そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります 著 川上未映子
そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります 著 川上未映子
2003年から2006年にかけて
川上未映子さんの(「未映子の純粋非性批判」http://www.mieko.jp)
ブログに書かれた文章をまとめた本。
感想 今回文庫化になったものを読みました。
川上さん初めてです。今や映画の方でも賞をとり、
長編小説も話題となっており、注目の作者さんですよね。
この↑の作品は
小説を書く前の作品ということで、スタート時期をみるには
非常に興味深い作品だと思います。
まず、何度もいいますが、初めてなんです・・私
この文体、驚きましたね。
正直、慣れるまで時間がかかりました。一文が非常に長く
修飾語が多彩。
多少、意味不明な独自の言葉もあり。
詩的な表現もあり。
プラス、
関西弁です。
今まで、関西弁のエッセイ集も読んだことがなかったもので
いろんな意味で初体験要素ぎっしりでした。
しかし、慣れるまで時間はかかったものの、
次第にその世界に没頭・・・。
リズムカルな文章でもあるので
楽しんで読んでいくことができました。
もちろん、ちょっと理解できていない部分(表現方法において)もありましたけれど・・・笑
そうか、この人はこういう感性の持ち主なのねと思うと
パ~~~と霧が晴れていくような気持ちになっていくんですよね。
エッセイを読むとその人柄というのは明確にわかりますよね。
少なくとも
自分の傍にはいないような感じのお方。
感じ方においてそうそうと共感もてることももあったけれど、
そうなんだ・・・そういう感じ方ね、とあらためて
感心することも多かったです。
感性が鋭いんでしょうね。
130編ほど、お話があったかな。
どれも一編短いのです。
色々印象に残ったお話があったのでいくつかあげときます。
「キャロルとナンシー」
「私はゴッホにゆうたりたい」
「たかがサボテン、けれども私のサボコは」
「大島弓子を読めないで今まで生きてきた」
「黄金の雨の中おしっこを漏らす大人」
サボテンのお話は、川上さんが大切にして育てているサボテン、サボコについて、のことです。
うちもサボテン、大事に育てていた時期があるんですよね。
妙に可愛いんです。
話しかけたくもなるんですよね。
残念ながら、うちのサボテンも、さようなら~~してしまいましたが。
ゴッホに関するお話は、なんといっても語りかける文章が素敵です。ゴッホも
これだけ親身に思われて幸せだろうかと。
最後の黄金~~~は
妙な題ですが、親のけんかにまつわるお話です。
そこには、ジャッキーチェンの映画も絡みとして出てくるのですが、
あまりの内容の凄まじさに
インパクト大でしたね。
他の作品もリクエスト出していますが
早く小説が読んでみたいわ~~~と
思わせる本でした。

2003年から2006年にかけて
川上未映子さんの(「未映子の純粋非性批判」http://www.mieko.jp)
ブログに書かれた文章をまとめた本。
感想 今回文庫化になったものを読みました。
川上さん初めてです。今や映画の方でも賞をとり、
長編小説も話題となっており、注目の作者さんですよね。
この↑の作品は
小説を書く前の作品ということで、スタート時期をみるには
非常に興味深い作品だと思います。
まず、何度もいいますが、初めてなんです・・私
この文体、驚きましたね。
正直、慣れるまで時間がかかりました。一文が非常に長く
修飾語が多彩。
多少、意味不明な独自の言葉もあり。
詩的な表現もあり。
プラス、
関西弁です。
今まで、関西弁のエッセイ集も読んだことがなかったもので
いろんな意味で初体験要素ぎっしりでした。
しかし、慣れるまで時間はかかったものの、
次第にその世界に没頭・・・。
リズムカルな文章でもあるので
楽しんで読んでいくことができました。
もちろん、ちょっと理解できていない部分(表現方法において)もありましたけれど・・・笑
そうか、この人はこういう感性の持ち主なのねと思うと
パ~~~と霧が晴れていくような気持ちになっていくんですよね。
エッセイを読むとその人柄というのは明確にわかりますよね。
少なくとも
自分の傍にはいないような感じのお方。
感じ方においてそうそうと共感もてることももあったけれど、
そうなんだ・・・そういう感じ方ね、とあらためて
感心することも多かったです。
感性が鋭いんでしょうね。
130編ほど、お話があったかな。
どれも一編短いのです。
色々印象に残ったお話があったのでいくつかあげときます。
「キャロルとナンシー」
「私はゴッホにゆうたりたい」
「たかがサボテン、けれども私のサボコは」
「大島弓子を読めないで今まで生きてきた」
「黄金の雨の中おしっこを漏らす大人」
サボテンのお話は、川上さんが大切にして育てているサボテン、サボコについて、のことです。
うちもサボテン、大事に育てていた時期があるんですよね。
妙に可愛いんです。
話しかけたくもなるんですよね。
残念ながら、うちのサボテンも、さようなら~~してしまいましたが。
ゴッホに関するお話は、なんといっても語りかける文章が素敵です。ゴッホも
これだけ親身に思われて幸せだろうかと。
最後の黄金~~~は
妙な題ですが、親のけんかにまつわるお話です。
そこには、ジャッキーチェンの映画も絡みとして出てくるのですが、
あまりの内容の凄まじさに
インパクト大でしたね。
他の作品もリクエスト出していますが
早く小説が読んでみたいわ~~~と
思わせる本でした。

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