マーラー
マーラー (1974 イギリス)
MAHLER
監督: ケン・ラッセル
製作: ロイ・ベアード
デヴィッド・パットナム
脚本: ケン・ラッセル
撮影: ディック・ブッシュ
音楽: グスタフ・マーラー
出演: ロバート・パウエル
ジョージナ・ヘイル
リー・モンタギュー
リチャード・モーラント
ロザリー・クラッチェリー
作曲家マーラーの伝記映画。
1911年、ウィーンに向かう列車の中。
妻のアルマとマーラー。
彼は自分の生い立ち、妻との結婚生活
作曲家としての苦悩の日々
様々なことを思い出す。。
感想 お友だちの良かったわ・・★という感想に惹かれて
ケン・ラッセル作品鑑賞しました。
私の初、ラッセル作品は「アルタード・ステーツ 未知への挑戦」 です♪
それもブログはじめてからの鑑賞。
80年代から彼の名前は知っていたものの
どういうわけか避けていました。若いときは
見ちゃあいけないのもの・・・・・って思っていたのかな・・・・・・笑
で、今回また、彼の作品を鑑賞したのは↑のお友だちのこともありますけれど、
プラス、マーラーという音楽家の伝記映画だという題材にも
興味あったからなのです。
いや~~、観て良かったですよ。
面白かったです。
やっぱり、ケン・ラッセルって、すごく個性的。
若い時はきっと受け入れられなかっただろうけれど、
ある程度年月経つと、どうにか受け入れられるから不思議です。
壮大な音楽と共に、映像もインパクトあるのでしばらく引きずる可能性はありますね・・。
物語は晩年のマーラー夫妻が
列車で移動する一日を描いたもの。
その列車内で、マーラーは、自分の生い立ち、結婚生活を
回想(あるときは想像、夢の世界・・・)しはじめるのです。
その回想で描かれるシーンは独特でね、これはもう、
みてもらうしかない世界なのですが
けっして、意味不明っていうわけではないと思います。
かなり極端な映像なのね・・・という印象です。
以下少し紹介。
まず、冒頭。
まゆに包まれた人間登場シーン。これは奥様なのかしら。
湖畔別荘の爆発シーンも驚きです。どういう映画なの?と不安感を
醸し出す要素いっぱいの始まりです。
マーラーの葬式シーン。
棺桶に入り、そのまわりで奥様が踊りまくるという
奇妙なシーンです。
(マーラーはユダヤ人なのです)、彼がカトリックに改宗しようと思いたち、そこからさまざまな
世界が展開する、ミュージカル風の劇シーンです。
ワーグナー夫人と、やり取りが印象的で、
そのワーグナー夫人の形相がと~~ても
怖いのです。
以上。
もちろん、とっても美しい場面も繰り広がられるているのですよ。
彼が若かりし頃、作曲のために
妻と湖畔の別荘で過ごすシーン。
バックに交響曲が流れる中、作曲家として神経を研ぎ澄まして作業する
様が見受けられます。
彼には、子供が2人いるのですが。
その子どもたちがまた
とっても可愛らしい。父親である彼に問いただす、質問も実に
子供らしく、それに答える彼のパパぶりも好印象なのです。
奥様、アルマとの関係は時を過ごすうちに
次第に、微妙な関係になっていっているのがわかります。
アルマは、自分も作曲家を志していたみたいです。
ただ、マーラーに才能をかってもらえず、
マーラーにつくし家庭人になった自分の生き方に
疑問を感じている様子。
愛人もいるようだったし・・・。もちろん、マーラーの方もそんな兆候が。
すれ違っていく夫婦関係をみているのは
つらいところですが、
物語の最後にはよい夫婦関係を再び、取りもどしていけるような
予感を感じるので、観終わったあとは、
穏やかな気持ちでいられます。
どんな映像が繰り広がられるのかしらと
好奇心をもって、映画を鑑賞できたのは久しぶりの
ことです。
「ベニスに死す」を思い起させる
駅の構内シーン。
素敵でした。
お気に入りです。

MAHLER
監督: ケン・ラッセル
製作: ロイ・ベアード
デヴィッド・パットナム
脚本: ケン・ラッセル
撮影: ディック・ブッシュ
音楽: グスタフ・マーラー
出演: ロバート・パウエル
ジョージナ・ヘイル
リー・モンタギュー
リチャード・モーラント
ロザリー・クラッチェリー
作曲家マーラーの伝記映画。
1911年、ウィーンに向かう列車の中。
妻のアルマとマーラー。
彼は自分の生い立ち、妻との結婚生活
作曲家としての苦悩の日々
様々なことを思い出す。。
感想 お友だちの良かったわ・・★という感想に惹かれて
ケン・ラッセル作品鑑賞しました。
私の初、ラッセル作品は「アルタード・ステーツ 未知への挑戦」 です♪
それもブログはじめてからの鑑賞。
80年代から彼の名前は知っていたものの
どういうわけか避けていました。若いときは
見ちゃあいけないのもの・・・・・って思っていたのかな・・・・・・笑
で、今回また、彼の作品を鑑賞したのは↑のお友だちのこともありますけれど、
プラス、マーラーという音楽家の伝記映画だという題材にも
興味あったからなのです。
いや~~、観て良かったですよ。
面白かったです。
やっぱり、ケン・ラッセルって、すごく個性的。
若い時はきっと受け入れられなかっただろうけれど、
ある程度年月経つと、どうにか受け入れられるから不思議です。
壮大な音楽と共に、映像もインパクトあるのでしばらく引きずる可能性はありますね・・。
物語は晩年のマーラー夫妻が
列車で移動する一日を描いたもの。
その列車内で、マーラーは、自分の生い立ち、結婚生活を
回想(あるときは想像、夢の世界・・・)しはじめるのです。
その回想で描かれるシーンは独特でね、これはもう、
みてもらうしかない世界なのですが
けっして、意味不明っていうわけではないと思います。
かなり極端な映像なのね・・・という印象です。
以下少し紹介。
まず、冒頭。
まゆに包まれた人間登場シーン。これは奥様なのかしら。
湖畔別荘の爆発シーンも驚きです。どういう映画なの?と不安感を
醸し出す要素いっぱいの始まりです。
マーラーの葬式シーン。
棺桶に入り、そのまわりで奥様が踊りまくるという
奇妙なシーンです。
(マーラーはユダヤ人なのです)、彼がカトリックに改宗しようと思いたち、そこからさまざまな
世界が展開する、ミュージカル風の劇シーンです。
ワーグナー夫人と、やり取りが印象的で、
そのワーグナー夫人の形相がと~~ても
怖いのです。
以上。
もちろん、とっても美しい場面も繰り広がられるているのですよ。
彼が若かりし頃、作曲のために
妻と湖畔の別荘で過ごすシーン。
バックに交響曲が流れる中、作曲家として神経を研ぎ澄まして作業する
様が見受けられます。
彼には、子供が2人いるのですが。
その子どもたちがまた
とっても可愛らしい。父親である彼に問いただす、質問も実に
子供らしく、それに答える彼のパパぶりも好印象なのです。
奥様、アルマとの関係は時を過ごすうちに
次第に、微妙な関係になっていっているのがわかります。
アルマは、自分も作曲家を志していたみたいです。
ただ、マーラーに才能をかってもらえず、
マーラーにつくし家庭人になった自分の生き方に
疑問を感じている様子。
愛人もいるようだったし・・・。もちろん、マーラーの方もそんな兆候が。
すれ違っていく夫婦関係をみているのは
つらいところですが、
物語の最後にはよい夫婦関係を再び、取りもどしていけるような
予感を感じるので、観終わったあとは、
穏やかな気持ちでいられます。
どんな映像が繰り広がられるのかしらと
好奇心をもって、映画を鑑賞できたのは久しぶりの
ことです。
「ベニスに死す」を思い起させる
駅の構内シーン。
素敵でした。
お気に入りです。

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