虚夢   著  薬丸 岳

虚夢   著  薬丸 岳




 通り魔事件で幼い娘を亡くした主人公・三上。
妻の佐和子も重傷を負う。
だが12人を殺傷した犯人は「心神喪失」ゆえに罪に問われることはなかった。佐和子は事件で心にも大きな傷を受け、2人は離婚してしまう。4年後、三上は佐和子から「犯人の男を街で見た」との電話を受ける。物語は一方で、犯人・藤崎とキャバクラ嬢・ゆきをめぐっても動いていく。





感想  『天使のナイフ』では少年犯罪(未読)
第2作『闇の底』では子どもに対する性犯罪(感想UP)と常に社会事件にかかわるストーリーを
発表してきた作者の新作。
重いだろうな~~と思いながらも、読みたい衝動にかられて予約。
今回は、刑法39条を題材にしたストーリー。つまり精神疾患者の犯罪行為についてです。
刑法では、心神喪失者の行為は、これを罰しないということになっております。
私たちが現実の事件に直面するたびに、こういった言葉
聞くこと多いですよね。
誰でもが、興味深いと感じることだと思います。


ただこういう精神的な病を扱った作品って、都合のよいホラー的な展開なったりすることも
ありますよね。でも、この作品は違います。前作同様、さすがですね。
よりリアル感を感じさせるべく、綿密な取材と、知識をもって
仕上げたという印象。
読み手に、先が知りたいという思いを最後まで
持たせた・・・という感じで、すっかり入り込んで、私にしては珍しく半日で読破して
しまいました。展開もわりと速いし、場面がいくつかにわかれ、同時進行で進んでいくといく
ので、飽きることなく、読みやすいのです。


 まず、冒頭の雪の日の公園での
これは衝撃的で、強烈。
淡々と描いているだけだけど、実際その場に遭遇したかのような錯覚さえ感じさせられるほど
詳細な描写で思わずゾ~~~と背筋が寒くなる思い。
やはり、奇抜なホラーよりも、こういった、現実的にありえるだろう事件の方が
数倍恐いです。
現に実際、起こっている事件も想像しましたしね。


小説の中に出てくるのですが
三上は、精神異常というのはどういうことをさすのか。
正常と異常の境目を第三者がどこまで判定できるのか。
そもそも、人を殺すという行為自体がいかなる状況であろうと
異常ではないのか・・・という様々な疑問を訴えます。
私たちも主人公に共感を持ちながら
読みすすめていくことになります。

そういえば、作品中の医者が言っていたとおもうのですが、
子どもを亡くしたものの気持や、ガンになったものの気持などは
相手の立場にたって想像しやすいが、精神を患っている人の気持を理解することは
第三者にはむずかしいとか・・・。
観ている幻覚や、恐怖感は当の本人しかわからないことだと
いうんですよね。

病気そのものの理解も、できるようで、色々考えてしまいました。


ミステリー仕立てになっているので
最後は、もう一つの物語、犯人・藤崎とキャバクラ嬢・ゆきの
話もうまく絡んでいきます。


キャバクラ嬢ゆき・・・と
元妻佐和子の秘密というのがこの物語では大きな山だと思うですが
ユキの方は途中で、そういう方向かな・・・・と気付いてしまいました。
ただし、中学生のときの出来事については、わからず、
驚愕でしたけど。違う出来事を想像していたので当てが外れました。


奥さんの秘密については・・・
これ、映画で言えばノートンの「○○の行方」ですよね。
目的は違うのですが・・・。
でもそれも理解できなくはないな~~と思わせるだけのものが
充分に描かれていました。



ラストは重いテーマしては、後味が良かったのが救いでした。
前作の方がかなりドヨ~~ンとした記憶があります。


こういった社会性のある作品を読むたびに
考えさせられることが多くなり、恐い世の中になったものだと思わずには
いられません。こういうことは、なくなればいいのに・・と切に思いますね・。
kyomu.jpg
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ダークナイト

ダークナイト(  (2008  アメリカ)

THE DARK KNIGHT

監督: クリストファー・ノーラン
製作: チャールズ・ローヴェン
エマ・トーマス
クリストファー・ノーラン
製作総指揮: ベンジャミン・メルニカー
マイケル・E・ウスラン
ケヴィン・デラノイ
トーマス・タル
キャラクター創造: ボブ・ケイン
原案: クリストファー・ノーラン
デヴィッド・S・ゴイヤー
脚本: ジョナサン・ノーラン
クリストファー・ノーラン
撮影: ウォーリー・フィスター
プロダクションデ
ザイン: ネイサン・クロウリー
衣装デザイン: リンディ・ヘミング
編集: リー・スミス
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード
ハンス・ジマー
出演: クリスチャン・ベイル ブルース・ウェイン/バットマン
マイケル・ケイン アルフレッド
ヒース・レジャー ジョーカー
ゲイリー・オールドマン ゴードン警部補
アーロン・エッカート ハービー・デント検事/トゥーフェイス
マギー・ギレンホール レイチェル・ドーズ
モーガン・フリーマン ルーシャス・フォックス
エリック・ロバーツ マローニ
ネスター・カーボネル ゴッサム市長
モニーク・カーネン ラミレス
ロン・ディーン ワーツ
キリアン・マーフィ スケアクロウ
チン・ハン ラウ
リッチー・コスター
アンソニー・マイケル・ホール マイク・エンゲル
キース・ザラバッカ
コリン・マクファーレン
ジョシュア・ハート
メリンダ・マックグロウ バーバラ・ゴードン
ネイサン・ギャンブル
マイケル・ジェイ・ホワイト
ウィリアム・フィクトナー
マシュー・オニール
エディソン・チャン


バットマンシリーズ2作目。
ゴッサムシティでは、バットマンとゴードン警部補が手を組み、
日々犯罪に立ち向かっていた。
しかし、白塗りで口が裂けたピエロのような容貌の
“ジョーカー”と名乗る男が登場。
次々と凶悪事件を引き起こしていく。
そんなとき、新しく赴任した
地方検事のハービー・デントが現れる。彼は、正義感に燃え、司法の場で悪と勇敢に戦って
いく男だった。そんな彼に、バットマンは、信頼感を寄せる。
しかし、ジョーカーの勢いは納まることを知らず、つぎつぎに市民を恐怖に巻き込んでいく。
ついには、バットマンと対決を望み、姿を現すよう要求してくる・・。





感想  夏休みも最終週ですが、なんとか、間に合い「ダークナイト」、鑑賞してきました。
たぶん、この夏はこの一本の鑑賞で終るはず。
残念だけど、その一本はこの作品で本当良かったです。
久々の映画鑑賞と、作品の出来とあいまって
満足度も一際、高かったです。


実は今回、子とみたわけですが、前作を観ていない子にとってはちょっと可哀想だったかなと
思います。(本当は花男・・が良かったみたいだけど・・・笑)
ストーリー的には、問題はないものの、人間関係のつながりなど
前作の知識があった方が、数倍楽しめる作品だと思うからです。


冒頭でキリアンが登場してくるわけですが、これに気付いて
ほくそ笑む人は絶対前作を観た人だけですもの。まあ~~
こんなところに~~~それもこれだけ?なの・・・って・・・笑


普段アメコミはよほどの事がないと劇場鑑賞しないタイプなんだけれど、
このバットマンだけは、出演者に惹かれて
前作には足を運んだ自分。(→魅力的な俳優が多い。主役で一本撮れそうな人が
ごろごろしているなんて、そうそうないじゃないですか・・・・・!!)
今回も同じ顔ぶれだと言うことで、公開前から2作目劇場鑑賞を決めていました。
中でも、ヒース・レジャー出演は大きな大きな魅力になっておりました。
でも彼は・・・。
映画ファンなら誰でが知っている悲しい出来事。
残念でしたね・・・。
映画の中でジョーカーは何度も生死の場面に遭遇するのですが
すんでのところで助かります。
極悪な人物であるのに、そうそう簡単には亡くならないのです。
それなのに・・・バットマンに生かされるように、現実社会でも生かされて欲しかったな・・・
というのが正直な気持です。
この作品の演技の素晴らしさを目の当たりにして、再度そう思うわけです。


ヒース=ジョーカーの存在は想像以上に
大きく感じられ、逆にバットマンの存在がかすれてしまった感はあります。
善から悪への移り変わりを示すアーロン・エッカート扮するハービー・デントの存在もありましたから
分は悪いですよね。
バットマンの活躍自体は大抵想像できる分、予想外の動きを示す
登場人物のほうに興味がわくのは致し方なかったのかもしれません。
それでもバットマンのアクションは見せ所。
華麗に夜空を舞う姿にはおお~~~~ときましたし、
ヒコウキで香港から、麻薬に手を染めている中国人を連れ去るダイナミックさには
驚愕しましたけど(あれは凄いね~~そんなバカなと思ったりもしたけど)

↓これもバットマンの活躍の一つね
爽快感ありますね。速そうで。

ダークナイト 3


ダークナイトという題名の意味が
最後の最後にわかるという展開。
う~~ん、思わず唸りこんでしまいました。
単なる勧善懲悪の物語ではなく
人間の心の闇の部分に深く切りこんでいるからこそ、画面だけでなく
漂う雰囲気もまた、重苦しい感じなんですよ。


ジョーカは、良心のかけらも無い。
そもそも人間なんて、偽善のかたまりだと思っているのでしょう。
正義ヅラをしていても、結局それは偽りの姿だって。
囚人船と一般乗客の乗ったフェリーで、生死を決めるボタンを両者に託したのも
そんな人間の浅ましさをむき出しにさせるため。
命が惜しいなら、相手の不幸を願えばいい・・・って。

でも・・・・思うとおりではなかったという現実。
人間として最低の行為だけはしたくなかった市民達。

まだまだ人間は捨てたものではないという・・・・表れ。
その大きな決断をしたのが、(リモコンを捨てた)
囚人と言うのがまた皮肉ではありますよね。
ここでも
悪も善も入り乱れて

簡単に二分化で線引きできないところを感じました。
全編とおして、そういった物語ではありましたけど。


でも、悲しいかな、ハービー・デント検事はジョーカーの思惑通りに変身させれてしまいましたね。
一番強いと思う人が実は一番弱かった・・・・。
強い人ほど何か吹っ切れてしまうと
心の隅にす~~~と悪が入り込んでしまうのかな・・・
悲しいな・・あの顔も(目が恐かった・・・・泣)



今回の新しい登場人物、どのかたも見所だったけれど、
前回からの出演者も活躍。

とくに、ゲイリー・オールドマン扮する ゴードン警部補は出番多くなかったですか。
前回あまりにもいい人でゲイリーって気付かなかったわけですけど・・・笑・・
今回はさすがに、意識しました。
けど・・・いい人のゲイりーって・・・笑
ゲイリーだって、昔はレオンでヒース同様、ぶっとび役を演じていたわけですから
いい人だと物足りないと思ってしまうのは私だけかな・・・
ハリポタでもそうだけど、最近いい人役が多いよね・・・。


レイチェルは、今回は マギー・ギレンホール に変わっていましたね。
これまた前作とはがらりと雰囲気が・・・。
大人のレイチェルですね。
彼女の歩き方とか話し方って特徴があるんですよね。
妙に色っぽい・・・笑
個人的には好きな女優さんなので、安心してみていられました。
でも、最後にああいう風な展開になるとは
思わなかったな。
最後まで、何かある、隠し玉だ!!と思ってったのにあてが外れました。
ゴードンと同じ展開になると思っていたんですよね(2度はやらないかな)


もういちどぐらい鑑賞したいくらいですが
ちょっと無理そう。
単なる娯楽作品だけでなく、深みを持った作品でもあるので
普段こういった路線を観ない方も充分楽しめると思います

是非~~~



↓この構図が好き
dk05_.jpg



↓2ショット。ヒースだと気付きにくい。ベールだとも気付きにくいけど・・・
ダークナイト2

キサラギ

キサラギ  (2007  日本)



自殺したアイドル、如月ミキの一周忌
HP参加者が、部屋に集まった。
そこで1人が突然言い出す。
「彼女は自殺ではないんじゃないかと」・・

監督: 佐藤祐市
企画・プロデュー
サー: 野間清恵
製作: 三宅澄二
水野勝博
橋荘一郎
小池武久
出雲幸治
古玉國彦
石井徹
喜多埜裕明
山崎浩一
プロデューサー: 望月泰江
井口喜一
エグゼクティブプ
ロデューサー: 三宅澄二
原作: 古沢良太
脚本: 古沢良太
撮影: 川村明弘
編集: 田口拓也
音楽: 佐藤直紀
主題歌: ライムライト
『キサラギ』
VFXスーパーバ
イザー: 野崎宏二
映像: 高梨剣
共同プロデューサ
ー: 宮下史之
照明: 阿部慶治
録音: 島田隆雄
助監督: 本間利幸
出演: 小栗旬 家元
ユースケ・サンタマリア オダ・ユージ
小出恵介 スネーク
塚地武雅 安男
(ドランクドラゴン)
末永優衣
米本来輝
平野勝美
酒井香奈子 如月ミキ
宍戸錠
(特別出演)
香川照之 いちご娘




感想   地上波放映を録画して楽しみました。

楽しかったです。
「12人の怒れる男」みたいで・・・。
こちらは笑が多い作品ですので、軽さはあるんですけどね。


皆さんの評判も高いのも頷けます。

やはり、香川さんがイチゴ娘というペンネームだったのと
小栗君のいじけぶりは一番の見所かな。

香川さんの忍び込む姿なんて、嵌っていて・・爆笑。
いかにも、やりそうな風貌なんだもの。


でも彼は実はアイドルの○○なんですよね。
下着をたたんじゃう○○なんですよ。
ヤダ~~~~笑


全体的には面白かったけど
後半のプラネタリウムを見ながらの
回想シーンはなんだか、しんみり度をやけに高めるみたいで
嫌だったわ。
あと顔見せ&歌も。
あのアイドルが歌が下手って言うのはわかっていたけど
まともに聞いたら、なんだかムカムカしてきちゃったから・・・・・・笑
映画の内容とは関係なく
ああいう歌い方が嫌だからだけど・・・笑

で・・・最後の宍戸さんはオチなの?
続きあり・・みたいな・・・。
でももう一回最初からの議論って疲れない・・・・笑?


あ~~あと一つ。
ユースケの真面目顔は変・・・笑


kisaragi.jpg

ファウンテン  永遠につづく愛

ファウンテン  永遠につづく愛  (2007  アメリカ)

監督: ダーレン・アロノフスキー
製作: エリック・ワトソン
アーノン・ミルチャン
イアイン・スミス
製作総指揮: ニック・ウェクスラー
原案: ダーレン・アロノフスキー
アリ・ハンデル
脚本: ダーレン・アロノフスキー
撮影: マシュー・リバティーク
プロダクションデ
ザイン: ジェームズ・チンランド
衣装デザイン: レネー・エイプリル
編集: ジェイ・ラビノウィッツ
音楽: クリント・マンセル
出演: ヒュー・ジャックマン トマス/トミー/トム・クレオ
レイチェル・ワイズ イザベル/イジー・クレオ
エレン・バースティン リリアン・グゼッティ博士
マーク・マーゴリス
スティーヴン・マクハティ
クリフ・カーティス
ショーン・パトリック・トーマス
ドナ・マーフィ
イーサン・サプリー
リチャード・マクミラン
ローン・ブラス



 病に冒され余命僅かの妻イジー。
医師である夫、トミーは、彼女を救うため、猿をモルモットにし、
新薬開発の研究に没頭する。そのため、妻、イジーの、残された時間を一緒にいたいという
思いを、かなえることができずにいた。彼女に寂しい思いをさせていたのだ。

そんなトミーに、イジーは自分の作った物語の続きを託す。
その物語とは・・・
中世スペインの高潔な騎士トマスが、美しい女王イザベルの命を受けて
永遠の命を約束するという“ファウンテン(生命の泉)”を探す旅に出かけていくというもの。

トミーの願いもむなしく、イジーの容態は悪くなる一方だったのだが・・




感想  

「レクイエム・フォー・ドリーム」が好きなのでこれも楽しみにしていた一本。
万人受けはしないというのは、充分心積もりした上での鑑賞だったけれども、
それでも???凄かった・・・・の一言がでてしまう映画でした。


映画宣伝では、ロマンス・ファンタジー路線で売っていたし、ポスターも美男美女で公開していたので
もっとわかりやすい作品だと思って劇場鑑賞に走った人もいたのではないかな・・・。
少なくとも、カップルで観るような映画ではないかもしれませんね。
観終わったあとの会話にちょっとつまるような気がするけど・・・・。

私も、正直、全部が全部理解できたとは言いがたい作品ですよ。
構成は、三つの時代が、交互に入り組んで、進んでいくと言う形で、
現代パートは、わりとわかりやすいのに比べ、あとの2つの時代が、
説明不足な部分もあり、入り込みにくいですね。

とくに未来の場面は、状況設定からして、う~~んと思うことあり・・・でしたもの。
ヒューはなぜか坊主だったし。
唐突にでてきても、そのつながりがよくわからないですよね・・・。


愛する人を失った喪失感を乗越える主人公という位置づけで観ていたわけですけれど、
場面、場面で、自分の感覚では受け入れにくい映像や、ここどういう意味?っていう
ところもあったので、それだけでは、納まらない、もっと大きなものも
映画の中にはあったのかな・・・と今思えば感じたりもするわけですが・・・。

でも、観ている最中は、(とくに後半イジーの死後)、映像に圧倒されて、
なにがなんだかわからない風になってしまう鑑賞時間ではありました。




映画のあと、特典映像もじっくりと観て、ヒューのコメントも聞いてみました。
なかなか興味深かったですよ。
作品にかかわった人の熱い思いというものは、ひしひしと感じたかな。
ヒューも、真摯に演技に取り組んでいたという印象でしたし・・・。
トミー、トマス、トムという似たような名前で(笑)
三役に挑んでいて、彼の見所は多かったです。

そして、お相手のレイチェル・ワイズの女王様と、イジーの二役。
こちらも、とっても美しく、惚れ惚れしてしまいました。

ヒューの、植物再生される体や、坊主頭はなど、印象的なものも観れたし、
今までにない貴重な体験が出来たと言う点では、良かったというべきかな・・と
思ってみたりしています。

個人的には音楽のクリント・マンセルの楽曲が聞きたかったということもあったので
その点では満足感はあったかな。


もちろん、
圧倒される映像ばかりでなく
美男美女のラブシーンも用意されていましたよ。
お風呂でのシーンですかね。
とってもせつなくってね・・・・。ヒューに、思われるレイチェルは
幸せ者。愛されているんだなというのを、ビシバシ感じるシーンでしたよ。


私は、嫌いじゃない映画ではありましたけど。
ついていけないところも多かったけれど、言いたいことはなんとなくわかったような気がしたし
(あくまでもなんとなく・・・・笑)

でも、人には気軽に勧められない作品かなと思いました。






ファウンテン

時をかける少女

時をかける少女(2006)


監督: 細田守
アニメーション制
作: マッドハウス
プロデューサー: 渡邊隆史
齋藤優一郎
原作: 筒井康隆
『時をかける少女』(角川文庫刊)
脚本: 奥寺佐渡子
美術監督: 山本二三
音楽: 吉田潔
キャラクターデザ
イン: 貞本義行
作画監督: 青山浩行
久保田誓
石浜真史
声の出演: 仲里依紗 紺野真琴
石田卓也 間宮千昭
板倉光隆 津田功介
原沙知絵 芳山和子
谷村美月 藤谷果穂
垣内彩未 早川友梨
関戸優希 紺野美雪

元気な高校2年生、紺野真琴は、
優等生の功介とちょっと不良な千昭の2人の男友達がいる。
いつもつるんで野球ばかりして過ごしている。
そんなある日、、真琴は理科準備室で、転倒してしまうというアクシデントにあう。
その後、修復士をしている叔母・芳山和子のもとへ
自転車で向かった真琴に、奇妙な出来事が。
踏切事故に遭うと思った瞬間、時間が数秒戻ってしまったのだ。
和子に話すと、それはタイプスリップだというのだが・・・。



感想  アニメ版ですね。
大林監督の原田知世ちゃん映画の続編となる位置づけの作品jみたいです。
芳山和子 が、ちゃ~~んと出てきていましたものね。


原田版の関しては、色々な評価があると思いますけれど、
好きです☆。私は。知世ちゃんファンでしたから。
今観ると、びっくりするような演技・映像だったりするわけで
すけど、私は欠点までもが愛おしいです。
なぜって、まさに、青春だったから。話自体もロマン感じますしね。
いつか私も運命の人が・・・的、憧れを、こんな頃から感じていたわけです(恥)

そのまえの、NHKのテレビ版の時かけ・・は、残念ながらリアルタイムでは
みていないので、どうしても、知世バージョンとの比較になってしまいます。

ということで、このアニメ観てみたのですが
まあ・・・今までにない、爽やかなつくり。なによりひどく現代的です。
映画とも、だいぶ違った内容ですよね。

でも、このアニメ、私は結構好きでした。
今までの時かけ、とは別物として考え、
感情移入しました。

男の子2人といつもつるんでいて
さらにその男の子は、主人公に、いい感情を持っている・・・うらやましいです・・・。
恋愛に発展するのを拒もうとする主人公の気持は
わからないではないけれど、正直、うらやましくって・・・。
私は、ああいう風な男友達はいなかったから(帰りも一緒で、野球なんか
しちゃう・・・・・すごい仲よし☆)
こういう青春もまたいいよな・・・・と憧れましたわ。


主人公は現代的な女の子で
都合悪ければ、すぐにリセットしちゃって、単純なわけですけど
そこもご愛嬌って感じでしょうかね。
クスクスできます。
そんな中で、大事なことに気付くんですよね。

人の気持ちって、大切にしなきゃ。
なかったことって、簡単にはしてはいけないときもあるんだから。



1人の少女の大人になる物語でした。


こういう系統もたまにはいいですね。


久々にキュン♪となりました。

声優さんとか、ストーリーの矛盾さ(記憶の問題)で
ツッコミどころがあるといわれていますが、私はそれほど気にならなかったです。
それ以上に魅力な部分、なにより、青春時代の甘酸っぱさが心地よく、
大人も子どもも楽しめる作品だったと思っております。

よかったですよ。
ときかけtokikake

犯人に告ぐ

犯人に告ぐ ( 2007 日本)


監督: 瀧本智行
原作: 雫井脩介
『犯人に告ぐ』(双葉社刊)
脚本: 福田靖
撮影: 柴主高秀
音楽: 池頼広
出演: 豊川悦司 巻島史彦
石橋凌 曾根要介
小澤征悦 植草壮一郎
笹野高史 津田良仁
片岡礼子 杉村未央子
井川遥 早津名奈
松田美由紀 巻島園子
崔洋一 韮沢五郎
石橋蓮司 迫田和範


 雫井脩介の同名ベストセラー小説の映画化。
巻島刑事は、6年前、誘拐事件で犯人を取り逃し、
人質の少年を殺された責任で今は左遷された身。
そんな、彼のもとに、ある日、神奈川県警時代の上司で
現在は県警本部長の曾根から連絡が入る。
騒ぎになっている、川崎連続児童殺人事件の犯人、バッドマン逮捕に
協力してくれないか・・・ということ。
彼には、捜査責任者となり、テレビで視聴者に情報提供を呼びてほしいと要望。
巻島は、6年前のときにも、カメラの前にたち、マスコミ相手の経験があるからだ。
ことを引き受けた巻島は、左遷先の部下、津田を伴って捜査に参加。
さっそく、生放送のニュース番組に出演する。
そして、巻島は、“BADMAN”と名乗る犯人に直接語りかけ始める。
捜査内部からも批判が上がる中、テレビの視力率は上がるのだが・・



感想    夏休み、邦画週間・・・ということで今回はこれ。
理由は、トヨエツを観たかったから。
DVDパッケージでもこちらをジ~~~と見ている姿だったし、
なんだか惹かれちゃったのよね。観てよ・・・と言われているようで。

原作本は有名ですよね。
残念ながら未読。
その分、予備知識なしで素直に鑑賞。


面白かった・・・・♪
犯人側に焦点を持ってくる物語じゃあないんですよね。
犯人の動機面や、その個人についての性格づけについては最低限度。
どちらかというと捜査側にスポットを当てた作品。
巻島刑事の活躍とそれに伴う、警察内部における、足の引っ張り合い、
さらに、マスメディアの、視聴率戦争が加わりドロドロとした
世界が繰り広げられ、そこにひきつけられます。

巻島はテレビを向かって犯人に呼びかける・・・。
それはまるで、観ている私たちもその犯人逮捕に参加させられるような
臨場感です。
同じ言葉を犯人と一緒に聞いているのですから。


巻島刑事のキャラが魅力的です。
原作本にきっと忠実なんでしょうね・・・。
魅力的な人物であるゆえ、原作派の人にとっては、トヨエツという配役について
は、色んな意見が出るかもしれないな・・・と思ってしまいますが、
私はこれしか知らないので満足。
渋かったし・・・・・、素敵でしたから。
最後の決め台詞は、犯人じゃないけど
本当、震えました・・・笑


脇も良かった。
サポートする笹野さんも、静かながら、心に響く言葉を投げかけてくれるので
信頼感がひしひしと伝わってきました。

植草役の小澤征悦 は、本当、嫌なボンボン、エリートで、
みていてむかつきました。



子どもの殺人事件ということで、結構つらい場面が多かったのが難ですが、
執念の捜査が実を結んだ結果には
感動すら覚えました。

見応えありましたね~~


ちなみに↓は、映画の画像であり、
キンチョウのCMではありません・・・笑
どうも最近、コメディ路線が目に付くんですが、こういうトヨエツを観たいです。
犯人に告ぐ

親指さがし

親指さがし(2006  日本)


監督: 熊澤尚人
エグゼクティブプ
ロデューサー: 三木裕明
千葉龍平
尾越浩文
原作: 山田悠介
『親指さがし』(幻冬舎文庫刊)
脚本: 熊澤尚人
まなべゆきこ
高橋泉
撮影: 斉藤幸一
美術: 松本知恵
編集: 宮島竜治
音楽: 安川午朗
主題歌: フィリッパ・ジョルダーノ
『オール・オン・ミー』
ビデオエンジニア: さとうまなぶ
照明: 豊見山明長
録音: 深田晃
出演: 三宅健
伊藤歩
松山ケンイチ
永井流奈
尾上寛之
品川徹
春海四方
斎藤歩
野澤祐樹
小野明日香
佐野史郎
手塚理美



 山田悠介の同名原作の映画化。
12歳のある夏。
由美子、武、知恵、智彦、綾、久信の6人は、
“親指さがし”というゲームを始めた。
そのゲーム最中に、由美子一人だけが突如として姿を消してしまった。
それから8年。
同窓会で久々に再会した5人。
武は、由美子を探せなかった責任から
もう一度親指さがしを一緒にやってほしいと皆に頼み込む。
そして、渋々、もう一度親指さがしを始めてしまうのだが・・・。



感想  なぜか、レンタルして観ました。
たまたま家にこの本があったから(子が読んでいた)

う~~ん、ツッコミ満載で、どうしていいかわからないのです・・・笑
ホラーとしては恐くなかったです。
サスペンスとしてもドキドキしないですし。

どこかでみたシチュエーションばかりなので、面白みがないのですよね。
ラストはせつな系でまとめていましたが
ウルウルもしなく、何の感情の高まりもなかったです。

ああいうオチは驚きもしませんよね。あ・・またか・・・という感じで。
呪いというと、リングの貞子を思い出し、
狂いだした三宅君の斧を振り回す姿をみては
シャイニングを思いだし・・・。
元の作品たちがどんなに上質だったか、改めて感じましたね。

冒頭の同窓会では、過去の親指さがしメンバーが
すべて同じ席。くじびきなのになんたる偶然~~~笑

松山ケンイチが出演しているのには驚き。
それにしてもどういう髪型。芸術系に興味があるといっていたわりには
さえないお姿でガッカリ。かっこよくないよ。
出演している若者たちが、素人目にみても演技が上手い感じがしなくてね・・・。
やっぱり三宅君のアイドル映画という枠を出ていない感じ。
途中で殺されちゃう女の子の(たまごっちかな・・・土の中で取り出していた子ね)
声が耳障りでイヤだったな・ああいう感じ好きじゃなくって(単なる好み)


おじいさんの言葉が実は重要なのかな。
あそこにメッセージが込められていたのか。
呪いなんてあるわけない・・・自分自身の弱さだとか、なんとか・・・。


出演者のファンでなければレンタルしてまで観ることもないかも。




で・・・山田さんの原作本を続けて読んだのですが、
合わなかった・・・・泣。
親指さがし・・・という遊び自体は
こっくりさん的で興味深かったのですがそこまで。
それ以降、話の流れに、面白さを感じなかったのです。
それと映画とはかなり違っていました。
遊びをして、行方不明になる女の子がいた・・という部分は
同じなんだけれど、お話展開は別物。


他にも映画化されている作品もあるようですから
若者には人気の作家さんなのですかね。

アマゾンでの評価の凄さ(酷評ですけど・・・)が
一番のホラーでありました。
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  • Author:みみこ
  • レイフ・ファインズ好き
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