アメリカン・クライム

アメリカン・クライム <未> (2007 アメリカ)

AN AMERICAN CRIME

監督: トミー・オヘイヴァー
製作: ケイティ・ルーメル
ジョスリン・ヘイズ・シンプソン
クリスティーン・ヴェイコン
ヘンリー・ウィンタースターン
ケヴィン・チューレン
製作総指揮: パメラ・コフラー
ジョン・ウェルズ
ルース・ヴィターレ
リチャード・ショア
脚本: トミー・オヘイヴァー
アイリーン・ターナー
撮影: バイロン・シャー
プロダクションデ
ザイン: ネイサン・アマンドソン
編集: メリッサ・ケント
音楽: アラン・レイザー

出演: キャサリン・キーナー (ガートルード・バニシェウスキ)
エレン・ペイジ (シルヴィア・ライケンズ)
ヘイリー・マクファーランド (ジェニー・ライケンズ)
ジェイムズ・フランコ (アンディ)
ブラッドリー・ホイットフォード (リロイ・ニュウ)


1965年インディアナ州。
カーニヴァルの巡業で働くライケンズ夫妻は、
子どもを巡業期間預かってくれるところを探していた。
たまたまであったガートルードというシングルマザーが
自分のうちには子どもがたくさんいるので二人ぐらい増えても平気だ、
週20ドル出せば、面倒をみるという、申し出をしてきた。
そんな誘いにたやすく頷いてしまう夫妻。
しかしガートルード家は裕福ではなく、
夫人は喘息もちで常に精神的に不安定な状態。若い元恋人アンディが
始終家に出入りしていて、そのたびに金をせびってくる毎日だった。
そんなある日、ライケンズ夫妻からの送金が遅れてしまう。
それをきっかけに始まった姉、シルヴィアに対するお仕置き。
自分の娘、ポーラーとシルヴィアの仲もギクシャクしていく。
ポーラーはやがてシルヴィアに敵意をもつようになり、母親に嘘をつきはじめる。
その嘘を信じ込み、ガートルードのシルヴィアに対するお仕置きはエスカレートし、
地下室へと監禁するまでになる。そしてそれを見ていた子どもたちは・・。



感想  実際に起こった事件を基に映画化。
事件が起こり、その裁判での証言を基にして過去を振り返っていくというドラマです。
再現フィルムみたいな感じ。

内容は説明したとおり、ものすごく、感じ悪いものです。
これはもう、加害者となった、一家の主、母親が
病んでいるとしかいいようがない。

自分の子供達を可愛がるあまり、自分のしていることの善悪が
わからなくなっている状態です。
子育てでの不満、鬱憤、人生上手くいかないのが
すべて、シルヴィアのせい・・・と勝手に信じ込んでいるみたい。

恐いです。
これが実録だなんて。
でも、虐待というのは、日本でも聞かれるニュースの一つだし、
今や身近な出来事になっているんですよね。


前半はそうでもないのですが
後半がかなりハード。
気分が悪くなるような展開です。

何がイヤかというと、虐待していたのが、この預リ先の女性、ガートルードだけじゃあ
なかったということ。
その子ども、果ては、その友達たちも
なぜか、暴力的な行為に加わっていったということ。

信じられません。これはまるで、いじめの領域。
1人の人間をいたぶることを皆が面白がっている状態なのです。
しかし、驚いたことに
裁判証言でその出来事に触れられると
皆が、なぜ、シルヴィアを、よってたかって、いたぶり始めたのかが
わからないと言い張ります。

母親、ガートルードがいつもやっているから
それは当たり前だと感じでいたのかどうか。


子どもは親の背中をみて育つといいますが、
その親がとんでもない行為をしていても、子どもはそれに気付かないんでしょうか。
小さければ小さいほど、善悪わからないので
当たり前のように受け入れてしまうのでしょうか。
親の役割って大事。

ただ、もう少し大人の子どもたちは、当然、物事の善悪ってわかるはずですよね。
止めようとしなかったのかな。
親の行為を誰も、疑問に感じなかったのかな。皆そろって愚か過ぎないかな。
また、近所の人もみて見ぬ振りでした。
これってどう?
あまりにも、自分主義的なところがないかな。


預けた親も親だし・・・と思うわけです。親の責任でもありますよね。
だって見も知らぬ人だし、普通はしないでしょう。
これは映画的にどうのこうのというより、
内容が内容なので、感想の言いようがない作品です。

ただ、再現フィルムといいましたけれど、
それだけでは、映画的なものにはならないわけで。
ラストにちょっと、映画的な演出を入れています。

非現実的な場面として。

これが結果、より、気持ちをどんよりさせる原因にもなっているわけです。
一瞬、気を持たせておいて(シルヴィア助かったのね・・良かったよね・・)
と思わせておいて
ドカンと・・・落とされました。
最終的な事件の結末を知らなかったものですから
一瞬、良かったね・・・的な方向に話がむくのではと思ったのです。


まったく、救いはない話でした。トホホ・・・・

出演者は結構豪華です。

虐待しまくる
女性はキャサリン・キーナー。これがもう、生活に疲れて
イライラしている感じがたっぷり。
ああなったら、おしまいよね。

エレン・ペイジ・・・彼女が被害者になるシルヴィア。
私はハードキャンディしか見ていないのだけれど
今回の役柄も強烈。ちょっと若い時の大竹しのぶみたいなのよね。
熱演です。

そして、ジェイムズ・フランコ 。若い元恋人役。
でも出番が少なく、彼の魅力はあまりいかされていない感じ。


とくにお勧めはしない内容かな・・・。



アメリカン
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