ブルーバレンタイン

ブルーバレンタイン  (2010   アメリカ)


BLUE VALENTINE



監督: デレク・シアンフランス
製作: ジェイミー・パトリコフ
リネット・ハウエル
アレックス・オルロフスキー
製作総指揮: ダグ・ダイ
ジャック・レクナー
スコット・オスマン
ライアン・ゴズリング
ミシェル・ウィリアムズ
脚本: デレク・シアンフランス
ジョーイ・カーティス
カミ・デラヴィン
撮影: アンドリー・パレーク
プロダクションデ
ザイン: インバル・ワインバーグ
衣装デザイン: エリン・ベナッチ
編集: ジム・ヘルトン
ロン・パテイン
音楽: グリズリー・ベア
音楽監修: ジョー・ラッジ
出演: ライアン・ゴズリング ディーン
ミシェル・ウィリアムズ シンディ
フェイス・ワディッカ フランキー
マイク・ヴォーゲル ボビー
ジョン・ドーマン ジェリー



結婚7年目の夫婦、ディーンとシンディ。
娘と一緒に暮らしながらも2人の間の溝は深まっていた。
病院で忙しく働くシンディと
朝から酒を飲み、まともな仕事に就こうとしないディーン。
やがてディーンは、危機に陥った夫婦関係を修復すべく、シンディをラブホテルへと誘う・・・






感想


ちょっと前に観たのだけど
なかなか感想が書けない状態でした。なんだか、心が痛くなる思いでね。
私は、恋愛映画って大好きなんだけれど、
それはどこかで現実にはない何かを感じられるからだと思っているからなのね。
悲劇でも、ハッピーエンドでも、とにかくそれは、物語の中でのお話でとどまることが
多いじゃない?現実的に同じことが起こるかと言われたらたいてい、それは無理って
答えると思うし。
いがみ合っていた男女がハッピーになったら
その状態で物語は終結。その後どうなるかなんて気にしたりしないと思うのよね。
ハッピーで良かった!!気分よし・・・の状態で映画観終わるだけ。
かりに悲劇なラストなら、ちょっとは落ち込むけどそれでも映画だから・・・と割り切れることもできるよね。
でも、この映画のように
ほぼ現実の世界と同じような出来事(感情的な部分で)がつづられている物語を観ると
ドカ~~ン、ヒエ~~と思ってしまう。
もちろん、この2人のように結婚生活を壊してしまった過去があるわけでは
ないけれど、映画で描かれている感情的なすれ違いについては
誰でもが一度は経験しているんじゃないのかな。


この映画における、 ディーン と シンディ、2人のカップルに流れる微妙な空気。
例えば夫婦げんかしているとき、
彼氏と喧嘩しているとき、
会話が妙にとげとげしていて、かみ合わなくなっていて
あ・・私たちは今、まずい状態にいるんだな・・・っていう状況とまさに同じものだよね。

2人の想い出の曲として現代シーンと、過去シーンで印象的に流れていた音楽だって
受け取る当人たちの意識が違っていれば、まるっきり別物になるという残酷さ。

そりゃあ、
若い時はラブラブ状態で聞いた曲は、耳に優しく、胸も高鳴り、愛の象徴のように思えるでしょう。
でもね・・・やっぱり持続しないんだよね、そういうものは、熱すぎる思いは。
とくに結婚という現実生活を送ってしまうと、若いころの愛は、トーンダウンしていくと思うし。
好きなときは気にならなかった癖も、年月たつと不快に思えてしまうのと一緒…笑
もちろん、トーンダウンしたからといって、愛はなくなったわけでなく
違った形に変化していく?そういうモノじゃない?


誰でも多少の違いはあるにしろ、同じような変化をたどってはいくと思うけど
それでも、このカップルのように別れを迎えちゃう・・って
人ばかりではないのも現実。


じゃあ・・・なんでだろう・・・
なんでこの2人はダメなんだろう。
やっぱりそこを考えてしまうかな。
若い頃が幸せだった映像が映る分、またあんなに子どもを可愛がる映像が映る分、
なぜダメなんだろうって思ってしまう・・


価値観が違っているっていうのは最初からわかっていたこと・・・。
この2人、結婚に関してはバタバタ・・・と急ぎ過ぎた感はあるよね。
そもそも、言い寄っていいったのはディーンの方でシンディはイマイチ乗り切れない所からのスタートだったよね。
押しの一手って感じ。でもそのうち、彼女の方も、今までにないタイプと思ったのか
いつも以上に気持ちが盛り上がっていって
結果、ラブラブに。

そして
子供ができた・・
それもディーンじゃなく、他の人の子供。

そこを承知で、結婚を申し出るディーン の懐の大きさに
さらに、自分への愛をシンディ、感じたのかもしれないよね。
逆をかえせば、それが一生、彼女の負い目にもなっていったのだけどね。
かりに、子供ができていなかったら、どうしただろう・・・
自分はそのまま、ディーンと結婚まで行きつけたのだろうかって、
結婚してから、きっと、振り返ることがあったのかもしれないよね。


どっちが悪いっていうわけではないので
難しいと思うな。スタートが急ぎ過ぎたからというのは、結果論であって、全ての原因ではないと思うし。
子供に関しては、まったく関係はないとはいえないけど、それがすべての原因じゃあないと思うし。


向上心のあるシンディからすれば、マイペースで、暮らすディーンははいらいらする旦那さん
かもしれないけれど、
観た限り家庭を崩壊させるほどの、グータラぶりでもないので、人によっては(奥さんによっては)
それはそれで、いい旦那だわ・・と思って生活が成り立っていくのかもしれないよね。


結局、
シンディが、許せなくなったんだと思うよ、旦那さんのディーンの存在を。
これはもう、可哀そうだけど、無理だよね。
日本だったら、この程度って言ったらおかしいけど、
我慢する人はいっぱいいるし、
普通は、親戚とか親とか子供とか
すべてを考えていろいろ考慮してなかなか決断できないところではあると思うけど
きっと、あちらのお国では、本人の感情そのままの行動につながるんだろうね。



しょうがないよね・・・と思ってしまうところに
この物語のかなしさがあるんだと思うわ。
そしてそれを受け入れてしまえるそんな自分を感じて
ますます、落ち込んでしまうよ。



我慢しなさいなんて、人様の家庭にとてもとても言えないよね・・・・・笑
自分の家庭で精いっぱいだし・・・・笑

カップルでルンルンで観る気分映画じゃないことだけは
確かだよね。


それにしても
ライアン・ゴズリング と ミシェル・ウィリアムズ。
現代パートでは、しっかり生活に疲れた2人を演じていて驚いたわ。
とくに
ライアン。どうしたのよ~~~、その頭・・・・。
久しぶりで驚いたわ。


シンディ・・・子供が出来ちゃったっていうことだけど、
経験多すぎじゃない?。付き合っていた男に関しても(子供の父)誠意のない、いい加減な奴だったし、
生き方自体、立派だとは思えなかったな。
医者になるという道に進んでいるからえらいわ~~っていう風には思えなかったです。


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ブルーバレンタイン

愛し合って結婚した夫婦、ディーンとシンディ。だが、可愛い娘を囲んで暮らしながらも、いつしか2人の間には深い溝が出来ていた。

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考えちゃいますよね・・・

みみこさん、おはようございます。

先日はお見舞いコメントありがとうございました。もうすっかり元気になりました。

「ブルーバレンタイン」
そうだよねぇ・・・みみこさんの感想、言葉のひとつひとつがとってもよく分かる~!!
そうなの、そうなんだよねぇ・・って頷きながら読んでました。

ここまで現実的に愛の終わりを見せられたら(終わりだけじゃないところがまたすごいんだけどね)映画と割り切ってしまうことってできなくなるよね。
私も観終わっても今でも時々考えちゃうなぁ。

>好きなときは気にならなかった癖も、年月たつと不快に思えてしまうのと一緒…笑
もちろん、トーンダウンしたからといって、愛はなくなったわけでなく
違った形に変化していく?そういうモノじゃない?

みみこさん、深いわ、ココ、とっても深い~!!
恋人時代とはまた違う関係になっていくよね、結婚すると。
子どももできて・・家族になって。
それはそれで素敵なことじゃない?って私なんて思ってしまうんだけど、シンディにはそういうのって許せなかったのかしら。
ある意味純粋ともいえるかもしれないけれど・・・、自分が選んだ人のこと、もっと受け入れて挙げて欲しかったって・・って思っちゃう。

>我慢しなさいなんて、人様の家庭にとてもとても言えないよね・・・・・笑
自分の家庭で精いっぱいだし・・・・笑

あぁ・・・ここも全くよく分かるわ~~(笑)

すごく心に突き刺さって、痛い映画なんだけど・・・これは間違いなく忘れられない1本ですよね。
主演の2人も凄かったわ~。

瞳さんへ


こんにちは。
大変でしたね。
記事読みながら痛たたた・・・・って思っていました。
今は多少、大丈夫なのかしら。
劇場復帰をされているご様子なので、良かったとは思いましたが
でもむりなさらないでくださいね。
あ・・・映画観たらより元気になられたかな。


で・・・これ。
早くお話したかったです・・・・笑


映画の感想というより
単なる意見になっているよね・・・・自分・・・・笑

でも、映画にしては
夢物語で終わらず
痛たたたた・・・・・のお話で
結構きついですよね。


<ある意味純粋ともいえるかもしれないけれど・・・、自分が選んだ人のこと、もっと受け入れて挙げて欲しかったって・・って思っちゃう。>

うんうん、
私もそう思うわ
もうちょっと辛抱したらって。
まだ年月浅いよね。
まだまだだよね・・・・・笑



とりあえず
2人の演技はリアリティがあって良かったですよね。

子供が犠牲になるとやっぱり可哀そうよね。


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