ベロニカは死ぬことにした

ベロニカは死ぬことにした  (2005  日本)


VERONIKA DECIDES TO DIE

監督: 堀江慶
プロデューサー: 片岡公生
岡田和則
プロデュース: 筒井ともみ
原作: パウロ・コエーリョ 『ベロニカは死ぬことにした』(角川書店刊)
脚本: 筒井ともみ
撮影: 柳田裕男
美術: 林千奈
編集: 森下博昭
音楽: アンドレア・モリコーネ
主題歌: nangi 『こんな風に笑う。』
VFXアドバイザー: 道木伸隆
サウンドエフェクト: 柴崎憲治
衣裳デザイン: 伊藤佐智子
照明: 市川徳充
録音: 安藤邦男
助監督: 佐伯竜一
 
出演: 真木よう子 ( トワ )
イ・ワン (クロード)
風吹ジュン ( ショウコ)
中嶋朋子 (サチ)
荻野目慶子 (婦長 )
田中哲司
片桐はいり
多岐川裕美 京子
淡路恵子 紅子
市村正親 院長


図書館勤務のトワは大嫌いな私へ・・という書置きを残し
自殺をはかる。
しかし、未遂。気づくと、精神病院。
彼女はそこで院長から“あと7日間の命だ”と宣告される。


感想  原作はまったく理解できなかったので(難しい世界だったのよ・・)映画にも挑戦。
でもますますわからなくなってしまったかも・・・笑

これは感想書かないでいようかと思ったのですが
一応みたので記録として残しておきます。
ジャンルがね・・・人情&コメディってあったかな・・。
そのまんま・・の印象です。
私はもっとシリアス路線で迫ってくるのかと思っていたのですが
まったく違うのですもの。
ちょっとがっかり・・。
誇張された精神病院の患者達が、
苦手でした。
なにも・・あそこまで風変わりにしなくても・・。

この映画でのメッセージ性は感じ取れなかったわ。

自慰シーンもやはり意味不明で(自己を好きになるために
こういうことするのですか。流れがみえない・・・)
・・なぜ、蛇口から水か出るんですか・・。
やりすぎでしょ・・・。
それに、流れる音楽が私の
大好きな曲だけにショック。

あのトワに惹かれる男の子は韓国の方なのですね。
ほとんどセリフがないので、可哀想なくらいですね。
どうして恋愛関係に至ったのかが不明・・。
あれ~~~お互いに好きだったんですか・・・笑

唯一良かったのは
中嶋朋子 (サチ)の演技。
空とんで・・・驚いたよ・・・。

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教室の祭り   著 草野 たき

教室の祭り   著 草野 たき


 五年生の澄子。新学期のクラス替えで3、4年で一緒だった
直子と再び同じクラス。浮かれる澄子。直子はおとなしく
絵が大変うまい子。普段は聞き役ばかりだ。
そんな直子でも、気心がしれているので
新しいクラスの友達関係には不安はなかった。
5年生が始まるとすぐに塾に入れられてしまう澄子。
そこには同じクラスのカコとてっちゃんがいた。
男子たちともやりあう華やかな印象のカコとてっちゃん。
塾ではカコたち、学校では直子と考えていた澄子だが
カコたちは学校においても澄子に声をかけ、なにかと誘いをかけるようになる。その間、新しい友達も作るわけでもない直子は
教室で独りぼっち。気になっているものの、カコたちと過ごす時間は
楽しい・・そのうち、直子は不登校になって・・




感想  この本は先日、某新聞にも紹介されていましたね。
私は、少し前に読んだのですが、なかなか奥深いテーマが入っていて
面白い本だと思いました。
仲間はずれにされたから不登校になった・・
いじめなのね・・・・・。
と・・簡単に考えてしまうようなものではなかったように感じます。

そこにあるのは集団行為の恐さです。
悪気があるのではありません。
むしろ、本人たちは善意のつもりで行動しているのですが
それが逆に相手を傷つけることになっているのです。
これは子どもの世界だけでなく大人でも充分ありゆる
行為かもしれません。

学校生活は、実にリアルに描かれております。
クラス替えで不安になる気持ちも
タイプの違う友達との間で迷う気持ちも
一度や、二度、経験した人・・いるのではないでしょうか。

直子のことが嫌いなわけではない・・澄子。
でも、新しくできた友達のノリのよさに付き合うにつれ、
新しい自分をみつけたような気がしてしまうのです。


不登校になった直子をみて、
自分のせいだと悩み出す澄子。

澄子の悩みをきき、じゃあ・・直子を学校にくるように
説得しに行こうと言い出すカコたち・・。
そして直子の自宅へと押しかける・・。

自分たちの行動を美化し、それを祭りのように扱う
クラスの子。

相手の心うちを知らないで勝手に盛り上がる
クラスの子。

澄子は親友だと思っていた相手を本当には
理解していなかったのです。

お母さんが言う言葉が印象的です。
「どっちかを選んで、どっちかをあきらめなくてはいけない・・
これから、大きくなるにしたがって、選ばなければならないことは沢山出てくる。そのとき大事なのはあきらめること・・・」
「あきらめることはけっして悪いことじゃないの。
あきらめることはよく考えて選びなおすこと・・・」

お母さん、はっきりしているのね・・・。
でもそれが正しいことかもしれないよね。
優柔不断な態度は相手を傷つけてしまうかも・・。


直子の不登校は自分が彼女から離れてしまったからだと
思っていた澄子。

でもそれは違うのですよ。
これには驚きましたよ。

直子は私が思っている以上に大人だったわ。
澄子の本質を充分理解していたもの。

反対に澄子は、まだまだ直子のことを表面的にしか見ていなかったんだね・・。

ラストはあまりすっきりとしたカタチではありません。
これからのことを考えると不安がよぎります。
ここからが本当の意味でのいじめなのです・・・それもかなり過酷な状況でしょう・

同時に新しい人間関係が生まれて
この困難を乗り越えるかもしれないという希望が見えます。
でも正直、このままでいいのかと疑問も。
悩みを相談できる大人が存在しなければいけないのではないかな・

いじめが悪いとか、いじめっ子は最後には
痛い目に合う・・とか、わかりやすい結末よりも
現実的ではありますね。
だからこそ、胸の奥が痛いです。

どんなことにもくじけない強さ
心の強さをもちなさいと
いじめられる側にエールを送っているような作品でした。
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パパとムスメの七日間  著  五十嵐貴久

パパとムスメの七日間  著  五十嵐貴久


女子高生・小梅16歳と、
サラリーマンのパパ47歳がある日、突然
入れ替わってしまった!!


感想  楽しい作品でした。コメディタッチで肩の凝らない作品。
題名どおり、パパとムスメの人格が入れ替わってしまった
という内容。まあ・・他の作品でもよくみかけるので
珍しい設定ではないのですけれど、
今時の女子高生の姿などに
自分の子どもの将来の姿なんぞを思い浮かべて
面白く読めました。

中でも興味深かったのが小梅と
小梅の好きな先輩との初デート。もちろん、小梅は見かけは
女子高生だけれど、人格はパパなのだから、すったもんだが
あるわけ。
パパとしては複雑だろうな・・・笑。
2人がみた映画は、なんと、ルキノーヴィスコンティですよ。
ルードウィヒ 神々の黄昏
と地獄に堕ちた勇者ども・・
渋い・・・・笑
先輩・・・考えすぎ・・笑
でも精一杯考え抜いたのよね。微笑ましい。

お風呂での着替え場面や会社の様子
メール速さの違いなど、うんうん!!とうなずいてしまうこと
多かったです。
年頃のムスメをもつお父さんにも是非読んでもらいたいな。

最後は意外な人物が原因で
元に戻るのですが・・
これにはビックリ・・。
デビュー作を思い起こしてしまう展開でした。
かなり・・・強引な結末ですが
これくらい派手な方が楽しいです。

だからといって、ムスメとパパが急に仲良くなるとは
限らない。
そんな、綺麗な形にまとめないところも
好感もてました・・。

突っ込みはいれずに、気楽に読みましょう。


ちなみに映画ではフォーチュン・クッキーがお勧め。


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削除ボーイズ  0326   著  方波見大志

削除ボーイズ  0326   著  方波見大志



グッチはフリーマーケットで、偶然「時間削除装置」を手に入れる。
一見、デジタルカメラのような装置だが
これが不思議な能力を持っていた。
対象に起きた出来事を削除できるのだ。タイマーに削除したい時間を
セットし、対象者を画面におさめる。削除できるのはセットしてから
5分間。一度削除した出来事は元に戻らない・・。そういうマニュアル
だった・・。しかし、使用中に機械は故障し、削除できる時間は3分26秒に変化。
そして、削除装置を使うことでグッチをはじめその仲間に様々な出来事が起こる・・。




感想   第一回ポプラ社小説大賞受賞作だそうです。
賞金なんと2000万円。凄いですね。
作品より、その金額の高さに注目してしまいます。
そして、この賞金の金額の高さをもって、この作品の評価をしてしまう
傾向になるのは、しかたないことでしょうね。



他のブログさんで見つけて興味をもった作品。
主人公が小学生ということで児童文学的なジャンルなのかと
思いましたが、図書館に置いてあったのは
一般書棚でした。でも小学生にも充分読める内容。
現にうちのムスメは楽しそうに読んでおりました。

設定は映画でもよくあるタイプの、タイムスリップもの。
これは、別に目新しいものではありませんよね。
でも、この手の題材は興味ひかれてしまいますね。
誰もが、過去や未来に自由にいける道具があれば・・・なんて
一度は思ったことあるでしょ?
そういう世界が広がっていくのですから
面白くないわけがないと思うのです。
必然的にどんどん先が読みたくなる・・。

でも、このお話ってSFのカタチをとっているけれど、
どちらかというと、現代社会が抱えている
闇の部分をさらけ出したという感じの方が強い作品ですよね。

父親の失踪、フリマ、小学生同士の権力争い、障害者
兄の引きこもり、いじめ、ネット、株、殺傷事件・・・
とまあ。。
暗い・・暗い・・・・出来事ばかりですね・・。

確かに面白い作品だとは思いましたけれど
登場人物のキャラに
感情移入しにくいのですよね。
ませているのです。
可愛くない小学生って嫌だよ・・。精神年齢が高い子どもって
いるとは思いますけれど、
どこか子どもらしさが見えたりしますよね。
でもこの物語の中の小学生達って
行動も言動も、大人みたいな子ばかりなんだもの。
それが現実と言われれば、しょうがないけれど・・。
少なくともうちの子の学校にはいないです・・・・。
そもそも、なぜ、小学生が主人公なのかがわかりませんでしたね。

この主人公のクラスって
雰囲気悪そうですよね。表面的な関係みたいで・・。
主人公も、その家族も、先生も・・・
みんな嫌でした。
子どもは誰でも純粋じゃなければいけない・・などとは
思っていないけれど、この物語に出てくる
小学生は全部が全部、個性的すぎてついていけませんでした。


削除装置を使うことで
どんどん現実が変化していく・・。
過去を変えることは、そういう危険性をともなうということは
想像できる範囲だったので、
どんどん思っていない方向へ事が進むという展開を
みていて、ホラ!!みたことか・・・って思ってしまいましたよ。
最後の結論も・・・
当然の結果ですよね。
ただ、普通こういう結末を知ることによって
一抹のせつなさ・・・を感じたりするのですが
そういうものは一切なかったかな・・・


引きこもりになってしまった兄
グッチの同級生ハル・・・・ある事件によって、性格がわかってしまった少年
社長の息子であることを
鼻にかけた種村・・・・ケ~~~~~嫌だね。
クラスで浮き上がっている浮石さん・・髪型変えるとき色入れて
いましたよね・・・本当・・小学生かい・・・笑
ネットで株取引をするコタケ・・・オタクだわ・・。

あ・・・、こんなクラスの先生にもなりたくないわ・・

ちなみに、小学生主人公の作品なら
もっと違った路線の作品の方が好きですね。




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リカ    著  五十嵐貴久

リカ    著  五十嵐貴久


本間は印刷会社に勤めるサラリーマン。
娘と妻がいて家庭生活は順調だ。
しかし、偶然知ったインターネットの出会い系サイトに
嵌り、「リカ」という女性と知り合うことになる。
メールの雰囲気がとっても良かったリカ。
とうとう、携帯電話の番号を教えて、お互いをもっと知ろうとする。
すると、「リカ」は豹変する。
度重なる電話。いっぱいの留守番メッセージ・・
そして彼女は本間を待ち伏せしていてその正体を現す。
恐ろしくなった本間は探偵を雇うのだが・・。



感想  第二回ホラーサスペンス大賞受賞。
「黒髪の沼」というタイトルだったのを加筆して、
「リカ」という題名に変更。
この題名の方がいいですよね。
そそられます。
でも同じ名前ならば、この本を読んだ後複雑な気持ちがしますよね。


映画でいえば「危険な情事」。
ちょっとした浮気心が取り返しのつかないことに
なってしまうということ。
チャトの裏も理解できて
とっても面白かったです。日常に潜む闇というものが
伝わってきますね。
追いつめられていく本間の心境が手に取るようにわかり
先が知りたくてしょうがありませんでした。
リアルなのですよね。
自業自得と思ってはみても、
同情もしたくなってしまいます。

出会い系サイト・・・・気をつけましょう。
甘い誘いに危険な罠。

リカの容貌が凄かったですね。実際まともに見ることできないわ。
臭いってどんな感じなの・・・笑?
想像するのは嫌だけれど、非常に気になります。


声だけが可愛いっていのも不気味だよね。


後半は
非現実的。
でもバラバラという殺人形態も今ではありえないことでも
ない時代ですからね。
ターミネーターのように何度も這い上がってくるリカ。
わ~~~~気持ち悪い。

単行本では書かれていない追加エピローグが文庫には
収録されていると聞いたのですが
どんな感じなのでしょう。

知りたいようなもうかかわりたくないような・・・笑

ワクワクしながら、読める作品でした。
非常に面白かった!!



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エンキョリレンアイ   著  小手鞠るい

エンキョリレンアイ   著  小手鞠るい



京都駅の裏のビルディングの書店で
アルバイトしていた花音。担当は児童書売場。
いとこの子どもに本をプレゼントしたいという男性のために
手助けしてあげることに・・
爽やかな印象の彼・・。お互い惹かれるものを感じる。
その日はそのまま別れたが、翌日彼から電話が・・。
彼は井上海晴。
もうじき料理学校に通うためにアメリカへ行ってしまうのだ。
花音もまた、数日後には就職が決まっていた東京へ行くことに
なっていた。
二人のエンキョリレンアイがはじまる・・。



感想   上戸彩さんのコメントが気になった本なので
読んでみましたが、私には合わなかったです。
泣けるような本じゃあないです。
エンキョリレンアイした経験があれば
また違ってくるのかもしれないけれど、
あまりにも、設定が安易だし、偶然が多すぎるので
リアリティを感じないというか・・・。
書店での出会いからして・・・、こんな男いるのか・・・
って思ってしまって、それ以上入り込めませんでした。

展開も、途中で見えてしまったので
読んでいて面白くないのですよね。
綺麗にまとまりすぎていているのが、なんだか・・・。
13年も離れていて
それでもお互いを想わない日がなかった・・という
言葉だけでは、感動はしません。
会いたい、好きだ・・という言葉は
ありましたけれど、表面的な感じがして
心に響かないのです。こちらに突き刺さるような言葉の重みみたいなものが欲しかったな。

1時間枠のトレンディードラマをみたような
読後感でした。

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ランチ・ウィズ・チャールズ

ランチ・ウィズ・チャールズ  (2001  香港・カナダ)

監督: マイケル・パーカー
製作: マイケル・パーカー
シャン・タム
製作総指揮: ニコラス・リー
デヴィッド・ハミルトン
脚本: マイケル・パーカー
撮影: ジョン・ホートマン
音楽: サイモン・ケンドール
 
出演: ラウ・チンワン
テレサ・リー
フランソワーズ・イップ
ビフ・ネイキッド
ペータ・ブルックストーン
ニコラス・リー


香港でミュージシャンの夢を持ちながら
不動産屋で働く夫トン(ラウ・チンワン)。
カナダの広告代理店で働く妻エイプリル(テレサ・リー)。
3年間別居状態のままだ。夫を待ち続けているが
カナダに永住する気はない様子。
待ちきれなくなった彼女は、ある日、郵便で
結婚指輪を送り返す。
「他に男が出来たわ。私とよりを戻す気があるのなら指輪をもって
来て・・・」男が出来たのは嘘でそうやって夫を試したのだ。
トンは、驚いてカナダに飛んでいくが・・



感想  ラウ・チンワンが見たくて、未公開ながら
この作品を借りてきました。
前回の忘れえぬ想いのイメージを壊さないような作品だったので
観てよかったわ。あまりギャップが激しすぎると、体に悪いものね。
今回の役は
ミュージシャンの夢をもつ男の役。
なかなか夢をカタチにするのは難しいのですよね。
生活のため不動産屋に勤めているけれど、夢は捨てきれないみたい・・
ギター弾くシーンや、歌を歌うシーンもあって
楽しかったですね。

一組の夫婦が、別れるか、くっつくかというお話なのですが
悲壮感はまったくなし。
妻のもとに駆けつける夫は偶然出会った白人女性と
旅するハメになるし、
妻の方も、宿泊したホテルのオーナーの男と
旅をするハメになるの。

実はこの夫と妻に同行する男女は
恋人同士。つまり、2組のカップルが別々の組合せで
旅をするというロードムービーなのです。


オープニングの映像がとっても可愛らしかったです。
同じく、エンディングロールも味わいがあり
それだけで評価高くなってしまう作品でした。
エンディングで流れる曲は、映画での出来事を
説明しているような歌詞なのですよね。
意味が深くていいですわ・・。

コメディッタッチなので気楽に観る事ができるのも
お気に入りの一つ。
ドタバタな笑いでなく、クスリさせるような上品な笑いなのも
好みでした。

夫婦と言えども離れていた時期は長い・・
その間に価値観も変わってくる2人。
それぞれが自分の生き方を見つめなおし、
何が最善の方法かを考えていくのです。

この結末をどう考えるかは
見た人の判断にお任せする・・という感じですが
私は・・・良かったと思いますよ。
こういうカタチもありかと・・。


やっぱり、離れているとね・・・
すれ違ってしまうところも出てくるのかも。
夫婦という言葉に甘えて
愛しているって思いこんでいるところもあったのかもね、
この夫婦の場合。
自問自答した結果、本当に自分が求めているものが
見えてきたのかもしれないよね。

彼らの旅は
新しい自分を見つめるために必要だったことかもね。

もちろん、違う結末を迎える夫婦も
当然いるはず。こういう危機を乗り越えられる夫婦も
いますよね。  大抵が乗り越えることができるんじゃあないかな・
それが夫婦っていうものでしょう・・・笑
・この夫婦の結論から考えれば、・・それまでの間柄だったということでいいんじゃないかな・・。友達関係ならきっとうまくいく
パターンですよ。

カナダの自然の素晴らしさが印象的。
こんな景色見せ付けられたら
生き方変わってしまいそうですよね。
なにが自分にとって一番大切かって
しみじみ考えてしまいそうですよ。

白人の彼女が(彼女も歌い手)歌い手が夢であるトンに
なぜ、自分では歌わないの?・・というと
トンは「香港の歌手はルックスが大切だから・・」
というのですよね・・。
そうか・・ルックスが・・・笑

笑っていいのか複雑な心境です・・。

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ディパーテッド  

ディパーテッド  (2006  アメリカ)

THE DEPARTED


監督: マーティン・スコセッシ
製作: マーティン・スコセッシ
ブラッド・ピット
ブラッド・グレイ
グレアム・キング
製作総指揮: G・マック・ブラウン
ダグ・デイヴィソン
クリスティン・ホーン
ロイ・リー
ジャンニ・ヌナリ
脚本: ウィリアム・モナハン
オリジナル脚本: アラン・マック
フェリックス・チョン
撮影: ミヒャエル・バルハウス
プロダクションデザイン: クリスティ・ズィー
衣装デザイン: サンディ・パウエル
編集: セルマ・スクーンメイカー
音楽: ハワード・ショア
 
出演: レオナルド・ディカプリオ ( ビリー・コスティガン )
マット・デイモン ( コリン・サリバン )
ジャック・ニコルソン (フランク・コステロ)
マーク・ウォールバーグ (ディグナム )
マーティン・シーン ( クイーナン)
レイ・ウィンストン ( ミスター・フレンチ )
ヴェラ・ファーミガ ( マドリン )
アレック・ボールドウィン ( エラービー)
アンソニー・アンダーソン ( ブラウン )
ケヴィン・コリガン
ジェームズ・バッジ・デール
デヴィッド・パトリック・オハラ
マーク・ロルストン
ロバート・ウォールバーグ
クリステン・ダルトン
J・C・マッケンジー

インファナル・アフェアの
リメイク版。
マサチューセッツ州ボストン。
ビリー・コスティガンは犯罪がらみの家族から決別するために
警察官を志願。やがて上司にマフィアへの潜入捜査官を命じられる。
一方、マフィアのボス、コステロによって育てられ、
スパイとして警察に送り込まれたコリン・サリバン。
2人は、互いの存在を知らぬまま、
やがてコステロを標的とした捜査活動で
係わり合いをもつことに・・。
捜査の中で、警察、マフィア双方ともに
ネズミ=内通者がいることが判明。
2人は窮地に追い込まれていく…。



感想  あまり期待しないでの鑑賞・・・笑
元映画、インファナル・アフェアは観ているので
どうしても比べてしまいますね。
あ・・・ ディカプリオがトニー・レオン役なのね・・とか
マット・デイモンが、アンディ・ラウ・・・ね・・という
知識が頭に中でちらちら・・

元映画はだいぶ前に観たので細かい部分を忘れているところが
あったのですが、ほとんど内容は同じ・・・でしたよね。
屋上での対話シーンや
衝撃的な落下シーンなどなど。

初めてインファナル~観た時は
あのラストの理不尽さに・・・トニーが
不憫で不憫でと思ったのですが、
今回のディカプリオには
う~~~ん、同じような感情はもうこみ上げてきませんでした。
それはやっぱり、
先の見える(すでに知っている)展開だったからでしょうか・・

もちろん、それを承知で観にいったのは
新しい発見があると思ったから・・。
その発見は・・
ニコルソンが凄すぎる・・・ということ!!・・・笑


ちょっと強烈ですよね。
2人の苦悩も何も飛んでいってしまったように
感じます。
この映画の見所はもしかしたらニコルソンの存在感の強さに
あるのではないでしょうか。
老境にさしかかっているというのに
あのパワー。貪欲で下品で自分の邪魔をするものには非情な
態度を示す残忍さ・・。
彼ならではの個性的なマフィアのボスを演じていたと
思います。個人的には私は・・・スマートなマフィアが好きなのですが・・・笑
なにか・・狂犬病にかかった犬のようですよね・・。
ただ、時折観ていて見苦しいというか
暑苦しいというか・・・笑・そういうものを
を感じたのも事実。
お食事するときのあのベタベタした感じ・・止めて欲しいな・・・。
まあまあ・・おじいちゃん・こんなにこぼしちゃって・・
って感じじゃないですか?
映画館においての・・あパフォーマンス・・。
あれは、エロさ丸出しで思わず、笑いだしてしまいそうでしたよ。


さて、本来の主役の2人にいきます。
香港版より、主役2人の年齢はぐっと若くなりましたよね。
それゆえ、マフィアに潜入したディカプリオ
は血気盛んという感じがみなぎっていました。
トニーの大人の苦悩とはまた違うのですよね。
潜入の期間もたしか、香港版のほうが長かったように
感じたので、苦悩の度合いは単純には比較にならないけれど・・
これは好みの問題だけれど、やっぱり
トニーに勝るものはないとどうしても思ってしまいます。
設定年齢若い分、エネルギッシュな感じはしましたけどね。

対する・・マット・デイモン ・
貧しい生活だったゆえ、警察内における名誉、成功に関して
人一倍、貪欲になってしまう役柄ですよね。
でも、恩があるマフィアのボスに従うべき運命を
逃れられない自分がいる・・
彼にも彼なりの苦悩があるようですが、どうも薄っぺらく
感じてしまったのはどうしてなのでしょう・・・・。
彼のリプリーのような役柄のイメージで考えれば
いいのでしょうが、あまり感情移入できなかったです。
正義顔なのですよね。


初めてこの物語を観る方はもしかしたら楽しめるかも・・。
でも一度前の作品を観て
そちらの方に強い思いを持っている人にとっては
きついんじゃあないのかな・・・
って思いました。

あと・・私はあの音楽の入れ方が
あまり好きじゃあないのですよ。
なんだか、ここはいらないじゃないの・・と
思ったところが多かったから。

そして2人に絡む女性の存在。
う~~~ん、この2人ともに関係をもつという必要性の
意味がわかりません。
ディカプリオとの絡み観ているかぎり、
うれしくて・・たまらないという感じにしか
見えなくて・・。え・・・もうちょっと
自分の気持ちを整理してみなよ・・・・と言いたくも
なります。
あまりにも、行き当たりバッタリな行動。後先、考えないのでしょうか
単なる、患者に手を出す女にしか見えませんでした。
恋愛感情って・・・あった?・・笑
子どもの件もあるので
面白い展開にしようとしたのはわかるけれど、
どうにも不自然さを感じてしまいます。


ラスト・・・
最後の最後はちょっと違っていましたよね。
まさか・・・ああいう展開になるなんて。
まさに、題名のとおりです。

私もね・・・気になっていたのですよ。
マーク・ウォールバーグ ・・自宅謹慎、休暇でしたっけ?になってそのままでしたからね。
でも彼の演技・・面白かったですね・・。
あの7・3わけで、最初は誰だかわからなかったですよ。
皮肉屋で、いつも怒った顔ばかりしていて、
マーティン・シーン 演じるクイーナンと
すごくいいコンビだと思いましたよ。
ボケとツッコミ・・みたいで・・・笑


全体的にスピーディさはあったけれど、大味っという感はぬぐえず。
潜入捜査に入るまでの過程や
主役2人の育ってきた環境など、きちんとバックボーンは
固めているので、わかりやすい展開になっていたと
思います。それでもズッポリのめりこむほどの
感情移入はできなかったです。

ネズミ・ネズミ・ネズミの連呼でしたね。最後のネズミ君の
登場はご愛嬌でしょうか。




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↑どっちがどっちか・・
な。

ひとがた流し    著  北村薫

ひとがた流し   著  北村薫


アナウンサーの石川千波は亭主も子どももいない、独身。
同居人は飼い猫ギンジロー。
作家の水沢牧子、一人娘はさき。
写真家の妻となった日高美々。旦那は日高類、娘は玲
3人は高校からの幼なじみ。
牧子と美々は離婚経験者だ。
千波は朝のニュース番組のメインキャスターを任されることになったのだがその矢先、病院の検査で、ある病気に罹っていることが判明。
それを境に3人のに日常もまた少しずつ変化していく・・。



感想  北村作品は昔「スキップ」「ターン」「リセット 」を読んだきり。久々です。

淡々とした日常を綴ったストーリー。
主人公3人は共に青春時代を同じ場所で送ったメンバー。
それから様々な出来事がお互いに起こったけれど、
切れず離れず、40代になっても
いまだよい関係が続いているのです。

会話からはじまる物語、それも呼び名だったので、
人物関係を整理するのに戸惑ったけれど、
わかりはじめると、その世界にすんなり入り込めました。
居心地はいいですよね。
とくに、嫌だと思うキャラクターもいませんでしたし
なにより、主人公が女3人で、年代的にもかぶる部分が
あったので感情移入しやすかったです。

こういう関係、憧れます。子どもたちともそれぞれの恋人&ご主人たちともいい関係を築いていましたからね。
現実にはまだまだ・・・、こんなに深く互いの
家庭に踏み込むまでの人間関係は築けていないのでうらやましいです。
色々な問題がありますからね。

人生の折り返し点になって
青春時代を語れる友が傍にいるのはいいですよね。

皆・・幸せ者だと思いました。

後半で展開されるのは不治の病に
侵される千波のこと。
悲しいお話になりますが、涙がこぼれるような深い
感情までは湧いてはきませんでした。
悲しくなかったというのではなく、
静かにその事実を受け止めたという感じです。
しんみりとした気分でしたね。
リアルな描写もないし、
死生観を語るような文章もなく、
ただ、そのことにかかわっていく人々が描かれるだけ。
でもそういった何気ない
描写がかえって心には残るのかもしれません。

死を迎える人がいる・・そういった劇的な部分だけを
取り上げて語るのではなく
それ以前に、人と人がつながって、生きていることの素晴らしさを
感じて欲しいのでは
ないか・・と思いました。


第6章まである物語。
それぞれの章の最後では必ず、次の章に渡されるものが出てきます。
讃岐うどんだったり・・クッキーだったり・・
そして手紙だったり。

日高美々の娘玲の出生の秘密や
スズキさん=イチョウヤ良秋(これはファミレスで呼ばれたら目立つので偽名使いたくなりますよね)の千波さんへの恋心、
牧子さんが作ったー月の砂漠をさーばさばと・・さばのー味噌煮が
ゆーきました~~~♪の歌エピソードなどなど。
心が温かくなるお話がいくつか織り込まれておりました。
どれも印象的でしたね。


 「本当に小さな、次の日になったら忘れちゃうようなことだよね。
でも、そんなちっぽけな思い出が、どういうわけか、いつまでも残っていたりする。小さなことの積み重ねが、生きていくってことだよね。
そういう記憶のかけらみたいなものを共有するのが、要するに
共に生きたってことだよね・・・」(本文より)


何気ない出来事でも
何年後には、大切な思い出になっているはずです。
語ることのできる思い出を作り上げるために
生きているのかもしれませんよね。

人生、一人じゃない・・・と思えるのは
幸せなこと。
周りにいる家族&友達を大切にしたい気持ちがしました。

いい本でしたね。

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君とボクの虹色の世界

君とボクの虹色の世界  (2005  アメリカ)

ME AND YOU AND EVERYONE WE KNOW
MOI, TOI ET TOUS LES AUTRES


監督: ミランダ・ジュライ
製作: ジーナ・ウォン
製作総指揮: ホリー・ベッカー
ピーター・カールトン
キャロライン・カプラン
ジョナサン・セリング
脚本: ミランダ・ジュライ
撮影: チューイ・チャベス
編集: チャールズ・アイアランド
アンドリュー・ディックラー
音楽: マイク・アンドリュース
 
出演: ミランダ・ジュライ ( クリスティーン)
ジョン・ホークス ( リチャード )
マイルス・トンプソン ( ピーター )
ブランドン・ラトクリフ ( ロビー)
カーリー・ウェスターマン ( シルヴィー )
ヘクター・エリアス (マイケル )
ブラッド・ヘンケ ( アンドリュー )
ナターシャ・スレイトン ( ヘザー )
ナジャラ・タウンゼント ( レベッカ )
トレイシー・ライト ( ナンシー )
ジョネル・ケネディ ( パム )
エレン・ギア エレン


2005年のカンヌ映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)受賞作。
アーティストになることを夢みる高齢者タクシーの運転手
クリスティーンはある日、
ショッピングモールの靴売り場で働く
リチャードに一目ぼれする。
リチャードは最近離婚したばかり。2人の子持ちだ。
リチャードの2人の息子は
14歳の兄ピーターと6歳の弟ロビー。
この2人はただいまチャットに夢中。
彼らの隣家には嫁入り道具をコレクションする
小学生シルヴィーが住んでいる。
そして、リチャードの同僚アンドリュー。
彼はロリコンで
ピーターのレズぽい同級生2人に関心をもっていた・・



感想   不思議な映画でした・・笑
深い感動があったとか
可笑しくて笑い転げたとか・・
切ない恋にキュンとなったとか・・・
大きなもの感情変化はもたらされなかったのですが
なんだか心に残る作品だったな・・・という印象です。

映画全体に漂う
妙な間が・・・なぜか忘れられなかったかな・・。

普通ではない人の日常を綴ったお話です。

世の中・・・ちょっとずれている感覚の人たちって
結構いますものね。
この映画では一箇所に集中的に集まってしまったために
観ているこちら側が違和感感じるのかもしれません。



ビデオパッケージには大人の男女が居て
題名もメルヘンチックなので
淡い大人の恋愛劇を想像するのだけれど、
それだけではないのですよね。これは予想外でした・・。
誰が主人公というより、
その街の特定の人の
日常のほんの一こまを覗かせてもらったという印象です。
その中でも、恋と呼べるエピソードが
この中年男女の物語なのです。


映画冒頭から、高齢者タクシーの運転手である女性クリスティーンが
なにか、マイクに吹き込んでいるシーンが表れます。
製作風景ですかね・・。
これが・・最初、なんだかよくわからなくてね・・。
自己陶酔的な彼女を観ていたら
なんだか恐くなっちゃいましたよ・・・
一体全体なにを表現したいのか想像しがたかったですよ。
次第に彼女が
アーティストを志望ということがわかってくるわけだけれど、
こういった自分の世界をしっかりもっている人の恋は
なかなか難しいですよね。
そのクリスティーンが恋に落ちる男性は
ショッピングモールの靴売り場店員のリチャード。
このリチャード・・一目ぼれするほどの器量よしには
見えなかったのだけれど、やっぱり接客態度に好感もてたって
ことなのかな・・。ピピピ~~ときたのか・・。
いい年をした2人なんだけれど、恋に対しては
不器用で、なかなか思うように進まないところは
正直かわいらしいと思ってしまいましたよ。
でもやっぱり、モーションかけるのは
女性側ですね。これだけ押せ押せでいけるのは
やはりアーチスト志望の彼女だからではないでしょうか。
普通はできないよね・・笑
男性リチャードはなんだか押されっぱなしの印象でしたもの。


一番面白かったのは
リチャードの子どものチャットシーンかな。
最後のチャート友達と会えるシーンは
こちらまでドキドキしたりして・・
しかしネットも低年齢化ですね・・。

下ネタは沢山入っていて
結構、驚いたりもしたのですが、
なぜか嫌悪感をあまり感じなかったのが不思議。
基本的にドタバタ下ネタ映画は
苦手なのですが、
こちらは、さらりとした表現だったからかな・・。
いやらしさ丸出しの
表情&行動を
皆さんしていなかったからかな・・なんて思います。
でも、文章では絶対書けないことばかりだったけれど・・笑


嫁入り道具のコレクションを集めている
女の子のお部屋が
素敵でした。
カーペット可愛かったです♪

監督&脚本&主演が
すべてミランダ・ジュライなのですね。
才能ありますね・・


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↓これが女の子のお部屋可愛いよね
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ぼくを葬る(おく)

ぼくを葬る    (2005  フランス)
LE TEMPS QUI RESTE
TIME TO LEAVE

監督: フランソワ・オゾン
製作: オリヴィエ・デルボスク
マルク・ミソニエ
脚本: フランソワ・オゾン
撮影: ジャンヌ・ラポワリー
プロダクションデザイン: カーチャ・ヴィシュコフ
衣装デザイン: パスカリーヌ・シャヴァンヌ
編集: モニカ・コールマン
 
出演: メルヴィル・プポー ( ロマン)
ジャンヌ・モロー (ローラ)
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ ( ジャニィ )
ダニエル・デュヴァル (父 )
マリー・リヴィエール ( 母 )
クリスチャン・センゲワルト (サシャ)
ルイーズ=アン・ヒッポー ( ソフィー )
アンリ・ドゥ・ロルム (医師)
ウォルター・パガノ (ブルーノ)
ウゴ・スーザン・トラベルシ ロマン(少年時代)

パリで活躍するフォトグラファー、ロマンは、
ある日撮影中に倒れる。
診断の結果は末期のガン。
余命は3ヶ月と告げられた彼だが、放射線治療は断り
運命を受け入れようとする。
家族にも恋人の青年サシャにも真実は打ちあけない。
そんな中、唯一心を許す祖母にだけは自分の苦しみを
素直に打ち明ける。
そして・・ロマンはある行動を起こす・・




感想   オゾン監督の
“死”をめぐる3部作の第2作目だそうです。1作目は
「まぼろし」ですね。ちなみに未見(でも内容はなんとなく・・知っている)
3作も続けて、死をテーマニした作品を作り上げようとしているのですね。監督としても、色々思うところがおありなのでしょう・・。

こういった、死をテーマにした作品は
どうしても自分自身の立場に置き換えて考えてみたく
なりますね。ましてや、今回は自分自身の死。
絶対に避けてとおることのできない出来事です。
監督が、自分ならば、こういったものの考え方をするという
ことを表わしている作品なのかしら。
主人公もゲイですし・・・。


ただ、鑑賞している自分は監督とは同じ人間ではないので
共感できる部分もあるけれど、どうしてそうなるのか・・と
思える部分が当然あり・・という感想です。
他を寄せ付けず、自分ひとりがその死を静かに受け入れるという
姿勢。もちろん、そこに行き着くまでの葛藤はあったにしろ、
そこをあまり強調しない演出なので、病気といえども
あまり生々しさが感じられません。

生まれるのも一人、死ぬのも一人。
そうわかっていても、やっぱり、その苦しみを
分かちあえる誰かを素直に頼っても良かったのではないかと
思ってしまいます。相手を思いやる気持ちも
大切だけれど、背負う荷物は、少しでも軽くなっ方が
いいのに・・・と思ってしまいます。
少なくとも、彼を愛する相手は・・いたのだから。
黙って去ってしまうのは、どうかな・・・って。
それは愛するがゆえの行為なのかな。
苦しみを全部、一人で引き受けることができるのは
きっと強い人間だと思いますが、なかなか難しいですよね。

そんな中で、祖母との交流は印象的
唯一心を開いた相手だと思うからです。

彼は・・・なぜ、自分に死期が迫っていることを告白したか・・という祖母の問いかけに
ぼくに似ているから・・
もうすぐ死ぬから・・と
言います。

自分と同じような信念をもった生き方をしてきた人だからなのかな。
また同じように死を意識する人だからか。

祖母の言葉は胸に染み入りました。
けっして、彼の選択を否定するようなもののいい方は
しなかったでしょ?
なにより、今夜あなたと死にたい・・だなんて。
そんな言葉を口に出せるあなたは・・・凄い人よ。


死については色んな考え方は
あろうかと思いますが
意見の相違は別にして考える機会を
与えてくれる作品を送り出してくれるというのは
観ている私たちにとっては非常に喜ばしいことだと思います。

本でも映画でもそうですが、何かメッセージ性のある
作品に触れないと、人間ってなにも考えず、ダラダラ過ごして
しまいそうな生き物ですからね。もちろん、現実に触れる機会が
ある人は別ですが、皆が皆、劇的な人生送っているわけではないでしょう。


実はこの作品、主役の彼が素敵・・という声を
昨年末から聞いていまして、そんな不純な動機からの
鑑賞でもありました。こんな重めの作品とは・・。
(あ・・噂どおり彼は素敵でしたよ。最後のやつれたシーンでは
心が痛みましたもの。)

お姉さんとのわだかまりは原因がはっきりとは
描かれていませんでしたが、
最後に、お互いが歩み寄る姿勢が見えたことで
ホッとしました。あのままうやむやだと気分がよくないからね。

生の輝きがみえる場面を写真にとって残そうとするあたり
彼の職業ゆえでしょうか・・。
残された写真を見る人にとっては
きっと悲しいことかもしれませんが。
彼の思いはしっかり伝わるはず。

そして、彼が残そうとしたもの・・自分の子どもですが。
ここははっきりいってよくわかりません。
愛し合っていないもの同士の子どもが
どんな意味があるのか。
また・・子どもが欲しいと言った夫婦の態度も、
理解できないところがあります。夫ってあんなことを
許すのですか・・。
お国柄ですか・・・。
旦那も一緒に3Pって(あらあらあら~~~★でした・・)
なんだか妙な違和感を感じたのでした。


でもラスト・・・良かったですね。ちょっとベニスに死す
思い出しましたよ。
彼らしい、幕引きではなかったのでしょうか。
私は、ちょっと真似できないけど・・。
やはり、ひっそりと・・・というのは
イヤだな・・。

 
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どれくらいの愛情 著 白石一文

どれくらいの愛情 著 白石一文


「20年後の私へ」
「たとえ真実を知っても彼は」
「ダーウィンの法則」
「どれくらいの愛情」
3本の中篇に書き下ろしの長編一本(最後のお話)
を併せた作品集。

白石作品・・7作目です。
残り2作(不自由な心&すぐそばの彼方が未読)もいつか
読もうと思っております。それほど、気に入っている作家さんなのです。女性にはどちらかというと好まれないかもしれませんが
私は好き。共感しない主人公がいても白石ワールドが好き
なのです。

白石さんはデビュー以来大体年に1作のペースで作品を発表してきたのですが今回↑の4作と、別本の「もしも、私があなただったら」を
たして5編。ほぼ一年の間に続けざまに書き、発表してきたようです。

あとがきにもあるように、描きたかったのは
「目に見えない確かさ」だとか。
そういえば、今までの作品でも、「運命」とか「神」「お告げ」など
神秘的なことが書かれていましたね。

こういった神秘的な部分は
好みが分かれるところでもあるのではないかなと
思っております。
非科学的なことを信じるというわけではありませんが
作品に表れる、言葉の数々には、やはり頷きたくなることが多く
読み入ってしまいますね。

一貫して自己というものの存在を追求していく姿勢に
いつもひきつけられるからなのだと思います。


一番気に入っているのは
最初の
「20年後の私へ」
考えさせられるものとしては
最後の
「どれくらいの愛情」というところでしょうか。


「20年後の私へ」・・
  学生時はスチュワーデス志望であった岬だが
結局、今は航空会社の営業推進本部勤務。
あるパーティで3年前に別れた元夫と出会う。
夫への未練はないのだが、その当時の記憶が蘇ってくる。
そんな彼女だが現在、お見合い相手の男性と付き合い、
結婚を意識している。そしてある日、プロポーズを受けるのだが・・


  ★キーワードは、「手紙」と「映画」。
映画も好きなので、主人公の岬に同僚の安西晴夫がレンタルしてあげる
映画はすべて鑑賞しておりました。
だからなのか・・この安西のキャラには感情移入できました。
こういう作品をセレクトできる男性っていいじゃない・・という評価。
ちなみに妻夫木聡に似ているのも気になりますね・・笑
岬は渋めのルックスが好みだそうですが、私も同じです。
ただし、私は、そんなに面食いではありませんね。
普段、白石作品の男性には色々ケチをつける(いや・・共感できなかったりするということですね)が、このお話では
そんな思いはなかったです。
もちろん、主人公の岬も同様。ミーハーのところもありますがが許せます。
表題どおり、二十年前の“私”が書いた手紙が
不意に届いて、彼女の心の中に何かが
生まれる・・というようなストーリーなのですが。

この手紙に私、感動してしまいました。
年齢的にもダブル部分があったのかもしれませんが
自分が過去の自分によって励まされるという図式は素直に心に
響きますね。

「だから、あなたは決して1人ではありません。
1人だと思ったときは、二十年前のこの私を、いまから一年後の私を、
二年後の私を、三年後の私を・・どうか思い出して下さい。
そういうたくさんの私を決して忘れないでください。
そして、そんなあなたのそばには、きっとあなたのことを
心から愛してくれる人がいるはずです。私はそのことだけは絶対に
信じています。」(本文より)

誰かを幸せにすること・・
そんな思いを2人が同時に感じたら
いい関係が築けるのだと思います。



「たとえ真実を知っても彼は」・・・
出版社に勤める男が主人公
なので、私にとってはかけ離れた世界ね・・と
感じました。読む分には面白いのですが実際問題として
これはないでしょう・・・と感じずにはいられません。
そして、こんな複雑な人間関係の当事者なら
イヤですね。人間不信に陥ってしまいそう。
この真実を許せるものなのか・・・・本当に。そこが疑問です。




「ダーウィンの法則」・・
本当に好きな人は絶対に放しては
いけないのですよね。肌と肌があうという大事なコミュニケーションを
もっと大切にしなくてはいけないとも思いました.
ちょっとエッチっぽいところが気になりましたが、それはいつものことですよね。

「人間の究極の進化というのはきっと死ぬってことだと思う」(本文より)でも大切なのは進化じゃないのですよね。
死ぬことを考えるのではなく、今生きている自分のことを
考えるのです。
一度しかない人生なのだからい大切な人に愛情を捧げながら
生きるということなのです。
それが不倫でも・・と思う気持ちはありますが
ここでは不倫というカタチは問題ではないのかもしれませんね。
困難さを感じても諦めないという
メッセージを感じ取ればいいのではないかと思います。





「どれくらいの愛情」・・・
舞台は博多。そして博多弁で語られる物語です。今までも福岡を舞台にした作品はあったのですが
博多弁を語らせたのはこの作品が初めてのようです。
それゆえ、
博多の街がよりリアルに感じられます。
生き生きとした人間模様に思えます。

これも他の作品と同じく男女の恋愛物語ですが
ちょっと謎めいたところもあり、真実が明らかにさせるところでは
そうだったのか・・・と思うところがあります。
江原さんではないのですが、予言ができる
先生も登場してくるので
これは、受け付けない人もいるでしょう。
存在自体を認められない人は入っていきずらいでしょうね。
信じるかどうかは別にしても
先生の語る言葉には
素直に響くものがありましたよ。

「自分のことを心配してくれる存在も大事だが、それと同時かそれ以上にこうして自分に心配をかけてくれる存在が大切なのだ」(本文より)
確かにそうですよね。
人は皆そういう状況にならないと気付かないことが多いのですよね。


ラストで
主人公の正平と先生とで言葉のいい争いがあります。
正平の結婚を邪魔したのは先生のお告げが原因ではないかと
彼が詰め寄るのです。
先生の言葉は重いです。
私も初めは正平の言い分をもっともだと聞いておりました。
でも、先生の言い分も納得できる自分がいるのです。
信じる信じまいの次元を超えて
なるほど・・・と唸らされます。

「自らの運命を変えるだけの強い意志がなかった。
誰にしろ、自分に与えられた運命を自分の力で変えることができるように作られているし、その方法も知っている。」(本文より)

「絶望した側が、戦いに勝つことがよくある・・」
ヴォルテールの言葉。


絶望は希望の種。

宗教っぽいし哲学的。

最後の作品はとくに白石ワールド全開で
どっぷり嵌ってしまいました。

ラストの正平の言葉は
男らしくて好きです。
博多弁がきいておりました。


正平はぜんざい屋の経営者。
甘い食べ物は大好きなので
そんなことにも興味持ちながら読んでおりました。


やはり好みは分かれる作品ですが
好きな人は嵌る作風かと思います。



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レインツリーの国  著  有川 浩

レインツリーの国  著  有川 浩

大学を卒業し、関西から上京して入社3年目の
向坂伸行。ノートパソコンで昔読んだ「フェアリーゲーム」という
本のラストを皆がどう解釈しているかを検索してみた。
その中で、自分と同じ感性をもつ
「レインツリーの国」というブログをもつ「ひとみ」という
女の子と知り合う。
お互いメール交換をし、次第に
意気投合。やがて、実際に会ってみようということになったのだが・・


感想   この本は同じ作者の「図書館内乱」と内容が一部リンク。
この「図書館内乱」にはこの『レインツリーの国』が
意味を持って登場してくるそうです。(私は未読)
コラボレーション企画ということみたいですね。
関連のある本は未読でしたが、この本、オンリーでも
楽しめる作品となっておりました。
恋愛物です。


2人の出会いがネット上という設定は
実に今時ですよね。
そういえば、映画の方でも、パソコン通信で知り合った
というものがありましたね。(森田監督のハル・・)

ブログは、今や大盛況ですし、
こういう接点の持ち方って、どこにでも転がっているかも
しれませんよね。
ただし、あくまでもネット上での関係ですから
そこがすべて、真実とは限りません。
私などは、変に慎重になってしまうたちなので、
素直に受け取れない部分があるのですが、
この物語の2人は別。
成功例といっていいでしょう。だからといって、
世の中全てがこういった出会いをできるかとは言いがたいのでそこは現実と小説と言うのをうまく切り離した方が
いいかな・・・と思っております。
素直に素敵な恋物語ね・・・と
思う作品でした。もちろん、甘いだけのストーリーではありません。


自分と同じ本を読んだ人と
交流をもてるということはネット
をしている人なら、誰でも憧れることとだと思います。
コメントをもらえば、当然うれしいですし・・。
だから、主人公の彼が、躊躇いながらも出したメールに
返事がきたというときは、私自身もとってもうれしかったですよ。
相手も感じのいい子で、
うまく関係がいくといいわね・・と願わずにはいられませんでした。
現実ではどうかな・・と思うところがあっても
小説内ではいい方向に行って欲しいというのは
当然ですよね。

メールでの言葉は
どんな自分でもさらけ出してしまうと思います。
本来の自分もそうだけれど、
逆にいえば、いつわりの自分を出すことだって
できるはず。
隠していることは当然あると思います。
だからこそ、目と目を見つめあいながら
会話をすることも重要なことだと思うのです。
メールだけでは
わからない相手の姿を
知るためにも・・。

相手を好きならば、
その相手の抱える問題を
すべて受け入れる努力をしなけらばならないと
思います。

といっても、受け入れることに戸惑いを感じる度合いは
人ぞれぞれではないでしょうか。
すんなり受け入れることができる人もいるだろうし、
悩む人だって当然いますよね。

そういうこと考えると
この主人公はよく出来た人だと思いますね。
なにも問題がないとでもいうように・・・
なにかうまく行く方法を見つけ出そうとする・・。

でも逆に相手の女の子は
この”気にしなくてもいいよ”という妙に親切に聞こえる
言葉が、気に触るのですよね。
本当に自分の状況を理解した上でのことなのかって・・


そうやって、2人が率直に
自分の心をぶつけ合う姿が
とても気持ちよかったです。
うまくいかなくなるたびに、懸命に立て直そうとする
姿に好感もてました。

これは、恋愛関係にある誰でもが
見習いたいことかもしれませんよね。最近は簡単に諦めちゃう人も
いますしね。
些細なことで、
行き違ったりしてはもったいないのです。
貴重な出会いなのだから、
努力して、いい方向に持っていかなくては・・。


ネットを越えて
真実の恋にたどり着くまでの道が
歯がゆかったりもしたけれど、
いい形になっていく結末なので
読み終わったあとは温かい気分になりますね。

主人公伸行は関西弁をしゃべり
メールも関西弁です。
私は関東人なので、馴染みは少なかったのですが、
こういう風に、気軽にその土地の言葉を使う人をみると、
自分の育ってきた場所を大切にするという姿勢を感じるので
素敵なことだよね・・・と感じますね。


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ジャケット

ジャケット  (2005  アメリカ)

THE JACKET


監督: ジョン・メイバリー
製作: ジョージ・クルーニー
ピーター・グーバー
スティーヴン・ソダーバーグ
製作総指揮: ベン・コスグローヴ
マーク・キューバン
ジェニファー・フォックス
アンディ・グロッシュ
オリ・マーマー
ティモシー・J・ニコラス
クリス・ロバーツ
ピーター・E・ストラウス
トッド・ワグナー
原案: トム・ブリーカー
マーク・ロッコ
脚本: マッシー・タジェディン
撮影: ピーター・デミング
プロダクションデザイン: アラン・マクドナルド
衣装デザイン: ダグ・ホール
編集: エマ・E・ヒコックス
音楽: ブライアン・イーノ
 
出演: エイドリアン・ブロディ ( ジャック・スタークス )
キーラ・ナイトレイ (ジャッキー・ブライス )
クリス・クリストファーソン ( ベッカー医師 )
ジェニファー・ジェイソン・リー ( ローレンソン医師 )
ケリー・リンチ ( ジーン・ブライス )
ブラッド・レンフロー ( 見知らぬ若者 )
ダニエル・クレイグ ( ルーディー・マッケンジー)
スティーヴン・マッキントッシュ
ブレンダン・コイル
マッケンジー・フィリップス
ジェイソン・ルイス
ローラ・マラーノ

 1992年、湾岸戦争で重傷を負ったジャック。
後遺症で記憶障害を抱えていた。
ある時、
ヒッチハイクの旅に出た彼は、
途中で車の故障で困っている母子に出会う。
修理をしてあげるジャック。
母親は酒に溺れているようだ。
少女に自分の“認識票”をプレゼントするジャック。
その後母娘と別れた彼は若い男の車に同乗させてもらうのだが
警官殺しの事件に巻き込まれてしまう。
そのときの記憶を失っている彼は
警官殺しの犯人とされ、精神病院へと送られる。
そして彼はベッカー医師による矯正治療を受けることになる。
拘束衣を着せられ狭い引き出し棚に閉じ込められてしまうジャック。
すると、彼は15年後の2007年にタイムスリップするのだった。


感想   タイムスリップものとは聞いていましたが
精神病院が舞台だとは思ってみませんでした。
暗いな~~~と思ったのが第一印象。
その後、彼に起こる出来事。
拘束衣を着せられて、引き出しに閉じこめられてしまうという
行為に唖然としました。
なんて息苦しい映画なんだろう・・・。残酷・・。

死ぬことを知ることによって
生きることの素晴らしさをあらためて感じとることが
できる・・

生きている限り
いつでもやりなおせるということ

そして、彼は
愛する人の人生を変えることを望んだ・・


思いついたまま、この映画のテーマのようなものを
書き連ねてみたのですが・・・
いや・・実にいい話&せつない話ですよね・・

SFものとしてみるよりも
ラブストーリーとして観た方がいい作品かもと
思いました。

時間軸も複雑ではなく、過去・未来と同じ場所を
行ったりきたりなので、
複雑ではありませんね。

ということでポイントとなるのは恋愛部分でしょうが
そこに説得力のあるエピソードがないような気がして
とっても感動したという思いまでには至らなかったのですよ。
そこがちょっと残念だったかも・・。

彼の彼女への想いの深さが私にはよくわからなかったのですよ。
反対に彼女の方に関しても
未来からきた彼をすぐさま愛してしまうという事実に
違和感を感じたのかも。
幼い頃に出会っていた彼が
彼女の中で理想の男性像と化してしていたのだと思ってみたものの
もう少し確かなものが欲しかった気がします。


本当は突っ込んではいけないのかもしれませんが
2人が恋愛に陥る関係を良しと観ても
ジャッキー・ブライス の母親に
手紙を渡し、それを元に母親が立ち直るという
成り行きがどうしてもご都合主義と感じてしまいます。


エイドリアンはもともと、悲しげな印象なのに今回
輪をかけてひどい状態でしたね。
ちょっと可哀想には感じましたけれどね。
対するキーラ・ナイトレイ もまた悲しげでした。

なんていうか・・・
え~~い、2人とも暗いぞ・・・と思う雰囲気。
・・そういう映画だからしょうがないのですけど
気分は滅入りますね。


実はラブストーリよりも
精神病院の人間模様が面白かった私です。
だってあの妻を殺そう企てていた彼・・
過去知りたいじゃあないですか。
病院の治療法も謎めいていて、興味そそられますもの。

つまらないということはないのですけれど、ものすごく
面白かったとまではいかないかな・・といった
ところでしょうか。俳優さんは豪華だったので
普通によかったというところです。

ところで、お話の物語にも色々な収穫がありまして。
ブラッド・レンフロー の変わりよう・・・・★
( 見知らぬ若者役って・・本当にあの役ですか。
別人だよ・・・泣 )

さらには ダニエル・クレイグの妙な髪形でした。
(え~~~なんであんなにおじさんくさいの。
007ではカッコよかったのに・・・ショック!!)

そんな変わったものを・・笑・・観ることができたのは
よかったのではないかと思っております。


タイムスリップするときの映像は
ちょっと目には強烈でした。
ちかちかして観にくかったわ・・


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図書館の神様  著  瀬尾まいこ

図書館の神様   著  瀬尾まいこ


なんとなく、国語の講師になってしまい
とある高校に赴任した清(きよ)。
なぜか、部員1人と言う文藝部の顧問になってまう。
彼女は不倫中で、色々と悩めることも多い・・・
海の見える学校の図書館で
清はどんな日々を過ごしていくのか・・・。、

感想   アンソロジーをのぞけば
私にとっては瀬尾さん初体験です。
デビュー2作目ですね。

非常に読みやすかったです。
読み終わったあと、気持ちがす~~~とする感じ。
爽やかな気持ちになるということかな。
私も頑張ろうかな・・・って少し思える(片意地張らないでね)
そんな作品でした。

キャラが個性的で
ポンポン交わしあう会話が楽しく、
こんな人間関係があったら私も人生楽しいだろうな・・なんて
思っておりました。
文藝部の垣内君もいいけど
弟拓実にも憧れるな。
ああいうノリのいい弟が欲しいですもの。

文学が好き・・というとなぜか、世間一般的に
暗いイメージが付きまとうような気がするのですが
このただ1人の部員、垣内君をみていると
そんなこと微塵も感じられなく、むしろ、文学っていいのよね・・と
純粋に思えてくるのです。
これは本を愛する人・・・読者にとってはなんともうれしいことで
ありますよね。
垣内君・・よくわかっているじゃない!!って
手を叩いて応援してあげたくなります。

「文学を通せば、何年も前に生きてた人と同じものを見れるんだ。見ず知らずの女の人に恋することだってできる。自分の中のものを切り出してくることだってできる。とにかくそこにいながらにして、たいていのことができてしまう。のび太はタイムマシーンに乗って時代を超えて、どこでもドアで世界を回る。マゼランは船で、ライト兄弟は飛行機で新しい世界に飛んでいく。僕は本を開いてそれをする。」
(本文より)

夏目漱石「夢十夜」「こころ」。
「こころ」は読んだことあったな・・・それも学生時代。
さぶ・・もいいよね。読んだ読んだ!!
川端康成の「骨拾い」はこれは・・読んだことないけれど、
鼻血がでてくるわけ・・?読みたいな・・・。
と、文学作品名がいくつか出てくるのがまたそそられますよね。


なにもスポーツで汗流すだけが青春ではないのですよ。
文学も青春なのですよ・・


垣内君と清の会話・・
まるで、ボケとツッコミのようで楽しかったです。
清・・本当に先生なの?というくらいの頼りなさで、
不倫もしていてどこか宙ぶらりんなイメージ。
けっして好感度が高いという人物ではありません。
清のやる気なさ状態は過去のトラウマが引き起こした結果ではあるのだろうけれど・・それでもしっかりしなさいという
声も聞こえてきそう・・。
そんな彼女が
海が見える高校での教師生活で
少しながらも成長していく過程が
微笑ましかったです。


だれでも、いい出会いがあれば
人って変わっていけるんじゃあないのかなって
思いました。


清の不倫相手の浅見さんて実はとってもずるい人なんですよね。
でもこの本の中では、そんな醜いところが、軽めの文章で
中和されているというか・・・・しょうがない不倫相手ね・・という程度におさまってしまったように感じます。



子どもと読みました。
子どもの方が読むのが早く大層気に入っておりました。
不倫相手も出てきて・・どうよ・・・と思ったのですが
(小学生なもので・・・。でもこのくらいは許容範囲なのかな)
意外とあっさりしていて・・、
「うん・・・でもそんなこと気にならないよ。
そもそも、アレはどうでもいいよ(浅見さんのこと・・・笑)
垣内君のキャラが面白かったな・・・・」と
素直な感想を言っておりました。

また借りてきてというので
別作品借りてあげようかな・・と思っております。



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ベロニカは死ぬことにした    著 パウロ・コエーリョ

ベロニカは死ぬことにした    著 パウロ・コエーリョ

24歳のベロニカ.
仕事も、お金も、恋愛も、家族も手にしていたベロニカだが
何かが足りなく感じ、
ある日、睡眠薬を大量に飲み死ぬことにした。
目を覚ますとベロニカは精神病院のベッド。
死に切れずにこちらに連れてこられたのだ。
心臓が弱っていると言われ、生きられるのはあと5日と
宣告されるベロニカ.
ベロニカはそんな自分を受け止め、精神病患者達と
最後の日々を過ごすのだが・・



感想   映画化されたということで
初めて題名を知った私。
なんとも強烈な題名で、映画の前に原作を読もうと
思いたち、手を出しました。表紙の絵・・凄いですよね。
精神病院という空間のお話がどのように展開されていくのかに
非常に興味をもって読んでいったわけですが
正直理解できないことも多かったです。登場人物それぞれのキャラ
がつかみどころがないと感じたのかもしれません。
回りくどい文章のように感じて(訳文ですね)
結局のところ何を言いたいのかがよくわからなかったのですよね。
これはきっと私が思っていた以上に
哲学的なお話かもしれない。
そう思いはじめましたが
途中で投げ出すわけにもいかず
とにかくわからないなりにも読みましたが
ちょっと苦しかったかな・・・・笑

とにかく読んで感じたことを素直に書きます。
的がはずれていたら読解力がないと受け止めてくださいね。

ベロニカは、自殺すると決めた時
ふと雑誌の書き出しに目を留めます。
「スロベニアはどこにあるのか・・・?」
母国への無神経な皮肉を許せない彼女は遺書代わりに
その雑誌社へ文句を書き残すのです。
なぜ、そんなことをするのかがまず、わからないのです。
彼女にとって、国とはどういうものなのか。
社会情勢がわからないとこれは理解できないことなのかもしれません。
ともかくも、そんな遺書を残し、自殺するも・・失敗。

彼女の送られた精神病院には風変わりな医師と患者達がいました。
多重人格の男・・エドアード、
クラブというサークルに所属する女・・これはマリーだったか、
電気ショック治療を受けるゼドカと3人の患者が居て
それぞれがベロニカとかかわっていきます。
自分たちが何故、ココにきたのか
その過去も語ったりするのです。

ゼドカが言う、「狂うってどういうことなの」
「狂うってどういうことか知らないの?」という言葉が印象的でした。

なにをもって狂人とするかは、難しいところでもありますよね。
人と違うことがおかしいとはいえないし・・。


最後にベロニカに隠されていた事実が
判明します。
そうだったのか・・・・・。

死について考える時間があるということは
生きることを考えることにつながるのかな。

わかったようなわからないような・・・

映画もそのうち観てみます。
ベロニカがピアノを弾きその後、ある行為をするのですが
これが全く持って理解できず・・。たぶん、映画では
そこがポイントとなっているようですが。
まあ・・色んな世界をのぞいてみるのも
悪くないかもしれませんね。


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ラッキーナンバー7

ラッキーナンバー7   (2006  アメリカ)


LUCKY NUMBER SLEVIN

監督: ポール・マクギガン
製作: クリストファー・エバーツ
アンディ・グロッシュ
キア・ジャム
ロバート・S・クラヴィス
タイラー・ミッチェル
アンソニー・ルーレン
クリス・ロバーツ
製作総指揮: ジェーン・バークレイ
ドン・カーモディ
A・J・ディックス
シャロン・ハレル
エリ・クライン
アンドレアス・シュミット
ビル・シヴリー
脚本: ジェイソン・スマイロヴィック
撮影: ピーター・ソーヴァ
編集: アンドリュー・ヒューム
音楽: J・ラルフ
 
出  ジョシュ・ハートネット ( スレヴン )
ブルース・ウィリス (グッドキャット )
ルーシー・リュー ( リンジー )
モーガン・フリーマン ( ボス )
ベン・キングズレー ( ラビ )
スタンリー・トゥッチ ( ブリコウスキー )
ピーター・アウターブリッジ
マイケル・ルーベンフェルド
ケヴィン・チャンバーリン
ドリアン・ミシック
ミケルティ・ウィリアムソン
サム・ジェーガー
ダニー・アイエロ


不運続きの青年スレヴンは、
ニューヨークに住む友人ニックを頼りに家を訪ねるが
ニックは留守。
スレヴンはニックの隣人である女性と彼の行方を突き止めようと
する。
そんなとき、突然現れたギャングたち。
ボスの命令によりニックを連れてくるように言われた様子。
スレヴンは人違いだと説明するがそんなことはお構いなし・・。
親玉“ボス”の前に引き出される・・
実は、ニックには多額の借金があり、返済を迫られていたのだ。
借金を帳消しにするためには、敵対するギャングの親玉“ラビ”の同性愛の息子を殺害しなければいけない・・。
どうする・・スレヴン!!



感想   今年初の本格映画鑑賞は(アニメは抜かすので・・)
この作品でした。
地味な宣伝でしたので、私もあまり期待していなかったのですが
これは拾い物。
とっても面白かったです。
色んな要素が含まれていましたよ。
サスペンス・アクション・ロマンス・・。
普通、ジャンルが盛り沢山だと
中途半端になってしまい、満足感が乏しいときがあるのですが
これは違いました。
それぞれにおいて、充分満足できたと思っております。

中盤までがかなりユルい感じの
犯罪映画なので、その抜けたような笑いを楽しむだけの
映画かと錯覚しがちなのですが、
そうではないのですよ。

人間臭い・ハードな展開もちゃんと用意されているので、
観ている人の心は
がっちりつかまされますよ。

また、ビジュアル面が
良かったですね。

スレヴンの部屋(つまりニックの部屋ね)・
リンジーの部屋・アパートの廊下の壁紙は、とっても独創的でした。
(ちょっと落ち着かないかも)。
そういえば、ギャングたちのお部屋も
なにか不思議な空間でしたね。床のタイル模様が印象的。


予備知識なして観た方が
断然面白いので
内容にはあまり触れません。

最初人間関係を整理するまでが時間がかかりますが、
最後はわりと丁寧に説明してくれるので(ちょっと丁寧すぎるところはあるけどね・・)
混乱することはないと思います。
もしかしたら、察しのいい方はわかってしまう展開かもしれません。
冷静に考えたら、突っ込みたくなる部分も
いくつかあるかもしれません。何故・どうして・・って思うような
ことですよね・・。
でも、観終わった瞬間はそんなことを
考える余裕ありませんし、この勢いに圧倒されて
素直に面白かったじゃない!!という感想に行き着くことができると
思いますよ。
上手に伏線を張り巡らせて
よくできた脚本だったと思います。
これ、時間軸どおりで順序良く構成していたら、
絶対、つまらない映画になっていっただろうにって思いますものね。


どちらかというと映画通の方の方が楽しめるかもしれません。
007のネタや、北北西に進路を取れなどの
有名映画が引き合いに出されていましたからね。
また、出演者が豪華であの方がこんな役を・・・という
思いを随所に感じることができるからです。
もちろん、知識なく純粋に観ても楽しめるとは思いますよ。


ジョシュとブルース・ウィリスというと
シン・シティ・・思い出しますね。
ちょっと役もかぶりましたし。

今回2人ともカッコよかった。
ジョシュに関しては
冒頭の裸のシーンがなぜか印象的で。
かなり長い間裸だったし。あの巻きつけているタオルもなんだか
落ちそうな気がして気が気じゃあなかったです。


どの人の007が好き・・・と
言った時、同じ俳優さんの名前が挙げられるのって
やっぱり気が合うカップルなんでしょうかね。
また一つ勉強になりました。

これ地味に公開で地味に終りそうな予感がしますけれど、
見て損はない映画だと思いますよ・・。

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夢のカルテ   著  高野和明+阪上仁志

夢のカルテ   著  高野和明+阪上仁志


27歳麻生刑事は銃撃事件に遭遇したことから不眠に悩まされていた。
心理治療を受けようとREMカウンセリングルームを訪れる。
カウンセラーは、来生夢衣という女性。
自分より年下の若い女性ということもあって最初は躊躇ったが
雰囲気のよさに惹かれ通うことに決まる。
やがて麻生は、夢衣に特殊な力があることを知る。



感想  最近伺うようになった読書サイトさんでみて興味をひかれたので早速読んでみました。
高野さんの作品は「13階段」を以前読んだことがありますが
それとは雰囲気が違う物語でした。
ファンタジー系かな・・。
こんなことあったら便利かもしれないけれど、・・・でも自分が当事者だったら複雑な気分になりますね。
自分の夢の中覗かれるのもイヤだし
自分がそういう能力を持っていたとしたら
人との付き合いが恐くなってしまいそう・・だもの。


構成は
第一章  刑事の夢
第二章  婚約者の夢
第三章  殺人の夢
第四章  少女の夢

それぞれの章でカウンセリングを受ける人物がおり(第1章は麻生刑事本人。。。)そのカウンセリング過程が
見所になっていると思いました。癒しの物語でも
ありますね・・。
麻生刑事と夢衣は全編を通して登場しており、
2人が心を通わして恋愛関係に陥っていく過程が
もうひとつの物語になっています。

夢というものには、自分が意識していない感情が
表れるものですよね。
だから読んでいてなるほど・・・と思えることも
多くてなかなか面白かったです。
もともと心理学的なものに興味があるので
この手の本は面白く読めるのかもしれません。そうでない人にとっては
どうでしょう。ミステリー的な部分を重視するならば
そんなに期待しない方がいいかもしれませんね。

フロイトやユングという有名な名前も出てきますし、
専門用語もいくつか出てきて全部が全部理解できたかどうかは
妖しいのですがそれなりに
納得はした自分でした。

夢衣は自分の感情を恋愛転移と感じ
それを確かめるべく、自分の心を見つなおします。
結果・・・本当の愛に目覚めるという・・
展開。自分の気持ちを確かめる姿勢って
いいですよね。
ややロマンチックな感じが漂いますが
そんな思いを感じるのも
たまにはいいかもしれませんね。

ただ、実際問題として
相手の夢の中に
入り込むことができるという能力がある人がいて
その方が恋人になるというのは
やっぱり難しいかな・・・。
だって、恋人が自分の夢の中まで入り込んでいるというのは
良い気分はしないような・・。
親しき仲にも礼儀あり・・じゃないけれど、
何でもお見通しと言うのは
かえって息苦しくなりそうな気がしますね。
最初はいいけれど・・あとが続かないような・・

でもそんなことごちゃごちゃ言うのは
野暮ですね。
綺麗な形でまとまってくれて
読んだ後は気分が良かったです。

この第三章で
主人公は殺人を犯すという夢の中に入っていきましたが、
それはやっぱり・・私ならできない行為だわと感じました。
自分が病んでしまいそうですもの。

そういえばエルム街の悪夢と言う映画も
ありましたね。夢が現実になっていくお話。
面白かったね・・・


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タペストリーホワイト 著  大崎善生

タペストリーホワイト 著  大崎善生


明日もあなたは私を愛してくれているのでしょうか?


姉希枝子の部屋に残された手紙。
遠藤というその人は姉にどんな影響を及ぼしたのだろうか。
高校を卒業して東京に行った姉は
やがて内ゲバの犠牲になって死んでしまう。
何故姉は死ななくてはいけなかったのか・・真相を突き止めるため
妹洋子も続いて上京する・・・。



感想  大崎さんの本・・4冊目です。
今回の主人公は女性。女性の心理を男性が・・・というカタチですが
違和感もなくすんなりと入り込める
文章でした。もともと透明感があって優しい文体なので
女性の主人公でも合うのでしょうね。
舞台は70年代学園闘争。

自由と解放を求めることが・結果
人が人を殺めることになってしまうなんて
なんとも悲しすぎる現実です。
学園闘争というものを、あまり実感として感じられないない私でしたので、その点では悔しい思いをしました。(たぶん、その時代の流れを
経験したものにとってはリアルに感じてしまうのでは・・・・)
彼らの主張やそれらを引き起こすべきエネルギーというものを、
どうも理解できない自分がいるのですよね。
(この学園闘争については・・・昔高野悦子さんの「二十歳の原点」を読んで興味を覚えた時期があるのですが、やはり、客観的にしか
みることしかできなかったです。)
むしろ、この物語では
背景は何にしろ、
最愛の人の死を乗り越え、再生していくという主人公の生き方に
共感できるものが多く、読んでよかったと心から
思える作品となりました。
生きるうえで経験すべき出来事・・人の死を受け入れる・・ということを、優しい、温かい言葉で語りかけてくれるので
本当に心地よかったです。
この手のテーマは何度読んでもいいです。
大崎さんの本はやっぱり好きだな・・・。
つむぎだす言葉の数々が
なにか宝石のように輝いて見えるときがあります。
けっして、美しいお話ではなく、
悲惨でグロくて、もし映像でみせつけられたらきっと
目を覆ってしまう場面になってしまうだろうに・・
読んでいる文章からは嫌な印象を受けないことが
不思議でした。


姉だけでなく、恋人までも同じような出来事で
亡くしてしまったら。
その心の傷は、想像するだけでもつらいことです。
そして、その後彼女がとった行動。
さらに胸が詰まる思いでもありました。
痛すぎて・・せつなすぎて・・
抱きしめてあげたいくらい。
そんなに傷つかなくても
自分を犠牲にしなくてもいいじゃない?
あなたこそ・・幸せになってほしいのに・・。
そんな心の声が聞こえるかのように物語が次第に
希望がもてる展開になっていたことにホッとしたのも
事実です。
あのまま・・沈んでいくばかりでは気持ちに行き場がなくなって
しまいますもの。
人生をまっすぐに生きていっている人間には幸せになってもらいたいですものね。

<一枚の大きなタペストリーを織り上げていくこと。
生きるということはそれに近いものなのかもしれない。
一本、一本の糸が縦横に絡まりあい、何らかの模様となっていく。
絵柄に大きな役割を果たす色もあれば、小さなアクセントであるが
なくてはならない糸もある。そして、中にはないほうがいいという
糸も絡まっている。>  本文より・・

ああ・・そうだわ・・・と、こういった文章を読むたびに
心が洗われる思いを感じます。

もうこれ以上生きられないと思っても
生きるチャンスを与えられている限り
人は生き続けなくてはならないと思います。生かされている
幸せを感じるべきだと思います。

洋子が一つ新しい命を産み出すことができたとき、
命の尊さをより実感できたのではないかと思いました。
ここで・・姉が出産を助ける場面がありますが・・
ジワジワジワ~ときてしまいましたよ。
姉は洋子の心の中に存在しているのですよね。
見守ってくれていたのですよね。

キャロル・キングの歌を
それぞれのキーワードにして物語が展開されていました。

 Will you Love me tomorrow

You've got a friend

It's too late

Tapestry

題名からはピンと来なかったのですが、検索して聞いてみたら
あ・・知っている!!曲もありました。
曲を聴きながらまた読んで見たい気がしました。





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忘れえぬ想い

忘れえぬ想い  (2003  香港)


LOST IN TIME
忘不了


監督: イー・トンシン
製作総指揮: ティファニー・チェン
脚本: ジェームズ・ユエン
撮影: キョン・クォッマン
音楽: ピーター・カム
 
出演: セシリア・チャン (シウワイ)
ラウ・チンワン (ファイ)
原島大地 (ロロ)
ルイス・クー (マン)

シウワイは、ミニバス運転手の婚約者・マンを事故で亡くす。
どうしていいかわからなかったシウワイだったが、
彼の連れ子ロロを自分1人で育てる決心をし
彼と同じミニバス運転手で生計をたてることにする。
だが現実は厳しかった。仕事のやり方もよくわからない彼女は
色々な失敗を経験してしまうのだが
そのたびに、彼女を助ける同僚のファイがいた。
朴訥だが優しさに溢れるファイ。
そんな彼に惹かれる中、元恋人への思いは消えずにいた・・・


感想  今年最初のDVD鑑賞でした。昨年末、お友達のサイトさんで
この作品の名前をみつけて(その方の評価が高かったの!)
長らく興味をもっていた作品でもありました。

とっても素敵な作品でしたよ♪
観終わったあとも
余韻をいつまでも引きずっておりました。

実は、冒頭で、主人公の婚約者が亡くなってしまうので
これは、悲劇のヒロインを強調した物語で
甘い、甘い恋が語られるのかもしれないという思いが
ありました。
それだったら、あまり期待しなくてもいいのかも・・(だって
いかにも・・って感じでマンネリだものね・・)なんて
思いも感じていたのですが、これが大違い。

なんていうのか・・・・純愛映画ではありますが
それだけを語るのはもったいない作品なのです。
家族の絆って・・
生きることって・・
色んなことを考えてしまう作品でした。

どんな困難にあおうとも、自分の信念を貫く主人公に
同じ女性として共感持つことが多かったですし(やや意地っ張りねと
思うところも少しあったけれど、このくらい強気じゃなければ
子どもは1人で育てられないよね)
時折見せる、弱い面では
応援したい気持ちも沸いてきました。

もちろん、彼女の愛しい人との想い出シーンや
新しい恋に踏み出す過程には
胸がキュンとならずにはいられなかったです。

子どもにまつわるエピソード。
ずるいよな・・・・・こんな子どもに語らせたら
泣かないわけにはいかないじゃないですか・・。


幼いロロは父の死をなかなか理解できず、
寝る前にいつものように父の携帯に電話をするのですが
そこには父親の声の留守電。
「パパいつ帰ってくるの、すごく会いたいよ」・・

そんな子どもの素直な言葉に
観ている私も・・・自然に涙が・・。
子どもが無邪気であればあるほど、傍にいる大人は
つらいに違いありません。だからこそ、これ以上
子どもを悲しませないために
シウワイはがむしゃらに生きるしかなかったのですよね。

でもそんな彼女もやがて壁にぶつかります。
子どもを育てることに金銭的にも精神的にも
行き詰まるのです。
彼女は子どもを施設に預けようとすると・・

気配を察した子どもは

「いい子にするから、一緒にいてよ」

おお~~~~

ココで泣かなくて
どうするのよ・・・自分!!と思いながら号泣き。

子役の原島大地君がとっても愛らしくて

そこにいるだけで抱きしめたくなりますね。



確かに、よくある話ではありますけれど、
それだけで見逃してしまったらもったいない作品ですよ。

主人公や彼女の周りにいる人々の
心の機微が実に丁寧に描かれていて
感情移入しやすいのです。

泣かせようというあざとさがまったくなく
その点においても好印象。
自然と涙が流れ、
次第に心が温かくなってくる・・・そんな作品だったのですよ。


舞台になる香港の街の生活風景。
実に新鮮に映りました。
主人公の仕事が
ミニバスの運転手ということで
香港の街の交通事情がよくわかりましたよ。

ミニバスといってもタクシーのようなのですね。
好きな場所で乗ったり降ろしたり。
また客の奪い合いや、違反のくぐりぬけ。
いかに上手にお金を稼ぐのか。
ファイがシウワイに教えるそんな知識の数々が
実に面白くもありました。


人と人が寄り添いあい、愛を語ることが
どんなに素晴らしいことか。

それぞれに過去を背負っている2人。
主人公の彼女は婚約者を失った痛み。
そして彼のほうも、人には言えない心の傷をもっているのです。


お互いが傷を舐めあっているだけでは愛は生まれません。
やっぱり、その人のことを好きという思いがあってこそだと
思うのです。
でも、好きという気持ちはあっても、
心の中に別の人への思いが以前残っていたのなら。


もしかして、今目の前にいる人への気持ちは
過去の人を忘れるための
まやかしではないか・・
寂しさを紛らわすためだけの思いではないのか・・・と
疑ってみたくなる気持ちってよくわかりますよ。

中途半端な状態で思いを断ち切られたりすると
なかなか忘れることができなかったりしますものね。

逆に、今いる相手への気持ちが本当でも
気づかなかったり。


忘れるために人を愛するのではなく
今目の前にいる人を大切にしたいから
過去の思い出をそっと心の隅に
追いやるのだと思います。
忘れるということじゃない・・
大切な想い出の小箱にそっと納めるだけの事。


人の心って1+1が2になるように簡単には
いかないのですよね。
後戻りしたり遠回りしたりして、
やっと2の方向に向かっていくことができた2人。

応援したくなりました。


ロロを寝かせて、シウワイとファイが
2人きりで外に出る・・。
道を歩きながらシウワイがファイの手を・・
握るかな・・握りそうだよ・・・
手が指が動いているよ・・・笑

そんな微妙な感じがものすごく良かったです♪


セシリア・チャンは毎回思うのですが
常盤貴子に似ていますね。星願・パイランに続いて
今回も感動をもらいましたよ。
ラウ・チンワンは私は初めて。
THE BOOM 宮沢和史に似ておりますね。
どうですか・・・・笑


彼のようないざと言う時に手助けしてくれる男
最高ですよ・・・素敵♪


P.S  ↑2003年製作なのに公開は昨年でしたね。
良い作品なのになかなか公開されなかったのね。

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2006年を振り返って

 2006年を振り返って


 昨年も色々な作品に出会うことができました。

 映画館鑑賞は25本
 ビデオ鑑賞は69本うち邦画13本(再見を含まず・・)程度でしょうか。マイペースで鑑賞できました。

 2006年・・バラエティーにとんだ劇場鑑賞だったと思います。
いつもは観ることの少ないアクション大作を
きちんとチェックしていたところが今までにないパターンでした。
さらにレイフ作品が2本公開され、どちらもリアルタイムで
鑑賞できたのがうれしかったです。

 月別劇場鑑賞作品としては

1月・・・歓びを歌にのせて    
     プライドと偏見
2月・・・フライト・プラン   
     ミュンヘン
3月・・・エミリー・ローズ   
     ドラえもんのび太の恐竜2006
4月・・・ブロークバック・マウンテン
     ニュー・ワールド    
     クラッシュ
5月・・・Vフォー・ヴェンデッタ  
     ナイロビの蜂
     ダヴィンチ・コード
6月・・・美しき運命の傷痕   
     プルートで朝食を
7月・・・M:I-3      
     カサノバ
10月・・ストロベリーショートケイクス    
     マッチポイント
     ブラック・ダリア
11月・・記憶の棘  
     ソウ3
     ウィンター・ソング
     上海の伯爵夫人
12月・・007/カジノ・ロワイヤル
     敬愛なるベートーヴェン


 まずは恒例パンフレット紹介。
予算の都合で購入しなかったものが多多ありますので、作品の好み具合とはまた別です
実物と大きさを変えて、UPしています。

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昨年購入した中では↑のパンフの充実さはピカイチでした。
薄っぺらい内容のパンフも多い中で
久々に読み応えのあるものでした。
使われているフォトも素敵でした。作品の魅力を充分伝えているのではないでしょうか。

DSC07212.jpg



ブラックで固めた表紙。
物語は深く考えさせられるものでした。
個人的にはマットディロンの復活?がうれしかったです。
頑張っていましたね。

DSC07210.jpg

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遊び心溢れるパンフでお気に入りの一つです。
表紙はレコード盤を装っているのですよね。
中には着せ替えのページが。頭の中で想像するのも楽しいですよね。


DSC07206.jpg
これは裏表紙です。
顔が見えなくてもシルエットだけでレイフの悲しみが伝わって
きますね。好きなフォトです。
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↑レトロな感じですね。大人の恋愛に痺れました。


DSC07202.jpg
敬愛なるベートーヴェンからです。
第九演奏シーンですね。あの迫力が思い起こされます。

DSC07200.jpg

↑コリン版の支持が多いですが、この作品から入ったからか
私は意外とOKでした。もちろん、そのあとBBC版も観ましたよ。
なんと・・購入で。。(高かったわ)

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↑カサノバの表紙です。
ピンクの絵柄が可愛らしいですね。楽しい作品に仕上がっていました。
こちらのヒースはやんちゃで・・いい男ぶりを振りまいていました。
冒頭の逃げ惑うシーンが忘れられないな・・。

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これは拾い物・・・と思っている作品。




2006年ベスト5(順不同です)
    
  クラッシュ

  ニューワールド

  ブロークバック・マウンテン

  ナイロビの蜂
 
  プルートで朝食を

あえて一本といえば、プルート~かも。
音楽も良かったしね。前向きな主人公というのは
観ていて気持ちがいいじゃないですか。


↑に入れなかったけれど、
美しき運命の傷痕・記憶の棘・マッチポイントも
とっても良い作品だったと思います。
どれも私好みでした。


<2006年で一番印象に残っている方>

      キリアン・マーフィー
      レイフ・ファインズ

後者は説明なし・・・で・・笑
キリアンは・・これからの活躍が楽しみですよね。
あんなにチャーミングな演技ができるなんて
思わなかったわ。女の私も負けそうでした。



<サントラに嵌まりました・・>

      プルートで朝食を

      ミュリエルの結婚

  冒頭の音楽は同じです♪

<見せまくり~~~>

     9 Songs (ナインソングス)・・カップルさん・
リアルだわ
     欲望・・・大森さん・・(頑張ったよ!!)
           もちろん板谷由夏も体当たり演技だったわ

     ストロベリー・ショート・ケイクス・・中村優子さん
                       せつなかったわ 
         
<見直しました!!>

      「マッチポイント」「悪女」「M:I:3」
「ベルベッド・ゴールドマン」の

       ジョナサン・リス・マイヤーズ

      「007/カジノ・ロワイヤル」
      「ミュンヘン」「シルヴィア」の

       ダニエル・クライグ

<色気にクラクラ~女性編>

      「マッチポイント」「理想の女」
     「ブラックダリア」の
     
       スカーレット・ヨハンソン
      
<濃厚な視線にクラクラ~男性編>
  
      「ブロックバックマウンテン」の

       ジェイク・ギレンホーク 


<笑顔が素敵だわ・・・>
 
       「ブロークバック・マウンテン」
       「カサノバ」の

        ヒース・レジャー


      
< ごめん~~~付き合いたくないよ・・・>

       「Jの悲劇」の

        リス・エヴァンス  (笑顔が恐いよ)

       「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」の

        マシュー・ブロデリック (痩せなよ~~)
       
<子どもと楽しめるでしょう>

        「リトル・プリンセス」
         緑の映像が素敵よ・・。

<迫力あったな・・・>

        「美しき運命の傷跡」の
 
         キャロル・ブーケ

 そして・・・
<旧作ビデオ鑑賞でのベスト10作品・順不同>
            
     サマリア

     月光の囁き(邦画)

     旅するジーンズと16歳の夏

     オスカーとルシンダ

     ステイ 
 
     ロード・オブ・ドッグタウン

     レオポルド・ブルームへの手紙           

     ふたりの人魚

     幸福

     故郷の香り


以上です。まだまだ挙げたい作品もいくつかありますが、この辺で。
2007年はどんな作品を鑑賞できるのか楽しみであります。
皆さんのベストは、どの作品でしたか・・・。

ちなみに・・
2007年今年の映画鑑賞は
ぐっと少なめになるかもしれません。
また・・こんな感じで来年まとめはできないかも・・・
どうなるかは・・未定ですが、
ブログはできるとこまで頑張ろうと思う・・この頃です。

Run!Run!Run! 著  桂  望実

Run!Run!Run! 著  桂  望実

岡崎優の目標はオリンピックの金メダル。
子どもの頃から父親と、猛練習を重ねてきた彼は
高校駅伝では3年連続区間最高記録を出すほどのエリート選手。
やがて箱根駅伝で準優勝したS大学に入学。
しかし、協調性がなく、自己中心的な優は
駅伝を仲間との協力が大事な競技とは考えず
単なる通過点としか思っていなかった。大事なのは記録のみ。
走ること自体個人競技だから仲間なんていらないと考え
陸上部でははじかれものになっていた。
彼の家庭は兄と母・父。兄もまた優秀で医者目指していた。
そんな兄が突然死を選ぶ。そして優は母から思いもかけない事実を
聞いてしまう・。


感想   陸上部のお話、最近よく見かけますよね。
話題作の佐藤 多佳子さん・三浦しをんさんのものも予約しているのですがまだまだ先・・・・泣。

ということで、今回は桂さんのこの作品。
本の表紙は捻じ曲がったシューズ。読み終わってみると
このねじれ・・の部分がまさに物語の内容を象徴していると
気づきますね。

いわゆる・・スポーツ青春ものと思っていたのですが
ちょっと方向性が違う話も入り込んでいるので
意外性を感じる物語でした。

陸上部における人間関係も描かれますが
主人公の家庭的な問題の方が重要なのでは
と感じました。

主人公の岡崎優という青年がとにかく
嫌なやつでね・・・笑。まったく同情も共感ももてない人物でした。
とくに前半が・・
傲慢で、自己中心的で、自信家で
人を見下したような態度を終始みせている彼。

俺が一番なのは当たり前。
能力のない選手は練習するだけ無駄・・・・みたいな、
もう少し、人間性をなんとかしてから選手になってよ・・
と言いたくなるような人物でしたね。
競争社会で戦うにはある程度の自意識過剰があるのは
しょうがないとは思いますけれど
ちょっと行き過ぎでは・・・と思われる青年。
後半、出生の秘密がわかりだした後では
さすがに、彼の見方も多少変わってきたところがあるけれど、
それも多少です。
基本的には虫の好かないやつですね。
ただこういう人物はよくドラマでも見かけますが、
けっして・・・根が悪い人ではないですよね。
この優は大人になってから(30歳ぐらい・・)も登場してきますが
そのときはだいぶ丸くなっていたように感じました。
この大学生のときが彼のターニングポイントだったようです。

よく考えてみたらこの優の性格というのは彼の責任と言うより
親の責任かもしれませんよね。こういう風に育ててしまった
父親。母親の兄重視の子育て。家庭環境が子どもの性格を
作り出すというわかりやすい例かもしれません

こんな優ですが
唯一見方になってくれる人物がいます。
それが岩ちゃんこと岩本海人。同じ陸上部仲間です
岩ちゃんは性格が良い!!です。
彼と優では育ってきた生活環境がまったく違います。
優は南青山で優雅な暮らしをしている人物だけれど、
岩ちゃんは地味な田舎暮らしをしていた人物です。
実家は民宿。温かい家族の思い出が彼にはあります。
反対に優の家庭はエリートという言葉ばかりで
温かさが感じられないのです。母親を名前で呼ぶ家庭って
なんだか妙です。
お金だけの裕福さでは幸せは作れないということでしょうか。



彼を思いやってくれる人物との交流の中で
自分が変わっていくという流れになっていくのは
想像できたのですが
この優の性格はなかなか頑固で、目に見えてはっきりと変化していくという感じではなかったです。少しずつ・・少しずつという感じ。
なかなか素直さを表わさないのですよね・・優は。
それでも見放なさい岩ちゃんが
やっぱり・・好きだな・・・。
優の才能を高くかっていただけでなく、
彼のいいところをみようとしていたのかもしれないですよね。
まあ・・岩ちゃん以外なら、とっくに、見放していたかもしれませんよね。


箱根駅伝の走りは途中までですが出てきます。
優は選手としては出ません。
岩ちゃんのサポートという役割。
その経緯は小説で楽しんでみてください。
走りについての描写は
スッハ・スッハ・・・(息の吸い方ね)が多いので
ちょっと読みながら息苦しくなってきました。

占い好きのあさ美さんも、優に的確なアドバイスを与えたりして
なかなかいいポジションにいたとは思いますが
いま少し絡みがあっても良かったかなと思いました。



兄の自殺は遺書はなかったけれどたぶん、
あれが原因なのではと・・読んでいくうちにわかるようになります。
母親の溺愛と、出生の秘密でもあるんじゃあないかな・・・って。
それは弟・・優にも関係することでもありますね。
たしかに、その秘密を知ってしまったら
生きていく希望が持てない気もしますからね。

こんな子どもの作り方って
ありなの?って少々驚きでした。

これからどんどん科学は進歩していくので
色んな家族形態が出てくるかもしれませんよね。
なんだか恐いですよね。

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ライアンを探せ

ライアンを探せ  (2006  アメリカ)

監督 スティーブ・“スパズ”・ウィリアムス
音楽 アラン・シルベストリ
声 キーファー・サザーランド ジム・ベルーシ エディ・イザード


動物園で生まれ育ったライオン子供のライアン。
父親サムソンのような雄たけびをあげることが
できずコンプレックスを抱いていた。
そんなある日、ライアンが
動物園から外へ・・・。
愛する息子を助けるため、サムソンは、勇気を出して
危険な外の世界に出かける・・。



感想  今年初めての映画はアニメです。
それも学校が始まってから
の鑑賞でした・・。もちろん、子と一緒ですよ。
ディズニーアニメなので
家族そろって安心してみていられる内容でした。

歌あり踊りあり笑ありです。

場面展開も速いので子どももあきませんでした。

勇敢な父親だと思われていても
彼には彼の悩みがあるのです。
親もつらいところですよね。

ライアンを探す中で
親のサムソンも野生の本能を身につけ、力強くなっていくのです。

親子の愛、友情・・・。
きちんと描かれておりました。


キャラが色々ユニークなので
お気に入りをみつけるのもいいかもしれません。

私はコアラ♪

CGなので動物達はリアルでした。

街に突然現れたらパニックだろうに・・・
そんな突っ込みは関係なしですね。

ちなみに吹き替えです。
キーファーの声が良かったのに・・。

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バスカヴィルの獣犬

バスカヴィルの獣犬 (2002 イギリス )

THE HOUND OF THE BASKEVILLES

シャーロック・ホームズ/バスカビル家の犬(NHK-BS)



監督: デヴィッド・アットウッド
製作: クリストファー・ホール
製作総指揮: グレッグ・ブレンマン
スティーヴ・クリスチャン
レベッカ・イートン
ギャレス・ニーム
サリー・ウッドワード・ジェントル
原作: アーサー・コナン・ドイル
脚本: アラン・キュービット
撮影: ジェームズ・ウェランド
音楽: ロブ・レイン
 
出演: リチャード・ロクスバーグ (シャーロック・ホームズ)
イアン・ハート (ワトソン)
リチャード・E・グラント (ステープルトン)
マット・デイ (ヘンリー・バスカビル)
ジョン・ネトルズ (モーティマー医師)
ジェラルディン・ジェームズ
ネーヴ・マッキントッシュ ベリル・ステープルトン
ロン・クック バリモア

代々獣犬の伝説が言い伝えられていたイギリス郊外にある
バスカヴィル家の領主・チャールズ卿が変死。
死体の側には、彼のつま先だけの足跡と巨大な犬の足跡が残されていた。跡を継ぐヘンリー・バスカヴィル卿の安全を守ることを依頼されたホームズとワトソン。そしてワトソンは
ヘンリー卿とともにバスカヴィルの館へ乗り込むが・・・



感想  お正月録画分を今頃観ました。
面白かったです。
リチャード・ロクスバーグ →シャーロック・ホームズ
イアン・ハート →ワトソン
というキャスティング・・・なんとも興味をそそられるでは
ありませんか。
シャーロック・ホームズについては恥ずかしながら
本も・ドラマも観ていないのであまり知識がありません。いや、もしかしたらアニメ版を観たことはあったかな・・。ほとんど記憶はありません。
ということで今回、新鮮に観ることができたのは良かったかなと
思っております。
違う方のシャーロックホームズを知っていたら
絶対比べてしまったと思うんですよね。
・・リチャード・ロクスバーグがその人だ(ホームズ)!!と思えば
納得するしかないじゃあありませんか・・・笑

私が今まで観た彼の演技で強烈だったのは
やはりムーランルージュの伯爵です・・。
昨年はM:I:2で悪役の彼も観ましたし、オスカーとルシンダでも
観ましたね・・。(わりと悪役が多いですよね・・笑)
今回は主役ということですから
期待感もありました。
作品によって全然イメージが違って見えますよね・・この方も。

彼の活躍を期待していましたが
前半登場してからすぐに姿が見えなくなってしまいました。
ワトソン君1人が先にお屋敷に行って調査をするという
話になっており・・報告をあとで受けるみたいです。

イアン・ハート演じるワトソン君の
能力を発揮できる場面が多かったのは意外でしたね。
これは、イアン・ハートファンにもおいしい作品ではないでしょうか。
イアンの探偵というと「ことの終り」を思い出しますね・・。


事件はホームズが登場してから・・・急展開。
そうか・・犯人は・・。

いかにも妖しいという人物が出てきますので
わりとわかりやすいお話かと思います。
動機も明確だし・・。

それにしても、ヘンリー卿が襲われてしまうのを
なんとかもっと早く助けることができなかったのでしょうか。
結局、痛い思いをすることになってしまって可哀想でした。
可哀想といえば、ヘンリー卿に好意をもつ女性も
出てきましたが・・彼女もね・・・・フッ(ため息)


獣犬の伝説ということで、おどろおどろしい雰囲気が漂って
いました。どこから獣が現れるかわからないので緊張感もあり、
結構見入ってしまいましたよ。
ゴシック調なお屋敷も楽しめます。
お食事風景とか調度品など目の保養にもなりますね。
ああいう召使が用意した優雅なお食事してみたいですね。
紅茶も飲みたいですね・・。
恐いお話が展開されていてもああいう世界にはちょっと入りたいですね・・。好きな人にはたまらないと思いますね。


襲い掛かる犬・・恐いですよ~~
底なし沼も恐いですよ~~


ホームズとワトソン君の・・やりとりもなかなか見所。
ワトソン君はホームズに文句を言ってばかりだけれど、
彼がいないところでは
彼の自慢をさりげなくするのですよね。実は尊敬しているのね。
でも自慢・・・それだけでなく、あわせて欠点も紹介しているのだからユニークですよね・・。ホームズが聞いたら苦笑いしそう・・。

事件解決後に2人で写真撮影。
確かに、いかにも解決したという・・
写真に仕上がっていますけれど、
気持ち悪い動物も映っているので何度も見たくはないよね・・。

2人が初めて登場してくるシーンはなぜか上半身
裸でした。お風呂かな・・。お疲れなんですね。
またホームズ・・って注射うっていませんでしたか・・。
そういうこと・・しているんですね。知らなかったです。

また機会があれば、このシリーズ観て見たいです。

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ふれていたい    著  小手鞠るい

ふれていたい    著  小手鞠るい


可南子には秘めた思いを抱いている彼がいた。
高校時代にフィギュアスケートでペアを組んでいたナガル。
気持ちを伝えないうちに彼とは離れ離れに・・。
その後スケートを辞めた可南子は
宗治という彼氏ができる。
しかし・・なぜか、彼との距離間で悩みを感じる毎日。
そんな彼女にスケート時代の恩師が入院しているとの
連絡がくる。




感想   たまたま、図書館の新刊コーナで見つけたこの本。
小手鞠さんといえば、「エンキョリレンアイ」という本が
ありましたよね・・・(今予約中)そちらも読んでいないのに
装飾の可愛らしさに惹かれてこちらに
手を出してみました。

どういった内容かまったく知らなかったのですが
装飾のピンクのとおり・・恋愛小説でした。それも甘い・・
自分の人生に影響力があった
大切な人の死というものが描かれていますが
テーマとしては、恋に揺れ動く乙女心をメインにした物語のように
感じました。とにかく甘い・・笑
読んでいてもういいかな・・って感じになるのですが
同年代の方が読んだら、すんなり心に入っていくのでしょうか。

主人公の彼女には現在素敵な恋人がいます。
思いやりがあって優しい彼。
でも主人公は彼以外の男性の事が忘れられない・・
15の時に思いを寄せていた男の子。
その子のことが大好きだったのに
思いを告げずに別れてしまったことで、なぜか今でも心の中で
くすぶっていて、どうしようもない・・。
吹っ切ることができない・・

素敵な彼がいるのだから、彼だけを愛すればいいじゃない・・って
私は思ってしまいますので、主人公の彼女の気持ちが
理解できませんでしたよ。
そんなに昔の男が忘れられないのなら
最初から今の彼氏と付き合わなければいいのに・・・って
思いますもの。
誰だって、思いを告げないで別れた人って1人や2人いると
思いますけれど、それが現在の恋に影響するまで
大きくなっているというのはかなり重症だと思いますよね。
ある意味当時の想い出を美化しすぎているのだと思います。
別の言い方をすれば、現在の恋人に物足りなさを
感じている証拠でもあると思うな・・・。
自分に同じような経験でもあれば別ですが
そうでもないので
気持ちが入り込んだというカタチにはなりませんでした。


すっぱり決めるのが好きなので
ああだ・・こうだ・・いうのは
あまり好きではありません。
昔の恋が切なく感じるほどのエピソードがあれば、もっと心に
染み入ったかと思いますが
そういったものもなかったですしね。


また後半異国の地で偶然に出会うというのが
現実感が薄れるような気がしました。
会えるかな・・・普通。

ラスト・・過去を振り切って
現在の自分の姿をしっかりと認識するのは良かったと思うけれど、
結局、贅沢な悩みを聞かされているのかもしれないと
思ってしまいました。



現在恋をしている方にはお薦めですけれど、
私は、なにか物足りなさを感じてしまいました。

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新年

新年あけまして
おめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。


皆様お正月いかがお過ごしでしょうか。

我が家は例年通り

初詣に出かけました。

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途中で見かけた面白い物↓


DSC07134.jpg



4日からは通常モードに戻りますので

ボチボチ更新していきたいと思います。


ただし・・映画は当分お休みです。

学校が始まらないので。


2006年の映画のまとめは

後日UPしたいと思います。

遅くなるかもしれないけれど、きっちりやりたいと

思っています~~♪


というわけで、皆様また遊んでくださいませ・・・。
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みみこ

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  • レイフ・ファインズ好き
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