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記憶の海

22日~~25日
4夜連続で放映していたドラマ。

あらすじ~~
(引用)
<東創大学脳医学研究室では、人間の記憶をコンピューターにコピーし、読み出す研究をしている。
研究員の広田学は実験中の事故で、3分間しか記憶をとどめることができなくなり、同時に事故から5年前までの記憶を失った。 学は、その間に出会った研究室の後輩で、事故当時は恋人になっていた小野里美のことも思い出せない。自らの治療もかねて、学は他人の記憶を読み込む媒介者となり、研究に参加し続ける。 彼だけが知らない。すぐ傍らで、恋人の小野里美が助手を務めていることを。
「記憶」を挟んで二人はすれ違い続ける。 忘れ続ける彼と忘れられない彼女の、切ないラブストーリー。 『記憶の海』
著者:松田奈月
定価:1,500円(税込)>



↑が原作。


ドラマの配役は


出演:伊藤歩 筒井道隆 岩佐真悠子 柴俊夫 



です。




メメントみたいで
君読むみたいで・・・
明日の記憶・・みたいで・・・
み~んなみたいで・・・というような
お話でしたが、


こういうのは好き。
面白かったな~~




最後はええ~~という展開。
突っ込みはありますが、
でも面白かったわ。



記憶って不思議だし、
ドラマや映画の題材にしても
興味がつきないよね。


伊藤歩ちゃんがかわいかったです。
筒井道隆が久しぶり~~~
思い出すのは掛居保(かけい たもつ)だよね~やっぱり♪^
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人のセックスを笑うな   著  山崎ナオコーラ

人のセックスを笑うな   著  山崎ナオコーラ

19歳の専門学校生オレと39歳の美術教師ユリの歳の離れた男女の
恋愛小説。





感想   


今頃ですが読みました。第41回文藝賞を受賞作品。
同じく、白岩玄さんの「ノブタ~」も受賞しています。こちらは受賞当時、読みました。


まず、この作品、題名の奇抜さから想像できないほどの、内容。
もっとこう、具体的に生々しいものがあるのかと思えばそうではなく、
実にシンプル。

お話自体も短く(あっという間に読むことができるといって良し)
どうのこうのと感想を書くのがむずかしいのだけれど、
人を好きになったことがあって
そしてその終りを経験した人にとっては
どこか胸に染み入ってくるようなそんなお話でした。

同じような題材でも
表現の仕方で
受けては違ってきますよね。
この作者のこの文章だからこそ、
こういう、どこかで聞いたことのある、読んだことのある題材でも
ススス~~と
胸に染み入ってきたのかな・・・と思いました。


プラダを着た悪魔

プラダを着た悪魔  (2006  アメリカ)
THE DEVIL WEARS PRADA


監督: デヴィッド・フランケル
製作: ウェンディ・フィネルマン
製作総指揮: ジョセフ・M・カラッシオロ・Jr
カーラ・ハッケン
カレン・ローゼンフェルト
原作: ローレン・ワイズバーガー
『プラダを着た悪魔』(早川書房刊)
脚本: アライン・ブロッシュ・マッケンナ
撮影: フロリアン・バルハウス
プロダクションデ
ザイン: ジェス・ゴンコール
衣装デザイン: パトリシア・フィールド
編集: マーク・リヴォルシー
音楽: セオドア・シャピロ
出演: メリル・ストリープ ミランダ・プリーストリー
アン・ハサウェイ アンドレア・サックス
エミリー・ブラント エミリー
スタンリー・トゥッチ ナイジェル
エイドリアン・グレニアー ネイト
トレイシー・トムズ リリー
サイモン・ベイカー クリスチャン・トンプソン
リッチ・ソマー ダグ
ダニエル・サンジャタ ジェームズ・ホルト
レベッカ・メイダー
デヴィッド・マーシャル・グラント
ジェームズ・ノートン
ステファニー・ショスタク ジャクリーヌ・フォレ
ジゼル・ブンチェン
ハイジ・クラム
ティボー・フェルドマン


 大学を卒業し、ジャーナリストを目指してニューヨークへとやって来たアンディ.
彼女がついた仕事は
一流ファッション誌“RUNWAY”の編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。
カリスマ的存在であるミランダに
しごかれるアンディ。
くじけそうになるアンディだったが…。



感想   いまさらですが、テレビ放映されていたのでみました!!(すみません・・みたのは1月で、この記事も
奥底に眠っていたのを書き足してUP)

面白かったです。

その昔観た、「ワーキングガール」を思いだしましたが
似ているところもあり、そうでない所もあり。


「ワーキング~」は、<会社で働くしがないOLが、事故で休職中の新任女性重役に成りすまして恋に仕事に燃えるコメディ・タッチのサクセス・ストーリー>(allcinemaより)
幸せのちからも・・・そういう意味ではサクセスストーリー。


でも、プラダ~ってこれまた、ちょっと違った流れになっていましたね。
↑のような単純な話でもなく・・。



結局、あのミランダとお別れする~~~ということに
意味があった作品なのかな・・・と思いました。



ミランダは、確かに仕事が出来る・・
そのために犠牲にしてきた家族・・
才能なければ、仲間内でもすっぱり・・・と切り、
また、有利な条件があれば、すぐさま乗り換える・・
仕事に私情を持ち込まないタイプですね・・



対するアンディは
結果、自己犠牲をしてまで仕事にのめりこむという道は選択しなかったと解釈。
自分が正しいと思うやり方で
自分なりの生き方を目指すという方向かな。

ミランダの生き方を否定はしないけれど、
自分はそうはならないと結論だしたと
判断しました。



正直、理不尽さが多いミランダの命令だったけれど
社会の厳しさを知るには
いいことだったかもね・・・

実際、
ええ~~~ということ社会に出てから多いしね。


存在という名のダンス  上・下   著  大崎善生

存在という名のダンス   上・下  著  大崎善生




舞台は北海道。
厳しいルールに縛られ世間から隔離された
梟の森・・で暮らしていた少年宗太は
危篤の父親に会うために脱走。
やがて、悪の組織と戦うことになる。



感想   

大崎さんの新刊。
今までとはまた違った作風で驚きました。
恋愛小説が多かったのですよね・・・
でも、今回はファンタジーなんですもの!!



独特の世界観でなかなか面白かったです。
主人公の少年が父親に会うために舞台になる
北海道を転々としていくというはじまりから、
映画でいえばロードムービーっぽくなっていくのかなと勝手に思っておりました。
(上巻には地図もでております。参考にしながら読む進めていくことができます)
旅先で、さまざまな出会いがあって、少年が人間的に成長していくのかしら・・・・という
方向性を想像しておりました。


しかし、物語は違った方向に。

少年がいた施設から追手が迫ってくるのです。
少年は単なる脱走者ではなかったのですよね。
その父親も実はこの施設とは大いにかかわりがあって・・・・。

秘密が次第に明らかにされていく中で、
驚くような事実がたくさんでてきます。


ファンタジー小説なので、
独特の言葉も当然、出てきます。
とても不思議な世界観としかいえないのですが、
追うもの、追われるものということで、
終始緊張感が漂い
また悪の組織の非情さや、
宗太の見方になってくれるものたちの存在など
興味ある題材がいろいろ盛り込まれておりました。


存在という名のダンス。


題名にもありますが、
この言葉には深い意味があります。

ゲルミナンド・ヘステのノートにある言葉。


そもそも、ゲルミナンド・ヘステというのは何か
説明しなければなりませんよね~~。


そうなると、難しいです。読んでみて~~としか言えません。


宗太の父親には倒さなければいけない敵がいるのです。
そのことを宗太は知ることとなります。
自分の存在意義も知ることとなります。

敵であるその男・・。

その男は700年以上も前に忽然と現れ、憎悪をもって世界を支配しようとしてきたのです。
はじまりはドイツのハーメルンから。
有名なハーメルンの笛吹き男の伝説からはじまっているのです。
男は
130人もの子供を連れてドイツのハーメルンから姿を消しました。
そしていくつかの悲劇を繰り返したあと、戦後の岩見沢に姿を現したのです。

それが、宗太が戦うべき敵.


そして、戦士であるヨムロウとは・・・




ルビーという小鳥ちゃんや
美和という病弱な少女。
この存在も面白いです。



美和が、何者だったのかがわかる最後は
少しウルウルとします。


不思議な・・・不思議なお話だったな・・・。



時折出てくる
北海道のヒグマ

怖いですね・・・・

200902000494.jpg


そんな彼なら捨てちゃえば?

そんな彼なら捨てちゃえば? (2009  アメリカ)

HE'S JUST NOT THAT INTO YOU


監督: ケン・クワピス
製作: ナンシー・ジュヴォネン
製作総指揮: ドリュー・バリモア
トビー・エメリッヒ
ミシェル・ワイス
マイケル・ビューグ
原作: グレッグ・ベーレント
『そんな彼なら捨てちゃえば』(祥伝社刊)/『恋愛修行』(アーティストハウスパブリッシャーズ刊)
リズ・タシーロ
脚本: アビー・コーン
マーク・シルヴァースタイン
撮影: ジョン・ベイリー
プロダクションデ
ザイン: ゲイ・バックリー
衣装デザイン: シェイ・カンリフ
編集: カーラ・シルヴァーマン
音楽: クリフ・エデルマン
音楽監修: ダニー・ブラムソン
出演: ベン・アフレック (ニール)
ジェニファー・アニストン (ベス)
ドリュー・バリモア (メアリー)
ジェニファー・コネリー (ジャニーン)
ケヴィン・コナリー (コナー)
ブラッドリー・クーバー (ベン)
ジェニファー・グッドウィン (ジジ)
スカーレット・ヨハンソン (アンナ)
クリス・クリストファーソン (ケン/ベスの父)
ジャスティン・ロング (アレックス/パブのオーナー)
サッシャ・アレクサンダー
ブルック・ブルーム
レオナルド・ナム
ウィルソン・クルーズ
ヘディ・バーレス
コリー・ハードリクト
ニコール・スタインウェデル
コーリー・パーゾン


 同じ会社に勤める、ジジ、ベス、ジャニーン。
ジジは最近ジャニーンの紹介でコナーとデートしたがその後音沙汰無し。
パブのオーナー、アレックスはそんな彼女に
期待するだけ無駄・・誘うわないのは気がない証拠といい、恋愛の指南をする。
ベスは、、恋人のニールと同棲7年目。
しかし結婚を決めない彼の態度にいらいらし、別れを宣言。
既婚者であるジャニーンは、新居の完成が間近。
しかし、夫ベンは、スーパーで歌手志望のアンナに出会い、好意をもってしまう。
一方のアンナも友だち以上恋人未満のコナーがいるがベンに好意をもち・・

それぞれの男女の恋愛模様の群像劇。






感想


あまり期待していなかったのですが、予想外に面白かったです。
男女9人の群像劇。それぞれの男女の本音が垣間見られて
参考になりました。とはいっても、もうこんな、ごちゃごちゃ・・・恋愛駆け引きは
私のプライベートにはないと思いますが・・・・・笑

この手の作品は、男性と女性見る人によって共感できる部分は
違ってくるかもしれませんね。

7年も同棲しているのに結婚までいかないカップル、ニールとベス。わかるな・・・彼女の気持ち。
ニールは「結婚」という形式にとらわれたくないという持論をもっているからだけど
さすがに女性は7年というと不安になるよね。

ジジはいつも男性を期待して失敗ばかり。
男性からのサインを勘違いしちゃうのよね。
最初に出会ったコナーからの電話を、ず~~と待っているわけだけれど
男友達のパブのオーナーのアレックスに言われてしまうのよね。
電話がないのは君に気がない証拠だって。

ついつい、自分に都合の良い風に解釈してしまう恋愛ってあるよね。
あの行為の裏にはこんな意味があるって。
でも実際にはそんな思惑なんてなにもなくって・・・。
そういう勘違いって誰でも持ち合わせていると思うのよね。
マニュアルどおりにはいかないしね。
ジジとアレックスとの関係はどうなっていくかも見所。
ここでモチーフとなるのが
「恋しくて」の映画・
この映画を知っている方がよりこのパートは面白く感じるはず。
キュン、キュンとまではいかなかったけれど、
なかなか素敵な恋物語だったわ。
ちなみにプレイボーイのパブのオーナー、アレックスは
「スペル」のアリソンちゃんの素敵な恋人役の彼。好みではないが・・・笑


ヨガの講師で、歌手志望のアンナは、
スーパーでベンと出会う。しかしベンは妻のある身。
奥さんはジャニーンなのね。
アンナはスカちゃんが演じているのだけれど
まあ、、色っぽい。赤いブラも見れます。
あんな体で迫られると、ベンもたじたじになってしまうだろうね。
奥さんのジャニーンはちょっとしっかりしすぎて疲れてしまいそうだしね。
でも浮気はいけないのだ・・・あとタバコも約束したならやめようよ・・・ベン。
ベン役はブラッドリー・クーバー。
ちょっとレイフ似で素敵なのよ。


メアリーはゲイ雑誌に勤めているの。
ゲイの友人たちとおしゃべりが楽しいの。
もちろん、素敵な出会いを求めているけれど
このパートは比重が少なめ。


映画のところどころで
インタビュー形式の会話が挿入されるの。
「恋人たちの予感」のようにね。
いろんな考え方を知ることができて面白いのよね。



ちゃんと出演者はうまく繋がっております。
結論も最終的にでます。
うまくいくカップル有り、そうでないカップルありと。
群像劇の醍醐味が味わえます。



女性陣の豪華さに比べて
男性陣がちょっと魅力薄いって感じもしますが、それゆえ、こんな人いたのね・・・とあらたな
発見にも繋がるかもしれません。

下品な部分もなし・・・
ものすごいラブラブな気持ちにはなりませんけれど
みていて、楽しい映画には間違いありません。

群像劇好きな人にはお勧め・・
ただし邦題がちょっとね・・・・です。
そこがマイナスかな.



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ある公爵夫人の生涯  

ある公爵夫人の生涯  (2008  イギリス・イタリア・フランス)


THE DUCHESS


監督: ソウル・ディブ
製作: ガブリエル・ターナ
マイケル・クーン
製作総指揮: フランソワ・イヴェルネル
キャメロン・マクラッケン
クリスティーン・ランガン
デヴィッド・M・トンプソン
キャロリン・マークス=ブラックウッド
アマンダ・フォアマン
原作: アマンダ・フォアマン
脚本: ソウル・ディブ
ジェフリー・ハッチャー
アナス・トーマス・イェンセン
撮影: ギュラ・パドス
プロダクションデ
ザイン: マイケル・カーリン
衣装デザイン: マイケル・オコナー
編集: マサヒロ・ヒラクボ
音楽: レイチェル・ポートマン
出演: キーラ・ナイトレイ デヴォンシャー公爵夫人(ジョージアナ)
レイフ・ファインズ デヴォンシャー公爵
シャーロット・ランプリング レディ・スペンサー
ドミニク・クーパー チャールズ・グレイ
ヘイリー・アトウェル レディ・エリザベス・フォスター
サイモン・マクバーニー チャールズ・ジェームズ・フォックス
エイダン・マクアードル リチャード・シェリダン
ジョン・シュラプネル
アリスター・ペトリ
パトリック・ゴッドフリー
マイケル・メドウィン
ジャスティン・エドワーズ
リチャード・マッケーブ



 イギリスの元王太子妃ダイアナの生家としても知られるスペンサー家を舞台にした作品。
18世紀後半のイギリス。スペンサー家のジョージアナは、若くして
デヴォンシャー公爵と結婚。
ところが、彼女はデヴォンシャー公爵が男子の後継者をもうけることにしか興味がなく、
自分に関心がもてないことを知る。
孤独が募る彼女は、
エリザベスという女性と知り合い友情を深める。が、エリザベスはやがて夫と関係をもち
ショックを受ける。



感想  

 アカデミー賞でマイケル・オコナーが、衣装デザイン賞を獲っただけのことはあって、素晴らしい衣装の数々、
素敵な調度品、お庭にお屋敷・・・とコスチューム好きには大変嬉しく
目の保養を沢山させていただきました。
しかし繰りひろげられる夫婦関係はドロドロ。
あちらにも子ども、こちら子ども。。あらら・・また妊娠・・・と
出産の回数が多い作品でした・・・笑
女は大変・・・。


実話ということですが、これはねえ・・・あまりにもジョージアナが可哀想ではないかい?
女性の多くはどうしたって、彼女に同情覚えるでしょう・・・
あの状況で公爵の見方はしないよね・・・・・。
たとえ、公爵がレイフだったとしてもさ・・・・・・笑

といわけで、このレイフ扮する公爵はあまりにも冷たいよね。
この時代、お世継ぎ、男の子がどれだけ意味をもつかっていうのは
重々わかっているけれど、もう少し人間的な温かさみたいなのがあっても
いいんじゃないのかい・・・と思ってしまいましたよ。


最初結婚して、初夜・・・むかえる場面から・・・シラ==とした雰囲気でね。
あちゃ・・・これは、キモイかも・・・と思ってしまったよ・・・レイフ・・ごめん。

ジョージアナもベットで会話が欲しいわ・・・と母に愚痴っていたけれど、
もう少し気の利いた会話して、年下の嫁を気遣っても良さそうなのにね。

それにしても、人間的に魅力がなさそうな公爵なのに
女と浮気は盛んで、挙句の果てには
結婚前に生まれた子どもをジョージアナに押し付けてしまうよね。
ア~~イヤだよね。突然、愛人の子だよ・・・と押し付けられても
妻としての立場があったものじゃないわ・・



さらにジョージアナの友人エリザベスとも関係を・・・
このエリザベスが、「情愛と友情」のヘイリー・アトウェル・・ね。
これはどっちもどっちで・・・手を出す公爵もいけないが、答えるエリザベスも問題ですよね。
私は友人なのだからと突っぱねても良かったのだから。
だけどね・・・エリザベスには子どものためにこうするしかなかったということを
後から言うでしょ?
そうか、エリザベスにとっては、もしかしたらこういった手段しか
自分の生きる選択はなかったのかなと思うと、彼女は彼女で、まあ、悩みどころだったのかも
しれないなって思ってしまったわ。
のちのち、ジョージアナの手助けもしてくれるようになったしね。


でも妻にしてみれば友人に夫を寝取られてしまったというのは屈辱的だよね。
現代でも、よく友人の彼とできちゃったというケースがあるけれど、
絶対許すことが出来ないことだと思うものね。


やはり公爵がいけないのだ・・・笑

やがて、ジョージアナにも素敵な恋が訪れて。
後継ぎだけの目的でいつも公爵と関係を結んでいたから
こういった恋愛的な気持ちで人と接するのって、実に新鮮に感じただろうな・・
気持ち分かるわ~~


ジョージアナが、公爵に、愛人を公認するから、私にも愛人を認めて・・・と
訴えるところがありましたよね。
あのとき、公爵は怒り→取引には応じない→暴力的に妻、ジョージアナに関係を迫る→妊娠


↑このくだりが最高に腹立たしかったです。

ごめん、レイフ・・・いくらあなたが演じていてもあの、性格はいやだよ・・・・・・泣。


そんなこんなでいろいろあって、
再びチャールズ・グレイ と関係し、
最終的に子どもまで。
そして子どもを・・・



ここは悲しかった・・・。
エリザベスのときも感じたけれど、子どもを引き合いに出されると、女は苦しいよね。せつないよね。
ジョージアナがチャールズ・グレイと旅立たなかったのも
子どものためだし・・。


子どもと自分の幸せを天秤にかけると
やっぱり自分さえ身を引けばという結論にならざるえないところもあるよね・・・と
思ってしまったわ。


こんな悲惨な結婚生活していたら、私ならどこかで発狂してしまいそうですが・・。
それにしても、
ジョージアナのお母さん、あまりにも娘の幸せを考えていないよね。
品位や、名声だけでなく
人間的な幸せを考えてあげてよ・・・といいたくなってしまうわ。


日本だって、大奥みたいに、妾がいて妻がいて・・という時代もあったわけだし、
時代によっては息苦しいときってあったわけだよね。
そう考えると
なんて今は自由な恋愛ができる時代なの・・・・★


最後に、ジョージアナが亡くなってから愛人 エリザベスと公爵は結婚したと
字幕にあったけれど、
なんだかジョージアナがより可哀想に思えてね・・・・。
亡くなったあととはいえ・・・・

レイフの公爵姿、しかと確認しました・・・★
それ以上のコメントは遠慮させていただきます~~~笑(って↑でだいぶ、ブツブツいっていますね・・)
もっと素敵な役で頼みますよ・・・・笑

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バーナード・アンド・ドリス 

バーナード・アンド・ドリス  (2006年   アメリカ  )

BERNARD AND DORIS

音楽:アレックス・ワーマン
字幕翻訳:野口尊子
ドリス・デューク…スーザン・サランドン
バーナード・ラファティ…レイフ・ファインズ



タバコ大富豪のドリス・デュークと、
アイルランド系執事のバーナード・ラファティとの関係。
死を見取ったというバーナードはかなり個性的な執事であり、ドリスもまた奔放な女性だった。
実話を基にした映画。







感想
     自分のブログでも以前紹介していた「バーナード・アンド・ドリス」
やっと鑑賞にこぎつけました。
うん・・・・これまた、新しいレイフのお姿を見ることができて、お腹一杯状態です…・・笑
実はこのあと、「ある公爵夫人の生涯」をみたものですから、余計この、なよっとしたレイフが
可愛らしく感じてね。映画内容ははともかく、執事として、いつも傍に置いておきたいわ・・・
と真剣に思いました。だって、一度でいいから「下がってよいわ」といって、
誰かに命令したいもの・・・笑。おいしいお食事も運んで欲しいわ。
まあ、この映画の主役のように億万長者ではなければ到底無理な話ですが。


このドリスという女性。私、まったく知りませんでした。
監督さんは「ゴスフォードパーク」にも出演しているボブ・バラバン。


使用人をクビにしたドリス。
このクビにした理由がたいしたことないものなのよね・・。
続いてやってきたのが、風変わりなバーナード。
どうやら、ココに就職するまえは、無職なの。訳ありなのよね。
彼が長らく無職と知って
あら~~、アルコールか麻薬で休んでいたのでしょ?私のお酒は飲まないでね・・・というドリス。
さすが、自分と同じもの、感じとったのかしら、推測力は素晴らしい。


そんな似たもの同士の二人。とくにこれ~~といった、感動エピソードが描かれているわけではないので
映画としての面白みという部分では欠けるのですよね。
ただ、それを補うべく、主演二人が好演。
スーザンの、華やかでそれでいて、ちょっと傲慢さのある振る舞いも、レイフの
なよっとしていながらも、職務に忠実な様など、もうこの2人の演技をみているだけで満足です・・
という映画でしょうか。

ドリスの生活ぶりって、私達凡人が想像できないものばかりなので
そこに感情は入り込めないのですよね。
私生活でいろいろあったようで、(それは映画の特典で真実のドリスというものに描かれていました)
お金はあるけれど、なんだか孤独な人という感じです。
子どもも授かったけれど、すぐ亡くなったみたいですしね。
お金があるということも、ある意味、不幸せな感じ。
なんでも自由にできるのって寂しいものね。
マッチョのツバメを用意したり、年をとってから美容整形をしたり・・。
あのマッチョ系の方とラブラブするって言うのはどういう心境なのかな・・・。


使用人をすぐにクビにするドリスも
バーナード・ラファティ(レイフ・ファインズ★)だけとは、なぜか馬が合って
長く付き合っていられるの。といっても実際は死ぬ前の数年間だけだけどね。
これって、彼が、気が利くってことなのかな。
もうここで言っちゃいますけれど彼ってゲイなのよね。
だから女性の、わがままな部分も、すんなり理解できたのかな。
サポートするにはピッタリなお方。
さらにそれにくわえて、仕事も(執事の仕事)も完璧にやっていたしね。


特典映像によると、
彼女の死んだあとでは、様々な憶測が流れたそう。
バーナードも実際はどういう方かもよくわからない感じだし。

ただ、こうあったんじゃあないのかな・・・という推測の領域で
映画化されていたように感じます。



レイフファンならみましょう・・笑
どんな姿でもこの目でみましょう~~




最初はお葬式みたいな(そうドリスは言っていた)執事特有の黒のスーツ姿ですが
やがて華やかな服を着始めます。
ドリスが、あなたはもっと華やかな色がいいわ~~というんですよね、
ピンクのシャツなんか着て。
なかなか良いではないですか★
そのあとの妙に派手なお洋服は、ちょっと、ちょっと・・・と引きましたけれど・・・笑
バーナードは喜んでいたわね。うれしい~~といって。似合うかは微妙。
あとお化粧もしたりして。
↓こんな感じね。

遠い昔に観た「蜘蛛女のキス」をウィリアムハートみたいですよ。


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また、歌を歌うシーン有り。
ドリスの歌に続いて、こんな感じですか{ルルル~~)なんて控えめに歌う様が
これまた可愛らしいです。


最初の方は、一目見てゲイだ・・とうものはないのですが、
ときよりなよっとした姿を見ることができますので
ハハ~~ンと想像できます。へっぴり腰で、庭の土を運ぶ様とか
冒頭の車から降りる様とかに、笑ってしまう自分がいましたよ(なよなよだよ~~)
後半は見た目、完全にゲイにみえるシーン多々ありです。



二人の作業でランの栽培をするシーンがあります。協力しあった作業。
2人とも寂しかったのかな。この共通の作業の一時が一番幸せだったのかな、ドリス。
植物は世話したらそれだけの成果がでるものね~~


作品の特典の中で実際のお二人の写真もでてきます。
年齢が違いますが、バーナードは映画とはイメージは違うかな。
でっぷりです。


髪を伸ばしてピアスをして、ノレスの香水(ドリスが勧めたんだって)つけてのレイフ様。


ほら~~~、あなたのお腹も一杯になるでしょ?
いろんな意味でね・・・笑





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永遠のこどもたち 

永遠のこどもたち  (2007  スペイン・メキシコ)

EL ORFANATO
THE ORPHANAGE

監督: J・A・バヨナ
製作: マル・タルガローナ
ホアキン・パドロ
アルバロ・アウグスティン
製作総指揮: ギレルモ・デル・トロ
脚本: セルヒオ・G・サンチェス
撮影: オスカル・ファウラ
美術監督: ジョセプ・ロセル
編集: エレーナ・ルイス
音楽: フェルナンド・ベラスケス
出演: ベレン・ルエダ ラウラ
フェルナンド・カヨ カルロス
ロジェール・プリンセプ シモン
ジェラルディン・チャップリン 霊媒師
マベル・リベラ ピラール
モンセラート・カルーヤ ベニグナ
アンドレス・ヘルトルディクス
エドガール・ビバル


「パンズ・ラビリンス」「デビルズ・バックボーン」のギレルモ・デル・トロ製作。
海辺に建つ古い孤児院。
ラウラはやがてそこから里親に引き取られる。
数十年後。
ラウラは医者である夫カルロスと7歳の息子シモンと共に、この孤児院を家として暮らし始めた。
彼女はやがてここを、障害を持つ子どもたちのための施設として使おうとしていたのだ。
そんな中、病気を患っているシモンは想像上の友達と頻繁に遊ぶようになる。
施設の開園を祝うパーティの日。
シモンは突然姿を決してしまう。
ラウラは懸命に探すのだが。



感想


これも今頃鑑賞。
パンズ・ラビリンスの雰囲気に似た、ファンタジックなホラー映画でした(パンズ~~は感想UPしていませんが
観ています★)

怖い映画というのは聞いていましたけれど、
怖いという印象よりもせつなさの方が際立っていたかな・・
いなくなってしまった子を探す母親の心境が
グサグサ胸に迫ってきて、つらかったわ。
私だってこんな状況下だったとしても絶対あきらめないよ・・・と共感してしまったのでした。
この生死がわからない状態でず~~とというのは、苦しいよね。
世の中にはこういう突然いなくなってしまった子供というのがいるじゃないですか。
現実に存在するんだもの。
単なる映画上のお話と片付けられない風にも思えるのよね。

いろいろはっきりしない部分もあるのだけれど、
孤児院の子供たちの事件について・・・とか
あの覆面をかぶった子供がどういう経緯で死んでしまったのかとか・・


でも、伏線もしっかりはってあって、
過去と現在のつながりもなるほど・・と納得でき
よくできた作品ですよね。

なにより、・・こういうラストで締めくくったということで
一段上のホラーとなっていますものね。
感動したホラーということ。


ああいう母親の決断は、自分ならするのだろうか・・というと
それはまた別問題なんだけれど・・・・・。
子供たちの無邪気な微笑みをみていたら
これでよかったのねという気持ちに自然となるから不思議ですよね。


言葉を連想させて、その単語から、お話を語り始めるというのが素敵でした。
子供は物語を聞くのが大好きなんだよね・・・


唯一グロイといわれる
あの孤児院で昔働いていたという女性の交通事故死の場面。
鑑賞中、うちのテレビにちょうど、光が反射してしまったのか(昼間の太陽光)
はっきりみえなかったわ。
もう一度そこだけみるのはいやだけど。


だるまさんが転んだ・・に似た遊び(いや、ほとんどそのものだったけれど)
この国でもあるのね・・・。
冒頭と最後に出てきたけれど。
ああやって徐々に人影が増えていくのって
怖いよね・・・。こんな何気ない遊びでも怖さを感じるのね。

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またまた・・

またまた・・・・・・更新が滞っていますね・・笑

こういったこと書く暇があれば、ブログ内容に応じた記事を書けば・・というのに
いや、ちょっと、気分転換ということで。


アカデミー賞はハートロッカーでしたね。
てっきりアバターかと思ったのですが(巷の声から・・・)
やっぱり、臨場感溢れる生身の人間の映画のほうが、審査員の目にとまったということでしょうか。
まだ見ていないのでわかりませんが、いつか確認したいです。
レイフ・・本当に出ているの?・・・見た方教えて・・。



そろそろ、春休みになるので、映画鑑賞もまたお預けかしら。
って、まだ今年になって劇場、一本しか見ていないのよね・・・
すごい・・・この調子でいくと、年末のベストは出せないよね・・・笑




とりあえず、先の話だけれど、アリス・イン・ワンダーランドの
前売りを買いました。
これは子も乗り気なの。楽しみ~~
3Dにしようかな、どうしようかな。
この作品、かなり前から前売り出ているのよね。
実は今回第三弾の前売り特典の、ストラップが欲しくて。
3月6日発売だったでしょ。

すぐにゲットすればよかったのに、8日に買いに行ったら、
お目当てのキャラがなかったよ・・・・・泣。



今手元にあるのは
赤の女王と白の女王。
これしかなかったんだもの。
本当はアリスかうさちゃんがよかった・・・・・。(子の意見)


まあ、ちょっと人相悪いけれど、良く見れば可愛い赤の女王かも。
画像は公式ページでみてね。




今週は4本もお家で映画観たのよ。
のちのちUPするので、お待ちくださいませ・・・・★(誰が~~~笑)




ではでは・・
あ・・・見た映画はもちろん、レイフ作品だよ~~~ん。あんな姿やこんな姿でお腹一杯だよ・・・・・笑




後悔と真実の色    著  貫井 徳郎

後悔と真実の色    著  貫井 徳郎




若い女性を襲い、死体から人指し指を切り取る連続殺人魔が社会を震えさせていた。
彼は「指蒐集家」と自分を呼び、ネットを使って警察を翻弄させる。
そんな中、警察たちは、捜査に一心に取り組むが・・・。
捜査一課のエース、西條輝司はある出来事をきかっけに運命が変わってしまう。





感想    貫井さんの新作。

前半は警察内部の足の引っ張り合い。登場人物が多く人間関係を整理していくのが大変でした。
捜査一課の警備補、西條は名探偵と呼ばれるほど、優秀で、見かけも良い・・。
その西條に劣等感を抱くゆえ、憎悪を感じる、機動捜査隊の警部補、綿引。
西條に情報を流してくれる単純男、同僚山根こと、トム。
西條と捜査でペアーを組むのが巡査の大崎。
綿引とペアーを組むのが金森巡査部長。
他にもマスコミと仲が良く、女好きの村越や野田係長・・・などなど。

多くの人間が様々な思惑をもちながら事件を捜査していく過程が面白いです。


前半はこの刑事達の群像劇のようで特に誰といって焦点をあてていないのですが
後半は西條刑事が物語の核になります。


西條刑事は本当に可哀想な運命をたどってしまうんです。
彼は妻と子もいますが家庭は冷え切っていて愛人がいる身。
彼に原因があるといえばそうですが
奥さんがあまり理解がないのでは・・・と思ってしまうかな。
もう少し刑事の彼を理解してあげれば、こんな冷え切った家庭にはならなかったはず。


この西條を憎むのが綿引という刑事なのですが
劣等感ゆえの憎悪のようです。
西條刑事は見た目よしで、優秀ですからね。
対する綿引は出世もせず、奥さんが交通事故で子どもは障害を持つ身。
生活も厳しく、なにごともスマートにこなす、西條がうらやましくてしかたがないようです。
そんなに妬まなくても・・憎まなくても・・と思わなくもないのですが・・
決定的に何か事件があったわけでもなく、ただただ虫が好かないというだけで
憎まれたら西條も可哀想。




警察内の人間模様も注目ですが、もちろん、ミステリー的要素でもある犯人探しも
なかなか面白かったです。
多くの感想でも聞かれるように、だいたいの犯人がわかるんですよね。
(私でもわかった・・・)
伏線もちょっとはられていますし。
でも一つ疑問な部分があったので、そこが知りたいためにやっぱり最後まで読み、
そうきたのね・・・・そういうトリックだったのね・・・と知ることで
初めてスッキリ感を覚えました。


動機については、そんなことで、犯罪に手を染めるの?と思わなくもないですが、
もともと心の中に願望というか、モヤモヤ感があって
なにかの拍子にスイッチが入ってしまったのかな・・・と考えるのと
納得できなくもないのかなと今になってみれば思いますね。
人間てそういうところありますし。



悲惨な運命をたどる西條は読んでいていていたたまれなかったのですが
最後のホームレスとの心の触れ合いには
なにかホッとするものも感じました。



政治家の話は完全にミスリードだったのですね。
捜査もあらゆる可能性を考えないといけないので大変。


時間を忘れ、のめり込んで読んでしまう本でした。
ミステリー本はこうでないとね。

あ・・・・題名からはちょっと想像できないお話でもありますよね。
しみじみ考えればなるほどと思いますが。
ブルーの装丁もお話の流れからいうとちょっと違うかも・・・と感じましたけど・・・笑
真実の色ということでしょか。でも中身はブルーではなかったからな~~









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