いつか眠りにつく前に 

いつか眠りにつく前に   (2008   アメリカ)



監督: ラホス・コルタイ
製作: ジェフリー・シャープ
製作総指揮: ジル・フートリック
マイケル・ホーガン
ロバート・ケッセル
スーザン・マイノット
マイケル・カニンガム
原作: スーザン・マイノット
『いつか眠りにつく前に』(河出書房新社刊)
脚本: スーザン・マイノット
マイケル・カニンガム
撮影: ギュラ・パドス
プロダクションデ
ザイン: キャロライン・ハナニア
衣装デザイン: アン・ロス
編集: アリソン・C・ジョンソン
音楽: ヤン・A・P・カチュマレク
音楽スーパーバイ
ザー: リンダ・コーエン
出演: クレア・デインズ   (アン・グラント)
トニ・コレット          (ニナ)
ヴァネッサ・レッドグレーヴ  (アン・ロード)
パトリック・ウィルソン     (ハリス・アーデン )
ヒュー・ダンシー        (バディ・ウィッテンボーン)
ナターシャ・リチャードソン   (コンスタンス)
メイミー・ガマー         (ライラ・ウィッテンボーン)
アイリーン・アトキンス     (夜勤看護師)
エボン・モス=バクラック リュック
バリー・ボストウィック     (ウィッテンボーン氏)
メリル・ストリープ        (ライラ)
グレン・クローズ        ( ウィッテンボーン夫人 )


 人気作家スーザン・マイノットのベストセラー小説の映画化。
人生の最期を迎えようとしているアン。
そんなアンは死の床で
“ハリス”という男性の名を何度も口にする。
記憶は40数年前に遡る。
歌手を目指すアンは親友ライラの結婚式で、彼女の別荘にやってきた。
そこでライラの弟バディにハリスを紹介される。
ハリスはライラの初恋相手でもあった。
アンはハリスと次第に惹かれ合い、ハリスも同じように・・。
しかしそれがある出来事を引き起こす。



★メリルの実の娘メイミー・ガマーが若き日のライラを、
ヴァネッサの娘ナターシャ・リチャードソンがアンの長女役で出演している。





感想   そもそも、私はこういう人生考えるような題材、好きなんです。
だから、この映画にも見る前から期待度がかなりあったわけです。
さらに、大好きな「めぐりあう時間たち」と共演者も重なっていたり
作品にマイケル・カニンガムもかかわっていると言うことで、これはもう、
劇場へさえも走っていきたい気分でもありました。当初ね・・・笑

でも結局ビデオ鑑賞になっているわけだけど、それで正解だったかな。
交通費かけなくても良かったかも。

「いつか眠りにつく前に」→う~~ん、違った意味で眠りにつきたくなってしまいましたよ。
終始一本調子な感じで、盛り上がりにかけるというか・・・。
衝撃的な事件が起こるわけなのですが、なぜに印象が薄いんでしょうかね。

映画を観て、そのテーマは理解できたし、興味深いものだと思ってはいるのだけれど
やっぱり、お話が散漫になりすぎて、出演者たちに感情移入しにくく、
自分の側に持ち込んで考えるという行為には至らなかったかな・・・という感じです。
盛り込みすぎなのかな・・・。
現代パートと過去パートをどちらも同じ比重で描こうとしたからか、
逆にどっちつかずになってしまった印象ですね。
だから全てのパートに関して描き込みが甘く感じてしまいます。
長くして~とは言わないけれど、もうすこし削って、どこかを中心にするか
的を絞るか・・はたまた、連ドラのように丁寧に描くか・・・
どちらかでしょうね。

結局、だからどうした?の印象しか残らなくなってしまうんですよ。


いい題材だと思うけど(だけど、こういう恋愛上の痛みって、誰でももっている
ことだよね・・)。
演出とか構成の仕方なのかな・・・。
過去の過ち(とは言わないかな。運が悪かったとしか言いようがない出来事だと思うけど)
)を長い間引きずる主人公を見ていると、
やっぱり、今年公開された「つぐない」を思い浮かべるわけですけど・・
あちらの方が断然好み。洗練されていたし・・・・。


普通、この手のお話なら、私ならどうするかな?って思うのだけど、そういう心境にはならなかったは
イマイチ、主人公、、もしくは彼女らの周りの人たちに
共感もてて、いなかったからかもしれないのよね。

自分が死ぬ前に生き方を振り返るという行為見ながら
自分ならどうするだろう・・・・という心境にもならなかったのは、私としては珍しいこと。
とくに人の死を描くことに関しては敏感なんだけどね・・・・


まず・・若かりし日の思い出に登場する4人。
主人公、アン。友人のライラ。ライラの弟バディ。そして憧れのハリス。
この人間関係ね。巷ではアンのクレア・デインズとハリスのパトリック・ウィルソンの
評価が芳しくない・・・笑
まあ・・・好みだとは思いますけれど、私も感情移入できる美男美女というカップルでは
なかったと思うな・・。クレア・デインズは年取りすぎた・・・
実年齢はよくわからないが、素敵な女性~~というオーラーが少ない・・・。
だからハリスがアンに惹かれるのが??に感じてしまう。
さらに、バディに対する、配慮のなさ。彼が大事に取っておいたメモをみても
「なぜ、そんなものを取っておくのか・・・」とストレートに聞いてしまう・・。
バディとは変に親密だったので(腕組んでいたり)てっきり
すでに恋人同士ではと思っていたのだが・・・単なる友だちの弟という位置づけ・・・笑
バディにしたって、姉は姉は・・・とやたらに姉の式の心配ばかりするので
てっきり、姉ラブという複雑な心境なのかと思ってしまったのよね。

とおもえば、ハリスに突然キスだよ・・・・・・・・驚き。
酔った上とはいえ、姉の恋人にもハリスをと勧めるくらいだから
実はハリスが好きか~~~~と疑ってみたり・・


そしたらメモとっておいて、実はアンが好きだという・・・いくらなんでも唐突に・・・。
これには驚いたけれど、もっとわかりやすいアイコンタクトとか仕草をして
アン好きアピールをして欲しかったと思うのよね。
そしたら切ない片思いにキュンとなれたかもしれない・・・。


で・・・ハリス。パトリック・ウィルソンは私、嫌いじゃない・のよ♪・・・・笑。素敵な男性だと
思っているよ・・・私は・・笑。だってオペラ座~~のとき、素敵な王子様じゃないかと
思った人だったもの。ただそのあとの2作の映画の(ロリコン男とか、ケイトと浮気しちゃう男・・・とか)
イメージがいまだ残り、どこか裏でなにかやっているぞ~~~~~と
思わせるエロ男を想像してしまうのがマイナス。
ラブシーンはうまいんだけれど、誰もが憧れる完璧な男性というのは、違うかな・・・
好きな人は好きだけれど、全部じゃない思うから・・・・・・笑
それに、素敵オーラを出しきっていないような気がするよ、今回。
歌でも歌ってくれればね~~~~。



現代のパートでは死の床に集まる娘たち。
2人の娘がいるわけだけど、特にトニー・コレット扮する
ニナは色々と悩みをかかえているのよね。
子どもを産む産まない・・・彼氏とやっていけるか・・とか
人生での決断に迷いがある・・・・。
ここは過去恋愛以上に見所だと思けれど、
前述のように、描きが甘いので、
のめり込んでみるまでにはならなかったはものすごく残念。
もうそれだけで、一本できそうだものね。



また主人公がときどき見る幻覚的な映像。
あれはどうかな・・・・。
ファンタジックぽいんだけれど、個人的には、演出は好みじゃなかったかも。


ライラとの再会によって、
主人公の気持に豊かさが訪れるという終盤も
う~~ん、なにか物足りなさを感じてしまう・・・・
そこで泣けるのだろうか・・・・



この映画でハッとしたというか強烈な印象だったのは
実はグレン・クローズ の泣き叫ぶ姿。
ここだけは・・・結構ぐぐぐ~~~ときました。
それだけ、他が単調だったのよね・・・・。



誰も載せないと思うので今回はこの画像をチョイス。
雰囲気はいいけどね・・。
itukanemuri.jpg
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いつか眠りにつく前に

あなたが最期に呼ぶのは誰の名前ですか? あらすじ: 死の床にある老婦人アン(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)を2人の娘たちが見守る中、熱にうなされたアンは娘たちの知らない男性の名前を何度も口にする。そんな中、アンの記憶は1950年代のある出来事へとさかのぼってい

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劇場にすっ飛んで行きましたけど・・

こんばんは。
感想を拝見して、私も劇場にいそいそ観に行ったものの 帰路は期待が大きかっただけに 少々当てが外れた感じだったことを思い出しました~。
>>「いつか眠りにつく前に」→う~~ん、違った意味で眠りにつきたくなってしまいましたよ。
分ります!(笑)
確かに・・(笑)
まぁ、回想シーンの若い恋人たちや、彼らを囲む人々の話には 余り面白みを感じなかったんだけど やはり年老いたアンとライラの話は、いろいろと感じるものがありました。
その部分を語るためには必要な回想シーンだったんでしょうけどね~。

みみこさんが載せてくれた最後の画像、私も小さく載せましたよ。
だって、この画像が一番感じがよかったしね。
パトリック・ウィルソンは歌が上手いでしょう、ほら「オペラ座の怪人」でも素敵でしたよね。
だから 彼が演じたハリスとアンが歌うシーンは中々良かったですね。
でも、やっぱりDVDで十分の映画だと思います、もったいないことしたかも~、私(苦笑)

カポさんへ


こんにちは。
イヤ~~ビデオでいいなんて劇場でご覧になったかたに
失礼ですよね。ごめんなさい。
でも、カポさんも期待されていたんですね。
ですよね~~
これだけ豪華なんですものね。

お家だとね、余計眠くなるんですよね。
劇場だとなんとか持つのですが・・笑

<やはり年老いたアンとライラの話は、いろいろと感じるものがありました。>

うん!!私も同感。
こういう風にしみじみと昔の話を語るシーンは
いいんですよね。もっと、中身濃くして欲しかったけど。

<みみこさんが載せてくれた最後の画像、私も小さく載せましたよ。>
アハ~そうですか。
この映像はいいですよね。
ラブラブな感じで。
だってあとはなんだか、暗くなりそうなんだもの。


<パトリック・ウィルソンは歌が上手いでしょう、ほら「オペラ座の怪人」でも素敵でしたよね。だから 彼が演じたハリスとアンが歌うシーンは中々良かったですね。 >

はい!!実はもっと激しく歌って欲しかったです・・笑
ちょっとスマートすぎ。


<もったいないことしたかも~、私>


いえいえ・・・映画はやっぱり劇場ですよ。
ただ思うようにいけないので自分を慰めて、言っているだけな私ですから。

この手の話はまた別作品で
期待します。

こんばんは

うーん,わたしがこの作品にのめりこめなかったのは
なぜヒロインがクレア?という不満のせいもあるんですが
みみこさんの記事を拝見して
そうだ,お話も,キャストも盛りだくさんすぎて,
強調点が散漫になっちゃったんだ~!と気づきました。
豪華キャストが互いに素晴らしいケミストリーを生む作品が多いのですが
この作品は裏目に出たかな?
でもトニ・コレットやメリルとその娘さんや,
ヴァネッサとその娘さんはとってもよかった
だから,主演の二人(クレアとパトリック)がオーラ不足なのが
余計に物足りなく感じました。
描いてるテーマはとっても好みなんですけどね~。

ななさんへ


おはようございます~~

<なぜヒロインがクレア?という不満のせい>なるほど
なるほど・・。
彼女苦手って言う人多いですよね。
私は私は見る前はそんなに気にはしていなかったのですが
見終わってみると、結局、ぶつぶついうことになりました。

<この作品は裏目に出たかな? >
うん、そんな気がします。
いい題材名だけにもったいないです。
もちろん、気に入っている方も多いのでしょうが・・・。
私はもったいないの気持ちの方が強かったかな。

<でもトニ・コレットやメリルとその娘さんや,
ヴァネッサとその娘さんはとってもよかった>

そうそう・・ヨカッタですよね。

でもこのような作品は好きなので
機会があったらまた見てしまいそうです。

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