Railway   Stories    著  大崎善生

Railway   Stories    著   大崎善生



列車に乗り
過去を旅する・・・

ノスタルジックな香りのする
10篇の短編集。


夏の雫 
橋または島々の喪失 
失われた鳥たちの夢 
不完全な円 
もしその歌が、たとえようもなく悲しいのなら
フランスの自由に、どのくらい僕らは、追いつけたのか?
さようなら、僕のスウィニー
虚無の紐 
キャラメルの箱 
確かな海と不確かな空 



感想   


すべてのお話に列車が絡んでいます。
その列車に乗りながら、記憶は遠い過去に・・・

そので繰り広げられるのは
家族の話であったり、恋人の話であったり
友人の話であったり・・


私小説っぽい部分もあり(私生活とダブるような設定もあり・・)
架空の話でもあったりと、
その境目はよくわからないのですが、
ふとした瞬間に過去のある出来事を思い浮かべてしまうときは誰でもあるはず・・。

そんな甘酸っぱいような、痛いような胸の苦しみを
物語を読みながら自分も思い出してしまうような
そんな物語ばかりでした。


とりわけ、
最終のお話、
「確かな海と不確かな空」が心に残りました。


つらい禁煙生活は読んでいてもその苦しさが目に見えるようでしたし
父親への主人公の思いは
自分と自分の親への思いとも重なるようで
ちょっとウルウルしてしまいました。


大崎さんは
過去をいとおしくいつも描きますね。
男性ならでは・・・と思います。
女性はたぶん、過ぎ去った男性をそれほど、美化したりしないような気もする・・・わ。
rail.jpg
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