誰のせいでもない

誰のせいでもない(2015)
EVERY THING WILL BE FINE
上映時間 118分
製作国 ドイツ/カナダ/フランス/スウェーデン/ノルウェー
監督: ヴィム・ヴェンダース
製作: ジャン=ピエロ・リンゲル
製作総指揮: ジェレミー・トーマス
フサイン・アルマシ
エアヴィン・M・シュミット
ヴィンス・ジョリヴェット
脚本: ビョルン・オラフ・ヨハンセン
撮影: ブノワ・デビエ
プロダクションデ
ザイン: エマニュエル・フレシェット
衣装デザイン: ソフィー・ルフェーヴル
編集: トニ・フロッシュハマー
音楽: アレクサンドル・デスプラ

出演: ジェームズ・フランコ トマス
シャルロット・ゲンズブール ケイト
マリ=ジョゼ・クローズ アン
ロバート・ネイラー
パトリック・ボーショー
ピーター・ストーメア
ジュリア・セーラ・ストーン
ジャック・フルトン
レイチェル・マクアダムス サラ

 「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」のヴィム・ヴェンダース監督が、一つの事故によって人生が変わってしまった主人公の心の軌跡を3Dで描き出した異色ドラマ。主演は「127時間」「オズ はじまりの戦い」のジェームズ・フランコ。共演にシャルロット・ゲンズブール、レイチェル・マクアダムス、マリ=ジョゼ・クローズ。
 カナダ、モントリオール郊外。作家のトマスが夕暮れの雪道を車で走っていると、突然、丘からソリが滑り降りてくる。慌ててブレーキをかけ、車から飛び出すと、幼い少年が呆然と座り込んでいた。幸いにもケガはしていないようで、車をその場に残し、彼を家まで送り届ける。すると出迎えた母親は、弟がいないことに気づき半狂乱となる。ほどなく弟は、車の下で亡くなっているのが発見される。罪悪感に苛まれたトマスは、恋人サラとの関係も壊れてしまう。心に大きな傷を抱えながらも、書き続けることで自らの責任と向き合おうとするトマス。やがて月日は流れ、作家として成功を収め、編集者のアンとその娘ミナと新たな生活を始めようとしていたトマスだったが…。

<allcinema より引用>

感想

地味映画として紹介された一本。いつもありがとうございます。

地味映画ということで当然淡々としたストーリー。

まず、フランコ。私の中では非常にお久しぶり感がありました。
あまりにも久々だったので、こんな雰囲気だったけ?と驚きさえ、感じました。

物語初めに事故が起きます。
映画の内容はざっと聞いてはいたのですけど、詳細はまったく知らず。
予告編もみていなかったので、いろいろショッキングな部分はありました。
事故に関してです。
主人公と同じような流れで受け止めてしまっていたのですよね。

つまりですね・・・。
フランコが
急ブレーキをかけ、車が止まったところに子供。
あ・・・生きていた、良かった・・
フランコとともに安堵。
子供ひきそうだったけれど、事故に合わずにすんだのね・・・
ここからドラマが始まるのね。でも大したことなかったから良かったじゃない。
フランコが事故にあった子供とともにお家に向かう。
母親
シャルロットにあって、
いや~~、危なかったですけれど、オタクのお子さん無事でした、

そのあとの

シャルロットの一言。

弟のニコラスはどこ
え~~~~
が~~~~ん。

ダメだ・・・・・。これは悲惨。
そこから私の気持ちはもうどんよりでした。
まるで自分が罪をおかしたような気分。


映画はその後
数年にわたっての主人公と彼にまつわる人々の生活が描かれます
それは実に淡々でして・・・・・。
弟君がなくなったのはわかるけれど、具体的な描写はなし。
泣きわめくような修羅場はとくになし。
劇的な展開はとくにないですが
やはり生活の変化はそれぞれにはありました。
当然ですよね。
これだけのことがあれば、人生観も変わってしまうはずですよね。
フランコが作家として大成していくのは
やはりこの事件がきかっけだと思いましたし
恋人と別れてしまったのも、この事件の影響あったのかもしれません。(前から微妙ではありましたが)
いや、恋人との関係は事件がなくても終わっていたのかもしれませんね~~

不可抗力の事故。
誰が悪いわけでもない・・・
そう物語では皆が言っていましたが
責任の所在がどこかわからないほど
その事故に関わった人間にとって
つらいことはないのではとも思いました。
しかし、世の中、意図しないで人を傷つけてしまう事例はどこでも転がっているし
傷つけられてしまう側にまわってしまうことだって
いつ何時あるかわかりません。

そしてその場合どうやって人は心の傷を癒していくのか。
難しいですよね

映画は想像力を働かす部分も多くて
わかりやすい映画にはなっていないように感じました。

フランコは
物を書くことで自分が経験した出来事を
乗り越えていこうとしたのかもしれません。
むしろ、それしか、自分が救われる道はないと考えたのかもしれませんね。

こういった事件がおきてからの人々の変化を描く作品は
よくありますけれど
いままではなかった感覚で描いた映画だったように感じて
理解難しいなと思う部分もありました。
観客の解釈に委ねる部分も多い作品でしたから。

具体的には
フランコ
とシャルロットの
心の揺れ動きには
寄り添うのが、難しいな・・・と思う部分が多々ありました。

とくに
シャルロットがフランコを夜に呼び出すシーン
う~~んと思いながら観ていました。
暖炉を囲んで語らい
膝枕で寝る・・・
できるのだろうか…数年たっての関係ではあるものの。
自分はちょっとできないな・・・と。
事故の当事者に対して。
人間としてなかなかハードルは高いことですよね、心を通わすのは。
同じ事件の被害者同士ならまだしも
お互い反対の立場の場合、複雑な心境は数年たとうが、拭えない気がします。

逆に
フランコにまつわる女性
後のパートナー、マリ=ジョゼ・クローズ扮する アンや
元彼女の レイチェル・マクアダムス扮するサラの
立ち位置については
充分共感はもてました。


数年後にあったレイチェルが
フランコにビンタを与えるシーンでは
ああ~~~そうだよな、それは当然だよな
ともっとも大きな頷きはありました。


シャルロットはとても信仰深い女性で
フランコは作家であるという設定だったゆえか
どこか、感情に控えめな部分が多かったように思います。

いろいろと
鑑賞しながら複雑な心境を覚えたのは
事実ですが
ラスト、
残されたシャルロットの息子が大きくなって会いに来た場面では
少し気持ちが楽になった気もしました。

シャルロットの息子にとっては
肩車の記憶、かなりの印象が強かったのでしょうね。


最初から最後まで
ず~~と静かな静かな映画でした。
心情を丁寧に追った作品であり
映像も音楽もとても上品で
素敵な小説を読んでいるような気分になりました。
ただ上記でも書いたように
理解できない感情もあったことは事実。
すべてにおいて共感できるとは言い難かったです。


でも
人ぞれぞれの感情だから
同じでないからといって
否定するべきではないのかもしれません。
不幸があって
それをどう感情整理をしていき、
前に進むのかは
人それぞれだもの。
言えることは、
日々迷い悩みながらも
みんな前を向いていきていかなければいけないってこと。
それが生きている人の義務だと思うしね。
映画はフランコの
アップで
終わるのですが
そのお顔を見ながら
まあ・・・上のようなことを
つらつらと思いました。

darenoseidemonai640.jpg
スポンサーサイト

ロスト・エモーション

ロスト・エモーション(2015)
EQUALS
上映時間 102分
製作国 アメリカ
監督: ドレイク・ドレマス
製作: マイケル・シェイファー
マイケル・プルス
アン・ロアク
ジェイ・スターン
チップ・ディギンス
製作総指揮: リドリー・スコット
ラッセル・レヴィン
イ・ジェウ
チェ・ピョンホ
原案: ドレイク・ドレマス
脚本: ネイサン・パーカー
撮影: ジョン・ガレセリアン
プロダクションデ
ザイン: ティノ・シェードラー
ケイティ・バイロン
衣装デザイン: アビー・オサリヴァン
アラーナ・モーシェッド
編集: ジョナサン・アルバーツ
音楽: サッシャ・リング
ダスティン・オハロラン
音楽監修: ティファニー・アンダーズ

出演: ニコラス・ホルト サイラス
クリステン・スチュワート ニア
ジャッキー・ウィーヴァー ベス
ガイ・ピアース ジョナス
トビー・ハス
デヴィッド・セルビー
ケイト・リン・シール
レベッカ・ヘイズルウッド
テオ・ヨー
オーロラ・ペリノー
スコット・ローレンス
ベル・パウリー

<allcinemaより  引用>

感想

巷の評価はイマイチみたいですけれど
私は好きな世界観でした。
SFといいながら
恋愛映画色が強かったのも、理由かも。

ニコラス・ホルト 君素敵だったもの。
今までは素顔がよくわからない作品ばかり
だったから(私がそういうのばかり見ていた)
今回素顔たっぷりみることができてちょっと満足
苦悩顔も良かった(笑)
純粋に
こういう映画見ると
感情豊かな生活ってやっぱり必要。
理性も閉じ込めすぎるとストレスにはなるかなって。
好きなら好きだものね。

またこうやって
人目を避けよう…的な恋愛は
もう
倍増しで熱くなるんだよね・・・・(笑)

ラストは
ロボトミー手術のようなものを選択しちゃったホルト君と
旅立つ彼女。

愛していたのは昨日までの自分であって
もう
君には感情がないって・・・
真顔で言われたら
泣いちゃうよね・・・


でも映画とはずれるけど
大好きな2人同士でも
相手の感情がなくなってすれ違いになっていくカップルって
よくありますよね~~
そういう事例は
こういう映画のような感じで
相手は
きっと変な手術されて
感情がうしなわれていったんだな・・・って考え
ることもできるな・・・
そうしないとやりきれないよね・・・なんて思ったりもしました。

映画ラストに向けては

薬で制御された恋愛感情は再び
よみがえることができるのか
愛は科学に勝つのか

そういうテーマも考えましたが
どうでしょうね~~

他の映画
ニコルソンの
カッコーを思い出したり(洗脳されちゃうところ)
ガタカや
アイランドなどの
他のSF作品も思い出したりと
既成感はありありだったけれど、
それも良しと。

真っ白な世界っていうのも
インパクトあって良かったです。

また
日本の建築物が使われてるってことでも
興味深かったです。

男女の恋愛感情がなくなっての
男、女って
夫婦間では
実際
いっぱいいるんだけどね・・・

rosotoemo-shonn 映画

ドント・ブリーズ

ドント・ブリーズ(2016)
DON'T BREATHE
上映時間 88分
製作国 アメリカ
監督: フェデ・アルバレス
製作: サム・ライミ
ロブ・タパート
フェデ・アルバレス
製作総指揮: ネイサン・カヘイン
ジョー・ドレイク
エリン・ウェスターマン
J・R・ヤング
マシュー・ハート
脚本: フェデ・アルバレス
ロド・サヤゲス
撮影: ペドロ・ルケ
プロダクションデ
ザイン: ネイマン・マーシャル
衣装デザイン: カルロス・ロサリオ
編集: エリック・L・ビーソン
ルイーズ・フォード
音楽: ロケ・バニョス

出演: ジェーン・レヴィ ロッキー
ディラン・ミネット アレックス
ダニエル・ゾヴァット マニー
スティーヴン・ラング 盲目の老人
 リメイク版「死霊のはらわた」のフェデ・アルバレス監督が再びサム・ライミ製作の下で撮り上げた戦慄のサスペンス・スリラー。盲目の老人の家に盗みに入った若者3人が、相手の思わぬ反撃に遭い、逃げ道を塞がれた真っ暗闇の家の中で想像を絶する恐怖に見舞われるさまを緊張感あふれる筆致で描き出す。出演は若者3人に「死霊のはらわた」のジェーン・レヴィ、「プリズナーズ」のディラン・ミネット、「イット・フォローズ」のダニエル・ゾヴァット。彼らを恐怖のどん底に突き落とす盲目の老人に「アバター」のスティーヴン・ラング。
 長引く不況ですっかり荒廃した街デトロイトで、少女ロッキーと恋人のマニー、友人のアレックスの3人は重罪にならない程度の空き巣を繰り返していた。自堕落な親を見限り、幼い妹を連れてここを出て行こうと考えていたロッキーにはまとまった金が必要だったが、そこへマニーがある強盗話を持ちかけてきた。ターゲットは孤独な盲目の老人で、娘を事故で失った彼は、賠償で得た大金を自宅の地下室に隠し持っているらしいというのだった。最初は嫌がっていたアレックスも加わり、真夜中の老人宅に侵入した3人だったが、すぐに彼らは自分たちが相手にしている男が、単なる目の見えない無力な老人ではないことを悟るのだった…。

<allcinema  より引用>

感想

レンタルしていたDVDに入っていた予告が面白そうだったので鑑賞。

老人宅に泥棒として忍び込む⇒老人、盲目⇒ラッキー、盗みは楽勝ね⇒おお~~目が見えないのに、めちゃめちゃ強い、

このギャップ。
この意外性が面白いのですよね。
アイディアの勝利かな。

お家のテレビでみたのですが
結構暗めのシーンが続くので、ちょっと見づらい部分はありました。

恐ろしい目に合うのは
この泥棒たちなんですけれど
私、この泥棒たちに、可哀想・・・って思う気持ちが全然わかなくって。
むしろ、老人のほうに味方したくなりました。
だって、悪いのはそもそも泥棒達じゃない?
彼らは
少女ロッキー
恋人のマニー
友人のアレックス

私ロッキー嫌だったな(笑)
恋人マニーは早々と殺されてしまい(老人にね)
後半まではアレックスとともにロッキーは行動。
アレックスはそもそも
銃をもってこの老人宅に忍び込むのは反対だったのよね。
でもロッキーに言われてしぶしぶ。
泥棒する目的も
なんだか自分勝手じゃない?
家を出たいからって
弱い状態の(実際は強かったが)
老人を狙うっていうのがいやらしいよ。
だから
彼らが老人に逆襲されるのは自業自得だと思っている部分はありました。

まあ、
老人も過激と言えば過激だけど。
娘を事故で失って
ちょっとねじ曲がってしまったのかなと考えれば
そんなに悪い人には思えなくってね。

ただ老人
途中から変態チックになるので((笑)

ロッキーを監禁。
娘を失った代わりに子供が欲しい
だから自分の子供を産んでほしい・・・
ええ~~~~。
お前に子供を産んでもらうと・・・
ええ~~~~。
凄い発想のじいさん。
でも
~~~レイプにならないところがやや安堵(笑)
別の方法があるんだけれど
ちょっと気持ちはわるいよね・・・あの行為(映画鑑賞でどうぞ・・・・)

後半は
アレックスもいなくなり
ロッキーと老人のバトル


逃げ出したかと思えば
引き戻されたり。

ちょっとしつこいけど(笑)

最後はなんとか無事に解決。
そしてちょっとしたオチあり。

もともと短い映画だから
突っ込みどころがあってもあまりきにならなかったかな。

アイディア勝負の作品って感じでした。

老人それにしても
強かったな~~
座頭市みたい

donntopuri-zu863a59cab3d13a071fdd8d72cb4d4595.jpg

プロフィール

みみこ

  • Author:みみこ
  • レイフ・ファインズ好き
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク