fc2ブログ

近況

3日の日に(日曜)
2回目のワクチンを接種。
朝一。その日夕方まではOK。夜中に悪寒があり、熱。38.8までいってしまってダウン。
我慢したんだけど⇒するな・・・(笑)
体がきつくてだるくて、解熱剤。
4日(月曜日)から5日(火曜まで)ダウン。解熱剤のんだけれど、体のだるさが残って、う~~んって感じ
で・・ブログも放置。

7日(木曜日)子が接種。少し熱が出た程度。で・・この日
地震・・・ひえ~~~。お風呂中だよ

8日(金曜日)親の具合が悪く東京へ。
電車が動かん。ひえ~~~

9日、10日・・家のメンテナンスを考える・・・
そろそろ、そういう時期。

毎日、忙しい。
といいながら、ドラマだけはみる。
鬼滅の刃も、理解できるようになった・・・偉い、私。
宮本さんのYouTubeを見た。
明日はアルバムが家に来る。雑誌もいっぱい買った
そしてまた、明日は介護・・・東京へ。

あっちもこっちも・・・

映画館に行きたい。
待っていてくれるのだろうか…映画は・・・(笑)
余裕がない・・・

頑張ろう~~~

スポンサーサイト



楽園

楽園      2019  

監督:瀬々敬久
原作
吉田修一
『青田Y字路』『万屋善次郎』(角川文庫刊『犯罪小説集』所収)
脚本
瀬々敬久
主題歌
上白石萌音
『一縷』

出演
綾野剛
(中村豪士)
杉咲花
(湯川紡)
佐藤浩市
(田中善次郎)
村上虹郎
(野上広呂)
片岡礼子
(黒塚久子)
黒沢あすか
(中村洋子)
根岸季衣
(藤木朝子)
石橋静河
(田中紀子)
柄本明
(藤木五郎)
大西信満
大島葉子
斉藤陽一郎
篠原ゆき子
渡辺哲
田中要次
三浦誠己
諏訪太朗
筧礼
堰沢結愛
東野太一
中野魁星
モロ師岡
嶋田久作
吉村実子
品川徹

あらすじ

吉田修一の短編集『犯罪小説集』を映画化したサスペンス・ドラマ。閉塞した田舎町を舞台に、12年の時を経て同じY字路で起こった2つの事件によって人生を大きく狂わされた3人の男女の過酷な運命を描く。
 田園が広がるとある地方都市。ある日、地域の顔役である藤木五郎の孫娘・愛華がY字路でこつ然と姿を消す事件が起きる。必死の捜索もむなしく、愛華が発見されることはなかった。それから12年後、愛華の親友でY字路で別れる直前まで一緒だった湯川紡は、いまだに罪悪感を拭えずにいた。彼女はひょんなことから地元の青年・中村豪士と知り合い、心を通わせていく。ところがある夜、再びY字路で少女の失踪事件が発生し、住民たちは12年前にも怪しまれた豪士への疑いを強めていく。そんな中、都会から地元へ戻ってきた田中善次郎は、万屋として村人の力になる一方、よかれと思って村おこしの実現に奔走するのだったが…。


<allcinemaより引用>



感想

見ごたえありました。とても、考えさせられる物語でした。
吉田さんの原作本は未読です。どうやら、実際にあった事件をモチーフにしている作品みたいですね。
原作ではぞれぞれ別の場所での、事件ですが
映画としては、それを一つの場所で、起こった出来事として物語展開していきます。
しかし・・こう、立て続けに、事件が起こる、この村って、どんな場所だい・・・怖すぎ…と思ってしまいます。

映画は三章の構成。

第一章【罪】は、
主人公は綾野剛。
彼は、偽ブランド品を売っていた母子の息子の方。黒沢あすかが母親です。
母親は、外国人ですね。だからか、綾野剛自身も、無口で、人とかかわりを持つことが苦手な感じ。
この親子は、この村にとってはよそ者なわけで、いじめられたり、商売の邪魔されたり、結構苦痛を受けながら
暮らしていました。
でも、面倒みの良い、村で、顔がきく感じ?の柄本明と知り合いになって、これから仕事のあっせんをしてもらえるかも・・・・という矢先
一つの事件が起きます。
柄本さんの孫娘が行方不明になってしまうんですね

<青田Y字路における、愛華ちゃん、行方不明事件です>⇒これが第一の事件。

彼女と直前まで一緒に行動していたのが
杉咲花扮する、湯川紡ちゃんです。

結局、愛華ちゃんは、行方不明のまま。
杉咲花は、良心の呵責に苦しめられ、心を閉ざしてしまうんですね(自分だけが生き残っている・・幸せに生きていていいんだろうかという葛藤)

それから、12年後。
事件は未解決のまま、同じように、別の少女の行方不明事件が起きます。
今回も村中が、大騒ぎする中、ふと、
12年前の愛華ちゃん事件が引き合いに出されちゃうんですね。
そしてなぜか、綾野剛扮する、中村豪士が怪しい・・・12年前から怪しかった‥今回もきっとそうだ・・・と。

これは、怖い集団心理ですよ、同調圧力。。
村だから
こういった狭い世界だから、・・・こういう流れになってしまうのかな・・・
いくらなんでも可哀想すぎます

その結果、追いつめられたれた豪士は、
逃げた食堂で、焼身自殺。
ちなみに
行方不明になっていた少女は、その後、発見されるんです。

ひどすぎ~~悲しすぎ。

第二章【罰】

主人公は佐藤浩市扮する、田中善次郎。
地元に親のために戻ってきて、親の亡き後、養蜂業を営みながら、村人たちの便利屋さんみたいなこともしていて
結構、友好な関係を築いていました
しかし、長老たちがいる寄り合いで、
村おこしの案を出したことがきっかけで、関係性に歪みが出てくるのです。

なんて、心が狭い、長老だ・・・って思いました
とにかく、ここでも
佐藤浩市が可哀想。
いじめられちゃうんですよ・・・村の人々に。
改革を望まない古い考えの人が多いんだろうね・・・きっと

そして佐藤浩市・・・精神もやんでしまって
その村の人々を次々に、殺しまくるという犯罪に走ってしまうんです⇒第二の事件



最後の章は・・・【人】

主人公は杉咲花扮する、湯川紡

彼女は、事件後数年経って、村からでて東京で働いているんですね。
たまに、村に帰ってきている。
実は、豪士とも、付き合いがあり、善次郎とも面識のあった湯川紡です。

豪士の自殺のときも現場に駆け付けていたし、善次郎が起こした事件も、テレビでそのニュースを見ていました。
2つの事件が、自分の育った村って、やはり衝撃的ですよね
故郷だもん

この章では、いろいろな事実がわかってくるのです。
豪士は、実際は犯人なのか?って。実は母親はうその証言をしていたんですね
愛華ちゃんの事件時、息子は一緒にいたと言っていたけど、それはウソ。つまりアリバイはないの。
それを杉咲花は、豪士の母親から聞いて驚くのです。
映画には、杉咲花の実際のことか、想像かよくわからないけど、その当時愛華ちゃんと別れたときにその道の先で
豪士が待ち受けていたという映像が映って、もやもやとはします。2人が出会っていたからといってそれが
犯人と結びつくとは限らないし、そもそも真実がよくわからない・・・

その部分ではもやもやしますが、きっとこれは、犯人捜しの物語ではないので致し方ないですよね。
楽園を求めていた
2人の、そうではなかった、お話なのですから。それにしても、つらくて悲しいストーリー。
楽園なんてないんじゃないの・・・と叫びたくなるくらいでした

でも、湯川紡は、前向きに、楽園を探すような気がします。
そういうラストに感じました。だから救いがあってすこし、ほっとした感じにもなります。
過去の苦しみは背負ってはいくけど、頑張って前に進んでいくという風に、とらえました
それは、村上虹郎、扮する、野上広呂の影響もあるのかな
最初は虹郎くん、かなりのストーカーぶりだったので心配していましたが(笑)
後半、意外といい人だってわかって一安心。病気になっても前にすすもうとする彼の影響もあったのではないかなって
推測できます、病気が少し良くなってとりあえず、退院までこぎつけてくれて本当に良かったです

暗くて重いストーリーでしたけれど
上白石萌音ちゃんの、透き通った歌声で癒されますので
後味はそこまで悪くありませんでした。

流浪の月    著   凪良ゆう

流浪の月

著者 凪良ゆう

第17回本屋大賞受賞作


あらすじ

両親と別れ、母方の叔母の家に引き取られた主人公の家内更紗は、9歳の時、誘拐事件の被害者となった。公園で更紗に声をかけ、一緒にマンションで2ヶ月ほど暮らした19歳の青年・佐伯文はその犯人と逮捕され、誘拐された小学生が警察官に抱えられ泣き叫ぶシーンは居合わせた人の携帯電話で撮影・拡散されていった。その後も更紗は「傷物にされた可哀想な女の子」、文は「ロリコンで凶悪な誘拐犯」としてレッテルを貼られ続ける。そして事故から15年過ぎ、24歳になったある日、更紗は偶然文と再会する。その外部からは見えない真実や、恋愛でも友情でもない言い表しにくい2人の関係性を描いている

<ウィキペディア、から、あらすじ引用>

感想

ずいぶん前に予約していた本がやっとまわってきました。
ちょうど映画化もされるという情報もきいてしまって。
ほ~~~この人が、この役を演じるのねという、そんな印象を持ちながらの読書となりました。

面白かったです。
現代社会で問題視される出来事(幼少期の性暴力、ネット中傷、育児放棄、DV、ストーカー等々)
が、いろいろ描かれているので
やはり興味深く、それゆえ、先も知りたくなるし、文体も読みやすいので、サクサク、読み進むことができました。
が、いかせん、暗~~い話ではあるんですけどね。

一章から五章、そして終章までの構成。
一章の少女のはなし
二章彼女のはなし1
三章彼女のはなし2
四章彼のはなし1
五章彼女のはなし3
終章彼のはなし2

彼女・・・家内更紗
彼・・佐伯文
少女・・梨花
ということです。

彼女と彼のパートでは、それぞれが、一人称で、心情を語っていくので
読みながら、共感することも多く、、自分の気持ちも
揺さぶられました。

<ちなみに一章の少女は、更紗の職場の同僚安西さんの一人娘梨花ちゃんのこと。
安西さんは、シングルマザーなんだけど男との交際の邪魔になるために、娘、梨花ちゃんを
更紗にときどき預けるようになるのよね⇒ちょっと育児放棄気味・・>

更紗9歳は、自由奔放な両親のもと、楽しく生活していた中、突然父親が亡くなり、母親は男を作って
外に出ていってしまう。それがもとで親戚の家に預けられるんだけど、そこにいる息子に、性的ないたずらをされるようになって
生きずらい日々を送っている。
対する、19歳の文は、まわりと自分が違うことに悩んでいる。性的な部分で体が発育していかないことの悩み。厳格な家もまた
息苦しい模様。

そんな二人がたまたま公園で出会い、更紗を連れ帰ってしまう文。
それが誘拐事件へと発展・・・・という導入部分。さらには、彼彼女が、数年後に再び出会ってしまうという
衝撃的な展開。

世間はロリコンというレッテルをはっていたけど真実はそうではなかったということ。
実は文は病気で、性的な行為自体、興味はなかったということだから、誘拐事件によって、相手になにかひどいことをしてしまったということではなかったいうのが事実。
9歳の更紗にとっては、逃げ場所であったわけだから、文との生活はある意味、癒しの場であったということですよね。
しかし、やはり
勝手に連れて行ってしまうのは・・・・どうも~~~。
何か事情を抱えている子供ならば、他の方法はなかったのかな・・・連れて帰って、暮らし始めるっていう選択以外にねえ。。。って思ってしまうところはありました。
まあ、それいちゃあ、お終いだけど(笑)
文もやけになっていたところも、あるから、もうどうにでもなれ・・・って思って行動したのかもしれませんね。
彼らの悲劇は
当人だけが知っている事実を勝手に捻じ曲げられて、世間一般の作られたストーリーの中で
ず~~と生きていかなくてはならなくなってしまったっていうこと、ですよね。

真実を捻じ曲げられた・・・
彼女に性的ないたずらをしていたのは、
親族だったわけで、文ではないんだもんね。

そう考えると
世の中のありとあらゆる事件も、その真実?のすべては、世間一般には伝わらないこと多いから
ねじ曲がって解釈していることは、いっぱいあるだろうねって思いました。それって、怖いな。

更紗・・言えなかったのかな~~。誘拐されたタイミングでは無理としても。
事件が終わって、自分の家に戻ってきてから
その息子を(いたずらしてきた、やつ。誘拐後もまた襲い掛かってきた・・最低な男)
殴っているよね?そのタイミングで、もっと強い精神で、告発してほしかったわ。
そしたら、文の事件もまた変わってきたかもしれなかったし。
とはいっても、更紗、いえなかったもんは、致し方ない・・・


文は、性的なことには興味なく、大人の人との恋愛がらみの関係が築けない。
たいして、更紗も、幼少期にいたずらされたということから、性的な部分にどうしても、なじめない自分がいる。
更紗の方はそういう行為はできるけれど、できれば、あんまり‥‥っていう感じなのかな。
文に再会する前も、付き合った男性はいるし、普通に男女関係築いていたわけだけど。
本当の自分を出し切れていないって感じだったんだろうね~~。
居心地の良かった、文との暮らしに、ず~~と、こだわりを持ち続けているみたいだったね。

二人でいて、そういう性的な部分無しでも、居心地が良いのならば
私はず~~と二人でいて欲しいし、誰もなにも、干渉しないで、幸せに生活してもらいたいなって
読み終わったあとにしみじみと思いました。

更紗の元カレ、DVの彼ね。
彼もねえ~~、一生懸命二人の生活よくしようと思っていたわけで。それが報われないのって、可哀想だな~~とは思うけれど
あ・・・可哀想って思っちゃう時点で、危ない・・アブナイ・・・(笑)
DVは、やっぱり、暴力は、やっぱり、ダメだもんね。それにそのあと、文に対しての、SNS攻撃も、ひどいから
亮は、最低な男と言わざる得ないよね。優しいとこもあるけど~~、でも、ダメ~~。
暴力男から、逃れることができたのは、本当に良かったと思ったわ。

そういえば、文とわけあり関係な、谷さん。
文も、谷さんには早めに本当のこと言って欲しかったかな・・・。
そうしたら、傷つきも深くなかったと思うしね。


喫茶店で文を発見した時からの
更紗の行動。すごかった・・・・。ストーカー的な・・・(笑)
相手が嫌がっていないのなら、むしろ、お互いがお互いを求めていたってことならそれは
結びつく運命の2人の関係ってことになるのかな。

映画はどういう風になるのか
楽しみです。
流星君が、亮か…と思うと、複雑ですけど。暴力ふるっちゃうの?そんな役・・・やだ~~って、ことでね

プロフィール

みみこ

  • Author:みみこ
  • レイフ・ファインズ好き
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク