るり姉 著 椰月美智子
るり姉 著 椰月美智子
るり姉を巡る家族の物語。
感想 るり姉は、さつき、みやこ、みのり姉妹に対しては
おばさんに当たる人。母親の妹。
るり姉にしてみれば、彼女らは姪にあたるってわけです。
おばさんと呼ばず、るり姉と呼んでいるところからして
キャラも想像できます。
大人なんだけれどどこか子供じみていて、自分たちと対等の目線で
物事を考えてくれる素敵な女性。
無邪気で憎めないんだよね・・・このるり姉が。
この3姉妹の他に、母親(るり姉の姉・・)、るり姉の旦那さん、カイカイ(開人)、
おばあちゃん(つまり、るり姉の母)
を含めて、この物語は展開します。
小説は5章の構成。
第1章・・さつき…夏
第2章・・けいこ・・その春(これは3姉妹の母親。るり姉のお姉さんっていうことになるかな)
第3章・・みやこ・・去年の冬
第4章・・開人・・去年の秋
第5章・・みのり・・4年後の春
章の題名にある主人公たちがその章の語りとなり
彼女(彼)から、みた、るり姉、という人物を
描いていきます。
なかなかユニ-クな構成です。
彼女たち、彼がどういう風に他の家族を思っているか、感じているかも
よくわかります。
るり姉が彼女たち、彼にとって、どんな影響を与えているのか
どんなに大切な人かも
それぞれの章から、伝わってくるのです。
文章は、一人称の語りで
今風の言葉で綴られていきます。
こういう、リアルさをもった言葉づかいは(現代の女子高、女子中風)
好みも分かれると思うし、正直、私は、苦手な方なのですが
(前にも、そういう作品は苦手と書いたけど)
この作品に関しては、合わないな~とは思わなかったです。
それは、3姉妹が、るり姉を思う気持に
温かさを感じたから。家族を思う、本音が見え隠れして面白く感じたから。
3姉妹はけっして、お上品じゃないし・・・笑・・
ふらふらしているような危なっかしい子もいるけれど、
根はいい子ばかりだったのよね。それも良かったです。
また、旦那さんのカイカイ。彼、、元ヤンキーなんだけれど、
かわいらしく、純なところをいっぱい持った青年。
るり姉をいとおしいと思う気持ちにあふれていて
ついつい、好感度UPで読んでしまうのです。
日常の何気ない出来事、普通であることに
幸せを感じる・・・
そんな温かい気持ちにさせられる作品でした。

るり姉を巡る家族の物語。
感想 るり姉は、さつき、みやこ、みのり姉妹に対しては
おばさんに当たる人。母親の妹。
るり姉にしてみれば、彼女らは姪にあたるってわけです。
おばさんと呼ばず、るり姉と呼んでいるところからして
キャラも想像できます。
大人なんだけれどどこか子供じみていて、自分たちと対等の目線で
物事を考えてくれる素敵な女性。
無邪気で憎めないんだよね・・・このるり姉が。
この3姉妹の他に、母親(るり姉の姉・・)、るり姉の旦那さん、カイカイ(開人)、
おばあちゃん(つまり、るり姉の母)
を含めて、この物語は展開します。
小説は5章の構成。
第1章・・さつき…夏
第2章・・けいこ・・その春(これは3姉妹の母親。るり姉のお姉さんっていうことになるかな)
第3章・・みやこ・・去年の冬
第4章・・開人・・去年の秋
第5章・・みのり・・4年後の春
章の題名にある主人公たちがその章の語りとなり
彼女(彼)から、みた、るり姉、という人物を
描いていきます。
なかなかユニ-クな構成です。
彼女たち、彼がどういう風に他の家族を思っているか、感じているかも
よくわかります。
るり姉が彼女たち、彼にとって、どんな影響を与えているのか
どんなに大切な人かも
それぞれの章から、伝わってくるのです。
文章は、一人称の語りで
今風の言葉で綴られていきます。
こういう、リアルさをもった言葉づかいは(現代の女子高、女子中風)
好みも分かれると思うし、正直、私は、苦手な方なのですが
(前にも、そういう作品は苦手と書いたけど)
この作品に関しては、合わないな~とは思わなかったです。
それは、3姉妹が、るり姉を思う気持に
温かさを感じたから。家族を思う、本音が見え隠れして面白く感じたから。
3姉妹はけっして、お上品じゃないし・・・笑・・
ふらふらしているような危なっかしい子もいるけれど、
根はいい子ばかりだったのよね。それも良かったです。
また、旦那さんのカイカイ。彼、、元ヤンキーなんだけれど、
かわいらしく、純なところをいっぱい持った青年。
るり姉をいとおしいと思う気持ちにあふれていて
ついつい、好感度UPで読んでしまうのです。
日常の何気ない出来事、普通であることに
幸せを感じる・・・
そんな温かい気持ちにさせられる作品でした。

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