよ。
本当の思いを・・隠していただけだったんですよね。


 男ってこんなものかな・・と思ってしまうと
ちょっと寂しい気もしますね。
衝撃的で面白い映画でした。

P.S  流れる音楽はモーツァルトです。
映画の雰囲気にふさわしく、素敵でした。

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Teen Age

Teen Age



10代の女性たちを七人の女性作家が描く
アンソロジー。


神様のタクシー  角田光代
狐フェスティバル 瀬尾まいこ
春休みの乱    藤野千夜
イモリのしっぽ  椰月 美智子
ハバナとピアノ、光の尾  野中ともそ
inside      島本理生
一実ちゃんのこと 川上弘美





感想  今・・活躍している作家さんたちが10代の少女をメインに
お話を描いています。
短いお話ばかりなので
知っている名前の方はもちろん、そうでない方は
これを機会にチェックしてみるのもいいと思います。
作風がそれぞれ違っていますからね。
好みを探してみるきかっけになると思います。

好きだったのは

神様のタクシー  角田光代

女子ばかりの世界って経験がないので
  新鮮に感じました。たしか角田さんは某女子中高一貫校出身
  ですよね。 こんな経験あるのかな・・。

狐フェスティバル 瀬尾まいこ
   
  一番、面白かったです。
  田舎と都会の違いって、そうそう!!こういうところよね・・
  と共感できました。主人公達の微妙な関係が、
  読んでいて心地よかったです。

イモリのしっぽ  椰月 美智子

  ここ最近読んでいる椰月さんの作品。
  生物部というクラブを描いているのが、マニアックで
  いいわ・・。スイミーというお話が引用されていたのが
  興味深かったです。スイミーは子どもの教科書にも
  載っているんだよね。

inside      島本理生

  島本さんの作品はナラタージュしか読んだことが
  ないけれど・・。
  やっぱり、恋愛部分の描写は瑞々しいな・・。
   

今回は簡単な感想で・・・笑


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すべてはその朝始まった  

すべてはその朝始まった  (2005  アメリカ)

DERAILED


監督: ミカエル・ハフストローム
製作: ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ
製作総指揮: ジョナサン・ゴードン
ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
原作: ジェームズ・シーゲル
脚本: スチュアート・ビーティー
撮影: ピーター・ビジウ
編集: ピーター・ボイル
音楽: エド・シェアマー
 
出演: クライヴ・オーウェン ( チャールズ )
ジェニファー・アニストン( ルシンダ )
ヴァンサン・カッセル ( ラロッシュ)
メリッサ・ジョージ
アディソン・ティムリン
ジャンカルロ・エスポジート
デヴィッド・モリッシー
ジョージナ・チャップマン
デニス・オヘア
トム・コンティ
RZA


ビジネスマンのチャールズは
妻とかわいい娘と幸せな日々を送っていたが
ある日、通勤電車の中で美しい女性ルシンダと出会い
心がざわめく。
彼女にも愛する夫と娘がいたが、
何度も顔を合わせるうちに2人とも打ち解け、
とうとう一夜を共にしようと安ホテルに入り込む。
しかし、その不倫現場に
暴漢が押し入り2人から金を巻き上げようとする。
抵抗するチャールズだが、殴打されて記憶を失う。
その間、ルシンダは強姦されたようで、責任を感じるチャールズ。
ルシンダに警察沙汰にはできないといわれ
その場を黙って立ち去ることにする。
しかし、男はそのままではいなかった。
チャールズへの恐喝をエスカレートさせていく。



感想  確かこの作品、全米でトップテン入りしていた作品。
日本でも公開されるのかな・・・と思っていましたが
結局、ビデオスルーになりましたね。

火遊びのつもりが高い代償を払うことになって
しまったというお話です。
主人公のチャールズ。
病気の子どもをもち、ストレスもたまっていたのでしょうね。
美人で聡明な女性に心がときめき
ふらふらと・・・横道にそれてしまうのです。
甘~~~い・・・ですよ・・チャールズ・・・笑
世の中、うまいこといきません。
自業自得って感じ・・。
これはもう・・・相手の女に気をつかっている場合では
ありませんよ。
とにかく、洗いざらいぶちまけて警察を頼るべきなのよ・・
ああ・・それなのに・・・それなのに・・
バカなチャールズです。
脅迫され、まんまと相手のペースに乗せられて
どんどんお金を渡していきます。
会社の金にも手をつけて
最後には病気の娘の治療費にまでも手を出すなんて・・
愚かですね・。
こういう真面目そうな男が一番・・・とっさの出来事に関して
誤った判断をしてしまい
人生道はずしてしまうのですよね。

というような・・愚かな男を・・クライヴ・オーウェン
好演しておりました。
前半でルシンダにモーションかける姿が
いやらしいんだよね~~~笑
僕何もしません~~と思わせながら
ちゃっかり・・やることはやろうとしている・・
そんな姿がオヤジです・・・笑

2人の会話・・。

「賭けをしよう・・唇に触れずにキスすることができるか
どうか・・・」
「え!」と戸惑いながらルシンダは「いいわ・・」
顔が近づくチャーリー・・
で・・結局ブチュ♪
「僕の負けだね」とチャーリー。

そんなの・・・できるわけないじゃん・・爆
したいなら・・したいって初めから言えばいいのに
なんとも遠まわしなセリフはいちゃってキザ・キザ。
ひや~~~と思いながら
不倫場面・・結構楽しく観ておりました。


もちろん、これが映画の全てではありませんよ。
そこからが・・始まり。
危険な情事の世界が繰り広げられるのですけれど、
それだけじゃあないのよね。
あ・・・!!といわせるひねりが入っております。


色んな面で突っ込まれればほころびもでそうな
脚本ではありますが、見ている最中はあまり気にならず
最後まで鑑賞できる勢いではありました。

面白かったけどな~~
悪役のヴァンサン・カッセルもお似合いで
迫力あったし・・



真面目に通勤しましょう・・・という
教訓も得ることができて
楽しめましたよ。

それにしても邦題・・
”フェリスはある朝突然に”と語呂が似ていますね・・笑

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リトル・プリンセス

リトル・プリンセス  (1995  アメリカ)
A LITTLE PRINCESS

リトル・プリンセス/小公女(ビデオ)


監督: アルフォンソ・キュアロン
製作: マーク・ジョンソン
原作: フランシス・ホジソン・バーネット
脚本: リチャード・ラグラヴェネーズ
エリザベス・チャンドラー
撮影: エマニュエル・ルベツキ
音楽: パトリック・ドイル
 
出演: リーセル・マシューズ
エレノア・ブロン
リーアム・カニンガム
ヴァネッサ・リー・チェスター
ラスティ・シュウィマー
アーサー・マレット
ラヒ・アジジ

バーネットの名作『少公女』の映画化。
母親がいないセーラは、
父親のクルー大尉に大事に育てられた女の子。
インドで幸福に暮らしていた彼らだが
父が戦地に赴くことになった為、
セーラはニューヨークの厳格な寄宿学校に入学することになる。
空想好きでおてんばなセーラにとって
寄宿舎生活は堅苦しいものだった。
しかし、持ち前の明るさで
まわりを自分のペースに巻き込んでしまい
学園では人気者の存在に。もちろん、そんな彼女を疎ましく
思う学園長や友人達もいた。
そんなある日、
彼女の元に父が戦地で死んだという知らせが届く……。



感想   アルフォンソ・キュアロン 監督ですよ。
それだけで観てみたくなる作品でした。
確かにファミリー向けですが
大人が観ても充分楽しめることができる作品
になっていたと思います。
バネットの小公女といえば、
やはり「小公女セーラ」の名で放映されていた
名作劇場の作品を思い出しますね。
観ていました・・・私。
セーラが上品で優しくて・・本当素敵でしたね。
お嬢様・・・という感じです。
映画のセーラはアニメ版とはだいぶイメージが異なります。
こちらは控えめな&おしとやかな女の子というより、
おてんばで自己主張もしっかりできるという感じです。
お嬢様・・・というニュアンスとはちょっと違いますね・・
やや現代的な女性像に映ります。
舞台も英国の寄宿舎から
アメリカ・・ニューヨークの寄宿舎と
違ってきておりますが、前の知識がなければ、そんなに気には
ならないでしょう・・


ラスト・・は・・ちょっと偶然過ぎ・・と思わなくは
ありませんが(原作と違いますね)
ファミリー向けなのであまりとやかく言わないほうが
いいでしょうね・・・笑
だってハッピーエンドはやっぱり気持ちがいいですからね・・・ウフ


この作品・・一番の見所は
緑の世界ですよ・・
これでもか・・・と緑が使われていますが
全然嫌な感じがしません。むしろ・・・メルヘンチックで
素敵な世界です。

そういえば・・・「大いなる遺産」でも緑が印象的でしたね。


寄宿舎の女の子達の制服も
緑なの。
頭には大きなリボン。

可愛い~~~~~~♪
寄宿舎生活はもっともっと観て見たい気持ちになりましたよ。
セーラの語る幻想的な空想物語も印象的。


ちょっと憧れますね・・・・・・あの堅苦しい生活が・・・笑



冬休み
家族で観るにはピッタシの作品でした。


ちなみに・・・リーアム・カニンガム演じるセーラのお父様。
カッコよかったです。彼が死んだとわかったときセーラとともに
泣いちゃったわ・・・大人も嵌るのね・・。


劇中でのセーラのセリフは印象的ですよね。

「女の子は誰でもお姫様・・・
綺麗でなくても、着ている服がボロボロでも
屋根裏部屋にいったって・・・女の子はお姫様なの・・
お父さんから言ってもらわなかったの?忘れたの?・・」(こんな感じだったかな・・正確ではないよ・・)

そうだよね・・・お姫様なのよね。
だからいくつになっても夢見る乙女でいいんだ。
ハ~~イ、セーラ・・・しっかり学んだわ♪


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ゆれる   著  西川美和

ゆれる    著  西川美和


東京でカメラマンとして活躍する弟。
実家とは長い間疎遠になっていたが
母親の一周忌に久しぶりに帰郷する。
実家は家業のガソリンスタンドを父親と兄が経営している。
性格が違う兄と弟。
そして実家のスタンドでは幼馴染の智恵子も働いていた。
智恵子と弟は東京に出る前に関係があった2人だ。
そんな3人が、蓮美渓谷へと出かけ、そこである事件が
起こる・・・。


感想  今年の邦画はこの「ゆれる」が一番の話題作
でしたよね。映画を観た方の評価も高く、
私も是非とも観たいと思っていた一本でしたが
時間がとれず断念・・。
ということで・・・本の方を先に読んでみました。

あ~~~やっぱり映画が観たかった・・。
本を読んだ方がいるとしても
映画→原作本というパターンがきっと多いでしょうね。

映画を観ていない自分でも
頭の中に描かれるのは、弟=オダギリージョーさん 兄=香川さん
の図式です。
そういうイメージで本を読んでいたのですが
まったくといって違和感は感じませんでした。
まさに、適役であると本を読みながらも
感じていました。
香川さんに関しては「故郷の香り」の演技が
印象的でしたので、そんな雰囲気をかもし出して
いたのかな・・。これはもう観て見ないことにはわかりませんね。

本は登場人物それぞれの独白という
カタチで進められます。

  第一章   早川猛のかたり
  第二章   川端智恵子のかたり
  第三章   早川勇のかたり
  第四章   早川修のかたり
  第五章   早川猛のかたり
  第六章   早川稔のかたり
  第七章   早川猛のかたり
  第八章   岡島洋平のかたり

 早川稔と早川猛が兄弟です。
 智恵子が問題の女性。
 早川勇はこの兄弟の父親。早川修は勇の兄。
 この修は稔の弁護士でもあります。
 つまり身内である方が弁護をかってでるのです。
 最後の岡島洋平は稔のところで働く従業員ですね。


人間関係はそう複雑ではありません。
語りも↑のように同じ人物が何度も出てきますので
とくに混乱はしません。

同じ出来事でも
それを感じる人物が違うことで
とらえ方が色々です。
人の心はその人自身しかわからないものです。
当たり前のことですが
こうやって、見せ付けられると
人間のもつ心の複雑さを思い知らされます。

ゆれる・・・という題名が示すとおり
全ての人の心が、相手の言葉&行動を受け、
揺らいでいきます。

とにかく心理描写が見事です。
裁判過程における証言内容も
実に読み応えがあります。
検察も弁護士も私などが思いつかない質問で
被告をせめていくのですね。
これは、プライベートさえも赤裸々にするような
感じで、質問された方はたまったものではないと
思います。

兄弟だからこそ、
踏み込めない一線もあったのだろうと
思います。
自分の殻を破りきれない兄。
生真面目で親にいい子とレッテルを貼られた兄にとっては
自由奔放に生きる弟はどのように映っていたのでしょうか。
1人閉鎖的な田舎で暮らし、
このまま・・・埋没することへの恐れを
どこかで感じていたのでしょうか。
成功をおさめた弟を誇らしげに思う一方で
どこか妬ましい気持ちがなかったのでしょうか・・・。
そして弟の方も・・・
いつも自分を守ってくれた兄に対して、
尊敬の念の他に別の感情が渦巻いていたのではないでしょうか。

性格が違う物同士といえども
持っている感情は同じであろうと
思います。それがストレートに表面に出る人と
うまく埋没させて取り繕ってしまえる人がいるだけの違いかも
しれません。

文章を読みながら、その状況はリアルに伝わってきます。
それぞれの心の揺れも・・・明確に・・。
感情が行き違いになっているだけと信じたい・・

後半で幼少の頃に撮った八ミリビデオを観る場面が
あるのですが・・そこはなんともせつない思いに
なりますね。
映像で観たら泣いていたかも・・。

すれちがった心の修復は
難しいかもしれません・・。兄弟という関係が
ときに重く感じられるときもあろうかと思います
でも
ラストに一途の望みをかけたいと
思わずにはいられません。
兄弟だから・・きっとわかりあえると信じたい・・・


兄はあれからどうするのでしょうか・・。

バスはあれからどこに向ったのでしょうか・・

それからの物語は
読み手が想像する世界でしかありません。


余韻がいつまでも残りますね・・。


本としても素晴らしかったです。

映画が早く見たいな~~




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私の頭の中の消しゴム

私の頭の中の消しゴム (2004  韓国)



監督: イ・ジェハン
脚本: イ・ジェハン
撮影: イ・ジュンギュ
美術: チェ・ギホ
衣装: キム・ソンイル
 
出演: チョン・ウソン ( チョルス )
ソン・イェジン (スジン)
ペク・チョンハク
パク・サンギュ
クォン・ビョンギル
キム・ヒリョン



 建設会社の社長の娘スジンは不倫の恋に破れ
傷ついていた。
そんなときチョルスという男性と出会う。
やがて恋に落ち、結婚をするが・・
しだいにスジンの物忘れが度を越したものとなっていく。
診断の結果若年性アルツハイマー。
スジンは1人悩むが・・。


感想   先日の地上波放送を録画して観ました。
吹き替えは
谷原さんと小西さん。
小西さんは髪を短く切っていましたね。ビックリ~~
やはり儚げなイメージから・・採用でしょうか。
谷原さんも今旬な方ですしね・・・。
有名人での吹き替えは
色々思うところありなのですが、
今回はまあ・・・よかったです。
小西さんはちょっと顔がちらついたけど・・・。
谷原さんはいい声だったな~~。
もともとの俳優さんの声を知らないもので
違和感なく観れたのかもしれません。

内容は純愛映画の王道といったカタチですね。
愛し合う2人→不治の病→悲しい別れ
っていうパターンはあちらの作品多い気がしますけれど、
今回の病はアルツハイマーということで
なぜか身近に感じますね。
いずれそういう形で身内と接することになるかもしれない・・
・・いや・・自分もなりゆるかも。。。。と考えると
人事には思えませんものね。

この手の作品も色々観ていますけれど、
「君に読む物語」に一番近いのかな・・・。
日本ドラマが元なんですって。
知らなかったです。

今回は箇条書きで・・思いついたまま書きます・・
 
 1・・思ったより病気とわかるまでが長かったですね。
    アルツハイマーを描いたお話という印象が強かった
    分、随分甘い世界が続くのね・・・と
    思いました。
    まあ・・その甘い世界も良かったですけどね・・笑

 2・・その2人の結婚までの経緯。
    不倫&身分違いの恋愛と
    ベタな展開だな・・・よくあるパターンね・・と
    思いましたけれど
    2人の演技がとっても自然で本当に理想的なカップル
    像だったので、知らず知らずのうちに引き込まれて
観ておりました。
    だって・・・彼氏・・カッコイイんですもの。
    私ははじめてみるのだけれど、主役の彼・・
    チョン・ウソン ・・カッコよすぎる・・・・笑
    仕事がらか、鍛えた体がちらちら見えるのだけれど
    ちょっとこっちまでドキドキするくらい
    いい体だ・・・・笑
    少し触りたいな・・・。
    シャツのボタンもさりげなく開けてあるのね・・う~~ん
    タバコの吸い方とか、笑い方が・・これまた決まっているね
    さらに目が優しい♪

    美男&美女カップルなのはやはり目の保養
    になります。こうなりたい・・・、いや・・うらやましい
    と思わせますね・・。
    ここをきつい・・・と思う人はたぶん、この作品は
    合わないかも・・
 
3・・こんなに愛してもらってどうしよう・・というくらい
    彼女を愛しているのね。ムフ♪

4・・その分、後半の病に陥ってからが
   つらく感じるのだと思いますが
   号泣きとまではいきませんでした。確かに
   気持ちを察すれば心が痛くなるようなシーンばかり
   でしたが、泣くまでは至らなかったかな・・
   それはやっぱり美男&美女すぎるからなのかな。
   全体的に綺麗過ぎるのですよ。
   非の打ち所がない2人だとかえって現実味が薄れる
   部分が出てくるんですよね。
   現実的な問題として
   どう対処していくのか・・
   もっと見たかった&知りたかった
   気もします。
   こういった病気は愛している→見守る・尽くすといった
   だけではいきませんよね。もっともっと葛藤が
   あるはずです。
   現実的には難しいもの沢山ありますよね。
   そういったものが若干少ないように
   感じました。だからといって全面的に否定的には
   思っておりません。
   この物語で描かれているように病を前にしても
   お互いが相手を思いやり、気持ちを一つにして
   乗り越えていこうという姿勢は大事だと思うからです。
   どんなつらい仕打ちを
   受けようとも、ただただ黙って
   彼女の幸せだけを守ろうとするチョルスの姿は
   観るものの心をとらえますね・・。
    
5・・お母さんひどすぎです。
   あれじゃあ・・・彼がかわいそうです。
   許すことは大事といいますが、もうちょっと親としての
   価値あるエピソードの一つでもあって欲しかったです。
   ただ、それを入れるともっと話が広がって
   焦点がボケそうですよね。

6・・医者は・・すぐ告知してしまうのですね。
   驚きました。
   旦那さんにこそ・・と先に報告してはくれなれないのですね。
   なんだか残酷ですね・・。

7・・ラスト・これは意見が分かれますね。
   あまりにも都合が良過ぎるのではと感じました。
   みんないい人過ぎませんか・・。
   ファンタジーのようになってしまい
   現実味が薄れます。
   もちろん、幸せであってほしい・・
   こうであって欲しいという思いは感じますが
   なにかこう・・・釈然としないものを感じます。
   だからといって、後味の悪いラストも嫌ですがね・・。


7・・と色々いいながら↑、いいシーンは一杯ありました。
   不意打ちのキスとか(キャ=)
   お姫様抱っことか・・・
   カードゲームも楽しそう・・・・私もしたい♪

韓国の純愛映画
・・たまには
いいですよね。


ところで・・・・・明日の記憶はまだ未見です。
そちらも観て見たいです 
こちらのほうが、すごっく泣けそうな気がしております。
かなり現実的ですよね・・・


    
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透きとおった糸をのばして   

透きとおった糸をのばして   著  草野たき



中学2年生の香緒は、大学院生のいとこ、知里と2人で暮らしている。父がロンドンに転勤になったころ、大学院進学のため知里が上京することになり、同居が始まったのだ。知里は真面目でしっかりしていて、面倒見もいい。
 5か月ちょっと前まで、香緒にはちなみという親友がいたが、あるできごとがきっかけとなって、全く口をきかなくなった。香緒は、ちなみの気持ちが変わって、また前のような仲になれることを信じている。
 ある日、知里の友人、るう子が2人暮らしのマンションにいきなり押しかけてきてから、香緒の生活に異変が訪れる。

 第40回講談社児童文学賞受賞作。

感想   女の子同士の友達関係って
どうしてこう、複雑になってしまうんでしょうね。
男の子とは違った
変にねばっこいものを感じますよね。
という私も・・女ですが・・・笑

題名がこの作品のテーマをそのまま表わしているような
作品です。
草野たきさんのデビュー作ですね。

主人公は中学2年生。やっていることは子どもっぽいのに
生活スタイルは大人っぽいですね。
彼女と同じ体験・実は私も経験あります。
だからこそ・・感じたのは
なぜそこまでちなみにこだわるのか。
いいじゃない・・・もう離れたんだから。
彼女がいなくなってもクラスで孤立しているわけではなさそう。
新しい友達が話しかけてもくれる。
確かにテニスクラブでは孤立したようだけれど、
他に自分らしく過ごせる場所があるのならば、それは
いいことじゃない・・・と読みながら感じていました。
でも、それは今自分が大人になったからそう
感じるのかもしれませんよね。
中学生だったら、やっぱり一番の親友っていうのは
非常に重要な意味を持つのかもしれません。
彼女じゃなければダメだという思い・・。
思春期特有なのかな・・。

10代の頃の友情関係。
微妙にかみ合わなくなっていくのはしょうがないことだと
思いますよ。物の見方が違ってくる事だって
あるし、衝突は当然あると思いますしね。
それを乗り越えていって、大人になっていくのかな。
また同じような関係になることができるというのが
本当の意味での親友ですよね。

ところで、私の経験ね・
ここまで読む方もいないと思うので自由に書きますけれど。仲良かった友達がこの物語と同じように急によそよそしくなったな・・・・・笑
なんで・・と思ったけれど、
特に思い当たる節がなくって。いや・・些細なことで
あったのかも知れないけれど
気づかなかったのよね。
私はそういうときは後を追わないタイプなので違うグループで
気の合いそうなひとみつけたけど・・。
でも・・それはやっぱり自分としては納得できないじゃない?
理由を聞いたりしたけれど、結局うやむや・・。
女の子の付き合いって微妙な感じなんだよね・・というのは
身を持って経験したわけですよ。

ということがあるからかな・・。
この作品に主人公がうじうじこだわるのが
どうしても嫌だったです。

居候としてやってきたるう子もね・・自己中心的で
周りに迷惑かけるタイプで
好きではなかったです。


ただこの物語
最後まで読むと・・・るう子の本当の姿が
わかって・・ああ・・なるほどな・・って
思わなくもないです。
後味はいいのですが、
ただ・・現実はそんなにいい方向に
向かわないかもしれないよね・・・と
私は思ったりしました。


友達関係に悩んでいる方にはお薦めの本だと
思いますよ。
理想的ですよね・・こういう関係。

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スリーサム

スリーサム  (1994 アメリカ)

THREESOME

スリーサム/危険な関係(ビデオ題)


監督: アンドリュー・フレミング
製作: ブラッド・クレヴォイ
スティーヴ・ステイブラー
脚本: アンドリュー・フレミング
撮影: アレクサンダー・グラジンスキー
音楽: トーマス・ニューマン
 
出演: ララ・フリン・ボイル
スティーヴン・ボールドウィン
ジョシュ・チャールズ
アレクシス・アークエット
マーサ・ゲーマン
マーク・アーノルド
ミシェル・マシスン


大学の学生寮でルームメイトとして同じ部屋に入居した
エディとスチュアート。
ところが彼らの他にコンピューター・ミスで
女学生アレックスが入居してくる。
お互いに反発しあっていた3人だが
次第に打ち解けて仲良くなっていく。
ところが3人の間に微妙な感情が生まれてきて・・。
エディは次第に自分がゲイであることに気づいてゆく……。



感想   いつもお世話になっているbe-inのゆーこさんから
地味映画として紹介していただいた一本です。
いつもありがとう・・。


さて、この映画、青春映画というジャンルわけですが
普通の青春映画とは違いますね。
ちょっと好みが分かれるかな。
そうですね・・・私、正直驚きました。
今までにないタイプの作品だから・・・ですよ。
もちろん、三角関係の映画は
沢山観ましたけれど、
そのどれとも違うタイプの描き方をしておりました。
きっとこれ・・・真面目に観てはいけないのかも
しれません。
私・・・どうも意味を求めてしまうところがありまして、
この3人の関係についても
そこに愛があるのかい・・といった
妙に真面目なノリで観続けてしまった
のが間違いでした。
どうしてこういう展開になるのか・・・
どうしても理解できませんでしたよ。
作品自体がどうというより、
こういった3人の関係に意味を求めようとしてしまった
自分がきっといけないのかもしれませんね。
どの人に関しても感情移入はできなかったのですが
ただいえることは・・
君たち!!幸せじゃないの。
勉強もせず、好き放題で・・・笑
といった感じですかね。

難しい言葉を言われると欲情してしまう彼女。
特異体質ですね・・・・笑
ゲイを認識できた彼・・早くにわかってよかったわ・・・。
それにしてももう1人の彼はマッチョでしたね・・
刺青もありましたね・・・凄いな・・。

手放しで面白かったという作品ではないのですが(ごめんね・・
私はやっぱり3Pがきつくて・・笑)
ラストは意外と良かったように感じます。
普通、どろりとした関係になってしまうと
後味の悪い作品が多いのですが
これは意外とさらりとしていて
あとを引かなかったから・・・


過ぎ去ってしまえば、すべていい思い出という
感じが見受けられて、
色んなことがあったけれども、それも若いからいいのかも
しれないよね・・・と思えてくるような映画でした。

とくだくだいいながら・・
私は・・・細かく観るのですよん。
どういう意図で監督がこの作品を作ったかって知りたいのですよね。
ということでコメンタリーと未公開ラストシーンもチェックしました。

この監督の自伝に近いとか。
主役のゲイの彼に自分を重ねていたみたい。
なんだか意味ありげな経験をしたのかしらね・・・
そちらの方にもっと興味ありますよ・・。


未公開ラスト・・
これ・・・の方が良いな・・私は。
こちらのラストでだいぶ印象が変わるような気がしますけれど。

ララ・フリンボイルの髪型についてとか
マッチョ彼の刺青についてとか
監督は好きなこと言っていて
コメンタリーは結構楽しかった気がします。


この映画の予告編にハッピー・エンディングが入っておりました。
感想の結果はどうであれ、こういう系統・・・私は
好んで観る傾向にあるのだな・・・とあらためて感じました。





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敬愛なるベートーヴェン  

敬愛なるベートーヴェン  (2006  イギリス・ハンガリー)

COPYING BEETHOVEN


監督: アニエスカ・ホランド
製作: クリストファー・ウィルキンソン
スティーヴン・J・リヴェル
シドニー・キンメル
マイケル・テイラー
製作総指揮: エルンスト・ゴルトシュミット
マリーナ・グラシック
アンドレアス・グロッシュ
ジャン・コルベリン
アンドレアス・シュミット
脚本: スティーヴン・J・リヴェル
クリストファー・ウィルキンソン
撮影: アシュレイ・ロウ
プロダクションデザイン: キャロライン・エイミーズ
衣装デザイン: ジェイニー・ティーマイム
編集: アレックス・マッキー
 
出演: エド・ハリス( ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン )
ダイアン・クルーガー ( アンナ・ホルツ)
マシュー・グード (マルティン・バウアー)
ジョー・アンダーソン (カール・ヴァン・ベートーヴェン)
ビル・スチュワート (ルディー)
ニコラス・ジョーンズ
フィリーダ・ロウ
ラルフ・ライアック

 1824年のウィーン。
“第九”の初演を4日後に控えているベートーヴェン。
だがいまだ完成はしておらず、音楽出版社シュレンマーは
写譜師として音楽学校に優秀な生徒を依頼していた。
やってきたのは作曲家を志すアンナという女性。
初めは信頼していなかったベートーヴェンだが
彼女に才能があるとわかると早速仕事のパートナーとして
協力を願う。彼女の目に映る・・ベートーヴェンの素顔。
そして、ついに迎えた“第九”初演の日。
だが、難聴のため指揮棒を振ることに
不安を感じるベートーヴェン。そんな彼を助けるべく
アンナは傍らでサポートすると申しでる・・。


感想   

ちらしを観た限りでは、エド様とは気づかない
風貌。彼のベートーヴェンってどんな感じなんだろう・・・
それがこの作品を鑑賞に選んだ最大の理由です。もちろん、音楽映画大好きということもありますけれどね。
ベートーヴェン映画といえば、ゲイリーの「不滅の恋・ベートーヴェン」。
ゲイリー、ベートーヴェンも良かったですよ。
愛に飢えていた孤独な青年・・・気難しいベートーヴェンを好演していました。ミステリー仕立ての構成もなかなか面白く
好きな作品です。
今回のエド様、ベートーヴェンは
ゲイリー版より本人に似ているかも・・・と思わせる
お顔です。幼少の頃に音楽室で観たベートーヴェンの肖像を
思いだして・・・判断しているだけですが・・。

髪型といいメイキャップといい、さらには
あの体格(太りましたね・・・・)
ずいぶん努力されたみたいですよね。
楽器もピアノ・バイオリンと滑らかに弾きこなし
偉大な音楽家であるという雰囲気を存分に見せ付けてくれました。
さすがだわ~~~・

この作品は、史実に基づきながらも
フィクションとして作られているようです。
ベートーヴェンには3人のコピスト(写譜師)がいたそうですが
その3人目は謎に包まれているそう。
それを、アンナ・ホルツという女性として
存在させ、第九を完成させた裏に彼女の協力があったという
大胆な発想をメインにして、展開されていくストーリーです。
ベートーヴェンは生涯独身。
若かりし頃には、幾度となく恋をしたようですが
どれも実らなかったようです。そういった過去の女性・・
すべてを理想化した存在として
このアンナというキャラを作り上げていったようですね。

また、当時は女性がキャリアをもつ(作曲家として
独り立ちする・・)ということはあまり快く思われなかった時代。
現にベートーヴェンは、新しい写譜師が女性だと
知ると、才能があるかどうかも見極めずに
、はなから価値を認めないという口調で応対します。

しかし、負けん気の強いアンナは、自分が音楽学校で首席であることを
主張し、さらには、彼の音楽を愛しているゆえ、曲に対する
意見さえ述べるのです。
「あなたならここは長調でなく短調にすると・・」
ベートーヴェンはそこではじめて彼女の才能に気づくのです。

監督が女性であるということから女性に肩入れしているような
つくりになっています。ベートーヴェンを描きながらも
最終的には女性の社会的な自立を示唆しているようにも
感じましたからね。  恋人と自分の夢を天秤にかけたとき
女性に夢・・音楽の選択させるような展開。


音楽は魂の叫びであり、恋をも超越したところにあるのですよ。


この映画の最大の見所は
中盤に用意されている”第九”演奏。
ベートーヴェンとアンナが共同作業で作り上げる
指揮場面。耳の聞こえない彼をリードする彼女。
もはや師弟を超えた関係の2人。
そこにはただ音楽を愛する者がおり、
魂と魂が結びついているような感じを与えます。
音楽の価値が分かり合うもの同士が、一体感を
味わうのです。官能的ですらありますね。
常に神の声として音楽を作り出している彼にとって
彼女は自分の能力を最大限に引き出してくれた
神が与えてくれた天使のような存在。なくてはならない
存在となっていったに違いありませんよね。
母親的な部分も感じたりもしましたよ。
彼女の音楽を指導しながら、自分も彼女によって学ぶべき
ことが多かったのでしょうね。
なにせ、常識のない、自分勝手の
方みたいでしたから、彼女の言葉によって
軌道修正していったところ・・ありましたよね。
甥のカールとの関係なども、そうでしたわ。
で・・・先ほどの、”第九”演奏。
この偉大な楽曲がそうさせるのか・・
ここはもう聞いているだけで鳥肌が立ち
なんだか知らないけれど、涙がこぼれてくるくらい
迫力がある演奏でした。
演奏後は画面での観客たちは拍手の嵐なのですが
観ているこちら側も思わず拍手した
くなるような心境でした。
いいシーンだったわ。


そんな最大の盛り上がりとも思える場面を中盤に持っていくというのは
ちょっと変わった構成。
余韻を引きずりながらも
物語はまだ続くのです。


ややトーンダウンするものの、
その後も、偏屈なベートーヴェンのキャラに
振り回され、ちっぴり笑いを与えられ(おならの曲を弾くシーン
なんてニマニマしちゃったわ・・)思いやりのない言葉を発する
彼に怒り覚えたりと、色んな感情を持ちながら
楽しく鑑賞しましたよ。
大成功をおさめたものの、その後の人生が順風満帆
とはいかないのは皮肉ですよね。


感想を書いてみれば
いろんなエピソードがあったと気づくものの、
やや物足りなさが残るところもあるかな・・・。
カールとの絡みが’第九”のあたりで途切れてしまうのも
あのあとどうなったんだろうとモヤモヤするし、
アンナが最終的に音楽の道を選ぶという結論に
たどり着くまでが弱い気がしなくもないです。
とくにココが大事じゃあないかな。。なんて思ったから
詳しく知りたかったのよね。
だって、あんなに恋人と愛し合っていたのに
橋を壊されて(あれにはビックリ!!)から、ベートーヴェンと
再び交流をもつまでの心の葛藤・・
みたいなものが、少なかったから・・
マシュー・グード だって、アレで終りじゃあなんだか可哀想な
気もしないでもないよ・・・笑
彼・・マッチポイントに続いてお金持ちで優しいだけの男でしたわ・・笑
そうはいいながらの最後のショットは私好み。
彼女の未来を感じさせるいいシーンだったわ。
あれが冒頭のシーンに続くのよね。
観始めた頃はなんの感情もなく冒頭シーンを観ていたけれど
これ最後のショットを観てからすぐさま冒頭をみると
また違った見方ができるんじゃないの?って思いましたよ。
そういった意味でももう一度見て見たいかも・・。

今回、
意外だったのはエド様の上半身裸が多かったところ。
無作法で下品なことを象徴しているのだと思うけれど
結構衝撃的でしたわ。
お尻だしや、ラストの死に際の楽譜清書などは
・「アマデウス」に似ているかなと感じましたけれど、
観た方はどう思いました?
サリエリの名前も出てくるのでアマデウス意識しているのかしらって思いましたけど。
また、エド様の体を洗ってくれ・・みたいなシーンが
あるけれど、あれは彼の愛情表現でもあるのかしら。
妙にインパクトがありました・・・
ムチムチした体だったし・・笑


今年はこれで劇場鑑賞は終りだと思います。
今年1月に観たのは”歓びを歌にのせて”。
音楽映画で始まって音楽映画で終るというカタチ。
そんなカタチに満足しております。
最後がホラー映画じゃなくって良かった★

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近況報告

今日はレディースデイ。

そして・・・13日のこの日は
・・・
マイ・バースデイ

なの・・

ということで

敬愛なるベートーヴェンを観てきました。

戦争ものと迷ったのですが、

気分的に音楽映画かな・・・・って思って


感想はのちほど~~


エド様・・・髪があって太っていたわ・・・・

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20・30・40・の恋

20.30.40の恋( 2004年 香港・台湾)


監督:シルビア・チャン
出演:シルビア・チャン/レネ・リィウ/アンジェリカ・リー

20代、30代、40代それぞれの恋模様。
20代のシャオジエは、歌手を目指しマレーシアから台北へ
同じ歌手仲間の女の子と
仲良くなりともに夢にむかって頑張る毎日。
30代のシャンシャンは、フライトアテンダント。
妻子持ちの彼と、年下の彼と
の間で悩む毎日。
40代のリリーは、夫と娘との生活だったが
夫の浮気が発覚し離婚、娘もやがて海外留学。
新たな人生を見つけるべき、活動を始めるが・・。


感想

 「君のいた永遠」の監督シルビア・チャンの
未公開作品です。
監督と同時に40代のパートでは主演もしております。
どの年代に感情移入できるか・・。
う~~~ん、やっぱり40代かな・・笑
ちなみにこの段階ではまだこの年代ではありませんが
もうすぐ・・・そちらへ・・いく私・・。

20代のパートではチェン・ボーリンも出てきます。
ちょい役で、今時の軽めの役でした。
青春時代ね・・・というような典型的な展開。
夢を追っているときはやっぱり輝いていますよね。
たとえそれが挫折しようとも、その日々はけっして無駄には
なっていないはずだと思いますわ。
女の子が可愛かったです。
30代は・・
う~~ん、結構ドロドロしておりました。
不倫に年下の恋と、なんだか極端な恋愛ばかり
しておりますな・・・と思いながら観ておりました。
この女性・・人生の目的が見えない
態度が恋愛にも反映して、どっちつかずなんじゃないの・・
なんて思いましたよ。
まあ・・こういった気持ちの揺れるときは
いつの年代でもあるわけですよね。
で・・
40代。
夫からも子どもからも見放されている
存在ってなんだか人事には思えないわ。
だって、いずれ、そういう時期がくるじゃない・・自分も。
ただ、だからって、すぐに男を捜そうという
行動はできないけどね。
でも観ていて元気がでることは間違いなかったので
楽しく観ることができましたよ。
ここでのパートではレオン・カーフェイ
出てきます。
めがね姿でした。
お久しぶりですね。


それぞれのストーリーは
独立していますが
どこかにつながりがあるように
なっております。
同じ飛行機に乗っていたとか・・
同じ食堂にいたとかね・・・。
それも気をつけてみてみると
楽しいかもしれませね。

ただ、三つの物語が順序良く展開されていくわけではないので
(同時進行)・・ちょっとわかりにくいかな・・・。
またお話も淡々としているので
退屈に感じられるかもしれませんね・・・
日常の一こまを追ったという感じです。
男性には面白くないんじゃないのかな。
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ポビーとディンガン

ポビーとディンガン (2005 オーストラリア・イギリス)

OPAL DREAM
POBBY AND DINGAN


監督: ピーター・カッタネオ
製作: リジー・ガワー
ニック・モリス
エミール・シャーマン
製作総指揮: フィノラ・ドワイヤー
アンガス・フィニー
ロバート・ジョーンズ
ベン・ライス
デヴィッド・M・トンプソン
原作: ベン・ライス 『ポビーとディンガン』(アーティストハウス)
脚本: フィル・トレイル
撮影: ロバート・ハンフリーズ
プロダクションデザイン: エリザベス・メアリー・ムーア
衣装デザイン: ルース・デ・ラ・ランド
編集: ジム・クラーク
音楽: クリスチャン・ヘンソン
ダリオ・マリアネッリ
 
出演: クリスチャン・バイヤーズ( アシュモル・ウィリアムソン)
サファイア・ボイス ( ケリーアン・ウィリアムソン)
ヴィンス・コロシモ (レックス・ウィリアムソン)
ジャクリーン・マッケンジー ( アニー・ウィリアムソン)
アビゲイル・ガジョン


ベン・ライスの世界的ベストセラーを
映画化。
オパールの採掘地として知られるオーストラリアの田舎町。
この街で両親と一緒に暮らす
アシュモルとケリーアンの兄妹。
ケリーアンにはポビーとディンガンという架空の友だちがいた。
ある日、ケリーアンは2人がいなくなったと騒ぎ
始める。
家族はみんなそんな娘に困り顔。
心配からか・・・体調を崩すケリーアン。
そんな妹を気にかけるアシュモルは、
ポビーとディンガンを探し出すため
張り紙を作り始める。
想像上の友だちと知りながらも・・・。


感想  原作は有名なのですね。
全然知りませんでした。
鑑賞しながら微笑ましいお話だな・・・と
しみじみ。
時間も短めですので
お子さんと一緒に楽しむことができる作品かも
しれませんね。
ポビーとディンガンっていったいどんなお友達なんだろう。
一番の注目はその2人かもしれません。
いなくなった2人の
特徴をきくと・・なんとも不思議な2人なのですよ・・。
探し出すために描かれた絵も出てきますので
それも楽しみの一つかも。
たぶん・・・自分が想像していたものとは
大きくはずれていると思いますよ・・・。
本当・こどもの発想って
豊かでいいな~~~。
できれば・・・動いているところも観たかったくらいです。

たまにはこういった、子どもの目線にたった
映画もいいかもしれませんね。

妹のためにお兄ちゃんが頑張る姿。
妹思いのお兄ちゃんなのですよね。
私は上がいないので、そういう世界に憧れますね・・。
このお兄ちゃん・
ポビーとディンガンの存在を
信じてはいないのですよ・・
だけど探そうとするんですよね。そして信じられないことが
起きるのですよ・・・。


信じていけば願いはかなうかもしれない・・。
架空の友達だって・・・本当はいるのかも。
いると思えば・・それは存在するのかもしれませんね・・。

子どもの頃って、
なんでも自分の世界のものにしてしまうところがありましたよね。
お化けも信じていたし、虫や鳥・動物達とも
お話ができるんじゃないかな・・と思っていたところが
ありましたよ。部屋の壁にあったシミ一つでも、
それが動き出して何かするんじゃないのかな・・とおびえたりも
しましたね。
なんでも知りえてしまった大人の感覚では理解できない
世界を作っていた時期なんですよね。
こういうお話をみると
そんな時代をちょっと懐かしく思いだします。
自分もそんな子どもだったかもしれないな・・・って。

欲をいえば、もうすこし、インパクトのある
エピソードが欲しかった気もします。
わりと大人しい感じで
終ってしまったように感じました。原作も同じ感じなんでしょうね。
こういう風に欲張りになってしまったというのが
大人になってしまった証拠とも思われますけどね・・。
自分の失くしているものが多いってことかもしれないですよね。
となりのトトロみたいに、夢のある
世界をもっともっと沢山、観たかったような気がします。



オパールの採掘という仕事自体
夢のある仕事ですよね。
地味で大変な仕事ですが、
興味深かったです。

いい夢が観れそうな映画でした・・。
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ディズニーランド

9日土曜日

ディズニーランドに行きました★

一日中、雨でした。


寒かった・・・。


さらに混んでおりました。嫌だ~~~~。


貸切バスで行ったので予定変更できなかったのです。


雨でもいく・・・・


さらに、ダンボに乗りました。雨なのに・・・笑


なんだか・・とっても疲れたわ。

無理できないお年頃・・・笑


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なんだかんだ言いましたけれど、
やっぱりこの時期は園内は綺麗です・・・


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雨でもパレードがありました。

ステイ

ステイ  (2005  アメリカ)


STAY

監督: マーク・フォースター
製作: エリック・コペロフ
トム・ラサリー
アーノン・ミルチャン
製作総指揮: ビル・カラッロ
ガイモン・キャサディ
脚本: デヴィッド・ベニオフ
撮影: ロベルト・シェイファー
プロダクションデザイン: ケヴィン・トンプソン
編集: マット・チェシー
音楽: アッシュ&スペンサー
トム・スコット
 
出演: ユアン・マクレガー ( サム)
ナオミ・ワッツ ( ライラ )
ライアン・ゴズリング ( ヘンリー )
ケイト・バートン
ボブ・ホスキンス
ジャニーン・ガロファロー
B・D・ウォン
エリザベス・リーサー


精神科医サムが受け持つことになった患者は、
ヘンリー。彼は、3日後の21歳の誕生日に自殺すると予告する。
サムには、自殺未遂経験を持つ元患者で恋人のライラがいた。
彼女はサムからヘンリーの話をきき
興味をもつ。
やがて、誕生日を前に行方をくらましてしまったヘンリーを
探そうとするサム.
しだいに不思議な世界に入り込んでいく・・・。


感想  公開時からとっても観たかった一本です。
なんだか不思議な体験ができそうな予感がしていたから。
キャッチ・コピーも
 あなたの感覚を試す感動のイリュージョン・スリラー

イリュージョンだなんて・・。引田天功のような世界が広がるのでしょうか・・。

期待感高まりながら本編へ・・・。


微妙にネタバレしていますので未見の人はごめんなさいね。



結論からいいます。
これは好き、嫌いが分かれる作品ですね。
最後のオチを、どう受け止めることができるかで
しょうね。こういったタイプの作品は
いくつかありましたものね。映画もいくつか観ていると
あ・・・これか・・・・と思うようなものに
ぶつかりますもの。
この映画から真っ先に思い浮かんだのは何かしら・・
リンチの例のあれかな・・・・笑
これにも近いわね・・(知りたくない人はクリックしないでね)
こちら→http://mimidorihitorigoto.blog3.fc2.com/index.php?q=%A5%B8%A5%A7%A5%A4%A5%B3%A5%D6%A1%A6
さらにもう一つ・
これは絶対誰も知らないと思うし、ビデオも置いていないところ
多いのでこっそり教えてしまいます・・・こちら→http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=9548

どれも私・・大好きな作品なのですよ。
とくに最後の作品なんて観た時は感動で震えましたものね(でも巷の評価は低いのよね・・・・笑)

で・・・話をこの作品に戻しますけれど
結局、何がいいたいかというと・・・笑
この作品も気に入りました!!!。
好きですね・・
正直、観終わった瞬間は大きな感動とまでは
いかなかったのですが
(これには理由がありますが・・・・)
やっぱり、時間がたって、色々な場面をふと思い出したりしていると
じわじわじわ~~~ときてしまいました。
で・・・再見・・・・笑
あ・・・せつない・・。やっぱりせつないじゃない。
再見すればするほど・・・どんどん自分の感情が
高まってくるじゃない?
いいんだよ・・・やっぱり・・・笑

↑の観終わった瞬間にピン!と来なかったというのは
ね・・
途中で行き着く先に目星がついてしまったからなんですよ。
中盤のお話の中で
不自然なシーンがいくつか出てくるのだけれど、
中でもクルマの衝突シーンや事故後を思わせるような会話
などが、はっきりと挿入されることから・・・
主役の彼はきっと・・・○○○いる&もしくは○○かけている
のではないか・・・と思えてしまったのですよ。
同じように思っていた人は決して少なくはないと思うのですがね・・。
だから・・・最後に行き着くところは・・・冒頭の
橋だろうな・・・と想像できちゃうのですよ。
さらに・・・ラストもとっても丁寧に説明してくれるので
今までの出来事が非現実な世界だったということは
疑いがないということが明確にわかりますよね。
そういう意味では難解ではないと思いますよ。
ただ・・だからといって、精神科医サムが経験する出来事
一つ一つの意味を的確に説明しろ・・といわれたら
私には無理かな・・と思います。
ヘンリーの精神世界が描かれているので
当然、理解を超えたもののはず。
それにあえて意味を求めなくても
彼の・・・心の叫び・・みたいなものを
(罪の意識や報われない愛の形とか・・そういったものを)
感じとれば充分だと思っております。
もちろん、ユアンのズボンのすそが何故
短いのか・・、ヘンリーが予想した雹にどんな意味があるのか
その程度の検証はちゃんとしましたけど。

なんといっても
主役のライアン・ゴズリング君の
悲しそうな眼差しが・・(これもある意味、ラストへの伏線ですよね)
とっても良かったです。
これに魅せられてしまいましたよ。
16歳の合衆国・・ではあまり好みの顔じゃあなかったのですが
(同じく罪を抱えた青年役だったけれど、
こちらは殺人犯だったから・・・)
今回はこの暗さがこの映画を魅力的なものにしていると
思いましたよ。
前髪の垂れ具合もいいですよね・・。

ユアンは今回、優しさに溢れる役でした。
こういった役もたまにはいいです・・。


幻想的で
美しい作品でした。
螺旋階段も印象的。
なんといっても、エンドロール
が余韻を感じさせてとってもいいですよね。
ステイの文字が再び
出てきたときは
複雑な思いを感じましたね・・。


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バイバイ、ママ

バイバイ、ママ (2004  アメリカ)

LOVERBOY


監督: ケヴィン・ベーコン
製作: ケヴィン・ベーコン
ダニエル・ビゲル
マイケル・メイラー
キラ・セジウィック
製作総指揮: ジェラルド・バラド
ダニー・ディムボート
アンドリュー・ラング
アヴィ・ラーナー
トレヴァー・ショート
ジョン・トンプソン
原作: ヴィクトリア・リデル
脚本: ハンナ・シェイクスピア
撮影: ナンシー・シュライバー
プロダクションデザイン: クリス・シュライヴァー
衣装デザイン: ジョン・A・ダン
編集: デヴィッド・レイ
音楽: マイケル・ベーコン
 
出演: キラ・セジウィック ( エミリー)
ドミニク・スコット・ケイ (ポール)
ケヴィン・ベーコン (マーティー)
ブレア・ブラウン ( ジャネット・ロウリー)
マット・ディロン (マーク)
オリヴァー・プラット (ミスター・ポメロイ)
キャンベル・スコット (ポールの父)
マリサ・トメイ (シビル)
サンドラ・ブロック (ミセス・ハーカー)
ソシー・ベーコン
トラヴィス・ベーコン
ジェシカ・ストーン
ジョン・ラファイエット
メリッサ・エリコ
キャロリン・マコーミック
スペンサー・トリート・クラーク


放任主義で育てられ、親の愛情を受けなかった
エミリーは、隣に住んでいたミセス・ハーカーに
理想の母親像を求めていた。
そして大人となった彼女。
父親はいらない・・。自分の子どもだけが欲しいということで
遺伝子だけをもらうために必死に男探しをしていた。
待ち望んだ妊娠。生まれた息子にポールと名付け、
自分一人で大切に育てていく。自分と息子2人だけの世界。
他の友達と接することはもちろん、6歳になったにもかかわらず学校に行かせる事も拒否していた。
しかしポールは、次第に外の世界に憧れていく・・。



感想   俳優ケヴィン・ベーコンの
初監督作品です。
奇妙な親子関係を描いたこの作品。
子をもつ親なら考えさせられる内容でした。
わが子は愛おしいですからね。
母親役はベーコンの妻でもあるキラ・セジウィック。
彼の娘も出演していたり、
音楽は彼のお兄さんと・・ベーコン一家皆が参加をして
作り上げたという作品です。そこも見所ですね。

自分だけの子どもが欲しい・・とがむしゃらに
なっているエミリー。
最初、良質の遺伝子を持っている男なら
誰でもいい・・といわんばかりの
エッチ攻撃に、それはやりすぎでしょ・・・と思っておりました。
子どもは私も大好きで欲しいと思っていたけれど
誰の子どもでもいいってわけじゃあないと思うからね。
でも挿入される彼女の生い立ちを知るにつれて
彼女の行動の意味もわからなくはないな・・・なんて思い始めましたよ。
子供とだけの世界を望み暴走する母親のその生い立ち・・・
エミリーの親はね・・・・子どもより妻・・もしくは夫なのですよ。。
子どもが生まれても、妻と夫・・愛し合っているのは
いいことだと思うけれど、子どもを無視した夫婦だけの関係を
貫いていくのはやっぱりまずいでしょ。
きっと彼女・・・孤独だったのだと思いますよ。
愛されないで育ってきたから。
まるで、望んで生まれた子どもじゃあないみたいな扱いだものね。
やはり幼少の家庭状況って大人になってから影響及ぼすのですね。


彼女に授かった息子ポール。
彼はとっても愛らしいです。目が大きくてね・・
息子だっていうのが余計可愛いのかな。夫がいないぶん、異性の息子に
愛情をすべて与えているという感じでした。
周りが見えないエミリーは、たしかに異質な存在だったけれど
彼女の子どもに対する接し方って
私たちが真似できない物=ある種理想的な姿だと
思うのですよね。もちろん、あんなに独占してしまうのは
どうかと思いますけれど、子どもと同じ目線で、同じ世界を
共有できる大人になるということは
普通なかなかできないですよね。
気恥ずかしくなっちゃうし・・・、どこか冷めてみてしまうところがあるじゃない?子どもの世界にすんなり入り込める
大人であったというのは、それはそれで魅力的では
あるのだと思いますよ。
でも・・親というのはそれだけの役割じゃあないからね。
子離れも親の役目ですよね。

マット・ディロン、サンドラ・ブロック、マリサ・トメイなど
私の知っている俳優さんが出てきたのも
うれしかったわ。
出演時間短くても、印象的な演技。

学芸会でアカペラで歌われる
D・ボウイの歌・・・

羊さんのエピソードなど、
素敵なシーンもいくつかありました。

地味ながらなかなか良い作品だと思いましたよ。
監督業も頑張って欲しいな・・・。


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007/カジノ・ロワイヤル

007/カジノ・ロワイヤル (2006  アメリカ・イギリス)

CASINO ROYALE


監督: マーティン・キャンベル
製作: バーバラ・ブロッコリ
マイケル・G・ウィルソン
製作総指揮: アンソニー・ウェイ
カラム・マクドゥガル
原作: イアン・フレミング 『007/カジノ・ロワイヤル』(東京創元社刊)
脚本: ニール・パーヴィス
ロバート・ウェイド
ポール・ハギス
撮影: フィル・メヒュー
プロダクションデザイン: ピーター・ラモント
衣装デザイン: リンディ・ヘミング
編集: スチュアート・ベアード
音楽: デヴィッド・アーノルド
テーマ曲: モンティ・ノーマン (ジェームズ・ボンドのテーマ)
主題歌: クリス・コーネル
 
出演: ダニエル・クレイグ ( ジェームズ・ボンド )
エヴァ・グリーン (ヴェスパー・リンド)
マッツ・ミケルセン ( ル・シッフル)
ジュディ・デンチ (M)
ジェフリー・ライト ( フェリックス・レイター)
ジャンカルロ・ジャンニーニ (マティス)
サイモン・アブカリアン (アレックス・ディミトリオス)
カテリーナ・ムリーノ ( ソランジュ )
イワナ・ミルセヴィッチ ( ヴァレンカ)
セバスチャン・フォーカン (モロカ)
クラウディオ・サンタマリア
イザック・ド・バンコレ
イェスパー・クリステンセン


ダニエル・クレイグ扮する6代目ボンド
初登場!。シリーズ21作目。
イアン・フレミングによる原作『カジノ・ロワイヤル』
の映画化です。


 ジェームズ・ボンドの最初の任務は
世界中のテロリストを資金面で支えている
ル・シッフルの資金を絶つこと。
様々な情報を得、やっとル・シッフルという人物までたどり着いたボンド。彼がモンテネグロの”カジノ・ロワイヤル”で大勝負に出ることを
聞き、早速その場に乗り込みます。
同時にボンドのもとに
Mは監視役としてヴェスパー・リンドを送り込み資金面での
援助係とさせます。
カジノでの勝負はどちらに転ぶのか・・。




感想  007ってまったく思い入れがないんですよ。
過去作品もほとんど観ていません。
まともに観たのは、カーライルとソフィーが出ていたやつだけ。
もちろん、過去に誰がボンドを演じていたのかというのは知っていますけれど、それ以上に知識はないのですよね。
ということで、過去作品と比較したような
感想には当然なりません。
それが良いのか・・悪いのか。
ほんと率直な感想です。
やはり、新ボンドということで
ダニエルさんの活躍ぶりを観たいという
目的がありました。
ボンドに決まったときは色々言われていた彼ですが
映画を観た限り、とっても素敵だと
思いましたよ。思ったより楽しめましたもの。
以前のイメージを引きずる人にはつらいでしょうけれど
新しいボンド像ということでは、
合格点だと思います。前と同じじゃあ新鮮味が
ないしね。
なにより・・今回は
ボンドの本当の愛・・・が感じられたのが
私にはツボでした。
だって、今までのボンドって、お決まりのように
女とくっつく感じがあったし、それもなにか、お色気を強調しているようなシーンのようになっていたような気がしていましたからね。
(これが今までこのシリーズあまり観ない原因かも)

悪役はマッツ・ミケルセン。
「しあわせな孤独」の彼ですよ。
私の中ではお久しぶり~
それもこんな嫌な役で・・・笑
あの張り付いたような髪型と薄い唇。神経質そうで、気持ち悪い・・笑体力はないし・・(やられっぱなし・・)
女も守れないような意気地のない・・・最低のヤツです・・笑
それが嵌っていて・心底、憎むべきやつになっておりました。

前半の追いかけごっこシーンは
確かにアクションは凄いし、ハラハラしたけれど
心に響くというものではなかったのですよ。
ただ中盤からは・・画面に食い入るようにして
見入ってしまいましたよ。

それがカジノでのポーカー勝負。
あの緊迫感がたまらなく良かったです。
私はどちらかというとこういった・・心理的に
グイグイ責めていく方が好きなので
アクションに見飽きたころに(いや・・アクションはアクションで
迫力があってよかったけれど・・そればっかりだとかえって
面白みに欠けるのよね)こういった心理劇を
盛り込ませている演出に・・好感もってしまいました。

どっちが勝つか・・この勝負。
ポーカーのルールも知らないので
何がどうかはまったくわからなかったのだけれど、
ボンドの勝負している時のお顔が・・キリリとしていて
見所充分でした。これは、あのスーツ姿にも原因が
あるのでしょうね。正装している姿が凛々しくていいですよ♪


痛いシーンは拷問シーン。
あの叫び声はリアルでした・・・・泣。
あんなお姿になっても、けっして秘密は言わない
職務に徹した彼にこれまた痺れましたわ。
普通、冗談言える状況じゃあないのに
相手を挑発するようなことを平気でいうのですよ。
あ~~~それ以上言うと相手の怒りをかうよ・・
もうよしてよ・・・と
こちらの場面でもドキドキしましたよ。
ちょっとダニエルかわいそうでした・・。

エヴァ・グリーンも
私の中ではお久しぶりの人です。
「ドリーマーズ」以来だけれど、ずいぶん洗練された
大人の女性になっていましたね。
私は、彼女・・とっても良かったと思うわ。
ダニエルとのロマンスには
感動してウルウルきてしまいましたよ。
2人の結末はおおよそ推定できたのですがその後が
意外な展開。
最後に彼女の本心がわかり・・う~~~ん、純愛だったのね
と感激してしまいました。

お~~と忘れていました。
そんな彼女とボンドとの絡みの中で
名場面といえば、シャワー室シーンですよ。
といっても、お色気シ-ンではないですよ。
彼女が恐怖のため震えながら
服を着たままシャワーにうたれているのですよ。
その気持ちを察し、安心させるように
そっと寄り添うボンド。
「俺がいるから大丈夫だ」とでも言っているように・・。
いや~~~彼の優しさが見え隠れしているし
絵的にもとっても綺麗な場面で
もっとも印象に残りました。

オープニングは
華やかでお洒落です。
私・・今まで歌が流れる
オープニングに接したことがなかったので
かえって新鮮でした。

ラストショットも渋いです。

OO7なんて・・いつもと同じと
思っていた方こそ、
観て欲しい作品です。
意外です・・意外に面白いです。

最後まで
渋いボンド。
変にニタニタしておりません・・笑
カッコイイですよ・・♪

観る前は私も・・似合わないぞ・・・ダニエルと
言ってきたのですが(ごめん・・)
その意見は撤回です。


いいじゃない・・・・新ボンド。
ごめんね今まで・・色々いって・・・笑


次回作も楽しみにしたいです。
007.jpg

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