瞳の奥の秘密
瞳の奥の秘密 (2009 スペイン・アルゼンチン)
EL SECRETO DE SUS OJOS
THE SECRET IN THEIR EYES
監督: フアン・ホセ・カンパネラ
製作: マリエラ・ベスイエフスキー
フアン・ホセ・カンパネラ
製作総指揮: ヘラルド・エレーロ
バネッサ・ラゴーネ
原作: エドゥアルド・サチェリ
脚本: エドゥアルド・サチェリ
フアン・ホセ・カンパネラ
撮影: フェリックス・モンティ
編集: フアン・ホセ・カンパネラ
音楽: フェデリコ・フシド
出演: リカルド・ダリン ベンハミン・エスポシト
ソレダ・ビジャミル イレーネ・メネンデス・ヘイスティングス
パブロ・ラゴ リカルド・モラレス
ハビエル・ゴディーノ イシドロ・ゴメス
カルラ・ケベド リリアナ・コロト
ギレルモ・フランセーヤ パブロ・サンドバル
裁判所を定年退職したベンハミンは、
過去に自分が携わったある事件を小説にしようとしていた。
かつての職場を訪ねるベンハミン。
そこには、思いを寄せていた女性、かつ今も忘れられない女性
イレーネがいた。
その事件とは。
25年も前の1974年。
銀行員の夫リカルドの妻が暴行されたうえ殺される。
捜査は難航した。なかなか事件解決につながらない・・・。
しかし、夫リカルドは諦めることなく犯人探しに情熱をささげていた。
そんな彼をみて、ベンハミンたちも事件から一年、再捜査をし始める。
今度は新たな事実をみつけ、犯人に一歩近づいたのだが・・・
感想
アカデミー外国語賞に輝いた作品。
今頃ですが鑑賞しました。
素晴らしかったです。
なんで今までこの作品見ていなかったんでしょう。
もう・・・なんておまぬけ~~笑
劇場でタイムリーに見たら、絶対興奮して、感想書きまくっていたことでしょう。
しかし、幸いなのことに、
すでに話題になって2年以上たっているこの作品ですが
内容について、まったく知らなかったの、私。
公開時、ブログのお友達もたくさん見ていたのにもかかわらず
肝心のネタ的部分は、スルーして読んでいたことは、本当によかったわ。
だって、この作品、後半部分に驚くべきことがたくさん隠されていたわけじゃない?
それを少しでも見る前から知っていたら
面白さ半減しちゃうもの。
良かった・・・・笑
だから本当はこの感想も、核心的なことには触れないでいた方がいいのかと思ったけど・・
でも書いちゃうかな・・・・笑
もう時間立っているしね。
まず、キャラが皆、よかったわ。
主役の2人、 ベンハミンと、 イレーネは現代の年配のお姿と
若くピチピチしたお姿と2パターンを同じ俳優さんが演技しているんだけれど、
その変貌に全然違和感がなく、かつ混同することもなく、安心して見ることができたわ。
髪型をきちんと描きわけているしね。
もちろん、サスペンスの、事件においての被害者、夫リカルドも
若いときと老けた時と2パターンで登場。
とくに彼の場合は事件の当事者だから、複雑な心境でみていたところがあるかな・・。
25年たって、彼はこんなに老けてしまった・・
でも妻は殺された時の悲惨な姿と生きていた時の美しい姿しか知らないなんて・・
すっごく残酷。夫婦同じように年をとれなかった現実を思い知らされるからね。
また、ベンハミンと当時、捜査を協力しあった仲間
パブロ。
酒飲みの彼で結構、面倒が大変だったんだけど、いいキャラだったんだよね。
事件の重要なことをちゃんと調べ上げていたしね。
手紙の謎よ・・・。
そんな良いキャラが途中でリタイア・・しちゃうなんて。
衝撃・・・1です。
どうして、バブロが・・・涙。
もしかしたらパブロは、ベンハミンをかばったのではと
推測されるシーンも後半で出てきました。
それについては・・・衝撃・・・2です。
え。。。そうなの?そうかもしれないよね・・・と自問自答しちゃいました。
そして最大の衝撃・・・3は、夫リカルドの殺人犯ゴメスに対する復讐。
そうか・・・そうきたか・・・でした。
もちろん、サスペンスだけで終わっている映画ではありません。
ラブストーリもからめてあります。
この
サスペンス、ラブストーリー、そのさじ加減がちょうどよいのです。
主役2人の男女の想いが
この事件を振り返ることで
再熱するわけです。
「住むところや職業を変えても、変えられないものがある。それは情熱だ・・」(だいたいこんな感じだったかな・・・)
パブロの言った言葉。
すべての登場人物に当てはまる言葉だった・・・
人間そうそう変われないんだね。
振り返ってみれば
あのときの、このときの・・・あれが、そうくるのか・・・・(なんとも抽象的な表現・・・笑)
と、思うことが沢山。
つまり、伏線がいっぱいはりめぐらされて
それがきちんと回収されているの。見事しか言いようがない。
タイプライターのAも憎い演出だし、
恋人にしか見せない笑顔とか・・・
細かい部分がとにかく、いい。
列車での別れのシーンが冒頭と
中盤で出てきたけど
最初見た限りでは
オーソドックスな別れシーンね、きっとよくある展開にしかならないのではないかと・・
甘く感じていたの。
でも、全然違う、切り口で・・
いや~~~、これだから実際見てみないとわからないよね。
見るの遅かったけど
チェックできて本当に良かったわ。
あ・・・作品には全然関係ないんだけど
主人公のあのひげは・・・ああいう感じは
私はあまり好みではないかな・・・・笑
抱き合った時にべたっと当たる感じがなんかね・・・
アルゼンチンの映画なのに、感情を押し殺して耐え忍ぶ・・っていうあの彼の雰囲気。
逆に新鮮にも感じるよね。
全部が全部、突っ走れ~~^じゃあないのね。
でもちゃんと深い・・情熱は皆あったよね。

EL SECRETO DE SUS OJOS
THE SECRET IN THEIR EYES
監督: フアン・ホセ・カンパネラ
製作: マリエラ・ベスイエフスキー
フアン・ホセ・カンパネラ
製作総指揮: ヘラルド・エレーロ
バネッサ・ラゴーネ
原作: エドゥアルド・サチェリ
脚本: エドゥアルド・サチェリ
フアン・ホセ・カンパネラ
撮影: フェリックス・モンティ
編集: フアン・ホセ・カンパネラ
音楽: フェデリコ・フシド
出演: リカルド・ダリン ベンハミン・エスポシト
ソレダ・ビジャミル イレーネ・メネンデス・ヘイスティングス
パブロ・ラゴ リカルド・モラレス
ハビエル・ゴディーノ イシドロ・ゴメス
カルラ・ケベド リリアナ・コロト
ギレルモ・フランセーヤ パブロ・サンドバル
裁判所を定年退職したベンハミンは、
過去に自分が携わったある事件を小説にしようとしていた。
かつての職場を訪ねるベンハミン。
そこには、思いを寄せていた女性、かつ今も忘れられない女性
イレーネがいた。
その事件とは。
25年も前の1974年。
銀行員の夫リカルドの妻が暴行されたうえ殺される。
捜査は難航した。なかなか事件解決につながらない・・・。
しかし、夫リカルドは諦めることなく犯人探しに情熱をささげていた。
そんな彼をみて、ベンハミンたちも事件から一年、再捜査をし始める。
今度は新たな事実をみつけ、犯人に一歩近づいたのだが・・・
感想
アカデミー外国語賞に輝いた作品。
今頃ですが鑑賞しました。
素晴らしかったです。
なんで今までこの作品見ていなかったんでしょう。
もう・・・なんておまぬけ~~笑
劇場でタイムリーに見たら、絶対興奮して、感想書きまくっていたことでしょう。
しかし、幸いなのことに、
すでに話題になって2年以上たっているこの作品ですが
内容について、まったく知らなかったの、私。
公開時、ブログのお友達もたくさん見ていたのにもかかわらず
肝心のネタ的部分は、スルーして読んでいたことは、本当によかったわ。
だって、この作品、後半部分に驚くべきことがたくさん隠されていたわけじゃない?
それを少しでも見る前から知っていたら
面白さ半減しちゃうもの。
良かった・・・・笑
だから本当はこの感想も、核心的なことには触れないでいた方がいいのかと思ったけど・・
でも書いちゃうかな・・・・笑
もう時間立っているしね。
まず、キャラが皆、よかったわ。
主役の2人、 ベンハミンと、 イレーネは現代の年配のお姿と
若くピチピチしたお姿と2パターンを同じ俳優さんが演技しているんだけれど、
その変貌に全然違和感がなく、かつ混同することもなく、安心して見ることができたわ。
髪型をきちんと描きわけているしね。
もちろん、サスペンスの、事件においての被害者、夫リカルドも
若いときと老けた時と2パターンで登場。
とくに彼の場合は事件の当事者だから、複雑な心境でみていたところがあるかな・・。
25年たって、彼はこんなに老けてしまった・・
でも妻は殺された時の悲惨な姿と生きていた時の美しい姿しか知らないなんて・・
すっごく残酷。夫婦同じように年をとれなかった現実を思い知らされるからね。
また、ベンハミンと当時、捜査を協力しあった仲間
パブロ。
酒飲みの彼で結構、面倒が大変だったんだけど、いいキャラだったんだよね。
事件の重要なことをちゃんと調べ上げていたしね。
手紙の謎よ・・・。
そんな良いキャラが途中でリタイア・・しちゃうなんて。
衝撃・・・1です。
どうして、バブロが・・・涙。
もしかしたらパブロは、ベンハミンをかばったのではと
推測されるシーンも後半で出てきました。
それについては・・・衝撃・・・2です。
え。。。そうなの?そうかもしれないよね・・・と自問自答しちゃいました。
そして最大の衝撃・・・3は、夫リカルドの殺人犯ゴメスに対する復讐。
そうか・・・そうきたか・・・でした。
もちろん、サスペンスだけで終わっている映画ではありません。
ラブストーリもからめてあります。
この
サスペンス、ラブストーリー、そのさじ加減がちょうどよいのです。
主役2人の男女の想いが
この事件を振り返ることで
再熱するわけです。
「住むところや職業を変えても、変えられないものがある。それは情熱だ・・」(だいたいこんな感じだったかな・・・)
パブロの言った言葉。
すべての登場人物に当てはまる言葉だった・・・
人間そうそう変われないんだね。
振り返ってみれば
あのときの、このときの・・・あれが、そうくるのか・・・・(なんとも抽象的な表現・・・笑)
と、思うことが沢山。
つまり、伏線がいっぱいはりめぐらされて
それがきちんと回収されているの。見事しか言いようがない。
タイプライターのAも憎い演出だし、
恋人にしか見せない笑顔とか・・・
細かい部分がとにかく、いい。
列車での別れのシーンが冒頭と
中盤で出てきたけど
最初見た限りでは
オーソドックスな別れシーンね、きっとよくある展開にしかならないのではないかと・・
甘く感じていたの。
でも、全然違う、切り口で・・
いや~~~、これだから実際見てみないとわからないよね。
見るの遅かったけど
チェックできて本当に良かったわ。
あ・・・作品には全然関係ないんだけど
主人公のあのひげは・・・ああいう感じは
私はあまり好みではないかな・・・・笑
抱き合った時にべたっと当たる感じがなんかね・・・
アルゼンチンの映画なのに、感情を押し殺して耐え忍ぶ・・っていうあの彼の雰囲気。
逆に新鮮にも感じるよね。
全部が全部、突っ走れ~~^じゃあないのね。
でもちゃんと深い・・情熱は皆あったよね。

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