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バーナード・アンド・ドリス 

バーナード・アンド・ドリス  (2006年   アメリカ  )

BERNARD AND DORIS

音楽:アレックス・ワーマン
字幕翻訳:野口尊子
ドリス・デューク…スーザン・サランドン
バーナード・ラファティ…レイフ・ファインズ



タバコ大富豪のドリス・デュークと、
アイルランド系執事のバーナード・ラファティとの関係。
死を見取ったというバーナードはかなり個性的な執事であり、ドリスもまた奔放な女性だった。
実話を基にした映画。







感想
     自分のブログでも以前紹介していた「バーナード・アンド・ドリス」
やっと鑑賞にこぎつけました。
うん・・・・これまた、新しいレイフのお姿を見ることができて、お腹一杯状態です…・・笑
実はこのあと、「ある公爵夫人の生涯」をみたものですから、余計この、なよっとしたレイフが
可愛らしく感じてね。映画内容ははともかく、執事として、いつも傍に置いておきたいわ・・・
と真剣に思いました。だって、一度でいいから「下がってよいわ」といって、
誰かに命令したいもの・・・笑。おいしいお食事も運んで欲しいわ。
まあ、この映画の主役のように億万長者ではなければ到底無理な話ですが。


このドリスという女性。私、まったく知りませんでした。
監督さんは「ゴスフォードパーク」にも出演しているボブ・バラバン。


使用人をクビにしたドリス。
このクビにした理由がたいしたことないものなのよね・・。
続いてやってきたのが、風変わりなバーナード。
どうやら、ココに就職するまえは、無職なの。訳ありなのよね。
彼が長らく無職と知って
あら~~、アルコールか麻薬で休んでいたのでしょ?私のお酒は飲まないでね・・・というドリス。
さすが、自分と同じもの、感じとったのかしら、推測力は素晴らしい。


そんな似たもの同士の二人。とくにこれ~~といった、感動エピソードが描かれているわけではないので
映画としての面白みという部分では欠けるのですよね。
ただ、それを補うべく、主演二人が好演。
スーザンの、華やかでそれでいて、ちょっと傲慢さのある振る舞いも、レイフの
なよっとしていながらも、職務に忠実な様など、もうこの2人の演技をみているだけで満足です・・
という映画でしょうか。

ドリスの生活ぶりって、私達凡人が想像できないものばかりなので
そこに感情は入り込めないのですよね。
私生活でいろいろあったようで、(それは映画の特典で真実のドリスというものに描かれていました)
お金はあるけれど、なんだか孤独な人という感じです。
子どもも授かったけれど、すぐ亡くなったみたいですしね。
お金があるということも、ある意味、不幸せな感じ。
なんでも自由にできるのって寂しいものね。
マッチョのツバメを用意したり、年をとってから美容整形をしたり・・。
あのマッチョ系の方とラブラブするって言うのはどういう心境なのかな・・・。


使用人をすぐにクビにするドリスも
バーナード・ラファティ(レイフ・ファインズ★)だけとは、なぜか馬が合って
長く付き合っていられるの。といっても実際は死ぬ前の数年間だけだけどね。
これって、彼が、気が利くってことなのかな。
もうここで言っちゃいますけれど彼ってゲイなのよね。
だから女性の、わがままな部分も、すんなり理解できたのかな。
サポートするにはピッタリなお方。
さらにそれにくわえて、仕事も(執事の仕事)も完璧にやっていたしね。


特典映像によると、
彼女の死んだあとでは、様々な憶測が流れたそう。
バーナードも実際はどういう方かもよくわからない感じだし。

ただ、こうあったんじゃあないのかな・・・という推測の領域で
映画化されていたように感じます。



レイフファンならみましょう・・笑
どんな姿でもこの目でみましょう~~




最初はお葬式みたいな(そうドリスは言っていた)執事特有の黒のスーツ姿ですが
やがて華やかな服を着始めます。
ドリスが、あなたはもっと華やかな色がいいわ~~というんですよね、
ピンクのシャツなんか着て。
なかなか良いではないですか★
そのあとの妙に派手なお洋服は、ちょっと、ちょっと・・・と引きましたけれど・・・笑
バーナードは喜んでいたわね。うれしい~~といって。似合うかは微妙。
あとお化粧もしたりして。
↓こんな感じね。

遠い昔に観た「蜘蛛女のキス」をウィリアムハートみたいですよ。


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また、歌を歌うシーン有り。
ドリスの歌に続いて、こんな感じですか{ルルル~~)なんて控えめに歌う様が
これまた可愛らしいです。


最初の方は、一目見てゲイだ・・とうものはないのですが、
ときよりなよっとした姿を見ることができますので
ハハ~~ンと想像できます。へっぴり腰で、庭の土を運ぶ様とか
冒頭の車から降りる様とかに、笑ってしまう自分がいましたよ(なよなよだよ~~)
後半は見た目、完全にゲイにみえるシーン多々ありです。



二人の作業でランの栽培をするシーンがあります。協力しあった作業。
2人とも寂しかったのかな。この共通の作業の一時が一番幸せだったのかな、ドリス。
植物は世話したらそれだけの成果がでるものね~~


作品の特典の中で実際のお二人の写真もでてきます。
年齢が違いますが、バーナードは映画とはイメージは違うかな。
でっぷりです。


髪を伸ばしてピアスをして、ノレスの香水(ドリスが勧めたんだって)つけてのレイフ様。


ほら~~~、あなたのお腹も一杯になるでしょ?
いろんな意味でね・・・笑





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バーナード・アンド・ドリス

実在した大富豪の女性,ドリス・デュークと彼女の執事だったバーナード・ラファティの物語を描いたアメリカのTVドラマ。主演がレイフ・ファインズとスーザン・サランドン。 ゴールデングローブのミニシリーズ/TV映画部門で作品賞や主演男優賞,女優賞も取ったらしい。孤

バーナード・アンド・ドリス

実在した大富豪の女性,ドリス・デュークと彼女の執事だったバーナード・ラファティの物語を描いたアメリカのTVドラマ。主演がレイフ・ファインズとスーザン・サランドン。 ゴールデングローブのミニシリーズ/TV映画部門で作品賞や主演男優賞,女優賞も取ったらしい。孤

コメントの投稿

非公開コメント

ご覧になりましたね

そうですね~,これ,お話の内容よりも
サランドンとレイフのキャラと演技を楽しむ作品ですよね。

特にレイフファンにはたまらない・・・
ちょっと異色の魅力の彼が堪能できますよね。
そうそう,「蜘蛛女」のウィリアム・ハートの雰囲気でした。

>レイフファンならみましょう・・笑
>どんな姿でもこの目でみましょう~~
似合ってないかも~?というお洋服もありましたが
それでもとってもキュートでした。
あの歌声は・・・反則よね。とっても甘くて,気が弱そうな歌い方が
またよいわ~

みみこさんのお陰でーす♪

こんばんは~、いきなりですが、待ってたの(笑)
みみこさんが、この作品と公爵夫人を観られて感想をアップしてくれるのを。
うれしいわぁ~~、語り合える~~!(ごめんね、テンション高過ぎ!^^;)

公爵夫人の感想も拝見したし、うちでもお話して下さって嬉しかったです~。
本当に、レイフと言えども この公爵は酷いよね。
ジョージアナの心中を思うと、本当にこちらまで辛くなってしまったわ。
でも、彼女はそんな逆境の中で、立派な女性に成長したよね、それが素晴らしいわ。
公爵の立場も分かるけど・・、でも妻への尊敬の心を忘れちゃ、男性としても失格だよね!
その他、この作品や公爵に対する感想は、みみこさんと一緒よー(うれしい!笑)
レイフがね、寝室でカツラを外すシーンがあったでしょう??(うる覚えです・・)
なんだか疲れた中年おじさん・・という感じがして、役柄とは言え、切なかったなぁ~(苦笑)
こんなレイフなら、ヴォルデモードの方が、まだマシ?かな?^^;

そして、こちらの作品ですが、みみこさんがエントリーして下さって知った作品だったので、貴重な(未公開だものね)レイフを観られてラッキーでした、ありがとう♪
みみこさんの言われるように、公爵と比べると、こちらのレイフの方が好感が持てるよね。
でも、私は何も知識が無くて観た作品だったので、あの展開には驚きました!
スーザンとレイフのラブロマンスを想像していたものだから、そういう面では ちょとショックだったけど、画像のレイフ・・、綺麗・・、よね・・^^;

うんうん、確かに「蜘蛛女のキス」をウィリアムハートたみたいね~(笑)
素敵なガウンを着たり、イヤリングをしてみたり、着飾った自分の姿を鏡で観て 嬉しそうだったりね。
スーザンのお酒も勝手に飲んじゃって(笑)
でも、みみこさんは冒頭の車から降りるシーンで、すでに気付いていたなんて、凄い~~~!
私は、本当に最後の方で気付いたの、あれぇぇ??って(爆

それに実話だったんですね~。
スーザンの、ちょっとアゴを上げて、他人を見下すような仕草も巧いし、レイフの執事という仕事に生きがいを感じている姿も真に迫っていたし・・。
これが未公開だったとは・・、残念よね。

冒頭のモノクロの蘭の映像も素敵だった・・。
レイフには、執事役って、とても似合うと思うの。
だから、今度はゲイじゃない執事を演じて欲しいな~っていうか、夢の中でもいいから、私の執事になって欲しいわ(デレデレ)

「永遠のこどもたち」、私もホラー部分にビビりながらも、母親の気持ちに共感を覚えましたよ。
こんな素晴らしいホラーもあるんだ!と感動したのを思い出します。
みみこさんが光の反射で観られなかったグロいシーン、私でも平気だったから、大した事ないよ!

長々、ごめんなさい・・。
久々に、語ってしまいました、暑苦しくてごめんね~~^^;

ななさんへ


こんばんは
やっと鑑賞できたのです。
うれしい・・・・
内容的には感動作品というわけでもなく
万人にお勧め~^とまではいかないんだけれど、
ファンなら絶対チェックですよね。

似合っていない服・・・はいはい・・・ちょっとあったかな…笑
やっぱり端正なお顔なので
きちんとした服が良いですね。

歌声・・・そうそう良かったですよね。
あ…耳元で歌ってくれてもいいな~~


あとで伺いますね~~

みぬぅさんへ


こんばんは。
早々のコメン返しありがとうございます。
やっとやっと鑑賞できました・・・泣
とくに公爵~~はみぬぅさんに鑑賞報告していただいてから
だいぶたってしまったものね。


しかし・・・あの結婚生活驚きましたわ。
大変だったでしょうね。

妻への尊敬の心・・・・そうそう、そうなのよね。
妻のほうが年も若いんだしね。
お前も大変だけれど、頑張ってくれよ・・・みたいなねぎらいな言葉が
あれば、関係も多少うまくいっただろうし・・
女作っておきながら、あの態度でしょ?
男は女作って当たり前・・・
でも女は男つくったらだめ・・・というのもおかしいしね・(そういう時代なのかな)


レイフがかつらをとるところ・・・・

うんうん・・ありましたよね。

つかれたおじさん・・・・・うんうん・・・そんな感じでした。
肩なんかこう、おとしてね・・
勝手なことは許さん・・・みたいなことを妻にいっていたけれど、
相当、お疲れ気味でした(一仕事した後だったけれど…・笑)
かつらがないと、公爵といっても
威厳がなくなるのよね・・。


それと、バーナードね。

実は作品情報仕入れているときに
その執事のキャラ情報も(ゲイである)も
小耳にはさんでしまったのでした。
だから最初からそういう目でみてしまっていたの。
さすがに、予備知識なしで、
最初から、そうじゃないか・・・とまでは
予想できなかったわ。
みぬぅさんのように、新鮮な驚きを感じて
鑑賞した方が本当は良かったのかもしれないよね。
そこは失敗だったかなとも思うけれど
ショック度は少なかったからよいか・・・と思うことにしたわ。



冒頭のランのシーンも、うん、本当に良かったですよね。
バックに流れている音楽も素敵で・・・
なんかこう・・・・リッチな気分でお食事をとるときに流れるような
音楽で・・・心地よかったです。


↑そうよね・・・シンプルな執事役も希望します・・・
そういう役、似合いそうよね。


個人的には音楽家とか、神父役とか
こう・・繊細な感じの役柄も・・・・。


永遠のこどもたち・・・・
みぬぅさんも感動されたのね・・
あのよく観ることができなかった・・グロイシーン。
それほどでもなかったのね?

急に交通事故が起こるじゃないですか?
すでにあのシーンでちょっとびっくりしてしまって。
そのあとの顔が相当ひどいのかな・・と思っていたけれど、
そう・・・たいしたことなかったのか・・・。
でも何度もみたくはないですよね・・・・・笑



暑苦しくなど全然ありません・・・・
いっぱいお話できて楽しかったです。


あちらのレスで、
<今度の週末はフランス映画祭ですね。
年々、縮小気味だし、ゲストも俳優さんが来ることは少ないし、ちょっと淋しいけれど、とりあえず1本だけ、観てこようと思うの。
今年は、マチュー・アルマリックが来日するんだけど、彼の作品は日程的に無理なので残念です~~
劇場は、「ハート・ロッカー」「しあわせの隠れ場所」「シャーロック・ホームズ」あたりに行きたいな・・と思っています~>


え~~、
マチュー・アルマリックが来日するのね。ちょと興味あるわ。
あとシャーロックホームズのロバート&ジュードコンビも楽しそうよね。

感想また楽しみにしていますね。(あ・・・お時間のあるときに
無理のない感じで。)

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