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2重螺旋の恋人

2重螺旋の恋人(2017)
L'AMANT DOUBLE
AMANT DOUBLE
DOUBLE LOVER
上映時間 107分
製作国 フランス
監督: フランソワ・オゾン
製作: エリック・アルトメイヤー
ニコラス・アルトメイヤー
原作: ジョイス・キャロル・オーツ
脚本: フランソワ・オゾン
撮影: マニュ・ダコッセ
プロダクションデ
ザイン: シルヴィー・オリヴィエ
衣装デザイン: パスカリーヌ・シャヴァンヌ
編集: ロール・ガルデット
音楽: フィリップ・ロンビ

出演: マリーヌ・ヴァクト クロエ
ジェレミー・レニエ ポール/ルイ
ジャクリーン・ビセット クロエの母
ミリアム・ボワイエ ローズ
ドミニク・レイモン 婦人科医
ファニー・サージュ サンドラ


 「8人の女たち」「スイミング・プール」の鬼才フランソワ・オゾン監督が、「17歳」のマリーヌ・ヴァクトを再び主演に起用して贈るエロティック心理サスペンス。優しい精神分析医の男と恋に落ちたヒロインが、対照的な性格の双子の兄弟と出会い、嫌悪を抱きながらも肉体的な欲望に溺れていくさまを、官能的かつミステリアスなタッチでスリリングに描き出す。共演はジェレミー・レニエ、ジャクリーン・ビセット。
 原因不明の腹痛に悩む25歳のクロエは、婦人科医から身体に問題はないと言われ、紹介された精神分析医ポールのカウンセリングを受けることに。温厚で誠実なポールに話を聞いてもらううち、不思議と痛みが和らいでいくクロエ。いつしかポールと恋に落ち、同棲生活を始める。そんなある日、街でポールそっくりの男を見かけ、やがてその男がポールの双子の兄弟ルイと知る。しかもポールと同じ精神分析医だった。ポールがルイの存在を隠していたことを不審に思い、偽名を使ってルイの診察を受けるクロエ。ポールとは正反対の傲慢で支配的な態度に嫌悪感を抱くクロエだったが…。


<allcinemaより引用>


感想

劇場でのオゾン作品は久々。たぶん「8人の女たち」以来かも。
その後の作品もDVDでもあまりみていなかったので、とっても懐かしい感じがしました。
おお~~フランス映画だわ・・・これ・・・って(笑)

予習の「17歳」で、しっかり目に焼き付けた主人公のマリーヌ・ヴァクト。
相変わらず、スレンダーなお体で、今回は大人の魅力、満載でした。
彼女は、美術館の監視員という職に途中でつくわけですが、
彼女そのものが
まるで美術品にみえることも度々。
もちろん美術館の作品数々も、お話が進むにつれ
気になるものがあって、じっくりみたかったな・・と今では思います。


ジャンル的にはエロチック心理サスペンスと思っていましたが
予想と違って
意外と、生々しく、グロい感じの映像もいくつか見受けられて
これは、プラス、ホラー映画?も入り込んでいるのではないかなとまで感じました。

意味深な映像も多かったです。
隣人のおばあさんとか
飼い猫とか。
剥製の猫や娘の話もなんだか気味悪くありません?
今思えば、特にメインの話に関わってきてはいなかったのですが
何か意味ありげな存在として何回も登場してくるので
もう、雰囲気ホラーですよ・・・これは(笑)

そういう意味では
クローネンバーグっぽい感じですよね。
私の好きな
「戦慄の絆」に雰囲気が似ているんですもの。
産婦人科医&双子&女性の図式はそっくりです。

冒頭
髪を切る女性からの始まり。
髪を短くするのは、環境変化を求めている証拠。
主人公が何を心に抱えているのか、興味津々
しかしそのあと、ほへ~~~という映像もありまして(生々しいのね)
これは結構すごいものもでてくるかも…と思いながらの鑑賞スタートでした(笑)。


主人公クロエ(マリーヌ・ヴァクト)は原因不明の腹痛に悩まされています。
やがて、精神的にも不安定になっていき、精神分析医ポール(ジェレミー・レニエ) のところへ診察に訪れます。
彼は
ものすごく、親身に話を聞いてくれる男性。
ほぼ、聞くだけ~~
まずは、患者さんの抱えている心の闇を吐き出させるという手法でしょうか。
そこで彼女は自分の生い立ちを語ります。
彼女の話は淡々としていますが
ラストでの衝撃的な結末にこのクロエの過去話は関わってくるので
意外と真剣に聞いていた方が良い気がします。

二人は次第に愛し合うように。
ここはやはり唐突にも感じますし(診察だけで愛し合ってしまう)
そもそも患者さんとあんなに簡単に恋愛関係に落ちってしまうのも医者としてのモラルとしてどうよ、ですが
ここは重要ではないので、気にせずですね。
恋に落ち、同棲するという生活スタイルに突入するために、さらりとしているのでしょう。


クロエは同棲しているうちに
ポールについて
疑問を感じていきます。
あの人は一体どんな人なんだろう?
過去は?
まあ、自分はさらけ出しているのに
相手はまったくミステリアスなままなので(それが良いのかもしれないが)
気にはなってきますよね。
女としては。

そんなとき
偶然街でポールとそっくりな人に出会います。
女の人と会っていた・・・・ビックリですね。
そして、気になりますね。

思いたった彼女は、見かけた場所に行き、
ポールとそっくりの同じく精神科医のルイと出会うのです。
話を聞くと双子だそうです。
でもルイは、ポールと違って
傲慢で、威圧的な態度。診察も荒い・・・・(笑)

この設定は双子ではなくても
どこかでみたこともあるような部分で
とりたてて驚くこともないのですが(タイプの違う男性で揺れる女性の図式)
やっぱり、ありふれたことをしても
映像が美しいのですよ。構図的にも。
目の保養になってしまいます。
診療所に向かう螺旋階段も、おしゃれ・・・。

ルイと裸でソファーに座る姿
チラシでも見かけますが、素敵でしょう?
ルイ、変態チックな行為が多いのですが、許せちゃう((笑))
とまで、言いたくなるような世界観ですわ。

ここから
かなり面白い話となっていきます。
ポールとルイの過去にまつわる話で
一人の女性が登場してくるのですね。

サンドラです。

誰?ですよね~~~(笑)

ここからの展開も
ぞくぞくしましたね。
サンドラにまつわる話は自分の目で確認して・・・。

そしていろいろあり・・・
ラストに突入。

そうそう、クロエ
妊娠しちゃいます。
どっちの子でしょう~~

あ・・・ここからはさらに怒涛の展開になりますので
やっぱり劇場へどうぞ・・・と。
そして、エロの話で語り合いましょう^^



以下、
ラストにふれての感想なので未見のひとはごめんなさい。


もしかしたら
クロエも双子なのではということは終盤あたりから
予感はしていました。
双子に関して異様に反応するから。
ただクロエの子宮にあったのが
もう一人の赤ちゃんだったということ。そこはわからなかったので衝撃的でした。
寄生性双生児ってはじめて聞きました。
強い方が弱い方を取り込んでしまったということなんですよね。
そこからの影響で
クロエ自身、精神に異常を感じ
いろんな妄想が広がっていく。
たぶん、ポールは存在したけれど、ルイは存在しない
(いや、どちらでもいいのだけれど)、男性の方は双子ではなかったと推測します。
もちろん、学生時代に付き合っていたサンドラの話も想像上。
SEX自体は彼女の願望が溢れだしての、妄想部分が多々あり。
ああしたい、こうしたいと・・・。
結局、夢オチに近い部分ではありますが、
やっぱり見せ方が上手なので
簡単に片づけられない魅力はものすごくありました。
普通なら現実
非現実ってわかりやすかったりするのですが
この映画
現実と非現実の境目が分かりづらいのが特徴的。
たぶんあえてそう作ってあって、解釈を観た人に委ねるようなそんな感じがしました。
だからいろんな解釈があるはず。
スイミングプールもみたいな?かな。


面白かったな

鏡の使い方も素敵。

もう一回見直したいです
ジャクリーン・ビセットもいましたよ☆

2juurasennnokoibito dayo
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初夜か・・・・

SaoirseRonan_a tuisou tuisou

↓脱ぎの良い映画から
絶対脱がないわ~~~~↑の映画へ。

絶妙な作品選択だと思うこの頃・・・(笑)

感想がたまる・・・・夏

レス、ゆっくりめですが、待っていて~~


夢見そう

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いいね~~眼鏡★
素敵だったよ、どちらも(笑)


戦慄の絆がまたみたいなあ。

セインツ -約束の果て-

セインツ -約束の果て-(2013)
AIN'T THEM BODIES SAINTS
上映時間 98分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(クロックワークス)
初公開年月 2014/03/29
ジャンル ドラマ/犯罪
映倫 G
再び出逢うとき、
監督: デヴィッド・ロウリー
製作: トビー・ハルブルックス
ジェームズ・M・ジョンストン
ジェイ・ヴァン・ホイ
ラース・クヌードセン
エイミー・カウフマン
カシアン・エルウィズ
製作総指揮: ローガン・レヴィ
ジェシー・ケネディ
マーク・バーグ
マイク・メンシェル
フレドリク・マルンベリ
ダニエル・ワグナー
ハーヴェイ・ワインスタイン
ボブ・ワインスタイン
脚本: デヴィッド・ロウリー
撮影: ブラッドフォード・ヤング
プロダクションデ
ザイン: ジェイド・ヒーリー
衣装デザイン: マウゴシャ・トゥルジャンスカ
編集: クレイグ・マッケイ
ジェーン・リッツォ
キャスティング: アヴィ・カウフマン
ヴィッキー・ブーン
音楽: ダニエル・ハート

出演: ケイシー・アフレック ボブ・マルドゥーン
ルーニー・マーラ ルース・ガスリー
ベン・フォスター パトリック
ネイト・パーカー スウィーティー
ラミ・マレック ウィル
キース・キャラダイン スケリット
ロバート・ロングストリート
チャールズ・ベイカー
ケンタッカー・オードリー

 「ジェシー・ジェームズの暗殺」のケイシー・アフレックと「ドラゴン・タトゥーの女」のルーニー・マーラが、離ればなれとなりながらも互いに求め合う犯罪者カップルを演じた哀切のクライム・ドラマ。共演に「3時10分、決断のとき」のベン・フォスター。監督はこれが長編2作目の新鋭デヴィッド・ロウリー。
 1970年代のテキサス。強盗を繰り返してきたカップル、ボブとルース。ルースが身ごもったことを機に、ふたりは足を洗う決意を固め、最後の銀行強盗へと向かう。しかし保安官たちに包囲されてしまい、銃撃戦の中でルースの放った銃弾が若い保安官パトリックの肩に命中してしまう。もはやこれまでと観念したボブは、ルースを庇って罪を一人で被り投降、代わりにルースは無罪放免となる。4年後、4歳になる娘と静かに暮らすルースの前にあの時の保安官パトリックが現われ、ボブが脱獄したと告げる。また、陰でルースを見守るパトリックだが、秘めたる恋心は隠しきれないでいた。そんな中、追っ手をかわしながらルースとまだ見ぬ娘のもとを目指すボブだったが…。

<allcinemaより引用>



感想


テレンス・マリックっぽい雰囲気。
この秋公開の、アゴーストストーリーが気になるこの頃なので(予告編でハマった,すでに意味なくウルウルしている)
まずは、前作の監督の作風をつかもうと鑑賞。

夫婦の絆がメインの映画だったけれど、
主人公たちが、犯罪者という設定なので
背景が語られない部分が多いのは、結構きつい感じがするかな。
感情移入しづらいではないですか。
いくら二人が愛し合っていたとしても
なぜ、犯罪に手を染めてしまったのかという背景がみえないと
どこかで、自業自得だからねえ・・・と突き放した気持ちがわいてくるんですよね。


冒頭、言い合いの喧嘩をしている、ボブとルース。
妊娠が分かりすぐに仲直り。
短い一瞬のシーンだったけれど、
この映像が素敵で最初から見入ってしまいます。
ただし犯罪者というのはこの部分でまったくわからない2人(笑)



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その後の、断片的な会話で、
強盗繰り返すカップル⇒逮捕⇒女は釈放、男は25年の刑(女をかばう)⇒女、出産、4年たつ

という時間の流れが、テンポよく紹介されます。

ボブとルースには、育ての親がいて、
それが、スケット(キース・キャラダイン)
どうもこの親、裏稼業?しているみたいで、2人が犯罪に手を染めたのも
どうやら、親の影響?なのかと推測。

4年後。
ボブは脱獄します。
ボブは何回も過去に脱獄していて
今回6回目の正直だったかなあ。確かに、捕まるときに、絶対会いに行くと
約束はしたけれど、(それが邦題になっている)
なにも刑期まだなのに、脱獄しなくても、罪重くなるじゃん?罪の意識わかっていないのではと
腑におちません。けど、会いたいのか・・・と素直に受けとるしかないのかな。
会ってそのまま逃げようとi
iいうことか・・・。

一方の、ルース。
実は、捕まるとき
逃げようと・・・、最後まで、反抗していました。
結局、好きな男が自分の罪をかぶってくれたんですよね。
子どもを産んだことによって、人間的に成長はしたかもしれませんけど
当時のこと、罪を背負ってくれたこと
そこらへんの部分はどのように
感じているのかはわかりにくいかったですね。
そこはこちらの想像・・・。
本人、感情は表に出さないし、終始暗い表情だからか、
推し量るのは難しいです。
娘との生活を壊したくないと思いながら
夫にはやはり会いたいとは思うはずだけど。
では、ルースに好意を持つ保安官(ベン・フォスター)については
どう思っているのかな。自分に関心があると気づいてはいるはず。
頼ってもいるけど、でも本当のところどうなんだろう?

ということで
3人の恋愛模様まで話は進みますが
やっぱり、情報量が少ないので
感情移入ができず。
また、後半のボブが襲われるシーン
画面の暗さが半端なく、ほとんど不明。

もちろん、ボブがああいう最後を遂げてしまうのを
みてしまうと
多少なりとも、切なさは感じるものの
もっとこう・・・ぐわ~~~~んと突き抜けるような
熱いものまではわいてはきませんでした。

天国の日々に似ているかな
関係性もまた。

もう少しストーリーに、ふくらみがあれば
こういった世界観で感動したかもしれません。

でも、
映像は好き。
かすれるケイシーの声も
もの悲しくて好き
哀愁漂うもの。


エンドロールに流れるテーマ曲を、キース・キャラダインが歌っていました

11月公開の
お化けのケイシー・・・観たい
な~~視覚重視な映画でも。

仮面/ペルソナ

仮面/ペルソナ(1966)
PERSONA
上映時間 82分
製作国 スウェーデン
監督: イングマール・ベルイマン
製作: イングマール・ベルイマン
ラーシュ=オーヴェ・カールベルイ
脚本: イングマール・ベルイマン
撮影: スヴェン・ニクヴィスト
音楽: ラーシュ・ヨハン・ワーレ

出演: ビビ・アンデショーン
リヴ・ウルマン
グンナール・ビョルンストランド


 ベルイマンがノルウェーの劇壇で見出したウルマンの初主演作で、容貌のよく似たアンデルソンと凄絶な演技合戦をしている。脚本もそのため名匠自ら書き下ろしたもの。舞台女優のエリザベート(ウルマン)は、仕事も高く評価され、私生活でも夫は理解があり、子供にも恵まれて、何不足ない暮らしをしていたが、舞台上で言語障害を起こした後、全身麻痺に陥ってしまう。一夏の転地療養を勧められ、看護婦アルマ(アンデルソン)と共に海辺の女医の別荘を訪れたエリザベート。不明瞭な彼女の言葉をよく理解し、懸命に尽くすアルマ。やがて二人は患者と看護婦という結びつきを越えた所で親しく接するようになる。その意識の共有。エリザベートの出産話はアルマにつわりの体験をさせ、アルマの肉欲が久しく夫と寝ていなかったエリザベートの快感を操る。ある日アルマは、かつていきずりの男たちと浜に戯れ、その結果妊娠した子を堕胎したトラウマを告白する。このことをエリザベートは女医への手紙に綴ってしまい、それを見たアルマと仲違いするが、憎しみすら互いの同体感覚を呼び覚ますのだ。しかし、この二人の関係もあっけなく終わりを遂げるときが来てしまう……。西洋人に根深い“ドッペルゲンガー”観へのベルイマンなりの新解釈と呼べる作品で、鮮烈な官能が名手ニクヴィストによる黒白画面に迸っている。

<allcinemaより引用>


感想

面白かったわ~~
1966年で、かなりの古い映画なのに
古さを感じさせなかった。この時代で、この映像って、相当斬新だったんじゃあないのかな。
私も冒頭から驚いて、音量低下させたもの。あの耳障りな音もすごかったです。

今年はイングマール・ベルイマン 生誕100年ということで
いろいろなところで上映されているみたいですね。
東京では恵比寿ガーデンかな。
今回DVDでの鑑賞だったけれど、大画面で見てみたかったというのが本音。なかなか遠くなので行けなくてね。
映画ファンならたぶん、有名な監督なので、観ている作品いくつかあるとは思うんだけど
私は、今の今までまったく・・・観たことがなく。
難解かなというイメージもあったので。

今回は、私の鑑賞履歴から想像できるとは思うけれど、
この作品の題材が、ドッペルゲンガーだからの選択。
今、2重人格や、双子にはまっているので、有名どころの
この作品に挑戦したわけです。「ファイトクラブ」や「複製された男」などを観ていると
ああ~~、この作品↑の影響化があるのね、と様々なところで感じたりしたので
非常に勉強になりました。

よい鑑賞でした。

冒頭から
よくわからない映像が数々。

映写機場面。
サイレント映画?
クモ。
解体される動物。
釘打たれた手のひら。
そして
一人の少年が大画面に映る女性の顔をそっとさわり・・・

本編へ。
はじめてここから物語らしい物語が始まります。
最初の場面はイメージ映像なのかな。なにかを示唆しているのか。
不思議です。

ただ、最初から、何とも言えない雰囲気に包まれてしまう
この快感?(笑)。なかなか通常の映画鑑賞では味わえない喜びを感じました(笑)


お話には2人の女性が登場。
言葉を失った女優エリザベート。
彼女を看病する看護婦アルマです。
お互い、髪形もロング&ショートと違います。

言葉を発しない女優に
延々と自分の話を語る看護婦。
アルマの告白の中の、衝撃的な出来事はなまなましかったわ。私も真剣にききいりました。
そのうち
この看護婦が、女優に変わっていくような感覚に・・・
女優はまったく話をしないのに
彼女の声が看護婦を通して聞こえてくる

同化です。

彼女は一人?
それとも二人?

これは、自分の中で、自由に解釈できる物語だと思っています。
答えを出さずとも
不思議な感覚を味わったという意味で非常に満足できました。

人間には
2つの側面は必ずあると思うし
抑圧している感情も必ずあると思う。
仮面をかぶって生活しなければいけないことも多々あるし。
表があれば裏があるけど
結局、何をもって裏、表って決めているのかわからないものね
表裏一体よ⇒萬斎さんのことばにもあるわね

いろんな見方
思いを感じられました。

やっぱり劇場いこうかな・・・(時間ないな)
・・横浜マリンでもやっているのね~~

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17歳

17歳(2013)
JEUNE & JOLIE
YOUNG & BEAUTIFUL
上映時間 94分
製作国 フランス
監督: フランソワ・オゾン
製作: エリック・アルトメイヤー
ニコラス・アルトメイヤー
脚本: フランソワ・オゾン
撮影: パスカル・マルティ
美術: カーチャ・ヴィシュコフ
衣装: パスカリーヌ・シャヴァンヌ
編集: ロール・ガルデット
音楽: フィリップ・ロンビ

出演: マリーヌ・ヴァクト イザベル
ジェラルディーヌ・ペラス シルヴィ
フレデリック・ピエロ パトリック
シャーロット・ランプリング アリス
ヨハン・レイゼン
ファンタン・ラヴァ
ナタリー・リシャール
ロラン・デルベック


 「8人の女たち」「危険なプロット」のフランソワ・オゾン監督が、名門校の生徒として普通の高校生活を送りながら、SNSを通じて売春に手を染める17歳の少女の複雑で謎多き心模様を繊細かつ赤裸々に綴る思春期ドラマ。主演はモデル出身で、一躍期待の若手と注目を集めるフランスの新星、マリーヌ・ヴァクト。
 大人びた表情の中にあどけなさを残す少女イザベルは、名門高校に通う17歳。家族とバカンスやって来たリゾート地でドイツ人青年を相手に初体験を済ませると、パリに戻った後は、SNSで知り合った男たちを相手に身体を売るようになる。そんなある日、売春相手の男がホテルの部屋で腹上死してしまう。慌てて部屋から逃げ出したイザベル。しかし、捜査の手が及んで、ついに売春の事実が家族に発覚する。動揺する母親の問いかけに、何も答えることができないイザベルだったが…。

<allcinemaより引用>


感想

最近オゾン監督作品はご無沙汰ですが
新作はみたいと思っているので(双子に惹かれる)
まずは、主演女優さんのこちら↑観てみました。

思春期の奔放な性・・
こういう題材も最近はあまり観ていなかったなあ・・・ということで
意外と新鮮な感じで鑑賞出来ました(笑)

若さか・・
フ~~~~~という感じです。
無防備で残酷で
いろいろうらやましかったです。親としてはきついですけど。


まず、主演女優のイザベル扮する、マリーヌ・ヴァクト。
醸し出す雰囲気、魅力的ですね。
確か撮影時は10代ではなかったと思いますが
見方によって、いろいろな年代にみえます。
娼婦の時は確かに大人っぽいし、お家や学校では
それなりに、学生さんのようにはみえますね。
まあ、でも大人っぽいかな、こちらの10代よりは。

調べたところ、すでにいまは(27ぐらいか、この当時は23?)
お子さんもいらっしゃるとか。
すごいな~~~。

物語。
主人公のイザベルが、なぜ娼婦になっていったのか、
明確な動機はわからず。想像の範囲。
家庭環境がすべてとはいわないけれど、
母親の恋愛遍歴も影響はあると思うし、実父親が不在で義理父ということもあるのか。
あとは、思春期特有のなんていうのかな・・・
もやもや感?性に対しても、異性に対しても
挑戦してみたくなる年頃?そういう感覚的なものは、自分の10代を思い出して
なんとなくわかるような気もします。
いや、自分も娼婦していたんだよ・・・ということでなく(笑)
例えば、意味もなく死にたくなるとか・・・・そういう、
説明の出来ない行動って、起こしてしまう年頃であるかな・・・・と感じる部分は大いにあるので。
もちろん、思っていて行動しない人はたくさんいるから、全部が全部がそうではないけれど、
やっぱり、自分って何?自分の存在の意味は?って
自己を見つめる年頃だもの、驚きべき行為に走る可能性は大いに、ありますよね。
だから思春期は難しい・・・

で、
イザベル。複数の男性と関係を結んでも、喜怒哀楽が少ない。
性の喜びを感じるのでもなく、お金もらって、豪遊するのでもなく
ただ淡々と、連絡とって、会って、行為して、さようなら…の日々。
だからこそ、他者にはなかなか理解は難しいわけですけれど
それが、生きがいとでもいうような感じで本人、やめられない・・・。

その過程で彼女の客で、何度か出会っている
優しめの年寄りの紳士が
行為中に、死亡。
彼女が娼婦だったということが
家庭にわかってしまうという展開。

映画は、
四季の移り変わりとともに
彼女の変化をみつめていき、
さらに印象的な音楽も挿入されていました。

性描写も多く
ぼかしも大きくいろいろありましたけれど、
意外とうける印象は、あっさり感。
スレンダーな体というのもあるからか
エロチックな感じはしなかったかなあ・・・・

出演者には
シャーロット・ランプリングも。

彼女がまたすごい、存在感。
死亡した高齢紳士の妻として登場するのですが、
ああ~~こういう男性の妻って
彼女みたいな女性だから務まるのねと実感。
妻としての貫禄?

イザベルも
シャーロット・ランプリングとのあの最後の会話で
感じるものいろいろあったんじゃあないのかな。

面白い映画でした。

それにしても、
冒頭のドイツ人初体験相手にしろ
後半の、もしかしてこの人が、イザベルの本命になるの?的な男の子
など、
若い男性の登場はみな、
大した人物ではなかったのが印象的。

やっぱり女性の方が早熟で
若い男性はたじたじになってしまうのかな


新作楽しみ
観に行けますように♪⇒(追記、みた♪)


17sai ozonn



ミッション:インポッシブル/フォールアウト

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)
MISSION: IMPOSSIBLE - FALLOUT
上映時間 147分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(東和ピクチャーズ)
監督: クリストファー・マッカリー
製作: トム・クルーズ
ジェイク・マイヤーズ
クリストファー・マッカリー
J・J・エイブラムス
製作総指揮: デヴィッド・エリソン
デイナ・ゴールドバーグ
ドン・グレンジャー
原作: ブルース・ゲラー
脚本: クリストファー・マッカリー
撮影: ロブ・ハーディ
プロダクションデ
ザイン: ピーター・ウェナム
衣装デザイン: ジェフリー・カーランド
編集: エディ・ハミルトン
音楽: ローン・バルフェ

出演: トム・クルーズ イーサン・ハント
ヘンリー・カヴィル オーガスト・ウォーカー
ヴィング・レイムス ルーサー・スティッケル
サイモン・ペッグ ベンジー・ダン
レベッカ・ファーガソン イルサ・ファウスト
ショーン・ハリス ソロモン・レーン
アンジェラ・バセット エリカ・スローン
ヴァネッサ・カービー ホワイト・ウィドウ
ミシェル・モナハン ジュリア
アレック・ボールドウィン アラン・ハンリー


 トム・クルーズ演じる伝説のスパイ、イーサン・ハントが数々の不可能なミッションに挑む大人気アクション・シリーズの第6弾。複数の都市を標的にした同時核爆発の阻止というシリーズ最大の難題に立ち向かうイーサンとIMFチームの活躍を、トム・クルーズが体当たりで挑む迫力のアクション満載に描き出す。共演はヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、アレック・ボールドウィンら続投組に加え、新たにCIAの敏腕エージェント役でヘンリー・カヴィル。監督は引き続き「アウトロー」のクリストファー・マッカリー。
 何者かによってプルトニウムが盗まれ、奪還を命じられたイーサンの作戦は失敗に終わる。3つの都市を標的にした同時核爆発テロの危機が迫る中、IMFとともにその阻止に奔走するイーサンだったが、CIAからは彼に疑惑の目を向ける最強のエージェント、オーガスト・ウォーカーが監視役として送り込まれる。一方、わずかな手がかりを頼りにテロを計画する謎の組織に迫ろうとするイーサンは、敵につながる謎の女ホワイト・ウィドウの信用を得るため、収監中の“シンジケート”の元リーダー、ソロモン・レーンの脱獄に手を貸すという危険な賭けに出るのだったが…。
<allcinemaより引用>


感想

なんとなく観に行ってしまうこのシリーズ。劇場鑑賞は3あたりからかな。
撮影時、ケガをしたのよね・・確か。
どのシーンなんだろう・・・・と気になってみていましたけれど、
まあ、いろんなアクションが飛び出すので
どこで怪我しても不思議じゃあない・・笑
むしろ、生きていることが不思議なくらいの危険なシーンの連続。⇒というか、絶対死んじゃうだろうな・・あれじゃあ・・と思うけど。
アクションがとにかくすごいのでかなり真剣に見入ってしまい
さすがに、最後の方、ちょっと疲れました・・・ヘリシーン、結構長かったし・・・・。

ということで、ほぼネタバレしながらの感想。


今回、冒頭から奥さん~~~登場。
おお~~~懐かしいです。
前回はまったくでてきていなかったのよね。
トムさんの夢の中に出てきました。もしかして回想だけ?と思っていたところ
ちゃんと後半、今・・・の奥さんが登場してきてちょっと、うれしかったです。お元気そうで~~~なにより。


新たな指令によって、動き出すイーサンチーム★
プルトニウムを最初に奪われてしまったのは、イーサンのミスだったわけだけれど
それは、仲間を、助けたいという気持ちが優先したのだから、しょうがないよね。
イーサン・・・仲間には優しいのよね。
中盤の警察官の女性を助けるところとか
イルサに対してなど・・・
人間的な優しさが漂うのが、イーサンの魅力でもあるのかな。

ブラント役のジェレミー・レナーは今回
出演なし(スケジュール的なものだとか、残念)
新たに新スーパーマンで有名(私は未見) ヘンリー・カヴィル 扮するオーガスト・ウォーカーが登場。
小生意気です(笑)
でもさすがにスーパーマンなので
立ち姿がきれいなのよね、身長もあるし。
後ろから一歩下がって歩くシーンでも、
やっぱり、姿が目立つのでついつい、比べてしまう・・・悲しいかな。
頑張らないと、ガタイのよさでやられてしまいそう・・・だけれど
今回も、俺のアクション・・みてよ~~~的な、トムの見せ場が多いので
負けてはいないのですよね。


そういえば、前半に飛行機から
飛び降りるシーンで、イーサンは雷鳴っているから待とうといったのに
ごり押しのオーガスト 。
イーサン懸命に助けていたけど、もう最初から、生意気だから
ほっといていいよ・・・と思いました(笑)

トイレでアジア系の人の顔をコピーするために襲うイーサン&オーガスト。
しかしこのアジア人がめちゃめちゃ強い。思わず、笑ってしまうほど。
鏡もあんなに派手に割れて、迫力あり。道具つかわなくても、素手の戦いも
すさまじいわよね。
登場のイルサ~~、 レベッカ・ファーガソン ね。
相変わらず、きれきれのアクション。

そう・・この物語は、前作を観ていないと
なんだ~~~?ということになりますよね。イルサもそうだし、奥さんだって
そもそも、3からだものね。

そこから、まあ・・ストーリーいろいろ、アクションもいろいろ・・・(端折り)


カーアクションあり
バイクあり
と、好きな人にはたまらない数々。

私はバイクは無理だけど、車は乗るので、
ああいうぎりぎりの運転はもう、観ていて、怖い限りですよ。
狭いところを通ったり、見ていられない。
人を避けるというより、関係なしに、ぐいぐい攻め込む運転。
体に悪いわ。


後半の注目はやっぱり
ヘリのアクションよね。
しかし、地上と空中、2か所での懸命な作業。爆破の解除ということで、ドキドキもの。
いや、へりのアクションの迫力が半端ないので、一体何が目的かわからなくなるほど・・・(笑)
この作業、ともにタイミングが合わなければアウトだよね?
怖い・・・。
高いところからでも平気なイーサン。2でのロッククライミングを思い出す・・・ような。


イーサンの愛した女は2人だけ・・・・
ルーサーがイルサにいっていたけど、
身を引いてくれだっけ?
なんだか、スパイ映画の中に、恋愛要素がここだけ濃かった・・・・(笑)
元妻と、彼女?が鉢合わせで
どうしよう・・・みたいなさすがにそこまでのドロドロ感はなかったけれど、
女の感で、それぞれにいろんな思いがわいていたのかもと推測。
あ・・・元妻の再婚相手
イーサンを見て、本当に同僚と思ったのかな?そうだとしたら鈍感・・・・(笑)

次作は
イルサは確定なのかな。
シリーズ長くなると
なかなか大変なことも多くなるはず。
頑張って・・・今、56歳トム。走る姿はまだまだ素敵。


今回サイモンペック後半
首吊り状態で、本当に心配しました。長官あっさり、さようならだったので
サイモン・・・大丈夫かなと。でも踏ん張ってもらい、良かったです。
イルサ、助けてくれてありがとう・・・。
misshonn6.jpg
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