ほかならぬ人へ    著  白石一文

ほかならぬ人へ     著  白石一文



中編2作からなる作品集。

ほかならぬ人へ

 主人公は宇津木明生。27歳。
財閥の家の三男に生まれだが、優秀な兄たちの中で、常に劣等感を抱いていた。
就職はスポーツ用品メーカー。
営業の仕事だった。彼の上司は、東海さん。33歳。容姿はけっして良いほうではないが
仕事はできるやり手の女性。
彼には、キャバクラで知り合った美人の妻がいる。旧姓柴本なずな。池袋のキャバクラ出会った
女性だ。また彼には、親が決めた、許嫁(いいなずけ)幼なじみの渚という女性もいた。
「ほかならぬ人」とは誰なのか・・・


かけがいのない人へ

主人公は、みはる。彼女には聖司という婚約者がいた。
しかし、結婚も近いという頃に、以前付き合っていた
黒木という男性と関係を復活させた。
かけがいのない人とは・・・誰なのか。



感想   白石さんの新作。
前作の『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け(上・下)』は
今年、山本周五郎賞を受賞しました♪


今回の小説の、どちらのお話の主人公も、恵まれた環境で育ってきた・・いわゆるエリートの部類。
しかし、家族の中では孤立している身です。
愛情を受けてきたとは言えない・・
なぜなら周囲は彼らを、自分たちの価値観の中でしか、見ていないから。

そんな彼、彼女らが、自分を愛してくれる人は、
本当に自分が愛する人は・・と
考えたときたどり着く先は・・・というようなお話です


普通の恋愛小説とはまた違った・・・感じ。
甘いだけではないです。
カチンとするところもあります。
でも・・・
運命の人は・・・色々あってこそ
見つけられるのかな…と思います。

後者はとくに
いろんな意味で激しい・・・笑
初期のテイストですね。


恋愛小説はそもそも、好き嫌いがより分かれる思いますが
うん・・
これもきっと、そうでしょう・。



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すききあしょう
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悲しみが乾くまで  

悲しみが乾くまで  (2008  アメリカ・イギリス)

THINGS WE LOST IN THE FIRE


監督: スサンネ・ビア
製作: サム・メンデス
サム・マーサー
製作総指揮: ピッパ・ハリス
アラン・ローブ
脚本: アラン・ローブ
撮影: トム・スターン
プロダクションデ
ザイン: リチャード・シャーマン
衣装デザイン: カレン・マシューズ
編集: ペニッラ・ベック・クリステンセン
ブルース・キャノン
音楽: ヨハン・セーデルクヴィスト
音楽監修: スーザン・ジェイコブス
テーマ曲: グスターボ・サンタオラヤ
出演: ハル・ベリー オードリー・バーク
ベニチオ・デル・トロ ジェリー・サンボーン
デヴィッド・ドゥカヴニー ブライアン・バーク
アリソン・ローマン ケリー
オマー・ベンソン・ミラー ニール
ジョン・キャロル・リンチ ハワード・グラスマン
アレクシス・リュウェリン ハーパー・バーク
マイカ・ベリー ドーリー・バーク
ロビン・ワイガート
ポーラ・ニューサム
サラ・ドゥブロフスキー
モーリーン・トーマス
パトリシア・ハラス
V・J・フォスター
キャロライン・フィールド

愛する夫ブライアンと二人の子供に囲まれて幸せな生活を送っていた
オードリー。しかし、夫は、偶然出合った暴力事件の仲裁に入り
巻き添えをうけ、亡くなってしまう。
途方にくれるオードリー。
生前夫が親しくしていた親友ジェリーに連絡を取る。
ジェリーは元弁護士だったのだが、ヘロインに溺れて自堕落な日々を送っていた。
そんな友人をけっして見捨てなかった夫ブライアン。
オードリーは、自分でわからないまま、ジェリーに
自分の家に同居しないかと持ち出す。





感想  スサンネ・ビア監督がハリウッドに招かれて撮った作品。
追って見続けているので、期待しながらの鑑賞。
題材が今まで撮っている作品と、多少かぶるところが気になりましたけれど、
やはり持ち味は健在。
突然の出来事によって運命を狂わせられてしまう家族の心理が
繊細に描かれている地味ながらよい作品になっておりました。


私が、この監督を好きなのは
自分の感情がかき乱されるような、不安定な気分にさせられるというところなんです。
私だったらどうしよう・・・・、あの人の気持も、この人の気持もわかるけれど・・・
だったらどうしたらいいのか・・・というような、問い詰められるような
切迫感、緊張感が好きなのです。
心理描写が、素晴らしいので、物語に入っていけるのです。
もちろん、すべてにおいて、ただならぬ状況というのがベースにありますので
疲れも相当ですし、気分的に勘弁してよ・・・・と思える人も
当然いるはずですよね。
そういうのが好きというのも変ですが、とかく、考えさせられる系のお話が
好みということで、観てしまいます。


ということで、この作品。
いい作品なのですが、今までと同じようでそうでない部分も感じております。
簡単に言えば、
どこか今までの作品に比べて、グググ~~というところが少なかった気がします。

今まではかなりドラマチックな展開だったけれど、
今回は比較的
トーンダウン気味。
じっくり見せる感じですね。
もちろん、それはそれで、ジワジワという、染み入ってくるような良さを感じますので
それもまた良しにはなりえるかもしれません。
しかし、それに伴って
もう一つ気になったのは
主人公奥さんのキャラ。

ちょっと共感もてませんでした。
デル・トロに感情移入できたんですけれど、奥さんにはわかるけれど、わかるけれど・・
ちょっと待った~~!!という部分を感じたのです。

ヤクチュウで苦しんでいるデル・トロ。
どういう経緯にしろ、クスリに溺れ、それからなかなか抜け出すことができない
彼に、同情の余地はないかもしれません。
でも、友人のブライアンは彼の人柄を認めていた・・・・。
根は悪い人ではないよう・・・
クスリに手を出したのだって、それなりの事情があったのかも。

そんな彼にオードリーは自分の感情のまま、
指示します。こうして・・ああしてと。
もちろん、大好きな夫を亡くした彼女にとって、自分の感情を早く整理しろというのも
当然無理な話です。
戸惑い、混乱しているのだから、他人に配慮する、余裕がないのも
当たり前でしょう。
でも、生活は裕福だった・・・。
一見、関係ないようで、実は大きなネックかも。
なぜなら、大黒柱を失い、生活にUP.UPならば、もっと違った行動&展開になるから
です。オードリーの生活はほとんど変わっていないのに、ただ、そこに夫がいない・・・
そういう設定に、もっと不幸な人もいるんだよ・・・
彼女の態度はちょっとあまりにも、自分勝手で、大人気ないのではないかい・・・
そう感じてしまったのでした。
実際同じ状況に陥ったことがないので何ともいえませんが
今の時点では、どうも共感できなかったのです。
対するデル・トロは最初からすでに苦悩の表情ですよね。
まあ、オードリー演じるハル・ベリーの演技より
デル・トロの演技の方がインパクトを感じてしまって
すべてにおいて(私の感情)、持っていかれちゃったな・・っていうところでしょうか。



他の俳優さんについて。
夫 ブライアンは、デヴィッド・ドゥカヴニー 。
実はこの人見るといまだに、Xファイルのテーマ曲が流れてきます・・・
あ~~~それもいけないね・・・。

ヤクを克服するグループの仲間・・ケリーには、 アリソン・ローマンちゃん。
「スペル」での好演も今だ記憶に・・・。
ケリーはデル・トロさんに好意があった感じ・・・
でも肝心のデル・トロさんはそんな気配なし・・。
個人的にはデル・トロさんは親友の奥さん→オードリーに惹かれているのでは・・と
思えたのですが、いかがでしょうか。
そう思うゆえ、彼が不憫で・・・。


ジョギングに誘ったり意外と良い人だったオードリーのお隣さん
ハワードを演じているのは ジョン・キャロル・リンチ。
この方、
「グラン・トリノ」では味のある床屋さんでしたね。
結構、印象に残るお顔なので、記憶にありました。
付け加えれば
ハル・ベリーとは「ゴシカ」でも共演しているはず。
「ゴシカ」見た方ならお分かりですが、
二人の役どころはそれぞれ、インパクトありましたよね・・・フフ・・



ということですが新作あれば
また見たいと思います。
そういえば、「ある愛の風景」のリメイク版の予告を観ましたが、
エピソードは同じような感じです。が・・・出演者が違うと雰囲気が
全然違ってきますね・・・
どうなるか・・・こちらも楽しみですね。


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イングロリアス・バスターズ

イングロリアス・バスターズ (2009  アメリカ)

INGLOURIOUS BASTERDS


監督: クエンティン・タランティーノ
製作: ローレンス・ベンダー
製作総指揮: エリカ・スタインバーグ
ロイド・フィリップス
ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
脚本: クエンティン・タランティーノ
撮影: ロバート・リチャードソン
プロダクションデ
ザイン: デヴィッド・ワスコ
衣装デザイン: アンナ・B・シェパード
編集: サリー・メンケ
視覚効果デザイン: ジョン・ダイクストラ
特殊効果メイク: グレゴリー・ニコテロ
舞台装飾: サンディ・レイノルズ・ワスコ
ナレーション: サミュエル・L・ジャクソン
(クレジットなし)
出演: ブラッド・ピット アルド・レイン中尉
マイク・マイヤーズ エド・フェネシュ
(ゲスト出演)
ダイアン・クルーガー ブリジット・フォン・ハマーシュマルク
クリストフ・ヴァルツ ハンス・ランダ大佐
メラニー・ロラン ショシャナ・ドレフュス
ミヒャエル・ファスベンダー アーチー・ヒコックス
イーライ・ロス ドニー・ドノウィッツ
ダニエル・ブリュール フレデリック・ツォラー
ティル・シュヴァイガー ヒューゴ・スティーグリッツ
B・J・ノヴァク スミッソン・ウティヴィッチ
サム・レヴァイン ヒルシュベルク上等兵
ポール・ラスト アンディ・ケイガン
ギデオン・ブルクハルト ヴィルヘルム・ヴィッキ
オマー・ドゥーム オマー・ウルマー
マイケル・バコール マイケル・ジマーマン上等兵
アウグスト・ディール ヘルストロム
(ゲスト出演)
ジュリー・ドレフュス フランチェスカ・モンディーノ
(ゲスト出演)
シルヴェスター・グロート ヨーゼフ・ゲッベルス
(ゲスト出演)
ジャッキー・イド マルセル
(ゲスト出演)
ドゥニ・メノーシェ
(ゲスト出演)
ロッド・テイラー
(ゲスト出演)
マルティン・ヴトケ アドルフ・ヒトラー
(ゲスト出演)
ボー・スヴェンソン
エンツォ・G・カステラッリ

1944年、ナチスの占領下であるフランス。
ユダヤ人ハンターと噂されるハンス・ランダ大佐に家族を殺された
ユダヤ人女性ショシャナは復讐の機会を狙っていた。
彼女は今、パリで映画館の主催者として生活しているのだ。
一方、情け容赦ないナチ狩りを実行している
ユダヤ系アメリカ人部隊“イングロリアス・バスターズ”(名誉なき野郎ども)。
リーダーはアルド・レイン中尉。
彼らは次々とナチスを残虐していった。
ある日、ショシャナに惹かれるドイツ兵、 フレデリックと知り合いになったことから
彼女の映画館で「国民の誇り」という映画のプレミア上映をすることに
なる。そこには、ヒトラーはじめナチス高官が一同に集結するようだ。
このときとばかり、ショシャナは復讐計画を練る。
そしてバスターズの面々も同じく企みを練るが・・・・。



感想   まあ、それにしても、出演者が多い・・・笑
タラちゃん映画は、劇場鑑賞は初めて。
あの有名な「キルビル」も未見。
遠い昔、パルプ・フィクションを観たっきり・・・。
別段、避けていたわけではないのだけれど、単純に、惹かれるものも
なかったから・・・・。
ただ、今回は、前宣伝も大きかったし、
最近観た「スマイル・コレクター」の主演女優、メラニー・ロランが復讐に燃える女性を
演じるときいているし、もう一人の綺麗どころでは ダイアン・クルーガー も出演。
さらには、ブラッド・ピットもくだけた感じのキャラなようなので・・・・
なんだか面白そうな予感。
そういう経緯で鑑賞です。


映画は第一章から第五章まで。
面白くなかったらお金を返す・・・なんていうキャンペーンもやっていたようですが、
その目安が、第三章(60分ぐらい)の辺りまでだとか。
さすがに、これから~~~~というときに退出はできませんね。
もちろん、面白くなかったという判断はしていないので、そのまま鑑賞。
復讐劇がこれから・・っていうときなのに、途中では出られません~~~笑
ちなみに、上映時間は152分ですかね。
退屈することもなく楽しませました。

今まで、ナチス関連の映画って
重い~~感じの作品しか観たことがなくって。
そういう意味では単純に肩の力を抜いて楽しめる作品かなと思います。
史実に基いてというわけではありません。
ですから、え~~~、ここでこういう風に始末しちゃうの?と
驚きの結末になります。
勧善懲悪ですね。
そして、人もバタバタ死にます。

あの人も、この人も?こんな死を迎えてしまうの?という、
驚きが沢山ありました。

他の映画のオマージュが盛り込まれているという話も
聞きますが、私はあまり感じとることができませんでした。
よく知らないんですよね・・・そのオマージュになる作品自体が。
きっと、この監督の映画大好き~~という方は
マニアックな見方をして、非常に楽しんだのではないのかな。
生憎、私にはそういう楽しみ方はできませんでしたけれど、
一般的な映画好き鑑賞者としては、面白く観る事ができましたよ。


といいながら、残酷場面はさすがにこたえた・・・・・。
こういう作風というのも意識せず、いや~~~。
この間観た、ホラー映画の「スペル」より、目を覆うシーンが多かったのです。

個人的に脳みそ関係はダメ・・・・笑
だから頭の皮を剥くバスターズの行為にひえ===となってしまったのでした。
もちろん、よく見ないとわからないし、UPで出てきているわけじゃあないけど・・・。
また、バットでバシバシなぐり殺すというシーンも出てきて。
ダメでした・・。それをブラビが命令するなんて・・・あ~~~~。



好きなシーンは冒頭。
ハンス・ランダ大佐が、かくまっている村人と
会話するシーンですね。
何気ない会話に見えても実は奥が深い。
その緊張感溢れる内容。
いくつかの言語を組み合わせて会話する(フランス語&英語)のにも
意味があったのですよね。
この冷酷な手腕。う~~ん、憎いヤツですが仕事はさすがにできるランダ大佐にちょっと
不思議な感情が湧いてきます。


続いて好きなシーンは酒場シーン。
そこではスパイである、ダイアン・クルーガー扮する ブリジット・フォン・ハマーシュマルクと
ドイツ兵に成りすましたバスターズが作戦を練っています。
しかし、本物のドイツ兵も現れて、またまた、緊張感溢れる会話へと流れ込むのです。
ここでは銃撃戦があるのですが、すごい迫力。
一瞬誰がどうなったのかわからなかったのですが、生き残ったのは
う~~ん、そうなんですね・・。面白かったです。
お酒を注文するときの3杯だったかな・・・あれで、正体がわかってしまったというオチも
なるほど~~~~と、頷きです。


そして、メラニー・ロランと ダニエル・ブリュールの絡みかな。
最後の決着の付け方が・・・・悲しかったです。
メラリー・ロラン・・一瞬躊躇って戻ったのに・・・・・それなのに。



盛り上がりもバッチリ用意されていますので
映画観たな~~という満足感は味わえると思います。
ただし、やっぱり好みが分かれるかと・・・。
遊び心を理解できるなら良いですが
真面目に見ちゃうと苦しいかも・・・。
まあ、どんな映画も好み次第といってしまえば元もこうもないのですけどね・・・・笑

いんぐろりあ

あ・・・・

今日はお出かけなので早起きです。
レスは帰ってからしますのでしばし、お待ちを・・



スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー

スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー  (1970  スウェーデン)

EN KARLEKSHISTORIA
A SWEDISH LOVE STORY


監督: ロイ・アンダーソン
脚本: ロイ・アンダーソン
撮影: ヨルゲン・ペルソン
音楽: ビョルン・イシュファルト
出演: ロルフ・ソールマン
アン=ソフィ・シーリン
ビョルン・アンドレセン



 15歳の少年ペールは、祖父を見舞うために郊外にある療養所を訪れる。
そこで14歳の少女アニカに出会う。
ペールは、彼女に惹かれる。
一方のアニカも彼のことが気になる様子。
しかし互いに自分の気持ちを伝えることができず・・





感想   「愛おしき隣人」のロイ・アンダーソン監督のデビュー作。
「愛おしき隣人」も「散歩する惑星」未見なのですが、
「小さな恋のメロディー」と同時公開されたというラブストーリーなので
ちょっと興味があり鑑賞。

ちなみに、この映画、 「愛おしき隣人」公開記念で、2008年度にリバイバル上映されていましたね。

1970年に日本で公開されたときは
「純愛日記」という邦題で上映されたそうです。
(さすがに、70年代の作品は劇場鑑賞していないわ・・・・笑)
当時の公開時は20分カット。
今回は完全版として劇場公開。
監督、26歳の時の作品です。


40年前の作品ってことですかね。
しかし、古臭さは感じなかったかな。
今も昔も、恋する気持ちは同じだからか・・・。


当時の純愛日記という邦題、すごいな~~笑
純愛って私なんかのイメージだと、手も握らないで、遠くで見つめて
そのまま・・・・という流れなんだけれど
結局、この映画の2人は、最初だけであとはトントン拍子で
先まで流れてきます~~。

お国柄というものもあるのだろうけれど、
小さな恋のメロディーと同じ雰囲気を求めるとブ~~~です。

視線だけが絡み合っている2人
もうこれは確信犯。絶対意識している証拠。
で・・・彼も彼女もお互い、他の男・女には気軽に話しかけることができるんですよね。
ただ、意識し合っている者同士だと声もかけられないの。
複雑なのよね。


14歳、15歳という設定ですけれど、終始たばこプカプカで
オートバイ乗り回していて、日本の感覚だと不良かい!!と感じるのですが
これもあちらの10代では普通のことなんでしょうかね・・。

付き合いはじめると、すぐにお互いの両親も公認な雰囲気。
アニカの父親はいい風には思っていなかったようだけれど
それでも自分たちの留守中に、ペールを招待するアニカを許す親だから
これまたすごい・・・
若い男女だけを部屋に残したら、危ないよね~~

ペールとアニカの抱擁シーンやキスシーンがすごくセクシー。
少年・少女じゃあないよね・・・あの接し方は・・・。
バイクで立ち去ったペールが戻ってきてアニカを引き寄せるシーンは
子供じゃないよ・・・あなた・・・・★すごいな~~
こちらのショット~~↓

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この映画って、題名から、少年・少女のラブストーリーオンリーのように
思えるけれど、それと対比して大人の事情も描かれるているわけ。
アニカの両親はけんかばかりしている様子。
アニカの叔母は・・精神的に病んでいる・感じ。
一方のペールの家族も非常に個性的な面々。
冒頭には、意味もなく恫喝している男が登場したりして
全体的に大人たちは
一筋なわではいかない人々のようです。
ラスト。
ペールがアニカを別荘に招待。
家族顔合わせてお食事パーティーとなるのですが
そこで、ある事件が起きるのです。


だからどうなったというのよ・・・?
これで終わり・・・・・?
そのまま・・・・なの?と
非常に唐突な終わり方で幕を閉じます・・・笑


恋は、恋はそれからどうなるのかしら・・・・・。


2人の恋が輝けば輝くほど
大人たちの言動アンド行動が
悲しく思えてくる現実。
大人になるにつれて、失っていくものは
多いのかな・・・・。
そんなことを感じる映画でした。


この作品のアニカちゃんはとっても魅力的
すら~~とした足がこれまた美しい・・
それを観るだけでも得したと思える作品。

↓真ん中
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対するペールは何故彼?が良かったのかい・・というような男の子
でも見慣れてくると
これも可愛い・・・笑


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悼む人      著  天童荒太

悼む人      著  天童荒太


坂築静人は、新聞の死亡記事を見て
その人が亡くなった場所を訪れている。
その人が、誰を愛し、愛されたかを自分の胸に刻み、その人の存在を忘れないようにする・・・・
「悼む」という行為をし続けていた。
週刊誌の記者、蒔野は、そんな静人に北海道ではじめて出会い、
非常に興味をもつ。
なんのために彼はそんな行為をするのかと感じた
蒔野は彼の家族に接触をはかろうとする。
一方、静人は、旅をする中で、一人の女性と出会う。
夫殺しの罪で刑務所に入っていた女・・・奈義倖世。
出所したばかりの彼女は偶然であった静人の行為に興味惹かれ、一緒に旅をすることになる。
そんな頃、静人の母、坂築巡子は末期癌の宣告を受けていた。
家を離れた静人のことを思いながら、病魔と闘うことを決心するのだが・・・



感想   物語の中心には「悼む人」と呼ばれる坂築静人が
いるのですが、彼にかかわる様々な人物たち(夫を殺した女・彼を取材する雑誌記者・
彼の家族・母・妹・夫・・・など)のエピソードも散りばめられ、
重厚な物語となっておりました。各章ごとに、先ほどあげた人物たちが
主人公となっているのです。
この作品は2009年第140回 直木賞受賞作。(感想書き上げるまで知りませんでした・・・・)
天童さんといえば、永遠の仔。それと、最近では包帯クラブを読んだかな。
どれも考えさせられるお話でした。特に永遠の仔は印象に残りますからね。

あとがきを読んで、この作品にかける作者の思いを知りました。
その思いの強さに内容以上に感動を覚えたところはあるかな・・・・。

まず、誰もが感じると思うことは
やっぱりこの静人の存在。
死者が出た現場を訪ねまわる彼・・・
そして、毎回、左膝を地につけて、頭上に上げた右手を胸へ運ぶ。
「いたませていただきました」・・・・・。
誰もがなんのために?と問いかけ、それは新興宗教か、なにかの儲け話か、と
疑いの目を向ける・・・もっともだと感じました。
彼の行為の出発点が
母親の巡子が語る場面にあります。
彼がどういう幼少時代を送り就職してから
どのようにして今のような道に進んで行ったか・・・。
また彼自身の口からも、本の後半で、同行する奈義倖世の質問に答える形で
自分がどういう気持でこのような行為を行っているのかということが
語られます。
詳しくといっていいほど書かれている、その背景ですが
それを素直に、そうか・・・そういう理由なら仕方がないよね・・・とは思えないところが
あります。
人の死について、彼と似たような思いを感じたからといって
同じように、生活も家族も捨て、悼むというその行為のためだけに生きることは
普通できないと思うからです。むしろ、そういう人が実際いるの・・・と疑います
。宗教的・・たとえばお坊さんとか・・・そのような行為を行っている人はもちろん
いらっしゃるとは思いますけれど、それと静人の行為とはまた違った意味を
もっているでしょう。病死の方はそこには含まれず
あくまでも、事件事故の死者を求めているようにも思いますし。
理解できないのなら、いっそう病気と思ってくださいとも書いてありましたけれど
そんな一言で済まされても、読んでいる身としては悶々としてしまいます。
そもそも、人間って、お利口さんばかりではありません。
完璧な人間ってないし・・。
人間って、どこか自分勝手で
誰かを妬んだり、憎んだり、多少なりとも、負の部分ってもっていると思うのです。
でも、この静人は、生まれは普通人と思えるのに(普通の子供だということ)途中から聖人のような扱われ方をしていきます。果たして、神でもない、人間が神と同じような行為ができるのでしょうか。
そもそも、静人の悼むという行為には、数々の矛盾が生じています。
作品の中でも雑誌記者が問いかけていますが、
自分に都合いいよう、解釈しているのではないかと。方法もやりかたも
自分が満足するだけではないのかと・・・。
それでも静人は確信をもっていいと言い切ります。
それはそれで、本人が納得できるのならいいと認めますが、それを
美化しすぎてしまっている、作品の全体の空気に、イマイチ違和感を感じます。
さらに、後半で、一緒に旅する女性・・奈義倖世に心揺さぶられ
結果、関係をもってしまう静人。
う~~ん、そんな静人にますます、違和感を感じてしまうのは
心が淀んでいるのでしょうか、私・・・・笑
人の死について・・・私は私なりに思うところがあります。
それが、私の思うところとあわず、結果、共感できないことが多かったです。

静人が後半で話す「ぼくはね、甲水さん、奈義さん・・・ときどき思うんです。
そう・・・・ぼくは・・・・自殺をする代わりに、他人の死を悼むようになったのかもしれないなって」
「自分が死ぬ代わりに、他人の死を経験することに溺れていったのかもしれないんです」
(本文・・380ページ)

この個所にはさらなる違和感。
自殺をする代わりに悼むという言葉は、死んでいったもの(そのほとんどが無念の死だと
思われる)にたいして、どうなんでしょう。
じゃあ、君が死んで、この今死んでいる俺を生き返らせてくれよ・・・とまで
言いたくもなるし。自殺したいなんていう思いを感じている人に
死者の気持ちがわかるのでしょうか。
死んだ人に対しての感情は持たないようですが、
死んだ人は、その背景&心の声も聞いて欲しいと持っているんじゃないでしょうかね。


長々と静人の行為に対して書いてしまいましたけれど
他のエピソードについては不信感もつことなく
素直に響いてきたものもありました。



特に彼の母親の話。
死・・そのもののとらえ方については、心に響いてくるものが
たくさんありました。
それゆえ、こういう家族たちを悲しませている
静人に対してよけい、文句が多くでてきちゃうんですよね。

夫殺しの女性の話の中では、そもそも
この夫が、妻に自分を殺させようとさせる行為自体に
理解できないものを感じました。
彼(夫)の考え方には、ついていけないです。
妻…奈義倖世は不幸でしか他ならないと思います。


ラストの母親の死への道は
読んでいてつらかったです。
子供の誕生と自分の死。

なによりその場面が一番印象的です。
生命の神秘を感じたラストでもありました。
どう生きて、どう自分で決着つけるのか・・・
そこが一番重くのしかかりました。
静人・・・・、従兄のホームページをみても、
それでも母の異変に気付かないあなた。
病気なんてしそうもない母親だ・・・と言い切るあなた。
そういう彼の姿を思い浮かべながら
最後の箇所を読み進めると
悲しくてしょうがありませんでした。
お母さんはきっと待っていたのでしょうに・・・・。
亡くなってから悼んでも・・遅いのでは。

そんな感想をもった本でした。

itamuhito.jpg

その土曜日、7時58分

その土曜日、7時58分   (2007  アメリカ・イギリス)

BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD

監督: シドニー・ルメット
製作: マイケル・セレンジー
ブライアン・リンス
ポール・パーマー
ウィリアム・S・ギルモア
製作総指揮: デヴィッド・バーグスタイン
ジェーン・バークレイ
ハンナ・リーダー
エリ・クライン
ジェフリー・メルニック
J・J・ホフマン
ベル・アヴェリー
サム・ザハリス
脚本: ケリー・マスターソン
撮影: ロン・フォーチュナト
プロダクションデ
ザイン: クリストファー・ノワク
衣装デザイン: ティナ・ニグロ
編集: トム・スウォートウート
音楽: カーター・バーウェル
出演: フィリップ・シーモア・ホフマン  ( アンディ・ハンソン)
イーサン・ホーク    (ハンク・ハンソン)
マリサ・トメイ    (ジーナ・ハンソン)
アルバート・フィニー  (チャールズ・ハンソン)
ブライアン・F・オバーン   (ボビー)
ローズマリー・ハリス   (ナネット・ハンソン)
マイケル・シャノン   (デックス)
エイミー・ライアン   (マーサ・ハンソン)
サラ・リヴィングストン    (ダニエル・ハンソン)
アレクサ・パラディノ  ( クリス)
ブレイン・ホートン
アリヤ・バレイキス



ムスメに養育費を払うのに必死のダメ中年、ハンク。
会計士の兄のアンディはそんな弟ハンクに
強盗計画を持ちかける。アンディも金が必要だったのだ。
狙うのは両親の店。
迷うハンクだったが金が欲しい彼は結局実行。
一人では不安のため、仲間を誘ったのだがそれが悪かった。
強盗は失敗に終わり、さらに、自分の母親を巻き込んでしまって。



感想   妙な題名だな~~と思いながらの鑑賞・・・笑
これって、土曜日のこの時間にみたらどうなの・・・。
あまり意味はないか・・・笑
でも邦題と原題、全然違うのね。
原題は意味深で、映画観おわってから、この原題聞くと
なるほど~~~って感じるはず。


ある出来事から、運命が変わっていくお話。
予想も出来ない事が次から次へと起こっていくの。
事の発端は、ある強盗事件。
実際は、スマートに片付くはずだったのに。
被害者は損をせず(保険で保障できると・)加害者は利益を得て
万時上手く行くと思ったのに・・・。

現実はうまくいかないんだよね。
物事って大抵、そんなことが多いんじゃあないのかな。


そこに、家族間のわだかまりというか、問題点がからみあっているの。
兄弟の関係
そして、兄と父親との関係。


こういう家庭事情、それも、よくあるといえばあるかも。
父親は兄のアンディを疎ましく感じ(兄自身が感じている印象)
弟ハンクを可愛がっている様子。
だめな子どものほうが可愛いというのは、あるのかも。
兄の方はそんな父親の態度に、長い間、不満を持っていたみたい。

でも父親の方は
そんなことを考えているアンディに、母親の葬式の際に
初めて率直な気持ちを話してくれるの。
ああ、この父親、けっして、アンディのこと
嫌いなわけじゃあないんだ・・・・ただ
うまく意志の疎通ができないでいるだけだって。
似たもの同士の二人なのかな。

でもでも、一度狂った運命はなかなか軌道修正しにくかった・・・・
まさか、父親がああいう行動にでるとは・・・・。
自分の息子が犯したことだからこそ、ああいった決断をするしか
なかったのかな。許せなかったのかな・・・・。


この映画は、構成がちょっと凝っていて。

行きつ戻りつしながら進むの。
そして、それぞれの視点(兄、弟、父親)で事件を顧みるから
色々な事実があとからわかってくるという次第。

あの人の言葉の真意はこういうことだったのか・・
とか。あのときの彼の行動はこういう経緯だったのか・・・と
じわじわわかってくるわけ。
奥さんのジーナの存在も、なかなか面白かったし(弟との浮気だなんて。。なんてひどいの)
それにしても、マリサ・トメイの声は甘い~~~♪

フィリップ・シーモア・ホフマンの
でっぷりとしたおなかに、なぜか、親近感・・・笑
たいていの中年さんはこういう体型だしね・・
カラフルなシャツがキュートだったわ。
対する弟役は、イーサン・ホーク。
ダメ中年で、気の弱い役も、なかなか板についているね。
強盗するときの、変装ぶりには
笑ったけれどね。
子どもに弱い父親というのも、わかる気がするわ。


救いようのない結末でした。
あの父親
そして逃げたハンク・・・
どうなってしまうのか・・
先を知るのが恐いような気もしますね。



なぜか今回はトメイ嬢↓。40代か・・・すごいな・・。
彼女をみると「忘れられない人」を思い出すのよね~~
切ない映画だったので好きなのよね。

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園芸少年   著  魚住 直子

園芸少年   著  魚住 直子


無難に高校生活を過ごそうとしている篠崎達也
ちょっと不良っぽい大和田 一平
相談室に登校している、段ボール箱をかぶって姿をみせない、庄司。
3人で始めた園芸部活動。
しだいに、はりきりだす3人だが・・・


感想   題名どおり、園芸活動に目覚める男の子三人の物語。
とくに、華々しいエピソードがあるわけでなく、
どうやってこの3人が知りあい、園芸部に入ることになったのか・・・
園芸部での活動風景・・・
そして三人の友情関係が成り立っていく過程が
淡々と描かれています。

中でもダンボールをかぶった男の子というのは奇妙な感じです。
個性的でいい子なんだけれど、
ちょっと繊細なのかな・・
どうやらドラえもんに出てくる顔が濃い、出木杉君に似ているんだそうです。
それが原因でいじめられ→クラスには不登校→相談室登校になってしまったそうです。
だからといって、
けっして暗い存在でもなく
不良っぽい大和田とのやりとりには、思わず笑ってしまいそうなところもあります。
クラスに馴染めない子という位置づけですが
けっして暗いお話にはなっていないのです。


育てていた植物が成長することの楽しさ・・
必死になって芽を出そうとする植物の強さ・・・


男の子が土いじりなんて・・・と思うなかれ・・・
誰にとっても、物を育て成長させることは、楽しみの一つになろうかと思います。
高校生3人たちも、それぞれが、植物のごとく
活動の中で成長していくのです。


実は主人公の篠崎には、小学校の時に苦い出来事があるんです。
ツンパカと呼ばれる少年にかかわること。
ツンパカという呼び名がその少年についたのは
主人公が原因だということ。

それ以来、ツンパカ少年に悪いことしたな~~~という気持ちが働いていたみたい。
それがその後どうなったか・・・
関係は修復できたのか。
ラストにさらりと描かれている出来事に心がほんわかします。


中学生&小学生に是非~~という物語です。



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スペル

スペル  (2009  アメリカ)

DRAG ME TO HELL


監督: サム・ライミ
製作: ロブ・タパート
グラント・カーティス
製作総指揮: ジョー・ドレイク
ネイサン・カヘイン
脚本: サム・ライミ
アイヴァン・ライミ
撮影: ピーター・デミング
視覚効果監修: ブルース・ジョーンズ
特殊メイク効果: グレゴリー・ニコテロ
ハワード・バーガー
プロダクションデ
ザイン: スティーヴ・サクラド
衣装デザイン: アイシス・マッセンデン
編集: ボブ・ムラウスキー
音楽: クリストファー・ヤング
出演: アリソン・ローマン   ( クリスティン・ブラウン)
ジャスティン・ロング     ( クレイ・ダルトン)
ローナ・レイヴァー   (ガーナッシュ夫人)
ディリープ・ラオ   (ラム・ジャス)
デヴィッド・ペイマー   (ジャックス氏 )
アドリアナ・バラーザ  (ショーン・サン・デナ)
チェルシー・ロス
レジー・リー
モリー・チーク
ボヤナ・ノヴァコヴィッチ
ケヴィン・フォスター
アレクシス・クルス


銀行で働く クリスティンは恋人もおり、
仕事では昇進話もあり順調な日々を送っていた。
そんなある日、彼女の窓口にローン返済を待ってくれるように老婆が頼みにきた。
自分の昇進もあった彼女はここはきっぱり決断を・・・と
心ならずも、断わりの答えをしてしまう。
頼み込む老婆にそれでも考えを変えない彼女。
ついに、老婆は彼女に、恐るべき呪いをかけてしまう。


感想

   サム・ライミ監督のホラーファンでもないのですが、
アリソン・ローマンがどんな災難に巻き込まれるのか興味あって
行ってきました。久々のアリソンちゃん。相変わらず綺麗だな~~~と
思っていたら
あんなこともこんなことも体験しちゃって・・・かわいそう・・・笑


ホラーということですけど、
それほど怖くなく、楽しんで観れる一本でした。
こういう演出がこの監督の持ち味なのかな。他のホラー作品知らないので
よくわかりませんが、
初心者の私でもOKということで、ホラーの垣根が低くなった感じではあります・・笑


大きな音の脅かしとか
突然の人物登場の脅かしとか、
お化け屋敷的な盛り上がり方ですね。
音に弱いとダメかも。


とにかく、ヒロイン、アリソンちゃんを襲う、老婆がすさまじい。
迫力&存在感抜群です。

駐車場で彼女を襲うときの、
老婆の執念は、まあ、言葉に表せないくらい。
かみつきですよ、かみつき。
ベロベロじゃないですか・・・。
やっつけても、やっつけても立ちあがる老婆。
ここまで、しぶとかったら、長生き絶対するよね・・・と
思っていたのに中盤でころりといってしまったのはびっくり。
もちろん、そのあとでも(墓場でのシーン)存在感は薄まっていませんでしたけどね。

それにしても、
終始優しいアリソンちゃんの恋人。
マザコン気味なの?と疑ってしまりして悪かったです。
最後まで、彼女を守ろうとする姿勢に感動・・・・・笑
というか、体は張っていないけど、お金は出してくれたものね・・・・。


アリソンちゃんはあの整った顔が
時々、ふにゃ・・・となってしまう瞬間もあってびっくり。
老婆のパンチがそのまんま、口に。。だものね・・・笑
ハエが鼻や口に入るところも、観ていてむずがゆくなってしまう感じ。

おまけに、銀行内での
鼻血ブ~~。
それもあんなに飛んじゃってね・・・・・・。
血生臭い映画といえば、そのとおりだよね・・・笑


あとは、やたら、
口から、排出物が多かった気がするわね。
唾液とか、なんだかわからない物体とか・・・とにかく、べたべた気持ち悪い感じが
漂っていたわ。


加えて、アリソンちゃんは髪の毛も引っ張れたり、むしられたり?して
ボロボロ状態。



呪いを解くために頼るのが、妖しい霊媒師。
しかし、実際、ちゃんとした霊媒師みたい。
コートのボタンも見抜いていたしね。

さらに、ベテランの霊媒師のところに彼女を連れていき、
呪いを解くために、
霊を呼びだす儀式をするシーン。緊張感よりも
どこか、おかしささえ感じるんですよね。本当に、悪霊が降りてくるのかって
疑っていたから。
でも、くるんですよ・・・ここに。
そして、その場にいたヤギに霊が乗り移ってしまうの。
霊の乗り移ったヤギっていうのも
なんだか妙なのよね。顔がへん・・笑


なんだかんだと、苦労したけど
結局、呪いは解けず、とうとう最後の日に。
そこで、最初に相談した霊媒師から
思わぬ、助言が。
呪いのかけられたコートのボタンを誰かに渡し、
別の人に呪いを移せば大丈夫と・・・・。
だったら、早く教えてよ・・・と思うものの、自分が助かるために誰かを犠牲にするのは
良心が痛むよね、やっぱり。

じゃあ、どうするか・・・・ヒロイン、アリソンちゃんは・・・
ここからは
反撃する強い…・彼女が見られます。




最後は衝撃の60秒でしたっけ?触れ込みは
大きいけれど、予想できる範囲。
でも、ものは考えようで、ある意味、すっぱり終われるのであとは引かないかな。
<予告、まんまじゃないかと思うけど・・・・・。いい場面見せすぎ)


アリソンちゃんが
恋人の家にお食事に行くときの、イエローワンピースが可愛いです。
またラスト、恋人の待つ、駅に向かうときのお洋服。
ピンクのカーディガン&ワンピースもグット。
途中で購入のブルーのコートも素敵です。
そういえば、呪いのもとにもなるコートのボタン。もともとのコートも
クラシカルでかわいいんだよね。



そんな彼女が痛めつけられる姿が
存分に描かれて
ちょっとかわいそうなくらいです・・


↓美しい顔を楽しんでください。
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ダッシュ!  著  五十嵐 貴久

ダッシュ!    著  五十嵐  貴久


陸上部のヒロイン、菅野桃子。
今は高三で引退の身だが彼女は
後輩4人にとっては憬れの存在。
「ねーさん」と呼ばれ、どんな命令でも従う状態。
そんな彼女が、病魔に冒されていると知る彼ら。
骨肉種・・・結局片足を失うことになる。
そんな彼女のために
初恋の相手、杉田さんを探すべく努力する彼ら。



感想  

ダッシュ・・というから、陸上関係かなと思ったのですが
半分だけ当たったという感じ。

陸上部というのは正解だけど、走りに関しては出番としては少ないのです。
それよりも、そこにかかわり人々の話。

大好きな、ねえさんのために、一肌脱ごうとする
若者たちの、その熱意にほだされます。

元恋人の杉田さんが外国にいるということで
探しだすのは国際電話を使って。
彼は元サーファーなんだそう。退学して外国へ・・ってどんな高校生よ。
そんなうまく、探せないよ…と思うものの、
彼らの行動力に圧倒されて細かいことは気にしなくなります。
高速飛ばして
成田まで行くのも、実際、現実離れしているでしょうと
突っ込みいれたいところだけれど
これも許します。


とにかく、ベタなお話を
相変わらず、テンポよく読ませます。



主人公はイノケンこと、井上健一君。他のメンバーの男の子たちも
みな個性的で楽しいです。
イノケンは、後輩の草野さんと恋の話も今後ありそう。
(ただ一筋縄ではいかないと思うけど)
そんなラストが気持ち良かったです。



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