カケラ

カケラ (2009  日本)



監督: 安藤モモ子
プロデューサー: 桃山さくら
渡邉啓子
アソシエイトプロ
デューサー: 橋口一成
原作: 桜沢エリカ
脚本: 安藤モモ子
監督補: 川原圭敬
撮影: 石井浩一
美術: 嵩村裕司
編集: 増永純一
音楽: ジェームズ・イハ
スタイリスト: 野原英則
照明: 櫻井雅章
装飾: 嵩村裕司
録音: 横野一氏工
出演: 満島ひかり ハル
中村映里子 リコ
津川雅彦 田中 正
かたせ梨乃 山城陶子
永岡佑
光石研
根岸季衣
志茂田景樹
ペ・ジョンミョン
森岡龍
春謡漁介
大堀恵
尚玄


奥田瑛二の娘、安藤モモ子初監督作品。
人気少女漫画家・桜沢エリカのコミックの映画化。
女子大生ハルは、恋人とだらだらしたお付き合い。何か物足りない。
そんなある日、彼女はリコという女性から声をかけられる。
彼女はメディカルアーティストと呼ばれる、病気や事故で失った身体のパーツをつくる仕事をしていた。
ハルのことが好きだというリコに、気持ちが揺れ始めるが。




感想



原作の漫画は知らないのですが、ガールズ・ムービーは好きなので鑑賞。
洋画のガールズ・ムービ-はいろいろありますよね。
私は洋画の方が割と鑑賞率が多いの。
同性愛に近いもの、もしくは、そのもの・・・というお話も当然多いわけだけど
洋画だと当たり前のように素直にみることができても
邦画になると、意識しすぎて、ひいてしまうこともあったりするの。
やっぱり日本だと別の感覚があるのかな~~~。
ということで、この映画、女同士の友情以上恋人未満の関係を描いている作品。
う~~ん、恋人未満というよりは、恋人にかなり近い意識であると思います。
え~~、じゃあ、苦手・・っていう人もいるかもしれないけれど、
これはソフトなものなので、すんなり受け入れられるんじゃあないのかなと
思いました。私もOKでしたし。
確かに、女性同士で好き・・・ということばがかわされるわけだけれど、
みているいうちに、同性同士だからどうのこうの・・という感覚が薄れてきます。
それは
リコがいう・・
<恋愛の対象に男か女かなんて関係ない>という言葉に集約されるんじゃあないのかな。

リコはハルに興味をもったから声をかけただけ。確かに素直な気持ちなわけよ。
人に関心をもつことが、恋の第一歩だしね。
初めてリコの家にハル招待したとき。(リコのお家はクリーニング屋さんなのよね。なかなかいい感じの家族仲。
さらにおばあちゃんは志茂田景樹 という豪華版…笑)
ハルは、リコに言うのよね。本当に女の子が好きなの?って。
そこで説明されることが
先ほどの一言で、さらに、ものすごく説得力のある言葉が続くの。
聞いているうちに、こだわっている自分の方がかえって変じゃあないかとさえ、思ってくるわ。


さらに、
この映画、あまり強烈なからみはないの。
女性同士の・・それね。
そこが見やすい一つだと思うわ。
キスは2、3回、あるけどね。

終始、淡々とした流れ。
日常生活を追っていくだけなんだけれど、
リコの言動に戸惑いながらハルの中で何かが変わっていく・・そんな様子が
少しづつ見えてきて、本当面白かったわ。


女性に好きと言われて戸惑うハル。
恋人の男と、どうしようもない、関係を続けていくことに疑問を持ちながら
でも別れられない、ある意味だらしないハル。
男が迫ってきたら、なんとなく体を許してしまうハル。
好きってなんだろう。
自分にとって、恋人の存在ってなんだろう。
そんな思いがすごっく伝わってきたわ。満島ひかり・・ちゃん、良かったわ。


やがてハルもリコのことを受け止め、
2人で、仲良くやっていこうと思うけど.

いろいろ、問題も生じてくるのよね、
それはリコの独占欲。
リコは、ハルがすべてだと思っているけれど、ハルの方はもうちょっと、トーンダウンした心境のよう。
それはおおっぴらに
社会に向かって「この子、私の恋人なの!!」と発することができるリコに比べて
まだまだ、女性同士の付き合いに慣れないハルの意識の違いでもあるんじゃあないのかな。


安藤監督の演出は実にリアルだったわね。
食事をする場面ではUPが多いし、
排泄の場面、生理中も含め、そのまま・・映像化していたわ。
確かに生活の一部だし、そこを排除して生活はできないからね。
でも今までそういう箇所が映っている映画は観たことなかったから驚きでもあったかな。
そこまで撮っちゃうんだって・・・ね。
また、ハル演じる満島さんは、恋人との絡みの時、むだ毛処理もしていなかったのよね。
ここは、映画の内容以上に話題にもなっていましたけど、やっぱり凄い。
若い女優さんなのに・・って思ってしまうから。
確かに日常生活で、身だしなみにもちょっと無頓着で(服装はいつもださいパンツ姿だった)
のんびり屋さんのようなキャラだったから、そういう(毛の処理)ことにも
無頓着だったという流れには説得力はあるけどね。




ラストは曖昧。
2人はどうなるのかな。
離れられないと思えば
また近づけばいいだけ。
私はまた近づくと思うけどね。


かkerasub2_large
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非公開コメント

世間の常識は通用しない監督だからこそ?

出来た表現方法かも知れません。

安藤さんがこれからどうなってしまうのか、
性格分析まで含めた記事がありました。
http://www.birthday-energy.co.jp

世間の常識は通用しない生き方が光輝くそうで、
映画のみならず、小説の世界にも踏み込んだり・・・。
あ、本番は40代後半からみたいです。

その性格を反映してか、『0.5ミリ』という小説を発表された
とかで、話題になってるみたいですし。

慶太さんへ



はじめまして
コメントありがとうございます。


興味深いですよね。
才能のある方は
普通人とは違った行動をとりやすいので。


今後の活躍を期待したいところですよね
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