ご挨拶

今年もあと少し・・

一年、お世話になりました。


コメントしてくださった方、読んでくださった方、
感謝しております。


励みにもなりました。


またこうやって、いつもどおりに更新できる幸せ・・・
何事もなく、いつもどおりに生活できることが
一番の幸せなんですよね。



来年もどうぞよろしくお願いします。



今年の映画&読書のまとめは来年早々に
UPしたいと思います。


皆さま、良いお年をお迎えくださいね~~~♪

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名作を映画館で・・・

クリスマスも終わり残すところわずかになりましたね。

皆さま素敵なクリスマスを過ごされたことと思います。

ところで・・

午前十時の映画祭・・・
話題になっている映画祭ですが
私のところからは、都合のつく上映劇場がありませんでした。


それが来年・・ありそうです☆


うれしいな。

来年は第二回になりますが
私が行こうとしている劇場は、すでに他で公開されたものが上映されそう
赤と青に分かれているんですよね。(詳細はHPで・・ね)



でも、観たい作品はその中にもいっぱい。


十時・・・十時・・・ですよね☆



楽しみにしたいと思います。



ではこれから、
年末の買い物に行ってきます~~


nagame133.jpg

二十歳の原点

ノルウェイ繋がりで・・・



ふと、思いだしたのは
高野悦子さんの「二十歳の原点」。

学園闘争があった真っ只中、青春を送っていた方の日記です。
時代背景が同じなんですよね。



これも若い頃、読んで今も記憶に残っている本。


立命館大学生の高野悦子さんは
1969年、20歳で自殺。
彼女は大学ノート10数冊に横書きの日記を残していた。
その後、
「二十歳の原点.」「二十歳の原点序章」「二十歳の原点ノート」として出版。
「二十歳の原点」は20歳になってから6月24日に自殺するまでのほぼ半年間の手記をまとめたものになっています。


お家にはこの本と「原点序章」がありますが、
久しぶりに
読み返してみたいなと思ったこの頃。




二十歳は遠い昔に過ぎ去ってしまったわけですがね・・・・笑



今読みなおすとまた違ったものが見えてくるかもしれませんね。




調べてみると、昨年新装版が出たそうですね。


だいぶ雰囲気が違っていますね。



冬休みは読書に費やそうかしら・・
でも年末は忙しいよね・・・


ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1  (2010  イギリス・アメリカ)


HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS: PART I


監督: デヴィッド・イェーツ
製作: デヴィッド・ハイマン
デヴィッド・バロン
製作総指揮: ライオネル・ウィグラム
原作: J・K・ローリング
脚本: スティーヴ・クローヴス
撮影: エドゥアルド・セラ
プロダクションデ
ザイン: スチュアート・クレイグ
衣装デザイン: ジェイニー・ティーマイム
編集: マーク・デイ
音楽: アレクサンドル・デスプラ
出演: ダニエル・ラドクリフ ハリー・ポッター
ルパート・グリント ロン・ウィーズリー
エマ・ワトソン ハーマイオニー・グレンジャー
ヘレナ・ボナム=カーター べラトリックス・レストレンジ
ロビー・コルトレーン ルビウス・ハグリッド
トム・フェルトン ドラコ・マルフォイ
レイフ・ファインズ ヴォルデモート
ブレンダン・グリーソン アラスター・“マッド-アイ”・ムーディ
リチャード・グリフィス バーノン・ダーズリー
ジョン・ハート オリバンダー老人
ジェイソン・アイザックス ルシウス・マルフォイ
ヘレン・マックロリー ナルシッサ・マルフォイ
ビル・ナイ ルーファス・スクリムジョール
ミランダ・リチャードソン リータ・スキーター
アラン・リックマン セブルス・スネイプ
マギー・スミス ミネルバ・マクゴナガル
ティモシー・スポール ピーター・ペティグリュー
イメルダ・スタウントン ドローレス・アンブリッジ
デヴィッド・シューリス リーマス・ルーピン
ジュリー・ウォルターズ ウィーズリー夫人
ボニー・ライト ジニー・ウィーズリー




 J・K・ローリング原作。
ハリーポッターシリーズ第7作。
二部構成で描かれる最終章の第一部。

 ダンブルドア校長から託された使命。
ヴォルデモートの不死の秘密である“分霊箱”を見つけ出し、破壊すること。
旅に出たハリーとロン、ハーマイオニーは、思うような成果がでずに
いらだちはじめる。




感想


ハリーシリーズもいよいよ最終章。
2部が、たまらく待どおしくなってしまいます。



今回子ども2人と吹き替え版での鑑賞。このところハリーは吹き替えです。
前作の~プリンスはちょっと内容がわかりにくかったのですが、
今回はわかりやすいですね。
死の秘宝を探すハリーたち3人。
ロードムービーっぽい雰囲気あり、ホラーちっくな装いあり、
もちろん、アクションありと、盛りだくさんで
最後までワクワクしながら観ることができました。



個人的には冒頭から悪の親玉
ヴォルデモートのレイフが、その存在感を存分に示していますので
大満足。ちなみに、ラストもレイフで終わります…笑

悪の一味が全員テーブルにそろう冒頭シーンですから
嫌でも悪い奴らはこれらなのね・・・と思いますよね。
対してハリーを守るメンバーも勢ぞろい。
懐かしい顔もみえるので、ちょっと過去作品を復習しておいた方が
良いと思います。
誰と誰がラブラブか・・というのもきっちり把握しておきましょう。

ハリーはジニーなんですよ・・


今回は魔法界にはちょっと潜入するくらいで
ほとんどは、人間界。

可愛らしい魔法はまったくありません。


最初にさりげなく出てくるのですが
ハーマイオニーは、これから待ち受ける闘いのために、両親と別れるという決意をするわけです。
家族たちから自分の記憶を消し去るんですよね・・。
可愛いハーマイオニーの子供姿が次々と、写真から消えていく様。
泣きそうです。
映像で本当、さらりと流れるだけなのですが、そこまで悲壮な決意をしなかればならなくなって
しまった彼女の運命を思うと、胸が痛くなります。


全編にわたってダークな雰囲気が漂っているわけですが唯一、笑えるシーンといえば
仲間たちがハリーを守るためにハリーそのものに変身するところ。
女の子もハリーになっちゃうんですよ。
あのメガネ顔に・・・・笑
ハリーを守ろうとする仲間たちの姿勢にも感動です。(生死をかけるわけですからね・・・


いつも仲良しだった3人は、
この旅によって亀裂が入ります。
ロンがハリーにいらだちをしめすんですよね。
首に下げているペンタントの影響もあるのですが、観ているこちらは、ハラハラ。
こんな状況の中でけんかしていてどうするの?と思うものの、
大人になるには喧嘩も必要。
ハーマイオニーをめぐる複雑な思いも絡んでいるから、いつかはこうなるかもしれないというのは
感じていたわけではありますが・・・。



死の秘宝・・・そのものの意味がわからなかったところ、
きちんと影絵のような映像で、お話の説明が入ったのはうれしいところ。
昔から言い伝えられていた話がとってもわかりやすく、こちらに伝わってきました。
ああ・・・・死の秘宝・・なるほど・・・って思いましたよ。


そして・・
今回も大事な仲間が死んでしまいます。

私は、最後の最後に、死を迎えてしまった・・彼(?)が
可哀そうで、可哀そうで。
いいキャラだったのに。
いい奴だったのに。
残念です。



ああ~~~、それにしても憎っくき、ヴォルデモートですよね…笑
次回は
壮絶な闘いになるだろうと想像できますので、是非劇場で楽しみたいと思います。
スネイプに隠された秘密も知りたいですし。
原作読んでいないので
本当に楽しみだわ。
そのときまで、この記憶が鮮明だといいのですが・・・・・笑


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ノルウェイの森

ノルウェイの森 (2010  日本)

NORWEGIAN WOOD


監督: トラン・アン・ユン
プロデューサー: 小川真司
エグゼクティブプ
ロデューサー: 豊島雅郎
亀山千広
原作: 村上春樹
脚本: トラン・アン・ユン
撮影: マーク・リー・ピンビン
美術: イェンケ・リュゲルヌ
安宅紀史
編集: マリオ・バティステル
音楽: ジョニー・グリーンウッド
音楽プロデューサ
ー: 安井輝
主題歌: ザ・ビートルズ
『ノルウェーの森』
照明: 中村裕樹
録音: 浦田和治
助監督: 片島章三
製作事業統括: 寺嶋博礼
石原隆
出演: 松山ケンイチ ワタナベ
菊地凛子 直子
水原希子 緑
高良健吾 キズキ
霧島れいか レイコ
初音映莉子 ハツミ
柄本時生 突撃隊
糸井重里 大学教授
細野晴臣 レコード店店長
高橋幸宏 阿美寮門番
玉山鉄二 永沢


高校時代の親友キズキを失ったワタナベは、悲しみを心に秘めながら
東京での大学生活を始める。
ある日、偶然キズキの恋人直子と再会する。
同じ痛みを共有する2人は、お互いに惹かれていくが
直子は、自分の20の誕生日を境に、突然、ワタナベのもとを去ってしまう。
精神のバランスを崩した直子は、京都の療養所に入ったのだ。
直子と会えない日々が続く中、ワタナベは大学で
積極的な女性、緑と出会う。




感想

1987年の作品発表時、私も世間の多くの人と同様、赤と緑の上下本を購入しました。
村上作品ファンでもなかった自分でしたが、
話題作を皆と共有したいという思いがあったからなんでしょうね。
しかし、あれから、この物語を読み返したことは、ありませんでした。
当時、大学生の主人公と似たような年齢だった自分にとって
このお話は、強烈でしたね~~~。
性的な表現が多いということも、理由の一つだったかもしれません。
あれほど、いろいろな単語がでてくるものは、あの頃初めてだったから・・・。
ワタナベは、直子と、緑のはざまで葛藤するわけですが、
一方で、行きずりの女性とも関係をいともたやすく結んでしまいますよね。
永沢さんのそれとは、また違う感じだとは思いますが
それにしても、そういう部分において男の人ってどうなの・・・って思ってしまうところがあったのも事実。
性のことを重視した内容だけではないとわかっていても
皆があからさまに、性のことを語るという姿勢についていけない自分もいました。
でも、どうしようもない切ない気持だけはなぜだか、感じとることができたの。
わからないところも多くあったのだけれど・・・


また、それ以上に
私が思ったことは…当時ね。
こういう切ない想いって、年齢を重ねて、振り返るからこそ
湧きでてくるんだろうな・・・ということだった気がします。
この物語って、1987年現在の主人公が、18年前の自分を回顧する物語。
こんな深い悲しい想い出を背負っている主人公に
不思議な感情を抱いてしまったのね。
振り返って思い出すことができるそんな恋、出会いを私はこれからの人生どのくらい、できるのだろうか・・・っていうことも感じていたのよ。
まだ、若かった自分は、これから起こる、様々な出来事に
不安を抱いていたし、一方で期待もしていた・・・
まあ…結果として、数々の死というものには出会ったこなかったけれど、
それなりに、人生における恋の痛みは経験してきたつもり。


そして今・・この時期にこの映画を観て
ああ・・・この時期だからこそ、余計、良かったかなって思います。
同時にこの機会にまた再読もしました☆。
2回しか読まないで何を~~~って言われそうだけれど、同じ再読でも
年月たって読むと、全然違うものが見えてくるんですよね~~



で・・・結局、映画はどうよ?ってことになりますよね。
原作ファンが多いこの作品。与えられたハードルは高かったと思いますよ。
配役についても、ものすごく読み込んでいる人にとっては、イメージが出来てしまっている分、
賛否両論は当然だと思うし。
私は、ワタナベの松山ケンイチ OKでした。良かったです。
物言いがとっても優しくって。
小説&映画でも、ワタナベ君のしゃべりかたが好きと、緑に言わせるほど
独特な話し方をする彼。
ハンフリー・ボガートみたいにクールでタフでという表現(緑はそう言っていたような)が当てはまるかどうかは微妙だったけれど、
私的には耳に心地よい声質でもあったし、なにより、小説にほぼ忠実なセリフを言っても
全然違和感なかったのが驚きでした。
そういうところでは、
緑もかなり・・・特徴的なセリフを語りますよね。こちらも、違和感なかったように思います。
ああ・・あのセリフ言っているよ・・っていう感動の方が大きかったかもしれないけれど・・笑
緑演じる女優さんがまったく知らない方だったし、先入観がなかった分、
受け入れられたのかもしれません。
恵まれた家庭環境ではない彼女だったけれど、終始生きるってことに前向きでしたよね?
キラキラしていた・・・。そんな生命力あふれる緑の姿は
新人の彼女の姿にも合わさって、お似合いだったと思います。
ただ、私の中の緑ってかなり、強烈な印象があったので・・・。
結構大人しめかなとも思いました。

直子は・・難しいですよね。
菊地凛子は口元が好みじゃあないんですよ。さすがに、演技者だな・・・って思うところは
多々あって、彼女の心の闇はうまく表現していたと思うし、
私も観ながら、息苦しくなることたびたびでした。
でも、なんか・・・違うかなって思ったかな。
ちょっと想像できないんですよ。俳優さんを当てはめるってことがね。
キーパーソンですからね。
まあ・・・原作読んでいる全ての人にそれぞれのイメージがあるわけですし、
それに合わせることができる人なんてそういませんからね。


原作は長いですし
全部のエピソードを入れこむというのは到底不可能。
だからか、
映画だけ観たら、
ちょっとつかみどころがない印象をもってしまうかもしれないな…って思いました。
原作だけでもわかりづらい心境部分があるのに
大きく切り取ってしまっている映画で、それを理解しようと思うのは到底無理なんじゃあないのかなって
思います。

直子の過去(キズキの他にも身近な死を経験)
レイコさんの過去(病気になった経緯、また悪意をもった少女との出会い)
緑にまつわる話にしろ(お父さんの病院での出来事・・)
やっぱり大幅に端折られているんですよね。
緑のワタナベへの思い、
ワタナベの緑への思いはもっともっとせつないものだと思ったし・・。
レイコさんと直子との繋がりも想像以上に深いものだし
もちろん、直子自身のことに関してもね。


でも映画ならではの良さもあったかも。
なぜキズキ君と寝なかったのかとという理由を映画では
長々と草原の中を歩き回りながら説明していましたが、あれは良かったです。
すっごく印象的に思えました。
映像的にもその内容にも。
また、直子に死をしったあとの、ワタナベの岩場での慟哭のシーン。
あれも映像で観ると印象深かったです。

それと時代背景と、風景描写ですかね。
60年代の生活風景が
経験してはいないのですが…笑・・
とっても忠実に再現されていたように思います。
風景もとっても美しく描かれていましたよね。
雪のシーンなんて素敵でしたね。
下↓の緑とワタナベのショット、好きですよ。




反対に直子の死の場面については
う~~んでしたけれど。
自殺したということで足首がみえていましたよね?もろに映像で自殺がわかる部分でした。
ものすごく怖かったです。生々しくって・・・
直子は確かに首をつって死んでしまうわけですが、原作ではそういう生々しさは
なかったわけです。章が変わった途端、直子が死んでからという・・・さりげない部分で
始まり知らされるわけです。
もちろん、レイコさんによってそのあと、詳しく直子の自殺前夜のことが説明されますが
受ける身としてはあまり生々しくはない。死んでしまったという事実自体は衝撃的ですが
映像でみるのとはまた違ってきますよね。

さらに、直子が死の直前
レイコさんに語ったこと。
なぜ死を選んでしまったかということ・・・。
その理由がはっきりとはわからなくても、原作のその部分を読むことで感じとることができるのですが
映画だとただ病気ゆえかな・・・という程度にしか感じとれないと思うのです。

そのあとのレイコさんがワタナベを訪問して結果、寝てしまうという行為も
微妙な感じですよね・・・映画は。
原作でもわかりづらいとは思うのですが(その感覚)、映画ではそれ以上。


いろいろ思うことも
ありましたが、
冒頭書いたように
今、この年になって
ノルウェイに浸ることができて良かったかなという思いは
あります。



<死は生の対極としてではなく、その一部として存在している>

なんだか・・最近になってこの言葉の意味の重さに
気付かされています。



ところで・・
ワタナベの大学生活は東京でした。
懐かしいです。学生時代、就職と、当時はそのあたりを
生活圏にしていましたが、いまは・・別の土地。
だから、物語を離れたところでも懐かしく感じましたね。
時代は全然違うけれどね。
大学生活は早稲田でしたね。(撮影場所)
自分は早稲田ではないのですが、今年、たまたま、学園祭にお邪魔しました。
だから校舎が記憶にあって。
ああ・・・マツケンここに来たのねとミーハー気分が
ふつふつと沸いてきました。
学園祭は、そりゃ・・あ、もうお祭り騒ぎ・・・笑
60年代のあの学生闘争の雰囲気とは違うものを感じましたね。(当たり前ですが)
時代は変わっていくのね・・・。


映画館は年配の方多し・・・。
若い人はどう感じたのでしょうね。






noruwhe.jpg


ケイティ

ケイティ (2002  アメリカ)

ABANDON


監督: スティーヴン・ギャガン
製作: ゲイリー・バーバー
ロジャー・バーンバウム
リンダ・オブスト
エドワード・ズウィック
製作総指揮: リチャード・ヴェイン
脚本: スティーヴン・ギャガン
撮影: マシュー・リバティーク
音楽: クリント・マンセル
出演: ケイティ・ホームズ ケイティ・バーク
ベンジャミン・ブラット ウェイド・ハンドラー刑事
チャーリー・ハナム エンブリー・ラーキン
ゾーイ・デシャネル サマンサ
メラニー・ジェイン・リンスキー ムーシー・ジュリー
マーク・フォイアスタイン
フレッド・ウォード
フィリップ・ボスコ
ガブリエル・マン
ウィル・マコーマック
ガブリエル・ユニオン
グレッグ・クレイマー



有名大学に通う成績優秀な女子大生ケイティ。彼女は2年前に最愛の彼氏エンブリーが謎の失踪を遂げて以来、心に冷えきった空虚感を漂わせていた。その頃警察では、元アルコール依存症の刑事ハンドラーをエンブリー失踪事件の新たな担当に命じ捜査のテコ入れを図る。エンブリーの失踪以来、両親の莫大な遺産を預けている彼の口座には全く手がつけられていなかった。一方、捜査がきっかけで知り合ったケイティとハンドラーの間にはいつしか特別な感情が芽生えはじめる。そんなある日、ケイティの友人ハリソンまでも失踪する事件が起きてしまう…。

(allcinemaのあらすじより抜粋)



感想



時間がないので簡単に。


やっぱり・・そういうことか・・・・・笑
最初からわかったよ。

ケイティの過去のトラウマ、ちらと見せていたけれど、
もっと知りたかったわ。

ケイティ・ホームズ主演で
題名が ケイティ・・・。
すごいね・・。


このころの彼女、人気だったの?気にもとめていなかった。
今はトムさんの奥様で有名だけどね。


個人的には
行方不明になった元恋人の エンブリーを演じていた
チャーリー・ハナム
がカッコよかったこと。収穫☆
思わず、出演作調べちゃったよ。
イギリス人は美形が多いね。

あと音楽が
クリント・マンセル。好きなの、この方の音楽。


まあ・・・ちょっとまったりした感のある
ラブサスペンス。

砂の上のあなた   著  白石 一文

砂の上のあなた   著  白石 一文




亡くなった父親には愛人がいた。
美佐子のもとに鎌田浩之という男から突然連絡がきた。
自分の母親と君の父親は愛し合っていて、両者亡くなった今、遺骨を一緒にさせてほしいという・・
それぞれの願いだったということだが・・・。




感想


白石さんの直木賞受賞後の作品。
前回に比べると、哲学的な要素が、かなり色濃く出ており、好き嫌いもわかれると思いますが
今回も、面白く読むことができて満足。
もちろん、いつも思っていることですが、共感できた・・・という意味では全然ありません。
そういうものの考え方もありなのね・・・と、いつもはっと・・してしまう・・
そして、そうしたことで得られる満足感が素晴らしいということです。


ちょっと「私という運命について」を思わせる展開。主人公は女性ですしね。

父親に愛人がいた・・という衝撃的な事実からこの物語は始まりますが、
それはあくまでも、きっかけにしかなく・・・
どんどんと、予期せない方向に物語は発展していきます。


根底にあるのは
なぜ、私たちはここに存在しているのか、どう生きるのか・・
そして、死と生と・・男と・女と・・・
延々と続く、奇妙な縁・・
そんなようなことだとは思うのですが、
なかなか難しい・・・・笑

作者の作品を読んでいるといつも
こういうセリフを、物語の登場人物に言わせたいがために
こういう物語を作ったのではないかと思うことがたびたびあります。
言わんとしているテーマ性を必ず用意したうえで、物語が進んでいくんですよね。
そのテーマがかなり考えさせる、重さをもったものばかり。


単なる恋愛小説にはなっていない・・・のよね。



今回は
後半にむけて登場人物がかなり多くなって厄介です。
相関図を描いて観た方がよいかもしれないと思ったほど・・



主人公は美砂子。父親は周一郎。(この父親東大出だったかな・・・相変わらず優秀です・)
その父親は、長年妻のほかに、東条紘子という女性と付き合っていた(つまり愛人)
実は周一郎、若いころ一度結婚していたそうだ。
その時の妻の名は、由紀江。しかし、妻、由紀江はお産時に亡くなってしまう。同時に子も一緒に。
周一郎はその後、美砂子の母親と結婚し、美砂子のほかに2人の娘を授かったということだが
過去に死んだ妻子のことが長年気になっていたようだ。
そんなときに、偶然出会ったのが、東条紘子という女性。お店を経営しているママさんだが
死んだ昔の妻にそっくりだというのが、付き合い始めた経緯みたいだった。


そしてある日、その東条紘子が母親だったという男、鎌田浩之という男性から美砂子のもとに連絡が入る。
父親周一郎の骨と自分の母親の骨と一緒にしてほしいと。

不審がっている美砂子だったが、夫、直志の相談すると、特に問題ではないんじゃないかと。
双方の希望ならばかなえてやっていいんじゃないのか・・という。
実は悩まなくてはならない問題は、自分たち夫婦の方に存在していたのだ。
美砂子と直志は子供がいない夫婦だった。美砂子は父、周一郎が亡くなった後、無性に子供が欲しくなり
直志と試みるが、なかなか良い結果が得られないでいた。
欲しいのに得られない・・・、そのことで夫婦関係にも微妙な空気が流れだしていたのだ。
そんな思いもあり、
鎌田浩之という男と遺骨のことで話し合いを続けていくうちに、男と女の関係を結んでしまうことに・・・。


あれ~~~じゃあ、結局、不倫話なの?ということに思えるかもしれないけど、
そうじゃないのよね。


父親、周一郎にかかわる背景だけでもものすごく、↑字数を使ったけれども
まだまだ、美砂子の過去・・・鎌田浩之の過去・・そして正体。
夫、直志が隠していた真実・・・
まあ・・・とにかく、ものすごく意外なことが、ザクザクでてくるんですよね。


さらに、繋がりです。縁です。美砂子にかかわっている人々が、皆、奇妙な縁で結ばれているという事実。
ここはもう、実際問題として、やりすぎではとおもうほど、偶然のつながりが
あります。
ただ、こうまでして強引につなげているのは、
言いたいことが明白であるからなんだろうな・・・と思います。



この小説では
子供のついての考え方が語られるのですが、ここが興味深いところ。




美砂子が子供を欲することに、意欲を燃やしていることに対して、
遺骨のことが縁で知り合い、のちに男女の関係を結んでしまう
鎌田浩之はこういうんです。

「どうして子供なんて産みたいの?」
子供なんて作らない方が良い。誰一人親にならない方がいい」と

それってどういうこと?と思いますよね?勝手にそんな無責任なことをいって。
しかし、彼には彼の考え方があるんです。
どういうことかというと。


そもそも、子供を欲しがるということは、命を誕生させたいという思いからだと。
人は誕生と死を一体だと思い込んでいる。
自分が死に絶えたあとも生き続ける若い命を誕生させたいという思いから、子供を産みたいと
欲している。
しかし、死と誕生はまったく別のものである。
俺たちのこの人生そのものが無限に繰り返される「誕生」なのだから。
人間という種の決定的な後進性っていうのは人生の価値に対する客観的な視点を持ちえるだけの頭脳を
せっかく与えられ、しかも自分の命の終わりである死についてもそれなりの
自覚を生前からもつことができるにもかかわらず、いまだ生殖・繁殖という未開で動物的な衝動を抑制できないということ(P、92から、だいたいの内容)

なんだ・・・そうです。鎌田浩之は美砂子のことを理屈っぽいといっていたけれど、鎌田の方が
かなり理屈っぽいですよね。

正直、こういう考え方を言われても、ピンときません。
誕生と死・・・確かに一つの繋がりとして、私も、みているところがあるからです。
子供に幾分かの期待と、夢をかける・・
そうやって供を産み、育てているところが多いにあるからです。
そもそも、子を持っている人と、持っていない人では
この小説のある子どもに関する部分については
感想が大いに違ってくるでしょうね。


最終、
美砂子は子供について
大きな決断をします。鎌田浩之を巻き込んで。
これ・・、納得できる決断ではないです。
好きな人の子供を持つ・・小難しい考えのもとではなく、
単純だけれど、率直な感情を、大切にしていった方がよいと思うんですよね。
もちろん、子供ができないということの、苦しみがどれほどのものかは
実感できないので、立場としては、美砂子と違いますが
だからといって
この美砂子の決断には、はいはい・・そうですよねと、
すぐさま、繋がっていかないと思うわ。


まあ・・・いろいろ思うところもありの小説でした。


相変わらず、美味しそうな料理もたくさん出てきます。

白身魚のカルパッチョ、
カリフラワーとハムのいためもの、
大皿にもられたペンネ
一番印象的なのが
ピーナッツバターでいためた、ペンネですよ。


料理もそうですが
女性の体の微妙な変化も
明白に描いていて
作者が男性とは思えないのも素晴らしいですね。


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