壁の男   著  貫井 徳郎

壁の男   著  貫井徳郎

あらすじ

ある北関東の小さな集落で、家々の壁に描かれた、子供の落書きのような奇妙な絵。
その、決して上手ではないが、鮮やかで力強い絵を描き続けている寡黙な男、
伊苅(いかり)に、ノンフィクションライターの「私」は取材を試みるが……。
彼はなぜ、笑われても笑われても、絵を描き続けるのか?

寂れかけた地方の集落を舞台に、孤独な男の半生と隠された真実が、
抑制された硬質な語り口で、伏せたカードをめくるように明らかにされていく。
ラストには、言いようのない衝撃と感動が待ち受ける傑作長篇。


(amazonnより引用)

感想

第一章はそれほどでもなかったのですが
二章からは一気読み

面白かったです。
そして中盤は泣きました。
病気ものだったので。


この物語は構成が非常にうまいと思いました。
町中に絵を描く男に興味をもった
ノンフィクションライターが彼 (伊苅)を取材にくる。
どういう人物か。
なぜ絵を書き続けるのか。

ノンフィクションライターは結局のところ、 伊苅(壁に絵を描く主人公)のことについて
細かい部分はわからないのです。
取材相手に話をきいても真実を聞き出すことが出来ないから

しかし、文章の中で
伊苅が、真実を独白しているので
読み手には、本当のことが知れわたる・・・


世間一般には公にはならない
この男の半生を
読者だけが知りえることが出来るという、贅沢感
そこが魅力的でした。

そしてその半生は
激動のもので、


妻との出会い
子供の出生の秘密
母親との関係

とてもとても
深い人生を送ってきた 伊苅

ラストの章で
なぜ
彼が絵を描き続けるのか
おぼろげながらもわかるような気がします。

泣けました。

貫井さんの今作は
ミステリーではないものの
やはり構成はミステリー的なつくりで
とても魅力的。
久々でしたが
堪能しました


題名がかなり地味ですけれど
是非手に取って読んでほしい作品です
期待を裏切らないと思います。

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マリアンヌ

マリアンヌ(2016)
ALLIED
上映時間 124分
製作国 アメリカ
監督: ロバート・ゼメキス
製作: グレアム・キング
ロバート・ゼメキス
スティーヴ・スターキー
製作総指揮: パトリック・マコーミック
スティーヴン・ナイト
デニス・オサリヴァン
ジャック・ラプケ
ジャクリーン・レヴィン
脚本: スティーヴン・ナイト
撮影: ドン・バージェス
プロダクションデ
ザイン: ゲイリー・フリーマン
衣装デザイン: ジョアンナ・ジョンストン
編集: ジェレマイア・オドリスコル
ミック・オーズリー
音楽: アラン・シルヴェストリ

出演: ブラッド・ピット マックス
マリオン・コティヤール マリアンヌ
ジャレッド・ハリス フランク
サイモン・マクバーニー
リジー・キャプラン ブリジット
マシュー・グード
アントン・レッサー
アウグスト・ディール
カミーユ・コッタン
シャーロット・ホープ
マリオン・ベイリー
ティエリー・フレモン
ダニエル・ベッツ

 「フライト」「ザ・ウォーク」のロバート・ゼメキス監督がブラッド・ピットとマリオン・コティヤールを主演に迎えて贈る歴史サスペンス・ラブストーリー。第二次大戦下のカサブランカとロンドンを舞台に、ナチス・ドイツとの戦いで極秘任務を負い偽装夫婦の相手として出会った一組の男女が、時代に翻弄されながら繰り広げる切なくもミステリアスな愛の行方をサスペンスフルかつエレガントに綴る。
 1942年。モロッコのカサブランカに降り立ったカナダの諜報員マックス。イギリスの特殊作戦執行部に所属する彼は、極秘任務を与えられ、ナイトクラブで偽装妻と落ち合う。彼女はフランス軍の伝説的女性レジスタンス、マリアンヌ。2人は夫婦を装い、ドイツ大使の暗殺という過酷な任務に挑む。その中で図らずも互いに心惹かれていくマックスとマリアンヌ。その後2人はロンドンで結婚し、可愛い娘にも恵まれ、幸せな結婚生活を送るのだったが…。
<allcinemaより引用>


感想

久々の正統派の悲劇のロマンス。
美男美女だったのでどっぷり堪能しました。
良かったです(笑)

ブラビ・・若いな~~
特殊メイク?編集効果?
出会って結婚して子供もできるという設定なのでどうみても
実年齢よりはずず~~~と若い設定のはず。
しかし、映画では若く見えて
全然違和感なかったです。
対する
マリオン・コティヤールも当然ちょっと若い年齢設定なはずだけれど
もともと綺麗な方なので問題なしで、もうその美貌に見入ってしまいました。

スパイという設定なもので
仕草もカッコいいの。
台詞も思わせぶりな、ミステリアスなものが多くて
謎の女の魅力がバンバンあふれていました。
絶対恋しちゃう…笑

砂漠地での仕事中に出会った2人が恋に落ちて・・・
このロマンチックな設定は
イングリッシュペイシェントの世界でしたわ。
ラブシーンもね。
そして二人は
ロンドンで新生活。

しかし
妻には二重スパイの疑いがかかり
苦悩するブラピという展開に。

後半は
胸が痛いことばかり。

彼女がスパイにならなくてはいけなかった理由は
わからなくはないけれど(子供を人質にとられていた・・・)
なんとかならなかったかな・・・・とも思ったり。
元、敏腕スパイなら
裏の裏をかいて
夫に真実を伝えて
自分を陥れる元仲間たちを排除できなかったのかなとか
無理かな・・・。

マリオン・コティヤール は
<フランス軍の伝説的女性レジスタンス、マリアンヌ>
に結局成りすましていたってわけですよね。
本物との違いが
<ピアノを弾くのが上手かどうか>
ということだったけれど
結局 マリオン・コティヤール は
ブラビの前で弾くことができず・・・。
偽物だったと自白。

敏腕スパイならば
ピアノ演奏も含めて
誰かになりすましをするなら
修行しておけばよかったのにな・・・
とそんなことも考えましたけど(笑)
いや、もう夫の前でそんなことして、隠し立てするのは
意味ないってわかっていたから弾かなかったのかな。
どちらにしろ、自分が本物のマリアンヌでないってことは
わかちゃうものね。

そういえば
前後するけれど
ブラビは
カサブランカの勤務のときに
ナチのお偉い方との
面会で
妖しい奴かどうかテストされていたじゃない?
ポーカーができるかとか
化学式が言えるかとか・・
結局OKがでたんだけど。


どんな難しい問題にもなんなく対応できるだけのスキルをもっているのが
わかる場面で、そういうのをみると
スパイっていろんな可能性を考えて
自分のスキルを常に高めているんだな…って思い感心したのですよね。
常に勉強のスパイ生活ね。

悲劇的な結末だったけれど
あそこまで追い込まれたら
ああするより仕方がなかったとしかいえないものね・・・
あ~~
辛いお話。

夫、子供を守ったってことかしらね~~


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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)
製作国 日本

監督: 岩井俊二
企画: 小牧次郎
石原隆
プロデューサー: 原田泉
脚本: 岩井俊二
撮影: 金谷宏二
美術: 柘植万知
衣裳: 高橋智加江
編集: 茶圓一郎
音楽: REMEDIOS
照明: 隅田浩行
助監督: 桧垣雄二
行定勲
島田剛

出演: 山崎裕太 ノリミチ
奥菜恵 ナズナ
反田孝幸 ユウスケ
小橋賢児 ジュンイチ
ランディ・ヘブンス カズヒロ
桜木研人 ミノル
石井苗子 ナズナの母
深浦加奈子 ノリミチの母
山崎一 ノリミチの父
田口トモロヲ ユウスケの父
中島陽子 受付の看護婦
麻木久仁子 三浦先生
光石研 同僚の教師
小山励基 マコト
酒井敏也 ヤスさん
こばやしふしまさ おでん屋
蛭子能収 おでん屋の客




 「Love Letter」「スワロウテイル」の岩井俊二監督が、フジテレビのドラマ枠『ifもしも』のスペシャル版として製作した(1993年8月26日に放映)、打ち上げ花火を巡って繰り広げられる少年少女の夏の一日を、瑞々しくも郷愁あふれるタッチで綴った作品。小学生最後の夏休み。その日は学校の登校日で、夜には花火大会が行われる。プールでは典道と祐介が50mを競おうとしていた。そこに、二学期には転校してしまうなずながやってきた……。“今どき”の少年たちが生き生きと描かれていて、彼らの言動ひとつひとつに逆に10年20年前に少年だった人間は心打たれてしまう。たしかにセンチメンタリズムに過ぎるきらいはあり、そこに抵抗を感じてしまう人もいるであろうが、印象的な挿入歌とともに、なにか抽斗の奥に大切にしまっておきたい気分になるうれしい一作だ。岩井監督は本作でTVドラマでありながら同年の日本映画監督協会新人賞を受賞するという史上初の快挙を果たす。それまで、フジテレビの深夜枠を中心に“知る人ぞ知る”存在だった岩井俊二を一躍日本映画の救世主にまで持ち上げた記念すべき作品。
(allcinemaより引用)

感想

○○○77円旧作セールにて鑑賞

有名な作品なので。
しかしこれもリアルでは鑑賞していなくて
プライベートで忙しい時期だったので映画はあまり見ていなかったかな。

今年はアニメもあるようですけれど
やっぱり実写がよいね。

奥菜恵は
完成されていたね
そしてこの雰囲気そのままで
大人になったという感じ


あの頃はよいな~~
小学校の登校日
懐かしいな~~

いいな~~~

プールは嫌いでした・・笑

ONCE ダブリンの街角で(2006)

ONCE ダブリンの街角で(2006)
ONCE
監督: ジョン・カーニー
製作: マルティナ・ニーランド
製作総指揮: デヴィッド・コリンズ
脚本: ジョン・カーニー
撮影: ティム・フレミング
プロダクションデ
ザイン: タマラ・コンボイ
衣装デザイン: ティツィアーナ・コルヴィシエリ
編集: ポール・ミューレン

出演: グレン・ハンサード 男
マルケタ・イルグロヴァ 女
ヒュー・ウォルシュ ティミー ドラマー
ゲリー・ヘンドリック リード ギタリスト
アラスター・フォーリー ベーシスト
ゲオフ・ミノゲ エイモン
ビル・ホドネット 男の父親
ダヌシュ・クトレストヴァ 女の母親
ダレン・ヒーリー ヘロイン中毒者
マル・ワイト ビル
マルチェラ・プランケット 昔の彼女
ニーアル・クリアリー ボブ



 アイルランドのダブリンを舞台に、地元の男とチェコ移民の若い女がストリートで出会い、音楽を通して心を通わせていくさまを、自然な形で挿入される歌の数々で紡いでいく感動ラブ・ストーリー。主演はアイルランドの人気バンド“ザ・フレイムス”のフロントマン、グレン・ハンサードとチェコのシンガーソングライター、マルケタ・イルグロヴァ。彼らが本作のために書き下ろし楽曲の数々が、口数の少ない主人公たちの繊細な感情の機微をセリフ以上の雄弁さで表現していく。監督は、自身もかつてザ・フレイムスのメンバーとして活動した経歴を持つ「オン・エッジ 19歳のカルテ」のジョン・カーニー。
 男は穴の開いたギターで毎日のように街角に立ち、歌を歌うストリート・ミュージシャン。そんな男の前に現われ、あれやこれやと話しかける花売りの若い女。彼女はチェコからの移民で、楽しみは楽器店でピアノを弾かせてもらうこと。彼女のピアノに心動かされた男は、一緒にセッションしてみないかと持ちかける。やがて、一緒に演奏することで喜びを実感し絆を深めていく2人だったが…。

(allcinemaより引用)

感想

○○○77円旧作セールで鑑賞

これ観ていなかったので。

あ~~~なんで私はこの作品当時劇場で観ていなかったんだろうね
たぶん、観ていたら公開の年、異様にはまったはず。
音楽映画大好きだから。

ということで噂には聞いていたけれど
私好みの素敵な映画で大満足でした。

大人の映画よね。
ほぼ音楽がメイン。
主人公2人の気持ちの揺れは
音楽や雰囲気で理解して~~という流れで。

うんうん・・・わかりますよ・・・(笑)

最初
若い女の子が、ぐいぐい質問してきて、
まあ・・・そんなによく知らない人の過去を掘り返さなくてもと
ドキドキしながらみていたけれど。年上の
男の人も、面倒がらずに受け答えてくれて
良い方ね~~~。

バイクに乗って2人でドライブするところとか・・
チェコ語で
聞き取れない言葉を話す女の子がよいわね・・・。
何言ったかきになるものね~~


夜の街で女の子が歌詞を口ずさんだり。

録音あけに仲間皆で
車でドライブしたり・・

あ~~~最初の方で
楽器屋さんで
2人でオリジナル曲を歌い始またりしたところ

などなど

短い映画の中に印象深いシーンが沢山。

男の人の
お父さん
最終的に
ロンドンに快く送り出してくれてちょっとウル~~ときました。

ラスト
ああいう女の子の決断
わかるような気がしますね。

女の子でなく
子持ちだから女の人か。
でもどこかマイペースでかわいらしいところがあったので
女の子って呼んでみました。掃除機ゴロゴロもマイペースの証だよね(笑)



2人とも
過去を引きずっていたけれど
前向きにはきっとなっていきますよね~~
夢もあるし

いい映画だったわ

お金ないからサントラ買えないけれど
たぶん、リアルで観ていたら買っていたね・・・
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誰のせいでもない

誰のせいでもない(2015)
EVERY THING WILL BE FINE
上映時間 118分
製作国 ドイツ/カナダ/フランス/スウェーデン/ノルウェー
監督: ヴィム・ヴェンダース
製作: ジャン=ピエロ・リンゲル
製作総指揮: ジェレミー・トーマス
フサイン・アルマシ
エアヴィン・M・シュミット
ヴィンス・ジョリヴェット
脚本: ビョルン・オラフ・ヨハンセン
撮影: ブノワ・デビエ
プロダクションデ
ザイン: エマニュエル・フレシェット
衣装デザイン: ソフィー・ルフェーヴル
編集: トニ・フロッシュハマー
音楽: アレクサンドル・デスプラ

出演: ジェームズ・フランコ トマス
シャルロット・ゲンズブール ケイト
マリ=ジョゼ・クローズ アン
ロバート・ネイラー
パトリック・ボーショー
ピーター・ストーメア
ジュリア・セーラ・ストーン
ジャック・フルトン
レイチェル・マクアダムス サラ

 「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」のヴィム・ヴェンダース監督が、一つの事故によって人生が変わってしまった主人公の心の軌跡を3Dで描き出した異色ドラマ。主演は「127時間」「オズ はじまりの戦い」のジェームズ・フランコ。共演にシャルロット・ゲンズブール、レイチェル・マクアダムス、マリ=ジョゼ・クローズ。
 カナダ、モントリオール郊外。作家のトマスが夕暮れの雪道を車で走っていると、突然、丘からソリが滑り降りてくる。慌ててブレーキをかけ、車から飛び出すと、幼い少年が呆然と座り込んでいた。幸いにもケガはしていないようで、車をその場に残し、彼を家まで送り届ける。すると出迎えた母親は、弟がいないことに気づき半狂乱となる。ほどなく弟は、車の下で亡くなっているのが発見される。罪悪感に苛まれたトマスは、恋人サラとの関係も壊れてしまう。心に大きな傷を抱えながらも、書き続けることで自らの責任と向き合おうとするトマス。やがて月日は流れ、作家として成功を収め、編集者のアンとその娘ミナと新たな生活を始めようとしていたトマスだったが…。

<allcinema より引用>

感想

地味映画として紹介された一本。いつもありがとうございます。

地味映画ということで当然淡々としたストーリー。

まず、フランコ。私の中では非常にお久しぶり感がありました。
あまりにも久々だったので、こんな雰囲気だったけ?と驚きさえ、感じました。

物語初めに事故が起きます。
映画の内容はざっと聞いてはいたのですけど、詳細はまったく知らず。
予告編もみていなかったので、いろいろショッキングな部分はありました。
事故に関してです。
主人公と同じような流れで受け止めてしまっていたのですよね。

つまりですね・・・。
フランコが
急ブレーキをかけ、車が止まったところに子供。
あ・・・生きていた、良かった・・
フランコとともに安堵。
子供ひきそうだったけれど、事故に合わずにすんだのね・・・
ここからドラマが始まるのね。でも大したことなかったから良かったじゃない。
フランコが事故にあった子供とともにお家に向かう。
母親
シャルロットにあって、
いや~~、危なかったですけれど、オタクのお子さん無事でした、

そのあとの

シャルロットの一言。

弟のニコラスはどこ
え~~~~
が~~~~ん。

ダメだ・・・・・。これは悲惨。
そこから私の気持ちはもうどんよりでした。
まるで自分が罪をおかしたような気分。


映画はその後
数年にわたっての主人公と彼にまつわる人々の生活が描かれます
それは実に淡々でして・・・・・。
弟君がなくなったのはわかるけれど、具体的な描写はなし。
泣きわめくような修羅場はとくになし。
劇的な展開はとくにないですが
やはり生活の変化はそれぞれにはありました。
当然ですよね。
これだけのことがあれば、人生観も変わってしまうはずですよね。
フランコが作家として大成していくのは
やはりこの事件がきかっけだと思いましたし
恋人と別れてしまったのも、この事件の影響あったのかもしれません。(前から微妙ではありましたが)
いや、恋人との関係は事件がなくても終わっていたのかもしれませんね~~

不可抗力の事故。
誰が悪いわけでもない・・・
そう物語では皆が言っていましたが
責任の所在がどこかわからないほど
その事故に関わった人間にとって
つらいことはないのではとも思いました。
しかし、世の中、意図しないで人を傷つけてしまう事例はどこでも転がっているし
傷つけられてしまう側にまわってしまうことだって
いつ何時あるかわかりません。

そしてその場合どうやって人は心の傷を癒していくのか。
難しいですよね

映画は想像力を働かす部分も多くて
わかりやすい映画にはなっていないように感じました。

フランコは
物を書くことで自分が経験した出来事を
乗り越えていこうとしたのかもしれません。
むしろ、それしか、自分が救われる道はないと考えたのかもしれませんね。

こういった事件がおきてからの人々の変化を描く作品は
よくありますけれど
いままではなかった感覚で描いた映画だったように感じて
理解難しいなと思う部分もありました。
観客の解釈に委ねる部分も多い作品でしたから。

具体的には
フランコ
とシャルロットの
心の揺れ動きには
寄り添うのが、難しいな・・・と思う部分が多々ありました。

とくに
シャルロットがフランコを夜に呼び出すシーン
う~~んと思いながら観ていました。
暖炉を囲んで語らい
膝枕で寝る・・・
できるのだろうか…数年たっての関係ではあるものの。
自分はちょっとできないな・・・と。
事故の当事者に対して。
人間としてなかなかハードルは高いことですよね、心を通わすのは。
同じ事件の被害者同士ならまだしも
お互い反対の立場の場合、複雑な心境は数年たとうが、拭えない気がします。

逆に
フランコにまつわる女性
後のパートナー、マリ=ジョゼ・クローズ扮する アンや
元彼女の レイチェル・マクアダムス扮するサラの
立ち位置については
充分共感はもてました。


数年後にあったレイチェルが
フランコにビンタを与えるシーンでは
ああ~~~そうだよな、それは当然だよな
ともっとも大きな頷きはありました。


シャルロットはとても信仰深い女性で
フランコは作家であるという設定だったゆえか
どこか、感情に控えめな部分が多かったように思います。

いろいろと
鑑賞しながら複雑な心境を覚えたのは
事実ですが
ラスト、
残されたシャルロットの息子が大きくなって会いに来た場面では
少し気持ちが楽になった気もしました。

シャルロットの息子にとっては
肩車の記憶、かなりの印象が強かったのでしょうね。


最初から最後まで
ず~~と静かな静かな映画でした。
心情を丁寧に追った作品であり
映像も音楽もとても上品で
素敵な小説を読んでいるような気分になりました。
ただ上記でも書いたように
理解できない感情もあったことは事実。
すべてにおいて共感できるとは言い難かったです。


でも
人ぞれぞれの感情だから
同じでないからといって
否定するべきではないのかもしれません。
不幸があって
それをどう感情整理をしていき、
前に進むのかは
人それぞれだもの。
言えることは、
日々迷い悩みながらも
みんな前を向いていきていかなければいけないってこと。
それが生きている人の義務だと思うしね。
映画はフランコの
アップで
終わるのですが
そのお顔を見ながら
まあ・・・上のようなことを
つらつらと思いました。

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ロスト・エモーション

ロスト・エモーション(2015)
EQUALS
上映時間 102分
製作国 アメリカ
監督: ドレイク・ドレマス
製作: マイケル・シェイファー
マイケル・プルス
アン・ロアク
ジェイ・スターン
チップ・ディギンス
製作総指揮: リドリー・スコット
ラッセル・レヴィン
イ・ジェウ
チェ・ピョンホ
原案: ドレイク・ドレマス
脚本: ネイサン・パーカー
撮影: ジョン・ガレセリアン
プロダクションデ
ザイン: ティノ・シェードラー
ケイティ・バイロン
衣装デザイン: アビー・オサリヴァン
アラーナ・モーシェッド
編集: ジョナサン・アルバーツ
音楽: サッシャ・リング
ダスティン・オハロラン
音楽監修: ティファニー・アンダーズ

出演: ニコラス・ホルト サイラス
クリステン・スチュワート ニア
ジャッキー・ウィーヴァー ベス
ガイ・ピアース ジョナス
トビー・ハス
デヴィッド・セルビー
ケイト・リン・シール
レベッカ・ヘイズルウッド
テオ・ヨー
オーロラ・ペリノー
スコット・ローレンス
ベル・パウリー

<allcinemaより  引用>

感想

巷の評価はイマイチみたいですけれど
私は好きな世界観でした。
SFといいながら
恋愛映画色が強かったのも、理由かも。

ニコラス・ホルト 君素敵だったもの。
今までは素顔がよくわからない作品ばかり
だったから(私がそういうのばかり見ていた)
今回素顔たっぷりみることができてちょっと満足
苦悩顔も良かった(笑)
純粋に
こういう映画見ると
感情豊かな生活ってやっぱり必要。
理性も閉じ込めすぎるとストレスにはなるかなって。
好きなら好きだものね。

またこうやって
人目を避けよう…的な恋愛は
もう
倍増しで熱くなるんだよね・・・・(笑)

ラストは
ロボトミー手術のようなものを選択しちゃったホルト君と
旅立つ彼女。

愛していたのは昨日までの自分であって
もう
君には感情がないって・・・
真顔で言われたら
泣いちゃうよね・・・


でも映画とはずれるけど
大好きな2人同士でも
相手の感情がなくなってすれ違いになっていくカップルって
よくありますよね~~
そういう事例は
こういう映画のような感じで
相手は
きっと変な手術されて
感情がうしなわれていったんだな・・・って考え
ることもできるな・・・
そうしないとやりきれないよね・・・なんて思ったりもしました。

映画ラストに向けては

薬で制御された恋愛感情は再び
よみがえることができるのか
愛は科学に勝つのか

そういうテーマも考えましたが
どうでしょうね~~

他の映画
ニコルソンの
カッコーを思い出したり(洗脳されちゃうところ)
ガタカや
アイランドなどの
他のSF作品も思い出したりと
既成感はありありだったけれど、
それも良しと。

真っ白な世界っていうのも
インパクトあって良かったです。

また
日本の建築物が使われてるってことでも
興味深かったです。

男女の恋愛感情がなくなっての
男、女って
夫婦間では
実際
いっぱいいるんだけどね・・・

rosotoemo-shonn 映画

ドント・ブリーズ

ドント・ブリーズ(2016)
DON'T BREATHE
上映時間 88分
製作国 アメリカ
監督: フェデ・アルバレス
製作: サム・ライミ
ロブ・タパート
フェデ・アルバレス
製作総指揮: ネイサン・カヘイン
ジョー・ドレイク
エリン・ウェスターマン
J・R・ヤング
マシュー・ハート
脚本: フェデ・アルバレス
ロド・サヤゲス
撮影: ペドロ・ルケ
プロダクションデ
ザイン: ネイマン・マーシャル
衣装デザイン: カルロス・ロサリオ
編集: エリック・L・ビーソン
ルイーズ・フォード
音楽: ロケ・バニョス

出演: ジェーン・レヴィ ロッキー
ディラン・ミネット アレックス
ダニエル・ゾヴァット マニー
スティーヴン・ラング 盲目の老人
 リメイク版「死霊のはらわた」のフェデ・アルバレス監督が再びサム・ライミ製作の下で撮り上げた戦慄のサスペンス・スリラー。盲目の老人の家に盗みに入った若者3人が、相手の思わぬ反撃に遭い、逃げ道を塞がれた真っ暗闇の家の中で想像を絶する恐怖に見舞われるさまを緊張感あふれる筆致で描き出す。出演は若者3人に「死霊のはらわた」のジェーン・レヴィ、「プリズナーズ」のディラン・ミネット、「イット・フォローズ」のダニエル・ゾヴァット。彼らを恐怖のどん底に突き落とす盲目の老人に「アバター」のスティーヴン・ラング。
 長引く不況ですっかり荒廃した街デトロイトで、少女ロッキーと恋人のマニー、友人のアレックスの3人は重罪にならない程度の空き巣を繰り返していた。自堕落な親を見限り、幼い妹を連れてここを出て行こうと考えていたロッキーにはまとまった金が必要だったが、そこへマニーがある強盗話を持ちかけてきた。ターゲットは孤独な盲目の老人で、娘を事故で失った彼は、賠償で得た大金を自宅の地下室に隠し持っているらしいというのだった。最初は嫌がっていたアレックスも加わり、真夜中の老人宅に侵入した3人だったが、すぐに彼らは自分たちが相手にしている男が、単なる目の見えない無力な老人ではないことを悟るのだった…。

<allcinema  より引用>

感想

レンタルしていたDVDに入っていた予告が面白そうだったので鑑賞。

老人宅に泥棒として忍び込む⇒老人、盲目⇒ラッキー、盗みは楽勝ね⇒おお~~目が見えないのに、めちゃめちゃ強い、

このギャップ。
この意外性が面白いのですよね。
アイディアの勝利かな。

お家のテレビでみたのですが
結構暗めのシーンが続くので、ちょっと見づらい部分はありました。

恐ろしい目に合うのは
この泥棒たちなんですけれど
私、この泥棒たちに、可哀想・・・って思う気持ちが全然わかなくって。
むしろ、老人のほうに味方したくなりました。
だって、悪いのはそもそも泥棒達じゃない?
彼らは
少女ロッキー
恋人のマニー
友人のアレックス

私ロッキー嫌だったな(笑)
恋人マニーは早々と殺されてしまい(老人にね)
後半まではアレックスとともにロッキーは行動。
アレックスはそもそも
銃をもってこの老人宅に忍び込むのは反対だったのよね。
でもロッキーに言われてしぶしぶ。
泥棒する目的も
なんだか自分勝手じゃない?
家を出たいからって
弱い状態の(実際は強かったが)
老人を狙うっていうのがいやらしいよ。
だから
彼らが老人に逆襲されるのは自業自得だと思っている部分はありました。

まあ、
老人も過激と言えば過激だけど。
娘を事故で失って
ちょっとねじ曲がってしまったのかなと考えれば
そんなに悪い人には思えなくってね。

ただ老人
途中から変態チックになるので((笑)

ロッキーを監禁。
娘を失った代わりに子供が欲しい
だから自分の子供を産んでほしい・・・
ええ~~~~。
お前に子供を産んでもらうと・・・
ええ~~~~。
凄い発想のじいさん。
でも
~~~レイプにならないところがやや安堵(笑)
別の方法があるんだけれど
ちょっと気持ちはわるいよね・・・あの行為(映画鑑賞でどうぞ・・・・)

後半は
アレックスもいなくなり
ロッキーと老人のバトル


逃げ出したかと思えば
引き戻されたり。

ちょっとしつこいけど(笑)

最後はなんとか無事に解決。
そしてちょっとしたオチあり。

もともと短い映画だから
突っ込みどころがあってもあまりきにならなかったかな。

アイディア勝負の作品って感じでした。

老人それにしても
強かったな~~
座頭市みたい

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