パッション・ダモーレ
パッション・ダモーレ
(1980 フランス・イタリア)
監督:エットレ・スコーラ
脚本:ルッジェロ・マッカリ/エットレ・スコーラ
撮影:クラウディオ・ラゴナ
出演:ベルナール・ジロドー(ジョルジュ)
/ヴァレリア・ドビチ(フォスカ)
/ラウラ・アントネッリ
ジャン・ルイ・トランティニャン
若き騎兵隊長ジョルジュに恋をしたフォスカ。
彼女は決して人前に容貌を見せなかった。
評判の醜い女だったからだ。ジョルジュを執拗までに追い回すフォスカ。
彼には故郷に愛するクララがいることから、
彼女の行為は迷惑そのものだった。しかし、彼女は愛を受け入れてくれなければ死んでしまうと言い出し・・・。
感想・・・醜い女と美男子の物語です。
ビデオパッケージにもその顔は描かれていません。どんな容貌なんだろう・・・と思ってみていった部分がありました。
お世辞にも美人とはいえまないそのお顔。
目がぎょろぎょろしていて、お口も
大きくて、なんといっても見た目が怖いんですよね。
お相手のジョルジュ・・・ジロドーさんも初対面時は一瞬言葉に詰まっていましたし。きっと、わ~~~~不美人とでも
思ったのでしょう。そりゃ・・彼の恋人は、人妻といえども、美しい
クララさんですから、
。
男はブスでもなんとかなるけれど(他の魅力で補えるような気がする)所詮女は顔が一番・・みたいに思われる状況というのも
まんざら嘘じゃあないような気がしますが、だからといって
そんな単純なものだけではないでしょう。
彼女、結婚にも敗れて悲惨な人生を送ってきたようなんです。
彼女に、肩入れしてあげなちゃと思うんですが、やっぱりダメ。だって、あまりにも、自分が悲劇の主人公面をしていて、
どうせブスだし、と卑屈に満ちたことばかり言うんですもの。
挙句の果てが、どうにもこうにもしつこい。
美男子ジョルジュが好きなのはわかるけれど、
何もあんなにも執拗にまとわらなくてもいいんじゃあないのかな
と思いました。
あれじゃあ・・・ジョルジュが可哀想。
しかし、裏を返せば、あんなにも情熱をささげられるというのも
愛がなせる技というのでしょうかね。
ちょっと恐ろしい気もします。相手の気持を考えずに
突き進めるのは、彼女には失う物など何もないという
開き直りからくるものなのかもしれませんね。
ブス、ブスというけれど、性格だって
重要視する部分だと思うんですよ。だから彼女がもっと
卑屈な精神を持たずに、明るく
前向きな女性なら、見ている私達だって、いい印象をもてたと
思うんですよね。
彼女・・精神も病んでいるの。
都合が悪くなると、時折
発狂しだすんですよ。ギャ~、ギャ~言って倒れちゃうの。
つきまとわれる彼に同情しちゃいますね。 ものすごいパワーで、彼に迫るフォスカなんです。好きだ~~好きだ~~~ってね。
最後はええ~~~という展開で、正直驚きました。
クララが身を引くっていうのもちょっと理解できません。
私は美人だから大丈夫だけれど、フォスカはブスだから、あなたの
愛情がなければ、かわいそうだわ・・・っていう言い分も
なんだかおかしいな~~~って思ってしまいました。
また、ジュルジュ・・・いいのかな・・・あれが本心なのかな。
真の愛に気づいたというより、フォスカの情熱に負けてしまった
としか思えませんでしたが、フォスカにしてみれば、念願の
結末だったのではないでしょか。
ジュルジュは、愛のパワーに飲み込まれたといっていいのではないかな
と思いました。
なんとも・・・不思議なお話でした・・・。
(1980 フランス・イタリア)
監督:エットレ・スコーラ
脚本:ルッジェロ・マッカリ/エットレ・スコーラ
撮影:クラウディオ・ラゴナ
出演:ベルナール・ジロドー(ジョルジュ)
/ヴァレリア・ドビチ(フォスカ)
/ラウラ・アントネッリ
ジャン・ルイ・トランティニャン
若き騎兵隊長ジョルジュに恋をしたフォスカ。
彼女は決して人前に容貌を見せなかった。
評判の醜い女だったからだ。ジョルジュを執拗までに追い回すフォスカ。
彼には故郷に愛するクララがいることから、
彼女の行為は迷惑そのものだった。しかし、彼女は愛を受け入れてくれなければ死んでしまうと言い出し・・・。
感想・・・醜い女と美男子の物語です。
ビデオパッケージにもその顔は描かれていません。どんな容貌なんだろう・・・と思ってみていった部分がありました。
お世辞にも美人とはいえまないそのお顔。
目がぎょろぎょろしていて、お口も
大きくて、なんといっても見た目が怖いんですよね。
お相手のジョルジュ・・・ジロドーさんも初対面時は一瞬言葉に詰まっていましたし。きっと、わ~~~~不美人とでも
思ったのでしょう。そりゃ・・彼の恋人は、人妻といえども、美しい
クララさんですから、
。
男はブスでもなんとかなるけれど(他の魅力で補えるような気がする)所詮女は顔が一番・・みたいに思われる状況というのも
まんざら嘘じゃあないような気がしますが、だからといって
そんな単純なものだけではないでしょう。
彼女、結婚にも敗れて悲惨な人生を送ってきたようなんです。
彼女に、肩入れしてあげなちゃと思うんですが、やっぱりダメ。だって、あまりにも、自分が悲劇の主人公面をしていて、
どうせブスだし、と卑屈に満ちたことばかり言うんですもの。
挙句の果てが、どうにもこうにもしつこい。
美男子ジョルジュが好きなのはわかるけれど、
何もあんなにも執拗にまとわらなくてもいいんじゃあないのかな
と思いました。
あれじゃあ・・・ジョルジュが可哀想。
しかし、裏を返せば、あんなにも情熱をささげられるというのも
愛がなせる技というのでしょうかね。
ちょっと恐ろしい気もします。相手の気持を考えずに
突き進めるのは、彼女には失う物など何もないという
開き直りからくるものなのかもしれませんね。
ブス、ブスというけれど、性格だって
重要視する部分だと思うんですよ。だから彼女がもっと
卑屈な精神を持たずに、明るく
前向きな女性なら、見ている私達だって、いい印象をもてたと
思うんですよね。
彼女・・精神も病んでいるの。
都合が悪くなると、時折
発狂しだすんですよ。ギャ~、ギャ~言って倒れちゃうの。
つきまとわれる彼に同情しちゃいますね。 ものすごいパワーで、彼に迫るフォスカなんです。好きだ~~好きだ~~~ってね。
最後はええ~~~という展開で、正直驚きました。
クララが身を引くっていうのもちょっと理解できません。
私は美人だから大丈夫だけれど、フォスカはブスだから、あなたの
愛情がなければ、かわいそうだわ・・・っていう言い分も
なんだかおかしいな~~~って思ってしまいました。
また、ジュルジュ・・・いいのかな・・・あれが本心なのかな。
真の愛に気づいたというより、フォスカの情熱に負けてしまった
としか思えませんでしたが、フォスカにしてみれば、念願の
結末だったのではないでしょか。
ジュルジュは、愛のパワーに飲み込まれたといっていいのではないかな
と思いました。
なんとも・・・不思議なお話でした・・・。
スポンサーサイト