Strange Circus 奇妙なサーカス

奇妙なサーカス (2005  日本)


監督: 園子温
製作: 中沢敏明
星野晃志
プロデューサー: 富田敏家
佐藤敏宏
企画: 國實瑞惠
脚本: 園子温
撮影: 大塚雄一郎
美術: 大庭勇人
編集: 伊藤潤一
音楽: 園子温
照明: 前田淳
録音: 福田伸
助監督: 天野修敬
出演: 宮崎ますみ 尾沢小百合/三ッ沢妙子
いしだ壱成 田宮雄二
桑名里瑛 尾沢美津子
高橋真唯
不二子
田口トモロヲ 編集長
大口広司 尾沢剛三




 小学生の美津子は実の父親・剛三に
性的暴行を繰り返されていた。
精神が病んでいく美津子。
妻・小百合は、夫と娘の関係に激しい嫉妬覚え、
娘、美津子への虐待を繰り返す。






感想


こういう展開ですか・・・・泣。

やっぱり、エロとグロは満載。
ミステリー仕立てで
夢か現実か・・迷わせるような映像もあり(リンチ作品を思い起こさせるわ)
なかなか面白い構成にはなっていたかと思いますが、
お約束のタブー系の題材がかなり強烈なので(ちなみに、近親相姦・幼児虐待・人体改造・自傷行為・自殺・・
そんな感じですね・・・泣)
今まで観た監督作品の中では一番嫌いな作品となりました・・・・・・・・・笑
生理的に気持ちが悪いんですよね・・・・グロよりエロの方が。
近親相姦がそもそもの話の発端なので
その部分がとにかく耐えがたい感じですかね、女性としては。
こんな生々しい、性的虐待シーンをどうやったって、普通顔では見れないでしょう。
描きますか・・ここまで、といいたくなります。
子役さんも出演していますが、親としてはこういう作品出てほしくないな・・・って思います。



簡単にいえば復讐劇です。

あらすじだけでは
どうもお話が見えてこないのでもうちょっと
具体的に説明すると・・・。





小6の美津子は、変態的な父親から性的暴行を受けている。
さらに父親は、覗き穴をつけたチェロケースに娘や母親を交互に閉じ込め
自分たちのその行為を見せたりもする。(ものすごい変態です)
娘はしだいに、母親と自分が同一化していくのを感じ、精神は壊れていく。
母親は、娘を一人の女性とみなし、嫉妬心をむき出しにし
夫の留守中に娘を虐待しはじめる。
ある日、イヤリングをなくした娘、美津子を母親小百合は責め立てる。
階段の上でもみ合いになり、あげくに美津子は母親を階段下に落としてしまう。
死んでしまう母。
罪悪感に苦しめられる美津子は、死を認めず、母親は自分に宿っていると考え
父親との関係をその後も続行し、いつもどおりに生活していくがそれも耐えられず
やがて校舎から飛び降り、自殺を図るのです。
車いす生活になる美津子。
そんな美津子を放り出し、父親は浮気三昧なのだが・・・。
(ちなみに、娘美津子は、普通のシーンでは子役が演じていますが
父親との絡みになると、宮崎ますみが母親、娘と二役演じます。まあ・・当然ですが)





と、悪趣味な話が延々続くかと思いきや
・・・ここで場面は一転・・。



実はこのお話は
女性作家(こちらも宮崎ますみ演じる、つまり3役ですね)の小説の内容であることが判明。
いしだ壱成、扮する若手編集者、田宮雄二は
この女性作家、三ッ沢妙子の正体を探るべく、彼女に近づきます。
この小説は、三ッ沢妙子の自叙伝で、妙子こそ、美津子そのものではないかと
疑いをかけるのです。



というのが、観ているものの、一般的な解釈となります。



しかし・・・・

実は後半
また違った展開が待ち受けていまして。



いろいろな真実が暴かれていきますが
それもまたどこまでが小説か、現実か、わからない感じで展開されていくのです。



まあ・・・実際、くどくど説明するより
観てもらった方が意味がよ~~くわかると思います。
観る人もいないと思いますが



(以下ネタバレ)



作家が書いた小説は実際に起こっていたことですが
実は作家は美津子ではなく
母親、小百合、自身でした。
つまり、階段から落とされたのは、本当は娘、美津子。母親は娘を死なせてしまった(実際は死んでいない)
罪悪感から、精神がおかしくなって、自分は美津子自身だと思うようになったのでした。

もちろん、美津子は階段から落ちて死んではいません。虐待されていたとわかり施設へ。
しかし、親からのひどい仕打ちから、復讐を企て
さらには女ということも捨ててしまい、人体改造してしまうのです→それが壱成だったのです!!!!
ムムムネが・・・。
中性的でなんだか、気持ち悪い~~雰囲気だな。という登場したとき感じた壱成君の印象は
まさしく、物語の真相のヒントでもありました。


では
夫はどうしたのでしょう。
います、夫もいます、いまだ。
それは世にも恐ろしい姿になっていて。
ボクシングヘレナ・・・(分かる人には分かる)状態でした・・・・驚



まあ・・そうやって最後は血みどろの世界に突入です。
悪趣味極まりないですね。



怪しげなサーカスが作品全体に
不思議な雰囲気を漂わせていました・・・


宮崎さんはエロシーンも多く、体当たりでしたが、ビーバップを知っている世代なので
複雑な心境。
嫌悪感しかわかない(役の上で)夫役の大口さんは「むきだし」にも出ていましたが
すでにお亡くなりになっていらっしゃったんですね。



女優さんの大胆演技&印象深い音楽そしてエログロ・・
もはやこの代名詞はこの監督にとって
きってはきれないものとなってしまいましたね。



「名前のない子犬が私を食べにくる~~名前のない子犬が私を連れていく」
今回はこの歌詞が耳にこびりつきます。
あ・・・

気持ち悪かったです。何度も言いますが、こういう世界はダメですね、私にはまったく合わないわ・・・。
一応観るけど・・・笑




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