ドリアン・グレイ

ドリアン・グレイ    (2009  イギリス)


DORIAN GRAY


監督: オリヴァー・パーカー
製作: バーナビー・トンプソン
製作総指揮: ジェームズ・スプリング
ポール・ブレット
チャールズ・ミラー・スミス
ティム・スミス
サイモン・フォーセット
ジェームズ・ホランド
ザヴィエル・マーチャンド
原作: オスカー・ワイルド
『ドリアン・グレイの肖像』
脚本: トビー・フィンリー
撮影: ロジャー・プラット
プロダクションデ
ザイン: ジョン・ビアード
衣装デザイン: ルース・マイヤーズ
編集: ガイ・ベンズリー
音楽: チャーリー・モール
出演: ベン・バーンズ ドリアン・グレイ
コリン・ファース ヘンリー卿(ハリー)
ベン・チャップリン バジル
レベッカ・ホール エミリー
ダグラス・ヘンシュオール アラン
レイチェル・ハード=ウッド シビル
フィオナ・ショウ アガサ
ピップ・トレンス
キャロライン・グッドオール
マリアム・ダボ
マイケル・カルキン
エミリア・フォックス
ジョニー・ハリス
ジョー・ウッドコック
マックス・アイアンズ
ヒュー・ロス



感想


オスカーワイルド原作の「ドリアングレイの肖像」の映画化。
すでに3回目だそうです。
原作は未読。
しかし、有名な話なのでポイントになるあらすじ(肖像画の男が年をとるかわりに
実際の男は若くて綺麗なままで年をとらない・・・)は知っていました。
カスピアン王子で一躍有名になったベン・バーンズ。
すみません・・・ナルニアは1作目しか観ていないので
彼のこともあまり知らず・・・です。
そんな状態・・・原作も、主演に対しても、あまり情報深くないまま、鑑賞しましたが
結構面白かったです。
時代的な空気感もしっかり伝わってきて、丁寧に作ってあった感じ。
出演者もコリンとか、ベンチャップリンとか、よく知っている面々が演じていたので
入り易かったし、いろんな場面で目の保養・・・笑、もバッシリ☆できました。
劇場未公開というのは残念だわ・・・。


どうやら、原作との違いも若干ある模様。
その違いはちょっとわからないのは残念。
細かい内容を知らないものが観たとして(私・・・)の感想です。


まず、
ドリアン登場が初々しくて良いね。
このあと、ヘンリー卿に悪の道に誘われて
道をはずしていくのが分かっている分、
この初々しさが、より愛おしく感じるわ。

ロンドン初めてのドリアンは
どんどん、いろんなことを吸収していくの。
田舎くさかったのに、都会の華やかな暮らしに、次第に目覚めていくのね。
そんな中で恋をする・・
レイチェル・ハード=ウッド 演じる
シビルね。
でもシビル、
ドリアンが永遠の愛を誓ったのに
浮気しちゃったとわかったら・・・
自殺してしまうの。
え・・・死んじゃうんだ!!(有名みたいだけど知らなかった私・・・)
こんなこと(っていうのは失礼だけど、女遊びをしただけなのに)と
思ってしまった私。どうやら、この自殺理由は原作と違う模様。
この映画の理由なら
ちょっと薄っぺらいかなとも思えるけど(それも唐突)

少しは罪悪感を感じたドリアンだけど
ヘンリー卿にも、促されて
やがて吹っ切れ、どんどん、それまで以上に妖しい世界にハマっていくの・・
悪魔に魂を売ったという感じよね・・・




あんなことも
こんなことも・・・
めくるめくる日々~~という感じで
観る人が充分理解できる範囲で濃く・・・笑・・描かれていました。
それでも、いやらしさがなく
そうか・・・バーンズどうしようもない奴になっていくのね・・・泣、と冷静に観ることができるのは
どこか映像に、品があるからなのでしょうか・・

あの仮面舞踏会?・・
よく見かけるよね。
仮面つけても絵になる人ってやっぱりいいわ・・・
鼻とか口とか・・・それだけしか見えないのに
絵になるって、きっともとが水準以上なんだろうな・・・。


ラストは・・・ドリアン
悲しい結末を迎えてしまうわけだけど・・・。

最後にヘンリー卿に
言った言葉が忘れられないわ。
細かい部分は忘れちゃったけど、確か、君のせいで・・みたいなことを言っていたよね。
ヘンリー卿自身がやってみたいというか、こうだったらいいな・・・的な
部分、願望を全部、ドリアンに押し付けたってことだよね。
自分の居場所はそのままで
ドリアンに自分の姿を重ね、傍で見て、楽しんでいたってこと。
そのくせ、
老いて自分に娘ができたならば
そういった、男には指一本触れさせないように
守ろうとするって、いかにも俗っぽい男になっていたヘンリー・・・。
老いたならば
そりゃ・・・あ、昔同様な浅はかな遊びをいつまでもやっていないってことだよね・・。


そう考えると
いつまでも若いっていうのは
ある意味悲しいことでもあるよね。
物事の道理がいろいろわかってきてもさ・・・
見かけはいつまでも同じなんだもの、


ドリアンの肖像は
本当に綺麗・・・
それゆえ、最後に
醜くなる様は
恐ろしかった・・・
とくにあの獣のような声?は
まったくホラーだった・・・。


音楽も不安感あおるような音色でなかなか素敵。
この時代がお好きな人&バーンズファンは是非~~どうぞ。
あ・・王子のイメージではないけどね。

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女の香り    ~韓国ドラマ~

「女の香り」観終わりました。



面白かったです。
カットの多い地上波ですが、
足りない部分は
あらすじなどをみて補いました。


ツボを抑えた
男女の駆け引きがうまいですね・・・
はまってしまいます。
今回のポイントは
タンゴでしょう~~


映画でもよく使われるけど
タンゴ好き。
踊れないけど・・・・・爆。

映画なら
ブエノスアイレスとか、
タンゴとか
あと、ムーランルージュでもタンゴシーンってあるよね・・・★
好き☆


ちなみに
このドラマ、
映画の
「死ぬまでにしたい10のこと」と似ています。


死を宣告された女性が
死ぬ前にしたいことをリストにして
次々にかなえていくというもの。
ドラマは
その後恋をするので・・・ちょっとその辺は違うけどね。


でも・・・
一生懸命
毎日を生きよう・・・無駄にしない・・・っていう姿勢は
すごく見習いたいところ。
ダラダラ無意味に過ごしちゃあ・・ダメだものね。
だって、自分だって明日、明後日どうなるか、わからない身だしね。


ということで、
またつぎのドラマ・・・に突入。


ちなみに
日本ドラマでは、
きちんと見ているのは
「平 清盛」と
NHKの「はつ恋」で~~~す♪



私が、生きる肌

私が、生きる肌 (2011  スペイン)

LA PIEL QUE HABITO
THE SKIN I LIVE IN



監督: ペドロ・アルモドバル
製作: アグスティン・アルモドバル
エステル・ガルシア
原作: ティエリ・ジョンケ
『私が、生きる肌』/『蜘蛛の微笑』(早川書房刊)
脚本: ペドロ・アルモドバル
アグスティン・アルモドバル
撮影: ホセ・ルイス・アルカイネ
美術: アンチョン・ゴメス
編集: ホセ・サルセド
音楽: アルベルト・イグレシアス
出演: アントニオ・バンデラス ロベル・レガル
エレナ・アナヤ ベラ・クルス
マリサ・パレデス マリリア
ジャン・コルネット ビセンテ
ロベルト・アラモ セカ
ブランカ・スアレス ノルマ
スシ・サンチェス ビセンテの母親



形成外科医のロベル・レガルは、
人口皮膚開発の権威。
そんな彼の大邸宅には、メイドのマリリアと、
彼女の監視下で暮らす、ボディ・ストッキングをまとったベラという女性がいた。
それにしても彼女はそっくりだわ・・・とマリリアがいうように
ベラは彼の死んだ妻に顔が似ていた。
彼の本当の妻は
交通事故でやけどをおい、すでに亡くなっていたのだが・・・




感想


久々に映画鑑賞☆
選んだのは・・・ペドロ・アルモドバル作品・・♪
監督作品は、私は、バッド・エデュケーション以来なのよね・・・・。
途中いくつかパスしてきてそのまま、だったし・・・。


ということで、楽しみにしていた、今回・
面白かった~~~~。

妖しく危ない世界観・
でも、嫌悪感はあまり感じなかったな・・
監禁やレイプまがいなシーンも出てくるんだけれど
それほど、重々しくないような気がするのよね・・。
まあ、そういう描きかたをしていなかったのかもしれないけど。
やっていることは異常だからそこを容認はしないけどね。
韓国映画のそれとはまた違うのよね~~
そもそも、主人公、バンちゃんのような思考回路は
普通は湧いてこないよな・・・というものが根底にあって
あくまでも
バンちゃんは、特別だよ・・・・として観ていたところがあるから
なんだと思うわ。
実際
こんなこと起こりゆる世界だったら
怖くてやっていられないよ・・・・・・・・。




冒頭からボディ・ストッキング、スーツ?をまとった美しい女性の
のびやかな身体が目を見張るの。
柔軟体操?、いや、ヨガで体を伸ばしているのよね。


どうやらこの女性、部屋に閉じ込められて生活をしている模様。
監視カメラがついていて、
お食事や必要なものは、お手伝いの初老の女性が小型エレベーターで送り込んでいるのよ。


妙でしょ?
こんなシチューエーションだから、冒頭からすでに釘付け。
この家の持ち主はバンちゃん(アントニオ・バンデラス)
形成外科である彼はどうやら、患者としてこの女性に、様々なことを施している模様。
皮膚の形成ね。
彼女をかくまっている部屋の隣には(自分の部屋か)
彼女を映し出す大モニターがあって、バンちゃんはこっそり(いや、大胆にか・・・)彼女の全身を
つぶさに観察。
ちょっと、行動的には、気持ち悪いというか、変態チックな雰囲気が漂っている・・・。
彼女の顔は、すでに亡くなっている彼の妻にそっくり・・・なのよね。
ここでのバンちゃんの心境は、愛する妻を思い出しながら
自分の作り出したものを愛おしいとでも感じているのかしら・・・・。
もしかして崇高な愛の物語か・・・なんて想像しちゃたりもするけれど
話はそんな単純なものではなかった・・・・驚。


映画は
現在→過去6年前→現在という構成。
映画の中盤までは、現在の話であり、この女性の過去も全然わからないし
情報も小出しにしかだされないので、まったく話の方向性が予想できないの。でも
虎さん(人間だよ・・・)が登場してから
物語は急に動き出すの。


ある日、この家に、虎さん=虎のぬいぐるみを着た男が訪ねてくるの。
なんでこんな姿をしているんだ・・・というのには理由があるんだけどね。

この男は実は
家政婦 マリリアの息子。警察に追われてこの家を久々に訪ねてきた模様。
初めは追い返そうとしたマリリアだが
息子だから、やっぱりね・・・招き入れてしまう・・・。
そんな息子が画面に映った監禁されている女性を観て驚くの。
おお~~~あの女か・・・って。



で・・・ここから・・・・ネタバレ・・・






実はバンちゃんの
奥さん
この虎ちゃんの男と関係をもっていたのだ・・・・!!
ちなみに、
家政婦さんとして雇っていたマリリアはバンちゃん母親。
虎ちゃん=(セカという)はバンちゃんの父親の違う兄弟。
セかとバンちゃんの奥さんは、関係をもった挙句、この家を逃げ出そうとして
その途中で交通事故にあい
奥さんだけが重い火傷をおってしまったのだ。それを助けたバンちゃんだけど、
奥さんは自分の焼けただれた顔をみて、生きる希望を失い飛び降り自殺をしたという経緯だったのだ。

セカは、てっきりかくまっている女性(ベラ)が
バンちゃんの奥さんだと思いこみ(火事で助かったんだと思った・・)
昔を思い出して関係を迫るんだけど、
ベラはやけに拒否。(当人じゃあ、ないからね)
でも、結局強引にレイプされてしまうの。
バンちゃん、家に帰ってきてその様子を知り、怒って、セカを射殺・・・。
その後
バンちゃん、今までベラと一線をおいていたはずなのに、
セカと関係をもった(できる・・・)と知ると
次の行動に・・・。
彼女ととうとう、関係を持ってしまうのよね。
なぜ、いままで我慢?していたのか、
手を出さなかったのか・・・、
そして彼女は本当は誰なのか・・・。
それは2人の回想シーン(6年前に)遡るの。



回想シーンは省略(映画で楽しんで)



で・・・結論知ってからの感想。
ネタバレだよ。
映画を観た後にみてね。






バンちゃんの心境、理解できる?
できないよね・・・
でもあれ、目の前にあんな素敵な裸体が現れちゃあ、
いろんなこと、すっとんでしまうのかもしれないよね。
最初は、復讐心からだよね。
彼しかできない
復讐方法だとは思うけれど
あんなことも、こんなこともしちゃうなんて・・・・。
娘をレイプした(といってもあの結婚式のあとの状況は
無理やりという雰囲気でもなかったような・・・。ああなる雰囲気プンプンしていたけど)
ということで、
女性の気持ちになってみろ・・・・・とでも言うことかしら。
でもさ・・・失踪した新聞記事の写真にキスしていた
ベラが可哀そうだったよね、ちょっと。
昔の姿に未練あっただろうね。気がつけば、やられちゃっているんだしさ・・・・・。
鏡でちらりと自分の下半身みていたけど、相当のショックだったろうね。
寝ているうちに・・・だものね。
自業自得だとは思っても、代償はかなり大きかった・・・と思うよ。
そもそも、バンちゃんが精神的にそんなに弱い娘ならば
もっとしっかり守ってあげれば良かったのにね。


でね・・・
バンちゃん
奥さんに似せた顔を作ることで
彼女に対しての憎しみが愛に変わったということだよね?
やっぱり目の前に妻そっくり・・・だもんね。
でも、ベラは、○なんだし、
自分がそう作り上げた張本人なのに
できるか・・・・そんなことっていう気持ちもよぎる。関係だよ・・・・・
体はそうでもベラの心は
以前のままだろうに
うまく自分のものになると思ったのかな。
そう思ってしまう錯覚をしてしまうところに
男の弱さがあるのか・・
甘さか・・・。

マリリアの予想通り
やっぱり、
バンちゃんは甘かった・・
でも
その甘い部分も
裏返せば
妻への愛の深さだと思うしねぇ~~
ちょっとバンちゃんも不憫ではあるよ。
奥さんも娘もあんなことになったし、
ベラを奥さんのように愛おしく思い始めた矢先に・・・ねぇ~~。



不安かきたてるような音楽も良かったな・・。


エレナ・アナヤの
あのボディ・ストッキングの姿は
印象的だよね
美しいよ、あのライン。
裸体で見せるより
想像力かきたているようなああいう姿の方が
エロい感じ。

そういえば、
森三中も
あんな恰好してコマーシャル出ていなかったけ?
キャッツアイの宝くじ。
同じ次元で考えちゃあダメか・・・





ラスト・・・
彼女は幸せになれるかな。
母親のその後の反応は
わからないけれど
たぶん、
受け入れるよね。
それが母親だものね~~~



母親はやっぱり強し・・・



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TVでインセプション

先日
TVでインセプション・・やっていました。
劇場でみただけなので
懐かしくなって録画鑑賞・・


わ~~~コマーシャルのタイミングがものすごい・・・笑
そこで切れるか・・・・って。



TVだからしょうがないけど・・・。


だけどやっぱり
これ面白いわ・・


また無重力のアクションシーン
堪能しちゃった★


こんな面白い作品
劇場で見たんだよ・・・という思い出が
いまや、自分の自慢・・・・笑


最近ご無沙汰だけど・・・そのうちまた・・・・出かけようかな


共喰い    著  田中慎弥

共喰い  著  田中慎弥


あらすじは感想内で・・・。



感想


一躍時の人となった田中慎弥さん。
第146回芥川賞 受賞作品ですね。

作品は読まなくとも、人だけはわかる・・・という方多い気がしますが、
やはり一度は作品に触れてみたい!!
ということで手を出しました。


作品は表題作と他一篇「第三紀層の魚」 。

私は表題作でない、もう一つの作品の方が好きです(こちらは少年と曾祖父の話。釣りがポイントです)
あくまでも好みですが・・・。


共食いは・・・まあ・・・題材が題材なので
とくに女性には、よい印象は与えないのではないでしょうか。


共食い・・

登場人物は
主人公17歳の遠馬。
父と愛人・琴子さんと住んでいます。
実の母親仁子は
魚屋に勤めていて
近くにいます。遠馬と交流あり。
母親は戦争時に右手を失っています。
夫、つまり遠馬の父親は、性交渉時に女性を殴るという
癖があり、さらに女性関係も豊富なため
子どもは遠馬だけと決め
のちに妊娠した子供はおろしてしまいます。夫と同じ血は一人だけでよいということで。。。。
そののち、別れて暮らしているようです。
遠馬には恋人がいます。
会田千草。彼女とは当然性交渉ありです・・・。
さて・・・遠馬は
ある日、千草を殴ってしまい
自分に父親と同じ血が流れていることに嫌悪感を覚えるのですが・・・




あらすじ前半まで書きました。その後大きく展開します。
性描写は結構生々しいです。
女性に暴力をふるうという設定も
自分が、女性なので、いや~~~な感じは受けます。
そもそも、そういう行為=暴力の意味がわかりませんから・・・。
女性がそういうときに暴力ふるうっていうのは聞いたことないしね。
感覚としてわからないわ・・・。
嫌悪感だけで。


物語は意外な方向に進むのですが
そうか・・・やっぱりそういう報いを受けるのか、という
印象ですね。
サスペンス的な要素をもっています。

彼らが住んでいる土地、
そして、うなぎ・・・・・
そんなもろもろの描写と相まって
描かれる人間関係。
6月のムシムシしたなま温かい空気の中にいるような
居心地の悪い感じの小説でした。


遠馬の将来
心配ではありますけどね・・・・。




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ザ・レッジ -12時の死刑台-

ザ・レッジ -12時の死刑台- (2011  アメリカ)

THE LEDGE



監督: マシュー・チャップマン
製作: モシュ・ディアマント
マイケル・メイラー
マシュー・チャップマン
製作総指揮: グレゴリー・ウォーカー
ニック・サーロウ
タマラ・ステューパリッチ・デ・ラ・バ
ーラ
ボビー・ランゲロフ
ティロ・サイファート
マーカス・ショファー
クリスチャン・アーノルド=ボイテル
オートウィン・フレイヤームス
スティーヴン・サクストン
ファイサル・S・M・アル・サウード
脚本: マシュー・チャップマン
撮影: ボビー・ブコウスキー
プロダクションデ
ザイン: ジム・ジェラルデン
衣装デザイン: ジリアン・クライナー
編集: アン・マッケイブ
アレックス・ホール
ジェリー・グリーンバーグ
音楽: ネイサン・バー
出演: チャーリー・ハナム ギャビン
リヴ・タイラー シェーナ
パトリック・ウィルソン ジョー
テレンス・ハワード ホリス
クリストファー・ゴーラム
ジャクリーヌ・フレミング



ある日、刑事のホリスは、
男が高層ビルから飛び降りようとしているとの通報を受ける。
現場には、男ギャビンがいた。
必死に説得にあたるホリス。
その男は、なぜ自分が飛び降りようとするのか・・・
今までの経緯を語り始める。





感想



心理サスペンスということと
出演者をみて、ちょっと期待感もあった作品でしたが・・
う~~ん、残念という感想になりました。



内容はシンプル。
自殺を試みようとしている男と
説得する警官。
男は、正午に自分が飛び降りないと
人が死ぬというのです・・・



ここで観ている人が気になるのは・・・
なぜ、男が飛び降りようとしているのか・・・ということでしょう・・



でも、その理由が
なんかね・・・・という感じです。


同時になぜか、この説得にあたる警官も悩みを抱えていて
説得最中に、奥さんから電話がかかってくる。
飛び降りようとしている男性(といっても正午に飛び降りるということなので
すぐにどうこうということではない・・・・・・・笑)をほっといて、
待ってくれ・・・と言いながら、奥さんと家庭のごたごたを語ってしまう・・・

なんでかな……笑
この刑事さんの悩みは
自分の子どもが血がつながっていない子だということが判明したということで。
奥さんに対してきれまくっているわけ。
刑事さん、子供ができない体だったのに奥さんがそのことを本人には伝えないで
勝手に人工授精して子供を作ってしまったということなのよね。
相手は刑事さんの弟だから、子供は違和感なく、夫婦の子供として育っていたのでしょう・・・・



で・・・肝心の
飛び降りようとしている男。
この男、
ギャビン。
とあるホテルの副支配人。
イケメンさんなんだけど、過去は暗いの。
愛する娘を自分の過失で、事故死させてしまってから
妻との関係もうまく、いかず、今は・・・ゲイの男友達(自分はゲイではないよ)と同居の身。
そんな彼らが住んでいるアパートに
夫婦が越してきたの。
その夫婦の妻の方、
シェーナというんだけど、美しくて素敵♪リヴ・タイラーね。
そのシェーナが自分の仕事場には仕事を探しに来た・・・
そんなこんなで急速に親しくなり
やがて・・・・愛し合う中に・・・・★


まあ・・・簡単にいえば
不倫です。
愛し合うようになったといっても
最初はギャビン・・・軽い気持ちで
ちょっかい出してみようかな・…程度のように
思ったけど、意外と深みにはまってしまっていたのね・・・・・笑
それは別にいいとして
じゃあなぜ、自殺しようかということになったのかというと・・・
ネタバレしちゃうけど・・・・、
夫に知られちゃったのよね、2人の関係が。
そしたら夫が
妻を監禁して、おまえ=ギャビンが、俺たちの観ている前で
飛び降りろ・・・・・さもないと妻の方を殺す・・・と
脅してきたのよね。


で・・・ちょっと待って!!
予告でもわかるけど
この奥さんといい仲になったのはほんの数日前って感じでしたよ。
それなのに、奥さんのために自分の命をかけると・・・
それってある意味すごいよね。
短期間の出会いなのにそこまで、気持ちが入り込んでいるとは・・・。
でもそこにはやや、伏線もあったりするの。
彼、ギャビンは
以前、子供を自分の過失で失っているのよね。
だから今回
また、自分のために誰かが死んでしまうということに
ギャビン自身、耐えがたい思いをもっていたのかもしれないってこと。
娘に対して贖罪の気持ちがあるからね・・・
それがこのシェーナにかぶっているのかもしれないという見方もできるかもしれない。


まあ・・・なにも脅されて死のうとしなくても
警察に相談してもいいんじゃないか、時間があるのだから・・・・笑という
見方もできなくはないのですがね。



で・・・
もう一つ重要なことをいい忘れていました。
もしかしたらこれがこの映画のテーマかもしれませんが・・・。
この奥さんの旦那さん、
パトリック・ウィルソン 演じているジョーっていう男なんですが
熱心なキリスト教徒なのですよ。
ジョーにも暗い過去があり、
自分の自堕落な生活のためかつて家族を失っっていたの。
そんな彼を救ったのが信仰。
だから、ものすごく神の存在を意識しているんですよね。
反対にギャビンは
信仰なんて・・・という男だったと思いますよ。
ジョーの再婚した愛しい妻が
変な男(ギャビン)に誘惑され、関係をもってしまった・・
そんな罪を犯した2人が許せない・・・
罪を償ってほしい・・・・
そんな思いがあったのでしょうね。


この物語は
信仰をもつものと
もたないものの、対比でもあるわけ。
でも結論として
神を信じているものが罪を犯し、
神を信じていないものは死を迎える・・・
信仰の意味って一体なんだろう・・・という深い意味ももった作品なのかもしれないけど
普通にみたら
単なる三角関係のもつれの果ての事件としか思えないのが・・・残念。




時間がくれば死んでしまうという設定でも
緊張感はないし
なんのために、刑事相手に
自分のいきさつを話すのかもよくわからない・・・
そして最大のガッカリは・・・
もう大きくネタバレだけど
この男が、飛び降りてしまうのよ・・・。
てっきりなにか大きな動きや
どんでん返しがあるのかと思ったら
飛び降りてしまう・・・なんて!!
それこそ驚愕よ。


ギャビン役の
チャーリー・ハナムは私嫌いじゃないから、結構素敵と思いながらみていたし
リヴ・タイラーとのからみも
雰囲気があって…笑・・・目の保養にはなったけど
内容は薄かったな・・・。
パトリック・ウィルソンは個人的にはこういう危ない感じの
人が良く似合う…笑
異常な感じ(とくに性的な部分で。。。)をもっていそうだぞ・・という雰囲気が
良く似合うんだよね。(いや、この映画では別に性的にどうのこうのということはなかったけど)
ただこんなキャラの彼でも
ドア越しに
この不倫カップルの情事を聞いているところは少し可哀そうだったな。
自分の奥さんが、男と関係持っているシーンを聞いちゃうのって
やっぱり残酷。







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  • レイフ・ファインズ好き
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