明日の空   著  貫井 徳郎

明日の空   著  貫井 徳郎




両親は日本人ながらアメリカで生まれ育った栄美.
高校3年生で
初めて日本へ。
クラスメイトとも馴染、素敵な男の子、飛鳥部君とも良い仲に。
しかし、2人きりのデートを試みるたびに
変な出来事が起こる・・



感想



貫井さんの、青春ミステリーかな。
こういうジャンルは珍しいかも。
私がいつも読んでいる貫井作品は、重厚なものが多いから。



物語は第一章・・・栄美の高校生活。

第二章・・・六本木で外国人に声をかける、男の子と
黒人のアンディの友情物語

第三章・・・栄美の大学生活


と、構成されます。

第一章、第二章で疑問に感じたことが第三章で、すっかり解決するっていうことかな。


そうだったんだ・・・・という意外な展開ではあります。
ポイントは
第2章の、主人公が一体誰か
どういうかかわりがあるのか・・・かな。



私は、てっきり、飛鳥部君と思っていたけど…笑・・・これはミスリードね。



第一章の小金井志郎君、こんなに重要な人物だとは思いもしなかったです。



ラストの真相がわかる場面では
確かに
驚きはあるのですが、ちょっと強引すぎる部分も感じます。
それは無理なのでは・・・と思うことも。
そこまでするかな・・・とか。
でも、
明日の空・・・という題名に結びつくと思うのですが
小金井君が
明日の天気について、述べる個所なんかは
ちょっと感動も覚えたりします。
気軽に読める作品になっていると思います。
ちょっと悲しいけどね。



明日の空
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波打ち際の蛍   著  島本理生

波打ち際の蛍   著  島本理生



川本麻由は通院先の病院で植村蛍と出会う。
彼女は昔付き合っていた恋人にDVをうけ、心に傷をおっていた。
新しい恋に踏み出したいのに、過去のトラウマが自分を苦しめる・・・
蛍との恋愛の行方は・・・




感想



島本さんの、少し前の(2008年)の恋愛小説。
この間読んだ本が、「大きな熊・・・・」。
ちょっと内容がかぶってしまって、ああ・・また、DVなのね・・・と沈んだ気持ちになってしまったけれど、
文体の美しさに惹かれて、一気に読んでしまいました。

DVをうけた女性の心の傷が本当、生々しく伝わってくるのよね・・
実際、経験がないので、
どのような心境かは想像の範囲でしかないわけだけれど、
それでも、こういう気持ちになってしまうのは、当然だよね・・・と
納得できるだけのものが、ありました。

絶対、自分はそうなりたくないわ・・・とも同時に思ったし
自分の子にはそういう恋愛経験はしてほしくないと願ったり。


好きな男がそうだったら・・どうなんでしょうね。
見た目じゃあわからないだろうし・・
どうなの?そういうオーラーって漂っているのかな。
島本さんの作品に出てくるDV男っていうのは
だいたいパターンはあるようだけれど。



蛍って・・・彼女の前に現れる男性の名前だったんですね。
この彼・・・彼女よりもず~と年上で
包容力もあり
何よりも優しい・・・。
優しすぎてかえって不安感も漂ってしまうほど。



昔の恋人と平気で自分の誕生日にお出かけをしてしまうという、無神経さ。
これは、無神経っていうんだよね?
そんな重要な意味はないといっても、客観的にみて、
容認できるような行動とは思えないけど。(かたすぎるか・・笑)

一方の麻由には、、暴力恋人と、別れさせるために
力を貸してくれた、頼りになるいとこのさとる君がいたりする。
この、さとる君、いとこにしては、面倒見が非常に良いし、
読んでいて性格的にもいい感じで、お友達になりたいほどではあったけれど、
実際、こういういとこがいたりすると、違った意味で心配でもあるよね。
変に勘ぐってしまったりするから。
親だって、どうよ・・・あの2人と思うだろうし、当然、麻由を好きな人は
気になる存在だと感じるんじゃあないかな。
まあ、さとる君は、彼女いつもいるようだし、
麻由をあくまでも、いとことしてみているだけだと思うけれど(十分わかるけれどね)
読んでいて、実際いるのこういう親戚?と思ってしまうのは致し方ないか。


物語は、
麻由と蛍の恋の行方・・がテーマ。



なかなか、近づけない2人。
思いあってはいるんだけれど、
麻由の体の方が、思うようにいかないの。



それでも・・・それでも
いいといってくれる・・
蛍さんが・・・
大人・・・。


葉山先生とかぶる部分はあったのだけれど、
あちらの設定とはまた違った関係なので
素直に、2人を応援する気持ちで読むことができました。
ラストも希望を感じるようで
素敵でした。


きっと、よい方向に事は進むって……★



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月の恋人    著  道尾秀介

月の恋人 道尾秀介



青年社長・葉月蓮介。
彼は、恋人に裏切られ、ふらりと上海に来た弥生と、夜の町で出会う。
蓮介と、弥生、さらにそこに、美しい中国人モデルの彼女も絡んで
物語は進行していく・・。




感想   

道尾さんが、月9のために、執筆したという恋愛小説。
設定等もろもろ、制約もあったようなので、書きたくて書いたというのとは
ちょっと違うでしょうね・・・・。
道尾さんらしさ・・・というのは確かに感じられるけれど、やっぱり
無理やりまとめてしまったという感じもして
他の作品に比べ
今一歩、魅力が感じられなかったかな。
たぶん、道尾さん作品という知識がなかったら、
読まなかったと思います。


ドラマの原作とはいうものの、
実際のドラマとははだいぶ違うそうです。(ドラマ化にあたっていろいろあったのでしょうね)
本のあとがきにそのことについては、道尾さん自身が多少触れています。



ドラマは初回の最後だけ観ました。
キムタクが、10円玉のアメンボのことを話題にしているシーンあたり。
それ以降はまったくみていないのですが
蓮介=キムタクというイメージが頭の中に定着してしまって、
本の最中もそのイメージで読んでしまいました。

ただし、
本の中の弥生さんはドラマには出てこないので(「弥生」は「篠原涼子」ではないのです!!)
イメージはなし・・・・です。



舞台は上海。
やり手の若い社長。
一方は恋人に裏切られた、普通の女性。
ドラマっぽい設定すぎて、イマイチのれませんでした。


弥生の行きつけの飲み屋さんの常連さんとの会話や
中国人モデルと父親の関係
そのモデルと弥生との友情関係などなど・・・
いろいろな要素も入っていて
退屈はしなかったけれど、
やっぱり、予定調和な感じがして結局、あの2人がくっつくのね・・・というのが
わかりきっていたのが
残念でした。
中国人モデルは思ったより、2人の恋に絡んでこなかったしね。


可もなく不可もなしという感じです。

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スリープ     著  乾  くるみ

スリープ   著  乾 くるみ



2006年、「科学のちから」というテレビ番組でレポーターだった中2の
少女、羽鳥亜里沙(アリサ)。彼女はある研究所を取材したあと、突然行方がわからなくなった。
その研究所では、冷凍睡眠装置を研究していたのだ。

そして、30年後。アリサはある装置の中で目覚める。
世界は2036年。彼女の傍には、白衣を着た男性がいる。
彼は、同じ中学生リポーターだった戸松鋭二。
彼は・・きみはあの時事故にあって、今までず~~と眠っていたのだと・・・、言うのだが。






感想

乾作品は、「イニシエーション・ラブ」しか読んでいないのですが
あの衝撃を再び・・・という思いがあって、六年ぶりの長編書き下ろしのこの作品に手を出しました。



今回はSF.
30年後の世界が描かれます。



難しい科学用語がバシバシでてきますので、苦手な人はきついかも。
それをとりあえず、乗越えれば、
意外な結末が待っていますのでとにかく
頑張りましょう~~~笑

科学的な部分はよくわからないところもありましたが、なんとなく流れで読んだところもあります。
でも、30年後の世界ってとっても興味深かったので、そういう描写がでてくると
食い入るように見てしまったかな。
こうなればいいな・・・って言う願望もありましたし。
実際、ソレに近い世界になっているかもしれませんしね。

中学生のアリサが目覚めると
そこは30年後の世界。でもアリサ自身は14歳のままなんですよね。
ということは、傍にいる戸松君は44歳。当然、その頃の関係者は皆年をとっているんです。

とにかく、アリサは身を隠すしかない。
目覚めたと言うことがわかるとまずいからです。
そして戸松鋭二との逃亡生活が始まります。


30年後の世界ですか?
面白いです。

マスクで容姿を簡単に変えられたり、洋服をきたままでシャワー。
濡れたものも一瞬のうちに乾いちゃいます。
また、テレビは全て有料でみたいものをお金を払ってみる・・
政治、経済もかなり変化。
五千円札の人物が豊臣秀吉、千円札の人物が上杉鷹山になっています。
また、道州制がとられていたりします。
いや~~~、よくここまでイメージ膨らませたよね・・・と感心です。



主人公のアリサは美少女。当時の世間みなの、憧れ的な存在でした。
もちろん、頭も抜群に良い。
そんな少女が、30年後そのままの姿で現れてという設定自体に
読者もワクワクしてしまうんでしょうね。
ほっておけないじゃないですか?
そんな可愛い子を。
どうなるのその後?と気になるじゃあないですか?


初めて好きになった女性を永遠に守り続けたい・・その当時のままで・・・
熱い思いが科学の進歩に伴って
意外な行動になってしまったという
ちょっと悲しくもある物語です。



最後の意外性・・・・是非楽しんでくださいね。




supi-pu  nukui

ぼくのエリ 200歳の少女

ぼくのエリ 200歳の少女 (2008  スウェーデン)


LAT DEN RATTE KOMMA IN
LET THE RIGHT ONE IN




監督: トーマス・アルフレッドソン
原作: ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
『モールス』(ハヤカワ文庫刊)
脚本: ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
撮影: ホイテ・ヴァン・ホイテマ
美術: エヴァ・ノーレン
編集: トーマス・アルフレッドソン
ディノ・ヨンサーテル
音楽: ヨハン・セーデルクヴィスト
出演: カーレ・ヘーデブラント オスカー
リーナ・レアンデション エリ
ペール・ラグナー

舞台は ストックホルム郊外の小さな町。
母親と2人暮しの12歳のオスカー。学校ではいじめられ、悩みを打ち明けられる友達もいず、
孤独な身。そんなオスカーの家の隣に一人の少女が越してきた。
名前はエリ。だいたい12歳というこの女の子は、夜にならないと現れない。
しだいに、エリに惹かれるオスカー。
その頃、町では、血が抜きとられて殺害されるという恐ろしい事件が起こっていた。





感想  


世界各国で数々の賞をとっている今作。やっと日本公開です。
東京では銀座のみということで、久々に遠征してきました・・・根性・・・笑
それだけの価値のある作品でしたよ。


良いですね・・・北欧ならではの、静謐な雰囲気が好きな人にはたまらないでしょう。私も好き★
ストックホルムの雪深い景色ばかりが映し出されますので、
この時期の鑑賞、暑い夏に観る、ミスマッチさも
印象的です。涼しげ・・・いや、この寒々しさが体にいい感じ~~笑


ホラーというジャンルですが(ある程度のグロイ描写もあり)
恋愛要素の方が大きいので、ホラーファン以外の方にも是非是非見てほしい作品です。
12歳の初恋・・・
大人への階段・・・
甘酸っぱいような息苦しい思い・・・
わりと淡々と描かれ、交わす言葉もあまり多くないのですが、
醸し出す雰囲気で、十分察することができます・・。


原作はヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト の「モールス」。
邦題とはまったく違うのですが、この、モールスは、オスカーとエリの
コミュニケーション手段の一つとして使われるモールス信号のことかな・・・と思います。
じゃあ、映画の原題は?というと
こちらは、LET THE RIGHT ONE IN。
正しいもの→THE RIGHT ONE を招きなさい・・・という感じなのかな。
そもそも、ヴァンパイアは相手の家に入るとき、「入れてくれ」と頼むようです。それで
相手が「いいよ・・・入っていいよ」と言わないと入れないとか・・・。
そんな言い伝えからこの題名が付いたようです。


映画でも、父親と思しき、男が入院する病院にエリが現れ
「入っていい?」と頼んでいますし、
少年オスカーの家に入る時も「いい?」と言っていますからね。
ここらへんの、ヴァンパイア独自のならわし?は知っていた方がより楽しめるのかなと思います。

また、オスカーが家に招き入れるということは・・・エリを受け入れるという意味にも
なりますので(吸血鬼だしね)そういうところの意味合いも原題にはあるのかな。


原作者はこの映画の脚本も担当していますので、原作の雰囲気を損なうことなく、良い意味で
映画の独自性を際立てさせ、いい出来になっているのかと思いますね。
エリとオスカー中心の物語にしている・・・
原作は未読ですが、原作との違いは(端折った部分)
いろいろあるようです。
今回、パンフ購入し、その端折った部分についても、きちんと理解しましたので、
自分としてはなるほど・・・・と大いに納得しております。
(ここでは書かないよ・・・・)


きっと、原作を読んでいる人といない人では、みかたが変わってくるような作品だと思います。

ということで、映画のみの感想・・(やっとかい・・・笑)


映画は、はっきり描かれない部分が多くあります。
それゆえ、想像力が働きますね。
意味ありげなシーンもあるのですが、一切親切な説明なし。


たとえば・・エリと父親とおぼしき男との関係(原作ではかなり不適切な関係のよう・・)
男はどうもヴァンパイアではない様子。人間だね。
人を殺し、その血を採集しようと試みるがことごとく失敗する・・。
エリに人を襲うようなことをしてほしくないんでしょうね。じゃあ、自分がと思うのだが
なんだか不器用で、情けない感じ。最初の殺人で、失敗したときにエリにどやされていた感じ
(声のみ聞こえる・・・)だから、見た目は大人・子供だけれど、完全にエリに支配されている(リードされている・・)関係のように感じました。まあ、エリは長く生きているから当然、だけどね・・笑

オスカーの家庭は
親が離婚しているのかな・・
でも父親とはたまに会うことができる関係のよう。
母親は身近にいるけれど、オスカーの気持ちはわからないみたい。
いじめられて帰ってきても、全然気づかないしね(親なら気付かないとね)
父親は、イケメンさんでした・・・笑
はっきりしなかったけれど、意味ありげな男友達がお家に来ると、オスカーをないがしろにしている感じ
だったので、どうやら、男の恋人がいるんじゃないかと推測(観た人、そう感じなかった?)

想像に頼る部分も多くそれもまた楽しいです。



孤独な少年だからこそ、エリは自分を理解してくれると感じたのだと思うし
(ヴァンパイアならではの孤独感に通じることと同じ思いか)
少年はエリによって励まされ、初めて自分の殻を破ることができたのだと思います。
人も殺す・・そんな非情な場面をみても、彼女を突き放すことができなかったのは
もはや、オスカーにとって、世界はエリのみでしか、なかったからなのかな。

「相手を殺してでも生き残りたいという思い・・・」エリはその強い思いがあったからこそ
200年もの間、生き続けてきたんでしょうね。
オスカーは彼女のそのパワーも、魅力の一つになっていたのだと思うわ。
自分にはないような強さが・・。彼がこれから先も生きるのに、必要だったのは
強さだったのだから。


ただ、2人の間には、変えられないものがあるの。
それは時間。永遠を与えられているのはエリだけだから。
オスカーはかつてエリと行動を共にしていた男と同様、やがて年をとってしまうのだから・・
それともオスカーはヴァンパイアの道をたどるのかしら。
どちらにしろ、
いずれ彼らは選択を迫られるかもしれないよね。
そんな未来を予想しながらのあのラストは、
幸せなのか、もの悲しいのか、わからない、複雑な心境に、観る者を
陥らせるの。
なんだか、言葉に表せないようなせつなさを感じるわ。


子役の2人。
オスカー少年は、金髪で、真っ白で透き通るような肌の持ち主。お肌もつるつる~~(当たり前)
少年なんだけれど、弱弱しくって、女性的な雰囲気の子供で
お人形さんのようで素敵でした。

対する、エリ。黒髪で、お目目が大きく、エキゾチックな大人びた顔立ちなのよね。
ただし、邦題ですでにわかるように、このエリはヴァンパイアだから、血がなくなったときは顔色も非常に悪く、
やつれ顔になるの。急に怖い感じの顔立ちにもなるわけ。元気な時は(血で満たされる)可愛くも感じるけどね。
その使い分けがなかなか良かったわ。血の涙も迫力あったし。



最後に二つ言わせてね。

一つは
グロイと思われる部分(ラスト一か所かな)。
考えてみれば、かなりハードなシーンですけれど、
同時に感動も覚えるシーンにもなっています。
演出的に本当綺麗に処理されていますので、←綺麗っていう表現では変かもしれないが
生々しさがあまり感じられません。苦手な人(←私でも、全然平気)でも
落ち着いて受け止めることができます。


もう一つは例のぼかし部分(鑑賞時に念押しされます。)
あれは、深い意味があるそうです。原作には記載されている模様。
いわゆるよくあるぼかしとは意味合いが違うのよね。
こういうところを曖昧にすると
鑑賞時の面白さも半減すると思うのですが・・・・。
彼女が女の子じゃなくでも、好き?と聞く場面も違って感じられますからね。





リメイクもすでに予告が出回っていますよね。
出演者が気になりますが
オリジナルと同じ雰囲気は出せないでしょうね~~。
比べる意味で鑑賞するかどうかは微妙です。



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ビューティフル  

ビューティフル  (2008 オーストラリア  )



監督: ディーン・オフラハーティ
製作: ケント・スミス
製作総指揮: マット・ハーン
脚本: ディーン・オフラハーティ
撮影: ケント・スミス
プロダクションデ
ザイン: ロバート・ウェッブ
衣装デザイン: マリオット・カー
音楽: ポール・マック
出演: ペータ・ウィルソン
アーロン・ジェフリー
エリック・トムソン
セバスチャン・グレゴリー
タヒーナ・トッツィ
ソクラティス・オットー
デボラ=リー・ファーネス


高級住宅街、サンシャイン・ヒルズ。
住人ダニエルは内気な少年。
彼はカメラを片手に
近所の色っぽい女の子、スージーを覗き見する毎日。
そんなとき、
彼女と接近する機会が。
この町では、前から女の子が時折、行方不明になる事件が起きていた。
そしてその町にすむある住人が何やら怪しいと・・。

スージーは、ダニエルを誘惑し、そこの怪しい家の住人が何か事件に関与していないかどうか
調べてくれ・・・と頼みごとをする。




感想

オーストラリア映画で未公開。
たぶん、観た人も少ないこの作品。
なぜチェックしたかというと、監督:ディーン・オフラハーティという方が
『明日/君がいない』の(プロデューサー)の方だったから。
あの映画、面白かったからね~~


で・・・この映画は。
不思議な感じです。

映像はとってもきれいですよ。


サスペンス映画ということで事件も起こるのですが・・・。


犯人がいて・・・つかまって・・・というかたにハマったようなお話ではないの。


事件というのは、ある種、カモフラージュ的な要素で
要は
この高級住宅の住人たちの、独特のいやらしさを描いたような作品だったかな。
憶測、噂話で
物語ができてしまうことの怖さかな・・・。

誰がどんな過去を抱えているかわからないけれど、
人って
それを面白おかしく
脚色してしまう、恐ろしさを持っているということ。


事実はどこにあるんだろう・・・


少女たちの行方不明事件というのは実際、本当にあったのだろうか。


どこかで事実を捻じ曲げてしまっているのだろうか。


美しさで、思春期の少年を惑わしてしまう怖さ。
女の子のしたたかさかな・・・。これもこの年齢特有なのかもしれないよね。


ダニエルのお母さんは
なぜ死んだんだろう。自殺かな。
お父さんがあの場でダニエルを逃がし、自殺してしまったのは
彼を罪から救うためなのかな。
いろいろ疑問もあるけれど、
未公開にしてはまあまあ、かなと思っています・・・笑
でも、人に面白いから是非見て・・・とまでは薦められないかな。

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フェノミナン

フェノミナン (1996  アメリカ)

PHENOMENON


監督: ジョン・タートルトーブ
製作: バーバラ・ボイル
マイケル・テイラー
脚本: ジェラルド・ディペゴ
撮影: フェドン・パパマイケル
音楽: トーマス・ニューマン
主題歌: エリック・クラプトン
“Change the World”
出演: ジョン・トラヴォルタ
キーラ・セジウィック
フォレスト・ウィッテカー
ロバート・デュヴァル
デヴィッド・ギャラガー
ジェフリー・デマン
ブレント・スピナー
エリザベス・ナンジアト
ジェームズ・キーン

カリフォルニアの小さな町ハーモン。
自動車整備工のジョージは38歳の誕生日の晩、不思議な光を浴びる。
その後、超能力をもち
天才的な能力を数々発揮するようになる。
彼には、片思いの相手レイスがいるが
2人の仲はなかなか進展しない。
やがてジョージは人並み外れた能力から、町の人々に気味悪く思われるのだが。



感想   題名は知っていたのですが、今まで未見。今回、深夜放送枠で放映されたのでチェック。


良かったわ・・・トラボルタ・
今まで恋愛映画の主人公というイメージは私の中ではなかった方だったんだけれど、
この役のこのキャラは本当に似合っていて、とっても良かったです。


SFものと思いきや、まさかこんな展開とはという驚きもあり、
最後の最後は、泣いてしまいました。
感動だよ・・・。


正直、主人公の天才ぶりの真相が明らかになる後半の展開には
強引な部分も感じるのだけれど、(そんなことあるの・・・)でも
それにこだわることなく、みれてしまうのは
主人公の性格の良さ。

また、彼が他人の幸せのためにどんな行動をとるのか、
愛する人のためにどんな接し方をするのか・・・
そこが、実に、さわやかで、観ていて自然と心が温かくなってしまうの。


片思いの彼女がいる場合、やたら押しつけがましく愛をアピールする主人公が
いたりするけれど、この物語の彼は控えめ。
あくまでも、彼女の気持ちを尊重するの。
そこがいじらしくて良いわ・・


後半の、ひげそり場面なんて、キュンキュンしちゃいました。
また、あのラストの別れね~~



もちろん、主題歌のクラプトンの『Change the World』
申し分なく、良いです。



未見なら是非みてね・・・・とお勧めしたい一本です。

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