ミルク
ミルク ( 2008 アメリカ )
MILK
監督: ガス・ヴァン・サント
製作: ダン・ジンクス
ブルース・コーエン
製作総指揮: ダスティン・ランス・ブラック
マイケル・ロンドン
ブルーナ・パパンドレア
バーバラ・ホール
ウィリアム・ホーバーグ
脚本: ダスティン・ランス・ブラック
撮影: ハリス・サヴィデス
プロダクションデ
ザイン: ビル・グルーム
衣装デザイン: ダニー・グリッカー
編集: エリオット・グレアム
音楽: ダニー・エルフマン
出演: ショーン・ペン ハーヴィー・ミルク
ジェームズ・フランコ スコット・スミス
ジョシュ・ブローリン ダン・ホワイト
エミール・ハーシュ クリーヴ・ジョーンズ
ディエゴ・ルナ ジャック・リラ
アリソン・ピル アン・クローネンバーグ
ルーカス・グラビール ダニー・ニコレッタ
ヴィクター・ガーバー モスコーニ市長
デニス・オヘア ジョン・ブリッグス
ジョセフ・クロス ディック・パビック
ハワード・ローゼンマン デヴィッド・グッドスタイン
ブランドン・ボイス ジム・リヴァルド
ケルヴィン・ユー マイケル・ウォン
スティーヴン・スピネラ リック・ストークス
ジェフ・クーンズ アート・アグノス
テッド・ジャン・ロバーツ デニス・ペロン
1972年。
ハーヴィー・ミルクは、年下の青年スコット・スミスと出会い、恋に落ちる。
そしてニューヨークからサンフランシスコに移住し、“カストロ地区”でカメラ店を開く。
ミルクはやがて、同性愛者をはじめとした社会的弱者のために
政治活動を活発にしはじめる。
何度か選挙には落ちたが、ついには市政執行委員に。
様々な活動をしていくが・・・。
ミルクの人生最後の8年間を描いた作品。
感想 話題作ですがすっかり鑑賞が遅くなってしまいました。
アカデミー主演男優賞→ショーンペンでしたが
それも納得の作品です。
確かにどうみても、ゲイ。最初からその雰囲気がほとばしっておりました。
手振りとか話し方とかね。
もちろん、他の俳優さんも、ほとんど、ゲイという設定なので
同様に、熱演だったと思います。
皆さん、普段の作品で見る雰囲気はそこには全くなかったもの。
いや~~、俳優さんって皆、すごいです。
同時にこんな魅力的な俳優陣を揃えた監督に感謝です。
ハーヴィー・ミルクの波乱に富んだ半生を、
ドキメンタリータッチで描いた伝記映画。
ドラマチックな演出はなく、どちらかというと、事実を淡々と描いていったのね・・・という
印象です。
が、そもそも、こういう政治家がいたということ、
どのような活動を行っていったのか・ということを
まったく知らない私にとっては
とっても勉強になったし、
どういう展開で死を迎えるのかという部分も興味深いといったら変だけれど
見届けたいという思いもあったので(冒頭で最終的に暗殺されちゃうんだな・・・ということがわかっているから)
最後まで興味失せることなく、鑑賞できました。
この映画、最後に登場人物たちのその後が、字幕紹介されるんですよね。
写真とともに・・
いや~~~似ていますね。みなさん、髪形とかそっくり!!
実は、物語以上に楽しみだったのが
出演者の豪華さでした。
皆、ゲイ役ですが、それぞれに味を出していてビックリ。
素晴らしいです・・・
エミール・ハーシュ、
ジェームズ・フランコ
ディエゴ・ルナ
う~~ん、どの方も良いな~~~。
甘え上手なディエゴ・ルナは、可愛らしさで一押しだったし
いつも応援しているエミール・ハーシュ君のクルクルパーマと大きな眼鏡にはあなた誰?状態だったし、
とにもかくにも、かっこよすぎるジェームズ・フランコは見ているだけで
幸せな気分になってしまった次第です。
(ジェームズ・フランコはディーンが一番好きなんだけれど、それに並ぶ感じ)
なんとも不純な見方ですが、そんな魅力的な脇に囲まれている
ハーヴィー・ミルク自身が
人をひきつけるだけの魅力があるということにも繋がるんですよね。
政治活動以外では
20歳以上離れた恋人の スコット・スミスとの関係
や、新しい恋人、ジャックとの関係なども、興味深かったのですが
そこはわりとあっさり・・・。
スコットとの関係は離れたあとも良い関係が続いたようで、
その人間的なつながり方は、うらやましかったです。
ミルクはスコットと出会い、新たな道を歩きはじめますよね。
けっして、若くはない年での選択。
でも、それでも、これだけの業績を残すことができ、
後世に語られるまでの人物になっていったということ。
ミルクの人生は私達にいろんな意味での勇気もくれたと思うのです。
いくつになっても挑戦できるってこと。
もちろん、、マイノリティーのために闘った姿勢も
感服しています。当時のゲイに対する社会の扱い方は
不条理極まりないものだということがよくわかります。
キリストの教えが根底にあるとしても、
やっぱり、納得いかないこばかりではないか・・・とみている私達も
思いますよね。
今では多少、理解は得られてきたとは思うものの、
それでもゲイに限らず、
差別的な要素って、社会から完全になくなっていないような気もします。
いじめにしろ・・・そうですよね。
そんな自分たちの身近な問題にまで考えをおよばせながら
映画を鑑賞しました。
それにしても、ああいう結果は寂しいですね。
暗殺する理由も、あまりにも個人的な感情のようで
モヤモヤ感が漂います。そんなことで、人を殺すなんてね。
それも仲間内でね・・・・泣。
恐れていたことが現実になってしまったミルクの気持を考えると
いたたまれないな。

MILK
監督: ガス・ヴァン・サント
製作: ダン・ジンクス
ブルース・コーエン
製作総指揮: ダスティン・ランス・ブラック
マイケル・ロンドン
ブルーナ・パパンドレア
バーバラ・ホール
ウィリアム・ホーバーグ
脚本: ダスティン・ランス・ブラック
撮影: ハリス・サヴィデス
プロダクションデ
ザイン: ビル・グルーム
衣装デザイン: ダニー・グリッカー
編集: エリオット・グレアム
音楽: ダニー・エルフマン
出演: ショーン・ペン ハーヴィー・ミルク
ジェームズ・フランコ スコット・スミス
ジョシュ・ブローリン ダン・ホワイト
エミール・ハーシュ クリーヴ・ジョーンズ
ディエゴ・ルナ ジャック・リラ
アリソン・ピル アン・クローネンバーグ
ルーカス・グラビール ダニー・ニコレッタ
ヴィクター・ガーバー モスコーニ市長
デニス・オヘア ジョン・ブリッグス
ジョセフ・クロス ディック・パビック
ハワード・ローゼンマン デヴィッド・グッドスタイン
ブランドン・ボイス ジム・リヴァルド
ケルヴィン・ユー マイケル・ウォン
スティーヴン・スピネラ リック・ストークス
ジェフ・クーンズ アート・アグノス
テッド・ジャン・ロバーツ デニス・ペロン
1972年。
ハーヴィー・ミルクは、年下の青年スコット・スミスと出会い、恋に落ちる。
そしてニューヨークからサンフランシスコに移住し、“カストロ地区”でカメラ店を開く。
ミルクはやがて、同性愛者をはじめとした社会的弱者のために
政治活動を活発にしはじめる。
何度か選挙には落ちたが、ついには市政執行委員に。
様々な活動をしていくが・・・。
ミルクの人生最後の8年間を描いた作品。
感想 話題作ですがすっかり鑑賞が遅くなってしまいました。
アカデミー主演男優賞→ショーンペンでしたが
それも納得の作品です。
確かにどうみても、ゲイ。最初からその雰囲気がほとばしっておりました。
手振りとか話し方とかね。
もちろん、他の俳優さんも、ほとんど、ゲイという設定なので
同様に、熱演だったと思います。
皆さん、普段の作品で見る雰囲気はそこには全くなかったもの。
いや~~、俳優さんって皆、すごいです。
同時にこんな魅力的な俳優陣を揃えた監督に感謝です。
ハーヴィー・ミルクの波乱に富んだ半生を、
ドキメンタリータッチで描いた伝記映画。
ドラマチックな演出はなく、どちらかというと、事実を淡々と描いていったのね・・・という
印象です。
が、そもそも、こういう政治家がいたということ、
どのような活動を行っていったのか・ということを
まったく知らない私にとっては
とっても勉強になったし、
どういう展開で死を迎えるのかという部分も興味深いといったら変だけれど
見届けたいという思いもあったので(冒頭で最終的に暗殺されちゃうんだな・・・ということがわかっているから)
最後まで興味失せることなく、鑑賞できました。
この映画、最後に登場人物たちのその後が、字幕紹介されるんですよね。
写真とともに・・
いや~~~似ていますね。みなさん、髪形とかそっくり!!
実は、物語以上に楽しみだったのが
出演者の豪華さでした。
皆、ゲイ役ですが、それぞれに味を出していてビックリ。
素晴らしいです・・・
エミール・ハーシュ、
ジェームズ・フランコ
ディエゴ・ルナ
う~~ん、どの方も良いな~~~。
甘え上手なディエゴ・ルナは、可愛らしさで一押しだったし
いつも応援しているエミール・ハーシュ君のクルクルパーマと大きな眼鏡にはあなた誰?状態だったし、
とにもかくにも、かっこよすぎるジェームズ・フランコは見ているだけで
幸せな気分になってしまった次第です。
(ジェームズ・フランコはディーンが一番好きなんだけれど、それに並ぶ感じ)
なんとも不純な見方ですが、そんな魅力的な脇に囲まれている
ハーヴィー・ミルク自身が
人をひきつけるだけの魅力があるということにも繋がるんですよね。
政治活動以外では
20歳以上離れた恋人の スコット・スミスとの関係
や、新しい恋人、ジャックとの関係なども、興味深かったのですが
そこはわりとあっさり・・・。
スコットとの関係は離れたあとも良い関係が続いたようで、
その人間的なつながり方は、うらやましかったです。
ミルクはスコットと出会い、新たな道を歩きはじめますよね。
けっして、若くはない年での選択。
でも、それでも、これだけの業績を残すことができ、
後世に語られるまでの人物になっていったということ。
ミルクの人生は私達にいろんな意味での勇気もくれたと思うのです。
いくつになっても挑戦できるってこと。
もちろん、、マイノリティーのために闘った姿勢も
感服しています。当時のゲイに対する社会の扱い方は
不条理極まりないものだということがよくわかります。
キリストの教えが根底にあるとしても、
やっぱり、納得いかないこばかりではないか・・・とみている私達も
思いますよね。
今では多少、理解は得られてきたとは思うものの、
それでもゲイに限らず、
差別的な要素って、社会から完全になくなっていないような気もします。
いじめにしろ・・・そうですよね。
そんな自分たちの身近な問題にまで考えをおよばせながら
映画を鑑賞しました。
それにしても、ああいう結果は寂しいですね。
暗殺する理由も、あまりにも個人的な感情のようで
モヤモヤ感が漂います。そんなことで、人を殺すなんてね。
それも仲間内でね・・・・泣。
恐れていたことが現実になってしまったミルクの気持を考えると
いたたまれないな。

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