fc2ブログ

韓国ドラマ

今まで

韓国ドラマって「冬のソナタ」しか観たことがなかったのに
今期は
いくつか・・。

TVでやたらに
チャン・グンソク君の話題が多いからどれどれ・・という気にもなります…笑

もちろん、地上波では昼間っからの放送が多いので
録画です。

ここ最近。

「美男(イケメン)ですね」を途中から見て(でもなんとなく展開は分かった)
流れで
今は
「メリは外泊中」を最初から。


あと、これもなんとなく・・・ですが
「イタズラなキッス」を途中から。(こちらは有名な漫画なので途中からでも理解できる)
こちらは今日ラストでしたけど。


いろんな俳優さん、いるんですね。
目の保養になりました。


韓国ドラマファンは多いので詳細な感想は
そちらの方におまかせ。
なにせ初心者なので
頓珍漢ななこと言ったら申し訳ないし。

ドラマは
キュンキュン度も用意されているし、
女性向きだよね・・どれも。



ちなみに、私は日本語吹き替えで観ていました。
だから気付いたことが。

「イケメンですね」の主役の彼(グンソク)の吹き替えと
「イタズラなキッス」の主役(キム・ヒョンジュン)の吹き替えと
「メリは外泊中」の主役(グンソク)の吹き替えは
全部
平川大輔さんなのね。

皆同じ・・・♪

この方
洋画ではオーランド・ブルームの吹き替えもやっているのね。


やっぱり・・・声って大事。
良い声ですよ☆



そろそろ映画も観なくては・・・

スポンサーサイト



パンドラム

パンドラム (2009   アメリカ・ドイツ)


PANDORUM


監督: クリスティアン・アルヴァルト
製作: ポール・W・S・アンダーソン
ジェレミー・ボルト
ロバート・クルツァー
製作総指揮: マーティン・モスコウィック
デイヴ・モリソン
トラヴィス・ミロイ
原案: トラヴィス・ミロイ
クリスティアン・アルヴァルト
脚本: トラヴィス・ミロイ
撮影: ウェディゴ・フォン・シュルツェンドー

プロダクションデ
ザイン: リチャード・ブリッジランド
衣装デザイン: イヴァナ・ミロス
編集: フィリップ・スタール
イヴォンヌ・ヴァルデス
音楽: ミヒル・ブリッチ
出演: デニス・クエイド ペイトン
ベン・フォスター バウアー
カム・ジガンデイ ガロ
アンチュ・トラウェ ナディア
カン・リー マン
エディ・ローズ リーランド
ノーマン・リーダス シェパード
アンドレ・ヘンニック
フリーデリッケ・ペンプター
ニルス・ブルーノ・シュミット
デルフィーヌ・シュイヨー
ヴォータン・ヴィルケ・メーリング



 西暦2174年。
地球は枯渇する資源の争奪で危機に陥っていた。
人類は、巨大な宇宙船で地球と似た環境の
惑星タニスへ移住する計画をたてる・・・。

やがて、船内で冷凍睡眠から目覚めた宇宙飛行士、 ペイトンと バウアー
二人は自分たちの使命をも忘れていた。
彼らの他には乗組員は見当たらない。
彼らは手がかりを求めて広い船内を捜索し始めるのだが。




感想

ちょっと前に観た作品ですが
なかなか感想をUPできずに。
まあ・・そういうことですから、だいたいお分かりですよね~~笑

SFスリラー。
もともと、そんなに得意分野ではなかった私。
案の定、う~ん、なんだかなという印象でした。<私が得意じゃあ、ないからかもね。>



内容説明するのがちょっとめんどくさい・・・けど
ガンバっていきます。



舞台は、西暦2174年。
地球は資源がなくなり、惑星タニスという場所に移住計画を立てる。
タニスに向かう船・・・
その船で冷凍睡眠から目覚めた宇宙飛行士2人。
記憶はない・・・
どうなっているのか。


最初に目覚めるのが、 バウアー伍長さんという方。
次がペイトン中尉(デニス・クエイド)さん。
バウアーさんの腕には、自分の所属が書いてあったみたいで・・何番目の
グループかわかるわけね。
どうやら、順番に目覚めていくみたい。でも他のメンバーは見当たらない。
どうなっているか、状況を探らなくてはいけないんですよね。
まずは、
船は動いていない状態みたいなので、何か行動しなくてはということで、
バウアーさんが、船の原子炉を再起動しに、船内の狭いところを這いずりまわって突き進むわけ。

しかし、その過程で、とんでもなく、モンスターに出会ってしまう・・・
というまあ・・・
モンスターパニックのお話なんです。


ただね・・・
バウアーさんが探しまわる船内がなんだかうす暗く、
よくわからない。
そのモンスターも、だんだんと顔は見せてはくるんですが、
う~~ん、ときどき、現れるので、イマイチのりきれない。
いつ現れるかという緊張感があってもいいはずなのに、
それを感じないのですよね。
怖いはずなのに
ドキドキ感はあまりなかったのはなぜなんだろうなぁ。



そして
もう一人の
ペイント中尉。
この人は全然動かないで、その場(冷凍冬眠から目覚めた、その部屋に残っている)でバウアーさんの報告を聞いているだけ。
上司みたいだから、しょうがないのかな・・・とは思うものの、
怖い体験している
バウアーさんが可哀想で、しかたがないです。
(バウアーって名前だけど、24のジャックみたいな、すさまじさは感じないのよね。)
どうみても、バウアーさんの任務の方が激務なんだもの。

題名のパンドラムは、
どうやら宇宙船内で発症する病気のことみたい。


幻覚をみてしまうってことみたいよ。
長い船内生活における一種の精神病のようなものかな。



やがて
バウアーさんは船内にいる他の仲間をみつける。

科学者のナディア(アンチェ・トラウェ)。
あと、マン(カン・リー)さんて言う人もいたかな。


そして彼らと協力していくうちに
この船の役割、なぜ他の乗組員がいないのかという
なぞがいくらかわかってくるわけ。

どうやら
タニスに移住する人たちを乗せていた船みたいよ。


で・・・話はペイント中尉に移って。
一人指揮官としてその場に残っていた彼だけど、
彼はやがて、ガロ伍長という一人の男を助ける。
もう一人乗組員が現れたのね。しかし彼の様子は変。
パンドラムの症状をあらわしているの。
ガロ伍長が言うことは全部妄想だ・・・と思ったベイント中尉は
彼を問い詰めるんだけど・・・。
あれれ~~~
ベイント中尉もなんだか、様子が変だぞ。


↑そんなこんなで、新たな真実が。
まあ・・この真実が物語の山場の一つでもあるのだろうか。
デニス・クエイドの見せ場・・・(主役だったっけ?・・・)


それぞれ別行動していた2人は
やがて、バウアーさんが原子炉再起動に成功して
ともに会い、最終の場面を迎える・・・。


なんだか、自分で内容話していても
全然オモシロクないや。


最初は謎ばかりで、
どんどん謎が解明されていくという物語だから
面白いはずなのに、やっぱり、のりきれない自分。

とはいうものの、
今更途中では止められず、
最後はどうなるのか・・・
そこは気になるので
とりあえず最後までみました。


おお~~そうだったのか

というオチは、あります。


でも、
観終わったあとの
全体の印象は薄い。


きっと数日で忘れると思う内容。


けっして、面白くない内容ではないと思うのに
この地味さはなんでしょう。


バウアー伍長の奥さんの映像も意味深で映っていて
期待したんだけど、ガッカリ。
期待するだけさせておいて
意外とさらりとした内容だったからね。


TVで放映されていたら観るかも・・と思える作品。
わざわざ借りなくても良かったかも。
俳優さんも地味だしね。


じゃあ、なぜ借りたんだってわけだけど・・・
それは、

拾いものになるかも・・・と思ったからなんだよ~~~~笑

パンドラム

カズオ・イシグロをさがして

日曜日

NHKで

ETV特集「カズオ・イシグロをさがして」が放映されていました。


これ再放送だったんですね。


以前の放映は観ていなくて今回初めて鑑賞。


たまたま、数日前に

「わたしを離さないで」を劇場で観ていたので

タイムリーでした。



後半、原作本は
ともさかりえさんが朗読。

映画の一シーンも映っていて、興味深かったです。


もちろん、作者と生物学者との対談も興味深かった・・・


中でも作者が記憶ということについて

お話していたのが印象的。


私たちはとても大切な人を死によって失うけれど、
彼らの記憶を持ち続けることはできる。
記憶は死に対する部分的な勝利である。
誰にも奪うことができないもの・・・


というような内容だったかな。

(正確な言葉は忘れましたが・・・・)




連日・・・芸能界のお葬式場面ばかり観るせいか・・・
いろいろと思うことあり・・・。


ラブコメ

ラブコメ (2010   日本)


監督: 平川雄一朗
プロデューサー: 春名慶
安藤親広
ラインプロデュー
サー: 安田邦弘
協力プロデューサ
ー: 日下部雅謹
梶原富治
森井輝
原作: 松久淳+田中渉
『ラブコメ』(小学館文庫刊)
脚本: 石井薫
撮影: 大石弘宜
美術: 黒瀧きみえ
編集: 今井剛
音楽: 高見優
主題歌: WEAVER
『僕らの永遠~何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから~』
スクリプター: 矢野千鳥
照明: 北條誠
装飾: 石渡由美
録音: 山成正己
助監督: 北川博康
出演: 香里奈 松田真紀恵
北乃きい 涼子
田中圭 美晴
中越典子 美津恵
塚本高史 江島
志賀廣太郎
辺見えみり
佐藤二朗
加藤虎ノ介
江口のりこ
渡部篤郎 西島



松久淳+田中渉の同名小説を映画化。

松田真紀恵は、下町の花屋の店長。
1年以上も彼氏なし。
そんな彼女に
17年ぶりに再会したアニメ脚本家の美晴。
彼は真紀恵のことが、小学校のころから大好きだったのだ。
今も変わらないその美しさに
再び恋に落ちてしまう美晴。
しかし、真紀恵はある日元彼とよりを戻してしまい・・・。





感想



朝ドラ「おひさま」の須藤春樹役で全国的にメジャーになりつつある田中圭君。
子供がかなり前から彼の
ファンでして(いろんな作品に実は出ているよね)
この映画、新作なのにレンタルしてきました。


香里奈ちゃんと 田中圭君ファンなら楽しめるのではないかと思える一本。


表題通りジャンルはラブコメ。
でもコメディというほど笑えなかったけれど・・・笑


冒頭からアニメ場面が映し出されてビックリ。わりと軽めの感じなのね・・。
主人公の美晴君がアニメ脚本家ということでこういう遊び心も入り込んでいるわけですね。
実体験を元にしているようで
可愛らしいアニメではありました・・・。


想像できる範囲内で物語が進んでいきます。
カップルの組みあわせでいえば、
新鮮味はあるけれど
お話自体は普通・・。
目新しくはないかな。よく漫画にあったりするよね。
だいたいそんなに長く片思いして
何年振りかに再会しても
再び恋心を・・・ですよ。
信じられないほどの純情な青年…笑



皆の人間関係が簡単に繋がっているのは
いかにも・・・・ドラマだよねという感じ。
リアリティがなさすぎかな。

香里奈ちゃんの花屋でで働いているのが
北乃きいちゃんで、
そのきいちゃんは夜はキャバクラバイト。
そこの客が渡部篤郎さん(脚本家田中圭君と一緒に仕事。アニメの声優をしている)
4人はすべてお知り合い・・・。


渡部さんときいちゃんも
どうやら
ラブの関係に発展していく・・・


とまあ・・狭い範囲内での恋愛劇。


さらに、
香里奈の昔の恋人が 塚本高史君。



再び付き合い始めるのだけれど、その理由は不明・・笑
なんとなくかな・・・。
そもそも別れた理由も、なんとなくだったような。


その塚本君と付き合っていながら
同時に幼馴染の圭君とも何度か会うようになって
香里奈の心は揺れるわけ。
幼馴染だと思っていた圭君の方に心が傾いてしまうんだけれど、
なんだか観ている方は、彼氏の塚本君が可哀そうにさえ思えてしまう。
だって・・・二股ではないかい・・・。


彼氏がいないからって
元彼とすぐによりを戻してしまう香里奈ってどうよ・・・って思うけど。


この映画は
草食系の
田中君が頑張ってラブを手にするところに面白さがあるのかもね。
その思いは
いじらしくもあるものね。


小学校の時
美晴が太っていたというエピソードは楽しかったかな。
子役の子も愛らしかったしね。


主題歌は WEAVER。
音楽はぐっと。


何も考えずに深くは考えずに
楽しみたい方は良いかも。
あと出演者に魅力を感じる人、限定でもあるかな。


きいちゃんは可愛いね。


rabukome51c91f96.jpg

わたしを離さないで  

わたしを離さないで  (2010  イギリス・アメリカ)

NEVER LET ME GO


監督: マーク・ロマネク
製作: アンドリュー・マクドナルド
アロン・ライヒ
製作総指揮: アレックス・ガーランド
カズオ・イシグロ
テッサ・ロス
原作: カズオ・イシグロ
『わたしを離さないで』(早川書房刊)
脚本: アレックス・ガーランド
撮影: アダム・キンメル
プロダクションデ
ザイン: マーク・ディグビー
衣装デザイン: レイチェル・フレミング
スティーヴン・ノーブル
編集: バーニー・ピリング
音楽: レイチェル・ポートマン
音楽監修: ランドール・ポスター
ジョージ・ドレイコリアス
出演: キャリー・マリガン キャシー
アンドリュー・ガーフィールド トミー
キーラ・ナイトレイ ルース
シャーロット・ランプリング エミリ先生
イゾベル・ミークル=スモール キャシー(子供時代)
チャーリー・ロウ トミー(子供時代)
エラ・パーネル ルース(子供時代)
サリー・ホーキンス ルーシー先生
デヴィッド・スターン
ナタリー・リシャール
アンドレア・ライズブロー
ドーナル・グリーソン



カズオ・イシグロの同名小説の映画化。
イギリスの田園地帯にある寄宿学校“ヘールシャム”。
徹底した管理が行われている謎めいた施設の中で
幼い頃からずっと一緒に育ってきたキャシー、ルース、トミー。
彼らは過酷な運命を背負っているのだが、静かにそれを受け入れていた。
18歳になったとき、彼らは、ヘールシャムを卒業し、
農場のコテージで共同生活を送ることになるのだが・・・・。





感想


DVD鑑賞になるだろうと諦めていたのですが、
なんとかギリギリで鑑賞。間に合って良かったです☆・・・。

原作は前に読んだことがあるので、ストーリーの大筋(真相を含む)はを知っていました。
だから最初から、彼らはそういう運命なんだよ・・という
思いが頭に中をちらちらかすめていて、一つ一つの言動すべてが、ひどくもの悲しいものにみえて
しかたがなかったです。
原作のときは、彼らの三角関係についてよりも、その運命的なものに
興味を惹かれてしまった印象があるのですが
映画の方は真相を知っている分、恋愛部分においてのせつなさを注目して観ることが
できた気がして、それは良かったのかな・・・と思います。
子供時代の
キャシーのトミーへの思い。
ルースのトミーへの思い。
子役の雰囲気がとても良くって、揺れる思いが素直に伝わってき、
また自分の青春時代の淡い思いもクロスして、とても良かったです。


やっぱり映像で観ると、ストレートに心にバシバシ響いてくるという感じがしますね。

原作読んだとき、
一番に思ったことは、選べる未来があることは幸せなことなんだな・・・・・・・でした。

今回、それを含め
またまた、いろいろ考え巡らしてしまったかな・・・という感じです。



映画の後半で
臓器提供の猶予をえるために
マダムのところに行く、キャシー
とトミーがいますよね。
愛し合っているという証拠をみせるため、芸術作品を持って行く彼ら。
でもそれは、噂でしかないこと。
彼らの運命は変えられない・・・。
そもそも、作品を集めていたのは、彼らに魂があるのかどうかということを知るためであるということ。
そのときマダムは
彼らに
「かわいそうに・・・助けてあげられなくてごめんね・・・」みたいなニュアンスで
同情の視線を送るのですよね。

は~~複雑な心境でしたね、そのシーン・
そのあと、トミーの慟哭シーンですからね。
観ているこちらも
どうしていいか・・・わからなくなってしまって、ただただ同じように叫びたい心境でした。



彼らの心情を理解してくれた人がいたとしても
彼らを救う事はできない・・・
また彼ら、クローン自身も
その運命から逃げ出すこともせず
結局受け入れてしまうしかない・・・



そうやって皆が
すでに構成されているシステムの中、
流されるまま・・・過ごしていく・・・
やるせない・・・
やるせない・・・・

終始、そういうムードが漂う映画なんですよね。
これはもう、かなしくてしょうがないとしか言えないですよね。


ただ、
それだけで
思いを完結してはいけないのかもしれないなとも・・・と思います。




トミー、 キャシー・・ともに
猶予を得たいと申し出たのは
心が通じ合う=愛する人に
巡り合えたから。

生を感じもっとさらに感じたいと願ったから。

猶予を申し出た・・・(本当だったらもっと、わがままいって、オリジナル同様、最後の命が燃え尽きるまで
生きたいという考えに及んでもいいのではと思うのだけれど、そこまでの発想には発展していかなかったですね)

たとえ、数年の命でものばしてもらいたいと思ったんでしょうね。


やっぱり、生きたいと思うその原動力になるのは
夢や希望なんでしょう。
トミーやキャシーも夢や希望をお互いの愛情を育む中で
当然持ち得ていたのだろうし。


だからこそ、今、ここにいる
私たちは、それが十分できる環境を幸せだと思い
まずは、生きなくてはいけないと思うな~~~
どんなことがあっても
自ら生に終了をうつことなく、与えられているであろうそれぞれの生の期間を
精一杯生きなくてはいけないと思うのです。


もうひとつやっぱり考えなくてはならないのが、
オリジナルのために犠牲になるクローンの存在。
ここの部分を考えると難しいよね。
多くの映画で扱われている問題で、観るたびに
嫌な気分になるよね。
最近では
「月に********」の主人公、サムさん。
あのときも感じたけれど
科学が進歩していく中できっと人間は
失っていくのものも増えていくのかもしれないよね。
自分の利益を求め過ぎて
犠牲になるものの大きさに気付きもしない・・・



幼少、ヘールシャム時代に
突然、先生からら運命を聞かされてしまいますよね。
それも淡々と聞き入れる・・・彼ら。


彼らにとって、生きるということはどういうことだったんだろうね。
生まれた時からきっと同じような仲間がいて
そこには親や兄弟はいず、もちろん家族という共同体は発生していないわけ。
そんな中でどのような価値観が備わってきたんだろう。
それでも、異性に対してのほのかな感情は湧きあがってくる・・
やっぱり、人格をもった一人の人間として、存在しているんだよね。


中でもキャシーは
介護人という仕事を選ぶ・・


それはクローンたちの
臓器提供の場に立ち会い
精神的な支えになること。
いうなれば、生死をもみ届けるわけです。
やがて、自分も同じ立場になるというのに・・・。
それを引き受ける心境ってどういうものなんだろうね。

私なら
たぶん、そういう仕事は選べないと思う、きっと。
その強さが
彼女の魅力でもあるんだろうね。


表題の
わたしを離さないで・・は
トミーからもらった、1本のカセットテープの歌。


「わたしを離さないで・・・」のメロディーが
2回ほど流れるけれど、
音で聞くのはやはりいい・・。


衝撃的な内容だけれど、
終始淡々として描かれます。
感情も皆抑え気味だしね。
こちらも静かに受け入れ考えてみたくなる物語。
牧歌的な風景が
かえってもの悲しい・・・



主演の3人がそれぞれに持ち味をいかして素晴らしい・・
キーラ・ナイトレイは病んだ時の顔が怖いくらい・・・。
アンドリュー・ガーフィールドは前回観たソーシャルとイメージが違うのでビックリ。
キャリー・マリガンは幼い顔なのに芯が強い女性役で見ごたえあり。

また本も読み返してみたいわ(忘れている部分も多いから)




watashiwonahansanai.jpg

ゾンビランド

ゾンビランド  (2009  アメリカ)


ZOMBIELAND





監督: ルーベン・フライシャー
製作: ギャヴィン・ポローン
製作総指揮: ライアン・カヴァナー
レット・リース
エズラ・スワードロウ
ポール・ワーニック
脚本: レット・リース
ポール・ワーニック
撮影: マイケル・ボンヴィレイン
プロダクションデ
ザイン: メイハー・アーマッド
衣装デザイン: マガリー・ギダッシ
編集: アラン・ボームガーテン
音楽: デヴィッド・サーディ
舞台装置: ジーン・サーデナ
出演: ウディ・ハレルソン

ジェシー・アイゼンバーグ コロンバス
アビゲイル・ブレスリン リトルロック
エマ・ストーン ウィチタ
アンバー・ハード
ビル・マーレイ


新型ウィルスに感染した人間たちは
すべてゾンビ化。彼らが人を襲い、ゾンビは膨れ上がる。
世界はゾンビばかりなのだ。
そんな中、テキサス州に暮らす
ひきこもりの大学生コロンバスは、一人生き延びていた。
“32のルール”をもとにして。
彼はやがて、タラハシーと出会い、彼の車に同乗。
さらに、元詐欺師の美人姉妹のウィチタとリトルロックも加わって
ゾンビと無縁の“パシフィックランド”という遊園地を目指す。





感想


お薦められていた一本をやっとレンタル。
楽しかったです☆
ゾンビ映画だけれど、ゆるい感じのコメディ仕立てで、怖いの苦手な人も
安心して観ることができますね。
とはいっても、最初あたりは、生き生きとしたゾンビ(そういう表現はふさわしくないかな)が、
ガブリガブリやっていますので、多少の心構えはしていた方がいいかも。


主演は「ソーシャルネットワーク」のジェシー・アイゼンバーグ。
この作品の方が、ソーシャルより前。
でも映画の中で、自ら「フェイスブック~~~」っていうセリフもしっかり言っていたりして
「ソーシャル~~」観ているこちらとしては、
思わずクスリとしてしまうわけ。

そう・・・この作品、ガハハハハ~~という大きな笑いではなく、
クスリとした小ネタの笑いが多くて、かなりマニアック。
さらに、アメリカではきっと受けるだろうネタ(あちらの国の人ならだれでも知っているようなネタ)も
多く入っている様子。
タラハシのこだわるお菓子もそうだよね。



コメディ仕立てと言ったけれど
それプラス、ロードムービーでもあり、青春映画でもあり・・と様々なジャンル分けもできるという
なんとも不思議な映画ですよね。


引きこもりがちで、胃腸も弱く…笑
さらに童貞みたいで・・・笑
そんな柔な男子像にジェシー・アイゼンバーグが似合う似合う・・・。
でも自分で考えたルールをもとにして
生き延びてきた様は、やっぱり、尊敬の念さえ覚えるのよね。
やるときはやるんだもの・・・。
普通できないでしょ、生への執念は凄まじいよね。
走りだってある程度できないと、すぐさまゾンビに襲われちゃうものね。
おたくのわりには、運動神経もまあまあ・・・。

もちろん、・・・頭脳もよいんだろうね・・・。




最初に自分の部屋に入ってきた隣の綺麗なお姉さんをかくまってあげるシーンがあるの。
引きこもりがちな青年がおどおどしながらも、妙にうれしそうな様をしている姿が
なんともいじらしくてね~~。
女の子と、恋もしたいんだよね、わかるよ、その気持ち。
恐ろしい経験をしたという隣のお姉さんの話を、優しく聞き、
しばらくここに、いなよなんて・・・。うんうん、君がどういう方向にもっていきたいのか
願望見え見えです…笑
でも可愛いな。
寝顔観ながら、彼女の髪をかき上げたいな・・・・なんて、いうセリフも
うんうん・・・可愛いよ、男ならきっと皆淡い期待はするよね。



そしたら・・・その彼女、すでにゾンビ化していてという成り行き。
当然最初から読めたけれど
わらえたな・・追いかける彼女のゾンビ姿が強烈。爆笑でもあるよ。


そんな出だしから始まる物語は
やがてロードムービー。


はちゃめちゃにみえるタラハシー
の無謀な行為も、彼の過去がわかると、そうだったのか・・・とわからなくもない心境に。
それにしても
ゾンビをやっつける様は痛快。
容赦なしだもの。
遊園地での一人で激しく戦うシーンなんか、あの拳銃さばきに惚れぼれです。


美人姉妹も良い味出していたね。
ここで、 コロンバス とお姉ちゃんの方がラブが芽生えるという展開も
私は好きだな。
だって、ラブがあるなんて期待していなかったから、うれしいよ。


最後は、キスシーンも用意されているんだよ。
ちょっとドキドキしたわ。
ちゃんと コロンバス 、彼女の髪、かきあげてさ。
いや~~~、彼がカッコよく見えたわ♪



あ・・・
意外な人物で
ビル・マーレイ が登場していたわ。ビックリ。
唯一の生き残りで実際の俳優さんとして、登場させるなんて、面白い演出ね。
まるで、モノマネ番組で本物さんが登場してきたような衝撃。
ビルマーレイ=ゴーストバスターズなんだよね。懐かしいな。



ルールばかりにこだわっていた
彼が
美人姉妹を助けるために、そのルールにとらわれない行動をしてしまう・・・。ヒーローになったんだ。
一歩前に、出たって感じだよね。
怖いというピエロにも打ち勝って。
一人の青年の成長物語でもあるよね。
もちろん、あの美人姉妹も人間不信だったけれど、
信じるものができたみたいだし。


意外とほろりという展開にもなっていて
お勧め通り
素敵な作品でした。


是非、知らない方は観てね。
楽しいよ。



ゾンビランドジ

ブラック・スワン

ブラック・スワン   (2010  アメリカ)


BLACK SWAN



監督: ダーレン・アロノフスキー
製作: マイク・メダヴォイ
アーノルド・W・メッサー
ブライアン・オリヴァー
スコット・フランクリン
製作総指揮: ブラッドリー・J・フィッシャー
アリ・ハンデル
タイラー・トンプソン
ピーター・フラックマン
リック・シュウォーツ
ジョン・アヴネット
原案: アンドレス・ハインツ
脚本: マーク・ヘイマン
アンドレス・ハインツ
ジョン・マクラフリン
撮影: マシュー・リバティーク
視覚効果監修: ダン・シュレッカー
プロダクションデ
ザイン: テレーズ・デプレス
衣装デザイン: エイミー・ウェストコット
編集: アンドリュー・ワイスブラム
振付: バンジャマン・ミルピエ
音楽: クリント・マンセル
音楽監修: ジム・ブラック
ゲイブ・ヒルファー
出演: ナタリー・ポートマン ニナ・セイヤーズ
ヴァンサン・カッセル トーマス・ルロイ
ミラ・クニス リリー
バーバラ・ハーシー エリカ・セイヤーズ
ウィノナ・ライダー ベス・マッキンタイア
バンジャマン・ミルピエ
クセニア・ソロ
クリスティーナ・アナパウ
ジャネット・モンゴメリー
セバスチャン・スタン
トビー・ヘミングウェイ




 ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナ。
ある日、彼女は、新作の『白鳥の湖』のプリマに抜擢される。
しかし、白鳥の湖では純真な白鳥役と同時に、奔放で邪悪な黒鳥役も演じなければならない。
優等生のニナにとって、それは困難な課題であった。





感想


久々の劇場鑑賞。水曜レディースデイが初日でした。珍しいよね。でもラッキー♪


面白かったです。
アカデミー主演女優賞を獲得しただけのことはありますね。
ナタリー素晴らしかった。

「レスラー」の主役、ミッキー・ロークのときも感じたけれど、
この作品の配役も、演じ者(ナタリー自身)と役柄とのイメージが似ていますよね。
優等生のイメージがナタリーには、そもそもあるからね~~


優等生で母親の期待を一身に受けているナタリー演じる ニナ。
どうやら、母親自身もバレリーナだったようで、
自分自身の果たせなかった夢を子に・・・というわけですね。(良くあるパターン)
そんな背景があるものの
根っから素直で従順な子だったのでしょう・・・・、
ニナは、母親の溺愛にも反発もせず、むしろ、それが当たり前のように受け入れてきたご様子。
しかし、母親がなんでもかまってあげてしまう子(着替えも手伝っていた)にありがちな・・・
精神な弱さがあるんですよね・・・。

それでも、バレエ団の中では踊りは抜き出ている感じ。練習も熱心で努力家だからね。
新作「白鳥の湖」のプリマに堂々と選ばれます。
芸術監督のルロイ・・(ヴァンサン・カッセル演じています)・・・にも、
「白鳥そのもの」といわれるほどの出来栄えです。
だだし・・・あくまでも、白鳥だけの評価。
悪の化身と言われる「黒鳥」を演じるには今一歩努力が必要なのです。

それはニナには、大きな課題。
黒鳥のように、男を誘惑するような色気・・妖艶な雰囲気が
まったくもって皆無だからなんですよね。
そりゃ・・・なくても、
一瞬にして踊りの時には表現できる人はいますよね。
でもニナは
そういった奔放な自分を表現することは
いけないことだという風に(母親の教育方針のもとだろうね)
植えつけられてしまっているから、
自分自身の殻を破ることができない・・黒鳥に真から脱皮することができないでいるんですよね。

あげくに、ライバルと思える妖艶な女性リリーも現れて
役をとられてしまうという不安も募っていきます。
もう、可憐なニナが可哀そう・・
悩む・・・悩む・・・。
不安で押しつぶされそうになる・・
う~~ん、わかるな~~~、その心境。


あの芸術監督のルロイが性体験を突然聞いたり、自慰してみろ・・とか
言い出すのは単なるエロおじさんだからではないのです・・・・笑
やっぱり、理由がある。
自分自身の心を解き放て~~、欲望のまま生きてみろ~~という感じでしょうか。
そういう思いを演技に反映させてほしかったんでしょうね。
だだヴァンサン・カッセルが迫ってくると、やっぱり危ない香りがして・・・
いや~~、もしかしてもしかして・・・とあらぬ妄想をし、ドキドキしました・・・笑


彼女の背中の傷。
どうやら彼女は自傷癖がある模様。←これは前からあった感じですね。
役を受けてから
さらにその行為が加速していったようです。

この映画は
ただただ、追い詰められていく、ニナの精神状況を
追っていく、そういう映画です。
時折ホラーチックな場面もあります。(突然だと、体がビクついて、恥ずかしかった自分です)
いろんな怖い場面あったけれど、
ニナが起きたら母親が部屋にいたっていうシーン、意外と怖くない?
だって、お部屋で、一人で、もにょ、もにょしているときにだよ?
ヤダよね~~~☆
怖いシーンも
今思えば、なんだか、可哀そうにも思えちゃう・・
そこまで追い詰められてしまっていたんだな~~と考えるとね。

だからこそ、ラストでは、ちょっぴり泣いてしまったのよね。
複雑な心境になりますよ、観終わった後は。

監督の
「レクイエム・フォー・ドリーム」ほどの強烈さはないものの、
この、ジワジワと迫ってくる、何ともいえない
不穏な雰囲気が魅力的です。
最後の最後まで気が抜けませんもの。
そして、
そうなるのね・・・という、ある種納得を覚えるような結末へと突入していきます。

ラストはもちろん、
「白鳥の湖」の舞台場面。
十分盛り上がります。


ニナは完璧な黒鳥を演じることができるのです。
あの、羽音、肌からじわじわと毛が生えてくる感じ、不気味ですね。
ここは本当に素晴らしい・・・。予告でも見ることができるけれど
ナタリーの黒鳥は、必見ですね。



かつてのプリマ役で
ウィノナ・ライダーも出演。
なんだか今のイメージとかぶってしまうのがつらいところ。(しかし、怖かった、顔を切るところ)
華やかなころを知っているからな~~~。


ちなみに R15+です。
同性愛シーンもしっかりあったからね。
しかし、ナタリーが、あのナタリーがと思ったのは
私一人じゃあないはずだと思うわ。




とにかく、お勧めの一本だと思います。



そういえば、公式サイトに
<5/11(水)の初日にいらしていただいた方全員にプレミアム・グッズをプレゼントいたします!! ただし、「ブラック・スワン(=黒鳥)」をイメージした服装でご来場いただきましたお客様が対象になります。>

どうしましたか~~~~皆さま・・・・笑
やっぱり、華麗な黒鳥ファッションでお出かけしたのでしょうか。
この大雨の中….

私の劇場では関係なく、全員に配布でしたよ・・ポスター・・。
私がどのような恰好だったかは秘密ですが・・・・爆。

sawannburakku2.jpg

連休中

まったく映画館に行かないうちに・・・5月。

今月はなんとか一本でも劇場いきたいですね。


連休になりますので、金まで不在です。

よろしくお願いします。




お家で「天使と悪魔」観ました。


ユアン・・・・・素敵でした。
あんなラスト・・・でしたけど・・・・苦笑。
今回は感想はUPなしです。(さぼり)



では皆さま、
よい連休を・・・

プロフィール

みみこ

  • Author:みみこ
  • レイフ・ファインズ好き
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク