風の中のマリア     著   百田尚樹

風の中のマリア   著  百田尚樹

オオスズメバチ、マリア。
戦いを使命とする彼女の日々は・・・



感想   初作者さんです。
予備知識なしで、手にとったので、ちょっとびっくり。
なぜなら、主人公はハチ・・・だったから・・・。
動物を擬人化した作品は児童書などにもたくさんありますけれど、
大抵ファンタジック・・。
そういえば、昔、ハチのアニメもありましたっけ。
マーヤにしろ、ハッチにしろ、子供に夢や希望を与えてくれるような
素敵なアニメでした。涙も誘われたかな~~。

しかし、こちらは夢見がちなお話ではありませんでした。
生態に忠実。学識的な説明もあり、なるほど・・・・と思うこともしばしば。

子供を産むこともせず、
女王蜂が生んだ幼虫を育て上げるため、
日々、他の昆虫を殺し、肉団子にし、運ぶという日々。
戦いが彼女=マリアのすべて。
生きることのできる期間が羽化して30日。
戦いのために、多くの仲間が死んでいく現実。

自分の使命に、ときに疑問を感じるものの、やはり、それしか自分は生きるすべがないと
悟るさまは、なんともせつなくなるけれど・・・。
それが、生き物の性なのだからしかたがないのかな・・

死闘の末、餌にされる昆虫たち・・・。
哀願しても容赦なく命を絶つ・・・。
それが、この世界で生きる道だから・・・


帝国の女王までも、能力がなくなったから、襲うなんて・・・
う~~ん、非情なんだね、ハチの世界は。


今までにない小説で
非常に興味深く読みことができました。


ただし、小説を読んだからといって、ハチにより親近感がわき
優しくなった・・とは言えないのが現実。
やっぱり、ハチがいたら怖い・・もの。
今年、家の軒下に
ハチが巣を作ったし。
そりゃあ、壊すのに、難儀したのよね。



maria.gif
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おススメです!

こんばんは~

これはすご~くおススメの本です。
世界観が変わるような気がしました。
ほんとこれを読んでハチが可愛くなったりとかそこまではないですが、
「ただのムシ」とは思えなくなりますね。

百田さんの作品はすべておススメですよ。

Mamさんへ


こんにちは♪
Mamさんは他にもたくさん読んでいらっしゃるのですね。
感想拝見してその他もチェックしなくては・・
私は初作家さんで
予備知識なかった分、とっても新鮮でした。
ムシの話だとは全然予想していなかったから・・・笑
マリア・・・って、エレガントな名前だけど
生きている世界はシビアで、行動もハードですよね。
殺して肉団子だし・・。手足とっちゃったり・・・。
人間が残酷と感じても、生活している身ではそれは当り前だしね。
気付かないだけで人間も残酷なことたくさんしているし・・

あとでいきます~~
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