恍惚

恍惚  (2003  フランス)


NATHALIE...


監督: アンヌ・フォンテーヌ
製作: アラン・サルド
製作総指揮: クリスティーヌ・ゴズラン
原案: フィリップ・ブラスバン
脚本: アンヌ・フォンテーヌ
ジャック・フィエスキ
フランソワ=オリヴィエ・ルソー
撮影: ジャン=マルク・ファブル
音楽: マイケル・ナイマン
出演: ファニー・アルダン カトリーヌ
エマニュエル・ベアール マルレーヌ
ジェラール・ドパルデュー ベルナール
ウラディミール・ヨルダノフ
ジュディット・マーレ
ロドルフ・ポリー
エヴリーヌ・ダンドリー
オーロル・オートゥイユ




「ドライ・クリーニング」のアンヌ・フォンテーヌ監督作。
人妻カトリーヌはある日、
夫ベルナールの浮気を知る。
翌日、カトリーヌは会員制のクラブで
マルレーヌと出会い、彼女にあるお願いをする。
それは、ベルナールを誘惑し、その内容を逐一報告してほしいということ。
やがてマルレーヌは、2人の関係を事細かに語って聞かせるのだが・・。





感想


「クロエ」の元映画ということで鑑賞。
大筋は同じでしたが
やっぱりフランス映画よね。漂っている雰囲気が違うと感じました。
全体的にこちらの方が大人の世界っていう感じですかね。



リメイクのクロエでは・・・
産婦人科の奥様に対するクロエの感情が
母親に対する思慕が発展して愛情にまで行き着き、形としては
レズっぽいところまで行ってしまっっていたので、
観ている方としては、おおお~~~っていう、驚きに満ちたものを感じずにいられなかったのですが
フランス映画のこちらは
そこまでの派手な関係ではないのですよね。


大人の女性同士の
友情にも似た関係にとどまっていたように思います。


ベアール扮するマルレーヌは、どこかで普通の生活をしている
カトリーヌに羨望の思いがあっただろうし
ファニー・アルダン扮するカトリーヌはカトリーヌで、
性的なものにオープンなマルレーヌの生き方にどこか、
魅惑され、惹きつけられるものがあったのかな・・・と思います。
だからお互い結びつきたい・・・、関わりをもってみたいっていう気持ちもあったんじゃあないのかな。


ナタリーという架空の人物を演じ
夫との情事を逐一報告するマルレーヌ。
カトリーヌはナタリーに嫉妬もし、複雑な感情ももちえていただろうに
あまり、表情にはださず(多少は動揺の影はみえたけど、私とは比べ物にならないくらい
冷静な様だよね)、しら~~~~として受け止めているのはさすが…笑
でも、夫のしたか、していないか・・の浮気にいらいらさせられるより
女性との情事場面をしっかり聞き、夫のすべてを知っているという思いを感じていた方が
精神的にまだまし。。。。とでも思っていたのかも。な~~んて。


それに夫婦関係もいまや、もや~~~~笑・・・とした状態での奥さんにとっては
このマルレーヌの生々しい性の、状況説明は
夫を男と意識するには十分すぎるほどの材料であったのでは。
多少の刺激は
この夫婦、必要だったのかも。
でも、女をあてがうっていう発想はなかなか普通はできないけどね。



この映画の夫は
この女性2人の前では
ほんとうに情けない存在にしか感じなかった・・・・笑


たぶん、しただろう浮気だろうけど、
この夫、そんなに魅力的な存在なんだろうかとさせ、思う・・・・笑


ファニー・アルダンも
エマニュエル・ベアールもともに女性として魅力的だったからね
どうも夫の存在自体がかすんで見えちゃうのよね。

クロエでは
いろんな場面で
ご丁寧に心理状況を説明してくれたけど、こちらはそんなに・・・
だから想像力はかきたてられる。


情事の場面も
クロエでは、ご親切にわざわざ、映像化してくれたりもしているけど
こちらはあくまでも
言葉だけの説明。確かによくよく聞いてみれば
卑猥な言葉の連発。ただし、当事者でなければ、別にね。
女性ならそんなに興奮を覚えるものでもないと思われ・・・…笑
どうも小説の一節を読んでいるような印象にしか覚えないのよね。だから淡々と聞いてしまう。
でも
きっと、当事者なら、なにせ自分の夫のことだし
ああだろうな・・・こうだろうな・・・・と、豊かな発想もわいてくるんだろうね。
すくなくとも愛している夫のことだものね。




クロエではよく見かけた息子も
こちらでは存在薄。
彼女をしっかりお泊りさせているのに
ファニー・アルダン全然気にしないって顔していたものね・・・・・笑
反対に
こちらではファニー・アルダンのお母さんを登場させて
ベアールに対面させていたよね。


いろいろ違うところがあったわ。


そしてもっとも違うのはラスト。


クロエでは、
ストーカーっぽい、恐怖も感じたけど
こちらは
あくまでも静かな幕切れ。



夫婦、2人が歩きながら
手をつなぎだす、流れには、
熟年夫婦のきずなの深さを感じたわね。
言葉はいらないっていう・・大人の関係・・?



ナイマンの曲は
ま・・・あ、
映画の雰囲気にピッタシ・・・・でした。

koukotul.jpg
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