まるまれアルマジロ! 著 安東みきえ
まるまれアルマジロ! 著 安東みきえ
卵からはじまる5つの話
「オケラのお月見」「オオカミの大きなかんちがい」「ハゲタカの星」「まるまれアルマジロ!」「心配性のコウノトリ」、5作品が収録された短編集。
感想 安東さんという名前にピン!と来なくても「頭のうちどころが悪かった熊の話」の作者
といえば、あ~~~と思う方もいらっしゃるかも。
残念ながら有名なそちらの方は未読。
同じ時期の「夕暮れのマグノリア」は読んでいるのですが。
というわけで安東さんの新作がこれ。「頭の~」と同様、こちらも動物寓話です。
挿絵も可愛らしく(「頭のうちどころ~」と同じく絵も、下和田サチヨさん)
児童書のイメージではありますが、
子ども以上にオトナの方の方が、心に響いてくるようなお話であろうかと思います。
副題どおり、すべて卵から始まる物語ばかり。そして主人公はすべて動物たち。
オケラ、オオカミ、ハゲタカ、マルマジロ、コウノトリ・・・。
馴染みのあるものもあれば、意外な主人公もいたり・・・。
どれも面白かったのですが、とくに、3話目の、「ハゲタカの星」
最後の「心配症のコウノトリ」がよかったです。
この2作は、少し関連性もあるかな。
「幸せっていうのは、まずは生まれることじゃあねえでしょうか。それがなけりゃはじまらんの
ですから」 (ページ171、「心配性のコウノトリ」より)
素敵な本ですよ。
どんな状況下でも、生まれてきたその世界こそが自分にとって一番の場所だということ。
物語の奥深さをしみじみと考えてみたくなる本です。

卵からはじまる5つの話
「オケラのお月見」「オオカミの大きなかんちがい」「ハゲタカの星」「まるまれアルマジロ!」「心配性のコウノトリ」、5作品が収録された短編集。
感想 安東さんという名前にピン!と来なくても「頭のうちどころが悪かった熊の話」の作者
といえば、あ~~~と思う方もいらっしゃるかも。
残念ながら有名なそちらの方は未読。
同じ時期の「夕暮れのマグノリア」は読んでいるのですが。
というわけで安東さんの新作がこれ。「頭の~」と同様、こちらも動物寓話です。
挿絵も可愛らしく(「頭のうちどころ~」と同じく絵も、下和田サチヨさん)
児童書のイメージではありますが、
子ども以上にオトナの方の方が、心に響いてくるようなお話であろうかと思います。
副題どおり、すべて卵から始まる物語ばかり。そして主人公はすべて動物たち。
オケラ、オオカミ、ハゲタカ、マルマジロ、コウノトリ・・・。
馴染みのあるものもあれば、意外な主人公もいたり・・・。
どれも面白かったのですが、とくに、3話目の、「ハゲタカの星」
最後の「心配症のコウノトリ」がよかったです。
この2作は、少し関連性もあるかな。
「幸せっていうのは、まずは生まれることじゃあねえでしょうか。それがなけりゃはじまらんの
ですから」 (ページ171、「心配性のコウノトリ」より)
素敵な本ですよ。
どんな状況下でも、生まれてきたその世界こそが自分にとって一番の場所だということ。
物語の奥深さをしみじみと考えてみたくなる本です。

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