悪人

悪人   (2010  日本)


監督: 李相日
製作: 島谷能成
服部洋
町田智子
北川直樹
宮路敬久
堀義貴
畠中達郎
喜多埜裕明
大宮敏靖
宇留間和基
プロデューサー: 仁平知世
川村元気
エグゼクティブプ
ロデューサー: 市川南
塚田泰浩
ラインプロデュー
サー: 鈴木嘉弘
原作: 吉田修一
脚本: 吉田修一
李相日
撮影: 笠松則通
美術: 杉本亮
美術監督: 種田陽平
編集: 今井剛
音楽: 久石譲
音楽プロデューサ
ー: 岩瀬政雄
杉田寿宏
主題歌: 福原美穂
『Your Story』
スクリプター: 松澤一美
ヘアメイク: 豊川京子
衣裳デザイン: 小川久美子
照明: 岩下和裕
装飾: 田口貴久
録音: 白取貢
助監督: 久万真路
出演: 妻夫木聡 清水祐一
深津絵里 馬込光代
岡田将生 増尾圭吾
満島ひかり 石橋佳乃
塩見三省 佐野刑事
池内万作 久保刑事
光石研 矢島憲夫
余貴美子 清水依子
井川比佐志 清水勝治
松尾スズキ 堤下
山田キヌヲ 馬込珠代
韓英恵 谷元沙里
中村絢香 安達眞子
宮崎美子 石橋里子
永山絢斗 鶴田公紀
樹木希林 清水房江
柄本明 石橋佳男




 芥川賞作家・吉田修一の同名ベストセラーの映画化。
長崎の漁村。
年老いた祖父母の面倒をみながら土木作業員として暮らす青年、清水祐一。
ある日彼は、出会い系サイトで知り合った福岡の保険外交員・石橋佳乃を殺害しまう。
しかし、捜査に浮かんできたのは福岡の裕福なイケメン大学生・増尾圭吾。
祖母にその事実を聞かされながらも、自分のもとに捜査の手が及ぶ不安を隠しきれない祐一。
そんなとき、新たなメールが彼のもとに届く。
佐賀の女性・馬込光代。
祐一は彼女からのメールに返事を出す。佐賀駅で会おうと・・・。
紳士服量販店に勤め、アパートで妹と2人暮らしの彼女。
彼女もまた祐一と同じ孤独を抱えていた。
2人は出会ってすぐに関係を結ぶのだが・・









感想  


今年話題になった作品の上位にくると思われる「悪人」。
このままスルーしてDVDか・・・と思っていたのですが、時間があき、
鑑賞する機会に恵まれました。


大きな画面で観て良かったです★


深津さんが賞をとったことで注目されていたようですが、この映画、深津さん以外の
出演者も皆、良い感じでした。
ボンボンでチャラ子大学生の岡田君に
なんだか空気の読めない見栄っ張りの満島ひかり ちゃん。
ものすごくハマっていました。

こういう男女、身近にいませんか?いますよね・・。
必ずや、どこかにいるもんです。
2人ともうまいな~~~。


原作はすでに読んでいたので、ストーリーの流れ自体は把握済み。
自分の頭だけで理解していた世界が
俳優さんたちの演技によって映像という世界に映し出されると、やっぱり
胸に迫ってくるものあります。

視覚的に刺激されると読書の時とはまた違った感情が呼び起こされるんですよね~~。


事件にかかわるいろんな立場の人々。
被害者の家族と加害者の家族・・・そのどちらの立場にも感情を寄せてしまった気がします。

私はああいう保険外交員みたいな女性は
個人的には好きなタイプではありませんが(←同性なら嫌われるタイプよね~~)
親の立場になると別。
周りからどんなに嫌な子だと言われようとも、子は子。
親としては最愛のわが子がこういう形でなくなってしまったら、やっぱり、
悲しみのどん底に陥ると思います。


対する、祐一のおばあちゃんもね・・・、こちらの立場になってみても
またまた切ない。苦労して育ててきただろうに・・・。
バスの運転手さんも言っていたけれど、ばあさんが悪いわけでもない・・という
セリフ・・・うなずきながら聞いていました。



細かい部分(動作とか言動とか・・・)から、事件にかかわった人たちの苦しみ、悲しみがひしひしと感じられて
説得力ありました。
自分だったらどうよ・・・とはあまり深く考えたくない感じでもあったかな。(怖くて)




じゃあ、祐一と光代のことは。
う~~ん、難しいよね。
深津絵里さん演じる 馬込光代。
殺人犯と聞いてもなお、逃亡しようという心境。


年老いた祖父母の面倒をみながら、孤独に毎日を過ごす祐一。


2人とも、生活範囲が狭くて、来る日も来る日も同じような退屈な毎日を送っているわけでしょ?
誰かに愛されたい…出会いたいって・・・必死な思いで夢見ていたんだろうね。
でも2人とも口下手みたいで、顏見ないメールなような手段でないと
本心もなかなか打ち明けられない・・・。
なんだか、とっても寂しい生活の2人だよね。

彼ら、彼女らのはかりきれない孤独感というものは、私には理解しようと思っても
理解しきれないのかもしれない・・・・わ。
身近にたくさん人がいて、本当の孤独感味わったことないような自分には・・・。


この映画を見てね、
恵まれた環境とは言えない2人の男女が、こういう運命をたどってしまうことしかできなかったというのが
悲しく思ったわ。
環境が人を変えてしまうっていうことはやっぱり、あるような気がする・・・。
愛に包まれて、たくさんの世界を知って
その中で多くの価値観を知れば、もっと人は輝いていけるのに。
現実的に、そうできない環境に置かれている人って、いるんだよね。
もちろん、だからといって、
それがすべて不幸だとは思わないし、必ずしも不幸になってしまうとは言えないけれど。
人とかかわらなければ、それだけ、視野もせまくなるよね。
祐一が怒りにまかせて
人を殺してしまったのも、どこかで食い止められる理性が彼にあれば良かったのに。




世の中には
なくそうと思ってもからず、罪=悪があるよね。
それを法で裁くのが一般的。
だから、世間の目が、悪と善の分け目をしっかり求めてしまうのは致し方がないと思うわ。
ただ、人は、ちょっとしたタイミングで、悪にも善にもなりゆるっていうもことありゆるのだと思うの。
そういう怖さも皆もっているよね。
また、
悪という定義をしていても、それがまかり通っている事例はたくさんあるよね。
この映画でもいくつか出てきたけれど。
そう考えると、一概にこっちが悪くてこっちが良くって・・と決められないものもたくさんある・・・


難しいよね。
そこに人の感情も入り乱れて。



でも・・・・読書の感想にも書いたのだけれど、
人は殺してはいけないということだけは私は常に思っているわ。
たとえ嫌な奴でも、憎くても・・・。
死んだらその人は終わり。でも、自分は生きていけるんだから。
勝手に他人がその人の命を終わりにする権利はないはずだと思うから。




祐一は、光代と会うまでは、彼女を殺したことに罪悪感を感じていなかった・・・
でも光代とあったことで自分の罪の重さに苦しみ始めたよね。


それってやっぱり、自分を大切にしてくれる人、自分が大切に思ってくれる人が
いるか・・いないかで・・・変わってきたってことだよね?

愛してほしかったのかな・・・。

母親と別れているから、甘えたい欲しっていた感じだよね?
自分は悪くないって、無条件に抱きしめてくれる人が欲しかったってことだよね?
光代には母を求めていた感じ。
妻夫木君、母性本能感じされるからね・・。
悪役ということでかなりイメチェンしていたけれど、どこか、守ってあげたいと
思わせるものが漂っていたのは(←私だけ?)やっぱり彼自身の持ち味が
完全には消えていないんじゃあないのかな・・と感じたけれど。



人間誰でも
だれか一人でも味方がいるだけで、強くもなれるし、生きることに自信がもてたり
するんじゃないかな・・・と思いました。


映画は、良かったと思うわ。
原作読んでから映画に入っても満足できると思うわ~~

もちろん、その逆でも、OK。

ただ、

最後、
光代の気持ちを推し量っての祐一の行動ということになるわけだけれど、
原作を読んでいる身にとっては
こういう心境なのね・・・というのがすでに理解済み。
そこだけは、おお~~~と素直に受け入れたかったので
知っていたということはちょっと残念。

「あの人は悪人だったんですよね」という光代の一言も
初めて聞いた方がずっしり…響いた気がします。



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シャッター アイランド

シャッター アイランド (2009  アメリカ)


SHUTTER ISLAND


監督: マーティン・スコセッシ
製作: ブラッドリー・J・フィッシャー
マイク・メダヴォイ
アーノルド・W・メッサー
マーティン・スコセッシ
製作総指揮: クリス・ブリガム
レータ・カログリディス
デニス・ルヘイン
ジャンニ・ヌナリ
ルイス・フィリップス
原作: デニス・ルヘイン
『シャッター・アイランド』(早川書房刊)
脚本: レータ・カログリディス
撮影: ロバート・リチャードソン
プロダクションデ
ザイン: ダンテ・フェレッティ
衣装デザイン: サンディ・パウエル
編集: セルマ・スクーンメイカー
音楽監修: ロビー・ロバートソン
出演: レオナルド・ディカプリオ テディ・ダニエルズ
マーク・ラファロ チャック・オール
ベン・キングズレー ジョン・コーリー医師
ミシェル・ウィリアムズ ドロレス・シャナル
エミリー・モーティマー レイチェル・ソランド
マックス・フォン・シドー ジェレマイアー・ネーリング医師
パトリシア・クラークソン 真実を知る謎の女
ジャッキー・アール・ヘイリー ジョージ・ノイス
イライアス・コティーズ アンドルー・レディス
テッド・レヴィン
ジョン・キャロル・リンチ
クリストファー・デナム



“シャッター アイランド”。
そこには、精神を患った犯罪者を収容するアッシュクリフ病院があった。
1954年9月、レイチェルという女性患者が忽然と姿を消してしまう。
捜査のため、連邦保安官のテディが新たな相棒チャックと共に島を訪れる。
2人は、患者たちへの聞き込みを開始するが・・・、真相はなかなかみえてこない。
テディはチャックに実は
“アンドルー・レディス”という人物を探すためにここにきたという。
その人物は、アパートに火をつけ最愛の妻ドロレスを殺した放火魔なのだ。






感想   



DVDでやっと鑑賞。いろいろ言われている映画だけれど、私は面白く観ることができたわ。
ちなみに、
オチは観る前からだいたい見当がついていたの。
ちょうどDVD発売のとき、某番組でこの作品の内容紹介やっていたのね。
とっても丁寧にみせてくれて・・・

その段階で、きっとこういうオチなんだろうな・・・・と推測できたわ。


これは映画見慣れている人なら絶対わかることだと思うわ。

古くから使われているオチだしね。


それにあれだけ、意味不明な出来事がごちゃごちゃ・・・・出てくると
すべてを収拾するためには、ああいう流れしかないんじゃないのかと
思えちゃうのよね。


救いは宇宙人があの女性を連れ去って、病院内の皆を洗脳させていた・・というような
ビックラオチじゃあ、なかったこと…笑



冒頭から怪しげな島が見えてくるでしょ。
雰囲気がめちゃめちゃ・・あってものすごくいい感じだったわ。
音楽も重厚な感じで、うん!!これは楽しめそう・・・と思ったもの。

ちょっと長いな・・・・と途中で思ったところも実はあるの。
なくても良いかな・・・・というところもね。
でも、
最後を知りたいという思いはやっぱり根底にあるのよね。
ずるずると…見ちゃうわ。


時折、ディカプリオの奥さんのシーンと、戦争シーンが
織り込まれるでしょ?
どちらも、幻想的なシーンで、、観ている最中、どういう意味かははっきりとはわからなかったけれど、
素敵に感じたわ。

もちろん、すべて観終わって、再度検証すると、
いろんな意味がみえてくるよね。



謎を解明せよ・・・という宣伝は
好きじゃないので、いちいちあのシーンはこういう意味で
ここがこうで・・・・という、細かな検証はやりたくないわ。


そういう感じで観る映画じゃあないでしょ?
まあ・・そういうところ注目してみてもいいけど、肝心のものが見落とされてしまうというか。
要は彼の悲しみ、苦しみをきちんと受け止めればいいのよね。


オチをうすうす感じた上の鑑賞だったからかもしれないけれど、人間ドラマとして
みると、とっても感情移入できる物語だと思ったわ。
もちろん、ディカプリオによ。
だって、記憶から逃げたくなる気持ち・・・わかるもの。



それにしても湖畔の場面の奥さん
綺麗&怖かったです。



ディカプリオ・・・このところ
奥さんに苦しめられる作品が多いですよね。
皆さん指摘しているけれど。
まだ結婚していないのに、こんな夫婦もので重い役ばかりでなんだか可哀そう。
もっとトムさんみたいに
めちゃめちゃ…にこやか笑いができる役柄
やってもらいたいわ…笑

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アドベンチャーランドへようこそ

アドベンチャーランドへようこそ<未>(2009   アメリカ)



ADVENTURELAND


監督: グレッグ・モットーラ
製作: シドニー・キンメル
アン・ケリー
テッド・ホープ
グレッグ・モットーラ
製作総指揮: ウィリアム・ホーバーグ
ブルース・トール
脚本: グレッグ・モットーラ
撮影: テリー・ステイシー
プロダクションデ
ザイン: スティーヴン・ベアトリス
衣装デザイン: メリッサ・トス
編集: アン・マッケイブ
音楽: ヨ・ラ・テンゴ
音楽監修: トレイシー・マクナイト
出演: ジェシー・アイゼンバーグ ジェイムズ
クリステン・スチュワート エム
マーティン・スター ジョエル
ビル・ヘイダー ボビー
クリステン・ウィグ ポーレット
マルガリータ・レヴィエヴァ リサ・P
ライアン・レイノルズ コンネル
ジャック・ギルピン
ウェンディ・マリック
マット・ブッシュ
ケルシー・フォード
ケヴィン・ブレズナハン


1987年夏。
大学を卒業し、大学院進学を前にヨーロッパ旅行を計画していたジェイムズ。
しかし家庭の事情で諦め、さらに学費の一部も自分で稼ぐこととなった。
探したバイトは遊園地“アドベンチャーランド”。
個性的なバイト仲間に囲まれ懸命に仕事に励む。
ところが、そこで働く美少女エムと知り合い、
付き合うことに・・・。





感想  



どうしてこの作品を手に取ったか・・というと80年代が舞台の作品だったから。
80年代の青春映画ってほとんどチェックしているけれど、
今この時代(2010年)で、時代遡っての世界を描くのって
興味あるじゃない?


どうも、監督さんの半自伝的映画みたいなのよ。
おお~~、なんだか、親近感湧くじゃない?
同じころ青春していた身としては・・・笑

ところで、これ、題名がね、ちょっと、え?っていう感じもするでしょ?
アドベンチャーランドってね、遊園地のことなの。
題名からはそそられないよね・・笑
工夫も何もないし。
さらに、パッケージの雰囲気みても、
下ネタ満載の、コメディタッチ青春映画という想像もできそうな感じ。


だれかが面白い・・・と言ってくれないときっと手を出す人も少ないと思うわ。



だから

言いますよ・・・・80年代青春していた方・・・見てみて~~と!!

懐かしい音楽とともに、ほんわかした気持ちに包まれるのよ。



ガチャガチャしたコメディタッチの青春映画じゃないのよ。
真面目な、ひと夏の恋物語・・・。


良い話なのよ。



主人公の彼は
ジェシー・アイゼンバーグ 。
フィンチャーの「ソーシャル・ネットワーク」に出演しているお方。注目株でしょう。
ちなみに、典型的な草食男子です…笑


対するヒロインは
『トワイライト』のベラ役で知られる
クリステン・スチュワート。



今回もトワイライト同様、悩める乙女心が全開です。
同じ年代の男の子と、妻子持ちの年上の男との間で悩みます。



女の子が年上男性に憧れるのは
いつの時代も定番よね。


ちなみに彼女が惹かれる年上男がライアン・レイノルズ。
悪い男です・・・・。



ただ一つ気になるのは
やたら薬ネタが出てくること。(←気分がハイになる薬よ)
そこだけは、ちょっとね・・・・・と思うわ。


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サベイランス

サベイランス  (2008  カナダ)

SURVEILLANCE


監督: ジェニファー・リンチ
製作: ケント・ハーパー
デヴィッド・マイケルズ
マルコ・メーリッツ
製作総指揮: デヴィッド・リンチ
脚本: ジェニファー・リンチ
ケント・ハーパー
撮影: ピーター・ウンストーフ
プロダクションデ
ザイン: サラ・マッカデン
衣装デザイン: キャシー・マコーム
ソーニャ・クリフトン=ランペル
音楽: トッド・ブライアントン
出演: ジュリア・オーモンド エリザベス・アンダーソン
ビル・プルマン サム・ハラウェイ
フレンチ・スチュワート ジム・コンラッド
ペル・ジェームズ ボビー
ライアン・シンプキンス ステファニー
マイケル・アイアンサイド キャプテン・ビリングス
ギル・ゲイル




 サンタ・フェの田舎町で猟奇殺人事件が起きた。
捜査に乗り出したFBI捜査官のエリザベスとサム。
2人は殺人現場に居合わせた
三人の目撃者を事情聴取する。
同僚を目の前で殺され自らも傷を負った警察官ジャック
彼氏を殺されたコカイン中毒のボビー
家族を目の前で惨殺された8歳の少女ステファニー
彼らの証言は微妙に食い違っていた。
真実はどこに。



感想   



ジョニファー・リンチ監督作品。(デヴィッド・リンチの娘ね★)
「ボクシング・ヘレナ」以来の長編となる作品だそうで、まあ・・・ずいぶん長いこと
表舞台に出ていなかったのね。
ボクシング・ヘレナはサンズ主演の作品だもの
その昔、チェックしたのよね。
でも今、感想探したらどこにもないの・・・・。どうしてよ・・。
感想かけないほど、ショックを覚えたのかしら・・・笑
いやいや、サンズはとっても綺麗だったのよ。肉体が~~(そういう映画じゃあなかったけど)



ということで久々の彼女の作品。
後味悪いけれど、意外な結末が待っていて、普通に面白かったですよ。
残虐場面は最初に少しだけあるんですけれど、あとはそれほどでもないので
大丈夫だと思います。
DVDのコピーが、かなり大げさに書いてあるので
すごく期待をしてしまうところはあるかな。
私もそのくちなんだけれど、期待は、ほどほどでいたほうがまあ・・良いと思います。


出演者が少ないし
前半は、回想シーンが描かれるのでやや、退屈する感じ。
冒頭に衝撃的な残虐事件(第1の事件としましょう)が起こるのだけれど、
FBIが来て3人に事情調書するのは、その後に起こった第2の事件について。
つまり
第1の事件は
事の始まり程度の扱い。

第2の事件の真相を(第1の事件の犯人が逃走している過程で起きた事件です)
延々と解き明かしていく中で
また新たな通報があり
第三の事件が起こる・・という流れです。


(ここまでは内容ばらしても差し支えないかな・・・笑)




な~~んて内容書くとむずかしく感じるけれど
いやいや・・・単純な、犯人は誰だ・・・的なお話
頭はそんなに使わないと思います。


犯人探しをするとなると、
この人しかいないのではないかな・・・という風にピンときてしまうかもしれませんね。
消去法で消していくとね。
たぶん、当たると思います・・・笑


ただ、あ・・・もうこれ以上はかけないか。



以下・・・見たかただけ。




ただ・・・
まさか、え~~~想像していなかったわ・・あの人も
というのはありました。
相棒いたなんて気付かなかった。
それにはビックリ。



ラストで妙に変態チックな部分がありましたが
あれは、異常を強調するためかしら。
レズっぽいシーンですよ。あんなジワジワと。
あれは変に印象深かったわ。
やっぱり、異常者のする行動はわからないよね。
それにしても
変わりようが恐い・・


そしてあの女の子のその後。
心配だ・・・・。



悪影響があるのでは。


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主演はジュリア・オーモンドとビル・プルマン。
私は、この二人の若い頃の作品を知っているわけですよ。
ジュリア・オーモンドは、
「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」とか「サブリナ」とかに出演していた時は
バリバリのヒロインだったのよ。
この映画観終わったときは、
月日が経つものよねとしみじみ感じちゃいました。役を含め、いろんな意味でね・・・

プルマンだってそうよ。
この映画ではプックリして貫禄ある風貌だったけど、
昔はね、もっとすっきりしていて・・・。恋愛映画でもあ・・脇にいたね、君・っていうのが
多かったような気がするけれど、年月たてば
この手のような映画にしっかり馴染んでいるんだもの。


役者もイメージどんどん変わるのね。

勝手にふるえてろ   著  綿矢  りさ

勝手にふるえてろ   著  綿矢  りさ


会社の経理課で働く26歳OLの良香。
彼女は
中学時代から片思いの彼、「イチ」と
会社の営業部にいる「ニ」の二人の男性の間で
悩んでいた





感想   



綿矢さんの久々の新作。でも私、この作者さん、初読みなんです。
「インストール」も「蹴りたい背中も」未読だなんて!!
「蹴りたい~」はなぜかお家に購入本としてあるのですが、(その昔主人が購入したもよう)
なんとく手が出せなくって。

ということで、作風もわからずに突入しました。


読み終わった感想としては、軽い感じでサクサクいくかな・・・・笑
比喩の発想が豊かなので、ほ~~~と感心しながら読んでしまいました。
主人公の女の子は処女という設定でしたが
そのたとえとして、傘の柄についている、ビニールを引用してくるところなんか
ため息ものでした。
うまい表現だな・・・って。
理解できちゃうところが、複雑な感じですが。

ただ、現実的なお話と考えるとう~~んです。
だって、片思い以外経験ナシの二十六歳女子って、え・・と思ってしまうもの。
プラスおたくでもあったかな。
いまどき、一方的に妄想爆発して、何年も前に出会っている男の子を美化しちゃっている
女性っているの?って感じです。
読んでいる分には楽しいと思うけれどふと、26歳という年齢を思い出すと
腹立たしくなっちゃうかな・・。
会社に対する、つわり理由の休暇届けも、なんだかな・・・って感じ。
ちょっと私、真面目に物事考え過ぎかしら。


片思いの彼と好きでもない現実の彼氏。
その間で迷うっていう図式は、まあ・・わかるんですけれど
キュンとこちらが思うほどのレベルではないし
がちゃがちゃ・・いっているんなら、2番目に好きな方とは付き合わなくていいのにと思うけど。


そもそもね、スープ系の体臭で(あくまでもイメージだろうけど)
少なくとも抱きしめられたいとは思わないと
そこまで言っていた現実の彼に
最終的に
思いを寄せることができるのかしら。


だって、最初の段階で、体臭云々まで考えちゃう人って
長くいると苦しいと思うよ。

そのほかにも
会社の同僚の彼、「二」に対する心の声は
かなりひどくて。
そこまで言われてしまう彼って・・・可哀そうなんて思っていたら
あらあら・・最後はカッコよく決めてきて。
やっぱり、物語だな~~~って思ったわ。私が「ニ」なら彼女のことはもうほっとくよ・・・笑


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ダリアの笑顔    著  椰月 美智子

ダリアの笑顔    著  椰月 美智子


綿貫家4人家族のそれぞれの日常・・・




感想   

綿貫家は4人家族。
引っ込み思案な長女真美(小六)
野球で活躍する弟の健介(小五)
父親の明弘・・現在役職は係長。
母親春子・・40代のいろいろ悩みも多い主婦。

4人がそれぞれ、各章での主役。
年代が違えば当然、生活する世界も違い、考え方もいろいろ・。
家族っていう共同体の中にいても
各自が持っている世界では皆、ささやかな悩みや、鬱積したものをかかえているわけです。
でも根底に家族っていう絆があるから
孤独感は感じていないの。
いざとなれば、支えてくれる、助けてくれる誰かがいるんだな・・というのが
家族全員わかっているからなんでしょうね。

親から観た子供
子供から観た親・・
立場が違うだけで見えてくるものも違っているのよね。


この家族の日常って、本当些細なものだと思うの。
私たち読者の中にはもっとドラマチックな人もいるかもしれない。
でも大半がこういう風に平凡な毎日を送っているからね。
日常のさりげない出来事を上手に掬い取って描くのが
椰月さん、うまいのよね。


小説は
ダリアの笑顔
いんじゃないの、40代
転校生
オタ繊 綿貫係長


の4編。


「ダリアの笑顔」は女の子が主人公。この作品は同年代の子が読んでもいいよね。
母親の育児日記を読みながら、自分の母親の若かりし日を想像する・・・
娘としてはいろいろ考えてしまうよね。母親も昔はこんな日々もあったのかって。
母親の違った一面を知ることによって、母親を観る目も変わっていく彼女。
また少し大人になったのかな。


「いんじゃないの、40代」こちらはママが主人公。
年代からいうと、今の私にピッタシ。
性格的にはちょっと自分と違うタイプのママさんだけれど、
行動に関しては、納得できるところもあったわ。ただし、前章で春子(ママさん)は
育児日記を捨てるという行為をしているのよね→それを娘、が盗み見るという展開になるんだけど(一章)
そういうことは私はしないから、ちょっと路線は違う感じ。
でも、その他の行動ではうんうん・・・と共感持つところはあったな。
アイスをこっそり食べてしまう…彼女の気持ちとかね…笑
しかし、近所に同窓生が多いね・・・・。
私はまったくいないからね~~




「転校生」これは弟ちゃんのお話。
彼の学校に双子の姉弟が転入してくるの。
とっても個性的な2人で・・。
なかなか面白いお話だったわ。


「オタ繊 綿貫係長」は、パパさんが主人公。
彼・・週末に運動をし始めるのね。
そこで新しい出会いがあって・・・というお話なんだけれど、
中年男子には、共感できるお話かも。
若い子とはやっぱり知り合いになりたいよね。




どれもさらりと読めて
気持ちが良いお話ばかりでした




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10年先も君に恋して

5日に最終回を迎えた

NHKの「10年先も君に恋して」


面白かった・・・


久々に放送が待ち遠しい思えるドラマでした。



タイムトラべルもので、ラストは想像できるものだったけれど、


深いセリフや、キュンとなるセリフもちりばめられていて、


毎回ウルウルしてしまったわ。


恋愛結婚した博と里花。しかし、10年後は、険悪な関係に陥っていて離婚話まで出ているの。

博は、人生をやり直すべく、過去に戻って里花と自分との出会いを阻止しようと試みる・・・。


まあ・・・そういうお話。


過去を変えれば、現代の不幸な状態からは逃れられるって考えたわけよね。
人生の選択を間違えたのだから、軌道修正するためにも
原点に戻って・・ということだけれど。



過去は変えられないってこと・・・・よ。


30歳の博と40歳の博が当然出てくるわけだけれど、
あまりにもイメージが違う・・・・笑

一方は純朴な青年だけれど、もう一方は成功した結果、だいぶ垢ぬけて、カッコイイ中年男。


もちろん、里花も、10年でだいぶイメージが変わっているわけだけどね。



このドラマ・・・
結婚生活して、10年以上たった私みたいな人の方がグサグサ。。。。って来るんじゃないの?

って思ったわ。


10年たつといろんなこと変わってくるからね。



好きだ…好きだ・・・と思っていたその気持ちも、生活に押しつぶされていくと
ついつい薄れてきちゃうのは・・・わかるわ。

最終回で
一番好きだったのは、やっぱり、森での2人の会話。

40博が、未来に帰らないと行けなくて、最後にお別れをするっていうシーンなんだけれど。


・・・「君と何度出会っても君に恋をする」・・・とか・・



まあ・・ぐっとくるセリフをいろいろ言ってくれて・・・涙涙。


里花の方も、

「私がいろいろ言ったとしても、心の奥底では、博さんのことを大切にしている・・・」
みたいなセルフを返して
これも、涙涙。


未来人との出会いは忘れてしまうっていうのは定番だよね。
時をかける少女もそうだったから。



タイムトラベルの方法とか、曖昧な部分もちょっとあったけれど、
そこは目をつむって
楽しんだわ。

出演者が皆素敵だったからね。


上戸彩ちゃん、可愛いし
内野さんはやっぱり素敵★
藤 竜也さんも、結構好き。昔の彼、渋かったよね。今はお茶目な感じになっていたけど。


再放送あるようなので
また観ちゃおうかな。

Nのために    著  湊  かなえ

Nのために    著     湊 かなえ



タワーマンションで起きた悲劇的な殺人事件。
会社員の野口貴弘、奈央子夫婦が殺されたのだ。
犯人はすぐに判明。
その場にいた四名から事情を聞くのだが、事の真相はもっと別のところにあった。





感想   


マンションで起こった殺人事件の真相をめぐるお話。
事件は早々と片付いたかに見えたが、実はその事件にかかわっていた4人は
それぞれ嘘をついていた。
4人が独白形式で事の真相を語り同時に、10年後の近況も紹介していくというお話。


一気読みしたいほど、魅力的なお話には思えなかったのはなぜかな。
前回読んだ、湊さんの「夜行観覧車」は早く次が知りたい・・・ということで
サクサク読めたんだけどね。
これは、ちょっとそういう気分にはならなかったわ。

いったん休憩してまた読みはじめるということをするたびに
今、誰の話だっけ?という、わからなさが出てしまうのが困った・・・・笑
読解力のなさもあるのだろうけれど、ちょっとわかりずらい部分もあったんじゃあないのかな・・・と
推測。キャラについて、惹かれるものがなかったような気がするしね。自分的にね。


大学生の杉下希
犯人とされる小説家志望の西崎。
フレンチの出張サービスをしていた、杉下と同じ島出身の成瀬慎司。
杉下と同じアパートの安藤望。


その人を守りたい、大切にしたいという思いが嘘をつかせたわけだけれど
その思いは相手に伝わっていないという現実。
勝手に自己満足というか、そういう気持ちで行ったことなんだよね。
すべては自分にとってのNのためにしたこと。

そのNは同一人物じゃあないの。


ややっこしいね。。。もう。


意外な犯人がいた・・とか、
こんな大きな真相が隠されていたとか・・・
驚愕した!!・・・というまでの、気分にはならないの。
少し、少しづつの、ズレが明らかになり、
なるほどね・・・・とちょっと感心する程度。
う~~ん、なんだか、物足りない印象が残ってしまったかな。

相変わらず、家庭環境が歪んでいたのが印象的。
強烈な母親像が描かれていたわ。
読んでいて、そんなこと、あるのだろうか・・・そんな愛の形、家族関係・・・
考えられないわと思ってしまったわ。
身近にいないからね。。
死んだ野口夫妻の夫婦関係も
不思議な関係だよね。

西崎が書いた「灼熱バード」が途中で紹介されるけれど
これが彼の過去と大きく関係していて。
そのお話自体がとっても印象的だったわ。


他人には計り知れない
自分だけの想いって、それぞれあるんだろうね。


全体的にジメ~~としたお話だったな。


Nnotameni.jpg



つぶやき

昨日の日曜日。

3日ですね。


飛田給の味の素スタジアムに
お迎えにいきました。


なぜって?


コブクロ、野外ライブに子供が参加したので
お迎えに・・・



凄い遠いの・・・




でも楽しんだみたい。



心配もいっぱいしたけれど、無事終了で良かったわ。


コンサートか・・


懐かしいひびき。


私も誰かのに参加したいな。


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