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風立ちぬ

風立ちぬ ( 2013  日本)


監督: 宮崎駿
プロデューサー: 鈴木敏夫
原作: 宮崎駿
脚本: 宮崎駿
作画監督: 高坂希太郎
動画検査: 舘野仁美
美術監督: 武重洋二
色彩設計: 保田道世
撮影監督: 奥井敦
編集: 瀬山武司
音楽: 久石譲
音響演出: 笠松広司
主題歌: 荒井由実
『ひこうき雲』
アフレコ演出: 木村絵理子
制作: 星野康二
スタジオジブリ
整音: 笠松広司

声の出演: 庵野秀明 堀越二郎
瀧本美織 里見菜穂子
西島秀俊 本庄季郎
西村雅彦 黒川
スティーブン・アルパート カストルプ
風間杜夫 里見
竹下景子 二郎の母
志田未来 堀越加代
國村隼 服部
大竹しのぶ 黒川夫人
野村萬斎 カプローニ



零戦の設計者として知られる堀越二郎の半生と
堀辰雄の小説『風立ちぬ』のエピソードを盛り込みながら描いた作品。



感想


これも評判が良いので観に行きました。
素直に感動できました♪
いい作品でしたね。
最近はアニメってほとんど劇場では見なくなっていまして
これも、公開前は、全然予定には入れていなかったんですけど
TVの宣伝があまりにも多いので・・・・・笑、
流されるようにいきましたね。

それと、
実は初日にうちの子どもが行きまして、
ダメ・・・みたいだったんですよね。
子ども曰く、ファンタジー系のジブリの方が好きだそう・・・・で・・・笑。
でも、年配の人は結構泣いていたよ・・・というので
じゃあ、それに近い私が・・・・・笑、確認しに行きましょう~~~というわけでした。


うん、
これは、大人向けですよね。
堀越二郎の半生と、堀辰雄の小説『風立ちぬ』のエピソードを
ドッキングした内容ということからも
子どもにはちょっと入りにくい感じではありますよね。
まず、時代背景を理解するのが大変なんじゃあないのかな。
やはりこの時代を語る戦争というものを意識していないと
作品の深いところまで味わえないような気がするし・・・・。
そのわりには戦争の悲惨場面はなし。
戦争場面が少ないということは子どもには観やすいのかも
しれないけど、描写がない分、ピンとこないでしょう。
セリフの中で
たとえば
軽井沢場面で外人の泊り客が世界状況語ったり
軍の人たちが二郎の職場にやってきて
いろいろ注文したりと
ソフトな感じで戦争の背景は見え隠れしていたけど
その戦争が恐ろしい、悲惨だという感覚はあまり感じられないのよね
でも、ある程度の年齢なら
描かれなくともわかる部分がある・・・・悲惨な時代というのが想像できる・・・
そこの汲み取れる部分の大きさの違いが
この作品の感想にも
つながっているのかもしれないかな・・・って思います。


そういう意味では恋愛の部分でも同じ。
この慎ましやかな恋愛模様は
子どもには
難しいでしょう。
お互いがお互いを思いやる・・・
男は仕事をして愛する女性を守る・・
女は男のために尽くす・・・・・
ここには
この時代の男女の理想的な姿があったと思うし
多くの日本人がたぶんそうであった時代だろうと思うけど
今の子たちに、どれほど響いていたかな。
そういう時代の生き方もまた
美しいな・・・と私は感じたけれど。
今はそういう相手を思いやる心が少なくなっている気がしているから
余計心に響いてきたわ。
とくに
菜穂子が二郎の仕事の成功を聞くと
役目を終えたように
静かに彼の元を去っていくという流れや
引き止めなかった黒川夫人の凛とした姿に
私はぐ~~~ときたところではあるけれど
逆にピンとこない世代もあったんじゃないのかな。
美しく元気なときの自分を彼にみせてあげたいだなんて・・・・
そんな女性心はある程度の年齢にならないと
理解できないよね。

この映画を
子ども向けに宣伝するから
余計心配しちゃうんだよね。
なにせ
ジブリ映画の番宣で、
過去の名作が次々TVで放映されているけど
その傾向とは今回はまったく違ったものなんだよね~~。



アニメというより
実写で美しい一本の映画を見た感じでもあったかな。
幻想的な部分(いわゆる二郎の夢、カプローニの夢)の
盛り込みかただとか
ラストの締め方なんか
ものすごく好みでしたね。
ラスト
黄色のワンピース姿の
菜穂子が登場して
発した言葉に
涙腺全開だったもの。

そこには
映画の内容を超えたものを感じたわ。
観た人それぞれの状況に対して
の呼び掛けにも感じられて・・・
どんな状況下でも
生きなきゃ・・・
つらくても
どうしようもなくても
生きなきゃ・・・
そんな気にさせてくれる
素敵なラストだったと思うな・・・・


最後に声について。
私は主役2人以外には全然知らなかったんだけど
今調べてみると有名どころ使っていますね。
個人的には
声優さんは専門の方がいいと思っているけど
とりあえず
賛否両論の二郎の声については
私はOKでした。二郎らしいんじゃあないかな。
声の質は良いと思うし。
まあ、あれだけ、いろいろ言われているので
逆にそれほどでもないんじゃないのかな・・・・って思えちゃったのかもしれないけど。
上手くはないけど味があったと思います・・・・笑
もっとひどいの、洋画の吹き替えで聞いたことあるしね・・・・笑
菜穂子の声は
すっごく良かったと思うわ。
瀧本美織なんだけど、上手いな~~って思ったもの。
あと
同僚、本庄季郎の声、西島さんなんだよね。
上手なんだけど
西島さん、まんまの声だった・・・・笑
あは~~~当たり前の意見だけど、アニメの顔が西島さんにみえてしょうがなかったよ。
彼の声はわりと特徴あるからね。

家族で
ワイワイと言いながら見るというより
一人でこっそり
世界観を味わいたい・・というそんな感じの映画だったかな。


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殺人の告白 

殺人の告白   (2012   韓国)

CONFESSION OF MURDER


監督: チョン・ビョンギル
脚本: チョン・ビョンギル
撮影: キム・ギテ
音楽: キム・ウグン
出演: チョン・ジェヨン チェ・ヒョング
パク・シフ イ・ドゥソク
キム・ヨンエ ハン・ジス
チョ・ウンジ ガンスク
オ・ヨン ドヒョク
チャン・グァン TV局長
チェ・ウォニョン テソク



 1990年、女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生。
担当のチェ刑事は、
あと一歩のところで犯人を逃がしてしまう。
事件から15年が経過。
時効が成立。
それからまた2年。
犯人を名乗る男が告白本を引っ提げて
皆の前に現れた。
チェ刑事および
被害者遺族たちは、いらだちを隠さないのだが





感想


夏の暑さをふっきるには
こういうスピーディーな作品がいいですね。
評判がいいので、早速行ってきました。

あらすじみるかぎり、重厚なサスペンスだろうな・・・・と思っていたのですが
意外と、軽い感じの仕上がりで驚きました。
重い題材なのに、心がどよ~~ンとすることもなく
なんというか・・・・、エンタメに徹していて
面白いと思えることをこれでもか、これでもか・・・とギュウギュウに
詰め込んだ感じの作品なんですよね。
上品な弁当では無いけど、庶民的な具材で、お腹いっぱい、栄養いっぱいなお弁当~~って感じです・・・・笑
冷静に考えれば
どうよ~~て思うことは
沢山あるけど、そんなこと全然気にならない、勢いがありました。
また、
こういう作品なのに(連続殺人犯を描く)、ところどころにコントの様な笑いが入っていて
適度な息抜きができるのも魅力的です。

題名から思いだすかもしれませんが
このお話の題材になる殺人事件は
「殺人の追憶」の題材と同じ、華城連続殺人事件のようですね。
でも、あの映画とはまったく趣が違います。
またこの作品では、刑事の恋人が
殺されるという設定ということで
「悪魔を観た」のイ・ビョンホンなども思い浮かびますが
こちらの映画と比べても
まったく趣は違うのです。
あんなに残酷ではありません。
ということで、どこかで観たかも・・シチュエーションがあるものの
最初に言ったように、勢いがあるので
気にならない…笑、という不思議な魅力があるのです。


この作品の売りの一つは
TVドラマで活躍してきたパク・シフさんが
犯人役で出演ということだと思うのですが
私は全然知らなくって・・・・・、すみません・・・・。
案の定、映画館に行くと、彼の写真が大々的に飾られているので
ファンに向けてのサービスも凄いな・・・とは思いました。
でもそういう視点だけでなく
中身の
映画自体も純粋に面白いので
是非是非、俳優陣はあまり知らないわ・・・という
映画好きの人にも、観て欲しいな・・・って思いましたよ。



ではここから
ネタバレで・・・・・笑



冒頭から
アクション全開。
犯人と刑事の追いかけっこですね。
暗がりの雨の中・・・。
カメラはその姿を追うのですが
初っ端、観ているこちらは訳が分からないけど、
とにかく釘付けになります。

どうやら、
犯人は女性ばかりを狙った連続殺人事件のようで
刑事の恋人も犠牲になった模様。
そして、
月日は流れ
連続殺人犯の時効が成立。

それからまた2年。
時効が成立したその事件の
犯人が名乗り出ます。告白本を引っ提げて・・・・。
それが、まあ・・・イケメンさんなので、
マスコミの注目の的になるんですよね。


刑事の
チェ・ヒョングは、もてはやされる犯人イ・ドゥソク。
に終始、いらいらします。


一方、イ・ドゥソクによって
殺められた犠牲者の遺族たちも同時に
いらだちを隠せません。
必ずや・・・自分たちの手で、彼を殺そうと・・・誘拐計画を企てるのです。

この遺族のメンバーがまた
個性的。
ボスのようなおばさん・・これは、どうも最後に犠牲になった
刑事チェ・ヒョングの恋人の母親みたいですね。娘の遺体も見つからず
犯人への憎しみはかなり強いようです。
また、母親を殺された
父と娘も遺族の中にいましたが
こちらは、数年たって、娘の方はボウガンの名手みたいで
やたら
バシバシ矢をうち、犯人殺害に闘志を燃やしていました。

そういえば、犯人と間違えて他人を傷つけてしまったという
刑務所帰りの男もいましたっけ。
とにかく
個性的なメンバー。
早速
彼らは犯人の誘拐を企てます。

詳細はこれくらいで・・・。
アクションの見どころ箇所は3つ。
冒頭の刑事と犯人の追いかけっこ。
中盤の遺族が企てた犯人誘拐事件の際の、路上カーチェイス。
そして
ラストの
犯人&刑事とのカーアクション。

と、なにかにつけて
派手なアクションがあり
(そんなに必要か・・っていうくらいのサービス…笑)
息もつかせません。


そして最大のポイントが
この名乗り出た犯人の真意は・・・・ということ。
そもそもこの犯人は本物かどうか。


どんでん返しもありますよ。
よくできていました。
なるほど、だから冒頭に
あの飛び降りがあるのね・・・と納得
伏線でしたね。
でもあんなにイケメンになるのかな~~~笑

この事実だけでも
驚きなのに
もうひとつ
時効の問題が明かされます。
2度目のどんでん返し。
しかし
よくよく考えると
被害者の彼女に犯人相当に残酷なことやってのけましたね。
だって、●●しちゃった・・・なんて。
可哀そうな被害者
と思いますが
そんな感情も吹っ飛ぶほど
物語の勢いは止まらず・・・・笑

最後は
めでたしめでたしというか
遺族の思いを晴らすという結末になるので
気分的にはすっきりすると思います
ツッコミはなしで・・・・。
半沢的にいうと
「倍返し」ってことですね。


機会があれば是非~~
あ・・・主演の刑事さんは鶴見 辰吾
が若くなったような感じでした・・・


↓こちらは、犯人役のパクシフさんです。
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華麗なるギャツビー  

華麗なるギャツビー  (2012  アメリカ)

THE GREAT GATSBY



監督: バズ・ラーマン
製作: バズ・ラーマン
キャサリン・マーティン
ダグラス・ウィック
ルーシー・フィッシャー
キャサリン・ナップマン
製作総指揮: バリー・M・オズボーン
ブルース・バーマン
原作: F・スコット・フィッツジェラルド
脚本: バズ・ラーマン
クレイグ・ピアース
撮影: サイモン・ダガン
プロダクションデ
ザイン: キャサリン・マーティン
衣装デザイン: キャサリン・マーティン
編集: マット・ヴィラ
ジェイソン・バランタイン
ジョナサン・レドモンド
音楽: クレイグ・アームストロング
出演: レオナルド・ディカプリオ ジェイ・ギャツビー
トビー・マグワイア ニック・キャラウェイ
キャリー・マリガン デイジー・ブキャナン
ジョエル・エドガートン トム・ブキャナン
アイラ・フィッシャー マートル・ウィルソン
ジェイソン・クラーク ジョージ・ウィルソン
アミターブ・バッチャン マイヤー・ウォルシャイム
エリザベス・デビッキ ジョーダン・ベイカー
アデレイド・クレメンス
マックス・カレン
カラン・マッコーリフ
ケイト・マルヴァニー


F・スコット・フィッツジェラルドによるアメリカ文学を代表する名作の映画化。
証券会社に就職し、ニューヨーク郊外に移り住んだ青年ニック・キャラウェイ。
隣の豪邸には
ギャツビーという謎めいた男が住んでいた。
ある日ニックは彼からパーティーの招待状をもらう・





感想


何度か映像化されている「華麗なるギャツビー」。
原作の方は未読なんですけど、
74年の映画版、主演ロバートレッドフォードのものと
2000年のテレビ映画版主演トビー・スティーヴンスのものを
すでに観ています。
ということで
ストーリーの上ではとくに
驚くようなことはなかったのだけれど
やはり映像面では
驚く部分、多かったです。
お金かかっているな~~~っていう印象がビシバシ感じられました・・・・・笑
かなり凄かったので
ちょっとお腹いっぱいになる感じでもあります・・・・笑


ギャツビーが登場するのは中盤。
物語はトビー・マグワイア扮する ニック・キャラウェイの
回想から始まります。
どうやら今のニックは、療養所にいるみたいね・・・
いまや精神的にボロボロ~~って感じ。
思いだすのはあの頃のこと。
世の中が盛り上がっていた時代、
そこで出会った一人の男ギャツビー。
ミステリアスな人物だった彼。
彼が毎晩にぎやかなパーティーを催す裏には
一人の女性の存在があったという筋書き。
女性とは・・・ニックのいとこのデイジー。
人妻で、女の子がいる母親でもあるの。


要は過去に愛した女を忘れられない
純粋な男の悲しい人生の話なんですが
その過程の中で、富豪の彼女と、苦労人のギャツビーとの
埋めきれない価値観が見え隠れしてきます。



バズラーマン独特の映像です。
カメラがぐ~~~とズームになったり
逆にキュ~~と引きに入ったり。
「ムーランルージュ」の世界でも感じたものが
随所にありました。
トビー・マグワイアが語り手になるわけですけど
途中、タイプライターを持ち出し
小説に書く・・・という手段で、ギャツビーという男を語るのが
ちょっと、ムーランルージュのユアンの人物像とかぶりますね。
ユアンは物語上でも主人公でしたが。

もちろん、「ロミジュリ」映画も連想させられますよ。
服装や音楽は
舞台になる時代じゃなく
現代の感覚を大いに取り入れていますが
逆に違和感なく受け入れられてしまうのが凄いですよね。

とにかく、監督の過去作品のにおいが
ところどころ感じられます。


トム・ブキャナン&愛人たちと
お酒に酔って、享楽の時間を過ごすトビーや
そのあと登場する
超豪華なパーティー会場なんて、くらくらしちゃくらい凄まじかったですよ。
観ているこちらまで夢の世界にいるようです。
初めて
ギャツビーが登場したときは
バックに花火で、満面笑みの彼ですよ。
絵的に惹かれますね。


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可愛いですね・・・・ディカプリオ。
このあと、眉間にしわしわよせる場面も
あたふたする場面も
悲壮なお顔の場面も、いろいろ出てきます。
さすが、主役。見せ場は多かったと思いますね。


テレビ版の、ギャツビーは
丈も短く、印象も薄かったので
比較しやすいレッドフォード版を持ちだしてみますが・・・。


観る前は
やはり、
ギャツビーといえば、レッドフォード・・・という
印象でした。(今はディカプリオ版のギャツビーもありかな・・・と変わりましたが・・♪)
なにせ、
レッドフォードが一番光っていた時期ですし
私もあの端正なお顔や上品さが好きだったので
内容はともかくとして、
まあ・・・喜んでみていたくちです。
観たのもかなり昔なので細かい部分は忘れているんですけど
とにかくワイシャツ投げるシーンと
プールでの射殺場面が強烈で、
その印象がいまだ残っています。
そして、ミアー・ファロー扮するデイジーが嫌いでした・・・・笑
どうして、彼、レッドフォードが、そこまで思い続けるのか
謎でしたよ・・・・笑
性格も悪い感じでね・・・・・
ラストは同じように
プールで射殺という幕切れなんですけど
そのあとの、デイジーの描き方がさらに嫌で・・・・。
何事もなく、夫と、生活しているんだったかな。
誰が観ても、性悪女って感じでした。


そう考えると
今回のデイジーの
マリガンは
見た目の可愛らしい感じもあるのか、
また描き方が
女性として、う~~ん、あの流れだと
しょうがないのか・・と思わずにはいられなかったりするように
工夫されているのか、
(まあ、やっていることは旧作でも本作でも同じですが
受ける印象が違うってこと)
マイルドな印象を受けました。
機会があったら
旧作も観てくださいね。


レッドフォードのギャツビーは
とにかく品がありました。
上流階級と言っても納得できる感じ。
実際はちょっとあくどい事をやって
なりあがってきたという
財もない、貧乏人の生い立ちなのですが
そんな過去を全然感じさせなかったです。

逆にディカプリオの方は
過去にいろいろあったんだよ・・・・と言われれば
なるほどな・・・と納得できるだけのものがあります。
タイタニックの青年も
貧しい感じでしたね。
もともと、品があるわけではない、という雰囲気に
ピッタシだったように思います。


だからか、
あのデイジーの旦那さんトムに対して
後半、怒りまくる場面は、
説得力がありましたね。
感情を抑えることができない彼本来の姿がみえて複雑な感じでもありました。



ギャツビーの気持も十分わかるものの、
やはり、
生活を共に出来ないという
判断をする
デイジーの立場も
なるほどな・・・・と思ったりもしました。
女は現実的な
ものをとるような気がしますから・・・・。



デイジーとの再会場面は
ちょっと
コメディーっぽくって
後半はシリアスに・・・と
メリハリある構成だったので
最後まで楽しめました。
映画的には起伏もあり、目の保養もできる本作の方が
旧作より
面白いかもしれませんね。でも
レッドフォード好きな私は、
淡々したあの旧作もとても好きなのです・・・笑



どちらにしても
一度は
ギャツビー、
ストーリー、観てほしいですね。

どっちの世界もありだよね。

どっちがお好みかな・・・
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バズ色、凄かった・・・。
あ~~私もあんな
絢爛豪華なパーティーに参加して
ストレス発散してきたいな・・・
花火も上がっちゃうような派手派手だったよ


感想はのちほど・・♪

情熱大陸

情熱大陸・・朝井さんでしたね。

面白かったな~~

早稲田は第一志望ではないって聞いていたけど
一橋志望だったのね。
なんでも浪人して一年費やせない・・・
早く、東京に出て
ものを書きたい・・・という意向だったとか。
後押ししてくれた岐阜の先生の話もあって、
そうなんだ・・・っていろいろ納得しちゃったよ。
早稲田行ったから、今の彼があるんだよね。
でも一橋には文学部はないよね・・・。

会社員と作家・・の両方って大変なんだろうな・・・と思っていたけど
上手に時間使っているのね。
それでも、出勤前の数時間や帰宅後・・・ということは
サラリーマン仕事と、作家業で一日ほとんど終わってしまうよね。
やはり若い作家さんだから
書斎で執筆ではなくファミレスでパソコン使って
作業しちゃうっていうのが、すごいね。
人の目があった方がいいって・・。


アイドル好きだったり
桐谷さんに会うために服買ったりするなど、
ほとんど、普通の男の子と同じ感性だよね。


こういう普通っぽさをもっているから
リアルな会話や、親しみやすい世界観を醸し出すことができるのかな。


読者の感想も気になったり・・・
他の作家の売れ筋も気になったり、
そう・・負けず嫌いなんだって。
すべてにおいて
自分に正直に生きているって感じ。


若い分、
いろいろ大変なことも多いだろうけど
今しか書けない世界をこれからも
どんどん生み出して欲しいわ。


新作は予約はしているんだけど、
当分まだかな。
ジブリの絵も可愛いよね。
いじめについて・・・と言っていたので
今までにない作品になっているのかな。
読むのが楽しみだわ~~


望郷    著  湊  かなえ

望郷    著  湊  かなえ




短編集6編。



感想


直木賞候補に選ばれましたよね。
どうなるのかな・・
そういえば、白雪姫・・・も映像化されるようで・・・
湊さんの作品大人気ですよね。



望郷は少し前に読みました。
忘れている部分もあるのでさらりと感想・・・・♪


短編なので読みやすかったです。
閉鎖的な島という特異な環境。
そこでの生活はいろいろなドラマがありました・・。



みかんの花
海の星
夢の国
雲の糸
石の十字架
光の航路




↑いくつかお話があったのですが
一番印象に残ったのは
最後の「光の航路」です。

父親と息子の関係や
教師としての生き方や・・
いじめに対してのおもいとか・・・
いろいろ感じることがありました。
次に印象的だったのは
「みかんの花」。
ああそういうこと?的などんでん返しが
インパクトありました。


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彼が二度愛したS

彼が二度愛したS (2008   アメリカ)

DECEPTION


監督: マーセル・ランゲネッガー
製作: ヒュー・ジャックマン
アーノルド・リフキン
ジョン・パレルモ
ロビー・ブレナー
デヴィッド・ブシェル
クリストファー・エバーツ
製作総指揮: マージョリー・シク
脚本: マーク・ボンバック
撮影: ダンテ・スピノッティ
プロダクションデ
ザイン: パトリツィア・フォン・ブランデンスタ
イン
衣装デザイン: スー・ギャンディ
編集: クリスチャン・ワグナー
ダグラス・クライズ
音楽: ラミン・ジャヴァディ
出演: ヒュー・ジャックマン ワイアット・ボーズ/ジェイミー・ゲッツ
ユアン・マクレガー ジョナサン・マコーリー
ミシェル・ウィリアムズ S
リサ・ゲイ・ハミルトン ルッソ刑事
マギー・Q ティナ
シャーロット・ランプリング ウォール街の美女
ナターシャ・ヘンストリッジ
ブルース・アルトマン
アンドリュー・ギンズバーグ
パス・デ・ラ・ウエルタ
レイチェル・テイラー

ニューヨークに住む会計士ジョナサン・マコーリー(ユアン・マクレガー)・
彼は職場で
カリスマ顧問弁護士ワイアット・ボーズ(ヒュー・ジャックマン)と出会う。
あるとき
ふたりが携帯を取り違える。
ワイアットの携帯には、会員制秘密クラブの会員ナンバーが登録されていた。
「Are You Free Tonight ?」
ジョナサンは魅力的な女性たちとの一夜限りの関係を続けるのだが・・・。


感想


TVで放映されていたのを録画鑑賞。
観たのはだいぶ前。
TVだからか、カットも多かったかな。
サスペンスだけど、
なんかな~~っていう印象。
感想書かなくてもいいかなって思ったけど
ユアンの出演だもの、スルーは嫌だな==-って思ったの。


前半のクラブにのめりこんでいくユアンの印象はインパクト大。
ユアンこういうのもバンバン挑戦しちゃうんだよね。
裸好き・・なのね。
後半のサスペンスはね
どきどきな展開じゃあなくって
つっこみ多し。
お粗末なんだよね。
興味もわかなかったわ。

ミシェル・ウィリアムズ・・・・は
最後まで悪女で通すのかと思ったけど違ったわ。
ユアンと心が通じ合うっていう
流れもなんだか・・・・って感じ。



ヒュー・ジャックマンが
悪役って、今まで見たことないかも。
抜けの多い悪役だったな・・



マギー・Qや
シャーロット・ランプリングも登場。
シャーロットが現れたら
男ってビビりそうだと思うけどなあ~~



豪華出演者なのに
もったいない作品。


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ボチボチと

春先からいろいろありましたが
ある事柄に結論がでまして
今まで通りの生活が送れそう・・です。
映画を観る余裕が少しできました。
精神的に弱いのでまたなにかあれば
凹みますがそれも含めてよろしく・・・です。


SHAME -シェイム-

SHAME -シェイム- (2011  イギリス)


SHAME


監督: スティーヴ・マックィーン
製作: イアン・カニング
エミール・シャーマン
製作総指揮: テッサ・ロス
ロバート・ワラク
ピーター・ハムデン
ティム・ハスラム
脚本: スティーヴ・マックィーン
アビ・モーガン
撮影: ショーン・ボビット
プロダクションデ
ザイン: ジュディ・ベッカー
衣装デザイン: デヴィッド・ロビンソン
編集: ジョー・ウォーカー
音楽: ハリー・エスコット
音楽監修: イアン・ニール
出演: マイケル・ファスベンダー ブランドン
キャリー・マリガン シシー
ジェームズ・バッジ・デール デイヴィッド
ルーシー・ウォルターズ 地下鉄の女
ニコール・ベハーリー マリアンヌ
エイミー・ハーグリーヴス


ニューヨークで働く独身男性のブランドン。
彼は、極度のセックス依存症だったのだ。
そこへ、恋人にフラれた妹のシシーが転がり込んでくる。
ブランドンの生活が少しつ変化しはじめて・・・。


感想


作品としては好みは分かれるんじゃあないのかな~~
でも私は好き。
独特の雰囲気があるよね。

冒頭が
ベットに横たわって身動きしないマイケル・ファスベンダーから
始まって、
うん?なに?どうしたの・・・・?
ああ~~~そうね・・・と事の気配を察するわけなんだけど
この冒頭部分からそのうつろな目に惹かれちゃった・・・・笑
裸で堂々と歩く姿も、カッコよくみえるよね・・・・笑
続いての、あの地下鉄のシーン。
また目だわ・・・。
獣をみるような今度は鋭い目なんだけど
目がまさにモノ言っているよ・・・・笑
あんな目でじわじわ見つめられたら
向かいに座っていた人は、絶対動揺しちゃうな・・・・・
そのときに流れる音楽が良かったわよ。
めちゃめちゃ好みでした。



セックス依存症の男の苦悩と孤独というこの作品。
お酒とかたばことか
依存症である病気はいくつか聞いたことあるけれど
このセックス依存症というのは、初めての感じで
正直、わかりづらい部分でもあるんだよね、女性の側からみると。
いつでもどこでもそれをしなくてはならなく
それが自分でもやめられないってことだろうと思うけど
どの程度の頻度というか、過激さでそれが
病という部分になるのかなって~~~って。
だって、ネットでの自己処理や、バーでのナンパなども
している人はしているだろうし、回数多い人もいるだろうし、
ね~~~~、よくわからないところだよね。

ただ、彼観ていると、苦しそう・・・
楽しいというか、良かったというか、そういう感想は持たないみたいだよね。
だからこういう題名だろうけど。
ということは
なぜこんな依存的なことになってしまったのか・・・
きっと過去の精神的なトラウマが影響しているんじゃあないのかな・・て推測できるんだけれど
そこが映画においては明確にされていない・・・。
妹が同居して、
過去になにかあるって雰囲気は感じる・・・。
ラスト近くで「私たちは悪くない、いた場所が悪かった・・・・」っていう
意味深な妹の伝言があるけれど
それをきくと、うん?っていろんな想像力は働くよね。

観た人の中には、
妹と彼の間には、もしかしたら・・・危険な関係が存在したのかも・・なんて
勘繰ることもできなくはないよね
妹が最初に登場したのが裸なんだけど、彼は全然動揺していないしさ。
妹でもあんなにあからさまなのかな~~。
地下鉄での兄妹の密着度もなんだか、不思議な雰囲気も感じるよね。

妹も妹で、
こちらは愛を求めている、依存症で
どんな男にも過剰な愛を求め、必要以上に執着しているし
すぐに死にたくなるみたいだし、非常に精神状態が危ない感じ・・・

この兄妹ともに・・・危ないんだよね


ラストはこれといった
希望が見えるってわけではないけど、
冒頭と同じ地下鉄場面で終わるの。


冒頭の女性が再び出てくるのよね。
とうとう・・オチタかって感じ。

都会の孤独感は充分、伝わってくる作品。
どんな人でも
人には言えない悩みをかかえているんだよね



の役はキャリー・マリガンなんだけど
あのシャワーから出てくるときにみた裸
ちょっとおばさんぽかったな・・・
歌は聞き入っちゃたけどね

それと
キャッチコピー

「愛なら、毎晩
ティッシュにくるんで
捨てている」

なんだかこれすごくない?
愛か・・・・
強烈だわ
しぇいむ

ジェーン・エア

ジェーン・エア (2011  イギリス・アメリカ)

JANE EYRE


監督: ケイリー・ジョージ・フクナガ
製作: アリソン・オーウェン
ポール・トライビッツ
製作総指揮: クリスティーン・ランガン
原作: シャーロット・ブロンテ
脚本: モイラ・バフィーニ
撮影: アドリアーノ・ゴールドマン
プロダクションデ
ザイン: ウィル・ヒューズ=ジョーンズ
衣装デザイン: マイケル・オコナー
編集: メラニー・アン・オリヴァー
音楽: ダリオ・マリアネッリ
出演: ミア・ワシコウスカ ジェーン・エア
マイケル・ファスベンダー エドワード・フェアファックス・ロチェスター
ジェイミー・ベル セント・ジョン・リバース
ジュディ・デンチ フェアファックス夫人
ホリデイ・グレインジャー ダイアナ・リバース
サリー・ホーキンス
タムジン・マーチャント
イモージェン・プーツ
アメリア・クラークソン
スー・エリオット
ジェイン・ワイズナー
フライア・ウィルソン
サイモン・マクバーニー
サンディ・マクデイド
ロージー・カヴァリエロ
ソフィー・ウォード
ハリー・ロイド
ネッド・デネヒー


 シャーロット・ブロンテの古典的名作の映画化。
幼い頃に両親を亡くし、いじわるな伯母のもとで生活してきたジェーン・エア。
また寄宿学校でもいじめをうける。
やがて卒業した彼女は
ロチェスター家で家庭教師の職を得る。
気難しい屋敷の主人ロチェスターだが、しだいにジェーンの魅力に惹かれていく・・



感想


有名な文芸作品。
私は小説は未読だけど、以前TVの方で見たことがあるので
内容は知っています♪

マイケル・ファスベンダーいいね~~
今回
立て続けに彼の出演作を続けて見ているので余計
そう感じるのかも。(このあとに「シェイム」を観たから順番的には良かったかな…笑


ミア・ワシコウスカも良いね~
このジェーンという女性にピッタシ。
意志の強さを感じるわ。
けっして、美人って感じじゃあないけど
どんな困難をも乗り越えられる、強さを感じさせるよ。
みるからに苦労人って感じも・・・。
自分で自分の人生を決める強さ・・・
こうありたいよね。


音楽も映像も
文芸作品らしく雰囲気良かったです。



ジェイミー・ベル君もすっかり大人。
もはや君ではないよね。
ただ、神父さんか~~~~・・・・っていう思いもあるよ。
イメージ的に全然考えたことなかったから。
ジュディ・デンチも存在抜群
もう!!余計なことをジェーンに言って
心乱すんだから・・・って
ぷりぷりしちゃった。
ロチェスターは、○○と結婚するかも~~なんて
無責任は噂を彼女に伝えるなって!!
そのたびに
みているこちらは、ジェーンと同様、キュンとなっちゃったよ。
もちろん、ロチェスターだって、はっきり自分の気持を言えないんだから
心はいつでも悶々としていただろうに。
お互い思いあっているのに
なかなか踏み出せない2人が、歯がゆくて。
だから、うまく行った時は結構うれしかったのに
思わぬ不幸が彼らを襲ったじゃない?
そう、彼に精神を病んでしまった妻がいたってこと。
人生ってなかなかうまくいかないものなんだね・・・。


マイケル・ファスベンダーが叫ぶ
ジェーン~~~~という声。

この声は印象深いわ。
最終的に
彼のもとに戻る!!と決めたのも
この声が彼女の心に届いたから・・・。


愛はどんな困難をも乗り越える
パワーがあるんだよね。
ジェーンだから、できるのかもしれないけど。


人気作品なので
映像で見ても
やっぱり面白いですね。
この手の話を女性としては憧れます

じぇーんえあ

ドリームハウス

ドリームハウス   (2011  アメリカ)

DREAM HOUSE


監督: ジム・シェリダン
製作: ジェームズ・G・ロビンソン
デヴィッド・ロビンソン
ダニエル・ボブカー
アーレン・クルーガー
製作総指揮: リック・ニシータ
マイク・ドレイク
脚本: デヴィッド・ルーカ
撮影: キャレブ・デシャネル
プロダクションデ
ザイン: キャロル・スピア
衣装デザイン: デルフィーヌ・ホワイト
編集: グレン・スキャントルベリー
バーバラ・タリヴァー
音楽: ジョン・デブニー
音楽監修: デイヴ・ジョーダン
出演: ダニエル・クレイグ ウィル・エイテンテン
ナオミ・ワッツ アン・パターソン
レイチェル・ワイズ リビー
マートン・ソーカス ジャック・パターソン
イライアス・コティーズ ボイス
ジェーン・アレクサンダー グリーリー先生
テイラー・ギア トリッシュ
クレア・アスティン・ギア ディディ
レイチェル・フォックス クロエ・パターソン
サラ・ガドン シンディ
グレゴリー・スミス アーティ


ウィルは、長年つとめた会社を辞め
小説家として第二の人生を歩むことを決心。
妻リビーと2人の娘たちと、郊外の新居で新たな生活を始めることになる。
しかし、次々と不審な出来事が。
やがてこの家で、5年前に一家惨殺事件が起きていたことが判明する。
真相を確かめるべく
調査に乗り出すウィルだったが…。



感想


ホラー作品かと思ったら
家族愛に満ちた良いお話でした。
ジャンル的にはサスペンスっていう感じですかね。
でも、ちょっとせつないよね。

この作品がきかっけで結婚した2人っていうのは
観る前から知っていたので
どうしても、そういう目…笑・・・で2人を観ちゃう。
あの笑顔とか
抱擁は、かなり本気度高いのかな・・・とか、
いちゃいちゃぶりは、私生活でもこんな感じなのかな・・・と想像力は限りなく膨らむ。


それにしても、
ダニエル・クレイグとレイチェル・ワイズがくっつくとはね。
驚きだったな~~

ダニエルって、私の中ではもはや
007やドラゴンのイメージの渋い男っていう感じだけど
今回は、子煩悩で愛妻家の、普通人のダニエルに出会えたっていうのが
逆にうれしかったわ。
人間らしくって・・・・。
ただ、後半はやっぱり、苦悩に満ちた男に変身するので
やっぱり、いつもの彼の面影は充分感じることができるけど。

それと、
途中でナオミ・ワッツの家で
お風呂に入るっていうシーンがあるんだけど
そこで観た、鍛えた彼の体は
やはりアクションのにおいがプンプンしたよ…笑



予備知識なしでの鑑賞だったので
中盤で判明する
あの、真実には正直驚いたわ。

探偵が犯人探ししていたら
自分が犯人って、
80年代の映画「エンジェル***」の時代から見慣れたオチだけど
やっぱり、衝撃度はあるんだよね。
なんたて、90分ちょっとの映画の中で
1時間前にはこの真相が分かってしまうんだもの。
普通はこういうオチって
ラストで公表してちゃんちゃん!!という展開が
いままでのパターンじゃない?
そういう意味では、新しい試みだったと思うよ。
また、このオチが作品のすべてではなかったってこと。
じゃあ、残りの時間、何をもってくるのかな・・・・という
疑問がわいてくるわけ。
そこで描かれるのは
そもそも
この妻や子供たちを殺したのが
本当にダニエル・クレイグなのかという部分。
できれば彼じゃない方が良いよね。
犯人だとしたら
どんな理由にしろまったくの
鬼畜男でしかないもの。
私は奥さんがやったのかな・・・・と思ったりしたけど
それじゃあ、アザーズまんまの内容になってしまうし
どうなるのかな・・・・と興味はつきない・・・。
そうしたら、ああいう真相。
あ~~~そういえば
ナオミワッツの傍に
いかにもあやしそうな男がいたよ・・・・笑



この作品は今まで観たことのある
何かの作品に似ているな~~っていう印象がぬぐえない部分はあるの。
それでも彼らの愛に免じて、許しちゃうってところはあるのよね。


ラストのレイチェル・ワイズとの会話は
感動場面だったけど
火事の中だったから
そんな悠長に会話していて大丈夫かなって
観ていて心配しちゃった・・・。
後追いという選択をしなかったのも
観ている私たちにとっては
後味が悪くなくって良かったわ。

ドリームハウスっていう題名が
悲しく思える作品だったよね。


でも現実生活では
お幸せに~~~


dori-muhausu.jpg



映画の中では
ものすごく可愛いかった女の子たち
逆にポスターでは怖すぎだよね

今日、キミに会えたら

今日、キミに会えたら<未>   (2011  アメリカ)


LIKE CRAZY

監督: ドレイク・ドレマス
製作: ジョナサン・シュワルツ
アンドレア・スパーリング
脚本: ドレイク・ドレマス
ベン・ヨーク・ジョーンズ
撮影: ジョン・ガレセリアン
音楽: ダスティン・オハローラン
出演: アントン・イェルチン
フェリシティ・ジョーンズ
ジェニファー・ローレンス
チャーリー・ビューリー
アレックス・キングストン
オリヴァー・ミュアヘッド
フィノラ・ヒューズ
クリス・メッシーナ
ベン・ヨーク・ジョーンズ
ジェイミー・トーマス・キング


2011年にサンダンス映画祭で審査員大賞を受賞した作品。
出会ってすぐに恋のおちた大学生のジェイコブとイギリス人留学生のアンナ。
彼への想いが強いため
アンナはビザの期限が過ぎても帰国しなかった。
そのため、強制送還され、しかたなく、2人は遠距離恋愛へ。
卒業しお互い就職した彼らはすれ違いの日々。
やがて、ジェイコブはサマンサという新しい恋人まで・・・。
それでも離れられない2人は結婚という手段をとるが。

感想


感情移入しやすい作品。
どっぷり浸ってしまいました・・・私♪
この作品好きだな・・・。
「ワン・デイ」とはまた違った
リアル感が半端ないこの作品なのよ。
リアルすぎて、勘弁っていう人もいるんじゃないんかなっておもうくらい。
それもそのはず
演技と台詞はすべて即興で行われていて
撮影は一眼レフカメラで・・・とのこと。


設定は遠距離恋愛っていうことだから同じ経験がある人はなおさら~~。
そうでなくとも
恋愛においての感情を丁寧に描いているので
共感はしやすいよね。
とくに女性にお勧め。

不法滞在をおかしてしまったのは若さゆえ。
好きだから一緒にいたいという気持ちを優先させた彼女。
でもそのことが
後々の彼らの生活に大きな影を落とすことになる・。
イギリスにもどってからも彼女はなかなか入国できなくなってしまうのよね。
法を破ったのだから
ペナルティーは致し方ない。でも見ていてせつなかった・・・わ。


お互いの生活スタイルの違いや
傍にいないことからの不安で
けんかは多くなり気持は離れるばかり。
でも・・・・
一緒にいたいという気持ちも完全には捨てきれない。

様々なジレンマが襲ってくるのよね。


時間の経過がわかる映像や(早送り)
しっとりした音楽
心に染み入るせりふの数々と
もう~~すべてツボ…笑


内容的には目新しくないし
そもそも、恋愛映画が好みではない人には、な~んてことはない話ではあるんだけど
あ~~~、ハマる人にはハマると思います★


彼女のために椅子を送ってあげるって素敵だよね。
ちなみに
彼氏にできた新しい恋人はジェニファー・ローレンスちゃんが演じています
この彼氏、もてるわ~~~


ラストはせつないね。
別れるわけではなさそうだけど
先行きはあやしい・・
もはや大学生の頃の彼らではないというのを感じる映像。
あの、輝いていた2人の心は
今はもう・・・・って感じなのかな。
いろんな意味で
時って残酷だよね

いい時期は一瞬なのかも。

kiminiaetaralc2.jpg
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