大きな熊が来る前に、おやすみ。   著   島本 理生

大きな熊が来る前に、おやすみ。   著   島本 理生

大きな熊が来る前に、おやすみ
クロコダイルの午睡
猫と君のとなり


3篇の短編集。



感想   題名も可愛らしくって、酒井さんの装丁も可愛らしいのに

二編は重めの話で最後の一編は書き下ろし、ハッピーエンドの構成。



題材は暴力。

「大きな熊が来る前に、おやすみ。」


わかっていても離れられない彼女。
わかっていても暴力をふるわずにいられない彼氏。

彼女の過去も、彼の過去も
痛々しかったわ。

好きという感情は、その人の過去までも背負うことなのかな。
過去のいろいろな出来事が現在の自分の感情を作っているのだとしたら
お互いがお互いを選んだということは
過去も含めていとおしく思ってあげなくてはいけないのかな。

負の部分をもっていても彼女にとっては彼は
離れがたい存在なんだろうけど。


でも、いろんなダメ男がいるなかで
暴力男は一番きつい存在じゃないかなとは思うけれど。
普段が優しい分
なかなか見捨てられないというのがあるのかな。


途中までどんよりしていましたが
最後を読み、その後の2人に希望を持ちたいと思いました。



作品の中で出てきた映画の「カラスの飼育」
これず~~と探しているんだけれどみれないわ。
いつも作品の中に印象的な映画が出てくるけれど
古い作品よくご存じよね。



「クロコダイルの午睡」


この主人公が好きになる男が嫌でしたね。
無神経な言葉を言う人なんて。


自分の育ってきた家庭環境が一番見たいな感じで
物事のすべてのその価値観でみているでしょ?
相手へのおもいやりもないし。

いいところもあるんだけれど、・・とは
思わなったです。

あのシャワー云々は最低だし。

自業自得でしょう。




「猫と君のとなり」


2人の距離が縮まっていく過程が素敵でした。
猫に暴力をふるう昔の恋人が怖かったです。
動物を大切にしない人って
やっぱり人間も大切にしないよね。


すぐに、お家にあげてしまうのは
いまどきなのかな。






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2つまとめて^^

みみこさん、こんにちは☆
>先日の某新聞でも特集されていたわ・・島本さん。
読んだよ~ん!
同じところを、同じ頃に読んでいたんだなぁ~って、みみこさんとは、そういう事が結構あって、とっても嬉しいなー。

チカライフの方は、びっくりだよねー。彼女の書く小説からだと・・勝手な想像では、おとなしい人なのかな・・って思うのに、実は結構発展家というか・・・積極的というか・・・。

で、この作品。
表紙に惹かれて読んだのだけれど、カワイイ表紙とはうらはらに、結構傷つけられる主人公・・って印象で、びっくりしたんだ~。
どうも、島本さんの本は、相手の男性に問題がある~って事が多い気がする(角田さんも、そうかもしれないけど・・・)
でも、凄く繊細な心のひだ?を描くのが上手な作家さんですよね。

latifaさんへ


おはようございます~~
遅れてごめんなさい。
この新聞記事、読まれたのね~
島本さん特集も面白かったけれど、
あのコーナーは、いろいろな人の書評も載っていて
結構、為になるよね。

うんうん・・同じ記事読んでいるのってすごっくうれしいわ。
繋がっているって感じで。
そうそう・・
今期はlatifaさんは、見続けている連ドラはないのかな。
私は「素顔になれなくて」だっけ?あれみているのよ・・
どうなのかな・・・

で・・・話は戻って
島本さんのチカライフね。
意外な素顔だったわ。
でも作家さんて
作品とは違うイメージの方っているよね。
素顔をださないひともいるけれど
こうやてプライベートがのぞけると
より親しみやすくはなるよね。


そして、
熊さんの方・・・
最近文庫化にもなったのよね。


痛いお話よね。

<どうも、島本さんの本は、相手の男性に問題がある~って事が多い気がする(角田さんも、そうかもしれないけど・・・)>


そうだよね。
でも、こういうケースあるかもね。
ちょっと読みこんじゃうわ。

<でも、凄く繊細な心のひだ?を描くのが上手な作家さんですよね。>

うんうん。
だから、はいりこんじゃうのよね。
実際この手の男性とつきあうと
本当大変だよね。


また遊びに行きます~~
体調万全ではないのかな・・
絶対
無理しないでね・・


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