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女と男の観覧車(2017)

女と男の観覧車(2017)
WONDER WHEEL
上映時間 101分
製作国 アメリカ
監督: ウディ・アレン
製作: レッティ・アロンソン
エリカ・アロンソン
エドワード・ウォルソン
製作総指揮: アダム・B・スターン
マーク・アタナシオ
ロナルド・L・チェズ
脚本: ウディ・アレン
撮影: ヴィットリオ・ストラーロ
プロダクションデ
ザイン: サント・ロカスト
衣装デザイン: スージー・ベンジンガー
編集: アリサ・レプセルター

出演: ジム・ベルーシ ハンプティ
ジュノー・テンプル キャロライナ
ジャスティン・ティンバーレイク ミッキー
ケイト・ウィンスレット ジニー
ジャック・ゴア リッチー
デヴィッド・クラムホルツ ジェイク
マックス・カセラ ライアン
トニー・シリコ
スティーヴ・シリッパ
デビ・メイザー
トーマス・グイリー
ジェニーヴァ・カー
マディ・コーマン


 ウディ・アレン監督作品初登場となる「リトル・チルドレン」「愛を読むひと」のケイト・ウィンスレットが、ままならない日常に疲れ果て、刹那の情事にすがりつくうらぶれた中年女性を演じる哀愁の愛憎ドラマ。共演はジュノー・テンプル、ジャスティン・ティンバーレイク、ジム・ベルーシ。
 1950年代、ニューヨーク郊外のリゾート地コニーアイランド。遊園地のレストランでウェイトレスとして働く元女優のジニー。今は回転木馬の操縦係を務める粗野な男ハンプティと再婚し、自身の連れ子リッチーと3人で、騒々しい遊園地のそばで暮らしていた。夫婦喧嘩が絶えず、息子も問題ばかりを起こして、苛立ちばかりが募る、満たされない日々が続いていた。そんな中、海岸で監視員のバイトをしている脚本家志望の若者ミッキーと出会い、彼との道ならぬ恋に忘れかけていた夢が再燃していくジニー。ところがある日、ギャングと駆け落ちして音信不通だったハンプティの娘キャロライナが突然現われ、命を狙われていると助けを求めてきたことから、運命の歯車が狂い始めるジニーだったが…。
<allcinemaより引用>

感想

苛立ち募る主人公ジニー。
まあ、私のよう・・・(笑)
不倫はしていないけど(笑)
苛立っているからね、毎日。

だから自分のこういう精神状態で
きゃんきゃん、いい通しの主人公、ジニーをみているのがつらかったです。
また演じるケイトがうまいんだもん。
私はケイト・ウィンスレット好きなのよね~
どんな映画でも体当たり感があって。体も大きくなっているけど。

不倫相手のミッキーが、典型的な浮気男・・って感じで
逆に笑ってしまったわ。
雰囲気イケメンって感じよね
ジュノー・テンプル演じる、 キャロライナは
意外とそんな性格悪い女性でなかったから良かったわ。
ただ単に、若いので向こう見ずなだけだよね
どこにいったかはわからないけど、
可哀想だったわ。
50年代という時代背景も素敵だったし
遊園地傍のお家というのも
新鮮だったかな
あと、オレンジ色の風景もね。

今の私は
ウェイトレスを演じているの
と感じていたジニー。
不憫ね

あのあと
夫婦仲ってどうなるのか、不安。
それでもまた
続いていくんだろうね
そんなもんだよね

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ラ・ラ・ランド

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観てます~~

子どもに頼まれたので録画もしています~~
劇場で、子供も観たけどね。別々にだよ(笑)。

ゴッズ・オウン・カントリー(2017)

ゴッズ・オウン・カントリー(2017)
GOD'S OWN COUNTRY
上映時間 104分
製作国 イギリス
監督: フランシス・リー
製作: マノン・アルディソン
ジャック・ターリング
製作総指揮: ディアミッド・スクリムショウ
アナ・ダッフィールド
メアリー・バーク
セリーヌ・ハダド
ポール・ウェブスター
カヴァン・アッシュ
リチャード・ホームズ
脚本: フランシス・リー
撮影: ジョシュア・ジェームズ・リチャーズ
プロダクションデ
ザイン: ステファヌ・コロンジュ
監督: フランシス・リー
製作: マノン・アルディソン
ジャック・ターリング
製作総指揮: ディアミッド・スクリムショウ
アナ・ダッフィールド
メアリー・バーク
セリーヌ・ハダド
ポール・ウェブスター
カヴァン・アッシュ
リチャード・ホームズ
脚本: フランシス・リー
撮影: ジョシュア・ジェームズ・リチャーズ
プロダクションデ
ザイン: ステファヌ・コロンジュ
衣装デザイン: シャーン・ジェンキンズ
編集: クリス・ワイアット

出演: ジョシュ・オコナー ジョニー
アレック・セカレアヌ ゲオルゲ
ジェマ・ジョーンズ ジョニーの祖母
ハリー・リスター・スミス
イアン・ハート ジョニーの父

 英国のヨークシャー地方を舞台に、牧場を一人で切り盛りする孤独な若い男と彼のもとで働き始めた季節労働者のルーマニア人青年の切なくも情熱的な恋愛を描き、英国アカデミー賞の英国作品賞ノミネートをはじめ各地の映画祭や映画賞で評判を呼んだドラマ。主演は英国期待の若手ジョシュ・オコナーとルーマニア出身のアレック・セカレアヌ。共演にジェマ・ジョーンズ、イアン・ハート。監督は本作が長編デビューのフランシス・リー。
<allcinemaより引用>
祖母(ジェマ・ジョーンズ)と父親(イアン・ハート)に代わりヨークシャーの牧場を管理しているジョニー(ジョシュ・オコナー)は、酒とセックスで孤独と仕事の不満を紛らわしていた。羊の出産シーズンになり、季節労働者のゲオルゲ(アレック・セカレアヌ)がやってくる。当初彼らは反発し合っていたが、羊に優しく接するゲオルゲにジョニーは初めての感情を抱く。
<シネマトゥデイより、あらすじ、引用>



感想

お友達サイトの激プッシュ作品だったのでみようみようと思っていた作品。
レインボー・リール東京でも、のむコレでも上映あったのですが、時間的に厳しかったので
スルーばかりしていました。
今回、一般公開になって本当に良かったです。
わりと近め(チネチッタ、すごいよ)でやってくれてありがとう・・・です。

ジャンルとしては同性愛映画。
いままで同性愛映画って、同性愛であることへの苦悩、周囲の偏見ということが
表立っていて、どうしてももの悲しい仕上がりの作品が多かったのですが(それはたぶん、時代背景がそうさせていた作品ばかりだったとは思うけど)この作品は、
そこを問題視していなく、普通にストレートな恋愛映画として描かれていたのが印象的でした。
同性に性的感情をもつ主人公を、それが、彼の持つ世界なんだよ・・・って肯定したところからのスタートでした。
でも主人公のジョニーは
本当の愛を知らない感じ。体だけは満足してもやっぱり、心の部分で安らぎを得ることはできていなかったし
またそういう部分を自分からシャットアウトしているようでもありました。
だからジョニーが、なんとなく不憫でね。荒ぶっていても、父親にも祖母にもむっとした態度をとるのも
あの家庭状況ならばわかるよな・・・と、そういう気持でみていました。息苦しくもあるだろうな~~~と。
母親も彼らをおいて出ていったみたいだし、寂しかったんだろうな・・毎日。
不毛なセックスに走るのも無茶な飲酒をするのも、そうしなければ、生きることが出来なかったんだろうね。

そんな中、季節労働者として雇った男、ゲオルゲ(アレック・セカレ)と出会う。
最初はね、言葉も少ないし、不愛想だし、どうなの?的な感じなんですが、
これがねえ・・・いろいろと・・・・凄かったです。(笑)
人間的な厚みがですよ・・・。
仕事においても、人に対する対応にしても
完璧じゃあないですか。
すっごく魅力的でした。こういうお相手が欲しいです。


恋愛部分を軸にして、移民問題とか、親の介護(パパが半身不随・・泣)、家業の問題(牧場経営が
厳しい)など、処々の問題も絡んできていましたけど
ほとんど恋愛がメインで、そこの部分はじっくり時間を割いておりました。
2人の出会いから、関係を深めていく、歩み寄りがとても丁寧なのよね~~
台詞が少ないので
あとは二人の仕草でいろいろ判断ではあるけれど。
みていてドキドキしたり、きゅんとなったりすることも多かったです。
まさに恋愛映画。


それでも順風満帆の恋愛ではなく、
すれ違い、けんか別れもあり。どうなる?どうなる?と心配になること多々。
どんな理由があるにしろ
好きな人の前で別の人と関係をもってしまったら
誰だって怒るはず。
ゲオルゲになんてひどい仕打ちするの・・・って思って後半はみておりました。

ゲオルゲ・・・人にも優しいんだけど
羊にも優しくってね~~~。
羊の出産は生々しくってちょっとびっくりだったけど
彼が上手に
すっぽんと取り出したときは、
おお~~~と思ったし
死んだ?死んじゃったの?と思った羊ちゃんをちゃんと生き返らせれくれたりするので
もうその臨機応変さに尊敬の念でありました。

そういえば
羊の
羊のためのベスト?(笑)
あれも職人技だったわ。
こちらも同じく生々しかったけど。

同性愛映画って意識するのは
やっぱり性描写だったわけだけど、
うん、そこは恋愛映画ゆえ、容赦なく描いていたと思うし
リアル感は結構あったかなとは思っています
でも、良かったです。とくに、2回目かな(うる覚え・・汗)、荒々しいのでなく(最初はガバ~~だったのでびっくり)
優しい雰囲気のラブシーンね、あそこが良かったわ。
だって、ジョニー、素敵なキスなんて今までしていなかったから
教えてもらって本当に良かったわって(笑)
これで彼も、一歩大人の男になったのね・・・って。
愛の本質を知る男よ。
だんだん笑顔も多くなっていったのもみていて微笑ましかったしね。

恋愛メインって書いたけれど
実は

ジョニーとパパの関係性にも実はウルウルさせられてしまって。
だって
パパ、途中で、
車いす生活になって、かなりのどん底におちいてしまうから。
それをジョニーが、そのときはしっかりささえていたでしょ?
すでに愛する人ができたから
父親を思いやる余裕もできたようで。
それが心底うれしかったわ。

だから最後の父と子の
心が通い合うような会話には
じ~~んときてしまったの。
パパも息子を理解していったみたいだし。

小雨が降る中の鑑賞で
劇場内はわりと静かな雰囲気だったけど(激混みではなかった)
この作品がみたいって強い思いを持った人が多い気がして
ちょっとうれしくなってしまいました。

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バーニング 劇場版(2018)

バーニング 劇場版(2018)
BURNING
上映時間 148分
製作国 韓国
監督: イ・チャンドン
原作: 村上春樹
『納屋を焼く』
脚本: イ・チャンドン
オ・チョンミ
撮影: ホン・ギョンピョ
音楽: モグ

出演: ユ・アイン イ・ジョンス
スティーヴン・ユァン ベン
チョン・ジョンソ シン・ヘミ

 村上春樹の短編『納屋を焼く』を「シークレット・サンシャイン」「ポエトリー アグネスの詩(うた)」の韓国の名匠イ・チャンドン監督が舞台を現代の韓国に移して映画化したミステリー・ドラマ。作家志望の田舎の青年が、偶然再会した幼なじみと彼女が連れてきた都会のイケメン男性と織りなす不思議な交流の行方を、美しく幻想的な映像とともにミステリアスな筆致で描き出す。主演は「ワンドゥギ」「ベテラン」のユ・アイン、共演に新人のチョン・ジョンソとTV「ウォーキング・デッド」のスティーヴン・ユァン。
 小説家を目指しながらアルバイト生活を送るイ・ジョンスは、街で幼なじみのシン・ヘミと偶然の再会を果たす。するとアフリカ旅行に行くというヘミに、留守の間、彼女が飼っている猫にエサをあげてほしいと頼まれる。ある問題で実家暮らしを余儀なくされたジョンスは、ヘミのアパートに通い、姿を見せない猫にエサをあげ続ける。半月後、ヘミがようやく帰国することになり、空港へ迎えに行くと、アフリカで出会ったという謎めいた男性ベンをいきなり紹介され、戸惑いを覚えるジョンスだったが…。

<allcinemaより引用>

感想

年末にNHKでも短縮版、放映されていたとか。
観ていません。
村上さんの原作も未読。
知っていたのは監督とユ・アインだけかな…笑
コロ~~♪(わかる人にはわかる…笑)


想像力掻き立てられるストーリー展開で
非常に面白かったです。
長い映画でしたが長さは気にならず。

久々に再会した女友達ヘミ。
整形したという彼女に、イ・ジョンスは最初ピンとこない。
それでも、近況報告をしながら、昔のヘミの面影を思い出す。
やがて、ヘミの自宅に誘われるイ・ジョンス。
旅行にいくので猫の世話をしてほしいと・・。
猫の名前は「ボイル」
しかし、その猫の姿は一向にみえない・・

ヘミはパントマイムを習っているという。
目の前でみかんをおいしそうに食べるヘミ。

<そこにミカンがあると思うことではなくて、そこにミカンがないことを忘れること>

ヘミと関係をもったイ・ジョンス。
ヘミの気持ちはわからない。
予定通りアフリカ旅行に行くヘミ。
帰国を待ちわびるイ・ジョンス。
その間も、猫のえさやりのために、ヘミ自宅を訪れるが、やはり猫は姿を見せない。

久しぶりのヘミからの電話。
ヘミが帰国・・・・だ♪

しかし、ヘミは一人の男を伴って帰国した。
旅先で出会った、裕福そうな男、ベン。

ベンに、仕事はと尋ねると、遊びが仕事と。
高級車も所有している。高級なマンションに住んでいる。
対して自分は、トラック所有で、昔ながらの田舎の家だ。
イ・ジョンスにとっては複雑な心境だ。
自分は、定職すらついていない状態。
ハイソな暮らしのベンに
苛立ちしか覚えないはずだ。

なんで、こんな格差があるのか・・・・・
彼に比べると、自分がなんて無力だと感じてしまう、きっと。
劣等感。
そして、嫉妬という感情。
イ・ジョンスはヘミを大切に思っているのに
ヘミはどうも、ベンに惹かれてる様子。
料理がうまく、大勢のお気楽な友達もいるベン。
ヘミに、望む世界を見せてくれるだろう男
かなわないよね・・・イ・ジョンス。

そんな3人の奇妙な関係が中盤までわりと淡々と続くので
地味と言ったら地味なストーリーではあるものの、
主人公の、微妙な感情の揺れが、言葉少ない中、顔つき、仕草からバシバシつたわってくるので
見入ってしまいました。
ベンという男が
憎たらしいくらい、スマートな男でね。
格差がなくとも、イラっときてしまう存在でした(笑)

後半からは一気にミステリームードに。
いままでが淡々としていた分、
急にドキドキするような妙な胸騒ぎを覚えてくる展開になります。

ヘミがいなくなる前、
ベンを含む3人で、イ・ジョンスの自宅で会ったのです。
大麻を吸いながら、何気ない会話をした3人。

「僕はどきどき、ビニールハウスを燃やします」


ヘミがいなくなり
イ・ジョンスは、ベンに疑いを抱きます。

ビニールハウス燃やすという行為、いったいどういう意味なのだろう。
ヘミがいなくなったってことと関係はあるのか。

ヘミはどこにいってしまったのか。
もしかして
ビニールハウスを燃やす=ヘミの失踪
なのではないか。


映画は明確な答えを用意していないので
正直悶々としたものが残ることは残るのですが
それでも、わからない部分があったとしても
主人公の閉塞感や
韓国の社会事情も垣間見れて
見ごたえがとってもありました。


ヘミはそもそも存在した女性なのか
井戸はあったのか。
猫は存在していたのか。
どこまでが現実でどこまでが架空なのか
フォークナーも読んだことなく、
映画での、意味深な数々の言葉、物も
はっきり、こういうことだね・・・・・・と説明できなかったりするけれど
この何とも言えない物語りは癖になってしまう・・・面白さ。
退屈ではなかったのです。

ラストはドラマ版とは違うとか。
衝撃的ではあったけど、
そうなるだろうな・・・と思ったところもあり。
あの状況なら
あの、主人公だったら
きっとそんな心境に陥ってしまうだろう・・・。

中盤のヘミの突然の踊りは
官能的。ここもよくわかりはしないけど(笑)
開放的な自分にそりゃあ、なるかもな・・・・と思ったり。
綺麗でした。

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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017)

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017)
THE KILLING OF A SACRED DEER
上映時間 121分
製作国 イギリス/アイルランド
監督: ヨルゴス・ランティモス
製作: エド・ギニー
ヨルゴス・ランティモス
製作総指揮: アンドリュー・ロウ
ダニエル・バトセク
サム・ラヴェンダー
デヴィッド・コス
ニッキー・ハッティング
アミット・パンディヤ
アン・シーアン
ピーター・ワトソン
マリー=ガブリエル・スチュワート
脚本: ヨルゴス・ランティモス
エフティミス・フィリップ
撮影: ティミオス・バカタキス
プロダクションデ
ザイン: ジェイド・ヒーリー
衣装デザイン: ナンシー・スタイナー
編集: ヨルゴス・モヴロプサリディス

出演: コリン・ファレル スティーブン
ニコール・キッドマン アナ
バリー・キオガン マーティン
ラフィー・キャシディ キム
サニー・スリッチ ボブ
アリシア・シルヴァーストーン マーティンの母
ビル・キャンプ マシュー


 「籠の中の乙女」「ロブスター」のギリシャの奇才ヨルゴス・ランティモス監督が、「ロブスター」に続いてコリン・ファレルを主演に迎えて贈る不条理スリラー。心臓外科医の男が、亡くなった元患者の息子と親しくしていくうちに、自分の子どもたちに不可解な異変が起きるさまをミステリアスかつ不穏な筆致で描き出す。共演はニコール・キッドマン、バリー・キオガン。
 美しい妻と2人の子どもと郊外の豪邸で満ち足りた生活を送る心臓外科医のスティーブン。彼には家族に内緒で定期的に会って、その成長を優しく見守る少年が一人いた。それはかつて彼が担当した手術で死なせてしまった患者の息子マーティン。ある日、そんな彼をスティーブンは家に招いて家族に紹介する。ところがこれを境に、スティーブンの子どもたちに説明不能な異変が起き始めるのだったが…。
<allcinemaより引用>

感想

やっぱり・・・こういう妙な作品だったか(笑)
「籠の中の乙女」「ロブスター」も未見だったけど、なんとなくうわさは聞いていたので
ショックがすくなくって良かったわ。
不条理スリラーということで
好きな人にはたまらないのかもね・・・・。
(私はどちらかというと、苦手だけれど、まあ・・鑑賞はできる・・・(笑))
最後の展開は、ファニーゲームを思い出してしまいました。
私の中では、マザーに続いての、後味悪さ作品でした・・。

まず、
オープニングがいきなりの、おおおお~~~~~。
ぼ~~んとUPで出てくるのでちょっと戸惑ってしまいました。
臓器は弱くって。

音楽も
これ以上ない!!というほどに、不愉快極まりなくって。
耳障りなのよね。
それでも、なんとなく先が気になるのでついついみてしまいました。

まったくもって
物語上、意味なんてないんだろうな・・・・っていうシーンも
いくつかあって、そのバランスの悪さが
逆に面白いっていうことにつながっているのかな
腋毛見せ合ったり
ニコールの歯の手入れとか。
そもそもニコールの
全身麻酔プレイ?(笑)みたいなものも、
それ必要?っていうレベルだとは思うけれど(笑⇒ニコールの顔が怖いよ。
ちょっとしたこんなヘンテコシーンでも入れて、笑い取っている?
いや、息を抜かないと
これからのダーク内容についていけないよ・・・って感じなのかな。


コリン⇒コリンファレルの方ね、
久々にみたけど、髭もじゃもじゃしていて
最初は誰だかわからなかったわ。
いつの間にか、医者っていうエリート役もやるようになっていたのね。
でもこの医者
お酒飲んで手術してしまうような方だから、
相当の適当人間かもしれない

死なせた患者の息子に個人的にあっていたようだけど
あれは贖罪のためなの?
反省しているようには思えなかったし。
ただただ、自分は悪くないけど、いいことしているんだってそういうこと?
高級な時計渡したりしているのも
自分の気がおさまるためだけしか思えないもの。
どうにも腹立たしい
だからなるべくして、背負いこんだ悪夢だとは思います
でもそれが家族の命っていうのが不条理よね。
彼本人の命狙うなら、わかるけれど
家族の誰かというのは酷だわ。
マーティンが父を失ったから
同じ条件で、スティーブンも身内の誰かってことかい・・・。
わ~~きついわ


後半は
マーティンのいうように
2人の子どもたちが
歩けなくなって、食べなくなって、目から血を流し
死ぬだろうという運命を背負わされる。

ひえ~~~怖いわ。
この家族内の関係性も
独特な感じがあり、ちょっと一般的ではないよね。
この医者2人の夫婦も
子どもをどうかんがえているのか。
どちらかを切り捨てようと考え始めたときは、ぞ~~~としてしまったわ。
ニコールに関しては
子どもはまた作ればいいって・・・。
ひえ~~~状態
開いた口がふさがらない

最後の最後まで
不愉快さがまとわりつく映画でした。

題名が妙だなと思ったら
どうやらギリシャ神話の引用もあるとか。
なるほど~~
でもその深い意味を知らなくても
充分、いろんなことが伝わる作品であったとは思います。
目には目を・・・
悪いことをしたら
天罰がくだるってことなのかな


スパゲティーは
やっぱり
上品に食べたいよね
汚い食べ方みていると
食欲落ちちゃうよ・・・。

息子ちゃん
美形で可愛かったのに
眼から血流すまでいっちゃうのって
やっぱり可哀想。

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男と女、モントーク岬で(2017)

男と女、モントーク岬で(2017)
RETURN TO MONTAUK
上映時間 106分
製作国 ドイツ/フランス/アイルランド
監督: フォルカー・シュレンドルフ
製作: レジナ・ツィーグラー
フォルカー・シュレンドルフ
フランシス・ボーフルー
ステファヌ・パルテネ
シドニー・デュマ
コナー・バリー
製作総指揮: ハートムート・クーラー
脚本: カラム・トビン
フォルカー・シュレンドルフ
撮影: ジェローム・アルメーラ
プロダクションデ
ザイン: セバスティアン・ソウクプ
衣装デザイン: マーイー・プートシュケ
アンゲラ・ヴェント
編集: エルヴェ・シュネイ
音楽: トーマス・バートレット
クイヴィーン・オラハレイク

出演: ステラン・スカルスガルド マックス・ゾーン
ニーナ・ホス レベッカ
スザンネ・ウォルフ クララ
イシ・ラボルド リンジー
ブロナー・ギャラガー レイチェル
ニエル・アレストリュプ ウォルター


 「ブリキの太鼓」「パリよ、永遠に」の名匠フォルカー・シュレンドルフ監督が、スウェーデンの名優ステラン・スカルスガルドと「東ベルリンから来た女」のニーナ・ホスを主演に迎え、ニューヨークで撮り上げた大人の愛の物語。新作を携え、ニューヨークを訪れた作家が、忘れられないかつての恋人のもとを訪れ、やがて2人で思い出の岬へ小さな旅へと向かう中で、静かに露わとなる男と女のすれ違いの行方を切ないタッチで綴る。
 新作のプロモーションのためにベルリンからニューヨークにやって来た人気作家のマックスは、17年前にこの地で恋に落ちたかつての恋人レベッカのことが忘れられず、弁護士として成功していた彼女のもとを訪ねることに。しかしレベッカは戸惑うばかりで、すげなく追い返されてしまう。ところが後日、レベッカのほうからモントーク岬への旅に誘ってきた。そこは2人にとっての思い出の場所。未練を断ち切れないマックスはにわかに期待が高まるのだったが…。

<allcinemaより引用>

感想

<男と女、モントーク岬>
モントーク、モントーク・・・モントーク。

そうだ。
エターナル・サンシャイン・・♪
DVDももっている大好きな作品。
あの舞台にもなった、あの景色もう一度、みてみたいな~~~という鑑賞理由(笑)
あとやっぱり、ステラン・スカルスガルドかな。
主役級、恋愛映画って珍しくない?
古くは、奇跡の海 とか、ニンフォマニアックもあったけど(爆⇒こちらは未見)
でもなんといっても、最近はマンマミーアのビルかな。
こういう、彼の正統派の恋愛映画も、みてみたいよね。大人の雰囲気。お年67ぐらいなんだけどね。おお~~~。

お相手は
「東ベルリンから来た女」のニーナ・ホス。
お初。残念ながら過去作、未見なの。とってもきれいな人で
登場シーンの、元カレとの再会シーンに
こっちのほうが、ドキドキしちゃったわ。
数十年ぶりの元カレって会いたくないよね

お話は、結構よくある感じ。
でも、よくあるっていうのは、前半までかな。
後半のそして、最終着地点は、結構シビアなもので
現実をみせつけられたって感じ。
かえって
とっても良かったですよ。
まあ、自業自得っていうか。
しょもない。
男の身勝手さが
際立っちゃって、ちょっと恥ずかしいというか、情けないというか
うん、あるよな・・・こういうケースって思いました。

主人公
マックスは作家。
新作発表のために、ニューヨークにきたわけ。
そこには、元恋人レベッカがいた。
17年前に別れた彼女ね。
会いたいな~~~~とおもうマックス。
なんのためよ?
わかるよね~~~(笑)
うまくいえばっていう魂胆でしょ?
だいたい、今現在付き合っている女性がいる・・・
なんていう男・・怒

<17年経ってもあなたは何も分かっていない>
<私はあなたの小説の題材でしかない>

まあ、いわれるよな・・・・(笑)

<本だけでなく人生でも夢を見ているけど
私の夢は見ないで>

これきついよね・・・・(笑)
打撃

どうもこの主人公
レベッカと別れた後
付き合った彼女との間に子供がいた模様
つまり
いろんな女と適当につきあっていたんだろうに・・・

ちょっとむかついたけど
男って、こういうタイプ
いるいる・・・
とくに作家さん
う~~~ん、自分に都合良く
物語つくっちゃうのね・・・・と納得するよ。

この映画はじまりが
とってもお洒落。
音楽も素敵よ。

過去の恋という話になっているけど
一切、過去の二人のシーンは映らないの。
現代のみ。
よくあるのは、幸せな二人のシーンが入り込む
回想シーンだったりしますよね?そういう方がわかりやすいし。
でも、ないわけだから
今現在の二人の会話から
当時の付き合いの親密さとか、別れた理由とか
何があったのかなどなどを推測するわけ。
でも、なんとなくわかる・・・・別れた理由も・・・・付き合い程度も。
それは、年重ねている鑑賞者なら絶対わかるはず。

<やって後悔するか、やらずに後悔するか>

ねえ、どっち?あなたは

こういう映画
好き♪

monnto-kumisaki eiga
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  • Author:みみこ
  • レイフ・ファインズ好き
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