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すべては愛のために

すべては愛のために

(2003  アメリカ)
監督  マーティン・キャンベル
出  アンジェリーナ・ジョリー(サラ)
   クライヴ・オーウェン(ニック)
   ライナス・ローチ

英国社交界のサラは、慈善パーティに飛び込んできた青年医師・ニックの情熱に心を動かされる。
救うべき命が沢山ある・・
そう考えたサラは、遥かエチオピアへ向かったのだが、
現実は想像以上に厳しいものだった。
懸命に救援に従事するニックの姿に、恋心も感じるサラ。
やがて、思いは一つになるのだが・・


感想  確か正月公開だったこの映画。正月に見なくて
良かった・・・・とあらためて感じました。
劇場予告では甘い雰囲気に仕上がっていたように思います。
クラッシックが流れ、とても優雅な感じでしたからね。
でも、実際に見てみると、これがもう、甘い部分を吹き飛ばしてしまうほどの厳しい内容でしたね。
真面目も真面目・・。かたい映画でしたよ。
難民問題とそれを取り巻く社会体制について、今まできちんと向かい合ってみたことがなかったので、とっても勉強になりました。もちろん、現実はもっともっと深刻だとも思いますが、こうやって現状を見せ付けられると考えるきっかけにもなりますよね。
ただ、恋愛映画として売り出していたぶん、そこの部分を探してしまうのも致し方ないこと。そして、そういったことを期待するのは恥るべきことじゃあないかと映画を観ていくうちに
感じてしまうんですよね。いや~まいりましたよ。
できれば、恋愛なしで、描いてもらいたかった
内容だと思います。
こういった大きな目的を掲げて働いている中で、恋愛云々は語るべきではないのではと、思ってしまうんですよね。
次元が違うんじゃあないかって。
確かに、危ない場所に愛のためとはいえ、出向く勇気というのは
評価してあげたいと思います。すべては愛のためとは
よくいったもので、まさにその言葉通りの展開でしたものね。

ところで、最初は子ども1人だと思っていたら、後半
女の子も出てきましたよね。
そこのところで・・私、なんていう主人公・・・て
思ったんです。夫との愛情は冷めていたけれど、子どものために
ニックとの生活は選択しなかったのかなと思っていたら
子どもは作っていた・・・。そういう流れが不自然だと
思ったの。でもこの子どもって・・・・ねえ~~~~笑
衝撃の事実が隠されていたでしょ。

ビックリしました。そんなこじつけたような展開。
さらに、主人公についていけなくなってしまいました・・。
だって、夫が不憫過ぎるでしょ。
ライナスだったこともあって泣けてきました。
愛のためって・・あなた、
子どもと夫はどうなるのよって。
だってライナスだよ~~。久々に観るライナスだよ~~
あつかいがかわいそう・・・。
ということで、前半はなんとか真面目な姿勢で観ていたのですが
ラストの展開を観て、ガッカリしたところがありました。

ジョリーは優雅な社交界には似合いませんよね・・やっぱり。
あ・・オーウェンね。頑張っていた・・・。目を大きくして。
やはりワイルドだったな。main.jpg

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非公開コメント

濃い二人・・・

こんばんわ
この二人の組み合わせ、濃かったですね~
(バンデラスとアンジェリーナの時もすごかったけど・・)
この映画、どんな感じだったかしら、
と自分のレビュー見てみたら
「題材はいいのに、2人の濃い恋愛が邪魔でした。」
と書いてました。やっぱり(笑)

今日「フォーガットン」見てきました。
真面目なサスペンスだと思ってたのですが、
「おや??」な内容でした・・・(^-^;
あ、ライナス・ローチ出てました。←存在感あり。

濃いね

こんにちは。
ふふ~~~濃いよね。
ライナスが薄口だから、夫婦としては
調和が取れていたかもね。
vivaさんは、フォーガットンね。
私迷ったんだ・・。結局、ウィル・スミスにしたけど。
後で感想拝見しにいきますね。
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