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世界にひとつのプレイブック  

世界にひとつのプレイブック  (2012  アメリカ)

SILVER LININGS PLAYBOOK



監督: デヴィッド・O・ラッセル
製作: ドナ・ジグリオッティ
ブルース・コーエン
ジョナサン・ゴードン
製作総指揮: ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
ジョージ・パーラ
ミシェル・レイモ・クーヤテ
ブラッドリー・クーパー
原作: マシュー・クイック
『世界にひとつのプレイブック』(集英社刊)
脚本: デヴィッド・O・ラッセル
撮影: マサノブ・タカヤナギ
プロダクションデ
ザイン: ジュディ・ベッカー
衣装デザイン: マーク・ブリッジス
編集: ジェイ・キャシディ
クリスピン・ストラザーズ
音楽: ダニー・エルフマン
音楽監修: スーザン・ジェイコブス
出演: ブラッドリー・クーパー パット
ジェニファー・ローレンス ティファニー
ロバート・デ・ニーロ パット・シニア
ジャッキー・ウィーヴァー ドロレス
クリス・タッカー ダニー
アヌパム・カー
ジョン・オーティス
シェー・ウィガム
ジュリア・スタイルズ
ポール・ハーマン
ダッシュ・ミホク



妻の浮気が原因で暴力行為そのまま精神病院入りをするパット。
ようやく退院し、実家で過ごし社会復帰への道へ。
一方友人に誘われたディナーで
友人の妻の妹ティファニーと出会う。
彼女もまた、夫を事故で亡くして以来、精神的に不安定。
パットは妻とよりを戻す手助けを彼女に頼む。
条件としてティファニーのダンスパートナーになることに・・・・





感想

ローレンスちゃん、受賞おめでとう~~

(鑑賞は↓アカデミー決まる前に観ました・・・)


ちょっと期待感が大きかったかな。
面白くなかったわけじゃあないけど、ものすごく~~~~良かったとまではいかなかったです。
普通にいいよね・・・って感じ・・・・笑


精神的に不安定な2人が出会い、
お互いに歩みだすまでのお話。彼らをとりまく、家族とのかかわり。
さらには
ダンスコンテスト参加という出来事が描かれます。

内容的には
オーソドックスだと思うし
恋愛部分も想像できる範囲。
ラストのダンスコンテストからの展開も・・・
よくあるパターンかな・・・と思います。追っかけていく彼・・ていうパターンは何回
見たことか。
それほど目新しさは感じなかった題材だけど。
特に変わったといえば、皆がクレージーだということ。

あちらでの評価が高いのは演技陣のチームワークの良さかな・・・・笑

それぞれ皆、個性的で一筋縄ではいかない人ばかり・・・笑
人は皆完全ではなく、それが当たり前。
一生懸命希望の光を求めて生きているってことは素敵なことなんだよ・・・っていう感じ。


主人公ブラッドリー・クーパー演じる パットは
奥さんの浮気が原因で精神病んだ状態。
躁鬱が激しいみたいね。
でも結婚式の曲を流しながら
同僚と浮気っていう奥さんも相当なものよ。
自分の家でさ・・・。
(相手の男がカッコ良くないのが笑える)
そんな奥さんにいまだ未練をもっていて
やり直そうとしているのは
理解できないところ。
だって・・・浮気してた女性なのにいまさら・・・愛を求めるのは無理でしょう。
(ラストのダンスコンテストでしっかり奥さんのお姿、観ましたが、綺麗ですね・・・でも印象薄・・・)


パットは病院から出てきても薬も飲まず
たびたびもめ事を起こします。
カッ~~となると、理性がきかなくなるのね、わめきまくる・・・。
そんなパットに両親も大変。
でもユーモラスに描き、家族内での、悲壮感なし・・・。
そもそもロバート・デ・ニーロ演ずるパットの父自身も
かなり、危ない感じ・・・・笑
失業後、賭博をやっているのよね・・・
近所の人巻き込んでワイワイガヤガヤ・・・と。

スポーツ観戦&ダンスコンテスト・・・。
これはアメリカ人なら盛り上がるエピソードの代表なのかな。
彼らの地元フィラデルフィア・イーグルスの勝敗に、一家、近所が
大騒ぎし、挙句はパットの主治医までが参加している始末で
非常ににぎやかな感じでしたが
このお祭り騒ぎ自体に、自分が、興味あまりないというか・・・。
普段の生活でもそういうこと身近に感じていないからね。
だから何なのよ・・・・という思いがあって冷めてみてしまいました。
笑いの部分でも、ニコリとするものはそれほど私にはなかったですしね。
これはアメリカ人と日本人の違いかな。


あと、迷信みたいなものをいくつか言っていたでしょ?
彼がいたから勝ったとか
彼女とダンスをしていたから勝敗がいいとか・・・
ああいうのを
早口で、説明していたけどこれもちょっとついていけなかった・・・。
デニーロみたいに、そうなんだ・・と納得するのでなく
胡散臭い話なのに、何で皆真剣に聞いているの・・って冷めた目に・・・・笑

クレージーなのは
主役2人だけでなく
皆も多少そうよね・・・って、わかっているけど
自分までがそのテンションではないので
共感しまくり・・とまではいかなかったです。



もちろん、
前向きになれるお話にはなっているので後味は当然良し。
定番のクリスマスのシーンもロマンチックで好き。
ラスト、家族の前で
すっごくいちゃいちゃしていた彼らが印象的。
ところで何歳差のカップルだっけ?
ジェニファーちゃんって若いよね。


この映画でのジェニファー・ローレンス、言葉の悪さ、魅力的でしたね~~
精神的に不安定で
自分自身の感情をすぐにぶつけちゃうところ・・・凄かったです。
お友達としては怖いけど・・。
さらに・・色っぽい。
ダンスの時のあの腰にひねりには、おもわず、ため息でちゃう。
胸はしっかりあるのに、腰はちゃんとくびれて細いのよね、


デニーロはこういう役でも手堅くこなすよね
しかしすっかりおじいさんになってしまって、ちょっと昔が懐かしい・・・・。
デニーロの奥さんが
美味しそうな料理をいくつか作っていたわね。
結構大変そうな旦那さんとさらにその上をいく息子相手に
いつも美味しそうなお料理作っているんだろうね。
御苦労さまっていいたいよ。

あ・・ブラッドリー・クーパーのことも言わないと・・
レイフっぽい顔なんだよね。
目の保養にはなるのでラッキーという気持ち…笑



↓胸おおきい・・・
pureibukku.jpg
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悪魔のシスター  

悪魔のシスター  (1973  アメリカ)


SISTERS



監督: ブライアン・デ・パルマ
製作: エドワード・R・プレスマン
原案: ブライアン・デ・パルマ
脚本: ブライアン・デ・パルマ
ルイザ・ローズ
撮影: グレゴリー・サンダー
音楽: バーナード・ハーマン
出演: マーゴット・キダー
ジェニファー・ソルト
チャールズ・ダーニング
バーナード・ヒューズ
ウィリアム・フィンレイ
メアリー・ダヴェンポート
ドルフ・スウィート


黒人青年が惨殺される現場を目撃した女性記者。
警察は信じてくれず
一人で捜査に乗り出す。
犯人の女性には秘密があった
彼女は元々シャム双生児。
もう一人と切り離されたというのだが・・・。


感想


オープニングからして気味が悪いです。
音楽も一度聞いたら忘れられない感じ。

最初はクイズ番組のシーンから。
サスペンスもホラーも全然想像できない物語の始まり・・・。

中盤で殺人。
このクイズ番組で共演していた俳優同士。
彼女が共演者の黒人男性を殺すんですよね。
それが突然なのよ。
来た~~~という感じ。
寝ている彼女の前に
ケーキと包丁を持って男性がいくと
突然彼女が起きあがってグサリ。突然なのでこれにはびっくり・・・。


この殺人現場をみていたのが向かいの住人ってわけ。


向かいの住人女性が記者と言うことで
誰にも信じてもらえないいらだちから
一人で捜査。
ここまでは、とくに、普通に鑑賞できる程度のサスペンスになっているんだけど・・・。
加害者と思われる女性の過去➪実はシャム双生児だった。。。という
ことがわかってから、物語はちょっと気味が悪い雰囲気に。


記者の女性があるとき
精神病院に乗り込むのよね。
どうやら、犯人と思われるこの女性が通っていると思われる
この病院に何か秘密があるとにらみ・・・・



過去と現実が入り混じった世界。
どうして彼女たちが切り離されることになったのか・・・
好奇心に満ちた周りの目。
とにかく、映像が独特でなんとも言えない気分。


物語はこの辺りから真剣に見入っちゃう・・・
説明しがたいのであとはゆっくりとご自分で。



2分割場面や
「裏窓」雰囲気の覗き見シーンも用意されていて、
ああやっぱり・・・と思うものの
面白いならそれでいいよね・・・・。
一度はみてみてもいいかもしれない作品。


ちなみに
リメイク版も実は作られているそう・・・・。


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ボディ・ハント

ボディ・ハント(2012  アメリカ)


HOUSE AT THE END OF THE STREET


監督: マーク・トンデライ
製作: アーロン・ライダー
ピーター・ブロック
ハル・リーバーマン
製作総指揮: スティーヴ・サミュエルズ
アンソニー・ヴィスコンジ二世
ドミニク・ヴィスコンジ・Jr
アリソン・シルヴァー
ソニー・マリー
ライアン・カヴァナー
タッカー・トゥーリー
原案: ジョナサン・モストウ
脚本: デヴィッド・ルーカ
撮影: ミロスラフ・バシャック
プロダクションデ
ザイン: リーゼロッテ・ソーパー
編集: スティーヴ・ミルコヴィッチ
音楽: テオ・グリーン
音楽監修: スティーヴ・リンジー
出演: ジェニファー・ローレンス エリッサ
マックス・シエリオット ライアン
ギル・ベローズ ウィーヴァー
エリザベス・シュー サラ
ノーラン・ジェラード・ファンク
エヴァ・リンク
ジョーダン・ヘイズ
クリスタ・ブリッジス
ジェームズ・トーマス
ジョイ・タナー



 17歳の高校生エリッサ.
彼女は 、離婚した母に連れられ郊外の格安物件に引っ越してくる。
隣の家では数年前に娘が両親を惨殺して失踪するという事件が起こっていた。
現在、その隣家には事件当時親戚に預けられていて生き延びた息子ライアンが一人で住んでいた。
ある夜、エリッサは
偶然通りがかったライアンの車に乗せてもらう。
そこから、2人はお互いに惹かれあうのだが・・




感想

ジェニファー・ローレンスということで鑑賞。
パッケージをみる限りB級エロチックサスペンスか・・・と
そんなに期待もしていなかったけど(ジェニファーちゃんが何気にセクシー…笑)
そこそこ面白かったです。
でも、そんなに怖くはないです。



正直、冒頭が結構強烈で
これは・・・相当の覚悟をしないといけないのかな(血みどろ映画になるのか・・・)
と思ったんですけど
意外とおとなしい展開で安心しました・・・笑

前半は青春ラブストーリ的な流れで
なにか懐かしい感じがしたかな。


殺人事件が起きた家に
一人住む孤独な青年。
家族が悲惨な事件の加害者と被害者と言うことで(両親は青年の妹に殺されたという設定)
心に大きな傷を負っているわけですよね。


そんな隣家に越して来たのがジェニファーちゃん親子。
母親は離婚したばかりみたいなのよね・・・
そんなわけでジェニファーちゃん自身もちょっと心に傷があるわけよね。
そのジェニファーちゃんは
青年と接触を持ちはじめるの。
優しい彼にちょっと心が惹かれはじめるのよね~~
家族の過去で苦しんでいる彼に
私なら救ってあげられるかもしれない!!!という
使命感みたいなものも感じたのかな。
私が包み込んであげたいとか・・・。
母性本能?
でも・・・
親は心配するわけ。
まあ・・・年頃の娘に男が出来るって親としては気になるけど
それが訳ありの男だっていうので
余計心配度が増す・・わけなんですよね。
わからなくはないけどね・・・

だけど娘としてはそういう親は余計うざく感じるのも当然で
干渉しないでよ!!という気持ちが湧いてきて・・・
あ~~どうなるのよ、この恋は、2人は・・・と
ほとんど
ホラー映画じゃないジャンルになってきてしまっていました。

あれ・・これじゃあ怖くないじゃん
と思いつつ
肝心なのは後半。
ここからが本題なんです。

実はこの青年には秘密があって
なんと地下室に妹と思える女性を監禁していたのでした!!
暴れまくる妹を静め、
かくまっている感じ。

犯罪者である妹を
兄である彼が守っているのかしら・・・
そう思える展開・・


ところがそれだけでは
事はすまないのです。


以下ネタバレ~~



なんと・・・
妹だと思っていた女性は別人。
そもそも
妹が両親を殺したということだったのですが
事実は違って。
おまえか・・・・でした…笑


ライアンこそが
妹。
つまり犯人はライアンそのもので
妹はとうの昔に亡くなっていたのです。
ブランコ事故で亡くなった妹ですが
その責任をず~~と背負ってきたライアン。
挙句
ここは映画のラストショットでわかるのですが
両親は妹が死んだあと
ライアンのことを妹だと理解し、扱っていたのでした。
そもそもこの両親は事故当時薬をやっていて
死んだ妹を、
土に埋めて処理。
なかったことにしていたのでした。
とんでもない両親。
ライアンを妹だとして扱うのも
ちょっと頭がいかれていたのかもしれませんね⇒推測。

ライアンはそんな両親の態度と
事故の影響で
こちらも精神崩壊。
妹を作ることで⇒生きている妹をつくる
ことで、精神を安定させていた模様です➪これも推測。


ちょっと推測の部分が多いですが
たぶん、そう・・・・笑
映画の見せ方としては
そうだろうな・・・という思わせ的な部分があるので
各自が正しく理解しなさいということだと思います。


親のいうことをきかないからこんなことに・・・・なるのよ・・という
ちょっと教訓と
受け取れることもないような展開で
年頃の娘には痛いこともあるんじゃないのかな・・・・って思いますが
どうでしょう。
若い時は
いろんな人とお友達になりたいよね。
自分の目を信じたいっていうのはあるよね~~~
でもやっぱり
親は心配です・・・・・笑


bodhihannto 121105102419

みなさん  さようなら   著  久保寺  健彦

みなさん  さようなら   著  久保寺 健彦




ある理由があり、団地から出られなくなってしまった主人公。
彼はそこで仕事までみつけるが・・・



感想


濱田岳さんが主演の映画が気になっていたので
気になって手に取った本。映画はたぶん時間的に無理なので・・原作で内容知ろうかと・・・・。


狭い範囲内でしか行動しないっていう人はいるかもしれないけど
この物語のように
団地というかなりの限られた空間での生活という設定が、興味惹かれますよね。
そんな狭い範囲で生活できるのかって!!
でも出来ちゃうかも・・・と納得できるところが凄かったわ。
団地内にはいろいろ備わっているのね・・・
学校以外にも学べるところは沢山あるということで
主人公はちゃんと本を読んで知識を得たり
体を定期的に鍛えたりするところが偉いな・・・って思ちゃいました。
ただ家にこもってうじうじしている・・~~なんていう暗い性格じゃなく
その限られた範囲内でも
自分の能力を発揮できることを探し
一生懸命に努力する姿勢が清々しかったです。
途中から明かされる
なぜ、団地から一歩もでられないのか・・・どういうトラウマがあるのかという
事実が分かりだしたときは
正直衝撃的でした。
え~~~~、そんなに深刻だったのって。


ただ、その部分をダラダラ引きずって暗い感じで読み進んでいかなくてはならないという
風な展開にはなっていなかったので正直ほっとしました。


もちろん、団地内の面々にかかわることで
ハードな暴力やこっちが恥ずかしくなるような性描写などは
描かれていて、
ちょっとドキドキしちゃうところはありましたね~~
淡い青春ものにしあがっているんじゃないのかなと
思っていた部分がありましたから。
これ、うちの図書館では
YAコーナーにあったんですが
どっちかというと大人向きじゃあないのかなって思いましたよ。
子供⇒中学生に感想文に薦めようかと思ったけど
親から薦めるのは気が引けるっていうか・・・・笑


いや別に、どんな本を読んでもいいけど、なんとなくね。
じぶんで見つけて下さいよ・・という感じでいたいです






最後どうやってこの団地を出るのかと思ったら
母親の・・・でしたか。
かなりあっさり感はありましたが、
意外と、自分の心と体が許せる範囲が来たならば
すんなり行くのかもしれないのかな・・・。
あせるのもよくないし
自然にまかせればいいのかな、何事も・・・とそんな風に思いました。


このお話で
印象に残ったキャラは
お菓子作りの師匠
あとケーキ屋のお手伝いをしてくれるお友達⇒途中精神病んで入院しちゃうんですよね、可哀そう。
恋人が主人公から離れてしまうという気持ちは
分かる気がします。一生ここで生活というのは、つらいものね・・・。



私は団地生活をしたことがないのですが
私が小学校の頃、
同級生たちが大きな団地に沢山すんでいて
よく遊びにいきましたね。
だから懐かしいな・・・・って思って読んでいました。
時代と共に団地から人がいなくなり・・・という流れも
実際その通りだったわ。


確かにこれ
映画化したら
面白いでしょうね。
時代の移り変わりがよくわかるのでみていて面白いよね。


原作読んだだけでは
主人公が濱田君というのはたぶん、イメージしなかったと思います。
いわれてみればなるほどな~~~笑と思いましたが・・・。
DVDになったら映画みようかな


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戦争より愛のカンケイ

戦争より愛のカンケイ<未>   (2010  フランス)


LE NOM DES GENS
THE NAMES OF LOVE

監督: ミシェル・ルクレール
製作: カロリーヌ・アドリアン
ファブリス・ゴルドスタイン
アントワーヌ・ルアン
脚本: バヤ・カスミ
ミシェル・ルクレール
撮影: ヴァンサン・マチアス
編集: ナタリー・ユベール
音楽: ジェローム・バンスーサン
ダヴィド・ウーヴェルト
出演: ジャック・ガンブラン (アルチュール・マルタン)
サラ・フォレスティエ (バイア)
ジヌディーヌ・スアレム
カロル・フランク
ジャック・ブーデ
ミシェール・モレッティ
リオネル・ジョスパン

フランスではごくありふれた平凡な名前を持つ、中年男のアルチュール・マルタン。
彼の祖父母は第2次世界大戦中、ユダヤ人強制収容所に送られて命を失う悲劇に見舞われていた。
母親はその過去を語ろうとしない。
一方、アルジェリア移民の両親のもとで自由奔放に育ったバイア。
幼いころ、ピアノの先生に性的虐待をされ
それがきかっけで、娼婦に。
しかし彼女にはモットーがあった。
<自分の身体を武器に、右派の男たちと寝て相手を転向させるのだ・・・>
そんな2人が出会い恋に落ちる…。


感想


未公開。
でもお勧め~~
フランス映画好きなら是非~~
コメディーっていう部類だけど
ロマンスも入り込み
さらには政治的な要素もありと
意外と盛りだくさん。
やっぱり、フランスの恋愛形式って
自由ね・・・としみじみ思っちゃった。
彼女がいろんな男性と付き合っていても
カモン~~~だものね。
その子自身が良ければOK。


ぶっ飛んだ彼女だったし
主義主張もえ????と思うキャラなんだけど
これが魅力的なんだよね。
絶対男ならまいっちゃうと思うよ。

裸で電車だよ?
それも同時に二つのことができないから
服着るの忘れたって・・・
こんなボケ、平気で出来る人っている?
そして
裸の姿が綺麗・
うらやましい


名前にまつわるお話も興味深かったわ。
彼の方の名前は
よくある電気メーカーと同じなのね。
ここのところの笑いはちょっとついていけなかったけど。


ナチのお話も絡んでいて
ときどき彼のもとに
祖父母たちが出てきて
語りとして入り込んでくるのが
面白かったわ。
とにかく
見せ方が
ユニークで遊び心溢れているの。


お気楽な話でなく
結構、重めの話も入り込んでいるんだけど(
悲しいシーンもあり)
さりげなく見せちゃうところがさすがだな・・・と思うわ

ジャック・ガンブランのファンなら是非観てね☆

フランス・アカデミー(セザール)賞、最優秀主演女優賞・最優秀脚本賞獲得しています♪
あと原題の「Le nom des gens」は「人の名前」だそうで・・・
パッケージから受けるイメージとは違う感じですよね。
エロチック映画じゃあないよ

人種差別や
政治的な争いの多い世の中だけど
バイアのように考え
<地球上が雑種になれば平和になる。>という
のもなるほどな・・・と思わせますね。

せんそうとち33e

お尻が可愛いよね

ひらいて     著  綿矢  りさ

ひらいて  著 綿矢  りさ


女子高生が
同級生に恋をした
でもその同級生には付き合っている女性がいるそうだ・・
彼女に近づく主人公は・・・


感想

可愛らしいお話かと思ったのですが
違いました・・・・
主人公の行動には共感できないな・・・・。
それに気持ち悪いし・・・
異様だよね・・・あの行動。

主人公木村愛。
愛の愛する相手の彼女、美雪。
2人の関係はね・・・・驚くわよ~~~。
自分の子供の同世代と考えると
余計、気分も悪くなるような内容。

今回は短めで・・・・笑

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逃走   著  薬丸  岳

逃走   著  薬丸  岳




閉店後のラーメン店で、店主が暴行され死亡した。
通報した若者が容疑者としてあがるが…彼は逃走。
容疑者の妹、友人たちの心配する中
なぜ彼が逃走するのか
刑事たちもその謎を探し始める・・



感想


あっというまに読める一冊。
容疑者が逃走するのには理由がある・・・
その理由を読者も一緒になって追い求める
そこが魅力の本かな。


容疑者は妹ともに施設出。
どうやらつらい過去を背負ってきたようだ・・


なんと
彼の母親は父親を保険金目的で殺害し、刑務所に送られてしまっていたというのだ・・
妹はその事実を知らない・・・
兄として容疑者は
長年、秘密を守り苦労してきたようだ・・・。


そんな彼なのに…なぜ・・・


なんだかとっても可哀そうな家族でした。
容疑者もあれじゃあ不憫。
だって・・殺した相手は・・



以下ネタバレ

いつか忘れそうなので真実を書いておきます。
殺した相手は容疑者の事実の父だったんですね。
母親が保険金殺人で父親を殺したというのは間違い。
殺したのは
別人だったんです。
つまり別人を夫と見立てて殺した・・・・。
そしてこの殺した人は
妹の実の父親だった人なんです。
この容疑者と妹は父親違いの
2人だったんですね。


容疑者は殺意があって被害者を殺したわけではない。
今まで死んだと思った父親を発見し
問い詰めて争った挙句・・・こんなことに。
感情的になってしまったんですよね。
でも、死んでしまったという事実は事実だし。
こんなことになってしまったけれど
罪は償って前向きに生きて欲しいな・・・とそう思える
物語でした。



読んでいるときは気にならないけど、
あっという間に読んでしまうので
物足りなさは残るかも。
ドラマむきな内容かもしれませんね・・・
できれば、
もっと深いというか
考えさせられるようなお話がいいかな
好みですし。
次回にまた期待



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メランコリア

メランコリア (2011  デンマーク・スウェーデン・フランス・ドイツ)

MELANCHOLIA


監督: ラース・フォン・トリアー
製作: ミタ・ルイーズ・フォルデイガー
ルイーズ・ヴェス
製作総指揮: ペーター・オールベック・イェンセン
ペーター・ガルデ
脚本: ラース・フォン・トリアー
撮影: マヌエル・アルベルト・クラロ
プロダクションデ
ザイン: イェテ・レーマン
衣装デザイン: マノン・ラスムッセン
編集: モリー・マリーヌ・ステンスゴード
出演: キルステン・ダンスト ジャスティン
シャルロット・ゲンズブール クレア
アレキサンダー・スカルスガルド マイケル
ブラディ・コーベット ティム
キャメロン・スパー レオ
シャーロット・ランプリング ギャビー
イェスパー・クリステンセン リトル・ファーザー
ジョン・ハート デクスター
ステラン・スカルスガルド ジャック
ウド・キア ウェディング・プランナー
キーファー・サザーランド ジョン



第一章ジャスティン
新婦のジャスティンは新郎のマイケルとともに姉夫婦が企画したパーティーに参加。
しかしパーティには遅刻する彼ら。パーティーでは終始情緒不安定だったジャスティン・・・。
第二章クレア
ジャスティンの姉クレア。
結婚パーティーから7週間後。
惑星メランコリアはいよいよ地球へ・・・・。
クレアは不安と恐怖で落ち着きをなくしていく・・・




感想


前作でもそうだったけど
冒頭の映像・・素敵ですね
セリフなし・・・映像のみですが
圧倒されます。
もうそれだけでも鑑賞できて良かったと思える感じ
やはりこれは大画面でみたかったです

地球が惑星と衝突する・・・
ストーリー的にはSFの部類だけど
そう感じるのは第二章になってからで
第一章は、そんな気配は全然なし・・・。
惑星の話はするものの・・・
ほとんどは結婚式パーティーシーン。
ストーリーはあってないような感じです。


地球を救うために誰かがたちあがるとか
恐ろしい事実を知って多くの人がパニックになるとか・・・
そんなありふれた内容でないところが
また凄いですよね・・・。

物語的としては
これ面白いよ・・
みてよみてよ・・・というものは
あまり感じられないんですよね。
私も正直、
前半のジャスティンの章、結婚式披露宴場面は長いな・・・と感じて
ちょっと退屈もしましたし。
そもそも
この章では
主人公の行動・まわりの人々の行動が
まあ・・・みていて気持ちよいものではなく、
また、いら~~~とすることばかりなので
気分的にどんよりしちゃうんですよね。
さらにこの主人公の不安定さに
巻き込まれ
こちらまで、陰な気分になっていくという
なんとも不思議な気分を味わいました・・・・笑


そしてそんな気分のまま
第二部クレアへ・・

ちなみにジャスティン&クレアはこの物語では姉妹の名前。


二部では
惑星メランコリアが近づいてくるということがメイン。
多少、物語に動きが見えてきたような章。
ここからやっとSFじみてくるのですが
それでも出演者は
この姉夫婦とその子供
プラス鬱状態が、ほぼ確定したジャスティンしか
出てこないので
とくにおお~~~という変化が起こるわけでもないんですよね。


ただ
このクレアとジャスティンの対比が
唯一、興味深く思えるところ。

姉クレアは
地球が惑星とぶつかるかもしれないという恐怖で
いてもたってもいられない様子。
対してジャスティンは
もはや、悟りの境地に行きついたような
落ち着きはらった精神状態。

鬱な彼女にとって
人類滅亡するということに
それほどの
大きな意味もないってことなのかな。


とまあ・・・いろいろ深読みできるところでは
ありますが
普通の考えとしては
やっぱり
一般的にクレアのような心情になるのは当然のことかな・・・なんて思いました。
そもそも
ジャスティンの
精神状態は理解できないのが当然だろうし
そちらに共感もてたらもてたで
自分大丈夫か・・て思ってしまうところもありますよね…笑


ああいう風に
針金で惑星大きさ確認していましたけど
今まで枠の中で小さく見えたメランコリアが
次第に大きく見えてきたって
わかったときって
それはそれは
恐ろしいものなんだろうな・・・と妙にそこだけ
印象的に感じました。
原始的な方法だけど
本当あの事実が明確になった瞬間って怖いわ~~


それにしても
旦那のキーファー・サザーランド扮する ジョン。
一足お先に
あんな行動とって
あれにはびっくり。
気持ちは分かるけど
弱すぎ。


最後にシェルター作っていましたけど
ああいう行動
取りたいっていう気持も分かる気がします。
あれでクレア自身も随分救われていたと思うし
子供はさらに
冷静にその瞬間を迎えたと思えるから。


今回はキルステン・ダンストの裸体がやはり目をみはります。
前作に続いて
女性陣は皆
体当たり演技ですね~~




全体的に気分がすかっという映画ではなく
むしろ、
鬱になりそうな感じでした・・・・・笑
あのラストを大画面で見たら
きっといろんなことを感じてしまうだろうな・・・と思いました。
お家の小さい画面だと
そこまでの迫力はないので残念。
自分がこの人たちのように最後の瞬間に立ち会うとしてら
どうするんだろうな・・・、
皆一緒だからという
よくわからない安心感を感じたりして。
なにせ、もうその一瞬で
何もかもなくなちゃうんだものね。皆が平等に一瞬で。
騒ごうがわめこうが結局終わりは終わりなんだものね・・・
あ~~~鬱になりそう・・・・笑



merankoriadesu.jpg


↑のコピーの言葉
まさにピッタシだよね
投げやり感が
なんともいえないわ

プロフィール

みみこ

  • Author:みみこ
  • レイフ・ファインズ好き
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