フォロー・ミー
フォロー・ミー (1972 イギリス)
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THE PUBLIC EYE [米]
監督: キャロル・リード
製作: ハル・B・ウォリス
原作: ピーター・シェイファー
脚本: ピーター・シェイファー
撮影: クリストファー・チャリス
美術: テレンス・マーシュ
音楽: ジョン・バリー
出演: ミア・ファロー
トポル
マイケル・ジェイストン
マーガレット・ローリングス
アネット・クロスビー
ダドリー・フォスター
マイケル・アルドリッジ
上流階級の会計士チャールズは、妻の行動に疑問を抱いていた。
浮気をしているのだろうか・・・
彼は私立探偵のクリストフォルーに、依頼。
その結果・・・が彼のもとに伝えられる・・・
感想
お友達の初恋映画と聞いたときから、私もいつか見てみたいと思っていた作品。
DVDも最近発売されたようだけれど、どうせなら大スクリーンで・・・ということで
午前十時の映画祭で鑑賞。
とっても良かったです。
なんて素敵な映画なんでしょう。
メインになる人物は3人で、お話自体もシンプルでわかりやすい。
でもテーマは奥深いんですよね。
現代にも通じるテーマだと思うのです。
72年作品ということで当然、おこちゃまな私は公開時のことは知らず。
テレビでもいままで見たことがなかった作品。
見逃さなくって本当に良かった・・・
これ、若い時と今・・・見るのとは
感想、違ってくるんだろうな・・・と思います。
自分が結婚しているか、していないかでも、感じ方が違ってくるんじゃないのかな。
たとえば、この探偵さんの存在。
若いころに観たら、もしかしたら、こんな探偵さんの良さってあまりわからなかったかもしれない。
容姿もものすごくいい!!ってわけでもないしね。
でも、この年で観ると
なんて味のある存在なの!!
そしてなにより、この心の広さ・・は何?って思ってしまう。
壊れそうな夫婦の結びつきを再度強くしてあげるわけでしょ?
ひょうきんな仕草ばかりしていた彼だけれど
本当のところ、この奥さんのことどう思っていたのかな・・・とか
彼自身も孤独で充ち溢れていたんじゃないの・・とか、
いろいろ推測できるじゃない?
そこが逆にせつなくもあるのよね。
この映画って
探偵と奥さんの追いかけごっこのようなシーンが一番の見どころだよね。
音楽も雰囲気あって良いしね。
お互いを意識した関係が実に微笑ましいのよね。
もはや、尾行というよりは、遠く離れたところでのデートのようだわ。
探偵さんは、彼女の、奥さんの孤独さを即座に理解して
より、彼女を楽しませようと努力さえしてくれているの。
良い人だわ。
でもね・・・
だからといって、
この奥さんを孤独にさせた旦那さんを恨む気持ちには全然ならない。
旦那さんは旦那さんで
奥さんのこと好きってことには変わりなかったしね。
もちろん、奥さんもよ。
ただ結婚よ…結婚。
違った生活環境で暮らしてきた2人が結婚すると
様々な問題が生じてくるわけだし、恋人と同じような様にはいかないってこと
なんだよね・・
結婚して●●年たった身としては
この夫婦2人の微妙な隙間風が、なんとなくわかる気がする・・・。
夫は、ロンドンで働くエリートの会計士。
親も友人も早く、いいところの出の嫁をもらえというが、旦那さん、チャールズ自身はどの子にも魅力を覚えない。
そんなとき、目にとまった一軒のお店。
そこで働いている、愛くるしい、ベリンダという女性に一目ぼれ。
彼女はあまり知識人ではない様子だが、新しい知識を懸命に習得し
日々成長していく様が、チャールズには、可愛らしいと感じる・・・。
恋人同士のときはお互いがお互いのことを一番に思いやっているよね。
それはなによりも一番好きな人で
その人に嫌われたくないから。
相手の言葉に耳を傾け、相手の世界を理解しようと努力もしたりする。
でも結婚すると・・・。
まあ・・いろいろ出てくる…笑
女性の側から見ると男性って往々にして、自分に合わせろ・・・っていう風な
傾向あるんじゃないのかな。
妻の気持ちを理解してくれない・・・。(いや・・偏見か・・・笑)
夫は自分の世界・・社交界の雰囲気に、合わせてほしいと・・・思っている。
でもベリンダは自分らしさ失いたくないんだよね。
堅苦しい様が嫌だったんだとも思う。
結婚したから旦那の世界に合わせるべきとか、少々子供じみているんじゃないのかな・・奥さん・・ていう見方ももしかしたら、男性陣にはあるかもしれないよね。
でも、やっぱり、結婚してみてわかる孤独感が私にはよくわかる。
もちろん、あわせることは大事だけれど
奥さんの気持ちも少しは理解してくれても・・・と思ってしまうのは私が女だからかな。
ラストはとってもいい感じに終わるの。
探偵さん・・良く考えた。
素敵よ・・・素敵。
客観的に相手を観ることで新しい関係が生まれてくるよね。
発見もあるし。
いろいろあっても
好きな人と結婚したのだから、昔を思い出して
頑張って欲しいよ。
奥さんが度々観に行くのが
ホラー映画というのが、また面白いね・・・。
あと探偵さんが食べているお菓子。やたら何かを食べていた・・・・笑
美味しそうだったけど。
時代を感じさせる音楽、ファッションも
久しぶりにみると、
目の保養になって良いですよ。

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THE PUBLIC EYE [米]
監督: キャロル・リード
製作: ハル・B・ウォリス
原作: ピーター・シェイファー
脚本: ピーター・シェイファー
撮影: クリストファー・チャリス
美術: テレンス・マーシュ
音楽: ジョン・バリー
出演: ミア・ファロー
トポル
マイケル・ジェイストン
マーガレット・ローリングス
アネット・クロスビー
ダドリー・フォスター
マイケル・アルドリッジ
上流階級の会計士チャールズは、妻の行動に疑問を抱いていた。
浮気をしているのだろうか・・・
彼は私立探偵のクリストフォルーに、依頼。
その結果・・・が彼のもとに伝えられる・・・
感想
お友達の初恋映画と聞いたときから、私もいつか見てみたいと思っていた作品。
DVDも最近発売されたようだけれど、どうせなら大スクリーンで・・・ということで
午前十時の映画祭で鑑賞。
とっても良かったです。
なんて素敵な映画なんでしょう。
メインになる人物は3人で、お話自体もシンプルでわかりやすい。
でもテーマは奥深いんですよね。
現代にも通じるテーマだと思うのです。
72年作品ということで当然、おこちゃまな私は公開時のことは知らず。
テレビでもいままで見たことがなかった作品。
見逃さなくって本当に良かった・・・
これ、若い時と今・・・見るのとは
感想、違ってくるんだろうな・・・と思います。
自分が結婚しているか、していないかでも、感じ方が違ってくるんじゃないのかな。
たとえば、この探偵さんの存在。
若いころに観たら、もしかしたら、こんな探偵さんの良さってあまりわからなかったかもしれない。
容姿もものすごくいい!!ってわけでもないしね。
でも、この年で観ると
なんて味のある存在なの!!
そしてなにより、この心の広さ・・は何?って思ってしまう。
壊れそうな夫婦の結びつきを再度強くしてあげるわけでしょ?
ひょうきんな仕草ばかりしていた彼だけれど
本当のところ、この奥さんのことどう思っていたのかな・・・とか
彼自身も孤独で充ち溢れていたんじゃないの・・とか、
いろいろ推測できるじゃない?
そこが逆にせつなくもあるのよね。
この映画って
探偵と奥さんの追いかけごっこのようなシーンが一番の見どころだよね。
音楽も雰囲気あって良いしね。
お互いを意識した関係が実に微笑ましいのよね。
もはや、尾行というよりは、遠く離れたところでのデートのようだわ。
探偵さんは、彼女の、奥さんの孤独さを即座に理解して
より、彼女を楽しませようと努力さえしてくれているの。
良い人だわ。
でもね・・・
だからといって、
この奥さんを孤独にさせた旦那さんを恨む気持ちには全然ならない。
旦那さんは旦那さんで
奥さんのこと好きってことには変わりなかったしね。
もちろん、奥さんもよ。
ただ結婚よ…結婚。
違った生活環境で暮らしてきた2人が結婚すると
様々な問題が生じてくるわけだし、恋人と同じような様にはいかないってこと
なんだよね・・
結婚して●●年たった身としては
この夫婦2人の微妙な隙間風が、なんとなくわかる気がする・・・。
夫は、ロンドンで働くエリートの会計士。
親も友人も早く、いいところの出の嫁をもらえというが、旦那さん、チャールズ自身はどの子にも魅力を覚えない。
そんなとき、目にとまった一軒のお店。
そこで働いている、愛くるしい、ベリンダという女性に一目ぼれ。
彼女はあまり知識人ではない様子だが、新しい知識を懸命に習得し
日々成長していく様が、チャールズには、可愛らしいと感じる・・・。
恋人同士のときはお互いがお互いのことを一番に思いやっているよね。
それはなによりも一番好きな人で
その人に嫌われたくないから。
相手の言葉に耳を傾け、相手の世界を理解しようと努力もしたりする。
でも結婚すると・・・。
まあ・・いろいろ出てくる…笑
女性の側から見ると男性って往々にして、自分に合わせろ・・・っていう風な
傾向あるんじゃないのかな。
妻の気持ちを理解してくれない・・・。(いや・・偏見か・・・笑)
夫は自分の世界・・社交界の雰囲気に、合わせてほしいと・・・思っている。
でもベリンダは自分らしさ失いたくないんだよね。
堅苦しい様が嫌だったんだとも思う。
結婚したから旦那の世界に合わせるべきとか、少々子供じみているんじゃないのかな・・奥さん・・ていう見方ももしかしたら、男性陣にはあるかもしれないよね。
でも、やっぱり、結婚してみてわかる孤独感が私にはよくわかる。
もちろん、あわせることは大事だけれど
奥さんの気持ちも少しは理解してくれても・・・と思ってしまうのは私が女だからかな。
ラストはとってもいい感じに終わるの。
探偵さん・・良く考えた。
素敵よ・・・素敵。
客観的に相手を観ることで新しい関係が生まれてくるよね。
発見もあるし。
いろいろあっても
好きな人と結婚したのだから、昔を思い出して
頑張って欲しいよ。
奥さんが度々観に行くのが
ホラー映画というのが、また面白いね・・・。
あと探偵さんが食べているお菓子。やたら何かを食べていた・・・・笑
美味しそうだったけど。
時代を感じさせる音楽、ファッションも
久しぶりにみると、
目の保養になって良いですよ。

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