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初恋(ファースト・ラブ)

初恋(ファースト・ラブ) (1970 イギリス・フランス
                      西ドイツ・アメリカ)
FIRST LOVE

監督: マクシミリアン・シェル
製作: マクシミリアン・シェル
バリー・レヴィンソン
原作: ツルゲーネフ
脚本: マクシミリアン・シェル
ジョン・グールド
撮影: スヴェン・ニクヴィスト
音楽: マーク・ロンドン
 
出演: ジョン・モルダー=ブラウン
ドミニク・サンダ
ヴァレンティナ・コルテーゼ
マリウス・ゴーリング
マクシミリアン・シェル
ダンディ・ニコラス
ジョン・オズボーン




感想   ツルゲーネフの同名小説の映画化。
16歳のアレクサンダー役は ・・・ジョン・モルダー=ブラウン、
年上女性ジナイーダは・・ドミニク・サンダ。
共に美男美女カップル。
一度きちんと観ておきたくて鑑賞。

内容は有名なので話の流れは知っておりましたけれど、
時代を感じさせる
映像で・・・
青春時代の儚さと美しさを
しっかり堪能できました。

ドミニク・サンダは美しいわ・・・。
当時の男性たちは、きっと虜になったはず。

私は、女性だから
やっぱり。・ジョン・モルダー=ブラウンに
注目。端正なお顔立ち。
そんな彼を
弄ぶなんて・・・。
女って残酷。


でも、思春期の女性はときに残酷であったりも
しますよね・・・。
彼女も
苦しい恋をしていたのよね・・・

ラスト近く、
鞭を手にした父親と彼女の間で起こる
シーンには、ちょっと胸が痛くなりました。
アレクサンダーは知っていたのよね・・・。


大人って・・自分勝手。

70年代
映画は観ていないものが多いので、
機会があればどんどん観て見たいですわ。
とっても新鮮に感じますし・・。



原作を読んでみなくては・・
お家にあるのよね・・。

「ああ、青春よ! 青春よ! お前はどんなことにも、かかずらわない。お前はまるで、この宇宙のあらゆる財産を、ひとり占めにしているかのようだ。・・・あの頃は、私はなんという希望に満ちていただろう! 何を待ちもうけていたことだろう! なんという豊かな未来を、心に描いていたことだろう!」

(ツルゲーネフ「はつ恋」より)

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恋人はゴースト

恋人はゴースト (2005  アメリカ)

Just Like Heaven


監督: マーク・ウォーターズ
製作: ローリー・マクドナルド
ウォルター・F・パークス
製作総指揮: デヴィッド・ハウスホルター
原作: マルク・レヴィ 『夢でなければ』(ハヤカワ・ノヴェルズ刊)
脚本: ピーター・トラン
レスリー・ディクソン
撮影: ダリン・オカダ
プロダクションデザイン: ケイリー・ホワイト
ソフィー・デラコフ・カーボネル
編集: ブルース・グリーン
音楽: ロルフ・ケント
 
出演: リース・ウィザースプーン
マーク・ラファロ
ドナル・ローグ
ディナ・スパイビー
ベン・シェンクマン
ジョン・ヘダー
イワナ・ミルセヴィッチ
キャロライン・アーロン
ロザリンド・チャオ
ロン・カナダ
ウィリー・ガーソン


マルク・レヴィの『夢でなければ』を
映画化.
サンフランシスコの病院に勤務するエリザベス.
ある日彼女が病院帰りの道で交通事故に遭ってしまう――。
一方デヴィッドは、
賃貸に出されていた家具付きのマンションを見つけ
そこに住むことにする。実はそこは、エリザベスの借りていた部屋。
魂だけのエリザベスだが
デヴィッドを追い出そうとする。だが無駄な努力。
姿が見えるのはデヴィッドだけ。
過去の記憶を失っていたエリザベスに昔の自分を思い出させようと
するデヴィッド・・・・だが。

感想  たしか、これ、全米公開時はかなり上位にランキングしていた
作品。
しかし~~~。結局、未公開作品となってしまいました。
なぜ・・
やっぱり・・マーク・ラファロ ・・が地味?

気がつけば、意外とマーク・ラファロ の作品を観ている
私。主役は少ないけれど、いつもいいポジションを
しめております。

今回はリースとラファロ・・の新鮮カップル。
ロマンチック・コメディーの王道で
安心して観れる作品です。
ロマコメも・・質がいいのから・・・とんでもないものまで
ありますけれど、これはよく出来ていると
思いましたよ。
笑って・・泣いて・・ちょっと胸キュンもして
最後はハッピー♪

ストーリーはだいたい読めます。
だからこそ・・
お気楽に観ることができます。


邦題はこんな↑感じで・・・すでにネタバレ同然です・・笑。
どこかで観たこともあるようなストーリー。

シックス○○○・・みたいな・・・始まりですが、
それもご愛嬌。
ゴーストだからなんでもあり・・・です。


元気印のリースが少しも幽霊臭く
ありません。(実際には完全に死んでいないのだが・・
そこは秘密)
相当元気です。。
ラファロのほうが・・生気がないみたい・・
でもそれには・・理由があって・・


人の縁って・・こんな風につながっているのね・・。

ラファロ・・の職業が造園設計士。
素敵なお庭を観ることができます・・

リースの住んでいるマンションは屋上も付いていてなかなかお洒落。
景色も良さそうでした。


胡散臭い霊能力者と思っていた彼は
実は本物でしたね・・。いい味出しておりました。

バーでのラファロの一人演技には
爆笑。(幽霊リースはラファロにしか見えない設定・・。)

愛はすべてに打ち勝つのですよね。

仕事ばっかりの人生はやっぱりつまらない・・
恋をしましょう~~~~~♪
そんな思いを抱かせる映画でした。


楽しいのでお勧め~~~
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夜は短し歩けよ乙女    著  森見登美彦

夜は短し歩けよ乙女  著  森見登美彦




「あ!先輩、奇遇ですねえ!」
私(先輩)は、恋する黒髪の乙女との
偶然の出会いを何度も試みる・・
京都を舞台にした恋愛小説。



感想   楽しい本でした。
これにつきます・・。
2007年本屋大賞2位という・・それだけで興味をもった作品。
ちなみに森見登美彦さんは第20回山本周五郎賞を受賞しました。

どういったストーリーか、まったく知らなかったので
図書館で予約本を手にしたときは驚きました。
なんて表紙の絵が可愛いらしい本なのでしょう♪
まるで少女マンガのよう・・。
読んでみるとわかりますが
まさに・・・主人公のイメージどおりの絵柄です。

作者も初めてでしたので
当然、今まで読んだことのない文体。
入り込むのにちょっと時間はかかりました。
でも慣れてしまえばOK。
四字熟語・・多いです・・・笑
思わず、辞書ひいてしまいました。
普通の大学生はぜったい・・使わないだろうな・・と思える
言葉の言い回し。
また、登場人物も・・奇想天外なキャラばかり。
人間を超えています。
非現実と現実の境目をいったりきたり・・・。
でも、京都の街並みに・・こういうキャラたちが
いたら・・似合います。

片思いの恋愛小説。
思いは届くか・・・がテーマですが、
いままでにないアプローチで最後まで行方が
気になります。
甘い言葉などないけれど・・・
2人のやりとりはとっても可愛らしく共感もてます。

外堀を固めすぎな私(先輩)。恋する彼女への一途な思いを
知るにつれ応援したくなります。

ちょっと・・天然ボケしている
黒髪の乙女が実に可愛らしい・・。
彼女の大胆で好奇心旺盛な様には
一時たりとも目が離せません
酒好きというのも好きだな・・。
冒頭で登場するおともだちパンチについての
説明・・思わず・・自分の握りこぶしをためしてみました・・・笑

大酒飲みの
羽貫さん

天狗と称する樋口さん
どうやって宙に浮かぶのか・・笑

乙女にさり気なくタッチしてしまう東堂さん。

自家用三階建て電車に乗っている李白さん。
不思議・・・・


その他・・口の達者な古本市の神様。
ここで乙女が探している
「ラ・タ・タ・タム」の本は実際に存在するのですね・・・。

パンツ総番長も好きだったな・・・
願いごとが叶うまでパンツを穿き替えないなんて
汚いぞ・・・笑

京都の町にいってみたくなりました。

最後も
素敵な終り方でしたね・・。
偶然の出会いと思いながら
意外と計算されているかもしれませんね


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ラストデイズ

ラストデイズ  (2005  アメリカ)


LAST DAYS


監督: ガス・ヴァン・サント
製作: ダニー・ウルフ
脚本: ガス・ヴァン・サント
撮影: ハリス・サヴィデス
編集: ガス・ヴァン・サント
音楽コンサルタント: サーストン・ムーア (ソニック・ユース)
 
出演: マイケル・ピット (ブレイク)
ルーカス・ハース ( ルーク)
アーシア・アルジェント (アーシア )
キム・ゴードン レコード会社の重役 (ソニック・ユース)
ハーモニー・コリン ( クラブの男 )
リッキー・ジェイ ( 探偵 )


カート・コバーンを彷彿とさせる
ミュージシャン ブレイク 。
彼は今・・ひとり森の中を彷徨っている。
麻薬のリハビリ施設を脱走した彼。
そのまま、森の中にある屋敷に辿り着く。
そこは彼の別荘だった・・。



感想  前評判は聞いていて(あまりよくない・・・・笑)
覚悟してみていた分、退屈には感じませんでした。

私は、マイケル・ピットの演技と劇中曲を聞ければ
もう・・それだけで充分と思っていたので、
それ以上に何も望まなかったのが良かったのでしょう・・・・・・笑

ストーリーはあってないような感じ。
あらすじにあるように、
ドラッグに溺れたミュージシャンが
病院を抜け出し、とある屋敷で最後の何日かを
過ごす・・それを淡々と描いた映画です。

このミュージシャンを追い詰めたものは何か・・という
謎を解明するものは一切描かれません。
背景も説明されませんし、
人間関係においても・・まったくです。
わかることは、
彼の苦しみを理解してくれる人は
まわりには一切いなかったということ・・・。

彼の住む屋敷には・・
他の男女もいるのですが、まったく彼のことを気にかける様子なし。

すでに精神的にかなり病んでいる様子も伺える彼の元に
電話帳会社の人や・・・モルモン教の勧誘者などが
立ち代わり訪ねてきます。、
誰もが自分の役目をまっとうするだけ。
そこに苦しみに悶えているミュージシャンが存在するとは思わず・・。

モルモン教勧誘はどういう意味があるのか・・
それも双子・・・。



“ニルヴァーナ”のカート・コバーンの死に
関連しての映画なので
やっぱり、カート自身やニルヴァーナについてよく知っていたほうが
興味深く感じるかしら・・
私は、まったく知りませんし、とくに思いいれも
ありませんでした。
でも、知っているからこそ、期待を裏切られるということも
ありますからね・・。
どっちがいいか・・。
伝記映画というわけでもなく、
あくまでも架空な物語と映画の中でも念押ししておりますから
色んな感想が飛びそうです。

ミュージシャンがクスリに
溺れるケースは多いですよね。
やっぱり、才能ある人ほど、その才能を生み出すために
想像しがたいストレスがあるのでしょうね。


わからないなりにも、
その孤独さは充分伝わってきました。


苦悩し、ボロボロになっている
マイケル君の演技は、注目です。

女性の下着をまとい、
壁に、もたれかかって、うなだれている・・・彼。
流れるミュージックビデオに何を感じていたのでしょうね・・。

屋敷の周りは静かで
緑が美しく・・とても素敵な場所に感じます。
だからこそ
そういった場所で、一人
悩みを抱えて彷徨っていた彼を思うと
心が痛むばかりです。

彼の心のうちは理解できないかもしれないけれど、
傍にいて、何かをしてあげたいと
思わずにいられませんでした。


ラストにギター一本でピット君が歌う歌。
「Death to birth 」
物悲しげだったわ・・・
http://www.youtube.com/watch?v=vaqYxKfkXMw

DVDの特典にあったミュージックビデオもうれしかったです。




刑事ジョンブックの
ルーカス・ハースも出演。
お懐かしいです。体当たりの(男性同士ラブシーン)演技を
しておりました。年月は人を変えるのね。。


ブレイクが最後に食べたのはチーズ・マカロニ。
寂しいな・・・。



マイケル・ピットの新作は
シルクですよね・・。
日本ロケ・・見学したかったです。
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インサイド・マン

インサイド・マン  (2006  アメリカ)

INSIDE MAN



監督: スパイク・リー
製作: ブライアン・グレイザー
製作総指揮: ダニエル・M・ローゼンバーグ
ジョン・キリク
カレン・ケーラ・シャーウッド
キム・ロス
脚本: ラッセル・ジェウィルス
ドナ・バーウィック
撮影: マシュー・リバティーク
プロダクションデザイン: ウィン・トーマス
衣装デザイン: ドナ・バーウィック
編集: バリー・アレクサンダー・ブラウン
音楽: テレンス・ブランチャード
 
出演: デンゼル・ワシントン (キース・フレイジャー)
クライヴ・オーウェン (ダルトン・ラッセル )
ジョディ・フォスター ( マデリーン・ホワイト )
クリストファー・プラマー (アーサー・ケイス)
ウィレム・デフォー (ジョン・ダリウス)
キウェテル・イジョフォー (ビル・ミッチェル)
キム・ディレクター
カルロス・アンドレス・ゴメス
ジェームズ・ランソン
ケン・レオン
アシュリー・アトキンソン
ピーター・ゲレッティ
ピーター・フレチェット

ダルトン・ラッセル率いる4人の銀行強盗グループが、
マンハッタン信託銀行を襲った。
銀行客を人質にとった彼ら。
NY市警のフレイジャーとミッチェルが現場へ急行するが思うように
捜査は進んでいかない。
一方、事件の発生を知り
困ったのは信託銀行会長のアーサー。
やり手の女性弁護士マデリーンを呼び出し、
あることを依頼する。
現場へと向かうマデリーンだが。


感想   128分。長く感じました。
今回は自分のストライクゾーンを大きくはずれて
しまった感じがします。
面白いと思える要素はいくつかあったのですが
それに乗れなかった自分がいました。

もっと違う展開を想像していたからでしょうか。

盛り上がりに欠ける
地味な展開。

銀行強盗が起こり始めた前半は
結構、スピーディに事が展開していったように思えるのですが
中盤からまったり・・まったり・・・の
展開になっていくので、
なんだかヤキモキしっぱなしでした。


確かに脚本は良くできていたと思いますが、
できすぎていてそれが逆に私には合わなかったかもしれません。

銀行強盗と刑事との会話・・
人質になった顧客たちの会話・・

意外とブラック・ユーモアや意味ありげな内容が
含まれていましたよね。
入り込めれば、楽しめたかもしれませんが
どこかでボ~~としていた自分がいて、
波に乗り遅れてしまったようです。


銀行強盗以上の犯罪が
世の中には潜んでいるようです。

人種差別もさりげなくユーモアも交えて描かれておりました。

乗り切れなかった自分ですが
豪華な俳優さんたちの
演技は楽しませてもらいました。

クライヴ・・は冒頭からUPで私達に迫ってきて
どうしようかと・・・笑・・思いました。
一度しか言わないといって
名前をいうのですが・・
待って~~よく聞こえなかったです・・ということで
巻き戻し・・・笑
ちょっと小汚い感じがまた素敵です。
いつも悲壮感満ちております・・。暗いです・・・笑
でもその陰りのある姿がまた素敵ですよね。
笑わない・・・彼・・。

ジョディ・フォスター はやり手の弁護士。
こういった才女役は光ります
でも出番が少なくて残念。


ウィレム・デフォー ・・普通でした・・
てっきり悪役かと思っていました。そのうち本性を出すと
思ったのに・・・笑


デンゼル・ワシントン ・・楽しそうでした。
恋人といちゃいちゃ・・する刑事役で
意外な面をみせてくれました。


冒頭とラストに流れるリズムカルな音楽。
インド音楽だとか。
なかなか良かったです。てんや~~・・てんや~~って
聞こえるのですね・・。面白いわ・・・。


銀行強盗においての警察を煙に巻く方法・・・は
あれは・・・ルパン3世でもやっておりましたね。
なるほど~~~という新鮮な驚きというより
用意が大変だったでしょうね・・と感じました。

巷の評価は高い作品なのですよね・・
まだまだ、修行が足りませんね・・笑


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バベル

バベル  (2006  アメリカ)


BABEL

監督: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
製作: スティーヴ・ゴリン
ジョン・キリク
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本: ギジェルモ・アリアガ
撮影: ロドリゴ・プリエト
編集: ダグラス・クライズ
スティーヴン・ミリオン
音楽: グスターボ・サンタオラヤ
 
出演: ブラッド・ピット ( リチャード)
ケイト・ブランシェット (スーザン)
ガエル・ガルシア・ベルナル (サンチャゴ )
役所広司 (ヤスジロー)
菊地凛子 (チエコ)
二階堂智 (ケンジ)
アドリアナ・バラーザ (アメリア)
エル・ファニング (デビー)
ネイサン・ギャンブル (マイク )
ブブケ・アイト・エル・カイド ( ユセフ)
サイード・タルカーニ (アフメッド)
ムスタファ・ラシディ (アブドゥラ)
アブデルカデール・バラ (ハッサン)
小木茂光
マイケル・ペーニャ
クリフトン・コリンズ・Jr
村田裕子
末松暢茂


モロッコ・・・アブドゥラは知り合いから銃をもらい
それを息子達に与えた。ジャッカルを追い払うためにと・・。
しかし、兄弟は遊び半分で旅行者の乗ったバスを撃ってしまう。

バスに乗っていたのは、アメリカ人夫妻リチャードとスーザン。
銃は妻スーザンに当たったのだ。
リチャードは痛みに耐える妻を抱きかかえ
同乗していたガイドの案内で近くの村へ駆け込む。
そこで救急車の手配を試みるのだが・・。

リチャードとスーザンにはアメリカに残してきた2人の
子供達がいた。夫婦の留守中、お守りをしているのは
メキシコ人の乳母アメリア。
夫婦が異国の地で事故にあったことから困った問題が
生じていた。予定通りに夫婦が戻ってこないので
アメリアの当初の予定=
息子の結婚式に出席するために帰郷・・ができなくなっていたのだ。
どうしても息子の晴れ姿をみたい・・
しかたなく、子供達2人・マイクとデビーも一緒に連れて
メキシコへと向かうのだが・・。

日本・・妻が自殺して以来、父娘がぎくしゃくしている
ヤスジローと聾唖の娘チエコ。
チエコは孤独な心をどうしていいかわからず、
無茶な行動ばかりしていた。
そんな中、モロッコの事件で使用されたライフルが
ヤスジロー所有とわかり、警官の訪問を受けることになる。



感想  やっと鑑賞にこぎつけました。
「バベル」・・旧約聖書の「バベルの塔」をモチーフとしたこの物語。
バベルの塔・・・というと、バビル2世を連想する程度の
知識でしたが(知っています?・・笑)
深い意味があったのですね・・。
聖書においては・・・、

「はるか昔言葉は一つだった。人間たちは神に近づこうと
天まで届く塔を築く。怒った神は言葉を乱し世界はバラバラになった・・」というもの。

このバラバラという言葉通り、
舞台は人種も言語も違う・・
日本・アメリカ・メキシコ・モロッコの4つの国。
そこで起こる悲劇の数々。

まるで連鎖反応をおこしたかの
ようです。

前作の「21グラム」と同様に、予期せぬ出来事が
出発点になっております。
時間軸をそれほどいじっていないので、
お話がいくつかクロスしていっても
わかりにくいということはありませんでした。

どのパートも
その先がどうなるのか・という不安感が
あったので、(またどうやってこれらすべての物語が
着地するのか・・・・)
最後まで入り込んでみてしまいました。


特に、日本のパートは
菊池さんが賞がらみにかかわっっていたことと、
新聞記事での騒ぎもあったことなどから
とくに興味深くみていたように思います。

正直、こんなに奔放な性の場面が沢山出てくるとは
思いもしませんでした。

生々しく、そして痛々しくもある
場面の数々でした。

何故、こんなにも無茶な行動ばかりするのでしょうか。
彼女の役柄が聾唖ということで、抱えているものの
大きさを察することは充分できるのですが
だからといってそれがすぐに、
男をあさってばかりいるような・・・行動に
つながっていくという流れが・・
納得いかなかったですね。
だって、すべての人がそうではないはずだから・・


母親の自殺が大いに関係しているのですよね。
そこら辺の説明がないのに
(想像する範囲ではあるのだろうけれど)
次から次へと
チエコの奇怪な行動(歯医者で・・相手を舐めるなんて・・
かなり妙だよ・・・)だけを見せ付けられていったので
正直、嫌な気分ではありました。
何か置いてきぼりをくったような気がしてなりませんでした。
彼女の心の闇は一体何?・・
最後に刑事に渡した手紙には
そのことが詳しく書いてあったのだろうか・・・
父親の存在があまりにも薄かったですよね・・。

確かに刑事に向かってチエコが裸のまま嗚咽する
場面はみていて、グッ~~くるものはありましたけれど、
もう一歩、入り込んでいけない自分がいました。
それは謎が多いから・・・。
さらに、役所さんとの抱擁もね・・・何故に裸のままか・・
父親の前なのに・・・。
妙な違和感を覚えました。無駄に裸が多いのではないでしょうか。

そういえば、モロッコの兄弟も
なぜか、姉の裸体を覗き込んだり、一人エッチのシーンがあったりして
それに何の意味があるのか・・・ちょっと疑問でした。


この物語・・
淡々としたエピソードが多く、
変につくりこんだ感じがしないところが
逆に物足りなさにもつながっているのではないかな・・・と
感じました。
エピのすべてがうまい具合につながっていて
意外な結末を迎えるというのはいかにも映画的ですけれど、
そういうものはなかったですし・・。
それぞれのパートが静かに終りを迎えていきましたね。
カタルシスという点では少なかったです。
でも静かに数日たって考えてみたくなる・・・
そんな作品だったと思います。




それにしても
実に色々人間の悪い部分、良い部分を
みせてくれましたね。


例えば
アメリカ人の夫。
自分の妻が撃たれたと知って、取り乱しますよね。
(ブラッド・ピット・・良かったですね・・。
今回、渋かったです。)
バスの乗客に反発心を表わし、親切なガイドに対しても
時折声を荒げたりしていました。
これは誰もがこの状況だったら同じような
行動になるのではないでしょうか。
自分勝手と思えるかもしれないけれど、
やはり身内が怪我をしたら、他人を思いやる余裕などなくなって
しまうかもしれません。
ただ、この夫婦は子供を他人に預けて、優雅に旅行する夫婦
なのですよね。
子供の寂しさより自分達の夫婦関係を優先させてしまう・・・。
まあ、そういう親は意外と多いのかもしれませんけれど、
そこが引かかっていると
遊んでいるからじゃない・・・という言葉も出てしまう
ところでもありました。
それも愚かな人間ということでしょうか・・。


リッチな部屋に住み、軽々しく銃を現地民に渡して
しまう日本人。その銃が犯罪に使われていても
何か問題があるのかと平然といいきってしまう・・
こんないい方はしなくてもいいと思いましたね。
だから娘にそっぽ向かれているのだよって・・。
アメリカ夫婦とどこか共通するところがありましたね。

でも一方で
結婚式に参列する乳母や
ガイドの現地人の方は
また違った人間像を見せてくれたように思います。

相手の為に一生懸命に努力していたように
感じましたけれど。

今思えば、色んなタイプの人間たちが
おりました・・ね・・。
いい意味でも悪い意味でも
人間らしかった・・・・です。
そこは面白く感じましたね・・・。



愚かな行為を起こすのが人間であるのかもしれません。
完璧なものが神ならば・・愚かなものが人間で
あるのだということなのでしょう・・・。

でも、困難は乗り越えられます・・
きっと。それが人間でもあるのだから。

神様は試練を与えたのではないでしょうか・・

そして、
分かり合うということは
言葉だけの問題ではないのでは。

心が心がつながっていれば・・人は相手を理解できると
いうこと・・。

悲劇が生じるたことによって、相手とのつながりの深さ
を認識できたということは
とっても皮肉なことではあるけれど、
そのつながりがあることで、一歩また前進できる自分もいるし
変化できる自分もいるのでしょうね。

この物語のすべての主人公が幸せになっていけたらと
願うばかりです。
希望の光はどんなときでもあるはずですから。


そんなことを数日経ってから色々考えました♪


一番かわいそうなのは
やっぱり子供達だと思いました。



音楽は文句なしに素晴らしかったです。♪

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弓 (2005  韓国)

THE BOW

監督: キム・ギドク
製作: キム・ギドク
脚本: キム・ギドク
撮影: チャン・ソンベク
編集: キム・ギドク
 
出演: チョン・ソンファン ( 老人 )
ハン・ヨルム (少女 )
ソ・ジソク ( 青年 )
チョン・グクァン (青年の父親 )

船の上で
老人と少女は2人だけで暮らしていた。
幼少の頃から育てあげ、
17歳になったら2人は結婚する予定でいる。
老人はその日を楽しみに毎日カレンダーをチェックしていた。
彼らは、自分達の船を釣り人に開放し、
生計をたてていた。
老人は弓矢を得意とし、時折釣り人に頼まれ
弓占いもしている。その弓矢は、 少女に手を出そうとする釣り人を威嚇する役目もあり、
時にはその弓は、少女のために奏でる楽器にもなったりしていた。
老人にとってはなくてはならないものだったのだ。
ところがあるときから、若い釣り人客に
少女が関心を持ち始める。
老人と少女の間にしだいに溝が生じ始め・・。



感想  うつせみに続いて、今年2回目のギドク作品。
今回も、私達が想像しきれない
妖しい世界を作り上げてくれました。
独創的なお話ばかり、こう次から次へと
作り出せるものですね・・・。

これも寓話的な感じがするストーリー。
今までの作品と同じく2人の間でコミュニケーションをとれるような
会話は一切ありません。
釣り人たちとの会話もなかったように思います。
つまり2人の関係は
その漂う雰囲気でこちらが察するばかりですし、
物語が進むにつれての
2人の微妙な関係も
彼らの態度から・・察していかなくてはいけません。
でも非常にわかりやすいです・・。
少女は、恋に目覚める瞬間や
老人に対しての反発心を表わしていく過程において
素直に表情が顔に出ていましたし、
態度などにおいては、露骨過ぎるくらい露骨でした・・・・・笑

一方、老人の嫉妬も格別にすごく・・
また寝る前に少女の手を確認し、なでなでしたり・・・笑
丁寧に少女の体を洗ってあげるさまなどから、
どんなにか愛しく思っているかが伺えました。
ただ、ここだけクローズアップしてみていると
少々・・・引いてしまうところもあります。
異様だよ・・・って。
ちょっと気持ち悪いな・・・老人・・・って・・・笑



いってみえば男の永遠の夢・・・
ってことですか。
いくつになっても
男は女性の初めての男になりたいのでしょうか。
永遠に自分のもとに留めておきたいものなのでしょうか。
それがかなわぬ夢であっても。
だって言うじゃないですか・・
すぐ冷めるものをスープといい、
愛と呼ぶって・・(この間読んだ本の一文より・・。
これは使えますね・・・)

永遠に自分のものにしたいと願った瞬間・・
それは体を奪うことではなく・・、
思いを残すことだったのかしら。


老人といえども
若い男と変わらなく、
好きな女と結婚=(自分のものとなる・)・する時期が近づくにつれ
浮き足立っている様がなんとも滑稽でもあります。
カレンダーをチェックする姿なんて
子供じみた行為ではないですか・・・。
花嫁衣装もせっせとまめにそろえていたり・・
並々ならぬ努力を感じさせます。
自分の欲望に素直に従っている様は
アッパレだといいたいくらいです。
いくつになったって、男は男なんだ・・・
夢を見続ける生き物なんだな・・・って。


ただ、ファンタジックで美しい世界を感じることが
あったにもかかわらず
どこかでこの老人が
自分の夢・・願望の為に少女を十数年育ててきたという
事実が、ひっかかって仕方がありません。
他の作品でも
監禁するという設定はあり、(悪い男・・)
そちらの方はOKという感覚で鑑賞できていたのですが
なぜか、この図式でのケースにおいては
素直に受け入れられない自分がいましたね・・・。

老人&少女という組合せが個人的に
嫌なのかもしれませんね・・・。

自分が通俗的な世界に生きている分、どこかで
何かを連想させてしまっていたのかもしれません。
こんな事件あったりしましたしね・・・。
自由を奪ってきたということ(少女にとってはそうではなかっただろうけれど)少女の意志を無視した生活を送らせていた
ということ・・
もちろん、そんな事実を超越したところに
この映画にテーマがあるにしても、
やっぱり複雑な気分を漂わせている自分がいました。
修行が足りないですか・・・笑

大抵が嫌悪感生じるような
題材が多いので、慣れっこにはなってはいるのですが、
やっぱり、自分の夢だけのために手元に置くということが
嫌なのです。
これは自分が女性だからなのかしら・・。
男の心理がちょっと理解できないからなのかしら・・・
う~~ん、わかりません。


そして、待ち受ける衝撃的なラスト。
衝撃的ですよね・・・あれは。
少女の突然の行動には
私・・慄いてしまいました。
女ってすごい・・・


老人と関係を持つわけでもなく、裸体を見せ付けるわけでもないのに
なんて・・エロチックで官能的な
演出でしょう・・。
少女役の女優さんも魅力も(小悪魔的ですよね・・)
充分あるのかもしれないけれど、非常にインパクト
ある忘れられない光景でした。
そんな光景をみていた、青年においては
どんな感想をもったのか
ちょっと聞いてみたいくらいです。



弓占いに、胡弓の音色・・
印象的でしたね。
一度占ってもらいたいですわ・・。

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美しい人

美しい人  (2005  アメリカ)

NINE LIVES


監督: ロドリゴ・ガルシア
製作: ジュリー・リン
製作総指揮: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本: ロドリゴ・ガルシア
撮影: ハビエル・ペレス・グロベット
音楽: エド・シェアマー
 
出演: キャシー・ベイカー ( カミーユ )
エイミー・ブレネマン ( ローナ )
エルピディア・カリーロ ( サンドラ )
グレン・クローズ (マギー)
スティーヴン・ディレイン (マーティン )
ダコタ・ファニング (マリア)
ウィリアム・フィクトナー (アンドリュー)
リサ・ゲイ・ハミルトン (ホリー)
ホリー・ハンター (ソニア)
ジョー・マンテーニャ (リチャード)
イアン・マクシェーン (ラリー)
ジェイソン・アイザックス (ダミアン)
モリー・パーカー (リサ)
メアリー・ケイ・プレイス (アルマ)
シドニー・ターミア・ポワチエ (ヴァネッサ)
エイダン・クイン (ヘンリー)
ミゲル・サンドヴァル (ロン)
アマンダ・セイフライド (サマンサ)
シシー・スペイセク (ルース)
ロビン・ライト・ペン (ダイアナ)




感想    「彼女を見ればわかること」のロドリゴ・ガルシア監督が
の、9編からなるオムニバス女性ドラマ。
同監督の過去2作(「彼女を見ればわかること」・「彼女の
恋からわかること」)は共に未見です。
お友達の瞳さんのこちら→http://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=98194&pg=20070419の感想から惹かれて
早速レンタルしてきました。

邦題は「美しい人」ですが、原題はNINE LIVES そのまま・・。
なんともシンプル・・♪
やはり興味ひくように、アレンジしておりますね・・。

1編10分から15分程度の
お話で
どれもが唐突に始まり唐突に終ります。
また、どの章のエピソードとも、ワンシーン・ワンカットという
臨場感溢れた演出。リアルです。

それが、とっても面白く感じた分、
もっと先が見たい・・、もっと知りたいと
いう欲求が生じてしまいました。
これは誰もがそうだと思います。
自分の想像力をかきたてられるというお話ばかりなのですが
それが9編も続いていると正直疲れることは
ありますね・・。
一つのお話を見終わった後、余韻に浸る(または想像力を膨らます)
前に・・次の物語が始まってしまうので
頭の中を整理するのは大変ではありました。

一つ一つの題材がとても興味深いので
もう少し、作品数を少なくして、時間数を長くしてもらっても良かったかな・・・などとわがままなことも思ってしまいました。

でも作品によっては短いからおそ・・よさが引き立った
ものもあるのでしょうね・・
不倫話なども・・長ければ・・・くどいですからね・・。


では、一つ一つに簡単な感想を・・。



第一章  刑務所暮らしのサンドラ(エルビディア・カリーロ)は模範囚。それもすべて、娘を愛するがゆえ。
刑務所内での唯一の慰めは娘に面会すること・・。
そんな娘との久々の再会だが・・面会室の電話が故障して
おり、会話が出来ない・・。取り乱すサンドラ・・

     犯罪を犯した経緯がわからない分、入り込み度は
     少なかったです。しばし傍観者の立場・・
     しかし母親の思いだけは、理解できます。 
     何故彼女はここにきたの
     でしょうね・・・??

第2章  妊娠中のダイアナ(ロビン・ライト・ベン)はスーパーで昔の
恋人と出会う。
ゆれる気持ち・・

     これは、短時間で感情移入できます。
     もし私だったらどうしましょう・・・と考えますね。
     大人の分別がある分、余計苦しい・・・・。
     ワインを選んであげるという・・・元彼・・
     それはあまりにも残酷よね・・なんて感じてしまいました。
     だって、2人の関係を思い知らされるだけだもの。
     元恋人という位置づけ。でも、すでに過去の人なのよね。
     せつないけれどそれが現実・・。
でも今の幸せは彼が去ったからこそ、手に入れたのも事実。
     大切にしなきゃ。今の自分を。
     声をかけたほうが良かったのがどうか・・
     悩むところですよね・。
     女性としてはキュン度高し・・です


第3章  ホリー(リサ・ゲイ・ハミルトン)は父親との関係が
うまく行っていない模様。久しぶりの自宅で
父親への反発心を妹に向かって告白するのだが。


     バックグランドがわからないのでこれも
     傍観者の立場。彼女の心の深い闇って何?
     疑問は残るばかりです。
     そしてその後は・・・彼女の最後の行動を思うと
     心配。ここで終らないで~~~~笑


第4章  ソニア(ホリー・ハンター)は夫と共に友達の新居に招待される。
でも友達の家で、夫婦間のわだかまりが爆発・・

     こんな場所で何も爆発しなくても・・
     抑えていたものが大きいと一気に来ますよね。
     日頃の不満は小刻みに出していかなくては・・笑。
     気持ちのすれ違いゆえに
     いい争いが一時あったとしてもいずれはわかり合えるはず。
     時間が解決してくれるのというのもありますよね。
     いい形になるかどうかは・・努力しだいでは
     あるけれど、ここを乗り越えられてこそ、
     真の夫婦といえます・・。
     さてこの夫婦はこの先どうなるのか・・。
     うまくいって欲しいわ・・。


第5章  サマンサ(アマンダ・セイフライド)の父親は
車椅子。母親はそんな父親の世話に疲れている様子。
夫婦間の会話があまりない・・。娘を媒介にして成り立っている
この家庭は・・。

     娘が気を使って大変。
     これから先、どういう家庭になっていくのかな。
     娘は自分の人生をきちんとつかんでいけるかな・・
     心配~~
   

第6章  ローナ(エイミー・ブレナマン)は元夫の奥さんのお葬式に
出席。そこで元夫に迫られ・・

     この夫婦なんで別れたのかしら・・。
     何か深~~い理由がありそう。
     ウィリアム・フィクトナー の憂いに満ちた表情が
     忘れられません~~~~。迫ってくる彼・・
     思いをぶつける彼・・
     どうしましょう。私も困ってしまいます・・。
     でも、あの勢いだと断れないところもありますね。
     

第7章  サマンサの母ルース(シシー・スペイセク)は浮気相手と
楽しい時間を過ごしている。
そんなとき、隣家にすむサンドラの連行に偶然立会い
自分の立場を考え始める・・。


      置き忘れた靴。それを見て何を思ったのか・・
      シシー・スペイセクの気持ち
      よくわかります。感情移入できますわ・・。
      自分の置かれた立場から逃げ出したい時って
      ありますものね・・でも、逃げてはいけないのよね・・。
      そこで自分らしく生きることこそ、自分の幸せでも
      あるのだから・・。短いけれどいいお話・・


第8章  カミール(キャシー・ベイカー)は乳癌の切除手術を数時間後に行うことになっていた・・そこには夫が付き添い・・。


      夫の最後の言葉が忘れられません。
      永遠に一緒だよ・・。届いていたに違いありません。
      愛するものがそばにいれば、どんな状況であろうとも
      恐れることはないのですよね・・

第9章  マギー(グレン・クローズ)は娘マリー(ダコタ・ファニング)と
墓参りに出かける・・

      これがやっぱり一番好き。
      思わず、もらい泣き・・・。
      何度も見直してしまいました。
      ダコタ・・・ちゃんって、こういったシンプルな
      演技の方が好き。年相応な感じがして好感持てました。
      ギャ~ギャ~騒いでいる時とか子憎たらしい言い回し
      をしているときは好みじゃあないんだけどね。
      カメラが一回転して元の場所に戻ってくる
      シーンがあるのですけれど、とっても素敵でしたわ。
      最後の作品ということで
      これはしっかり余韻に浸りました。


製作総指揮は、
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥですね。
「バベル」も、見なくてはね・・



9lives.png

残念

すでに日付が変わって9日です。
今日はレディース・デイ。
バベル予定の日でしたが今週は無理そう。
ウウ~~残念・・

今週は家庭訪問週間で子の帰宅が
早い・・・。(子のクラスはないのだけれど
隣のクラスがあるので足並みそろえるために4時間授業だ
そうだ・・。なんてこったい・・・)

さらに、色々出かける用事もあり・・
ああ~~~~、無理・・無理・・。

そうすると来週か・・
でも来週は来週で・・・・・


気を取り直して
明日は何かビデオでも借りてこようかしら・・。
それは行けるよね・・・


鎌倉へ

連休いかがお過ごしですか。

今日は鎌倉散策に出かけました。

早い時間に江ノ電に乗り込み

長谷へと向かったのですが

それでもかなりの人出でした。


まずは長谷寺へ・・・。


思ったより、見所が多かったです。


十一面観音の迫力に

驚きました。


お寺内には見晴台もあり、そこからの眺めは

素晴らしかったです。


また、眺望散策路として、あじさいが咲き誇る

あじさいの径(こみち)もあり(まだ咲いてはいませんでしたが)

10分程度でしょうか、軽く

歩き回れるようになっていました。


そこからの眺めをパチリ・・・
DSC08193.jpg




鎌倉の浜辺&町並みがとても素敵ですね。




続いて

大仏へ・・


これはもう写真をみて楽しんでください・・。


パチリ・・・

DSC08210.jpg




その後は源氏山へ行き、


昼食を食べて帰路につきました・・。

トンビがとっても恐かったです・・。

知っていますか・・・トンビはお弁当ねらうんですよ。。


ふ~~~~、健康的な休日でした。

連休中・・・

前半の連休も終り
今日から5月ですね・・・

明日、会社&学校に行けば(すでにお休みの方も多いのかしら・・・・
4連休が待っておりますね・・。

皆さんいかがお過ごしかしら・・。
お天気も良さそうなので、行楽地は混み混みでしょうね。


今日は、TVで連休中の
混雑模様を放映していましたけれど、
見るだけでゲンナリ・・・。
家族サービスの親御さんはさぞかしお疲れになる
ことでしょうね・・


と人ごとみたいに言っておりますが
わが家もちょこっと・・・お出かけします・・・・
疲れるけれど・・・家に居ても・・・・ねえ~~
いや・・私は家に居てゆっくりしたいのですけれど、
騒がしいのが・・・いるので・・・・・笑



ところで・・
映画。
今日封切の映画もありますしたよね。・・
1日ですし、割安で観られるチャンスだったのですが
どうも・・お疲れ気味で・・・なんだか、気力が
わかず、スルーしてしまいました。
もったいなかったな・・・。
映画館行くのには電車に乗らなくては
いけないので気合が入らないと
ダメなのですよね。
それにお天気もなんだかパッとしなかったしね・・
出かける気分ではなかったわ・・・。

話題のバベル
観たかったのだけれど、
来週持ち越しかな・・・(そういえば、中盤で出てくるという
クラブシーン・・・で気分が悪くなるっていうニュース
驚いたわ・・なんだか意識しちゃいそう)

バベルって気分が乗らないときに、観ると
余計、落ち込むような気がするのよね・・。
万全の体制で臨みたいわ~~笑

明日も、レディース・デイでチャンスはあるけれど、
私・・
歯医者・・・。

う~~~~ん、嫌だわ・・


ここ一週間ず~~と歯痛だったのよね。



なんだか取り留めのないないことをずらずら書いてしまいました♪

(5月1日の記事です)
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