鬼の跫音      著  道尾秀介

鬼の跫音      著  道尾秀介

著者初の短編集。



感想   道尾作品は長編しか読んでいなく
かつミステリー分野ばかりだったのですが今回はホラーテイスト。
今まであまりホラー的なお話は読んだことがなかったので不安な部分も
あったのですが、いやいや・・・やっぱり道尾さん。
読んで正解・・・面白かったです。
後から背筋の寒くなる恐さ、
何気ない表現に潜む、深い意味・・・
あっというどんでん返し・・・
短いながらも、凝縮した内容で、恐いけれど先が読みたいという
ジレンマに襲われました。


すべての章に共通して
登場するのがSという人物。もちろん、同一人物ではありませんが
どの作品でも重要なポジションを占めております。
また、鴉・・・という不吉なイメージを連想させる
ところどころにでてきて、不気味さをかもしだしておりました。



「鈴虫」

鈴虫はみていた・・・・
悪いことはできないものです・・・。


「ケモノ」・・・囚人が残したイスに残されていたメッセージ。
その謎を求めて、主人公はさまようのだが。

ラストに驚愕。
そうだったの・・・・・。
怖いよ・・怖すぎ。
椅子に残されたメッセージのなぞ解きはそれほど衝撃はなかったものの
最後にやられた感・・ありです。


「よいぎつね」・・・過去におかした罪におびえる主人公。
今年久々にその現場にやってくるが・・・

しょうがないです…主人公。
自業自得でしょう。




「箱詰めの文字」・・・・ある日、自分の部屋から貯金箱を盗んだという青年が
あらわれる。自分には見覚えがないその貯金箱。
なかからは奇妙なメッセージが出てきて。

これもどんでん返し・・・ありで
面白かったです。



「冬の鬼」・・・日記形式。女性の過去、現代がつぎつぎに明らかになっていき・・・


主人公の女性の顔を思い浮かべながらの読書でした。



「悪意の顔」・・・Sが嫌いな主人公。
自分をいじめるSをなんとかしたい。
偶然であった、謎の女性に、Sのことを話すと
私が消し去ってあげるというのだが・・・

不思議なキャンバスですね。・
いった真実は何?
そんな思いを感じながら
これまた、驚きのラスト。
そうか・・・S.。
君は怖いやつだな・・・・



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みみこさん~こんにちは♪
これが私の初めての道尾作品だったの。
面白かったわ~。
やっぱり最初に読んだ作品って、印象深くなるから・・・。
私はこの中だと、最後のお話が面白かったな・・・。
つづけて、角田さんの方にも行くね~♪

latifaさんへ


こんにちは。
遅くなってごめんなさい。
ね、ね、面白かったですよね。
この手のジャンルって普段好んで読まないのですが
道尾作品ということで挑戦。
やっぱりはずれなしで良かった
わ。
最後のお話、ウン、面白かったよね。
次回はどんなお話かな。予約が多くてなかなか回ってこないけど
早く読みたいよね。

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