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ラッキー・ユー

ラッキー・ユー (2007 アメリカ)

LUCKY YOU


監督: カーティス・ハンソン
製作: デニーズ・ディ・ノヴィ
カーティス・ハンソン
キャロル・フェネロン
製作総指揮: ブルース・バーマン
原案: エリック・ロス
脚本: エリック・ロス
カーティス・ハンソン
撮影: ピーター・デミング
プロダクションデザイン: クレイ・A・グリフィス
衣装デザイン: マイケル・カプラン
編集: クレイグ・キットソン
ウィリアム・ケアー
音楽: クリストファー・ヤング
出演: エリック・バナ   ( ハック・チーバー)
ドリュー・バリモア    (ビリー・オファー)
ロバート・デュヴァル    (LC・チーバー)
デブラ・メッシング   (スーザン・オファー)
ホレイショ・サンズ   (レディ・エディ)
チャールズ・マーティン・スミス ロイ・ドゥルチャー
サヴェリオ・ゲーラ レスター
ジーン・スマート ミシェル・カーソン
ロバート・ダウニー・Jr
ダニー・ホック
フィリス・サマーヴィル
オマー・ベンソン・ミラー
ケン・ダヴィティアン
マヤ・ヘイゼン
マイケル・シャノン


ラスベガス。
プロのポーカー・プレイヤーであるハック・チーバー。
常に強気に勝負してきたハック。
そんな彼の前に、歌手を夢見てラスベガスへとやって来た女性、ビリー・オファーが現われる。
彼女はハックとは対照的に、真っ正直にしか生きられない女性。
彼女との出会いが彼の人生を変えていく。
目前に迫る世界大会での優勝を目指すハック。
そこには父親である伝説的ポーカー・プレイヤー、
LC・チーバーがいる・・・のだが。



感想   恋愛映画・・・といいうよりは
ヒュマーンストーリ。男くさい映画でした。
バナとドリューのラブラブ~~♪大甘映画と思っていた私は
当てがはずれ・・・・て。でもガッカリ感はなし・・・です。

エリック・バナ と   ロバート・デュヴァルの演技が
とっても良かったから。

ドリューは歌を歌うシーンもあり、今までにない大人の魅力を
出していましたけれど、見慣れないせいか
印象が薄くなってしまったような気がします。
頑張っていたけど、バナの生き方に影響を与える女性というにはもう少し
インパクトあった方が納得感が湧くと思うんです。
エピソードもお決まりな感じで、新鮮味がなかったような気がします。
やっぱりラブコメの方がキラキラ光って見えちゃうんですよね。
これって先入観かもね。こらからはこういう大人の女性の役にどんどん挑戦していくかも・・
しれないよね。


とにかくこの映画は
ポーカーシーンが見所。
試合場面も多いので、全然ルールがわからない私も
勝負にかかわっているような気がするから不思議。


相手の手法を探るためのお互いの会話も楽しかったし、
ゲーム中の仕草も、覚えられるくらいに印象的でした。
コンコンとか・・・やるのよね・・・


でも、これで生活している人の家族って結構大変だろうね・・・
主人公の彼も、父親もそれを、
人生の生き甲斐としているわけでしょう?
大変~~~~~。


ポーカーの大会に出るときの資金集め方法とか
恋人のお金を黙ってとっちゃうとか・・・
主人公の彼の行為にはところどころ????という部分は
たくさんあったけれども、燃えている男は後先考えないから
しょうがないのかな・・・・。好きになったら負けか・・・・笑


バナはいつもバイク乗り回していて
その姿はカッコ良かったです。
顔は小さいし手足は長いし・・・
でも好みってわけじゃあないけど・・・・笑
目の保養にはなります・・・。
その後ろに乗るドリューの足がまた綺麗・・・こんなところをさり気なくチェック・・・・笑

最後の場面は
ポーカーの試合になるわけですけれど、
意外な展開・・・
そうきたか・・・・。お決まりな感じでなかったのは
うれしかったです。


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絶対の愛

絶対の愛  (2006  韓国・日本)


監督: キム・ギドク
製作: キム・ギドク
製作総指揮: 鈴木径男
脚本: キム・ギドク
撮影: ソン・ジョンム
出演: ソン・ヒョナ  ( スェヒ)
ハ・ジョンウ    (ジウ)
パク・チヨン   ( セヒ)
杉野希妃 ウェイトレス1


 恋人、セヒとジウ。
付き合い始めて2年。
セヒはジウが自分に飽きて他の女のもとに走ってしまうのではないかと
不安がる。
そんなある日、セヒは突然姿を消してしまう。
6ヵ月後、ジウは、セヒとよく似た名前の女性スェヒと出会う。
ジウは、セヒへの想いを残しつつも、次第にスェヒに惹かれていくのだったが…。


感想   最初に出てくる手術シーンがちょっと・・・・ね・・というアドバイスをもらっていたので
覚悟をもってのぞんだ鑑賞。
あ~~~言われたように手術は気持ち悪かったですけれど、
どうにか見られる範囲ではありました。(グロさで言えば、私の中ではソウが一番だから・・♪)
同じ手術でも健康なものを、いじってしまうというのは
どうにも抵抗を感じます。
生死にかかわることではない・・手術だからね・・・。


そういえば、テレビ放映で、アッコさん(和田あきこ)がやっている美容整形ものがありましたよね。
毎回、顔を整形したい方が登場してきて・・・
専門家の方々がアドバイスするってやつです。
最後に整形後の姿で登場するの・・・。
いつも綺麗になったわね~~~って感心しながら見ていましたけれど、
ああなるまでに、結構大変な手術を受けていたのね・・・なんて
いまさらながら感じた次第です。
美の追求も大変です・・・。



あ・・話がそれましたが、この物語の主人公が美容整形したいっていう
理由は顔に自信がないから変えてくれ~~~~というわけではないですよね。
ちょっとケース的には違いますよね。
恋人への普遍的な愛が欲しいから・・・。
常に新しいもの・・・美しいものに・・・・に
惹かれてしまう恋人に、不安を感じた女性。
このままでは・・・・彼は私のことに飽きてしまう・・・
この顔が・・・いつも変化のないこの顔に飽きてしまったのに違いない・・・
だからより、飽きのこない顔=美人の顔・・・に替えて
彼の愛を永遠のものに変えたい・・・という女心の
表れからだと思うのですが・・・・
愚かですね・・・

だってどんな美人顔だって、いつも見ていれば飽きるって
誰だってわかりそうなのに・・。
それに完璧よりはちょっと個性的なほうが
安心して付き合えると思うけれどな~~~~。



今回は、途中まで(彼女が一体誰なのか・・・・・という当たり。。)
は面白かったけれど、あとは普通かな・・・という印象。
主人公の行動自体は過激だったけれども
テーマは、オーソドックスな感じがしたからかな・・・。
わりと非道徳的なものがテーマだったりするので
そういう方向性を求めていたのかも。
またギドク作品だから、
きっとおお~~~~というものがラストに待ち受けているんだろうな。。。という
期待感を持ちすぎたところもあったかな。


心にビシバシ残るという作品ではなかったと思います。

うつせみ・・・とかサマリア・・・・・のような感じの作品が
個人的には好き・・☆


でももちろん、映像的にはやっぱりギドクね~~と思わせるところが
多多あってうれしくなりました。

あの彫刻公園は
魅力的。
海の上に浮かぶ強大な手なんて・・・・おもしろいわ~~
わたしも行って見たい・・。

ちょこっとあったユーモラスなシーンも相変わらずね。
あの女性の仮面ね。病院の先生もつけていて
まあ、お茶目ねって思ちゃったわ・・・。
足湯合コンなるものも・・・ユニークね。
あんなお湯に入って彼女・彼氏選びするのね・・・・。


ドカ~~ンときた作品ではなかったけれど
やっぱり
ギドク作品はこれからもず~~と見て行きますよ~~~♪


zetuアイ

悪人   著  吉田修一

悪人     著  吉田修一


九州北部で起きたある殺人事件の加害者と被害者、彼らにかかわる
様々な人間たち・・・
車好きの土木作業員・祐一は
出会系サイトで
保険外交員・佳乃と出会う――。
そして・・



感想  最後の一文がとっても印象的だった小説でしたね。
ちょっと考え込んでしまいました。
「悪人」って一体
どういう人を言うのでしょうか・・・。

人を殺した人・・・

でも人を殺さなくても
悪人と呼ばれる人は世の中にたくさんいるはずです。


最後まで読み応え充分でした。

推理小説ではないので一つの事件が起きて
犯人は誰?というわけではありません。
早い段階で、ああ・・この人が罪を犯したのね・・・ということは
察しがついてしまいます。
でも・・その状況説明は後半。
彼が何故、このような行為を犯すに至ったのか・・・。

行きつ戻りつ・・の物語展開。
被害者と加害者・・それぞれにかかわりのある人間たちが登場し
ときには、証言をするようなカタチで・・・
双方の人間像を浮き彫りにしていきます。

被害者はどういう人間だったのか・・
加害者はどういうに人間だったのか・・・。


世の中に起こる全ての事件に
多くの物語が潜んでいるとあらためて感じます
実際の事件も、私たち第三者が知りえるのは、ほんの一部分だけでしょう。

その一部分ですべてを理解したかのように思ってはいけないのだと
感じました。


この物語と同じようなことは実際起こっているんだろうな・・・・・。
それほど、現代社会での若者の孤独感や、疎外感・・・
とってもリアルに感じました。


祐一の逃亡の日々は
とってもせつないものに感じます。
唯一愛情を得られたと実感できた日々だったのでしょう。

愛を欲していただけなのに・・・

でも祐一の肩を持つわけにはいかないのです。
だって、佳乃の両親の気持ちの方がそれ以上に
響いてくるのだから・・・
どんな家庭状況だろうが、愛情不足だろうが、
人は殺すことへの、言い訳にはなりませんもの・・・。

・・・・人を殺すという行為はいかなる理由があろうとも
いけない・・・


どう捉えるかは
読み手しだいということでしょうか。
人間ってとっても複雑で悲しい生き物だな・・・って思いました。

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カシオペアの丘で   上・下   著  重松清

カシオペアの丘で   上・下   著  重松清

1977年、小学校4年生だった4人の子供。
ミッチョ・トシ・シュン・ユウ・・彼らは故郷の北海道で
北都観音がみえる丘をカシオペアの丘と名付け、共通の思い出を作った。
そして彼らは大人になる。故郷を捨てたものあり、結婚したものもあり、と
それぞれの人生を送っていた。
しかし、ある事件がきっかけで偶然、4人は再会をする。
物語は彼らの過去と現在を交差しながら進んでいく・・・・・



感想    重松さんの長編。「疾走」に続けてですがこれも重かったです。
しかし、やるせない思いが残るのではなく、
気持ちの整理がつくような読後感ではありました。
暗かったけどね・・・。



この本、テーマとしては、許し・・・許される・・・という
ことかと思います。
これは40歳代~以降の方が読むと感慨深いかもしれませんね。
そして忘れられない恋愛がある人も・・(これはほとんどの人がそうかな・・・)

人生半分まで生きていれば色々な出来事を経験します。
皆が皆、順調に人生送ってきたわけでもありませんよね。
何か過ちを犯したり、
人には言えないことだって、いくつかもっていることでしょう。

その思いを・・苦しみと感じてしまい
今日、現在生きている人はきっと多くいるはずです。


自分を許すこと・・・人を許すこと・・・
それに気付く時っていつなんでしょう。
なにかきかっけがあるから・・・・でしょう。
例えば、自分の命が終るとわかったとき。



人は初めて過去を冷静に見つめなおし、
その背負ってきた過ちに真正面から立ち向かうことができるような
気がします。


幸せで幸せで・・・何もかもが順調なうちは
人は、過ちなど忘れてしまっているのかもしれません。



恋愛部分に関してはとってもオーソドックというか、
良くある話・・・(テレビドラマなんかにあるよね・・・)と言う感じで
あまり目新しさを感じなかったです。

東京に出てきて、偶然幼なじみの2人が大学生で出会うというのが
ちょっとご都合主意的に感じたのですね。

4人の男女のうち
東京に出てきたシュンは
不治の病に冒されます。
妻と小学生の子供がいて・・仕事も順調な彼が
突然です。
彼の病は、本の進行と共に段々と深刻になります。
読んでいてつらかったです。
病に冒され・・確実に結末は死を迎えるという流れは
想像できてしまう・・・・。
そういうのって・・・あまり読みたくなかったりするんですよね。
彼を支える妻の気持ちも
悲しみに必死で耐える子どもの気持ちも
手に取るようにわかる・・・そういう文章がたまらなく・・イヤで
つらいのです。
でも読まなくてはいけない・・・・その先を見なくてはいけないという
使命感にも似たような気持ちで読みすすめました。

でも、かつて、自分がそういう経験をしたものなら・・
耐え難いことなんじゃあないかな・・・。
正直、こういう病気ものだと思っていなかったので
イヤだな・・という気持ちは終始ついてまわりました。




幼なじみの4人だけでなく
話は子どもを殺された父親や過去に交通事故を起こしてしまった
女性にまで及び
話は幅広くなっておりました。

どの人にまつわる話も
運命の導きが悪かったとしかいえないことばかり。
だから、どうしようもないことだったよね・・・
といってしまいたくなるのです。

だって、誰も不幸せをのぞんで
行動や人生の選択をしているわけではないからです。
意志とは無関係に不幸が襲ってくる・・。

真面目に生きていても不幸は突然襲って・・

な~~んか、理不尽極まりないですけどね。



色んな思いを感じたとき、
もう俺は、私はダメだ・・・・、どうしてこうなんだ・・・と
過去を悔いるのではなく
素直に現実を受け入れ、自分自身の気持を正直に
見つめなおすことなんでしょうね。


でもこの話のように・・・迷い・・苦しみ・・・・悩むのが人間そのもの。
その当然の姿を
見せてくれた小説だったように思います。

作者のメッセージが存分に込められているようで、
やや作りすぎのところはありましたけれど、
素直な気持ちで読むことができました。


友情の厚さと家族の絆に
心を打たれた作品でもありました。


体調のよいときにお勧めします・・。

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潜水服は蝶の夢を見る

潜水服は蝶の夢を見る  (2007 フランス・アメリカ)


LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON
THE DIVING BELL AND THE BUTTERFLY

監督: ジュリアン・シュナーベル
製作: キャスリーン・ケネディ
ジョン・キリク
製作総指揮: ジム・レムリー
ピエール・グルンステイン
原作: ジャン=ドミニク・ボビー 『潜水服は蝶の夢を見る』(講談社刊)
脚本: ロナルド・ハーウッド
撮影: ヤヌス・カミンスキー
美術: ミシェル・エリック
ロラン・オット
衣装: オリヴィエ・ベリオ
編集: ジュリエット・ウェルフラン
音楽: ポール・カンテロン
;
出演: マチュー・アマルリック   (ジャン=ドミニク・ボビー)
エマニュエル・セニエ   (セリーヌ・デスムーラン)
マリ=ジョゼ・クローズ   (アンリエット・デュラン)
アンヌ・コンシニ   (クロード)
パトリック・シェネ   (ルパージュ)  (医師)
ニエル・アレストリュプ   (ルッサン )
オラツ・ロペス・ヘルメンディア   (マリー・ロペス)
ジャン=ピエール・カッセル リュシアン   (神父/店主 )
イザック・ド・バンコレ    (ローラン)
エマ・ドゥ・コーヌ ウジェニー
マリナ・ハンズ ジョゼフィーヌ
マックス・フォン・シドー パピノ



雑誌ELLEの編集長、ジャン=ドミニク・ボビーは、
42歳の時、子供を連れてのドライブ中に
突然脳梗塞で倒れてしまう。
病室で目覚めた彼は、自分が
身体全体の自由を奪われた“ロックト・イン・シンドローム(閉じ込め症候群)”となっている
ことに気付く。
意識は鮮明なのに言葉は出ず、体は動かない。
絶望にうちひしがれるジャン=ドミニクだったが、やがて言語療法士アンリエットや理学療法士マリーらの協力で、左目の瞬きでコミュニケーションをとる方法を知り
努力をはじめる。
そして、彼は自伝を書こうと決意し、
編集者クロードに代筆してもらい、今までの日々を語っていく。




感想  以前、予告を観たときから気になっていた作品。
評判もいいので早速鑑賞しました。
実は「海を飛ぶ夢」に、とても感動したので、同じような流れだったら
どうしようかしら・・・とちょっとした不安がありました。
それほど、「海を飛ぶ夢」は・・・ドカ~~ンと心に響いた作品だったのでした。
死・・そのものをストレートに扱っていた作品だったからかな・・・。

だから、どこかでそれと比べたり、それ以上に感動を得ることがないのではないかな・・という
余計な思いが自分の中で湧き上がってしまっていたのですよね。



でもでも・・・・。
実在した人物という点や、体の自由が利かないという設定こそは同じでも
そこに描かれているものは違うと感じましたし、
(テーマ性・・)、映像も構成も、この映画ならではのものがたくさんあって
私は、新鮮な気持ちで、この映画に向き合うことができました。
そして、再び、「海~」とは違ったドカ~~ンとするものを心に受けることができ
満足感を得ましたよ。 うん!!良かった☆


まず第一に、映像の素晴らしさと音楽の選曲のよさ
(「大人は判ってくれない」が子どもとのドライブに行く前に流れていましたね)
美しい映像は、海のシーンや灯台をバックにしたシーンや
色々とあったのですが、私が一番印象的だったのは
ラストの映像だったのです。(氷河・・・)
素晴らしかったな・・・あの映像。
しみじみと今見終わったばかりの映画の内容をその映像を
見ながらさらに、思い出していました。

同じように冒頭も印象的。
オープニング、バックに、ラメール海・・が流れる中映し出されるのは
レントゲ写真ではなかったでしょうか。
こんなの初めて・・・・・。なにか、芸術的なものにみえる
不思議さ。けっして、恐ろしいものには感じなく・・・。
心がとらえられてしまいました。

やがて写し出される画面が、主人公、そのもののが目にしている
映像だと気付いたとき・・・
あ・・・そういう視点でこの物語をとらえるのね・・・と
感心してしまいました。
こういう主人公と同じ視点で物を見ることで
私を初め皆が、より、主人公と同化していくんですね・・・。

だから・・彼の思いが、すんなり・・・自分の心に入り込んでいきましたよ。
そして言葉を発していても通じないことの歯がゆさってこういうことなのね・・・と
妙にリアルに感じとることができました。


そして・・・考えたのです。言葉が出なく、でも意識がある人の思いは
こういうことだったのか・・・・・って。
わかりっこない部分をその内面を、私たちは知ることができた・・・・。
それは、彼が自伝を書いてくれたことによって知ったわけですけれど・・・

それに行き着くまでのの過程、段階をリアルな映像で見られたことは、
大きな衝撃でもありましたよ。
だって、簡単な作業じゃあなかったじゃあないですか。
目の瞬きだけで、言葉を綴る・・・
映画の中で観る限りそれは想像を超える、忍耐ある作業のように
思えます。それにかかわった関係者&
本人の意思の強さに、敬意を称しますね。

そしてそこに「生」を感じましたね。
生きることへの思い・・・・

人は体の自由を奪っても
想像力の豊かさを奪うことはできない・・・
そこに素直に感動したかな・・・・。
もちろんこれは彼だからこそ、できたことだと思います。
ネガティブな人だと、とてもとても・・・できないでしょう。
いや・・むしろほとんどの人が絶望してしまうんじゃあないの?
ある日突然なんですものね。

彼は正直
家庭的な人ってわけではなかったですよね。
愛人がいたようですし、自由人だったみたい・・・・。
きっと人生を謳歌していたはず・・・・・。
だからこそ・・・・ああいう境遇になっても前向きでいられたのかも


こういった病に倒れても、彼の人生観は根本的には
変わらなかったような気もします。自分の生き方には自信があったんじゃあないかな。
病になったから、奥さんに対して悪かった・・子ども達よごめんね・・・と
すぐにあらたまるわけでなく(愛人の方に思いがあるって、奥さんの前で平気で
いっちゃうような人だしね・・・あ・・目の瞬きでね)今までと同じように接しているみたいでしたし。
愛人はなんだか・・・・今の彼には会わないって言っているみたいで
(病になった彼はイヤだといっていたような・・・・これはややひどいけど・・・)
そりゃ・・・あんまりにそっけないじゃあないのって思うこともありましたけれど、
それもまあ・・その程度の女性と思うしかないですよね・・・・
実際、正直なところなんでしょう。
彼もその程度の人でも、奥さんより好きだったのだからしょうがないですよね。
実にフランス人らしい・・・恋愛感だなって思いましたけど。


それにしても
病院の体制や
医療関係者の努力には頭が下がる思い。
こんな手厚い看護は日本では・・・・・・・・って
考えちゃいますよね。


主役の彼・・の演技すばらしかったわ。
別人のよう。
こういった役柄は演じるのに力量がいると思うけれど、
完璧だったと思いますね。素晴らしいな・・・・。

彼を取り巻く女性陣はなんだか同じような雰囲気の方ばかりで
ときどき混乱していました・・・・。


ラストは・・・ああなるとは思わず、ちょっとショックでしたね・・。
余談ですが
アンヌ・コンシニ  &  パトリック・シェネのコンビが出演していて
ちょっとうれしかったりしました。sennsuifuku.jpg

残念!!

ラスト、コーション・・観にいったら・・
あと少しのところで

完売

おお~~~~~、
わざわざ行ったのに・・・泣。

予約しておけばよかったけど、なかなか予定がたたなかったから
その場でもいいかな・・って甘く考えていて。

人気作品だったのね・・ね
甘かった・・・自分。


自宅に帰ったら、
テレビ画面にレスリーが・・おお~~
もういちど逢いたくて/星月童話 をやっていた・・
そういえば、昔観たことがあるこの映画。

上半身裸のレスリーが・・またまたここでも
出てきたわ。
うん・・

トニーを観る事ができなかったのは残念だけど、
久しぶりのレスリーを
観る事ができて、
まあ・・よしとします・・・・。


↑の作品は ・ レスリー・チャン・ 常盤貴子主演でラブラブラブ♪の
ロマンス映画で、テレビドラマのような感じ・・・・・・☆

終った~~~~♪

ネット離れておりました。


色々ありました・・・
そして終りました。片付きました・・・・ほっ☆・・・です


ちょっと今お疲れムードです。

大変でした。
子はマイペースだったけど。


朝早かったり・・・・
面接もあったり・・・・(自分)
試験待合の間の長さに・・・・ゲンナリしたりと・・
思い出いっぱい・・・・笑

とにかく
失敗無く順調にいき、良かったです♪


しばらく手続きやらでまだ
忙しいのですが・・もう少ししたら
映画鑑賞を復活させたいです。
自分へのご褒美なのよ~~


ちなみに
試験待ち時間に読んだ本は
重松さんの「カシオペアの丘で上・下」


もう涙目での・・読書ですよ。この時期にいいのかしら・・。

感想はのちほど・・



ではでは・・
久しぶりの更新でした☆
プロフィール

みみこ

  • Author:みみこ
  • レイフ・ファインズ好き
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